JPH09227495A - フェノール誘導体及びその製法 - Google Patents

フェノール誘導体及びその製法

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JPH09227495A
JPH09227495A JP2884496A JP2884496A JPH09227495A JP H09227495 A JPH09227495 A JP H09227495A JP 2884496 A JP2884496 A JP 2884496A JP 2884496 A JP2884496 A JP 2884496A JP H09227495 A JPH09227495 A JP H09227495A
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hydrogen atom
lower alkyl
alkoxy
alkoxy group
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JP2884496A
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English (en)
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Riichi Suzuki
利一 鈴木
Hiroshi Omizu
博 大水
Yoshimasa Hashimura
吉正 橋村
Hitoshi Kubota
均 窪田
Keiko Saito
敬子 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた医薬として有用な新規フェノール誘導
体を提供するものである。 【解決手段】 一般式〔I〕 【化1】 (但し、OR0は保護されていてもよい水酸基、R1は水
素原子もしくは低級アルキル基、R2は水素原子もしく
は置換基を有していてもよい低級アルキル基、R3は置
換基を有していてもよいフェニル基、XはO、Sまたは
NR8、R8は水素原子、低級アルキル基、アリール基、
水酸基または低級アルコキシ基、R4、R5、R6及びR7
は(1)R4が水素原子であって、R5、R6及びR7が水
素原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基である
か、または(2)R4がアルコキシ基または低級アルキ
ルチオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基または
低級アルキルチオ基であって、R6が水素原子を表
す。)で示されるフェノール誘導体(但し、2−(3−
フェニルウレイド)−4−メトキシフェノール及び2−
{3−(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド}−4−
メトキシフェノールを除く。)又はその薬理的に許容し
得る塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬として有用な
新規フェノール誘導体及びその製法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の生活水準の向上及び食生活の西洋
化等に伴う、高カロリー・高コレステロールを多く含む
食生活への変化並びに全人口にしめる高齢層の割合の増
加等の原因によって、血管中のコレステロールの沈着量
に起因する動脈硬化、心筋梗塞等、虚血性心疾患の疾病
が増加し社会問題化している。
【0003】これまでにも、血中のコレステロール量を
低下させる薬剤の開発が行われてきたが、消化管でのコ
レステロールの吸収及び血管壁でのコレステロールの沈
着を抑制するもの、あるいは動脈硬化病巣そのものを退
縮させる薬剤は未だ見いだされていない。
【0004】ところで、動脈硬化発症の初期病変とし
て、単球/マクロファージ由来泡沫細胞の血管内皮下へ
の集積が認められている。泡沫細胞への脂質の蓄積は、
1)血中の低密度リポ蛋白質(LDL)が血管内皮細胞
下で化学的修飾を受け、スカベンジャー受容体を介して
単球/マクロファージに取り込まれる、2)取り込まれ
た、酸化的変質を受けたLDL中のコレステロールエス
テルはライソゾーム内で加水分解され、生成された遊離
コレステロールは細胞質へ転送される、3)そこでアシ
ルコエンザイムAコレステロールアシルトランスフェラ
ーゼ(ACAT)によって再エステル化を受け、脂肪滴
として蓄積し、粥状動脈硬化病変である泡沫細胞を形成
する。従って、このACATの作用を阻害することによ
りコレステロールの生体内への取り込み抑制、さらには
コレステロールエステルの生成を抑制することが可能で
ある。
【0005】かかるACAT阻害活性を有する化合物と
しては、例えば特開平2−188568号公報、特開平
2−92950号公報に記載されているものの、これら
に示された化合物はACAT阻害作用は有するが、粥状
動脈硬化病変の形成に重要なマクロファージの泡沫化を
惹起するLDLの酸化的変質については特に効果は示さ
れていない。
【0006】また、抗酸化作用を奏し、フェノール骨格
を有する2−(3−フェニルウレイド)−4−メトキシ
フェノールが、特公昭49−13785号に記載されて
おり、スイス特許第509754号には、2−{3−
(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド}−4−メトキ
シフェノールが記載されているが、虚血性疾患、動脈硬
化等に有効であることは何等記載されていない。
【0007】ところで、粥状動脈硬化巣の形成に重要な
役割を演じている泡沫細胞は、酸化的変質を受けたLD
Lがマクロファージに取り込まれた結果、そのマクロフ
ァージが泡沫化したものである。このように酸化的変質
を受けたLDLがマクロファージの泡沫化の原因であり
粥状動脈硬化巣の形成に重要な役割を演じていることは
Diane W.Morel等によって報告されてい
る。(ARTERIOSCLEROSIS、4巻 35
7−364頁、1984)。さらには、上記LDLの酸
化的変質を防ぐことにより動脈硬化巣の退縮が起こるこ
とが、TORUKITA等の報告(Proc Nat
l.Acad.Sci.USA、84巻、5928−5
931頁、1987)で明らかにされている。従って、
上記したACAT阻害作用に加えてLDLの酸化的変質
を抑制することは粥状動脈硬化巣の形成、拡大の防止、
及びその退縮に極めて重要である。
【0008】一方、脂質過酸化反応がいかなる機序で細
胞膜傷害、ひいては細胞死を導くかは完全には明らかに
されていないが、かかる細胞傷害過程に活性酸素の産生
亢進が重要な役割を担っている事は共通の認識として理
解されている。さらに、活性酸素は脂質の過酸化のみな
らず、酵素や蛋白質の変性及び核酸の障害などを引き起
こし、これらが様々な臓器障害の原因となることが知ら
れている。例えば心臓においては、冠動脈の閉塞によっ
て起こる心筋梗塞発作の初期では、心原性ショックや致
死性不整脈などの重篤な状態に陥るため、初期治療には
梗塞部位の血流再開のための再灌流療法(血栓溶解、経
皮的冠形成(PTCA)、冠動脈バイパス手術(CAB
G)等)が施行される。しかし最近、血行再開によって
心筋組織障害の悪化が生じる虚血/再灌流障害と呼ばれ
る病態が注目されている。この発症機序の一つとして活
性酸素の関与が報告されており、再灌流時に発生した酸
素ラジカルは再灌流不整脈を惹起し、ATP産生障害に
伴う細胞傷害や酵素蛋白活性増加に伴う細胞膜破壊によ
って心筋障害を来すことが問題とされてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、活性酸素を
消去し、抗酸化作用を有することにより、動脈硬化、心
筋梗塞、虚血/再灌流時の細胞傷害及び不整脈の抑制等
に有効である新規なフェノール誘導体並びに該化合物を
含有する治療薬を提供するものである。また、本発明は
このような新規フェノール誘導体の製法をも提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式〔I〕
【0011】
【化9】
【0012】(但し、OR0は保護されていてもよい水
酸基、R1は水素原子もしくは低級アルキル基、R2は水
素原子もしくは置換基を有していてもよい低級アルキル
基、R3は置換基を有していてもよいフェニル基、Xは
O、SまたはNR8、R8は水素原子、低級アルキル基、
アリール基、水酸基または低級アルコキシ基、R4
5、R6及びR7は(1)R4が水素原子であって、
5、R6及びR7が水素原子、アルコキシ基または低級
アルキルチオ基であるか、または(2)R4がアルコキ
シ基または低級アルキルチオ基、R5及びR7が水素原
子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基であって、
6が水素原子を表す。)で示されるフェノール誘導体
又はその薬理的に許容し得る塩を有効成分とする虚血性
疾患及び/または動脈硬化治療薬に関する。
【0013】更に、本発明は、新規化合物である一般式
〔I〕で示されるフェノール誘導体(但し、2−(3−
フェニルウレイド)−4−メトキシフェノール及び2−
{3−(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド}−4−
メトキシフェノールを除く。)又はその薬理的に許容し
得る塩に関する。
【0014】
【発明の実施の形態】フェノール誘導体〔I〕におい
て、OR0における水酸基の保護基としては、水酸基の
保護基となり得る慣用の保護基をいづれも用いることが
でき、例えばアシル基、低級アルコキシ低級アルキル
基、低級アルコキシカルボニル基、アラルキル基等が挙
げられるが、とりわけ、アシル基または低級アルコキシ
カルボニル基が好ましい。
【0015】また保護基がアシル基である場合、当該ア
シル基としては、脂肪族アシル基又は芳香族アシル基が
挙げられるが、とりわけ脂肪族アシル基として低級アル
カノイル基またはシクロアルカノイル基が好ましい。
【0016】ここで、当該アシル基は置換基を有してい
てもよく、このような置換基としては、例えば、アラニ
ン、バリン、グリシン、リジン等のα−アミノ酸から水
酸基を除いた基等が挙げられる。なお、α−アミノ酸か
ら水酸基を除いた基のアミノ基は保護されていてもよ
い。この保護基としては、例えば、アセチル基、プロピ
オニル基等の低級アルカノイル基、低級アルコキシカル
ボニル基又はベンジルオキシカルボニル基等のフェニル
低級アルコキシカルボニル基等のアシル基が挙げられ
る。
【0017】R2の低級アルキル基上の置換基として
は、エステル化されていてもよいカルボキシル基、ハロ
ゲン原子、水酸基、アリール基、アミノ基、シアノ基、
ニトロ基、スルホニル基、カルバモイル基、低級アルコ
キシ基、低級アルキルチオ基、ホルミル基等が挙げられ
るが、とりわけ、エステル化されていてもよいカルボキ
シル基が好ましい。
【0018】R3のフェニル基上の置換基としては、エ
ステル化されていてもよいカルボキシル基置換低級アル
ケニル基、エステル化されていてもよいカルボキシル
基、ハロゲン原子、水酸基、低級アルコキシ基、エステ
ル化されていてもよいカルボキシル基置換低級アルコキ
シ基、トリハロゲノ置換低級アルキル基、低級アルキル
基、低級シクロアルキル基、アミノ基、ニトロ基、シア
ノ基、ホルミル基、スルホニル基、カルバモイル基、低
級アルキルチオ基、メルカプト基、ヒドラジノ基、アリ
ール基等が挙げられるが、とりわけ、エステル化されて
いてもよいカルボキシル基置換低級アルケニル基、エス
テル化されていてもよいカルボキシル基、ハロゲン原
子、水酸基、低級アルコキシ基、エステル化されていて
もよいカルボキシル基置換低級アルコキシ基、トリハロ
ゲノ置換低級アルキル基または低級アルキル基が好まし
い。
【0019】また、R3のフェニル基上の置換基として
は、上記置換基を同一または異なって1〜4個有してい
てもよい。またR3のフェニル基上の置換基が水酸基で
ある場合、当該水酸基は保護されていてもよく、保護基
としては、R0で定義したものが挙げられる。
【0020】R2がエステル化されたカルボキシル基置
換低級アルキル基、R3がエステル化されたカルボキシ
ル基置換低級アルケニル基、エステル化されたカルボキ
シル基、エステル化されたカルボキシル基置換低級アル
コキシ基から選ばれる基で置換されていてもよいフェニ
ル基である場合、当該エステル基としては例えば、低級
アルキル基、アラルキル基等が挙げられる。
【0021】XがNR8で表わされる場合のR8における
アリール基としては、フェニル基、ナフチル基等が挙げ
られるが、Xとしては酸素原子または硫黄原子が好まし
く、とりわけ酸素原子が好ましい。
【0022】本発明のフェノール誘導体〔I〕のうち好
ましい化合物としては、一般式〔I〕において、(1)
4が水素原子であって、R5、R6及びR7が水素原子、
アルコキシ基または低級アルキルチオ基であるか、また
は(2)R4がアルコキシ基または低級アルキルチオ
基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基または低級ア
ルキルチオ基であって、R6が水素原子である化合物が
挙げられる。
【0023】また、本発明の化合物のうち、薬効上好ま
しい化合物としては、一般式〔I〕において、OR0
アシル基又は低級アルコキシカルボニル基で保護されて
いてもよい水酸基であり、R2が水素原子、低級アルキ
ル基もしくはエステル化されていてもよいカルボキシル
基置換低級アルキル基であり、R3がフェニル基、また
はエステル化されていてもよいカルボキシル基置換低級
アルケニル基、エステル化されていてもよいカルボキシ
ル基、ハロゲン原子、水酸基、低級アルコキシ基、エス
テル化されていてもよいカルボキシル基置換低級アルコ
キシ基、トリハロゲノ置換低級アルキル基及び低級アル
キル基から選ばれる基で置換されたフェニル基、XがO
またはSである化合物が挙げられる。
【0024】本発明のフェノール誘導体〔I〕のうち、
他の好ましい化合物としては、一般式〔I〕において、
OR0が水酸基であり、R1が水素原子であり、Xが酸素
原子である化合物が挙げられる。
【0025】本発明のフェノール誘導体〔I〕には、不
斉炭素に基づく光学活性体が存在しうるが、本発明はこ
れらの光学異性体及びその混合物をいずれをも含むもの
である。
【0026】本発明のフェノール誘導体〔I〕は、遊離
の形でも、また薬理的に許容し得る塩の形でも医薬用途
に使用することができる。かかる薬理的に許容し得る塩
としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、臭化水素酸塩の如き
無機酸塩、酢酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、マレイン
酸塩、メタンスルホン酸塩の如き有機酸塩などがあげら
れる。また、カルボキシル基等の置換基を有する場合に
は塩基性塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩等のアル
カリ金属塩又はカルシウム塩の如きアルカリ土類金属
塩)としても用いることができる。
【0027】本発明のフェノール誘導体〔I〕もしくは
その塩は経口的にも非経口的にも投与することができ、
また常法により例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、散
剤、注射剤、吸入剤のような適宜の医薬製剤として用い
ることができる。
【0028】本発明のフェノール誘導体〔I〕又はその
薬理的に許容し得る塩の投与量は、投与方法、患者の年
令、体重、状態によっても異なるが、通常、1日当り経
口投与の場合は5〜50mg/kg、非経口投与の場合
は0.1〜10mg/kgとするのが好ましい。
【0029】本発明の一般式〔I〕で示される化合物
は、種々の方法、例えば下記に示す〔A法〕、〔B法〕
または〔C法〕で製することができる。
【0030】〔A法〕XがOまたはSである本発明のフ
ェノール誘導体〔I〕は、一般式〔c〕
【0031】
【化10】
【0032】(式中、OR00は保護されていてもよい水
酸基を表し、他の記号は前記と同一の意味を有する。)
で示されるアニリン誘導体またはその塩と、ホスゲン、
トリホスゲンまたはチオホスゲンとを反応させ、次い
で、一般式〔b〕
【0033】
【化11】
【0034】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアミン誘導体またはその塩とを反応さ
せ、OR00が保護された水酸基である場合は所望により
当該水酸基の保護基を除去することにより製造すること
が出来る。
【0035】〔B法〕R2が水素原子である本発明のフ
ェノール誘導体〔I〕は、一般式〔c〕
【0036】
【化12】
【0037】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるアニリン誘導体またはその塩と、一般
式〔d〕
【0038】
【化13】
【0039】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるイソシアネート誘導体を反応させ、O
00が保護された水酸基である場合は所望により当該水
酸基の保護基を除去することにより製造することが出来
る。
【0040】〔C法〕更に、本発明のフェノール誘導体
〔I〕は、(1)アニリン誘導体〔c〕またはその塩
と、一般式〔e〕
【0041】
【化14】
【0042】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるカルバミン酸エステル誘導体とを反応
させて製するか、(2)一般式〔f〕
【0043】
【化15】
【0044】(式中、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示されるフェニルカルバミン酸エステル誘導体
と、アミン誘導体〔b〕を反応させ、OR00が保護され
た水酸基である場合は所望により当該水酸基の保護基を
除去することにより製造することができる。
【0045】アミン誘導体〔b〕又はアニリン誘導体
〔c〕の塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩等の無機酸
との塩及びアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等の無
機塩基との塩が使用できる。
【0046】以下、上記〔A法〕、〔B法〕及び〔C
法〕について詳述する。
【0047】〔A法〕:アニリン誘導体〔c〕またはそ
の塩とホスゲン、トリホスゲン又はチオホスゲンとの反
応及び引き続く、アミン誘導体〔b〕またはその塩との
反応は、塩基の存在下、適当な溶媒中又は無溶媒で実施
することができる。塩基としては、トリエチルアミン、
ピリジン、ジメチルアミノピリジン、1,8−ジアザビ
シクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン、ジイソプロピ
ルエチルアミン等を、また溶媒としては、ジクロロメタ
ン、ジメチルスルホキシド、クロロホルム、ジエチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、トルエン、ベンゼン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミド、エチレングリコール
ジメチルエーテル、1,2−ジクロロエタン等を好適に
用いることができる。本反応は、−30〜100℃、と
りわけ0〜50℃で好適に進行する。
【0048】〔B法〕:アニリン誘導体〔c〕またはそ
の塩とイソシアネート誘導体〔d〕との反応は、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルホスホラミド、スルホラン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、トルエン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル、ジクロロメタン、ジエチルエーテ
ル等の適当な溶媒中又は無溶媒で実施することができ
る。本反応は、−30〜100℃、とりわけ0〜50℃
で好適に進行する。
【0049】〔C法〕: (1)アニリン誘導体〔c〕またはその塩と化合物
〔e〕との反応は、ベンゼン、シクロヘキサン、トルエ
ン、キシレン、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等適当な溶
媒中で実施することができる。また本反応は、50℃〜
150℃、とりわけ50〜100℃で好適に進行する。
【0050】(2)フェニルカルバミン酸エステル誘導
体〔f〕とアミン誘導体〔b〕またはその塩との反応
は、適当な溶媒中で実施することができる。溶媒として
は、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ジクロロ
メタン、テトラヒドロフラン、クロロホルム等を適宜用
いることができる。また本反応は、50℃〜150℃、
とりわけ50〜100℃で好適に進行する。
【0051】上記〔A法〕、〔B法〕及び〔C法〕にお
いて、OR00が保護された水酸基である場合は所望によ
り、公知の方法に従って当該水酸基の保護基を除去すれ
ばよい。当該保護基の除去は、保護基の種類に応じて、
常法に従って加水分解、酸処理、還元等の通常の方法で
実施することができる。
【0052】かくして得られたフェノール誘導体〔I〕
のOR0が水酸基である場合は、さらに所望により公知
の方法に従って、例えば、アシル化により当該水酸基を
保護することができる。アシル化反応は、常法に従い、
例えば、シクロ低級アルカン酸、置換基を有していても
よい低級アルカン酸等の遊離酸、その反応性誘導体等を
用いて実施することができる。その反応性誘導体として
は、酸ハロゲン化物、酸無水物、活性化アミド、活性化
エステル等が挙げられる。反応は、常法に従って実施で
きるが、アシル化剤として、例えば、酸ハロゲン化物を
用いる場合は、塩基(トリエチルアミン、ピリジン、ジ
メチルアミノピリジン、水素化ナトリウム、ヘキサメチ
ルホスホリックトリアミド等)の存在下、適当な溶媒
(塩化メチレン、テトラヒドロフラン等)中または無溶
媒で好適に実施できる。またアシル化剤として遊離酸を
使用する場合には、常用の縮合剤の存在下に反応を行う
のが好ましい。
【0053】また低級アルコキシカルボニル基でアシル
化する反応は、ハロゲン化炭酸低級アルキルを用いて上
記アシル化反応と同様に実施すればよく、その他慣用の
保護基も常法に従って水酸基に導入することができる。
【0054】本発明のフェノール誘導体〔I〕は、上記
の如くして得られる目的物を他のフェノール誘導体へ相
互変換することによっても製造することができる。この
ような相互変換反応としては、その化合物が有する置換
基の種類に応じ、適宜選択すればよいが、例えば次の
(a)〜(d)法の如く実施することができる。
【0055】(a)法:R2がカルボキシル基置換低級
アルキル基及び/またはR3がカルボキシル基置換低級
アルケニル基、カルボキシル基またはカルボキシル基置
換低級アルコキシ基から選ばれる基で置換されたフェニ
ル基であるフェノール誘導体〔I〕は対応のR2がエス
テル化されたカルボキシル基置換低級アルキル基及び/
または対応のR3がエステル化されたカルボキシル基置
換低級アルケニル基、エステル化されたカルボキシル基
またはエステル化されたカルボキシル基置換低級アルコ
キシ基から選ばれる基で置換されたフェニル基である化
合物を無機塩基または無機酸の存在下に加水分解させる
ことにより製造することができる。無機塩基としては、
水酸化カリウム等を好適に用いることができ、無機酸と
しては塩酸、臭化水素酸等を好適に用いることができ
る。無機塩基を用いる反応は、0℃〜100℃で、無機
酸を用いる反応は0℃〜50℃で好適に進行する。
【0056】(b)法:R2が置換基を有していてもよ
い低級アルキル基であるフェノール誘導体〔I〕は、対
応のR2が水素原子である化合物をアルキル化すること
により製造できる。アルキル化は脱酸剤の存在下、低級
アルキルハライド(低級アルキルクロリド、低級アルキ
ルブロミド等)または低級アルキルスルホネート(メタ
ンスルホネート、トルエンスルホネート等)等を反応さ
せることにより実施することができる。脱酸剤として
は、水酸化アルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属、炭酸
アルカリ金属、有機塩基(トリエチルアミン、ピリジン
等)等を好適に用いることができる。本反応は、0〜5
0℃で好適に進行する。
【0057】(c)R3が水酸基置換フェニル基である
フェノール誘導体〔I〕は対応のR3が保護された水酸
基置換フェニル基である化合物を無機酸の存在下に加水
分解させることにより製造することができる。無機酸と
しては塩酸、臭化水素酸等を好適に用いることができ
る。本反応は0℃〜50℃で好適に進行する。
【0058】(d)XがNR8であるフェノール誘導体
〔I〕は、対応するXが硫黄原子であるフェノール誘導
体〔I〕と、一般式R8NH2(式中、R8は前記と同一
意味を有する。)で示される化合物を反応させることに
より製造することができる。
【0059】上記(a)〜(d)に記載の反応に用いる
溶媒は、反応に不活性な溶媒であれば、特に限定され
ず、例えばジオキサン、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルホスホラミド、ベンゼン、テトラヒド
ロフラン、トルエン、酢酸エチル、低級アルコール、塩
化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,3−ジメ
チル−2−イミダゾリジノン、酢酸、ジエチルエーテ
ル、ジメトキシエタン、ジメチルスルホキシド、アセト
ン水又はそれらの混合溶媒を適宜用いることができる。
【0060】本発明の原料化合物のアミン誘導体〔b〕
は、例えば、一般式〔h〕
【0061】
【化16】
【0062】(但し、Z1はアミノ基の保護基を表し、
他の記号は前記と同一意味を有する。)で示される化合
物と、一般式〔i〕
【0063】
【化17】
【0064】(但し、Y2はハロゲン原子、他の記号は
前記と同一意味を有する。)で示される化合物を反応さ
せた後、保護基を除去して製することができる。
【0065】また、原料化合物〔c〕のうち、R1が水
素原子であるアニリン誘導体〔c〕は、一般式〔g〕
【0066】
【化18】
【0067】(但し、記号は前記と同一意味を有す
る。)で示される化合物をアジド化後、還元することに
より製造することができる。また、R1が低級アルキル
基であるアニリン誘導体〔c〕は、R1が水素原子であ
るアニリン誘導体〔c〕のアミノ基に保護基を1個導入
した後、一般式〔n〕
【0068】
【化19】
【0069】(但し、Yはハロゲン原子を表わし、他の
記号は前記と同一意味を有する。)で示される化合物を
反応させ、次いで保護基を除去することにより製するこ
とができる。
【0070】カルバミン酸エステル誘導体〔e〕または
フェニルカルバミン酸エステル誘導体〔f〕は、例え
ば、アミン誘導体〔b〕またはアニリン誘導体〔c〕と
クロロギ酸フェニルを反応させる方法により製すること
ができる。
【0071】なお、本発明において、アルコキシ基とし
ては炭素数1〜16のものが挙げられ、低級アルキル基
及び低級アルコキシ基としては炭素数1〜6、とりわけ
1〜4のものが挙げられる。また、低級アルケニル基、
低級アルカノイル基としては炭素数2〜7、とりわけ2
〜5のものが挙げれる。更に、シクロアルキル基として
は炭素数3〜8、とりわけ3〜6のものが挙げられる。
ハロゲン原子としては、塩素、臭素、フッ素又はヨウ素
が挙げられる。アリール基としてはフェニル基、低級ア
ルコキシフェニル基又はナフチル基等が挙げられる。
【0072】以下に本発明の化合物の具体的な合成方法
を実施例として示す。
【0073】
【実施例】
実施例1 (1)(2−アミノ−4−メトキシフェノキシ)メトキ
シメタン1.5g及びN−(4−クロロフェニル)イソ
シアネート1.26gをテトラヒドロフラン(25m
l)溶媒中室温で1.5時間撹拌後、溶媒を減圧留去す
る。残渣に水を加えて酢酸エチル抽出後、洗浄、乾燥
し、溶媒を減圧留去する。得られた結晶性残渣をイソプ
ロピルエーテル−酢酸エチル混液から再結晶して、下記
第1表記載の[2−{3−(4−クロロフェニル)ウレ
イド}−4−メトキシフェノキシ]メトキシメタン1.
87g(収率69%)を得る。
【0074】融点(℃):128−130 (2)[2−{3−(4−クロロフェニル)ウレイド}
−4−メトキシフェノキシ]メトキシメタン1.75g
のメタノール(50ml)溶液に濃塩酸(3ml)を加
え、室温で6時間撹拌する。溶媒を減圧留去し、残渣を
酢酸エチル抽出後、洗浄、乾燥し、更に溶媒を減圧留去
する。得られた結晶を酢酸エチルから再結晶して、下記
第2表記載の2−〔3−(4−クロロフェニル)ウレイ
ド〕−4−メトキシフェノール1.07g(収率70
%)を得る。
【0075】融点(℃):184−186 実施例2〜11 対応するアニリン誘導体〔c〕とフェニル(又は4−ク
ロロフェニル)イソチオシアネート又はフェニルイソシ
アネートとを実施例1と同様に処理して下記第1及び第
2表記載化合物を得る。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】実施例12 (1)トリホスゲン1.9gのジクロロメタン(10m
l)溶液を−78℃に冷却し、(2−アミノ−4−メト
キシフェノキシ)メトキシメタン2.4g及びトリエチ
ルアミン(2.7ml)のジクロロメタン(10ml)
溶液を滴下した後、0℃まで昇温し、溶媒を減圧留去す
る。残渣にジクロロメタン(10ml)を加え溶液と
し、室温下(2−アミノ−4−メトキシフェノキシ)メ
トキシメタン2.4g及びトリエチルアミン(2.7m
l)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下し、更
に、1.5時間撹拌する。溶媒を減圧留去し、残渣に水
を加えて結晶を濾取し、洗浄、乾燥後、酢酸エチルから
再結晶して下記第3表記載のN,N'−ビス(2−メト
キシメトキシ−5−メトキシフェニル)ウレア3.4g
(収率67%)を得る。
【0079】融点:183−185℃ (2)N,N'−ビス(2−メトキシメトキシ−5−メ
トキシフェニル)ウレア3.0gのメタノール(20m
l)及びアセトン(20ml)溶液に濃塩酸(2ml)
を加え、室温で18時間撹拌する。溶媒を減圧留去し、
残渣を酢酸エチル抽出後、洗浄、乾燥し、更に溶媒を減
圧留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;クロロホルム:エタノール=20:1)で精
製し、酢酸エチルから再結晶して下記第4表記載の2−
{N−(2−ヒドロキシ−5−メトキシフェニル)ウレ
イド}−4−メトキシフェノール1.5g(収率65
%)を得る。
【0080】融点(℃):164−166 実施例13〜18 対応するアニリン誘導体〔c〕とホスゲンまたはトリホ
スゲンと対応するアミン誘導体〔b〕を実施例12と同
様に処理して下記第3及び第4表記載化合物を得る。
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】実施例19 (1)ホスゲン2.4gのジクロロメタン(30ml)
溶液を−78℃に冷却し、3−メトキシカルボニルアニ
リン塩酸塩3.0g及びトリエチルアミン(7ml)の
ジクロロメタン(100ml)溶液を滴下した後、0℃
まで昇温し、溶媒を減圧留去する。残渣にジクロロメタ
ン(80ml)を加え、室温下(2−アミノ−4−メト
キシフェノキシ)メトキシメタン2.52g、トリエチ
ルアミン(2ml)及びジクロロメタン(20ml)の
混合溶液を滴下し、更に、室温で1時間撹拌する。反応
液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣を酢酸エチ
ルから再結晶して下記第5表記載の{2−[3−(3−
メトキシカルボニルフェニル)ウレイド]−4−メトキ
シフェノキシ}メトキシメタン4.3g(収率85%)
を得る。
【0084】(2){2−[3−(3−メトキシカルボ
ニルフェニル)ウレイド]−4−メトキシフェノキシ}
メトキシメタン3.6g、85%水酸化カリウム2.0
g、水2ml及びメタノール200mlの混合溶液を2
4時間加熱還流する。メタノールを減圧留去後、水を加
えエーテルで洗浄する。水層を10%塩酸でpHを1に
調整し、析出する結晶を濾取する。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノ
ール=3:1)で精製して下記第6表記載の{2−[3
−(3−カルボキシフェニル)ウレイド]−4−メトキ
シフェノキシ}メトキシメタン2.76g(収率80
%)を得る。
【0085】(3){2−[3−(3−カルボキシフェ
ニル)ウレイド]−4−メトキシフェノキシ}メトキシ
メタン2.7gのメタノール(60ml)及びクロロホ
ルム(30ml)の混合溶液に10%塩酸(20ml)
を加えて、室温で終夜撹拌する。溶媒を減圧留去し、析
出する結晶を濾取する。これをシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(溶媒;クロロホルム:エタノール=5:
1)で精製し、アセトン−エーテル混液から再結晶して
下記第7表記載の2−{3−(3−カルボキシフェニ
ル)ウレイド}−4−メトキシフェノール1.06g
(収率45%)を得る。
【0086】融点:173−175℃ 実施例20 対応するアニリン誘導体〔c〕とホスゲンとアミン誘導
体〔b〕を実施例19と同様に処理して下記第5、第6
及び第7表記載化合物を得る。
【0087】
【表5】
【0088】
【表6】
【0089】
【表7】
【0090】実施例21 (1)ホスゲン3.97gのジクロロメタン(100m
l)溶液を−78℃に冷却し、(2−アミノ−4−メト
キシフェノキシ)メトキシメタン4.90g及びトリエ
チルアミン11.19mlのジクロロメタン(100m
l)溶液を滴下した後、0℃まで昇温し、溶媒を減圧留
去する。残渣にジクロロメタン(100ml)を加え、
室温下N−5−(tert−ブトキシカルボニル)ペン
チル−N−フェニルアミン7.05g、トリエチルアミ
ン(5.60ml)及びジクロロメタン(100ml)
の混合溶液を滴下し、更に、室温で終夜撹拌する。反応
液を洗浄、乾燥後、溶媒を減圧留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エ
チル=4:1)で精製して下記に示す{2−[3−フェ
ニル−3−〔5−(tert−ブトキシカルボニル)ペ
ンチル〕ウレイド]−4−メトキシフェノキシ}メトキ
シメタン10.53g(収率83%)を得る。
【0091】
【化20】
【0092】(2){2−[3−フェニル−3−〔5−
(tert−ブトキシカルボニル)ペンチル〕ウレイ
ド]−4−メトキシフェノキシ}メトキシメタン2.8
0g、アニソール0.64g、水0.5ml及び4規定
塩化水素−ジオキサン溶液15mlの混合物を氷冷下、
2時間撹拌する。反応液に水を加え、酢酸エチル抽出
し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:エタノ
ール=15:1)で精製し、イソプロピルエーテルで結
晶化することにより、下記に示す2−[3−フェニル−
3−(5−カルボキシペンチル)ウレイド]−4−メト
キシフェノール0.72g(収率33%)を得る。
【0093】融点:131−134℃
【0094】
【化21】
【0095】実施例22 2−(3−フェニルウレイド)−4−メトキシフェノー
ル2.6g、トリエチルアミン(1.7ml)及びジク
ロロメタン(30ml)の混合溶液を−50℃に冷却
し、クロロ炭酸エチル(1.15ml)を滴下する。同
温で1.5時間撹拌後、10%塩酸を加え、室温まで戻
す。有機層を分離し、水洗、乾燥後、溶媒を減圧留去す
る。結晶性残渣にエーテル−ヘキサン混液を加えて濾取
し、酢酸エチル−ヘキサンの混液から再結晶することに
より下記第8表記載のO−エトキシカルボニル−2−
(3−フェニルウレイド)−4−メトキシフェノール
2.3g(収率:70%)を得る。
【0096】融点(°C):149−151 実施例23〜28 2−(3−フェニルウレイド)−4−メトキシフェノー
ルと対応原料化合物を実施例22と同様に処理して下記
第8表記載化合物を得る。
【0097】
【表8】
【0098】参考例1 水素化ナトリウム(62%)2.13gのジメチルホル
ムアミド(DMF)(100ml)懸濁液に、氷冷下、
N−ベンジルオキシカルボニルアニリン11.38gの
DMF(70ml)溶液を滴下する。室温で30分間撹
拌後、再び氷冷し、6−ブロモヘキサン酸tert−ブ
チルエステル13.20gのDMF(30ml)溶液を
滴下する。室温で終夜撹拌後、溶媒を減圧留去し、残渣
に水を加えて酢酸エチル抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を
留去する。残渣をメタノール(180ml)に溶解し1
0%パラジウム−カーボン2gを加えて常温常圧で2時
間接触還元する。触媒を濾去し、濾液を濃縮後シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エ
チル=4:1)精製してN−5−(tert−ブトキシ
カルボニル)ペンチル−N−フェニルアミン11.16
g(収率:85%)を得る。
【0099】融点(℃):32−34 参考例2 水素化ナトリウム(62%)426mgのDMF(10
ml)懸濁液に氷冷下、4−アミノフェノール1.09
gを少量づつ加える。室温で20分間撹拌後、再び氷冷
し、ブロモ酢酸エチル1.22mlを滴下する。更に室
温で30分間撹拌後、溶媒を減圧留去し、残渣に水を加
えてクロロホルム抽出する。抽出液を洗浄、乾燥後、溶
媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=4:1)で精製
して4−エトキシカルボニルメチルオキシフェニルアミ
ン1.11g(収率:57%)をシロップとして得る。
【0100】参考例3 (1)水素化ナトリウム(62%)4.22gのDMF
(100ml)懸濁液に氷冷下、4−メトキシフェノー
ル12.41gのDMF溶液(20ml)を滴下する。
室温で30分間撹拌後、再び氷冷し、塩化メトキシメタ
ン8.86gを滴下する。更に室温で1時間撹拌後、溶
媒を減圧留去し、残渣に水を加えてエーテル抽出し、洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒;酢酸メチル:ヘキサン=
1:20)で精製してO−メトキシメチル−4−メトキ
シフェノール13.57g(収率:81%)を得る。
【0101】(2)O−メトキシメチル−4−メトキシ
フェノール11.86gのTHF(50ml)溶液を−
78℃まで冷却し、1規定sec−ブチルリチウムヘキ
サン溶液91mlを滴下する。更に15分間撹拌後、p
−トルエンスルホニルアジド15gのTHF(30m
l)溶液を滴下し、更に2時間撹拌する。上記反応液を
氷冷下にて0.3規定ピロリン酸ナトリウム(Na42
7)水溶液253mlに注ぎ込み、1時間撹拌後、水
を加えてエーテル抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)に付し、溶出物を
濃縮して残渣13.75gを得る。これをTHF(10
0ml)に溶解し、リチウムアルミニウムハイドライド
5gのTHF懸濁液150mlに氷冷下にて滴下した。
2時間撹拌後、水(5ml)、15%水酸化ナトリウム
水溶液(5ml)及び水(15ml)を順次加えて、不
溶物を濾過し、濾液を濃縮した後、エーテル抽出し、洗
浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
4:1)で精製して下記第9表記載の(2−アミノ−4
−メトキシフェノキシ)メトキシメタン1.80g(収
率:14%)を無色シロップとして得る。
【0102】参考例4〜9 対応原料化合物を参考例3と同様に処理して下記第9表
記載化合物を得る。
【0103】
【表9】
【0104】参考例10 (1)3−メトキシフェノール25.0gの二硫化炭素
溶液(100ml)を、臭素10.3mlの二硫化炭素
溶液(20mlml)に氷冷下滴下する。室温で30分
間撹拌後、水を加えてエーテル抽出し、洗浄、乾燥後、
溶媒を留去する。残渣を減圧留去して3−メトキシ−6
−ブロモフェノール34.8g(収率:85%)を得
る。
【0105】沸点(℃):96−98℃/4mmHg (2)水素化ナトリウム(60%)1.9gのDMF
(100ml)懸濁液に氷冷下、3−メトキシ−6−ブ
ロモフェノール9.5gのDMF溶液(20ml)を少
量づつ加える。室温で30分間撹拌後、再び氷冷し、塩
化メトキシメタン3.7mlを加える。更に室温で1時
間撹拌後、溶媒を減圧留去し、残渣に水を加えてエーテ
ル抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢
酸エチル=9:1)で精製して無色シロップ得る。この
THF溶液(100ml)を−78℃まで冷却し、2.
34規定n−ブチルリチウムヘキサン溶液20mlを少
量づづ滴下する。更に30分間撹拌後、p−トルエンス
ルホニルアジド9.2gのTHF溶液(20ml)を徐
々に滴下し、更に2時間撹拌する。次ぎに上記反応液に
0.3規定ピロリン酸ナトリウム(Na427)水溶
液142mlを注ぎ込み、0〜5℃で2時間撹拌する。
不溶物を濾別し、濾液を酢酸エチル抽出し、洗浄、乾燥
後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=9:1)に付
し、溶出物を濃縮後、THF(20ml)に溶解し、リ
チウムアルミニウムハイドライド3.2gのTHF懸濁
液(80ml)に氷冷下にて滴下する。1時間撹拌後、
水(3.2ml)、15%水酸化ナトリウム水溶液
(3.2ml)及び水(9.6ml)を順次加えて不溶
物を濾過し、エーテル抽出し、洗浄、乾燥後、溶媒を留
去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して下
記第10表記載の(2−アミノ−5−メトキシフェノキ
シ)メトキシメタン2.2g(収率:26%)を無色シ
ロップとして得る。
【0106】
【表10】
【0107】
【発明の効果】本発明のフェノール誘導体〔I〕または
その薬理的に許容する塩は、優れた脂質過酸化抑制作
用、マクロファージ泡沫化抑制作用、酸化LDL生成抑
制作用、ACAT阻害作用、マウス抗酸化作用、再灌流
誘発不整脈抑制作用等を有することから、虚血性疾患
(心筋梗塞、脳梗塞、再灌流障害等)、動脈硬化、炎症
等の予防または治療薬として有用である。また本発明の
目的物は、毒性も低く、医薬品化合物として使用する場
合、高い安全性を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 277/08 9451−4H C07C 277/08 279/18 9451−4H 279/18 335/18 7106−4H 335/18 (72)発明者 窪田 均 兵庫県川辺郡猪名川町白金3−39−6 (72)発明者 齋藤 敬子 埼玉県浦和市円正寺166番地2

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (但し、OR0は保護されていてもよい水酸基、R1は水
    素原子もしくは低級アルキル基、R2は水素原子もしく
    は置換基を有していてもよい低級アルキル基、R3は置
    換基を有していてもよいフェニル基、XはO、Sまたは
    NR8、R8は水素原子、低級アルキル基、アリール基、
    水酸基または低級アルコキシ基、R4、R5、R6及びR7
    は(1)R4が水素原子であって、R5、R6及びR7が水
    素原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基である
    か、または(2)R4がアルコキシ基または低級アルキ
    ルチオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基または
    低級アルキルチオ基であって、R6が水素原子を表
    す。)で示されるフェノール誘導体(但し、2−(3−
    フェニルウレイド)−4−メトキシフェノール及び2−
    {3−(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド}−4−
    メトキシフェノールを除く。)又はその薬理的に許容し
    得る塩。
  2. 【請求項2】 R4が水素原子、R5、R6及びR7が水素
    原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基である請
    求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R4がアルコキシ基または低級アルキル
    チオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基または低
    級アルキルチオ基、R6が水素原子である請求項1記載
    の化合物。
  4. 【請求項4】 OR0がアシル基又は低級アルコキシカ
    ルボニル基で保護されていてもよい水酸基であり、R2
    が水素原子、低級アルキル基もしくはエステル化されて
    いてもよいカルボキシル基置換低級アルキル基であり、
    3がフェニル基、またはエステル化されていてもよい
    カルボキシル基置換低級アルケニル基、エステル化され
    ていてもよいカルボキシル基、ハロゲン原子、水酸基、
    低級アルコキシ基、エステル化されていてもよいカルボ
    キシル基置換低級アルコキシ基、トリハロゲノ置換低級
    アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる基で置換さ
    れたフェニル基であり、XがOまたはSである請求項
    1、2または3記載の化合物。
  5. 【請求項5】 OR0が水酸基であり、R1が水素原子で
    あり、Xが酸素原子である請求項1、2、3又は4記載
    の化合物。
  6. 【請求項6】一般式〔c〕 【化2】 (但し、OR00は保護されていてもよい水酸基、R1
    水素原子もしくは低級アルキル基、R4、R5、R6及び
    7は(1)R4が水素原子であって、R5、R6及びR7
    は水素原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基で
    あるか、または(2)R4がアルコキシ基または低級ア
    ルキルチオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基ま
    たは低級アルキルチオ基であって、R6が水素原子を表
    す。)で示されるアニリン誘導体またはその塩と、ホス
    ゲン、トリホスゲンまたはチオホスゲンとを反応させ、
    次いで、一般式〔b〕 【化3】 (但し、R2は水素原子もしくは置換基を有していても
    よい低級アルキル基、R3は置換基を有していてもよい
    フェニル基を表す。)で示されるアミン誘導体とを反応
    させ、OR00が保護された水酸基である場合は所望によ
    り当該水酸基の保護基を除去し、更に要すれば生成物を
    その薬理的に許容し得る塩とすることを特徴とする一般
    式 【化4】 (但し、OR0は保護されていてもよい水酸基、X1はO
    またはSを表し、他の記号は前記と同一意味を有す
    る。)で示されるフェノール誘導体(但し、2−(3−
    フェニルウレイド)−4−メトキシフェノール及び2−
    {3−(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド}−4−
    メトキシフェノールを除く。)又はその薬理的に許容し
    得る塩の製法。
  7. 【請求項7】 一般式〔c〕 【化5】 (但し、OR00は保護されていてもよい水酸基、R1
    水素原子もしくは低級アルキル基、R4、R5、R6及び
    7は(1)R4が水素原子であって、R5、R6及びR7
    は水素原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基で
    あるか、または(2)R4がアルコキシ基または低級ア
    ルキルチオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基ま
    たは低級アルキルチオ基であって、R6が水素原子を表
    す。)で示されるアニリン誘導体またはその塩と、一般
    式〔d〕 【化6】 (但し、R3は置換基を有していてもよいフェニル基、
    XはO、SまたはNR8、R8は水素原子、低級アルキル
    基、アリール基、水酸基または低級アルコキシ基を表
    す。)で示されるイソシアネート誘導体を反応させ、O
    00が保護された水酸基である場合は所望により当該水
    酸基の保護基を除去し、更に要すれば生成物をその薬理
    的に許容し得る塩とすることを特徴とする一般式〔I−
    A〕。 【化7】 (但し、OR0は保護されていてもよい水酸基を表し、
    他の記号は前記と同一意味を有する。)で示されるフェ
    ノール誘導体(但し、2−(3−フェニルウレイド)−
    4−メトキシフェノール及び2−{3−(3,4−ジク
    ロロフェニル)ウレイド}−4−メトキシフェノールを
    除く。)又はその薬理的に許容し得る塩の製法。
  8. 【請求項8】 一般式〔I〕 【化8】 (但し、OR0は保護されていてもよい水酸基、R1は水
    素原子もしくは低級アルキル基、R2は水素原子もしく
    は置換基を有していてもよい低級アルキル基、R3は置
    換基を有していてもよいフェニル基、XはO、Sまたは
    NR8、R8は水素原子、低級アルキル基、アリール基、
    水酸基または低級アルコキシ基、R4、R5、R6及びR7
    は(1)R4が水素原子であって、R5、R6及びR7が水
    素原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基である
    か、または(2)R4がアルコキシ基または低級アルキ
    ルチオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基または
    低級アルキルチオ基であって、R6が水素原子を表
    す。)で示されるフェノール誘導体又はその薬理的に許
    容し得る塩を有効成分とする虚血性疾患及び/または動
    脈硬化治療薬。
  9. 【請求項9】 R4が水素原子、R5、R6及びR7が水素
    原子、アルコキシ基または低級アルキルチオ基である請
    求項8記載の治療薬。
  10. 【請求項10】 R4がアルコキシ基または低級アルキ
    ルチオ基、R5及びR7が水素原子、アルコキシ基または
    低級アルキルチオ基、R6が水素原子である請求項8記
    載の治療薬。
  11. 【請求項11】 OR0がアシル基又は低級アルコキシ
    カルボニル基で保護されていてもよい水酸基であり、R
    2が水素原子、低級アルキル基もしくはエステル化され
    ていてもよいカルボキシル基置換低級アルキル基であ
    り、R3がフェニル基、またはエステル化されていても
    よいカルボキシル基置換低級アルケニル基、エステル化
    されていてもよいカルボキシル基、ハロゲン原子、水酸
    基、低級アルコキシ基、エステル化されていてもよいカ
    ルボキシル基置換低級アルコキシ基、トリハロゲノ置換
    低級アルキル基及び低級アルキル基から選ばれる基で置
    換されたフェニル基であり、XがOまたはSである請求
    項8、9または10記載の治療薬。
  12. 【請求項12】 OR0が水酸基であり、R1が水素原子
    であり、Xが酸素原子である請求項8、9、10または
    11記載の治療薬。
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