JPH09219852A - 時差信号送出装置およびその受信装置 - Google Patents

時差信号送出装置およびその受信装置

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JPH09219852A
JPH09219852A JP2394496A JP2394496A JPH09219852A JP H09219852 A JPH09219852 A JP H09219852A JP 2394496 A JP2394496 A JP 2394496A JP 2394496 A JP2394496 A JP 2394496A JP H09219852 A JPH09219852 A JP H09219852A
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JP
Japan
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time
signal
time difference
series
difference signal
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Application number
JP2394496A
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English (en)
Inventor
Rei Yoshitake
玲 吉武
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】送出チャネルを有効利用できる時差送出を実現
する。 【解決手段】同一番組の時系列信号をn分割し、これを
さらにn分割して得た同一の単位時系列ブロック信号同
士をn分割単位で集合させて組み立てた記録時系列信号
を時差信号として記録媒体に記録する。そして例えば1
20分放送の番組を4チャネル使用して放送する場合に
は、4倍速で読み出された圧縮時差信号そのものが通信
回線に送出され、受信側では多重化された時差信号の分
離処理が行われて、4チャネル分の時差信号が得られ
る。4チャネル多重の場合には120/4=30分間隔
で、同一番組がその最初から放送されている。したがっ
て30分待てば希望する番組をその最初から視聴でき
る。そのようなチャネルをユーザが選択する。このよう
に4チャネル分を多重伝送しているので、通信回線を有
効利用できるようになり、複数の番組を多チャネル伝送
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、NVOD(Near
Video On Demand)システムなどに適用して好適な時差
信号送出装置およびその受信装置に関する。詳しくは、
m分の番組をnチャネル化して圧縮伝送することによっ
てm/n分間隔で同一番組をその最初から視聴できるよ
うに、同一番組の時系列信号を1/nに圧縮して送出す
ると共に、圧縮時差信号に対してチャネル選択用識別信
号を付して伝送し、受信側で再生チャネルを指定できる
ようにしたものであって、圧縮伝送することによって伝
送チャネルを有効に利用できるようにしたものである。
そして、nチャネルの何れかを選択することによってm
/n分間隔で送出番組をその最初から視聴できるように
したものである。
【0002】
【従来の技術】放送サービスの一形態として最近注目さ
れているNVOD放送はVOD(Video On Demand)の
簡易システムであって、受信側でm分の長さの同一番組
をnチャネルで再生するとき、送信側でm/n分間隔と
なるように同一番組を送出することによって、m/n分
の時差をもって同一番組を視聴できるようにした時差番
組送出システムである。m/n分の時差をもって同一の
番組が放送される結果、視聴者はm/n分待てばその番
組を最初から楽しむことができる。
【0003】このような簡易DOVシステムのうちその
番組送出側は図10に示すような構成を採る場合があ
る。同図に示す時差信号送出装置10にあって、記録媒
体12には送出すべき複数の番組を構成する時系列信号
が記録されている。時系列信号は放送チャネルがnチャ
ネルでm分の長さの番組であるときは、m/n分ごとに
同一番組が放送されるように多重化されて記録されてい
る。記録媒体12より再生された多重化時系列信号はイ
ンタフェース14を経て固定レートの圧縮手段16に供
給され、固定レートで多重化時系列信号が圧縮される。
圧縮処理は動きの早い部分などの情報を切り捨てるため
である。
【0004】多重化された時系列信号は多重化分離手段
18でnチャネル分に分離され、分離された時系列信号
が伸長手段20で元に戻されたのち、送信装置(図示は
しない)に供給されて時差信号として送出される。時差
信号用通信回線としては地上波、衛星波、ケーブル波な
どを使用した通信回線によって送信される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すような従来の時差信号送出装置10では、信号送出側
で圧縮された時系列信号(圧縮データ)の伸長処理が行
われているため、nチャネル分の時差信号はnチャネル
分の伝送チャネルが必要となる。その結果、通信回線を
有効に利用することができず、結果としてNDOV用の
送信チャネル数が多くとれない。さらに送出側では圧縮
・伸長処理を行わなければならないので、送出装置10
のコストが非常に高くなってしまうなどの問題を有して
いる。
【0006】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、通信回線のチャネル数を有効
に活用できると共に、送出装置側のコストを下げること
のできる時差信号送出装置およびその受信装置を提案す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この発明に係る送出装置は、m分の番組をnチャネ
ル化して圧縮伝送することによってm/n分間隔で同一
番組をその最初から視聴できるように、同一番組の時系
列信号をn分割して分割時系列信号を生成すると共に、
n分割したそれぞれの時系列信号をさらにn′分割して
単位時系列ブロック信号となし、同一の単位時系列ブロ
ック信号同士をn′分割単位で集合させて組み立てた記
録時系列信号を時差信号として記録媒体に記録し、この
記録媒体よりn倍速で再生された上記記録時系列信号に
チャネル選択用の識別信号を付して単一チャネルを用い
て送出するようにしたことを特徴とする。
【0008】またこの発明に係る時差信号の受信装置
は、m分の番組をnチャネル化して圧縮された時差信号
を再生することによってm/n分間隔で同一番組をその
最初から視聴できるようになされた時差信号受信装置に
おいて、チャネル選択用の識別信号が付され、1/nに
圧縮されて送出された時差信号を受信するとき、チャネ
ル選択用識別信号を指定することによって多重化された
時差信号より、上記指定されたチャネルに対応する圧縮
時差信号のみが順次分離され、分離されたこの圧縮時差
信号をその時系列順に伸長・復調することによって、m
/n分間隔で同一番組をその最初から視聴できるように
したことを特徴とする。
【0009】この発明では、同一番組の時系列信号をn
分割して分割時系列信号を生成する。n分割したそれぞ
れの時系列信号をさらにn′分割して単位時系列ブロッ
ク信号とする。同一の単位時系列ブロック信号同士を
n′分割単位で集合させて組み立てた記録時系列信号を
時差信号として記録媒体に記録する。記録媒体よりn倍
速で再生された記録時系列信号にチャネル選択用の識別
信号を付して単一チャネルで送出する。
【0010】例えば120分放送の番組を4チャネル使
用して再生する場合には、4倍速で読み出された圧縮時
差信号そのものが通信回線に送出され、受信側では多重
化された時差信号の分離処理が行われて、4チャネル分
の時差信号が得られる。受信側では番組の最初から放送
されているチャネルを選ぶ。4チャネル多重の場合には
120/4=30分間隔で、同一番組がその最初から放
送されている。したがって30分待てば希望する番組を
その最初から視聴できる。そのようなチャネルをユーザ
が選択する。
【0011】このように4チャネル分を多重伝送してい
るので、通信回線を有効利用できるようになり、複数の
番組を多チャネル伝送できる。多重化分離処理は受信側
に置くようにしたので、番組送出系を簡略化できる。
【0012】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る時差信号
送出装置およびその受信装置の一例を図面を参照して詳
細に説明する。
【0013】この発明ではm分の放送番組をnチャネル
を利用してNDOV放送する場合として、図3に示すよ
うに120分放送の番組を4チャネルを利用して視聴で
きる例を説明する。
【0014】120分/4チャネル利用の場合には、同
一番組の時系列信号を4分割(n=4)して分割時系列
信号A,B,C,Dを生成する。それらの内容をS1,
S2,S3,S4とする。これを4チャネル(p,q,
r,s)で再生するには、図4に示すようにpチャネル
での再生時系列信号が同図(1)であるとき、qチャネ
ルでは同図(2)のように時点t1より30分(=m/
n)遅れで同一番組が放送される。
【0015】rチャネルでは同図(3)のようにさらに
30分遅れた時点t2で同一番組が放送され、さらにこ
れより30分遅れの時点t3でsチャネルからその番組
が放送される。こうすれば、時点t1,t4,・・・で
はチャネルpを選択することによって放送番組の最初か
ら視聴でき、同様に時点t2,t5,・・・ではチャネ
ルqを選択することによって、時点t3,t6,・・・
ではチャネルrを選択することによって、そして時点t
4,t7,・・・ではチャネルsを選択することによっ
てそれぞれ同一の放送番組をその最初から視聴できる。
これによって簡易DOV放送が実現される。
【0016】このような時差放送NDOVシステムを単
一チャネルを使用して実現するには、4分割したそれぞ
れの時系列信号A,B,C,Dをさらに4(=n′)分
割して図5Aに示す単位時系列ブロック信号Ai,B
i,Ci,Di(i=0,1,2,3)となす。その時
間幅は30/4分である。分割数n′はあくまでも便宜
的なものであって実際の分割数とは異なる。
【0017】次に同一の単位時系列ブロック信号同士を
n′分割単位で集合させて組み立てて図5Bに示す記録
時系列信号を生成する。これは時差信号として記録媒体
に記録される。
【0018】記録媒体からn倍速で記録時系列信号を読
み出す。こうすればm分の番組は1/n=1/4の時間
で読み出せるから、受信側で時間軸が伸長された分割時
系列信号Bを再生するタイミングに、別のチャネルqを
利用して時間軸が伸長された分割時系列信号Aを再生す
ることができる。同様にチャネルpを利用して時間軸が
伸長された分割時系列信号Cを再生するタイミングに、
別のチャネルrを利用して時間軸が伸長された分割時系
列信号Aを、さらに分割時系列信号D(チャネルp用)
の再生タイミングに分割時系列信号Aをチャネルsから
再生することができる。
【0019】続いてこのような時差信号のエンコードお
よびデコード例を図6以下を参照して説明する。上述し
た処理はパケット化された時差信号によって行われる。
図6Aにパケットの構成例を、同図Bに記録フォーマッ
ト(記録時系列信号)の単純化モデルを示す。
【0020】番組の時系列信号(映像音声信号)は数百
バイトを単位としてパケット化される。1つのパケット
には、その先頭部にパケットの先頭を識別するためのS
YNCバイト、データのつながりを示すためのパケット
ID、送信側から受信側へ転送するときの転送レートを
規定するためのクロックリファレンスなどの制御データ
が挿入され、その後に映像や音声の圧縮データ列が続
く。
【0021】同図Bは120分の時系列信号を圧縮しパ
ケット化した信号列(分割時系列信号)である。この1
20分の圧縮データを単純化のためさらに単位ブロック
化してA0〜D3の単位時系列ブロック信号とする。
【0022】この単位時系列ブロック信号が同図Cのよ
うに同一ブロック同士を集めて記録時系列信号となされ
る。このとき同一の単位時系列ブロック信号に対しては
同一の時系列保持用識別信号として同一のパケットID
が付与される。
【0023】例えば、単位時系列ブロック信号Ai(A
0,A1,A2,A3)にはID0が、単位時系列ブロ
ック信号Bi(B0,B1,B2,B3)にはID1
が、それぞれ当てがわれるが如くである。
【0024】これは、単位時系列ブロック信号同士を整
列させた状態でこれを時差信号として記録するものであ
るから、時系列保持用識別信号を付与しないと、元の時
系列信号に復元できなくなるからである。さらに後述す
るように信号送出時パケットIDを別の識別信号(チャ
ネル選択用識別信号であってIDp,IDq,IDr,
IDsとする)に変更するときの変更処理を簡素化する
ためである。
【0025】同図Cの状態で記録媒体にNDOV送出用
時差信号として記録される。
【0026】時差信号送出時には図7Dに示すように、
この時差信号はn倍速(この例では4倍速)で記録媒体
から読み出され、読み出された時差信号のうちパケット
IDは同図Eのような受信チャネル選択用識別信号に変
更される。
【0027】この例では便宜上p,q,r,sの4つの
受信チャネルを使用してその放送番組が再生されるもの
としているので、単位時系列ブロック信号Ai(A0,
A1,A2,A3)用パケットID0はIDpに、単位
時系列ブロック信号Bi(B0,B1,B2,B3)用
パケットID1はIDqに、ID2はIDrに、そしてI
D3はIDsにそれぞれ変更される。
【0028】そして、このチャネル指定用パケットID
は同一放送番組が一巡すると、その値が順次、p→s→
q→rのようにシフトされる。例えば図7Eに示すよう
に2巡目は、ID0はIDsに、ID1はIDsに、ID
2はIDqに、ID3はIDpにそれぞれシフトした状態
で変更される。
【0029】こうすることによって、同じパケットID
を持つパケット(単位時系列ブロック)の圧縮データは
連続することになる。例えばチャネルpを選択するとパ
ケットIDpが付与された単位時系列ブロック信号は、
図7Fに示すように A0,A1,A2,A3,B0,B1,B2,B3,C
0,C1,C2,C3,D0,D1,D2,D3 の順に分離されるから、これを伸長して再生すれば同図
Gのように連続した元の時系列信号(′を付して示す:
図6B参照)が得られる。
【0030】pチャネルではなくqチャネルを再生する
と同図Hの時差信号が得られる。ただし、このqチャネ
ルでは同一番組を最初から視聴することはできない。こ
れは同一時点ではpチャネル側で同一番組を最初から放
送しているからである。したがって0分を基準にする
と、pチャネルでは0分から、qチャネルでは30分後
から、rチャネルでは60分後から、sチャネルでは9
0分後からそれぞれ同一の番組が始まることになる。
【0031】このようなNVODシステムを実現するた
めの送出装置10の具体例を図1に示す。nチャネル分
が多重化された圧縮時差信号(図6C)を記録する記録
媒体12としては、ハードディスクや光磁気ディスクな
どの大容量でアクセスの早い記録媒体が使用される。
【0032】記録媒体12へのアクセスなどはCPU構
成の制御部26からその指令が出される。記録媒体12
から4倍速で圧縮時差信号が読み出され、これがインタ
フェース14を経てパケットID変更手段22に供給さ
れる。この変更手段22においてIDのチャネル選択用
識別信号への変更処理が実行される。圧縮時差信号が何
巡目かは制御部26から提供されるID変更情報に含ま
れているものとする。ID変更後の圧縮時差信号は転送
レート調整手段24において、圧縮情報量に応じた適切
な転送レート(可変長化)の処理が行われる。その後送
信装置を使用して通信回線に送出される。
【0033】図1の送出装置10より送出されたnチャ
ネル多重化された圧縮時差信号は図2の受信装置30で
受信される。端子32には圧縮時差信号が供給され、こ
れが多重化分離手段34に供給され、操作部36側から
供給されるチャネル選択信号に基づいて分離すべきチャ
ネルが指定される。
【0034】多重化分離手段34では指定されたチャネ
ル番号と同じチャネル選択用パケットIDを持つパケッ
トデータのみ分離されて出力される。例えばpチャネル
が選択されたときは図7FのようなIDpが付与された
単位時系列ブロック信号が分離されて出力される。
【0035】分離された単位時系列ブロック信号は伸長
手段38で伸長処理がなされて圧縮データが元の時間軸
を有するデータ(図7G)に復元され、復元された時差
信号によってモニタ40で映像や音声が再現される。
【0036】図8および図9は上述したID変更処理の
一例を示すフローチャートであって、記録媒体からパケ
ットIDを1つづつ取り込み、取り込まれたパケットI
Dがチャネル選択用IDに変更される(ステップ51,
52,53)。圧縮時差信号が一巡すると、再び記録媒
体からパケットIDを1つづつ取り込み、取り込まれた
パケットIDが2巡目用のチャネル選択用IDに変更さ
れる(ステップ54,55,56)。3巡目に至ると図
9ステップ57,58で示すような処理によって3巡目
のチャネル選択用IDに変更され、4巡目には対応する
ステップ59,60,61で4巡目のチャネル選択用I
Dとなされ、これが経過すると図8のステップ51に戻
る。これが番組送出終了まで継続される。
【0037】上述した例では120分4チャネル再生の
場合を例示したが、これはあくまで便宜的なものであっ
て、上例に限られるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明では、nチ
ャネル分を多重化した圧縮時差信号を送出するように構
成されているため、通信回線を有効に利用することがで
き、結果として複数の番組を多チャネル伝送できる。
【0039】圧縮時差信号は数百バイト程度を単位とし
てパケット化されているので、インタフェースとしては
少ないバッファ量で済むから、送出装置自体を従来より
も大幅に簡略化できる特徴を有する。データ伸長手段も
送出装置側に設けられていないのでその分装置を簡略化
できる。時系列保持用の識別信号を送出側で変更するだ
けで時差送出を実現できるから、時差送出システムを簡
易化できる特徴を有する。したがってこの発明はNDO
Vシステムに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る時差信号送出装置の一実施態様
を示す要部の系統図である。
【図2】この発明に係る時差信号受信装置の一実施態様
を示す要部の系統図である。
【図3】番組の時系列信号を示す説明図である。
【図4】4チャネル再生の場合の時差再生例を示す説明
図である。
【図5】記録媒体への記録の前後における圧縮時差信号
の時系列状態を示す説明図である。
【図6】時差送出例(1/2)を示す説明図である。
【図7】時差送出例(2/2)を示す説明図である。
【図8】ID変更のためのフローチャート(1/2)を
示す図である。
【図9】ID変更のためのフローチャート(2/2)を
示す図である。
【図10】従来の時差信号送出装置の一例を示す系統図
である。
【符号の説明】
10・・・時差信号送出装置、12・・・記録媒体、2
2・・・パケットID変更手段、24・・・転送レート
調整手段、26・・・制御部、30・・・受信装置、3
4・・・多重化分離手段、38・・・伸長手段
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このような簡易VODシステムのうちその
番組送出側は図10に示すような構成を採る場合があ
る。同図に示す時差信号送出装置10にあって、記録媒
体12には送出すべき複数の番組を構成する時系列信号
が記録されている。時系列信号は放送チャネルがnチャ
ネルでm分の長さの番組であるときは、m/n分ごとに
同一番組が放送されるように多重化されて記録されてい
る。記録媒体12より再生された多重化時系列信号はイ
ンタフェース14を経て固定レートの圧縮手段16に供
給され、固定レートで多重化時系列信号が圧縮される。
圧縮処理は動きの早い部分などの情報を切り捨てるため
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10に示
すような従来の時差信号送出装置10では、信号送出側
で圧縮された時系列信号(圧縮データ)の伸長処理が行
われているため、nチャネル分の時差信号はnチャネル
分の伝送チャネルが必要となる。その結果、通信回線を
有効に利用することができず、結果としてNVOD用の
送信チャネル数が多くとれない。さらに送出側では圧縮
・伸長処理を行わなければならないので、送出装置10
のコストが非常に高くなってしまうなどの問題を有して
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】この発明ではm分の放送番組をnチャネル
を利用してNVOD放送する場合として、図3に示すよ
うに120分放送の番組を4チャネルを利用して視聴で
きる例を説明する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】rチャネルでは同図(3)のようにさらに
30分遅れた時点t2で同一番組が放送され、さらにこ
れより30分遅れの時点t3でsチャネルからその番組
が放送される。こうすれば、時点t1,t5,・・・で
はチャネルpを選択することによって放送番組の最初か
ら視聴でき、同様に時点t2,t6,・・・ではチャネ
ルqを選択することによって、時点t3,t7,・・・
ではチャネルrを選択することによって、そして時点t
4,t8,・・・ではチャネルsを選択することによっ
てそれぞれ同一の放送番組をその最初から視聴できる。
これによって簡易VOD放送が実現される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】このような時差放送NVODシステムを単
一チャネルを使用して実現するには、4分割したそれぞ
れの時系列信号A,B,C,Dをさらに4(=n′)分
割して図5Aに示す単位時系列ブロック信号Ai,B
i,Ci,Di(i=0,1,2,3)となす。その時
間幅は30/4分である。分割数n′はあくまでも便宜
的なものであって実際の分割数とは異なる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】同図Cの状態で記録媒体にNVOD送出用
時差信号として記録される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】圧縮時差信号は数百バイト程度を単位とし
てパケット化されているので、インタフェースとしては
少ないバッファ量で済むから、送出装置自体を従来より
も大幅に簡略化できる特徴を有する。データ伸長手段も
送出装置側に設けられていないのでその分装置を簡略化
できる。時系列保持用の識別信号を送出側で変更するだ
けで時差送出を実現できるから、時差送出システムを簡
易化できる特徴を有する。したがってこの発明はNVO
Dシステムに適用して極めて好適である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m分の番組をnチャネル化して圧縮伝送
    することによってm/n分間隔で同一番組をその最初か
    ら視聴できるように、 同一番組の時系列信号をn分割して分割時系列信号を生
    成すると共に、 n分割したそれぞれの時系列信号をさらにn′分割して
    単位時系列ブロック信号となし、 同一の単位時系列ブロック信号同士をn′分割単位で集
    合させて組み立てた記録時系列信号を時差信号として記
    録媒体に記録し、 この記録媒体よりn倍速で再生された上記記録時系列信
    号にチャネル選択用の識別信号を付して単一チャネルを
    用いて送出するようにしたことを特徴とする時差信号送
    出装置。
  2. 【請求項2】 上記単位時系列ブロック信号同士は、同
    一番組の時系列の連続性を担保するための時系列保持用
    識別信号が付され、時差送出時この時系列保持用識別信
    号が上記チャネル選択用識別信号に変換されて送出され
    るようになされたことを特徴とする請求項1記載の時差
    信号送出装置。
  3. 【請求項3】 上記チャネル選択用識別信号は、同一番
    組の時系列信号が一巡するごとに順次変更されるように
    なされたことを特徴とする請求項1記載の時差信号送出
    装置。
  4. 【請求項4】 上記時系列保持用識別信号は、時系列信
    号をパケット化するときのパケット用識別信号が使用さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の時差信号送出装
    置。
  5. 【請求項5】 m分の番組をnチャネル化して圧縮され
    た時差信号を再生することによってm/n分間隔で同一
    番組をその最初から視聴できるようになされた時差信号
    受信装置において、 チャネル選択用の識別信号が付され、1/nに圧縮され
    て送出された時差信号を受信するとき、チャネル選択用
    識別信号を指定することによって多重化された時差信号
    より、上記指定されたチャネルに対応する圧縮時差信号
    のみが順次分離され、 分離されたこの圧縮時差信号をその時系列順に伸長・復
    調することによって、m/n分間隔で同一番組をその最
    初から視聴できるようにしたことを特徴とする時差信号
    受信装置。
  6. 【請求項6】 チャネル選択用識別信号を選択すること
    によって、送出番組をその最初から視聴できるようにし
    たことを特徴とする請求項5記載の時差信号受信装置。
JP2394496A 1996-02-09 1996-02-09 時差信号送出装置およびその受信装置 Pending JPH09219852A (ja)

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JP2394496A JPH09219852A (ja) 1996-02-09 1996-02-09 時差信号送出装置およびその受信装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1164796A1 (en) * 2000-06-14 2001-12-19 Astrium SAS Process and system for video on demand

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EP1164796A1 (en) * 2000-06-14 2001-12-19 Astrium SAS Process and system for video on demand
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