JPH0922625A - 細径多心ケーブルの製造方法 - Google Patents

細径多心ケーブルの製造方法

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JPH0922625A
JPH0922625A JP17081395A JP17081395A JPH0922625A JP H0922625 A JPH0922625 A JP H0922625A JP 17081395 A JP17081395 A JP 17081395A JP 17081395 A JP17081395 A JP 17081395A JP H0922625 A JPH0922625 A JP H0922625A
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JP
Japan
Prior art keywords
protective tube
diameter
hard disk
manufacturing
twisted
Prior art date
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Pending
Application number
JP17081395A
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English (en)
Inventor
Hiroji Ueda
広二 植田
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、細径多心ケーブルの細径化が可能
な細径多心ケーブルの製造方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 心線となる導線101を対撚にした対撚
部103と、この対撚部103を被覆する円筒状の保護
チューブ105を備えるハードディスク細径多心ケーー
ブルの製造方法であって、導線101の先端を非対撚に
して整列配置して纏める工程と、前記整列配置された導
線101の先端の外径以上、かつ、対撚部103の外径
以下に形成された保護チューブ105内に、前記整列配
置された導線101を挿入する工程と、保護チューブ1
05内に挿入された導線101を保護チューブ105内
を通して引き出す工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置の内部配線等に用いられる細径多心ケーブルの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードディスク装置内の磁気ヘッ
ドと端末部品であるプリント基板との電気的接続には、
細径多心ケーブルであるハードディスク装置用リードワ
イヤが用いられている。このようなハードディスク装置
用リードワイヤを図4に示す。
【0003】図4に示すようにハードディスク装置用リ
ードワイヤ100は、心線となる二つの導線101a,
101bを対撚にした対撚部103を設け、これを二組
束ねたものに弾性体で形成された保護チューブ105を
被覆して構成されている。このハードディスク装置用リ
ードワイヤ100は、二つの導線101a,101bを
対撚にしたもの二組を束ね、それを保護チューブ105
内に挿入することにより製造される。
【0004】ここで、図5にハードディスク装置用リー
ドワイヤ100のC−C断面図(ハードディスク装置用
リードワイヤの保護チューブ105部分の断面)を示
す。
【0005】ハードディスク装置用リードワイヤ100
の保護チューブ105部分の内径は、図5の点線で示す
対撚による外径乱れのため、導線101を直線上に配列
した状態のとき最大となる。
【0006】このため、導線101の直径W1 が45μ
mである場合、4本の導線101に保護チューブ105
を挿入する場合、保護チューブ105の内径W2 は、1
80μm以上の寸法を必要とする。実際の保護チューブ
105では、対撚による外径乱れ、導線101と導線1
01の隙間等により250μm程度の内径を必要とす
る。また、保護チューブ105の厚さの製法限界(70
μm程度)から、ハードディスク装置用リードワイヤ1
00の保護チューブ105部分の外径は、390μmと
なる。従って、導線101の直径W1 が45μmである
場合、保護チューブ105の外径は、390μmが細径
化の限界となる。
【0007】また近年、ハードディスク装置の薄型化が
望まれており、このため、ハードディスク装置用リード
ワイヤも細径化が望まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハードディスク装置用リードワイヤの製造方法では、保
護チューブ105の厚さに製法限界があるので、細径化
を行うには保護チューブ105の内径を細径化する必要
があるが、導線101を保護するために保護チューブ1
05内に対撚部103を挿入しなければならず、保護チ
ューブ105の内径と導線101とのクリアランスを設
ける必要性から、細径化を行うことが困難であるという
問題がある。
【0009】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、細径多心ケーブルの細径化が可能な細径多心ケーブ
ルの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、心線となる導線を対撚にした対撚部と、この
対撚部を被覆する円筒状の保護チューブを備える細径多
心ケーブルの製造方法であって、前記導線の先端を非対
撚にして整列配置して纏める工程と、前記保護チューブ
内に、前記整列配置された導線を挿入する工程と、前記
保護チューブ内に挿入された導線を前記保護チューブ内
を通して引き出す工程とを有することを要旨とする。
【0011】また、前記保護チューブは、前記整列配置
された導線の先端の外径以上、かつ、前記対撚部の外径
以下で弾性体により形成されることが望ましい。
【0012】すなわち、上記細径多心ケーブルの製造方
法は、心線となる導線を対撚にした対撚部と、この対撚
部を被覆する円筒状の保護チューブを備える細径多心ケ
ーブルの製造方法であって、前記導線の先端を非対撚に
して整列配置して纏め、前記保護チューブ内に、前記整
列配置された導線を挿入し、前記保護チューブ内に挿入
された導線を前記保護チューブ内を通して引き出す。こ
れにより、細径多心ケーブルの細径化が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る細径多
心ケーブルの製造方法の一実施の形態であるハードディ
スク装置用リードワイヤの製造方法を示した図である。
尚、本実施の形態の細径多心ケーブルの製造方法により
製造される細径多心ケーブルであるハードディスク装置
用リードワイヤは、図4で示したハードディスク装置用
リードワイヤ100と同様に、心線となる二つの導線1
01a,101bを対撚にした対撚部103を設け、こ
れを二組束ねたものに弾性体で形成された保護チューブ
105を被覆して構成されている。尚、ここでは、直径
45μmの導線101を用いるものとする。
【0014】本実施の形態のハードディスク装置用リー
ドワイヤの製造方法は、まず図1(a)に示すように、
心線となる二つの導線101を対撚にした対撚部103
を設け、これを二組束ね、導線101の先端を非対撚に
して整列配置して纏める。
【0015】ここで、ハードディスク装置用リードワイ
ヤ100の先端のA−A断面図(図1(a)参照)を図
2に示す。図2に示すようにハードディスク装置用リー
ドワイヤ100の先端は外径が最小となるように導線1
01が整列配置されて纏められる。このとき、導線10
1の先端の外径WA は、150μmとなる。
【0016】次いで、図1(b)に示すように、前記整
列配置された導線101の先端の外径以上、かつ、対撚
部103の外径以下、例えば150〜170μmで形成
された保護チューブ105内に、前記整列配置された導
線101を挿入する。
【0017】ここで、ハードディスク装置用リードワイ
ヤ100の対撚部103のB−B断面図(図1(a)参
照)を図3に示す。図3に示すようにハードディスク装
置用リードワイヤ100の対撚部103の外径Wb は、
導線101を直線上に配列した状態のとき最大となり、
180μmとなる。
【0018】次いで、図1(c)に示すように、保護チ
ューブ105内に挿入された導線101を前記保護チュ
ーブ105内を通して引き出す。
【0019】ここで、導線101の対撚部103の外径
b は、180μmとなるため、内径150〜170μ
mの保護チューブ105にそのままでは挿入できない。
しかしながら、導線101の対撚部103と非対撚との
境界部分の外径は150μmから急に180μmになる
のではなく、150μmから徐々に180μmになるた
め、保護チューブ105の弾性を利用して、保護チュー
ブ105内に対撚部103も挿入することができる。
【0020】例えば、外径30〜35μmの導線101
を用いた場合でも、従来のハードディスク装置用リード
ワイヤの製造方法では、内径150μmの保護チューブ
105に対撚部103は挿入できなかったが、本実施の
形態のハードディスク装置用リードワイヤの製造方法で
は挿入することが可能となる。
【0021】このように本実施の形態のハードディスク
装置用リードワイヤの製造方法は、導線101の先端を
非対撚にして整列配置して纏め、この整列配置された導
線101の先端の外径以上、かつ、対撚部103の外径
以下に形成された保護チューブ105内に、前記整列配
置された導線101を挿入し、保護チューブ105内に
挿入された導線101を保護チューブ105内を通して
引き出すようにしているので、導線101の先端の外径
以上、かつ、対撚部103の最大外径以下の内径の保護
チューブ105を用いることができ、ハードディスク装
置用リードワイヤ100の細径化が可能となる。
【0022】尚、上記の実施の形態ではハードディスク
装置用リードワイヤに適用した場合を例にとって説明し
たが、本発明はこれに限定されること無く、他の細径多
心ケーブルにも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、導線の先
端を非対撚にして整列配置して纏め、保護チューブ内
に、前記整列配置された導線を挿入し、前記保護チュー
ブ内に挿入された導線を前記保護チューブ内を通して引
き出すようにしているので、細径多心ケーブルの細径化
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る細径多心ケーブルの製造方法の一
実施の形態であるハードディスク装置用リードワイヤの
製造方法を示した図である。
【図2】図1に示したハードディスク装置用リードワイ
ヤの先端のA−A断面図である。
【図3】図1に示したハードディスク装置用リードワイ
ヤの対撚部のB−B断面図である。
【図4】ハードディスク装置用リードワイヤを示す斜視
図である。
【図5】図1に示したハードディスク装置用リードワイ
ヤのC−C断面図である。
【符号の説明】
100 ハードディスク装置用リードワイヤ 101 導線 103 対撚 105 保護チューブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心線となる導線を対撚にした対撚部と、
    この対撚部を被覆する円筒状の保護チューブを備える細
    径多心ケーブルの製造方法であって、 前記導線の先端を非対撚にして整列配置して纏める工程
    と、 前記保護チューブ内に、前記整列配置された導線を挿入
    する工程と、 前記保護チューブ内に挿入された導線を前記保護チュー
    ブ内を通して引き出す工程と、 を有することを特徴とする細径多心ケーブルの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記保護チューブは、前記整列配置され
    た導線の先端の外径以上、かつ、前記対撚部の外径以下
    で、弾性体により形成されることを特徴とする請求項1
    記載の細径多心ケーブルの製造方法。
JP17081395A 1995-07-06 1995-07-06 細径多心ケーブルの製造方法 Pending JPH0922625A (ja)

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