JPH09229901A - 酸素濃度判定装置 - Google Patents

酸素濃度判定装置

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JPH09229901A
JPH09229901A JP8176402A JP17640296A JPH09229901A JP H09229901 A JPH09229901 A JP H09229901A JP 8176402 A JP8176402 A JP 8176402A JP 17640296 A JP17640296 A JP 17640296A JP H09229901 A JPH09229901 A JP H09229901A
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sensor
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雅之 高見
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哲志 長谷田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素センサSの内部抵抗検出から限界電流検
出への切替えを短時間で良好に実施できること。 【解決手段】 酸素センサSに限界電流測定用の所望の
正の電圧を印加して、限界電流を検出した後、酸素セン
サSに温度測定用の負の電圧を短時間印加して、酸素セ
ンサの内部抵抗を検出する。その後、酸素センサSへの
印加電圧を限界電流測定用の所望の正の電圧に戻すに際
し、この所望の正の電圧より高い電圧を一時的に酸素セ
ンサSに印加することにより、酸素センサSの静電容量
成分による電荷の放電、充電を急速に完了させて、電圧
切替え時の限界電流への収束時間を短縮して、限界電流
検出不能時間を短縮することができる。以上の制御をマ
イクロコンピュータ70により実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の排気ガス
中の空燃比、即ち酸素濃度を判定する酸素濃度判定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにおいては、例え
ば、米国特許第5405521号明細書に示されるよう
に、限界電流式酸素センサの内部抵抗が素子温度に応じ
て変化すること、及び酸素センサの内部抵抗を特定する
電流−電圧特性が原点を通ることに着目し、図1
(a)、(c)の軌跡1で示すごとく酸素センサを、限
界電流領域の中央付近の正電圧(限界電流測定用電圧)
により第1の期間の間、正バイアスする一方、負電圧
(測温電圧)により第2の期間、負バイアスし、第1、
第2の期間にて酸素センサに流れる電流を検出し、第1
の期間での検出電流に基づき酸素濃度を検出し、第2の
期間での検出電流と電圧とに基づき酸素センサの内部抵
抗を演算して素子温度を検出するものがある。
【0003】ところで、酸素センサに対し正側から負側
に、及び負側から正側に、バイアス電圧を切替える時、
酸素センサに限界電流が流れていた時に酸素センサ自体
に誘起されていた起電力が放出されるため、図1(b)
の軌跡1で示すごとく検出電流に正、負のピークが発生
しその後安定状態に収束するという特徴がある。したが
って、検出電流が負のピークから安定状態に収束するま
では温度を判定できず、また検出電流が正のピークから
安定状態に収束するまでは限界電流を検出できず、それ
らの間は酸素濃度が検出できないことになるため、酸素
濃度の検出可能期間が十分にとれない。そこで、上述し
た従来のものでは、検出電流が負のピークから安定状態
に収束する途中の電流を検出することにより収束電流を
予測して温度を判定するための期間を短縮するようにし
てある。
【0004】なお、上述の説明では、測温用電圧が限界
電流測定用電圧より低い例であるが、測温用電圧を限界
電流測定用電圧より高くする構成も可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のものでは、酸素センサに対する供給電圧を、測温電
圧から限界電流測定用電圧に、切替える時の酸素濃度検
出不可能時間の短縮については十分考慮されていない。
そこで、本発明は測温電圧から限界電流測定用電圧に酸
素センサに供給される電圧を切替える時の酸素濃度検出
不可能時間の短縮を良好に行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、酸素セ
ンサに対する供給電圧を限界電流測定用電圧より低い/
高い測温用電圧から限界電流測定用電圧に切替える際、
短時間限界電流測定用電圧より高い/低い電圧を供給し
た後に限界電流測定用電圧に戻すことにより、検出電流
がピークから限界電流に安定するまでの時間を短くする
ことができて、測温用電圧から限界電流測定用電圧に酸
素センサに供給される電圧を切替える時の酸素濃度検出
時間の短縮を良好に行うことができるという優れた効果
がある。
【0007】また、酸素センサの限界電流を検出してい
る時に酸素センサに供給される電圧を、酸素センサに発
生する起電力が所定値以下となるまで減少させ、その値
まで減少した時に、酸素センサに測温電圧を短時間供給
することにより、検出電流が負のピークから安定状態に
なるまでの時間も短縮することができて、酸素濃度の検
出不可能時間をより一層短縮することができる。
【0008】なお、酸素センサとしては、限界電流式の
ものに限らず、ポンピング電流から酸素濃度を検出する
積層型の酸素濃度センサを用いるようにしてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
〔第1実施例〕以下、本発明の第1実施例を図面により
説明すると、図2は、自動車に搭載される内燃機関10
に適用された酸素濃度判定装置の一例を示している。酸
素濃度判定装置は、限界電流式酸素センサSを備えてお
り、この酸素センサSは、内燃機関10の機関本体10
aから延出する排気管11内に取り付けられている。酸
素センサSは、センサ本体20と、断面コ字状のカバー
30とによって構成されており、センサ本体20は、そ
の基端部にて、排気管11の周壁の一部に穿設した取り
付け穴部11a内に嵌着されて、同排気管11の内部に
向け延出している。
【0010】センサ本体20は、断面カップ状の拡散抵
抗層21を有しており、この拡散抵抗層21は、その開
口端部21aにて、排気管11の取り付け穴部11a内
に嵌着されている。拡散抵抗層21は、ZrO2 等のプ
ラズマ溶射法等により形成されている。また、センサ本
体20は、固体電解質層22を有しており、この固体電
解質層22は、酸素イオン伝導性酸化物焼結体により断
面カップ状に形成されて、断面カップ状の排気ガス側電
極層23を介し抵抗拡散層21の内周壁に一様に嵌着さ
れており、この固体電解質層22の内表面には、大気側
電極層24が断面カップ状に一様に固着されている。か
かる場合、排気側電極層23及び大気側電極層24は、
共に、白金等の触媒活性の高い貴金属を化学メッキ等に
より十分ポーラスに形成されている。また、排気ガス側
電極層23の面積及び厚さは、10〜100mm2及び
0.5〜2.0μ程度となっており、一方、大気側電極
層24の面積及び厚さは、10mm2以上及び0.5〜
2.0μ程度となっている。
【0011】このように構成したセンサ本体20は、理
論空燃比点にて濃淡起電力を発生し、理論空燃比点より
リーン領域の酸素濃度に応じた限界電流を発生する。か
かる場合、酸素濃度に対応する限界電流は、排気ガス側
電極層23の面積、拡散抵抗層21の厚さ、気孔率及び
平均孔径により決まる。また、このセンサ本体20は酸
素濃度を直線的特性にて検出し得るものであるが、この
センサ本体20を活性化するのに約650℃以上の高温
が必要とされるとともに、同センサ本体20の活性温度
範囲が狭いため、内燃機関の排気ガスのみによる加熱で
は活性領域を制御できない。このため、後述するヒータ
26の加熱制御を活用する。なお、理論空燃比よりもリ
ッチ側の領域では、未燃ガスである一酸化炭素(CO)
の濃度が空燃比に対してほぼリニアに変化して、これに
応じた限界電流が発生する。
【0012】ここで、図3(A)、(B)においてセン
サ本体20の温度をパラメータとする同センサ本体20
の電圧ー電流特性について説明すると、この電圧ー電流
特性は、酸素センサSの検出酸素濃度(空燃比)に比例
するセンサ本体20の固体電解質層22への流入電流と
同固体電解質層22への印加電圧との関係が直線的であ
ることを示す。そして、センサ本体20が温度T=T1
にて活性状態にあるとき、図3(B)にて実線により示
すごとき特性グラフL1 でもって安定した状態を示す。
かかる場合、特性グラフL1 の電圧軸Vに平行な直線部
分がセンサ本体20の限界電流を特定する。そして、こ
の限界電流の増減は、空燃比の減増(即ち、リーン・リ
ッチ)に対応する。また、センサ本体20の温度TがT
1よりも低いT2にあるとき、電流ー電圧特性は、図3
(B)の破線により示すごとき特性グラフL2 でもって
特定される。かかる場合、特性グラフL2の電圧軸Vに
平行な直線部分がT=T2におけるセンサ本体20の限
界電流を特定するもので、この限界電流は、特性グラフ
L1 による限界電流とほぼ一致している。
【0013】そして、特性グラフL1 において、センサ
本体20の固体電解質層22に正の所望値の電圧Vpos
を印加すれば、センサ本体20に流れる電流が限界電流
Ipo(図3(B)にて点P1 参照)となる。ここで、正
の所望値の電圧Vposは、限界電流Iposが流れている図
3(B)の直線部分の中央付近の位置に対応する値に設
定するのが好ましい。すなわち、図3(B)に示すごと
く、限界電流Ipos(酸素濃度)とセンサ本体20の温
度(素子温)とに応じて、限界電流Iposが流れている
図3(B)の直線部分の中央付近の位置が変化するた
め、正の所望値の電圧Vposは、限界電流Ipos(酸素濃
度)とセンサ本体20の温度(素子温)とに応じて、限
界電流Iposが流れている図3(B)の直線部分の中央
付近の位置になるように設定するのが好ましい。
【0014】また、センサ本体20の固体電解質層22
に負の印加電圧Vneg を印加すれば、センサ本体20に
流れる電流が、酸素濃度に依存せず温度のみに比例する
点P2で特定される負の温度電流Inegとなる。また、セ
ンサ本体20は、ヒータ26を有しており、このヒータ
26は、大気側電極層24内に収容されて、その発熱エ
ネルギーにより、大気側電極層24、固体電解質層2
2、排気ガス側電極層23及び拡散抵抗層21を加熱す
る。かかる場合、ヒータ26は、センサ本体20を活性
化するに十分な発熱容量を有する。カバー30は、セン
サ本体20を覆蓋して、その開口部にて、排気管11の
周壁の一部に嵌着されており、このカバー30の周壁の
一部には、小孔31が、カバー30の外部を同カバー3
0の内部と連通させるべく、穿設されている。これによ
り、カバー30は、センサ本体20の排気ガスとの直接
接触を防止しつつ、同センサ本体20の保温を確保す
る。
【0015】また、酸素濃度判定装置は、図2にて示す
ごとく、バイアス制御回路40を備えており、このバイ
アス制御回路40は、正バイアス用直流電源41、負バ
イアス用直流電源42及び切り換えスイッチ回路43に
よって構成されている。直流電源41は、その負側電極
にて、導線41aを介し排気ガス側電極層23の一端に
接続されており、一方、直流電源42は、その正側電極
にて、導線41aを介し排気ガス側電極層23の一端に
接続されている。切り換えスイッチ回路43は、その第
1切り換え状態にて、直流電源41の正側電極のみを電
流検出回路50の入力端子51に接続し、一方、その第
2切り換え状態にて、直流電源42の負側電極のみを電
流検出回路50の入力端子51に接続するようになって
おり、入力端子51から電流検出回路50及び半導体ス
イッチ55を介しさらに導線42aを介して大気側電極
層24に接続されている。
【0016】従って、半導体スイッチ55が導通状態で
かつ切り換えスイッチ回路43が第1切り換え状態にあ
るとき、直流電源41が固体電解質層22を正バイアス
し同固体電解質層22に電流を正方向に流す。一方、半
導体スイッチ55が導通状態でかつ切り換えスイッチ回
路43が第2切り換え状態にあるとき、直流電源42が
固体電解質層22を負バイアスし同固体電解質層22に
電流を負方向に流す。かかる場合、各直流電源41、4
2の端子電圧は、上述の印加電圧Vpos及びVneg にそ
れぞれ相当する。ここで、切り換えスイッチ回路43の
切り換え状態はマイクロコンピュータ70からのバイア
ス指令Vrに応じて制御できるようにしてあると共に、
その正バイアス時の印加電圧はマイクロコンピュータ7
0からのバイアス指令Vrに応じて可変制御できるよう
にしてある。
【0017】電流検出回路50は、センサ本体20の大
気側電極層24から切り換えスイッチ回路43へ流れる
電流又はその逆方向へ流れる電流、つまり、固体電解質
層22を流れる電流を、図示せぬ電流検出抵抗により検
出し、A−D変換器60に出力する。このA−D変換器
60は、電流検出回路50からの検出電流、ヒータ26
の印加電圧Vn及びヒータ26に流れる電流Inをディ
ジタル変換してマイクロコンピュータ70に出力する。
マイクロコンピュータ70は、図示せぬCPU、RO
M、RAM等により構成されていて、コンピュータプロ
グラムを、A−D変換器60との協働により実行し、こ
の実行中において、バイアス制御回路40、ヒータ制御
回路80及び燃料噴射制御装置(以下、EFIという)
90を駆動制御するに必要な演算処理を行う。但し、上
述のコンピュータプログラムはマイクロコンピュータ7
0のROMに予め記憶されている。
【0018】半導体スイッチ55は、マイクロコンピュ
ータ70からの信号により通常は導通状態にあって、各
直流電源41、42からセンサ本体20への正負のバイ
アス電圧を供給する。そして、酸素センサSに限界電流
Iposが流れている時に、センサ本体20に発生する起
電力を検出するために、マイクロコンピュータ70から
の瞬断信号により半導体スイッチ55が周期的に瞬断状
態になって、正バイアス用直流電源41からセンサ本体
20へのバイアス電圧の供給を周期的に瞬断する。
【0019】また、ヒータ制御回路80は、マイクロコ
ンピュータ70による制御のもとに、酸素センサSの素
子温やヒータ26の温度に応じて、電源をなすバッテリ
ー81よりヒータ26に供給される電力をオン、オフ並
びに、デューティ制御することによりヒータ26の加熱
制御を行う。また、ヒータ26に流れる電流Inは電流
検出抵抗82により検出されて、A−D変換器60に供
給される。なお、EFI90は、マイクロコンピュータ
70による制御のもとに、内燃機関10の排気ガス量
(空燃比)、回転数、吸入空気流量、吸気管負圧や冷却
水温等の内燃機関情報に応じて燃料噴射制御を行う。
【0020】図4はバイアス制御回路40部分の具体電
気回路構成を示すもので、基準電圧回路44は定電圧V
ccを各分圧抵抗44a、44bにより分圧して一定の
基準電圧Vaを作成する。第1電圧供給回路45は基準
電圧回路44の基準電圧Vaと同じ電圧Vaを酸素セン
サSの一方の端子(大気側電極層24に接続される導線
42a)に供給するためのもので、負側入力端子が各分
圧抵抗44a、44bの分圧点に接続され正側入力端子
が半導体スイッチ55を介して酸素センサSの一方の端
子に接続された演算増幅器45aと、演算増幅器45a
の出力端子に一端が接続された抵抗45bと、この抵抗
45bの他端にそれぞれベースが接続されたNPNトラ
ンジスタ45c及びPNPトランジスタ45dとにより
構成されている。
【0021】そして、NPNトランジスタ45cのコレ
クタは定電圧Vccに接続されエミッタは電流検出回路
50を構成する電流検出抵抗50a及び半導体スイッチ
55を介して酸素センサSの一方の端子に接続され、P
NPトランジスタ45dのエミッタはNPNトランジス
タ45cのエミッタに接続されコレクタはアースされて
いる。
【0022】D−A変換器46はマイクロコンピュータ
70からのバイアス指令信号(ディジタル信号)Vrを
アナログ信号電圧Vcに変換する。第2電圧供給回路4
7はD−A変換器46の出力電圧Vcと同じ電圧Vcを
酸素センサSの他方の端子(排気ガス側電極層23に接
続される導線41a)に供給するためのもので、負側入
力端子がD−A変換器46の出力に接続され正側入力端
子が酸素センサSの他方の端子に接続された演算増幅器
47aと、演算増幅器47aの出力端子に一端が接続さ
れた抵抗47bと、この抵抗47bの他端にそれぞれベ
ースが接続されたNPNトランジスタ47c及びPNP
トランジスタ47dとにより構成されている。
【0023】そして、NPNトランジスタ47cのコレ
クタは定電圧Vccに接続されエミッタは抵抗47eを
介して酸素センサSの他方の端子に接続され、PNPト
ランジスタ47dのエミッタはNPNトランジスタ47
cのエミッタに接続されコレクタはアースされている。
これにより、半導体スイッチ55が導通状態の時には、
酸素センサSの一方の端子には常時一定電圧Vaが供給
され、この一定電圧Vaより低い電圧に相当するバイア
ス指令信号Vrをマイクロコンピュータ70からD−A
変換器46に供給することにより、酸素センサSの他方
の端子には一定電圧Vaより低い電圧Vcが供給され
て、酸素センサSはVa−Vc(Va>Vc)の電圧に
より正バイアスされ、また、一定電圧Vaより高い電圧
に相当するバイアス指令信号Vrをマイクロコンピュー
タ70からD−A変換器46に供給することにより、酸
素センサSの他方の端子には一定電圧Vaより高い電圧
Vcが供給されて、酸素センサSはVa−Vc(Va>
Vc)の電圧により負バイアスされることになる。この
ようにして、酸素センサSのバイアス電圧はマイクロコ
ンピュータ70からD−A変換器46に供給されるバイ
アス指令Vrに基づいて正負の任意の値に制御すること
が可能となる。
【0024】そして、電流検出抵抗50aの両端の電圧
差(Vb−Va)が電流検出回路50からの検出電流と
してA−D変換器60に入力され、酸素センサSの両端
の電圧差(Va−Vc)が酸素センサSの誘導電圧とし
てA−D変換器60に入力される。このように構成した
本第1実施例において、イグニッションスイッチ(図示
せぬ)がONされることによりマイクロコンピュータ7
0にて実施される酸素濃度(空燃比)判定、素子温度検
出ルーチンに関して、図5〜図9のフローチャートを用
いて説明する。
【0025】図5は2ms毎にマイクロコンピュータ70
にて実行される全体の制御フローを示すもので、ステッ
プ100で温度判定タイミングフラグXTMPTMが0
か否かを判断する。ここで温度判定タイミングフラグX
TMPTMはイグニッションスイッチがONされた直後
に1に初期設定されるものである。そして、ステップ1
00で温度判定タイミングフラグXTMPTMが0と判
断されるとステップ200の空燃比(A/F)検出ルー
チンでセンサ電流検出回路50により検出した酸素セン
サSの限界電流に基づき空燃比を検出した後、ステップ
300に進む。また、ステップ100で温度判定タイミ
ングフラグXTMPTMが0でないと判断されるとステ
ップ200をバイパスしてステップ300に進む。
【0026】ステップ300では、酸素センサSの温度
検出タイミング周期を決定した後、ステップ400に進
み、ステップ300で決定された温度検出タイミング周
期に基づき、酸素センサSに印加される電圧を徐々に変
化させたり、酸素センサSの起電力を検出した後、ステ
ップ500に進んで、酸素センサSの温度を判定する。
【0027】図6は図5のA/F検出ルーチン(ステッ
プ200)の詳細を示すもので、まず、ステップ201
でセンサ電流検出回路50により検出されている酸素セ
ンサSの限界電流Iposを、A−D変換器60を介して
取り込んで検出した後、ステップ202で限界電流Ipo
sに基づき酸素濃度に対応する内燃機関の空燃比(A/
F)をROMに予め記憶された特性により判定した後、
ステップ203に進む。
【0028】ステップ203ではステップ202にて判
定された空燃比またはステップ201にて検出された限
界電流Iposと素子内部抵抗ZDC(ステップ500に
て決定される)とから、図10に示すようなROMに予
め記憶された特性に基づき所望値の正バイアス電圧(限
界電流測定用電圧)Vposを算出する(限界電流Iposが
大きい程、すなわち空燃比が薄い程、所望の正バイアス
電圧Vposが大きくなり、素子内部抵抗ZDCが大きい
程、すなわち素子温が低い程、所望値の正バイアス電圧
Vposが大きくなるように、例えば200mV〜900
mVの範囲で設定されている)。ここで、素子内部抵抗
(素子直流インピーダンス)ZDCと素子温との関係は
図11に示すように、素子温が小さくなる程、素子内部
抵抗ZDCが飛躍的に大きくなる関係にある。
【0029】図7は図5の温度検出タイミング判定ルー
チン(ステップ300)の詳細を示すもので、まず、ス
テップ301で温度検出タイミングカウント値CZDC
を1減算する。ここで、温度検出タイミングカウント値
CZDCはイグニッションスイッチがONされた直後に
50、すなわち100msに初期設定されるものである。
次のステップ302では温度検出タイミングカウント値
CZDCが0か否かが判断される。ステップ302で温
度検出タイミングカウント値CZDCが0と判断される
と温度検出タイミングであるためステップ303に進ん
で温度検出期間中フラグXTMPを1にセットした後ス
テップ304に進み、ステップ302で温度検出タイミ
ングカウント値CZDCが0でないと判断されると温度
検出タイミングでないため、以後なにもしないで温度検
出タイミングルーチンを抜ける。
【0030】また、ステップ304では素子内部抵抗Z
DCが第1の所定値ZDC1(例えば、酸素センサSが
十分活性化している温度である700°Cに対応する3
0Ω)より大きいか判断する。ステップ304で素子内
部抵抗ZDCが第1の所定値ZDC1より大きいと判断
されると、ステップ305に進み、ステップ304で素
子内部抵抗ZDCが第1の所定値ZDC1より大きくな
いと判断されると、酸素センサSが十分活性化している
ことになるため、ステップ306に進んで、温度検出タ
イミングカウント値CZDCを500、すなわち1秒の
比較的長い時間に設定した後、温度検出タイミングルー
チンを抜ける。
【0031】そして、ステップ305では素子内部抵抗
ZDCが第1の所定値ZDC1より大きい第2の所定値
ZDC2(例えば、酸素センサSがある程度、活性化し
ている温度である600°Cに対応する90Ω)より大
きいか判断する。ステップ305でで素子内部抵抗ZD
Cが第2の所定値ZDC2より大きいと判断されると、
酸素センサSが活性化していないことになるため、ステ
ップ308に進んで常時正バイアス印加フラグXTMP
TMOを1にセットした後、ステップ310に進む。こ
こで、常時正バイアス印加フラグXTMPTMOはイグ
ニッションスイッチがONされた直後に1に初期設定さ
れるものである。
【0032】また、ステップ305で素子内部抵抗ZD
Cが第2の所定値ZDC2より大きくないと判断される
と、酸素センサSがある程度、活性化していることにな
るため、ステップ309に進んで、常時正バイアス印加
フラグXTMPTMOを0にリセットした後、ステップ
310に進む。ステップ310では温度検出タイミング
カウント値CZDCを50、すなわち100msの比較的
短い時間に設定した後、温度検出タイミングルーチンを
抜ける。
【0033】図8は図5の徐変及び起電力判定ルーチン
(ステップ400)の詳細を示すもので、まず、ステッ
プ401で温度検出期間中フラグXTMPが1か否かを
判断する。ステップ401で温度検出期間中フラグXT
MPが1でないと判断するとステップ402に進んで常
時正バイアス印加フラグXTMPTMOが1か否かを判
断する。ステップ402で常時正バイアス印加フラグX
TMPTMOが1でないと判断するとステップ403に
進み、ステップ402で常時正バイアス印加フラグXT
MPTMOが1であると判断するとなにもしないで徐変
及び起電力判定ルーチンを抜ける。
【0034】ステップ403では酸素センサSに供給さ
れている電圧Vrが正の所望値の電圧Vposと等しいか
判断する。ステップ403で酸素センサSに供給されて
いる電圧Vrが正の所望値の電圧Vposと等しいと判断
された時にはなにもしないで徐変及び起電力判定ルーチ
ンを抜ける。ステップ403で酸素センサSに供給され
ている電圧Vrが正の所望値の電圧Vposと等しくない
と判断された時にはステップ404に進んで電圧Vrと
所望値の電圧Vposとの差に応じた電圧を電圧Vrに加
算して、次回の供給電圧Vrが所望値の電圧Vposとな
るように補正した後、徐変及び起電力判定ルーチンを抜
ける。
【0035】ステップ401で温度検出期間中フラグX
TMPが1であると判断するとステップ418に進んで
温度判定タイミングフラグXTMPTMが1か否かを判
断する。ステップ418で温度判定タイミングフラグX
TMPTMが1であると判断すると温度判定タイミング
であるため何もしないで徐変及び起電力判定ルーチンを
抜け、温度判定タイミングフラグXTMPTMが1でな
いと判断すると温度判定タイミングでないためステップ
405に進んで常時正バイアス印加フラグXTMPTM
Oが1か否かを判断する。ステップ405で常時正バイ
アス印加フラグXTMPTMOが1でないと判断すると
ステップ406に進んで、温度判定後フラグXAFTM
Pが1か否かを判断する。ここで、温度判定後フラグX
AFTMPはイグニッションスイッチがONされた直後
に0に初期設定されるものである。ステップ406で温
度判定後フラグXAFTMPが1でないと判断されると
ステップ407に進んで、酸素センサSに供給されてい
る電圧Vrより微少な所定電圧KVr(例えば、0.0
1V)減算して次回の酸素センサ供給電圧Vrとした
後、ステップ408に進んで電圧瞬断カウント値CPO
ENに1を加算した後、ステップ409に進む。
【0036】ステップ409では電圧瞬断カウント値C
POENが電圧瞬断設定値KCPOEN(例えば、4=
8ms)以上か否かを判断する。ステップ409で電圧瞬
断カウント値CPOENが電圧瞬断設定値KCPOEN
以上でないと判断されると、徐変及び起電力判定ルーチ
ンを抜ける。ステップ409で電圧瞬断カウント値CP
OENが電圧瞬断設定値KCPOEN以上であると判断
されると、ステップ410に進んで電圧瞬断カウント値
CPOENを0にリセットした後、ステップ411の起
電力検出ルーチンに進む。
【0037】ステップ411の起電力検出ルーチンは図
12に示すように、まず、ステップ121で半導体スイ
ッチ55を遮断する指令を出力し、次のステップ122
で半導体スイッチ55の遮断により酸素センサSに発生
する起電力を検出した後、ステップ123に進んで、半
導体スイッチ55を導通する指令を出力する。この起電
力検出ルーチンにより、酸素センサSに限界電流Ipos
が流れている時に、半導体スイッチ55を瞬断して、そ
の時に酸素センサSに図13に示すごとく誘起される起
電力Ve(酸素センサSに限界電流Iposが流れている
時に酸素センサSに誘起されている起電力Veと同じ
値)を検出することになる。
【0038】次のステップ412では起電力Veが微少
設定起電力KVe(例えば、0.02V)以下か否かを
判断する。ステップ412で起電力Veが微少設定起電
力KVe以下であると判断されると、酸素センサSに印
加されている電圧が限界電流領域内の低電圧側の端付近
の値であるため、ステップ413に進んで温度判定タイ
ミングフラグXTMPTMを1に設定した後、徐変及び
起電力判定ルーチンを抜ける。ここで、温度判定タイミ
ングフラグXTMPTMはイグニッションスイッチがO
Nされた直後に1に初期設定されるものである。ステッ
プ412で起電力Veが微少設定起電力KVe以下でな
いと判断されると、徐変及び起電力判定ルーチンを抜け
る。また、ステップ405で常時正バイアス印加フラグ
XTMPTMOが1であると判断されるとステップ41
3に進む。
【0039】また、ステップ406で温度判定後フラグ
XAFTMPが1であると判断されるとステップ414
に進んで、酸素センサSに供給されている電圧Vrに微
少な所定電圧KVr(例えば、0.01V)を加算して
次回の酸素センサ供給電圧Vrとした後、ステップ41
5に進む。ステップ415では酸素センサSに供給され
ている電圧Vrが正の所望値の電圧Vpos以上か否か判
断する。ステップ415で酸素センサSに供給されてい
る電圧Vrが正の所望値の電圧Vposより大きくないと
判断された時には徐変及び起電力判定ルーチンを抜け
る。ステップ415で酸素センサSに供給されている電
圧Vrが正の所望値の電圧Vposより大きいと判断され
た時にはステップ416に進んで温度検出期間中フラグ
XTMPを0にリセットした後、ステップ417に進ん
で温度判定後フラグXAFTMPを0にリセットして徐
変及び起電力判定ルーチンを抜ける。
【0040】図9は図5の温度判定ルーチン(ステップ
500)の詳細を示すもので、まず、ステップ501で
温度判定タイミングフラグXTMPTMが1か否かを判
断する。ステップ501で温度判定タイミングフラグX
TMPTMが1でないと判断されると何もしないで温度
判定ルーチンを抜け、ステップ501で温度判定タイミ
ングフラグXTMPTMが1であると判断されると、ス
テップ510に進んで温度検出ルーチンに入ってから初
回の演算が終了したことを示す温度初回演算終了フラグ
CTMPOが0か否かを判定する。
【0041】ステップ510で温度初回演算終了フラグ
CTMPOが0でないと判定すると温度検出ルーチンに
入ってから初回の演算が終了しているためステップ52
0に進み、温度初回演算終了フラグCTMPOが0であ
ると判定すると温度検出ルーチンに入ってから初回の演
算が終了していないためステップ502に進んで現在酸
素センサSに供給されている電圧Vrを測温直前電圧V
pとして記憶すると共に、温度初回演算終了フラグCT
MPOを1にセットし、さらに温度検出が終了したこと
を示す温度検出終了フラグFPVを0にリセットした後
ステップ520に進む。
【0042】ステップ520では温度検出終了フラグF
PVが0か否かを判断し、温度検出終了フラグFPVが
0でないと判断するとステップ530に進み、温度検出
終了フラグFPVが0であると判断するとステップ50
3に進む。ステップ503では、酸素センサSに供給す
る電圧を負の測温用電圧Vneg(例えば−300mV)
に設定すると共に測温カウント値CTMPに1を加算し
た後、ステップ505に進む。
【0043】ステップ505では測温カウント値CTM
Pが測温設定値KCTMP(例えば、2=4ms)以上か
否かを判断するもので、測温カウント値CTMPが測温
設定値KCTMP以上でないと判断するとそのまま温度
判定ルーチンを抜ける。ステップ505で測温カウント
値CTMPが測温設定値KCTMP以上であると判断す
るとステップ506に進んで、センサ電流検出回路50
により検出されている酸素センサSの温度電流I
negを、A−D変換器60を介して取り込んで検出する
と共に、図13のセンサ電圧−電流特性に基づき、温度
電流Inegと測温電圧Vnegとを用いて、酸素センサSの
内部抵抗ZDCを、ZDC=Vneg/Inegにより演算し
て検出し、さらに、温度検出終了フラグFPVを1にセ
ットすると共に正電圧印加カウント値CPVを0にリセ
ットする。
【0044】次のステップ530では正電圧印加カウン
ト値CPVに1を加算すると共に、酸素センサSに供給
する電圧Vrを、ステップ502にて記憶されている測
温直前電圧Vpに予め定められた正の電圧Vplusを
加算した電圧とした後、ステップ540に進む。ステッ
プ540では正電圧印加カウント値CPVが所定値KC
PV(例えば、1=2ms)以上か否かを判断するもの
で、正電圧印加カウント値CPVが所定値KCPV以上
でないと判断するとそのまま温度判定ルーチンを抜け、
正電圧印加カウント値CPVが所定値KCPV以上であ
ると判断するとステップ508に進む。
【0045】ステップ508では酸素センサSに供給す
る電圧Vrをステップ502にて記憶されている測温直
前電圧Vpに設定した後、ステップ509に進んで温度
判定タイミングフラグXTMPTMを0にリセットし、
また温度判定後フラグXAFTMPを1にセットし、さ
らに測温カウント値CTMPを0にリセットすると共に
温度初回演算終了フラグCTMPOを0にリセットす
る。
【0046】以上の実施例によると、イグニッションス
イッチがONされると、最初は酸素センサSが活性化さ
れていないため、酸素センサSには常時、負の測温用電
圧Vneg が供給されて比較的短い100ms毎の周期にて
酸素センサSの内部抵抗ZDCが検出され、この内部抵
抗ZDCに基づいてヒータ制御回路80によりヒータ2
6の電力制御がなされ、酸素センサSの早期活性化が図
られる。
【0047】そして、酸素センサSがある程度、活性化
している素子温度600°Cになると、酸素センサSに
は正の所望値の限界電流測定用電圧Vpos が供給され、
2ms毎の周期にて酸素センサSの限界電流Ipos 、すな
わち内燃機関の空燃比(排気ガス中の酸素濃度)が検出
され、その間に比較的短い100ms毎の温度検出周期に
て、図14(a)に示すごとく、酸素センサSの供給電
圧が正の所望値の電圧Vposから2ms毎に0.01Vず
つ徐々に低下し、その間、8ms毎に酸素センサSの供給
電圧が瞬断されて、この瞬断中において酸素センサSに
誘起される起電力Veが検出される。
【0048】そしてこの起電力が0.02Vの微少設定
電圧以下になると、酸素センサSに負の測温用電圧Vne
gが供給されて、その4ms後に酸素センサSの内部抵抗
ZDC、すなわち素子温度を検出した後、測温用電圧V
negを供給する直前に酸素センサSに供給されている測
温直前電圧Vpに正の電圧Vplusを加算した電圧
を、2msの短時間酸素センサSに供給した後、測温直前
電圧Vpから2ms毎に0.01Vずつ徐々に正の所望の
限界電流測定用電圧Vposになるまで酸素センサSに供
給される電圧を増大する。そして、このような酸素セン
サSに供給される電圧の制御に伴って、酸素センサSに
は図14(b)に記載されるごとき電流が流れ、その間
も2ms毎の周期にて、ほぼ連続的に酸素センサSの限界
電流Ipos、すなわち内燃機関の空燃比が検出され、ま
た、100msの比較的短い周期毎に素子の内部抵抗ZD
C、すなわち素子温度が検出される。ここで、2ms毎の
周期にて空燃比が検出できないのは、素子温度検出時の
8msの間のみである。
【0049】また、酸素センサSが十分、活性化してい
る素子温度700°Cになると、素子の温度変化が少な
くなるため、温度検出周期が100ms毎から1秒毎の比
較的長い周期に変更され、前述と同様にして2ms毎の周
期にてほぼ連続的に空燃比が検出される。このように、
温度検出周期を長くすることにより、空燃比の検出機会
をより増やすことができる。
【0050】なお、酸素センサSの電気的等価回路は図
15のごとく表すことができる。図15において、R0
は抵抗支配領域(酸素センサSの電極端子間に印加する
電圧Vrに比例して酸素センサSの両電極間に電流が流
れる領域)での内部抵抗に対応しており、R2は過電圧
領域(酸素センサSの電極端子間に印加する電圧Vrに
よらず酸素センサSの両電極間に略一定の限界電流が流
れる領域)における電解質と電極との界面に存在する抵
抗を表し、C1は同様に界面の静電容量を表す。したが
って、限界電流を測定している時に内部抵抗を測定する
ために、過電圧領域から抵抗支配領域に切替える時、及
び内部抵抗を測定した後、限界電流を測定するために、
抵抗支配領域から過電圧領域に切替える時には、界面の
静電容量C1 に蓄えられる電荷の影響により、図16に
示すごとく、センサ電流は正、負の各ピークが発生して
から所定時間後に安定値に収束することになる。
【0051】ここで、電圧切替え時の各ピーク値は、図
8のフローで述べたごとく、酸素センサSへの印加電圧
を徐減及び徐増し、電圧切替え時に酸素センサSに誘導
させ起電力を所定値以下に小さくすることによって小さ
くすることが可能であり、これによって、センサ電流の
安定時間を短縮することが可能である。それに加えて、
図9のフローで述べたごとく、抵抗支配領域から過電圧
領域に切替える時に、測温直前電圧Vpに所定の正の電
圧Vplusを加算した電圧を短時間酸素センサSに供
給することにより、界面の静電容量C1 における電荷の
放電、充電が短時間で急速に終了されることにより、セ
ンサ電流の安定時間をより短縮することができる。そし
て、所定の正の電圧Vplusとしては0.2〜0.8
Vのうちの任意の一定値でよいが、検出限界電流値に応
じて変化する値としてもよい。また、測温直前電圧Vp
に所定の正の電圧Vplusを加算した電圧を酸素セン
サSに短時間印加する時間は、1〜2ms程度がよい。し
かして、この時間と所定の正の電圧Vplusとは、一
方を大きくすると他方は小さくできるという関係にあ
り、両者のバランスをとることにより、検出不可能時間
の短縮化を有効に達成することができる。
【0052】ここで、図16は図9のフロー中からステ
ップ530、540を省略した比較例の場合のセンサ電
流、電圧特性であり、抵抗支配領域から過電圧領域に切
替えた時にセンサ電流が安定状態に収束するまで5ms以
上の時間を有するのに対し、本実施例では図17および
図1の軌跡2で示すごとく、所定の正の電圧Vplus
の加算を終了したのと略同時にセンサ電流が収束値に安
定しており、センサ電流が収束値に安定するまでに要す
る時間を比較例に対し半分以下に低減することができ
た。
【0053】〔他の実施例〕なお、上述した実施例にお
いては、酸素センサSに測温用電圧として図9のステッ
プ503にて負の一定電圧を供給するようにしたが、測
温電圧供給直前の電圧から所定電圧を減算した電圧を測
温用電圧として酸素センサSに供給するようにしてもよ
い。
【0054】また、上述した実施例においては、測温用
電圧を限界電流測定用電圧より低い電圧としたが、逆に
高い電圧としてもよく、この場合には測温用電圧から限
界電流測定用電圧に切替える際、所定の正の電圧の代わ
りに所定の負の電圧を短時間加算するようにすればよ
い。また、上述した実施例においては、酸素センサSへ
の印加電圧を図8の徐変及び起電力ルーチンにて徐減及
び徐増し、電圧切替え時に酸素センサSに誘導させ起電
力を所定値以下に小さくすることによってピーク電圧を
小さくすることにより、検出不可能時間を短縮するよう
にしたが、このような図8の徐変及び起電力ルーチンを
省略して、米国特許第5405521号明細書に記載さ
れるごとく、収束途中の電流を検出することにより収束
電流を予測するものに本発明を適用するようにしてもよ
い。
【0055】また、上述した実施例においては、図9の
ステップ506において、図13のセンサ電圧−電流特
性に基づき、酸素センサSに測温用電圧を供給している
時の温度電流Inegと測温用電圧Vnegとを用いて、酸素
センサSの内部抵抗ZDCを、ZDC=Vneg/Ineg
より演算して検出するようにしたが、さらに、測温用電
圧印加直前の限界電流測定用電圧Vposと測温用電圧印
加直前の限界電流Iposとを用いて、ZDC=(Vpos−
Vneg)/(Ipos−Ineg)により酸素センサSの内部
抵抗ZDC演算して検出するようにしてもよい。このよ
うにすることにより、図8の徐変及び起電力ルーチンを
省略することもできる。
【0056】〔実施例と発明との対応〕なお、バイアス
制御回路40、ステップ203が本発明の限界電流測定
用電圧供給手段に相当し、バイアス制御回路40、ステ
ップ503が本発明の測温電圧供給手段に相当し、ステ
ップ508、530、540が本発明の電圧切替え制御
手段に相当し、ステップ201が本発明の限界電流検出
手段に相当し、ステップ506が本発明の素子温度検出
手段および内部抵抗検出手段に相当し、ステップ407
〜412が本発明の電圧低減手段に相当し、ステップ3
01、303〜310が本発明の周期決定手段に相当す
る。
【0057】〔酸素センサの第2の実施の形態〕次に、
酸素センサ(A/Fセンサ)の第2実施の形態を説明す
る。但し、本実施の形態の構成において、上述したA/
Fセンサの第1の実施の形態と同等であるものについて
はその説明を簡略化する。そして、以下にはA/Fセン
サの第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
【0058】つまり、上記A/Fセンサの第1の実施の
形態ではコップ型A/FセンサSを用いて空燃比検出装
置を構成し、同センサ30への電圧の印加に伴い流れる
限界電流からA/Fを検出するようにしていたが、本A
/Fセンサの実施の形態では、同A/FセンサSに代え
て積層型A/FセンサSAを用いて空燃比検出装置を構
成する。以下、積層型A/Fセンサの構成及びその特性
を図面を用いて説明する。
【0059】図18は積層型A/FセンサSAの構成を
示す断面図である。積層型A/FセンサSAは、ジルコ
ニアからなる2層の固体電解質層61,62を有してお
り、これら各々は一般にポンピングセル(固体電解質層
61),センシングセル(固体電解質層62)と称され
る。固体電解質層61の下方には酸素濃度判定室として
の拡散ギャップ63が設けられ、他方、固体電解質層6
2の下方には大気圧室としての空気ダクト64が設けら
れている。固体電解質層61にはピンホール65が形成
されており、このピンホール65を介して排気ガスが拡
散ギャップ63内に導入されるようになっている。な
お、図中の符号66はセンサSAを加熱するためのヒー
タである。
【0060】固体電解質層61(ポンピングセル)の上
下面には白金電極67,68が取り付けられ、固体電解
質層62(センシングセル)の上下面には白金電極6
9,74が取り付けられている。電極67には端子71
が、電極68,69には端子72が、電極74には端子
73が、それぞれ接続されている。この積層型A/Fセ
ンサSAの動作原理を以下に説明する。図19は端子7
2,73間に発生するセンサ起電力Vsの特性を示すグ
ラフである。このとき、センサ起電力Vsは下記の
(1)式に示すように拡散ギャップ63内の酸素濃度P
vと空気ダクト64内の酸素濃度(大気中の酸素濃度に
等しい)Poとにより決定される。
【0061】
【数1】Vs=(RT/4F)・ln(Po/Pv) 但し、同式において、Rは気体定数、Tは絶対温度、F
はファラデーの定数である。また、拡散ギャップ63内
の酸素濃度Pvは、通常は排気ガスの酸素濃度PAに等
しくなっている。従って、A/Fがリッチになり排気ガ
ス中の酸素濃度PAが減少すると拡散ギャップ63内の
酸素濃度Pvも減少し、センサ起電力Vsは増加する。
逆にリーンになると拡散ギャップ63内の酸素濃度Pv
は増加するためセンサ起電力Vsは減少する。そして、
このセンサ起電力Vsは端子73にて検出される。
【0062】また、端子71に電圧Vpを印加し、ポン
ピング電流Ipを流すことにより、固体電解質層61内
を酸素イオンが通過し、拡散ギャップ63内の酸素濃度
Pvを自由に制御することができる。以上の原理によ
り、センサ起電力Vsを検出し、その値が一定となるよ
うに端子71への印加電圧Vpを制御すれば、ポンピン
グ電流Ipから排気ガスの酸素濃度、即ちA/Fを検出
することができる。
【0063】つまり、センサ起電力Vsを一定に制御す
るには、拡散ギャップ63内の酸素濃度Pvを常に一定
の酸素濃度Pvoにしなければならず、そのためには、
排気ガス中の酸素濃度PAとPvoの差分に相当する酸
素量を供給する必要がある。このとき、PAとPvoの
差分に相当する酸素供給量はポンピング電流Ipの大き
さにより決定される。従って、ポンピング電流Ipから
排気ガス中の酸素濃度(A/F)が検出できる。そし
て、図19に示すように、A/F=14.7(ストイ
キ,但しエンジンにより若干異なる)の時のセンサ起電
力Vsを所定値(Vs=0.45V)になるように制御
すれば、ポンピング電流IpとA/Fの特性は、図20
に示すようにA/F=14.7でIp=0mAとなる特
性が得られる。図20の特性図では、A/Fがリーンに
なれば正側のポンピング電流Ipが流れ、A/Fがリッ
チになれば負側のポンピング電流Ipが流れるようにな
っている。
【0064】図21は、本実施の形態におけるバイアス
制御回路40の構成を示す電気回路図である。以下には
コップ型センサを使った実施の形態と相違する部分のみ
を説明する。積層型A/FセンサSAからは素子印加電
圧用の端子71,72(前記図4の端子41a,42a
に相当)以外にもう一つ別の起電力検出用の端子73が
設けられいる。かかる場合、端子73からセンサ起電力
Vsを検出し、オペアンプ75で同センサ起電力Vsと
基準電圧Vsoとを比較する共にその比較結果を増幅し
て出力する。また、増幅した信号を第2電圧供給回路4
7に入力し、D−A変換器46からの信号との差をと
る。つまり、コップ型センサを使用した第1の実施の形
態と比較すれば、第2の電圧供給回路47がボルテージ
フォロア回路から差動増幅回路に変更されている。ま
た、図4のものに対し、半導体スイッチ55が省略さ
れ、それに伴って図8の徐変及び起電力ルーチンを用い
るとこなく、A/Fと素子抵抗とが検出される。
【0065】この回路において、オペアンプ75での比
較用基準電圧Vsoは以下の通りに調整される。つま
り、本実施の形態では、A/F=14.7の場合にIp
=0mAとなるように調整される。換言すれば、A/F
=14.7では、端子71の電圧は端子72と同じ電圧
Vaにならなければならず、D−A変換器46の出力で
A/Fを検出するときの電圧をVpとすると、オペアン
プ75の出力Vxが(Vp−Va)になるように比較用
基準電圧Vsoが調整される。
【0066】この回路を構成することにより、排気ガス
がリッチになると、端子73のセンサ起電力Vsが増加
し、オペアンプ75の出力は増加する。すると、第2の
電圧供給回路47の出力Vcは減少し、端子71に印加
される電圧は減少する。これにより、ポンピング電流I
pは前記図18で示している方向と逆の方向に流れ(マ
イナスのポンピング電流Ipが流れる)、酸素が拡散ギ
ャップ63内に供給される。逆にリーンになると、プラ
スのポンピング電流Ipが流れる共に、拡散ギャップ6
3内の酸素がくみ出される。
【0067】そして、上記の如く構成される本実施の形
態の空燃比検出装置では、前記第1の実施の形態と同様
の手順で積層型A/FセンサSAの素子温度が検出でき
る。さらに、素子温度検出後に、測温用電圧から電流測
定用電圧に切替える際、第1の実施の形態と同様に、短
時間測温用電圧と反対向きの電圧を供給した後に電流測
定用電圧に戻すことにより、酸素濃度検出不可能時間の
短縮を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はセンサ印加電圧を示す波形図であり、
(b)はセンサ電流を示す波形図であり、(c)は酸素
センサの電圧−電流特性図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図3】(A)は図2の酸素センサ本体の拡大断面図で
あり、(B)は酸素センサの電圧−電流特性を温度をパ
ラメータとして示す特性図である。
【図4】上記第1実施例におけるバイアス制御回路の具
体電気回路図である。
【図5】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図7】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図8】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図9】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図10】素子直流インピーダンス、限界電流と所望電
圧との関係を示す特性図である。
【図11】素子温と素子直流インピーダンスとの関係を
示す特性図である。
【図12】図2のマイクロコンピュータの作用を示すフ
ローチャートである。
【図13】本発明の第1実施例の作用説明に供する酸素
センサの電圧−電流特性図である。
【図14】上記第1実施例の作用説明に供するタイムチ
ャートである。
【図15】酸素センサの等価電気回路図である。
【図16】比較例のセンサ電流、電圧波形図である。
【図17】上記第1実施例のセンサ電流、電圧波形図で
ある。
【図18】第2の実施の形態にて用いられる積層型A/
Fセンサの断面図である。
【図19】積層型A/FセンサのA/Fと起電力との関
係を示す特性図である。
【図20】積層型A/FセンサのA/Fとポンピング電
流との関係を示す特性図である。
【図21】積層型A/Fセンサにおけるバイアス制御回
路の構成を示す電気回路図である。
【符号の説明】
S 酸素センサ 20 センサ本体 26 ヒータ 40 バイアス制御回路 50 センサ電流検出回路 70 マイクロコンピュータ 80 ヒータ制御回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 限界電流式酸素センサと、 前記酸素センサに限界電流を測定するための限界電流測
    定用電圧を供給する限界電流測定用電圧供給手段と、 前記限界電流測定用電圧より低い/高い測温用電圧を前
    記酸素センサに供給する測温用電圧供給手段と、 前記酸素センサに対する供給電圧を前記測温用電圧から
    前記限界電流測定用電圧に切替える際、短時間前記限界
    電流測定用電圧より高い/低い電圧を供給した後に前記
    限界電流測定用電圧に戻す電圧切替え制御手段と、 前記限界電流測定用電圧が前記酸素センサに供給されい
    てる時に前記酸素センサに流れる限界電流を検出する限
    界電流検出手段と、 前記測温用電圧が前記酸素センサに供給されている時に
    前記酸素センサに流れる電流に基づき前記酸素センサの
    素子温度を検出する素子温度検出手段とを備える酸素濃
    度判定装置。
  2. 【請求項2】 前記限界電流を検出している時に前記限
    界電流測定用電圧を、所望値より、前記限界電流の発生
    限界近傍で前記酸素センサに発生する起電力が所定値以
    下となるまで徐々に減少させる電圧低減手段を備え、 前記測温用電圧供給手段は、前記限界電流発生限界近傍
    の所定値まで前記酸素センサに供給される電圧が減少す
    ると前記酸素センサに前記測温電圧を短時間供給するも
    のである請求項1記載の酸素濃度判定装置。
  3. 【請求項3】 前記素子温度検出手段は、酸素センサS
    に測温用電圧Vnegを供給している時の温度電流Ineg
    測温用電圧Vnegとを用いて、酸素センサSの内部抵抗
    ZDCを、ZDC=Vneg/Inegにより演算する内部抵
    抗検出手段を含む請求項1または2記載の酸素濃度判定
    装置。
  4. 【請求項4】 前記素子温度検出手段は、酸素センサS
    に測温用電圧Vnegを供給している時の温度電流Ineg
    測温用電圧Vnegと測温用電圧印加直前の限界電流測定
    用電圧Vposと測温用電圧印加直前の限界電流Iposとを
    用いて、酸素センサSの内部抵抗ZDCを、ZDC=
    (Vpos−Vneg)/(Ipos−Ineg)により演算する内
    部抵抗検出手段を含む請求項1記載の酸素濃度判定装
    置。
  5. 【請求項5】 前記限界電流検出手段による限界電流の
    検出を、前記素子温度検出手段による温度検出より短い
    周期で繰り返して実行させる周期決定手段を備える請求
    項1〜4のうちいずれか1つに記載の酸素濃度判定装
    置。
  6. 【請求項6】 電圧の印加に伴い被検出ガス中の酸素濃
    度に応じた電流を出力する酸素センサと、 前記酸素センサに電流を測定するための電流測定用電圧
    を供給する電流測定用電圧供給手段と、 前記電流測定用電圧より低い/高い測温用電圧を前記酸
    素センサに供給する測温用電圧供給手段と、 前記酸素センサに対する供給電圧を前記測温用電圧から
    前記電流測定用電圧に切替える際、短時間前記電流測定
    用電圧より高い/低い電圧を供給した後に前記電流測定
    用電圧に戻す電圧切替え制御手段と、 前記電流測定用電圧が前記酸素センサに供給されいてる
    時に前記酸素センサに流れる電流を検出する電流検出手
    段と、 前記測温用電圧が前記酸素センサに供給されている時に
    前記酸素センサに流れる電流に基づき前記酸素センサの
    素子温度を検出する素子温度検出手段とを備える酸素濃
    度判定装置。
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