JPH0922296A - 感性情報入力処理装置及びその処理方法 - Google Patents

感性情報入力処理装置及びその処理方法

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JPH0922296A
JPH0922296A JP7169385A JP16938595A JPH0922296A JP H0922296 A JPH0922296 A JP H0922296A JP 7169385 A JP7169385 A JP 7169385A JP 16938595 A JP16938595 A JP 16938595A JP H0922296 A JPH0922296 A JP H0922296A
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Application number
JP7169385A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Kimio Nagasawa
喜美男 長沢
Shoji Takeda
昭二 武田
Masanori Miyatake
正典 宮武
Kazuyoshi Okura
計美 大倉
Hirokazu Genno
広和 源野
Tetsuya Kimura
哲也 木村
Masaaki Taira
正明 平
Kozo Okuda
浩三 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人間の感情による音声指示の変化を適格に判
断でき、その感情による変化を加味した出力を得るこ
と。 【解決手段】 音声情報を入力し、その音声情報に対応
する音声コード情報を認識する音声コード認識手段2
と、音声情報に付随する感性情報を入力し、その感性情
報を抽出する感性情報抽出手段3とを具備し、出力制御
手段4で音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手
段3の出力に基づいて出力装置5の出力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声を入力してその音
声の指示によって制御機器を制御する感性情報入力処理
装置及びその処理方法に関するもので、制御系の入力を
音声で行うマン・マシーンインターフェスとして使用さ
れる感性情報入力処理装置及びその処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の音声を入力し、その音声の指示に
よって制御機器を制御する音声情報入力処理装置として
は、所定の音を音声認識装置で認識し、特定の指令を判
断して制御機器を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、指令をだす人
間側に感情的な変化があると、それを受ける音声情報入
力処理装置が指令を正確に判断できる確率が悪くなり、
その確率の低下により、更に、指令をだす人間側に感情
的な変化が大きくなるという悪循環が発生する。
【0004】そこで、本発明は、人間の感情による音声
指示の変化を適格に判断でき、その感情による変化を加
味した出力を得る感性情報入力処理装置及びその処理方
法の提供を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる感性情
報入力処理装置は、音声情報を入力し、その音声情報に
対応する音声コード情報を認識する音声コード認識手段
と、前記音声情報に付随する感性情報を入力し、その感
性情報を抽出する感性情報抽出手段と、前記音声コード
認識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づい
て出力装置の出力を制御する出力制御手段とを具備する
ものである。
【0006】請求項2にかかる感性情報入力処理装置
は、前記感性情報抽出手段を、音声の発生速度を検出す
る発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検出する音声ピ
ッチ周波数検出部、音声情報の音量を検出する音量検出
部、音声情報の音声スペクトルを検出する音声スペクト
ル検出部の1つ以上としたものである。
【0007】請求項3にかかる感性情報入力処理装置
は、前記感性情報抽出手段を、音声情報の音量を検出す
る音量検出部に加えて、音声の発生速度を検出する発生
速度検出部、音声ピッチ周波数を検出する音声ピッチ周
波数検出部、音声情報の音声スペクトルを検出する音声
スペクトル検出部の1つ以上としたものである。
【0008】請求項4にかかる感性情報入力装置の前記
出力装置は、テレビジョン受像機であり、制御する出力
を、前記テレビジョン受像機の音声出力としたものであ
る。
【0009】請求項5にかかる感性情報入力装置の前記
出力装置は、照明装置であり、制御する出力を前記照明
装置の輝度出力としたものである。
【0010】請求項6にかかる感性情報入力装置の前記
出力装置は、移動体であり、制御する出力を、前記移動
体の移動出力としたものである。
【0011】請求項7にかかる感性情報入力装置の前記
出力装置は、情報処理装置であり、制御する出力を、前
記情報処理装置の音声情報に付随する出力としたもので
ある。
【0012】請求項8にかかる感性情報入力装置の前記
出力装置は、前記出力装置の出力を複数段階に制御する
ものである。
【0013】請求項9にかかる感性情報入力方法は、音
声情報を入力し、その音声情報に対応する音声コード情
報を認識する音声コード認識手段と、前記音声情報に付
随する感性情報を入力し、その感性情報を抽出する感性
情報抽出手段とを具備し、前記音声コード認識手段の出
力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力装置の
出力を制御するものである。
【0014】請求項10にかかる感性情報入力処理方法
は、前記感性情報抽出手段を、音声の発生速度を検出す
る発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検出する音声ピ
ッチ周波数検出部、音声情報の音量を検出する音量検出
部、音声情報の音声スペクトルを検出する音声スペクト
ル検出部の1つ以上としたものである。
【0015】請求項11にかかる感性情報入力処理方法
は、前記感性情報抽出手段を、音声情報の音量を検出す
る音量検出部に加えて、音声の発生速度を検出する発生
速度検出部、音声ピッチ周波数を検出する音声ピッチ周
波数検出部、音声情報の音声スペクトルを検出する音声
スペクトル検出部の1つ以上としたものである。
【0016】請求項12にかかる感性情報入力方法の前
記音声コード認識手段の出力と前記感性情報抽出手段の
出力に基づいて出力を制御する前記出力方法は、テレビ
ジョン受像機であり、制御する出力を、前記テレビジョ
ン受像機の音声出力とするものである。
【0017】請求項13にかかる感性情報入力方法の前
記出力装置は、照明装置であり、制御する出力を、前記
照明装置の輝度出力としたものである。
【0018】請求項14にかかる感性情報入力方法の前
記出力装置は、移動体であり、制御する出力を、前記移
動体の移動出力としたものである。
【0019】請求項15にかかる感性情報入力方法の前
記出力装置は、情報処理装置であり、制御する出力を、
前記情報処理装置の音声情報に付随する出力としたもの
である。
【0020】請求項16にかかる感性情報入力方法の前
記出力装置は、前記出力装置の出力を複数段階に制御す
るものである。
【0021】
【作用】請求項1においては、音声情報を入力し、その
音声情報に対応する音声コード情報を認識する音声コー
ド認識手段と、前記音声情報に付随する感性情報を入力
し、その感性情報を抽出する感性情報抽出手段とを具備
し、前記音声コード認識手段の出力と前記感性情報抽出
手段の出力に基づいて出力装置の出力を制御する。
【0022】請求項2においては、前記感性情報抽出手
段が、音声の発生速度を検出する発生速度検出部、音声
ピッチ周波数を検出する音声ピッチ周波数検出部、音声
情報の音量を検出する音量検出部、音声情報の音声スペ
クトルを検出する音声スペクトル検出部の1つ以上とす
る。
【0023】請求項3においては、前記感性情報抽出手
段が、音声情報の音量を検出する音量検出部に加えて、
音声の発生速度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ
周波数を検出する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の
音声スペクトルを検出する音声スペクトル検出部の1つ
以上とする。
【0024】請求項4においては、前記音声コード認識
手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出
力を制御する出力装置が、テレビジョン受像機であり、
制御する出力を、前記テレビジョン受像機の音声出力と
する。
【0025】請求項5においては、前記音声コード認識
手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出
力を制御する出力装置が照明装置であり、制御する出力
を、前記照明装置の輝度出力とする。
【0026】請求項6においては、前記音声コード認識
手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出
力を制御する出力装置が移動体であり、制御する出力
を、前記移動体の移動出力とする。
【0027】請求項7においては、前記音声コード認識
手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出
力を制御する出力装置が情報処理装置であり、制御する
出力を、前記情報処理装置の音声情報に付随する出力と
する。
【0028】請求項8においては、前記音声コード認識
手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出
力を制御する出力装置が、前記出力装置の出力を複数段
階に制御する。
【0029】請求項9においては、音声情報を入力し、
その音声情報に対応する音声コード情報を認識する音声
コード認識手段と、前記音声情報に付随する感性情報を
入力し、その感性情報を抽出する感性情報抽出手段とを
具備し、前記音声コード認識手段の出力と前記感性情報
抽出手段の出力に基づいて出力装置の出力を制御する。
【0030】請求項10においては、前記感性情報抽出
手段が、音声の発生速度を検出する発生速度検出部、音
声ピッチ周波数を検出する音声ピッチ周波数検出部、音
声情報の音量を検出する音量検出部、音声情報の音声ス
ペクトルを検出する音声スペクトル検出部の1つ以上と
する。
【0031】請求項11においては、前記感性情報抽出
手段が、音声情報の音量を検出する音量検出部に加え
て、音声の発生速度を検出する発生速度検出部、音声ピ
ッチ周波数を検出する音声ピッチ周波数検出部、音声情
報の音声スペクトルを検出する音声スペクトル検出部の
1つ以上とする。
【0032】請求項12においては、前記音声コード認
識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて
出力を制御する出力装置が、テレビジョン受像機で、制
御する出力を、前記テレビジョン受像機の音声出力とす
る。
【0033】請求項13においては、前記音声コード認
識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて
出力を制御する出力装置が照明装置であり、制御する出
力を、前記照明装置の輝度出力とする。
【0034】請求項14においては、前記音声コード認
識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて
出力を制御する出力装置が移動体であり、制御する出力
を、前記移動体の移動出力とする。
【0035】請求項15においては、前記音声コード認
識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて
出力を制御する出力装置が情報処理装置であり、制御す
る出力を、前記情報処理装置の音声情報に付随する出力
とする。
【0036】請求項16においては、前記音声コード認
識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて
出力を制御する出力装置は、前記出力装置の出力を複数
段階に制御する。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例の感性情報入力処理装
置及びその処理方法について説明する。図1は本発明の
第一実施例の感性情報入力処理装置の全体構成を示すブ
ロック図である。図3は本発明の一実施例の感性情報入
力処理装置の処理動作を説明する説明図で、通常の喋り
方と怒った喋り方での音声情報の特徴量の違いを示す
(a)は音声波形、(b)は音量特性、(c)は音声ピ
ッチ周波数特性を示すものである。図において、マイク
ロホン1は、市販の音声を電気信号に変換するものであ
り、音声情報(声)をマイクロホン1から入力し、その
音声情報に対応する音声コード情報を認識する音声コー
ド認識手段2は、音声認識を行い、その認識された音声
コードを感性情報抽出手段3及び出力制御手段4に出力
する。詳しくは、音声コード認識手段2は、HMM(Hi
dden Markov Model )法と称する音声の状態遷移の統計
処理を行う。この手法については、書籍「Hidden Marko
v Models forSpeach for Recognition 」(出版:Edinb
urgn University Press,著者:X.D.HUNG他,1990
年)で開示されている。
【0038】例えば、通常の喋り方の「urusai」
と怒った喋り方の「urusai」の音声情報の特徴量
の違いを示すと、図3に示すようになる。図3の左側が
通常の喋り方での「うるさい」の音声で、その右側が怒
った喋り方での「うるさい」の音声である。ここで、右
側の波形の方が、音量が大きく、発生時間短くなってお
り、発生速度が速く、かつ、音声ピッチ周波数が高いこ
とがわかる。そこで、本実施例では、感性情報抽出手段
3の発生速度検出部31、音声ピッチ(音の高低)周波
数検出部32、音量検出部33は、マイクロホン1から
入力した音声情報から発生速度、音声ピッチ周波数、音
量を検出する。
【0039】音声レベル判定基準格納部34に格納され
た音声レベル判定基準は、入力された音声の音声特徴量
(発生速度、音声ピッチ周波数、音量)が、標準特徴量
(標準発生速度、標準音声ピッチ周波数、標準音量)と
の比較によって、各音声レベル(発生速度レベル、音声
ピッチ周波数レベル、音量レベル)を求める基準となる
もので、本実施例では、前述の[発生速度レベル基準]
と[音声ピッチ周波数レベル基準]、[音量レベル基
準]の範囲が格納され、 発生速度レベル : 早口/普通/ゆっくり 音声ピッチ周波数レベル : 高い/普通/低い 音量レベル : 大きい/普通/小さい のように、各々を3段階としている。
【0040】例えば、発生速度検出部31の出力によ
り、単位時間あたりに発生されたモーラ数を計測し、発
生速度を求めるとする。このモーラとは、「拍」と訳さ
れ、基本的には、かな文字と同じであるが、拗音(「き
ゃ」「じょ」等)、促音(「っ」)、撥音(「ん」)も
1モーラと数える。また、長音(「そうじ」の「そ
う」、「テープ」の「テー」などは2モーラとなる。な
お、モーラ数の計測は、音声認識で一般的に使用されて
いる。発生速度を「ゆっくり」、「普通」、「早口」と
の3段階に大別すると、 ゆっくり : 7 モーラ以下/秒 普通 : 8〜11 モーラ/秒 早口 : 12 モーラ以上/秒 となる。
【0041】そこで、本実施例においては、喋っている
標準(通常時)発生速度と比較し、その標準(通常時)
発生速度と比較する速度レベル基準は、 [発生速度レベル基準] 30%以上速ければ : 早口 30%以上遅ければ : ゆっくり それ以外であれば : 普通 として音声レベル判定基準格納部34に格納しておく。
なお、これによって、音声レベル判定基準格納部34に
格納されている情報を基に音声レベル分析部36で音声
情報が分析される。
【0042】また、音声ピッチ周波数検出部32の出力
により、音声ピッチを、音声信号を線形予測分析した後
の残差信号の相関から求めている。この方法は、書籍
「図解、音声デバイス活用の実際」P2〜5、(中田和
男、三瓶徹共編、オーム社,1982年発行)等で公知
である。例えば、日本人の男性成人、女性成人、子供の
平均の音声ピッチ周波数は、 日本人の男性成人の平均 : 100〜125Hz 女性成人の平均 : 250〜300Hz 子供 の平均 : 125〜250Hz である。そこで、本実施例においては、標準(通常時)
の音声ピッチ周波数と比較し、「高い声」、「低い
声」、「普通の高さの声」の3段階に分けるとし、標準
(通常時)の音声ピッチ周波数と比較した音声ピッチ周
波数レベル基準は、 [音声ピッチ周波数レベル基準] 50%以上高ければ : 高い声 50%以上低ければ : 低い声 それ以外であれば : 普通の高さの声 として、音声レベル判定基準格納部34に格納してお
く。なお、これによって、音声レベル判定基準格納部3
4に格納されている情報を基に音声レベル分析部36で
音声情報が分析される。
【0043】そして、音量検出部33の出力により、音
量レベルをサンプリングによって得られたデジタルデー
タの自乗和で表す。本実施例においては、母音部分につ
いて、標準(通常時)の音量と比較し、「大きい声」、
「小さい声」、「普通の大きさの声」の3段階に分ける
とし、標準(通常時)の音量と比較した音量レベル基準
は、 [音量レベル基準] 3db以上高ければ : 大きい声 3db以上低ければ : 小さい声 それ以外であれば : 普通の大きさの声 として、音声レベル判定基準格納部34に格納してお
く。なお、これによって、音声レベル判定基準格納部3
4に格納されている情報を基に音声レベル分析部36で
音声情報が分析される。
【0044】標準音声特徴量格納部35では、2つのメ
モリエリアを持ち、本実施例ではケース1、ケース2と
し、例えば、 ケース1:あらかじめ、個人毎に普通に喋ったときの音
声特徴量(発生速度、音声ピッチ周波数、音量)を標準
値として記憶しておく。 ケース2:多くの人の音声特徴量の平均を標準値として
記憶しておく。として、各々の情報パターンを多数格納
しておく。
【0045】音声レベル分析部36では、まず、発生速
度検出部31で音声情報の発生速度を検出し、音声ピッ
チ周波数検出部32で音声ピッチ周波数を検出し、音量
検出部33で音量を検出する。即ち、音声レベル分析部
36では、発生速度検出部31からの発生速度レベルを
分析する。具体的には、 検出した発生速度と標準音声特徴量格納部内の標準
発生速度との比を求める。 発生速度比と音声レベ
ル判定基準格納部内の発生速度レベル判定基準に基づい
て、発生速度レベルを分析する。 また、音声レベル分析部36では、音声ピッチ周波数検
出部32からの音声ピッチ周波数レベルを分析する。具
体的には、 検出した音声ピッチ周波数と標準音声特徴量格納部
内の標準音声ピッチ周波数 との比を求める。 音声ピッチ周波数比と音声レベル判定基準格納部内
の音声ピッチ周波数レベル 判定基準に基づいて音
声ピッチ周波数レベルを分析する。 そして、音声レベル分析部36では、音量検出部33か
らの音量レベルを分析する。具体的には、 検出した音量と標準音声特徴量格納部内の標準音量
との比を求める。 音量比と音声レベル判定基準格納部内の音量レベル
判定基準に基づいて、音量 レベルを分析する。
【0046】また、感性レベル分析用知識ベース格納部
37は、各音声レベルによって、感性レベルを判定する
ための条件(ルール)を設定しておく。ここで、感性レ
ベルとは、感性の種類と程度(レベル)を意味する。感
性レベル分析部38では、音声レベル分析部36からの
出力及び音声コード認識手段2からの出力を入力し、音
声コードと、発生速度レベル、音声ピッチ周波数レベ
ル、音量レベルから、感性レベル分析用知識ベース格納
部37に格納されている感性レベル分析用知識ベースに
基づいて、感性レベル(感性の種類とレベル)を分析す
る。
【0047】出力制御手段4は、感性レベル分析部38
からの出力及び音声コード認識手段2からの出力を入力
し、各種の出力装置5を制御する。出力制御手段4は、
主制御部41及び出力制御用知識ベース格納部42を有
している。出力制御用知識ベース格納部42は、感性レ
ベル分析部38からの出力及び音声コード認識手段2か
らの出力によって如何なる出力を行えばよいかを判断す
る基準を格納する条件マップを格納したものである。主
制御部41は、感性レベル分析部38からの出力及び音
声コード認識手段2からの出力を出力制御用知識ベース
格納部42で照合した後、その条件によって出力装置5
の制御情報を決定し、その制御情報を出力するものであ
る。
【0048】出力装置5は、音声を入力してその音声の
指示によって制御する機器であり、制御しようとする制
御対象の産業用機器、民生用機器等の機器で、オン・オ
フ制御または所定の特性を変化させる制御により、その
機器の出力を変化させるものである。
【0049】図4は本発明の第一実施例の感性情報入力
処理装置の感性情報抽出手段3が行う制御処理を示すフ
ローチャートである。まず、ステップS1で発生速度検
出部31で音声情報の発生速度を検出し、また、ステッ
プS2で音声ピッチ周波数検出部32によって音声ピッ
チ周波数を検出、ステップS3で音量検出部33によっ
て音量を検出する。ステップS4で発生速度検出部31
から入力した発生速度レベルを分析する。ここでは、検
出した発生速度と標準音声特徴量格納部35内の標準発
生速度との比を求め、発生速度比と音声レベル判定基準
格納部34内の発生速度レベル判定基準に基づいて、発
生速度レベルを分析する。また、ステップS5で音声ピ
ッチ周波数検出部32から入力した音声ピッチ周波数レ
ベルを分析し、検出した音声ピッチ周波数と標準音声特
徴量格納部35内の標準音声ピッチ周波数との比を求
め、音声ピッチ周波数比と音声レベル判定基準格納部3
4内の音声ピッチ周波数レベル判定基準に基づいて音声
ピッチ周波数レベルを分析する。そして、ステップS6
で音量検出部33から入力した音量レベルを分析し、検
出した音量と標準音声特徴量格納部35内の標準音量と
の比を求め、音量比と音声レベル判定基準格納部34内
の音量レベル判定基準に基づいて、音量レベルを分析す
る。更に、ステップS7で感性レベル分析部38で、音
声コードと、発生速度レベル、音声ピッチ周波数レベ
ル、音量レベルから、感性レベル分析用知識ベースに基
づいて、感性レベル(感性の種類とレベル)を分析す
る。なお、本実施例では、音声レベル分析部36には、
発生速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音
量検出部33の出力を入力しているが、本発明を実施す
る場合には、更に、周波数成分を計測した音声スペクト
ル情報(音韻「音色」)の検出を行い、その出力も入力
して使用してもよい。
【0050】図2は本発明の第二実施例の感性情報入力
処理装置の全体構成を示すブロック図である。なお、図
中、第一実施例と同一符号及び記号は第一実施例の構成
部分と同一または相当する構成部分を示すものであるか
ら、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみの説明
に止める。
【0051】この音声スペクトルは、音声スペクトル検
出部39で、ある時間内のデジタル音声データをDFT
(デジタルフーリエ変換)分析することで得られる。例
えば、12KHz でサンプリングされた音声を256点
(21.3ミリ秒)のDFTによって、この区間に対す
る周波数(スペクトル)成分が得られる。普通、おだや
かな話し方では、音声波形は正弦波に近く、あまり高調
波成分がない。しかし、怒鳴ったり強くいうときには、
三角波に近くなり、高調波成分が多く含まれるようにな
る。そこで、音声スペクトルを検出する場合には、高調
波成分:1〜2KHz 以上とする。このとき、音声スペ
クトルレベル基準は、 [音声スペクトルレベル基準]母音部分において、標準
(通常時)の2KHz 以上の高調波成分が、 20%以上あれば : 高調波成分が多い(怒り) それ以外であれば : 普通(おだやか) として扱う。
【0052】音声レベル分析部36で処理された発生速
度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音量検出
部33の出力、更に、必要に応じて付加した音声スペク
トル情報(音韻「音色」)の出力は、感性レベル分析部
38によって次のように処理される。基本的には、入力
された音声コード認識手段2からの音声コードと、音声
レベル分析部36で処理された情報とを組合わせ、感性
レベル分析用知識ベース格納部37に格納された感性レ
ベル分析用知識ベース(分析基準)に基づいて、感性レ
ベルを検出する。
【0053】次に、本発明を実施するための感性レベル
分析部38で行う処理の事例について説明する。
【0054】[事例1]音声コード認識手段2からの音
声コードと音声レベル分析部36で処理された音声レベ
ルに対応付けて、感性レベル分析用知識ベース格納部3
7に格納された感性レベル分析用知識ベース(分析基
準)に基づいて感性レベルを検出する(1種類の音声レ
ベルから1つの感性の種類とレベルを検出)。具体的に
は、音声レベル分析部36で処理され、出力された1つ
の音声レベルから、感性レベル分析用知識ベース(分析
基準)に基づいて感性レベルを検出する。感性レベル分
析用知識ベース格納部37に格納された感性分析用知識
ベースとの対応としては、
【表1】 ここの種の、1つの音声レベルから感性レベルを分析す
る例としては、TV音量制御等に使用可能である。
【0055】
【表2】 ここの種の、1つの音声レベルから感性レベルを分析す
る例としては、TV画面の明るさ、照明の明るさ等に使
用可能である。
【0056】
【表3】 ここの種の、感性レベルを分析する例としては、車の速
度の制御等に使用可能である。
【0057】[事例2]音声コード認識手段2からの音
声コードと音声レベル分析部36で処理された複数の各
音声レベルを組合わせ、感性レベル分析用知識ベース格
納部37に格納された感性レベル分析用知識ベース(分
析基準)に基づいて感性レベルを検出する(複数種類の
音声レベルから1つの感性の種類とレベルを検出)。具
体的には、音声レベル分析部36で処理され、出力され
た複数の各音声レベルを組み合わせ、感性レベル分析用
知識ベース(分析基準)に基づいて感性レベルを検出す
る。感性レベル分析用知識ベース格納部37に格納され
た感性分析用知識ベースとの対応としては、
【表4】 この種の音声レベル分析部36で処理された複数の各音
声レベルを組み合わせ、感性レベル分析用知識ベース
(分析基準)に基づいて感性レベルを検出するものとし
て、各種機器を制御するコンピュータの応答等の制御に
使用される。
【0058】[事例3]音声レベル分析部36で処理さ
れた各種類の音声レベルから特性種類の感性レベルをそ
れぞれ求め、それぞれに重みを付けた総計から、前記特
定種類の感性のレベルを検出する。音声コード認識手段
2からの音声コードと音声レベル分析部36で処理され
た複数の各音声レベルから特性種類の感性レベルをそれ
ぞれ求め、それぞれに重みを付けた総計から、前記特定
種類の感性のレベルを検出する(複数種類の音声レベル
のそれぞれに重みを付けた総計から1つの感性の種類と
レベルを検出)。
【0059】具体的には、音声レベル分析部36で処理
され、出力された複数の各音声レベルから特性種類の感
性レベルをそれぞれ求め、それぞれに重みを付けた総計
から、前記特定種類の感性のレベルを検出する。感性レ
ベル分析用知識ベース格納部37に格納された感性分析
用知識ベースとの対応としては、例えば、音声コード:
「ちがう」についての音声レベル別不満足度は、一般論
を 発生速度による不満足度[A] 早口のとき : 1 普通のとき : 0 ゆっくりのとき : −1 音声ピッチの周波数による不満足度[B] 高いとき : 1 普通のとき : 0 低いとき : −1 音量による不満足度[C] 大きいとき : 1 普通のとき : 0 小さいとき : −1 とし、これによって、全種類の音声レベルによる不満足
度Fを求める。 F=A・a+B・b+C・c (但し、a,b,cは重み:0〜1の少数値) 例えば、a,b,cは重みは、不満足度のときは、音声
ピッチ、音量の重みを強くして a=0.5 b=1.5 c=1.2 程度の値を使用する。ここで、全種類の音声レベルによ
る不満足度 Fが 2以上のとき : 不満足度が高い 2未満のとき : 不満足度が低い として扱う。
【0060】[事例4]音声レベル分析部36で処理さ
れた音声レベルを音声レベル判定基準に照合する。この
音声レベル判定基準としては、 標準音声特徴量 : 0レベル(標準レベル) 最低音声特徴量 : −100レベル(最低レベル) 最高音声特徴量 : +100レベル(最高レベル) とする関数とする。当然ながら、最も単純な関数として
は、正比例関数も存在する。この関数に従って、音声レ
ベル分析部36で処理され、そして入力された各音声レ
ベルを求める。このとき、感性レベル分析用知識ベース
格納部37に格納された感性分析用知識ベースとして
は、あらかじめ、普通の喋り方や怒ったときの喋り方
等、感性の種類、レベルを変えて入力したときの各音声
レベルを、感性の種類、レベルごとにデータベースとし
て記憶しておく。そして、音声レベル分析部36で処理
された後、入力された音声の各音声レベルが、データベ
ース内の感性の種類、レベルごとの各音声レベルとを照
合し、最も一致度の高い感性の種類、レベルを、感性レ
ベルの検出結果とする。
【0061】例えば、音声コード:「違います」につい
て説明すると、
【表5】 が、感性レベル分析用知識ベース格納部37に格納され
た感性分析用知識ベースとすると、 入力された音声レベル 発生速度レベル : 70 音声ピッチ周波数レベル : 70 音量レベル : 70 のときには、 怒った喋り方との差 発生速度レベル差 |80−70|=10 音声ピッチ周波数レベル差 |80−70|=10 音量レベル差 |80−70|=10 計30 緊張した喋り方との差 発生速度レベル差 |80−70|=10 音声ピッチ周波数レベル差 |40−70|=30 音量レベル差 |60−70|=10 計50 となり、怒った喋り方との差30は緊張した喋り方との
差50よりも小さくなり、このとき、入力された音声
は、緊張した喋り方であると判断する。
【0062】このように、本実施例の感性情報入力処理
装置は、音声情報を入力し、その音声情報に対応する音
声コード情報を認識する音声コード認識手段2と、音声
情報に付随する感性情報を入力し、その感性情報を抽出
する感性情報抽出手段3と、音声コード認識手段2の出
力と感性情報抽出手段3の出力に基づいて出力装置5の
出力を制御する出力制御手段4とを具備し、感性情報抽
出手段3からの出力は、発生速度レベル、音声ピッチ周
波数レベル、音量レベル、及び感性レベル分析用知識ベ
ースに基づいて決定された感性レベルを入力する出力制
御手段4は、感性情報抽出手段3からの出力に応じて如
何なる出力を行えばよいかを、出力制御知識ベース部4
2で照合した後、その条件によって出力装置5の制御情
報を決定し、その制御情報を出力する。ここで、音声レ
ベル分析部36では、発生速度検出部31、音声ピッチ
周波数検出部32、音量検出部33、及び必要に応じて
音声スペクトル情報を検出する各音声レベルの検出を判
断し、また、感性レベル分析部38における感性の種類
としては、不満度、要望度、危機感、緊張度、興奮度、
冷静度等の1つ以上を選択することができる。特に、感
性レベル分析部38における感性の種類としては、不満
度、要望度、危機感、緊張度、興奮度、冷静度等の1つ
以上を選択することができるが、あらかじめ、不満度、
要望度、危機感、緊張度、興奮度、冷静度等のデータベ
ースを設定しておき、用途、或いは設置環境によって特
定の不満度、要望度、危機感、緊張度、興奮度、冷静度
等の1つ以上を選択することもできる。また、上記実施
例では、各条件について3種類のレベルとしたものであ
るが、本発明を実施する場合には、複数のレベルに分け
るものであればよい。当然ながら、ファジイ理論によっ
て処理することもできる。
【0063】更に、本実施例の出力装置5としては、テ
レビジョン、照明装置、情報処理装置の事例で説明した
が、本発明を実施する場合には、オン・オフ制御または
可変制御する機器であればよく、その用途が特定される
ものではない。
【0064】このように、本実施例の感性情報入力処理
装置は、音声情報を入力し、その音声情報に対応する音
声コード情報を認識する音声コード認識手段2と、前記
音声情報に付随する感性情報を入力し、その感性情報を
抽出する感性情報抽出手段3とを具備し、出力制御手段
4で音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段3
の出力に基づいて出力装置5の出力を制御するもので
り、これを請求項1に対応する実施例とすることができ
る。したがって、音声情報内容によって決定される制御
対象に、感性情報を付加することができ、同一音声情報
内容でも人の感情が加味された制御出力を得ることがで
き、人間の感情による音声指示の変化を適格に判断で
き、その感情による変化を加味した出力装置5の制御が
できる。
【0065】本実施例の感性情報入力処理装置は、発生
速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音量検
出部33、更に、第二実施例では音声スペクトル検出部
39を具備するものであるが、本発明を実施する場合に
は、発生速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部3
2、音量検出部33、音声スペクトル検出部39の1つ
以上を用いることによっても実施できる。しかし、信頼
性を向上させるものでは、発生速度検出部31、音声ピ
ッチ周波数検出部32、音量検出部33、音声スペクト
ル検出部39の2以上或いは3以上、或いは全部を採用
するのが好適である。これを請求項2に対応する実施例
とすることができる。したがって、人の感情が乗り易い
音声レベルを検出することにより、感性情報が得易く、
正確に感性情報を制御要素に組込むことができる。
【0066】勿論、本発明を実施する場合の感性情報入
力処理装置は、音量検出部33を採用し、その他に、発
生速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音声
スペクトル検出部39の1つ以上を用いることによって
も実施できる。しかし、信頼性を向上させるものでは、
発生速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音
量検出部33、音声スペクトル検出部39の2以上或い
は3以上、或いは全部を採用するのが好適である。これ
を請求項3に対応する実施例とすることができる。した
がって、人の感情が乗り易い音声レベルを検出すること
により、感性情報が得易く、正確に感性情報を制御要素
に組込むことができる。
【0067】本実施例の感性情報入力処理装置は、請求
項1の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を、テレ
ビジョン受像機とし、その制御する出力を、前記テレビ
ジョン受像機の音声出力としたものであり、これを請求
項4に対応する実施例とすることができる。したがっ
て、通常のリモコンと同様に音声によってテレビジョン
の制御ができ、かつ、リモコンを持つ必要がないので、
リモコンを手に取る煩わしさがなくなる。
【0068】本実施例の感性情報入力処理装置は、請求
項1の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を、照明
装置としたものであり、かつ、その制御する出力を、前
記照明装置の輝度出力としたものであり、これを請求項
5に対応する実施例とすることができる。したがって、
通常のスイッチ操作と同様に音声によって照明の制御が
でき、かつ、スイッチやリモコンを持つ必要がないの
で、リモコンを手に取る煩わしさや、スイッチの場所ま
で行く煩わしさがなくなる。
【0069】本実施例の感性情報入力処理装置は、請求
項1の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を、移動
体としたものであり、しかも、制御する出力を、前記移
動体の移動出力としたものであり、これを請求項6に対
応する実施例とすることができる。したがって、前記移
動体のみを注視しながら、その移動体の制御が可能であ
るから、制御に対する注意力が集中できる。
【0070】本実施例の感性情報入力処理装置は、請求
項1の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を、情報
処理装置としたものであり、しかも、その制御する出力
を、前記情報処理装置の音声情報に付随する出力とした
ものであり、これを請求項7に対応する実施例とするこ
とができる。したがって、情報処理装置の操作が感性情
報を付加した音声情報で制御可能となる。
【0071】本実施例の感性情報入力処理装置は、音声
コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段3の出力に
基づいて出力を制御する出力装置5を、出力装置5の出
力を複数段階に制御するものであり、これを請求項8に
対応する実施例とすることができる。したがって、その
制御をオン・オフ制御に止まらず、連続または連続に酷
似したこまやかな制御が可能となる。
【0072】ところで、上記実施例では、感性情報入力
処理装置について説明したが、上記各実施例は、下記の
ような構成を有する感性情報入力処理方法の実施例とみ
ることもできる。
【0073】即ち、本実施例の感性情報入力処理方法
は、音声情報を入力し、その音声情報に対応する音声コ
ード情報を認識する音声コード認識手段2と、前記音声
情報に付随する感性情報を入力し、その感性情報を抽出
する感性情報抽出手段3とを具備し、音声コード認識手
段2の出力と感性情報抽出手段3の出力に基づいて出力
装置5の出力を制御するものであり、これを請求項9に
対応する実施例とすることができる。したがって、音声
情報内容によって決定される制御対象に、感性情報を付
加することができ、同一音声情報内容でも人の感情が加
味された制御出力を得ることができ、人間の感情による
音声指示の変化を適格に判断でき、その感情による変化
を加味した出力装置5の制御ができる。
【0074】本実施例の感性情報入力処理方法は、発生
速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音量検
出部33、更に、第二実施例では音声スペクトル検出部
39を具備するものであるが、本発明を実施する場合に
は、発生速度検出部31、音声ピッチ周波数検出部3
2、音量検出部33、音声スペクトル検出部39の1つ
以上を用いることによっても実施できる。しかし、信頼
性を向上させるものでは、発生速度検出部31、音声ピ
ッチ周波数検出部32、音量検出部33、音声スペクト
ル検出部39の2以上或いは3以上、或いは全部を採用
するのが好適である。これを請求項10に対応する実施
例とすることができる。したがって、人の感情が乗り易
い音声レベルを検出することにより、感性情報が得易
く、正確に感性情報を制御要素に組込むことができる。
【0075】本発明を実施する場合の感性情報入力処理
方法は、音量検出部33を採用し、その他に、発生速度
検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音声スペク
トル検出部39の1つ以上を用いることによっても実施
できる。しかし、信頼性を向上させるものでは、発生速
度検出部31、音声ピッチ周波数検出部32、音量検出
部33、音声スペクトル検出部39の2以上或いは3以
上、或いは全部を採用するのが好適である。これを請求
項11に対応する実施例とすることができる。したがっ
て、人の感情が乗り易い音声レベルを検出することによ
り、感性情報が得易く、正確に感性情報を制御要素に組
込むことができる。
【0076】本実施例の感性情報入力処理方法は、請求
項9の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を、テレ
ビジョン受像機としたものであり、かつ、その制御する
出力を、前記テレビジョン受像機の音声出力としたもの
でものであり、これを請求項12に対応する実施例とす
ることができる。したがって、通常のリモコンと同様に
音声によってテレビジョンの制御ができ、かつ、リモコ
ンを持つ必要がないので、リモコンを手に取る煩わしさ
がなくなる。
【0077】本実施例の感性情報入力処理方法は、請求
項9の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5は、照明
装置であり、制御する出力を、前記照明装置の輝度出力
としたものであり、これを請求項13に対応する実施例
とすることができる。したがって、通常のスイッチ操作
と同様に音声によって照明の制御ができ、かつ、スイッ
チやリモコンを持つ必要がないので、リモコンを手に取
る煩わしさや、スイッチの場所まで行く煩わしさがなく
なる。
【0078】本実施例の感性情報入力処理方法は、請求
項9の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を移動体
としたものであり、その制御する出力を、前記移動体の
移動出力としたものであり、これを請求項14に対応す
る実施例とすることができる。したがって、前記移動体
のみを注視しながら、その移動体の制御が可能であるか
ら、制御に対する注意力が集中できる。
【0079】本実施例の感性情報入力処理方法は、請求
項9の音声コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段
3の出力に基づいて出力を制御する出力装置5を情報処
理装置としたものであり、しかも、制御する出力を、前
記情報処理装置の音声情報に付随する出力としたもので
あり、これを請求項15に対応する実施例とすることが
できる。したがって、情報処理装置の操作が感性情報を
付加した音声情報で制御可能となる。
【0080】本実施例の感性情報入力処理方法は、音声
コード認識手段2の出力と感性情報抽出手段3の出力に
基づいて出力を制御する出力装置5は、出力装置5の出
力を複数段階に制御するものであり、これを請求項16
に対応する実施例とすることができる。したがって、感
性情報抽出手段3の出力に基づいて出力を制御する出力
装置5を、出力装置5の出力を複数段階に制御するもの
であるから、その制御をオン・オフ制御に止まらず、連
続または連続に酷似したこまやかな制御が可能となる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の感性情
報入力処理装置は、音声情報を入力し、その音声情報に
対応する音声コード情報を認識する音声コード認識手段
と、前記音声情報に付随する感性情報を入力し、その感
性情報を抽出する感性情報抽出手段とを具備し、出力制
御手段で前記音声コード認識手段の出力と前記感性情報
抽出手段の出力に基づいて出力装置の出力を制御するも
のであるから、音声情報内容によって決定される制御対
象に、感性情報を付加することができ、同一音声情報内
容でも人の感情が加味された制御出力を得ることがで
き、人間の感情による音声指示の変化を適格に判断で
き、その感情による変化を加味した出力装置の制御がで
きる。
【0082】請求項2の感性情報入力処理装置は、請求
項1の効果に加えて、前記感性情報抽出手段を、音声の
発生速度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数
を検出する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音量を
検出する音量検出部、音声情報の音声スペクトルを検出
する音声スペクトル検出部の1つ以上としたものである
から、人の感情が乗り易い音声レベルを検出することに
より、感性情報が得易く、正確に感性情報を制御要素に
組込むことができる。また、複数の検出部を有するもの
では、高い信頼度の感性情報が得易く、正確に感性情報
を制御要素に組込むことができる。
【0083】請求項3の感性情報入力処理装置は、請求
項1の効果に加えて、前記感性情報抽出手段を、音声情
報の音量を検出する音量検出部に加えて、音声の発生速
度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検出
する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音声スペクト
ルを検出する音声スペクトル検出部の1つ以上としたも
のであるから、人の感情が乗り易い音声レベルを検出す
ることにより、感性情報が得易く、正確に感性情報を制
御要素に組込むことができる。また、複数の検出部を有
するものでは、高い信頼度の感性情報が得易く、正確に
感性情報を制御要素に組込むことができる。
【0084】請求項4の感性情報入力処理装置は、請求
項1の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力と
前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する
前記出力装置を、テレビジョン受像機とし、その制御す
る出力を、前記テレビジョン受像機の音声出力としたも
のであるから、通常のリモコンと同様に音声によってテ
レビジョンの制御ができ、かつ、リモコンを持つ必要が
ないので、リモコンを手に取る煩わしさがなくなる。
【0085】請求項5の感性情報入力処理装置は、請求
項1の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力と
前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する
前記出力装置を、照明装置であり、制御する出力を、前
記照明装置の輝度出力としたものであるから、通常のス
イッチ操作と同様に音声によって照明の制御ができ、か
つ、スイッチやリモコンを持つ必要がないので、リモコ
ンを手に取る煩わしさや、スイッチの場所まで行く煩わ
しさがなくなる。
【0086】請求項6の感性情報入力処理装置は、請求
項1の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力と
前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する
前記出力装置を、移動体としたものであり、しかも、制
御する出力を、前記移動体の移動出力としたものである
から、前記移動体のみを注視しながら、その移動体の制
御が可能であるから、制御に対する注意力が集中でき
る。
【0087】請求項7の感性情報入力処理装置は、請求
項1の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力と
前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する
前記出力装置を、情報処理装置としたものであり、しか
も、その制御する出力を、前記情報処理装置の音声情報
に付随する出力としたものであるから、情報処理装置の
操作が感性情報を付加した音声情報で制御可能となる。
【0088】請求項8の感性情報入力処理装置は、請求
項3乃至請求項7の何れか1つに記載の前記音声コード
認識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基づい
て出力を制御する前記出力装置を、前記出力装置の出力
を複数段階に制御するものであるから、その制御をオン
・オフ制御に止まらず、連続または連続に酷似したこま
やかな制御が可能となる。
【0089】請求項9の感性情報入力処理方法は、音声
情報を入力し、その音声情報に対応する音声コード情報
を認識する音声コード認識手段と、前記音声情報に付随
する感性情報を入力し、その感性情報を抽出する感性情
報抽出手段とを具備し、前記音声コード認識手段の出力
と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力装置の出
力を制御するものであるから、音声情報内容によって決
定される制御対象に、感性情報を付加することができ、
同一音声情報内容でも人の感情が加味された制御出力を
得ることができ、人間の感情による音声指示の変化を適
格に判断でき、その感情による変化を加味した出力装置
の制御ができる。
【0090】請求項10の感性情報入力処理方法は、請
求項9の効果に加えて、前記感性情報抽出手段を、音声
の発生速度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波
数を検出する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音量
を検出する音量検出部、音声情報の音声スペクトルを検
出する音声スペクトル検出部の1つ以上としたものであ
るから、人の感情が乗り易い音声レベルを検出すること
により、感性情報が得易く、正確に感性情報を制御要素
に組込むことができる。また、複数の検出部を有するも
のでは、高い信頼度の感性情報が得易く、正確に感性情
報を制御要素に組込むことができる。
【0091】請求項11の感性情報入力処理方法は、請
求項9の効果に加えて、前記感性情報抽出手段を、音声
情報の音量を検出する音量検出部に加えて、音声の発生
速度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検
出する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音声スペク
トルを検出する音声スペクトル検出部の1つ以上とした
ものであるから、人の感情が乗り易い音声レベルを検出
することにより、感性情報が得易く、正確に感性情報を
制御要素に組込むことができる。また、複数の検出部を
有するものでは、高い信頼度の感性情報が得易く、正確
に感性情報を制御要素に組込むことができる。
【0092】請求項12の感性情報入力処理方法は、請
求項9の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力
と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御す
る前記出力装置を、テレビジョン受像機としたものであ
り、かつ、その制御する出力を、前記テレビジョン受像
機の音声出力としたものであるから、通常のリモコンと
同様に音声によってテレビジョンの制御ができ、かつ、
リモコンを持つ必要がないので、リモコンを手に取る煩
わしさがなくなる。
【0093】請求項13の感性情報入力処理方法は、請
求項9の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力
と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御す
る前記出力装置は、照明装置であり、制御する出力を、
前記照明装置の輝度出力としたものであるから、通常の
スイッチ操作と同様に音声によって照明の制御ができ、
かつ、スイッチやリモコンを持つ必要がないので、リモ
コンを手に取る煩わしさや、スイッチの場所まで行く煩
わしさがなくなる。
【0094】請求項14の感性情報入力処理方法は、請
求項9の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力
と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御す
る前記出力装置を移動体としたものであり、その制御す
る出力を、前記移動体の移動出力としたものであるか
ら、前記移動体のみを注視しながら、その移動体の制御
が可能であるから、制御に対する注意力が集中できる。
【0095】請求項15の感性情報入力処理方法は、請
求項9の効果に加えて、前記音声コード認識手段の出力
と前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御す
る前記出力装置を情報処理装置としたものであり、しか
も、制御する出力を、前記情報処理装置の音声情報に付
随する出力としたものであるから、情報処理装置の操作
が感性情報を付加した音声情報で制御可能となる。
【0096】請求項16の感性情報入力処理方法は、請
求項12乃至請求項15の何れか1つに記載の効果に加
えて、前記音声コード認識手段の出力と前記感性情報抽
出手段の出力に基づいて出力を制御する前記出力装置
は、前記出力装置の出力を複数段階に制御するものであ
るから、前記感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を
制御する前記出力装置を、前記出力装置の出力を複数段
階に制御するものであるから、その制御をオン・オフ制
御に止まらず、連続または連続に酷似したこまやかな制
御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例の感性情報入力処
理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】 図2は本発明の第二実施例の感性情報入力処
理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図3】 図3は本発明の第一実施例の感性情報入力処
理装置の処理動作を説明する説明図である。
【図4】 図4は本発明の第一実施例の感性情報入力処
理装置の感性情報抽出手段が行う制御処理を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】 1 マイクロホン 2 音声コード認識手段 3 感性情報抽出手段 4 出力制御手段 31 発生速度検出部 32 音声ピッチ周波数検出部 33 音量検出部 34 音声レベル判定基準格納部 35 標準音声特徴量格納部 36 音声レベル分析部 37 感性レベル分析用知識ベース格納部 38 感性レベル分析部 41 主制御部 42 出力制御用知識ベース格納部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10L 3/00 551 G10L 3/00 551Z B60R 21/00 630 B60R 21/00 630 G06F 3/16 320 9172−5E G06F 3/16 320H G10L 7/08 G10L 7/08 C 9/00 301 9/00 301C (72)発明者 宮武 正典 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 大倉 計美 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 源野 広和 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 木村 哲也 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 平 正明 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 奥田 浩三 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声情報を入力し、その音声情報に対応
    する音声コード情報を認識する音声コード認識手段と、 前記音声情報に付随する感性情報を入力し、その感性情
    報を抽出する感性情報抽出手段と、 前記音声コード認識手段の出力と前記感性情報抽出手段
    の出力に基づいて出力装置の出力を制御する出力制御手
    段とを具備することを特徴とする感性情報入力処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記感性情報抽出手段は、音声の発生速
    度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検出
    する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音量を検出す
    る音量検出部、音声情報の音声スペクトルを検出する音
    声スペクトル検出部の1つ以上を具備することを特徴と
    する請求項1に記載の感性情報入力処理装置。
  3. 【請求項3】 前記感性情報抽出手段は、音声情報の音
    量を検出する音量検出部に加えて、音声の発生速度を検
    出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検出する音
    声ピッチ周波数検出部、音声情報の音声スペクトルを検
    出する音声スペクトル検出部の1つ以上を具備すること
    を特徴とする請求項1に記載の感性情報入力処理装置。
  4. 【請求項4】 前記音声コード認識手段の出力と前記感
    性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記出
    力装置は、テレビジョン受像機であり、制御する出力
    を、前記テレビジョン受像機の音声出力としたことを特
    徴とする請求項1に記載の感性情報入力処理装置。
  5. 【請求項5】 前記音声コード認識手段の出力と前記感
    性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記出
    力装置は、照明装置であり、制御する出力を、前記照明
    装置の輝度出力としたことを特徴とする請求項1に記載
    の感性情報入力処理装置。
  6. 【請求項6】 前記音声コード認識手段の出力と前記感
    性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記出
    力装置は、移動体であり、制御する出力を、前記移動体
    の移動出力としたことを特徴とする請求項1に記載の感
    性情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記音声コード認識手段の出力と前記感
    性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記出
    力装置は、情報処理装置であり、制御する出力を、前記
    情報処理装置の音声情報に付随する出力としたことを特
    徴とする請求項1に記載の感性情報入力処理装置。
  8. 【請求項8】 前記音声コード認識手段の出力と前記感
    性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記出
    力装置は、前記出力装置の出力を複数段階に制御するこ
    とを特徴とする請求項4乃至請求項7の何れか1つに記
    載の感性情報入力処理装置。
  9. 【請求項9】 音声情報を入力し、その音声情報に対応
    する音声コード情報を認識する音声コード認識手段と、
    前記音声情報に付随する感性情報を入力し、その感性情
    報を抽出する感性情報抽出手段とを具備し、前記音声コ
    ード認識手段の出力と前記感性情報抽出手段の出力に基
    づいて出力装置の出力を制御することを特徴とする感性
    情報入力処理方法。
  10. 【請求項10】 前記感性情報抽出手段は、音声の発生
    速度を検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検
    出する音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音量を検出
    する音量検出部、音声情報の音声スペクトルを検出する
    音声スペクトル検出部の1つ以上を具備することを特徴
    とする請求項9に記載の感性情報入力処理方法。
  11. 【請求項11】 前記感性情報抽出手段は、音声情報の
    音量を検出する音量検出部に加えて、音声の発生速度を
    検出する発生速度検出部、音声ピッチ周波数を検出する
    音声ピッチ周波数検出部、音声情報の音声スペクトルを
    検出する音声スペクトル検出部の1つ以上を具備するこ
    とを特徴とする請求項9に記載の感性情報入力処理方
    法。
  12. 【請求項12】 前記音声コード認識手段の出力と前記
    感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記
    出力装置は、テレビジョン受像機であり、制御する出力
    を、前記テレビジョン受像機の音声出力としたことを特
    徴とする請求項9に記載の感性情報入力処理方法。
  13. 【請求項13】 前記音声コード認識手段の出力と前記
    感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記
    出力装置は、照明装置であり、制御する出力を、前記照
    明装置の輝度出力としたことを特徴とする請求項9に記
    載の感性情報入力処理方法。
  14. 【請求項14】 前記音声コード認識手段の出力と前記
    感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記
    出力装置は、移動体であり、制御する出力を、前記移動
    体の移動出力としたことを特徴とする請求項9に記載の
    感性情報入力処理方法。
  15. 【請求項15】 前記音声コード認識手段の出力と前記
    感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記
    出力装置は、情報処理装置であり、制御する出力を、前
    記情報処理装置の音声情報に付随する出力としたことを
    特徴とする請求項9に記載の感性情報入力処理方法。
  16. 【請求項16】 前記音声コード認識手段の出力と前記
    感性情報抽出手段の出力に基づいて出力を制御する前記
    出力装置は、前記出力装置の出力を複数段階に制御する
    ことを特徴とする請求項12乃至請求項15の何れか1
    つに記載の感性情報入力処理方法。
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