JPH09220235A - 骨接合装置 - Google Patents

骨接合装置

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JPH09220235A
JPH09220235A JP8030578A JP3057896A JPH09220235A JP H09220235 A JPH09220235 A JP H09220235A JP 8030578 A JP8030578 A JP 8030578A JP 3057896 A JP3057896 A JP 3057896A JP H09220235 A JPH09220235 A JP H09220235A
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JP
Japan
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tube
plate
screw
bone
hole
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JP8030578A
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English (en)
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Kikuji Horiuchi
喜久二 堀内
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BRISTOL MAYERS SUKUIBU KK
Original Assignee
BRISTOL MAYERS SUKUIBU KK
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Publication date
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    • A61B17/56Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 骨折等により分離されたかもしくは分離可能
な状態にある分離骨をその主体骨にスクリュー手段を介
して接合するための骨接合装置に関し、様々な骨の種類
及びいろいろな骨接合部位に対して、単一の装置で骨接
合術に対応できるようにすることを目的とする。 【解決手段】 主体骨の側面に圧接し、固定されるプレ
ート、前記プレートの所定の位置にそのプレートを貫通
して形成されたチューブ貫通孔、前記プレートのチュー
ブ貫通孔に嵌入されるとともに、前記主体骨の内部に埋
め込み可能なスクリュー手段収容チューブ、及び前記ス
クリュー手段を分離骨にねじ込み及び固定するのに適当
な角度で前記チューブを前記プレートの貫通孔に嵌入
し、固定するチューブ固定手段、を含んでなるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体を構成する骨
が骨折した場合にその骨折により分離した骨をその分離
骨が結合していた骨体(以下、「主体骨」と記す)にス
クリュー手段を介して接合するための骨接合装置に関す
る。本発明の骨接合装置は、プレートとスクリュー手段
収容チューブの組み合わせからなり、プレートに対する
チューブ取り付け位置及び角度を任意に変更できるの
で、ひとつの骨接合装置でもって、様々な骨の接合に、
そして骨のいろいろな部位の接合に、容易に対応するこ
とができる。本発明はまた、分離骨を接合するための圧
縮スクリュー、すなわち、いわゆる「コンプレッション
・スクリュー」にも関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事故やスポーツなどで骨折を生じ
た場合には、その骨折部位に主体骨及び分離骨を貫通し
てスクリュー手段を嵌入し、そして、分離骨が主体骨に
完全に癒着し、元通りに一体化したたことが確認されて
から、不要となったスクリュー手段を抜去している。ス
クリュー手段の嵌入のため、通常、「チューブプレー
ト」と称される、チューブとプレートが一体化せしめら
れた骨接合装置が用いられている。
【0003】従来のチューブプレートを使用した骨接合
術の一例を大腿骨頸部の骨折を例にとって順を追って説
明すると、添付の図12〜図21に断面図で示す通りで
ある。本例では、図12に示すように、大腿骨101の
頸部101aをぎざぎざの実線Aのところで骨折したも
のと仮定する。このような骨折が生じた場合には、骨折
により分離した頸部101aを大腿骨101の骨折部位
Aに引き寄せて圧接し、さらに接合及び固定する作業が
行われる。最初に、図12に示すように、適切な形状を
有するアングルガイド103を大腿骨101の外側面
(骨折部位Aに対向した側面)に押し当てて、イメージ
コントロールの下に、ガイドピン105を骨頭107ま
で刺し入れる。ガイドピン105を刺し入れた後、レン
トゲン装置又はイメージインテンシファイヤ等の撮像装
置を用いて、上記ガイドピン105が正確な位置に配置
されていることを確認する。
【0004】次いで、図13に示すように、ガイドピン
ゲージ109を使用して、先の工程で頸部101aに刺
し入れられたガイドピン105の長さを測定する。これ
は、ガイドピン105の全長は既に測定済であるので、
大腿骨101の外側に突出している部分の長さを測定す
ることにより、必然的に刺し入れられた部分の長さを測
定することができる。
【0005】引き続いて、図14に示すようにリーミン
グを行う。すなわち、先の工程でガイドピン105を刺
し入れたところに、コンビネーションリーマ111を取
り付け、その際、そのリーマ111のリーミング長さ
を、ガイドピン105の既に測定した刺し入れ長さより
10mmだけ差し引いた長さとなるように設定する。そし
て、その設定された長さの分だけリーミングを行い、ガ
イドピン105で穿った孔の直径を拡大する。リーミン
グを行った後、リーミングにより形成された孔内にトラ
イアルシャフト(図示せず)を挿着して、大腿骨101
及び頸部101aを貫通して形成された孔の角度の適合
性を確認する。
【0006】さらに、図15に示すように、スリーブ付
タップ113を取り付けて、そのバレル部113aをリ
ーミングにより形成された孔内に挿入しながら、タッピ
ングを行う。タッピングの深さは、スリーブ付タップ1
13のハンドル113bの目盛によって確認する。別
に、図16に示すような部品を組み合わせてラグスクリ
ュー挿入器115を完成する。すなわち、ガイドシャフ
ト117にラグスクリューアタッチメント119を挿入
するとともに、その先端に、先のタッピング深さと同じ
長さのラグスクリュー121を装着する。そして、上記
ガイドシャフト117をセンタースリーブ123内に前
方又は後方より挿入するとともに、レンチ125をセッ
トすることにより、ラグスクリュー挿入器115を組み
立てる。
【0007】次に、図17に示すように、ラグスクリュ
ー挿入器115を大腿骨101の所定位置に取り付け
て、レンチ125を回転させながら、ラグスクリュー1
21をガイドピン117に沿ってタッピングした孔内に
挿入する。そして、レンチ125の先端部がセンタース
リーブ123の目盛に達するまでねじ込んでいく。それ
によって、ラグスクリュー121の先端は、骨頭107
の10mm手前位置までねじ込まれ、又、その基端は大腿
骨101の外側皮質内に埋没した状態になる。
【0008】さらに、図18に示すように、レンチ12
5及びセンタースリーブ123を抜去し、そしてチュー
ブプレート127をガイドシャフト117に沿って取り
付ける。そして、図19に示すように、ガイドシャフト
117及びラグスクリューアタッチメント119を抜去
し、インパクター129を使用して骨折部位Aに圧迫を
与える。
【0009】引き続いて、チューブプレート127を大
腿骨101に固定する。このチューブプレートの固定
は、図20に示すように、ドリル装置131を使用し
て、チューブプレート127に圧接する大腿骨101の
所定の個所にタッピングを施し、さらに、図21に示す
ように、ネジ135によって固定することによって及び
(又は)コンプレッションスクリュー137をラグスク
リュー121の基端部にねじ込むことにより、ラグスク
リュー121を引き寄せることによって、行うことがで
きる。このようにしたチューブプレートの固定により、
骨折部位Aに対して圧迫を与えることができる。
【0010】上記したような一連の工程を経ることによ
り、骨折部位Aにおける分離骨の接合作業が完了する。
引き続く作業は、所定の養生期間をおいて骨折部位Aの
完全な接合が達成された後に、大腿骨中に嵌入されてい
た各器具を取り外す作業である。しかしながら、上記し
たような従来の骨接合術にはいくつかの問題点が残され
ている。
【0011】第1の問題点は、大腿骨に圧接し、固定さ
れるチューブプレートの構成の問題である。チューブプ
レート127は、それを拡大して示す図22から理解さ
れるように、大腿骨101の外側部に沿って配置される
プレート127aと、タッピング孔内に挿入されるチュ
ーブ127bとから構成されている。プレート127a
には、ネジ135(図21参照)が挿入される孔139
が形成されている。また、チューブ127bには貫通孔
141が形成されていて、この貫通孔141内にラグス
クリュー121の基端部が配置されることになる。
【0012】ところで、上記した一体構成のチューブプ
レートの場合には、チューブとプレートとがなす角度
(上下方向の頸体角=以下に参照して説明する図11の
角度θに相当する、左右方向の前捻角=図11の角度α
に相当する)、すなわち、チューブのプレートに対する
取付方向が予め決定されており、それを調整することは
できない構成になっている。しかしながら、大腿骨の頸
部の形状、大きさ、そして大腿骨に対する頸部の取付角
度は、骨接合術の対象となっている人ごとに様々であ
り、したがって、単一のチューブプレートによって、す
べての骨接合術に対応することができないという問題が
ある。そのため、従来の骨接合術においては、様々な取
付方向で取り付けられたチューブを有するチューブプレ
ートを予め多数用意しておき、手術の都度、その中から
適切なものを選択して使用しなければならなかった。
【0013】より具体的には、チューブプレートの製造
者たる出願人においては、頸体角が130〜150°の
範囲で、5°刻みで合計5種類のチューブプレートを用
意し、顧客のニーズに答えている。しかし、このこと
は、製造者にとっては製造の歩留りの悪さや、取扱の煩
雑さ、そして保管に要する大きなスペースを甘受しなけ
ればならず、また、顧客にとっては、いろいろな手術に
遅滞なく対応するために、多数のチューブプレートをス
トックとして常備しなくてはならないという問題があ
る。
【0014】また、仮に適切なチューブプレートを選択
し得たとしても、それが大腿骨の骨折部位にぴったりと
合致するとは限らず、また、接合術の実施過程で、上下
方向の頸体角、左右方向の前捻角にずれが生じることも
あり、そのような場合には、大腿骨とプレートの間に隙
間が発生してしまう。しかしながら、このようにして発
生した隙間は、プレートの構造等に原因して調整するこ
とができず、結局、プレートを固定ねじによって強引に
大腿骨に固定せざるを得なかった。そのため、固定ねじ
に対して無理な荷重が作用してそれを損傷させてしまっ
たり、あるいは、不用意なことではあるが、大腿骨自体
に損傷を及ぼすこともあった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の問題点を解消して、様々な骨の種類及
びいろいろな骨接合部位に対して、単一の装置で骨接合
術に対応可能とするような骨接合装置を提供することを
目的としている。本発明は、また、その構造が簡単で、
しかも骨接合術において従来のような複雑な工程を必要
としないような骨接合装置を提供することにある。
【0016】本発明のその他の目的は、以下の詳細な説
明から容易に理解することができるであろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、本発明
に従うと、骨折等により分離されたかもしくは分離可能
な状態にある分離骨をその主体骨にスクリュー手段を介
して接合するための骨接合装置であって、前記主体骨の
ひとつの側面に圧接し、固定されるプレート、前記プレ
ートの所定の位置にそのプレートを貫通して形成された
チューブ貫通孔、前記プレートのチューブ貫通孔に嵌入
されるとともに、前記主体骨の内部に埋め込み可能なス
クリュー手段収容チューブ、及び前記スクリュー手段を
前記分離骨にねじ込み及び固定するのに適当な角度で前
記チューブを前記プレートの貫通孔に嵌入し、固定する
ためのものであって、前記プレートの一部及び前記チュ
ーブの一部を含むチューブ固定手段、を含んでなること
を特徴とする骨接合装置によって達成することができ
る。
【0018】本発明によれば、また、少なくとも2個の
分離骨を一緒に接合するためのものであって、前記分離
骨のひとつに圧着されるべきプレート、前記プレートか
ら、そのプレートが圧着された分離骨とは異なる分離骨
の方向に延在するラグスクリュー、そして前記ラグスク
リューを収容するための貫通孔を装備したチューブを含
む圧縮スクリューにおいて、前記チューブが前記プレー
トに関して所定の角度を形成可能であり、そしてその所
定の角度が、前記分離骨の分離前の所定の角度に対応し
かつそれに一致するように、選択的に変更可能であるこ
とを特徴とする圧縮スクリューが提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による骨接合装置は、骨折
等により生じた分離骨をその主体骨(大腿骨等の骨体)
にスクリュー手段を介して接合するためのものであっ
て、主体骨の外側面に圧接及び固定されるプレートと、
このプレートの所定位置に形成されたチューブ貫通孔
と、このチューブ貫通孔を貫通して配置されて、先端部
が骨体に形成された孔内に挿入されるとともにプレート
に対する取付方向を所定範囲内で調整できるチューブ
と、そのチューブを固定するためのチューブ固定手段と
を具備したことを特徴とするものである。
【0020】本発明の実施において、スクリュー手段を
分離骨にねじ込み及び固定するのに適当な角度で前記チ
ューブを前記プレートの貫通孔に嵌入し、固定するため
のチューブ固定手段は、好ましくは、ボールジョイント
構造とすることができる。すなわち、チューブ貫通孔に
チューブを貫通させてプレートに接合する場合に、該接
合部をボールジョイント構造とし、それによって、チュ
ーブのプレートに対する取付方向を任意に調整可能にす
ることができる。
【0021】プレートに対するチューブ取り付け部にお
けるボールジョイント構造は、1つの好ましい態様にお
いて、プレート中のチューブ貫通孔の主体骨とは反対の
側が、部分的に抉られて形成された球面を有する凹部と
して構成されており、また、前記チューブにおいて、そ
のチューブを前記チューブ貫通孔に嵌入した時、前記球
面凹部と組合わさってボールジョイント構造を構成可能
な、球面を有する凸部として形成された鍔部が設けられ
ているように構成することができる。
【0022】また、かかるボールジョイント構造は、も
う1つの好ましい態様において、プレート中のチューブ
貫通孔の主体骨とは反対の側が、部分的に抉られて形成
された球面を有する凹部と、該球面凹部に続いて形成さ
れた円筒面を有するシリンダ状空間部とから構成されて
おり、また、前記チューブにおいて、そのチューブを前
記チューブ貫通孔に嵌入した時、前記球面凹部及びシリ
ンダ状空間部と組合わさってボールジョイント構造を構
成可能な、球面を有する凸部として形成された鍔部が設
けられているように構成することができる。
【0023】また、前記チューブ固定手段は、好ましく
は、前記スクリュー手段の基端部に座金を介してねじ込
まれるべき引張用ねじを包含しており、そして、前記ス
クリュー手段収容チューブの内部に嵌入されたスクリュ
ー手段の先端部を分離骨にねじ込むとともに、前記引張
用ねじをねじ込んだ時、前記分離骨を主体骨に引き寄せ
て前記骨折部位を圧迫することが可能であるように構成
することができる。
【0024】ここで、前記スクリュー手段の基端部に引
張用ねじをねじ込む際に用いられる座金は、常用の種類
のものであってよいというものの、その側面がテーパー
加工されていることが好ましい。すなわち、1つの好ま
しい態様において、座金の面のうち前記球面凹部及び
(又は)、もしも存在するならば、前記シリンダ状空間
部に当接されるべき面は、テーパーを有している。
【0025】さらに、前記引張用ねじをねじ込んだ時に
前記座金に対してことさらに大きな荷重がかかるのを防
止するために、引張用ねじを締め付けた場合に座金がチ
ューブ貫通孔の任意の位置に係止して締結及び固定され
ることになり、また、その際、座金の上部に対応するプ
レートの表面の一部が肉盛りされているように構成する
ことがこのましい。
【0026】ところで、本発明の実施に当たっては、ス
クリュー手段としてラグスクリューを有利に使用するこ
とができる。また、このスクリュー手段を所定の養生期
間の後に主体骨から抜き取るのを容易にするために、そ
のスクリュー手段の先端部に雄螺子部を設けて、さらに
この雄螺子部にタップを付設するのが好ましい。なお、
スクリュー手段は、骨接合術の種類によっては、あるい
はその他の条件いかんでは、抜去しないでそのまま主体
骨中に残置してもよい。
【0027】本発明の実施によれば、従来の骨接合術に
おいて使用していたチューブプレートと称する部材を、
チューブとプレートに分割し、かつ、チューブをプレー
トのチューブ貫通孔に通して主体骨の孔内に挿入する場
合に、その取付方向、すなわち、チューブのプレートに
対する取付方向を所定の範囲内で調整できるようにした
ものである。このようにすることによって、個人差があ
る骨の状態等に応じてチューブの取付方向を適宜調整す
ることにより対応することができるようになり、従来の
ように、様々な取付方向のものを多数用意しておき、そ
の中から選択して使用するといった煩雑さをなくすこと
ができる。なお、チューブのプレートに対する取付方向
をどの程度の範囲で調整できるようにするかについて
は、任意に設定すればよい。
【0028】また、本発明によると、前記したように、
少なくとも2個の分離骨を一緒に接合するための圧縮ス
クリューが提供される。本発明の圧縮スクリューは、分
離骨のひとつに圧着されるべきプレート、このプレート
から、そのプレートが圧着された分離骨とは異なる分離
骨の方向に延在するラグスクリュー、そしてこのラグス
クリューを収容するための貫通孔を装備したチューブを
含むように構成され、そして、前記チューブが、前記プ
レートとは独立したものでありかつそのプレートに関し
て所定の角度で固定的に取り付け可能であり、そしてそ
の所定の角度が、前記分離骨の分離前の所定の角度に対
応しかつそれに一致するように、よって、分離骨の接合
の完了時、接合された骨がもとの形態となるように、選
択的に変更可能であることを特徴とする。
【0029】前記したプレート、ラグスクリュー及びチ
ューブは、それぞれ、先に説明した骨接合装置のそれと
同様に構成することができる。また、前記チューブは、
好ましくは、前記プレートの所定の位置にそのプレート
を貫通して形成されたチューブ貫通孔に嵌入可能である
ように、そして特にボールジョイント構造を利用して、
構成することができる。
【0030】本発明による骨接合装置及び骨接合用圧縮
スクリューは、人体を構成する様々な骨が骨折、その他
の理由により分離した場合や、分離可能な、例えば、部
分的に骨折したり、ひびが入った場合などに、外科病院
等における骨接合術において有利に使用することができ
る。ここで、本発明の骨接合術の対象になり得る骨は、
以下に列挙するものに限定されるわけではないけれど
も、本願明細書の全体を通じて特に説明する大腿骨の他
に、腕骨、脛骨、腓骨などがあり、また、場合によって
は、関節やじん帯などの骨に類する部分も包含される。
また、本発明の骨接合装置は、その大きさを任意に変更
できるので、大きな骨折部位から小さな骨折部位まで、
広く利用することができる。
【0031】
【実施例】次いで、本発明による骨接合装置及び圧縮ス
クリューをその好ましい一例を参照して説明する。しか
し、本発明は、以下に示す実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内において種々の変更及び改良を施
し得ることを理解されたい。なお、以下の実施例は、大
腿骨の骨折の骨接合術に本発明の骨接合装置を使用した
例であり、しかし、以下の説明は、本発明の圧縮スクリ
ューの説明を併せて行うことを意図している。また、大
腿骨、その他については、理解を容易ならしめるため、
先に従来の技術の項で参照した図面と同じ参照番号をそ
のまま使用するものとする。
【0032】本発明による骨接合装置は、図1に示すよ
うに、細長い平板状のプレート1を有する。このプレー
ト1は、大腿骨(図示せず)の外側面に圧接し、固定さ
れるものであり、大腿骨の大きさ(例えば、大人と小
人)に応じていろいろなサイズとすることができる。ま
た、変更例として、大腿骨以外の骨の接合術に用いる場
合にも、その骨接合術の種類や骨の大きさなどに応じて
いろいろなサイズとすることができる。
【0033】プレート1において、その中央部上方には
チューブ貫通孔3が形成されている。このチューブ貫通
孔3には、スクリュー手段を収容するためのチューブ5
を差し込み可能である。また、このチューブ5は、先に
図6及び図7を参照して説明したような、大腿骨に形成
されたタッピング孔7に挿入可能である。内部が空間を
構成しているチューブ5には、図示されるように、図中
左側の開口よりスクリュー手段としてのラグスクリュー
7が挿入されており、その基端部は、チューブ5の右側
開口より外側に突出している。ラグスクリュー7の突出
した基端部には、座金11を介在させた状態で引張用ネ
ジ13が螺合している。
【0034】次いで、上記したような本発明の骨接合装
置の各構成部品の構成をさらに具体的に説明する。先
ず、プレート1であるが、これには上記したようにチュ
ーブ貫通孔3が形成されていて、このチューブ貫通孔3
を形成する内側面のうち、図1中右側に位置する球面凹
部3aは、図1(そして図2、図6及び図7)に示すよ
うに、斜め下方から球面状に抉られた形状になってい
る。また、図1中左側の縮径部3bは、斜め上方から球
面状に抉られた形状になっている。そして、上記球面凹
部3a側においては、入口側(図1中右側)から出口側
(図1中左側)に向かってチューブ貫通孔3を徐々に縮
径させるとともに、上記縮径部3b側においては、出口
側(図1中左側)から入口側(図1中右側)に向かって
チューブ貫通孔3を徐々に縮径させるようになってい
る。
【0035】また、このプレート1において、そのチュ
ーブ貫通孔3の上の部分は肉盛りされていて、図示のよ
うに肉盛部1bを形成している。また、プレート1の裏
面側(図1中左側の部分)は、図2の線分III −III に
沿った断面図である図3及び図2の線分IV−IVに沿った
断面図である図4から理解されるように、大腿骨の外側
面に沿って密着するように湾曲した凹部形状になってい
る。この形状とは反対に、プレート1の表面側は、図示
の通り、湾曲した凸部形状になっている。さらに、プレ
ート1には、上記したようなチューブ貫通孔3に加え
て、図示しない固定ねじ(コーティカルスクリュー)を
大腿骨101にねじ込むための貫通孔1cが多数(図で
は6個)形成されている。
【0036】さらに、本発明の骨接合装置においてプレ
ート1と組み合わせて用いられるチューブ5は、筒状を
なしていて、貫通孔5aを備えているとともに、その基
端部に、球面を有する凸部として形成された鍔部5bを
備えている。そして、このチューブ5は、既に説明した
プレート1のチューブ貫通孔3に貫通されるとともに、
図1に示すように、その取付方向を所定の範囲内で全方
向にわたって自由に調整できるようになっている。すな
わち、チューブ5は、図1に示すように、上下方向に対
しては、図1中実線で示す位置から二点鎖線で示す位置
まで調整可能であり、また、図示していないが、左右方
向にも所定の範囲内で調整可能になってる。つまり、チ
ューブ5は全方向に対してその取付方向を適宜調整でき
るように構成されていて、上下方向の頸体角と左右方向
の前捻角の調整ができるようになっている。すなわち、
チューブ5の鍔部5bは凸球面状に形成されていて、ま
た、既に説明したようにチューブ貫通孔3の内側面は球
面凹部3aとして形成されているので、これらの2つの
球面状部によって、いわゆる「ボールジョンイト構造」
が構成されることになり、それによって、チューブ5の
プレート1に対する取付方向の調整が全方向において可
能になっている。また、チューブ5の内周面のうちラグ
スクリュー7の差込側は、六角形をなしている。
【0037】因に、従来の骨接合装置では、先に図2
0、その他を参照して説明したように、プレートとチュ
ーブとが一体化していて、それを「チューブプレート」
と称しているのである。この従来のチューブプレートで
は、プレートに対するチューブの取付方向は予め設定さ
れており、その変更は不可能であった。スクリュー手段
としてのラグスクリュー7は、その先端部に雄螺子部7
aを備えており、また、プレート1を中心にして先端部
と反対の側に位置する基端部の内周面には、引張用ネジ
13が螺合される雌螺子部7bが形成されている。さら
に、ラグスクリュー7のうちその先端部(雄螺子部7
a)以外の部分の外径は六角形をなしている。そして、
このラグスクリュー7が差し込まれるべきチューブ5
も、すでに説明したように、その内周面の一部が六角形
をなしている。つまり、ラグスクリュー7をチューブ5
内に差し込んだ状態で両者が相対的に回転しないように
構成している。このような特徴に加えて、ラグスクリュ
ー7の先端部は、雄螺子部7aが一部欠如されていて、
その部分がタップ7cとして機能するようになってい
る。
【0038】上記したような本発明の骨接合装置を使用
して、次のようにして骨接合術を実施することができ
る。ここで説明する骨接合術は、先の従来の技術の項に
おいて図12〜図21を参照して説明したのと同様、大
腿骨101の頸部101aを骨折部位Aで骨折した場合
(図6を参照されたい)の骨接合術である。ここで、一
連の骨接合工程のうち、ラグスクリュー7、チューブ
5、そしてプレート1を大腿骨101の所定個所に取り
付ける工程は、従来の技術の場合と同様であるので、以
下においては簡単にその工程を説明することにする。
【0039】最初に、アングルガイドを大腿骨の外側面
に押し当てて、イメージコントロールの下に、ガイドピ
ンを大腿骨頸部の骨頭まで刺し入れる。次いで、ガイド
ピンが正確な位置に配置されていることを確認した後、
大腿骨頸部に刺し入れられたガイドピンの長さを測定す
る。引き続いて、ガイドピンを引き抜いた後、コンビネ
ーションリーマを取り付けてリーミングを行う。リーミ
ングの完了後、リーミングにより形成された大腿骨及び
その頸部を貫通する孔の角度が適正であることを確認す
る。リーミングにより形成された孔のタッピングを行
い、そしてラグスクリュー挿入器を用いてラグスクリュ
ーを挿入する。引き続いて、チューブ及びプレートを大
腿骨101に固定する。
【0040】上記のような一連の作業を行った結果、図
6に示すような状態となる。すなわち、大腿骨101に
はプレート1が取り付けられるとともに、そのプレート
1のチューブ貫通孔3にはチューブ5が差し込まれ、ま
た、チューブ5の主たる部分は大腿骨101内に埋め込
まれている。そして、チューブ5を貫通する貫通孔の内
部には、大腿骨101の分離した頸部101aのほぼ全
域を貫通してラグスクリュー7が嵌入されている。な
お、この時点では、引張用ネジ13をラグスクリュー7
の雌螺子部7bに螺合させてはいるものの、骨折部位A
に圧迫を加えるまでには至っていない。
【0041】次いで、図7に示すように、引張用ネジ1
3をラグスクリュー7の雌螺子部7b(図1及び図5を
参照)にさらに螺合させていき、それによって、頸部1
01aを大腿骨101側に引き寄せ、それによって、骨
折部位Aに圧迫を加えた状態とする。この時点では、座
金11が、プレート1のチューブ貫通孔3の任意の位置
に圧接されていて、その圧接部によって荷重を受けるこ
とになる。なお、座金11と鍔部5bの間には隙間が形
成されることになる。その際、プレート1には肉盛部1
bが設けられているので、それに集中及び作用する荷重
に対して充分に対応することができる。
【0042】このようにして、一連の骨接合作業が終了
し、その後は、通常の骨接合術と同様に、所定の養生期
間をおいた後に各器具を取り除くことになる。また、上
記したような一連の骨接合作業において、例えば、図8
に示すように、ラグスクリュー7を大腿骨101の頸部
101aにねじ込んでいくときに、プレート1が大腿骨
101の外側面に合致していないような状態になること
がある。その場合には、プレート1をチューブ5に対し
て適宜移動させて頸体角を調整することができるので、
結局、プレート1を大腿骨101の外側面に合致させる
ことができる。頸体角の調整後は、固定ねじ(図示せ
ず)によってプレート1を大腿骨101に固定すればよ
い。
【0043】また、図9に示すように、前捻角が不良な
場合も上記した頸体角の調整と同様に対処することがで
きる。この場合には、プレート1を左右方向に回転させ
て、大腿骨101の外側面に合致するような状態にして
から、固定ねじ135によって大腿骨101に固定すれ
ばよい。因に、従来のチューブプレートを使用した場合
には、多種類の中から適当なチューブプレートを選択し
ても、図8及び図9に示すような状態が生じることがあ
り、その場合には、間隙などの存在を無視して固定ねじ
によってチューブプレートを大腿骨に固定していた。そ
のため、固定ねじや大腿骨に無理な荷重が作用し、ねじ
の破損や大腿骨自体の損傷を引き起こしていた。
【0044】さらに、本発明を実施するに当たって、プ
レートの一部を図10(図3に対応する)に示すように
構成し、図11に示すようにして使用することができ
る。すなわち、図10及び図11に示す態様において、
プレート1のチューブ貫通孔3は、図3のそれのように
球面凹部3a及び縮径部3bを有することに加えて、球
面凹部3aの延長上にシリンダ状空間部3cを有してお
り、また、シリンダ状空間部3cのところは肉盛りされ
ていて、図示のように肉盛部1bを形成している。
【0045】図11は、図10に示したようなチューブ
貫通孔3を有するプレート1を使用して骨接合術を行う
1工程を示した断面図である。この段階では、大腿骨1
01にプレート1が取り付けられるとともに、そのプレ
ート1のチューブ貫通孔3にチューブ5が差し込まれ
る。チューブ5の主たる部分は大腿骨101内に埋め込
まれている。そして、チューブ5を貫通する貫通孔の内
部には、大腿骨101の分離した頸部(図示せず)のほ
ぼ全域を貫通してラグスクリュー7が嵌入されている。
さらに、ラグスクリュー7の雌螺子部(図示せず)には
引張用ネジ13が、座金11を介して螺合されている。
座金11は、図示されるように、そのテーパー面11a
を有している。なお、本発明の実施において、テーパー
面11aの角度は、対応するシリンダ状空間部3cの形
状等のファクタに依存していろいろに変更することがで
きる。
【0046】上記したように、チューブ貫通孔3にシリ
ンダ状空間部3cを設けかつ座金11にテーパー面11
aを付与した場合には、プレート1に対するチューブ5
の取り付け及び固定をさらに自由に、所望とする結果等
に応じて全取り付け方向にわたって任意に調整でき、し
かもその固定力を増大させることができる。また、この
ような態様は、すでに説明した本発明の他の実施例にお
いても有利に適用することができる。
【0047】図11において、プレート1にチューブ5
を取り付ける場合の、上下方向の頸体角はθであり、そ
して左右方向の前捻角はαである。ここで、もしも頸体
角θが140°であり、そして左右方向の前捻角αが0
°であるとすると、引張用ネジ13を座金11を介して
螺合していく時に、チューブ貫通孔3のシリンダ状空間
部3cに座金11のテーパー面11aが喰い込んでロッ
クされ、より強力な固定が達成される。また、もしも頸
体角θが140°±10°であり、そして左右方向の前
捻角αが±10°であるとすると、引張用ネジ13を座
金11を介して螺合していく時に、チューブ貫通孔3の
シリンダ状空間部3cにおいて座金11のテーパー面1
1aの上下左右の一部が圧接されてロックされ、ここで
もより強力な固定が達成される。
【0048】
【発明の効果】以上に説明した実施例から理解されるよ
うに、本発明の骨接合装置及び圧縮スクリューを骨接合
術に使用すると、次のような注目すべき効果を得ること
ができる。先ず、チューブをプレートに関して別部材と
し、かつ、チューブのプレートに対する取付方向を、チ
ューブ貫通孔の余裕の範囲内で調整できるようにしたの
で、特に好ましくは、ボールジョイント構造の採用によ
って所定範囲で全方向にわたって調整可能としたので、
単一の骨接合装置又は圧縮スクリューによって、個人差
がある様々な骨の状態に対応することができるようにな
る。よって、従来の骨接合術におけるように多数のチュ
ーブプレートを予め用意しておき、手術の都度その中か
ら適切なものを選択して使用するという煩雑さを解消す
ることができるようになる。また、これに関連して、製
造者及び顧客のどちらも、様々な要求に答えるべくこと
さら多量の在庫を常に保管しておくことと、その保管の
ための管理の煩雑さを回避することができる。
【0049】また、プレート及びチューブを骨に取り付
け、固定する場合に、骨の状態に応じてそれらの部品の
位置決め及び位置の調整を行うことにより、高い精度で
これを行うことができ、従来のように多数の中から適切
なものを選択して使用する場合に比べて、より骨の状態
に合った接合構造を提供することができるようになる。
よって、骨の接合後に無理な荷重が作用して各部品の破
損や大腿骨の破損を引き起こすことを未然に防止するこ
とができる。
【0050】さらに、プレート及びチューブを締結して
接合及び固定した場合に、引張用ネジに併用した座金の
上部に荷重が集中して作用することになるが、その部分
については、プレートに肉盛部を設けているので、荷重
に対して確実に対応することができる。さらに加えて、
プレートのチューブ貫通孔に球面凹部及び円筒面を付与
するとともに、これらに対応して、チューブの基端に鍔
部を、そして座金の側面にテーパー面をそれぞれ付与す
ることにより、プレートに対するチューブの取り付け及
び固定をより強固なものにすることができる。
【0051】さらにまた、ラグスクリューの雄螺子部の
基端部にはタップが設けられているので、所定の養生期
間の完了後に大腿骨からラグスクリューを引き抜く場合
に、ねじを切りながら引き抜くことが可能となり、それ
によって、除去作業を容易にすることができるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による骨接合装置の好ましい一例の構成
を示す側面図である。
【図2】図1に示した骨接合装置において用いられるプ
レートの正面図である。
【図3】図2のプレートの線分III-III にそった断面図
である。
【図4】図2のプレートの線分IV-IV にそった断面図で
ある。
【図5】図1に示した骨接合装置において用いられるラ
グスクリュー、チューブ、座金及び引張用ネジの関係を
示す側面図である。
【図6】本発明の骨接合装置を使用した骨接合術の1工
程を示した断面図である。
【図7】本発明の骨接合装置を使用した骨接合術の図6
の工程に続く工程を示した断面図である。
【図8】本発明の骨接合装置を使用した時の角度調整作
用を説明するための断面図である。
【図9】本発明の骨接合装置を使用した時の角度調整作
用を説明するための断面図である。
【図10】図1に示したプレートの1変形例を示す、図
3に対応する断面図である。
【図11】図10に示したプレートを有する骨接合装置
を使用した骨接合術の1工程を示した断面図である。
【図12】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第1
の工程を示す断面図である。
【図13】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第2
の工程を示す断面図である。
【図14】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第3
の工程を示す断面図である。
【図15】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第4
の工程を示す断面図である。
【図16】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第5
の工程を示す断面図である。
【図17】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第6
の工程を示す断面図である。
【図18】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第7
の工程を示す断面図である。
【図19】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第8
の工程を示す断面図である。
【図20】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の第9
の工程を示す断面図である。
【図21】従来の骨接合装置を使用した骨接合術の最終
の工程を示す断面図である。
【図22】従来の骨接合装置の構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…プレート 1c…プレート固定ねじ用貫通孔 1b…プレートの肉盛部 3…チューブ貫通孔 3a…チューブ貫通孔の球面凹部 3b…チューブ貫通孔の縮径部 3c…チューブ貫通孔のシリンダ状空間部 5…チューブ 5a…チューブ内の貫通孔 5b…チューブの鍔部 7…ラグスクリュー 7a…雄螺子部 7b…雌螺子部 7c…タップ 11…座金 11a…テーパー面 13…引張用ネジ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨折等により分離されたかもしくは分離
    可能な状態にある分離骨をその主体骨にスクリュー手段
    を介して接合するための骨接合装置であって、 前記主体骨のひとつの側面に圧接し、固定されるプレー
    ト、 前記プレートの所定の位置にそのプレートを貫通して形
    成されたチューブ貫通孔、 前記プレートのチューブ貫通孔に嵌入されるとともに、
    前記主体骨の内部に埋め込み可能なスクリュー手段収容
    チューブ、及び前記スクリュー手段を前記分離骨にねじ
    込み及び固定するのに適当な角度で前記チューブを前記
    プレートの貫通孔に嵌入し、固定するためのものであっ
    て、前記プレートの一部及び前記チューブの一部を含む
    チューブ固定手段、を含んでなることを特徴とする骨接
    合装置。
  2. 【請求項2】 前記チューブ固定手段がボールジョイン
    ト構造を有していることを特徴とする、請求項1に記載
    の骨接合装置。
  3. 【請求項3】 前記プレートにおいて、前記チューブ貫
    通孔の主体骨とは反対の側が、部分的に抉られて形成さ
    れた球面を有する凹部として構成されており、また、前
    記チューブにおいて、そのチューブを前記チューブ貫通
    孔に嵌入した時、前記球面凹部と組合わさってボールジ
    ョイント構造を構成可能な、球面を有する凸部として形
    成された鍔部が設けられていることを特徴とする、請求
    項2に記載の骨接合装置。
  4. 【請求項4】 前記プレートにおいて、前記チューブ貫
    通孔の主体骨とは反対の側が、部分的に抉られて形成さ
    れた球面を有する凹部と、該球面凹部に続いて形成され
    た円筒面を有するシリンダ状空間部とから構成されてお
    り、また、前記チューブにおいて、そのチューブを前記
    チューブ貫通孔に嵌入した時、前記球面凹部及びシリン
    ダ状空間部と組合わさってボールジョイント構造を構成
    可能な、球面を有する凸部として形成された鍔部が設け
    られていることを特徴とする、請求項2に記載の骨接合
    装置。
  5. 【請求項5】 前記チューブ固定手段が、前記スクリュ
    ー手段の基端部に座金を介してねじ込まれるべき引張用
    ねじを含んでおり、そして、前記スクリュー手段収容チ
    ューブの内部に嵌入されたスクリュー手段の先端部を分
    離骨にねじ込むとともに、前記引張用ねじをねじ込んだ
    時、前記分離骨を主体骨に引き寄せて前記骨折部位を圧
    迫することが可能であることを特徴とする、請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の骨接合装置。
  6. 【請求項6】 前記座金の面のうち前記球面凹部及び
    (又は)、もしも存在するならば、前記シリンダ状空間
    部に当接されるべき面がテーパーを有していることを特
    徴とする、請求項5に記載の骨接合装置。
  7. 【請求項7】 前記引張用ねじを締め付けた場合に前記
    座金がチューブ貫通孔の任意の位置に係止して締結及び
    固定されることになり、また、その際、前記座金の上部
    に対応するプレートの表面の一部が肉盛りされているこ
    とを特徴とする、請求項5又は6に記載の骨接合装置。
  8. 【請求項8】 前記スクリュー手段がラグスクリューで
    あることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の骨接合装置。
  9. 【請求項9】 前記ラグスクリューの先端部には雄螺子
    部が設けられていて、該雄螺子部にはタップが設けられ
    ていることを特徴とする、請求項8に記載の骨接合装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくとも2個の分離骨を一緒に接合
    するためのものであって、前記分離骨のひとつに圧着さ
    れるべきプレート、前記プレートから、そのプレートが
    圧着された分離骨とは異なる分離骨の方向に延在するラ
    グスクリュー、そして前記ラグスクリューを収容するた
    めの貫通孔を装備したチューブを含む圧縮スクリューに
    おいて、 前記チューブが前記プレートに関して所定の角度を形成
    可能であり、そしてその所定の角度が、前記分離骨の分
    離前の所定の角度に対応しかつそれに一致するように、
    選択的に変更可能であることを特徴とする圧縮スクリュ
    ー。
  11. 【請求項11】 前記チューブを、前記プレートの所定
    の位置にそのプレートを貫通して形成されたチューブ貫
    通孔に嵌入可能であることを特徴とする、請求項10に
    記載の圧縮スクリュー。
  12. 【請求項12】 前記チューブを前記プレートのチュー
    ブ貫通孔に嵌入し、固定するに際してボールジョイント
    構造を利用することを特徴とする、請求項10に記載の
    圧縮スクリュー。
  13. 【請求項13】 前記分離骨が、大腿骨の骨折等により
    形成された骨片であることを特徴とする、請求項10〜
    12のいずれか1項に記載の圧縮スクリュー。
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