JPH09215308A - モータ用リードスクリューの製造方法 - Google Patents

モータ用リードスクリューの製造方法

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JPH09215308A
JPH09215308A JP1648196A JP1648196A JPH09215308A JP H09215308 A JPH09215308 A JP H09215308A JP 1648196 A JP1648196 A JP 1648196A JP 1648196 A JP1648196 A JP 1648196A JP H09215308 A JPH09215308 A JP H09215308A
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JP
Japan
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screw
lead screw
motor
cutting
holding head
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Pending
Application number
JP1648196A
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English (en)
Inventor
Akifumi Higuchi
昌文 樋口
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの小型化を図れると共に、樹脂成形時
の成形金型からの回転抜きが容易となる合成樹脂製のモ
ータ用リードスクリューを製造する方法を提供する。 【解決手段】 成形金型21を用いて、スクリュー軸部
22、保持用頭部23及び保持用頭部の端面からスクリ
ュー軸部に達するロータシャフト嵌合穴24を備えた合
成樹脂製のスクリュー素材25を樹脂成形し、次いで保
持用頭部23を保持しながら回転させつつスクリュー素
材25を成形金型21から引き抜き、その後切断によっ
て保持用頭部23を除去してリードスクリュー30を得
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフロッピーディスク
駆動装置、CD−ROMのヘッド駆動装置、ビデオカメ
ラレンズ駆動装置、各種のOA機器駆動装置等に用いら
れるリードスクリュー付きモータ及びこれに使用するた
めのリードスクリューの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、機器の小型化、薄型化、低騒音
化、低価格化が急速に進み、これに伴いそれらの機器に
用いられるリードスクリュー付きモータにも、小型化実
現のためにリードスクリューの材料を金属製から合成樹
脂製に変更したものが作られている。
【0003】以下に従来のフロッピーディスク駆動装置
に使用されている合成樹脂製リードスクリュー付きステ
ッピングモータについて説明する。
【0004】図6は従来の樹脂製リードスクリュー付き
ステッピングモータを示すものである。図6において、
1は導線であり、第1のコイルボビン2に巻き付けられ
ている。3は複数の櫛歯状の極歯3aを内周に有するヨ
ークでコイルボビン2と共に第1のステータ部Aを構成
している。この第1のステータ部Aと、第1のステータ
部Aと同様にしてなる第2のステータ部Bからステータ
が構成されている。このステータはカップ状のモータフ
レーム4に外周を当接して収められている。ロータシャ
フト6には複数の極歯3aに対向する外周面に複数の着
磁を施したマグネット5が固定されている。8はネジを
形成した合成樹脂製のリードスクリューで、このリード
スクリュー8の一端にはロータシャフト6の外径と合わ
せた穴8cを設けてあり、ロータシャフト6を前記穴8
cに挿入して結合し、ロータを構成している。
【0005】このロータは、モータフレーム4に固定さ
れた軸受け7によって片側支持され、リードスクリュー
8の先端を鋼球10を介してピボット軸受け9で支持
し、ロータシャフト6の後端をモータフレーム4の開口
部に設けられた押さえバネ11で前記ピボット軸受け9
側に付勢した状態で支持することにより回転自在に保持
される。
【0006】上記構成において、各ステータ部の導線1
に逐次通電することによりヨーク3の櫛歯状の極歯3a
が励磁され、これと対向する複数極の着磁を施したマグ
ネット5の吸引または反発によりロータが回転する。こ
の時、ロータシャフト6の軸方向にのみ移動可能に拘束
支持された移動体12をリードスクリュー8のねじ部に
係合させて軸方向に移動させている。
【0007】図7は、従来の合成樹脂製のリードスクリ
ュー8の詳細を示すものである。図7において、8aは
スクリュー軸部、8bは保持用頭部、8cはロータシャ
フトを挿入するための同軸方向に設けられたロータシャ
フト嵌合穴である。上記構成において、リードスクリュ
ー8を樹脂成形する場合、保持用頭部8bを保持して回
転させながら成形金型から抜き取る回転抜きを行ってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、前記リードスクリューの回転抜きのため
に設けた保持用頭部は、モータが組み付けられる機器の
他のパーツ等に接触させないため、あるいはロータのイ
ナーシャを大きくしないためにできるだけ小さくする必
要があり、回転抜きの際の保持のし易さが犠牲となって
いた。
【0009】さらに前記リードスクリューの回転抜きの
ために保持用頭部の長さだけリードスクリューが長くな
っているため、その分モータも大型となるという欠点を
有していた。
【0010】本発明は、上記の従来の問題点を解決する
モータ用リードスクリューの製造方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ用リード
スクリューの製造方法は、上記目的を達成するため、成
形金型を用いて、スクリュー軸部、保持用頭部及び保持
用頭部の端面からスクリュー軸部に達するロータシャフ
ト嵌合穴を備えた合成樹脂製のスクリュー素材を樹脂成
形し、次いで保持用頭部を保持しながら回転させつつス
クリュー素材を成形金型から引き抜き、その後切断によ
って保持用頭部を除去してリードスクリューを得ること
を特徴とする。
【0012】上記の構成によって、除去される保持用頭
部の長さだけリードスクリューの長さを短かくでき、モ
ータを小型化できると共にロータのイナーシャも小さく
できる。また、合成樹脂製のリードスクリューの回転抜
きのための保持用頭部は、後で除去するので形状に制約
を受けず、リードスクリューの成形時の回転抜きの際に
保持し易い形状や大きさとすることができ、成形金型か
らの回転抜き作業を円滑に行なうことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図3に基き本発明のモータ
用リードスクリューの製造方法の第1の実施形態を説明
する。
【0014】まず図2に示すように、第1金型21a及
び第2金型21bからなる成形金型21を用いて、スク
リュー軸部22、保持用頭部23及び保持用頭部23の
端面からスクリュー軸部22に達するロータシャフト嵌
合穴24を備えた合成樹脂製のスクリュー素材25を、
射出成形により製造する。
【0015】前記第1金型21aには、スクリュー軸部
22を形成するための型空間26が設けられており、前
記第2金型21bには、保持用頭部23を形成するため
の型空間27と、ロータシャフト嵌合穴24を形成する
ための中子部28が設けられている。
【0016】前記ロータシャフト嵌合穴24は、ロータ
シャフト6(図3参照)に嵌合するに適した径の小径穴
部24aと、これより大径の大径穴部24bとからなる
ように形成される。
【0017】成形金型21内でスクリュー素材25が樹
脂成形されると、第2金型21bを第1金型21aから
離脱させ、前記保持用頭部23を適宜の保持手段で保持
しながら回転させつつスクリュー素材25を第1金型2
1aから引き抜く。
【0018】このようにして図1に示す合成樹脂製のス
クリュー素材25が得られる。なお図1に示すように保
持用頭部23は、六角形部23a、円形鍔部23b、テ
ーパ部23cを備えて、回転抜きの際に保持し易い形
状、大きさに形成されている。
【0019】次いで、図1にCで示す切断位置で、スク
リュー素材25を切断し、保持用頭部23を除去して、
リードスクリュー30(図3参照)を得る。このリード
スクリュー30は、スクリュー軸部22のみからなり、
又切断面近傍に大径穴部24bが位置し、その奥側に小
径穴部24aが位置するように構成される。
【0020】前記大径穴部24bを設けたことにより、
切断時に合成樹脂の歪みやバリが発生しても、ロータシ
ャフト6を嵌合するための小径穴部24aにはほとんど
影響を与えないので、ロータシャフト6の嵌合が困難に
なったり、精度を悪化させたりする心配がない。従っ
て、前記切断を容易かつ安価に行うことができる。
【0021】上記リードスクリュー30は、例えば図3
に示すステッピングモータのモータ本体31に、ロータ
シャフト6の先端部に嵌合するようにして、組込まれ
る。モータ本体31の構成は、図6において説明したも
のと同一であるので、共通符号を付すにとどめ、説明を
省略する。
【0022】図4は本発明の第2の実施形態を示してい
る。
【0023】この実施形態は、樹脂成形時に同時に、切
断用溝32をスクリュー軸部22外周に成形した点に特
徴を有している。この切断用溝32に沿って、図4にC
で示す切断位置で、スクリュー素材25を切断し、保持
用頭部23を除去して、リードスクリュー30を得てい
る。なお、保持用頭部23は四角形部を有している点で
も、第1の実施形態と異なっているが、他の点は第1の
実施形態と同様である。
【0024】本実施形態によれば、スクリュー素材25
の切断部の軸厚が小となっているため、切断を容易に行
うことができると共に、容易に切断が行えるので、切断
位置をスクリュー軸部22のネジ部により近づけること
ができ、有効ネジ部の範囲を広げることができる。
【0025】図5は本発明の第3の実施形態を示してい
る。
【0026】この実施形態は、樹脂成形時に同時に、フ
ランジ部33をスクリュー軸部22外周に成形した点に
特徴を有している。そしてこのフランジ部33の保持用
頭部23側の至近位置にある、図4にCで示す切断位置
で、スクリュー素材25を切断し、保持用頭部23を除
去して、リードスクリュー30を得ている。なお、保持
用頭部23は十字形部を有している点でも、第1の実施
形態と異なっているが、他の点は第1の実施形態と同様
である。
【0027】本実施形態によれば、スクリュー素材25
の切断部のスクリュー軸部22側の至近部分の剛性を前
記フランジ部33で強化できるので、切断時の悪影響が
スクリュー軸部22に及ぶのを回避でき、精度のよいリ
ードスクリュー30を得ることができる。
【0028】本発明は上記実施形態に示す外、種々の態
様に構成することができ、例えば、ロータシャフト嵌合
穴は単一径のものでもよく、又スクリュー素材の樹脂成
形時に同時に、前記溝部と前記フランジ部の両者を成形
してもよい。又本発明の製造方法で得られたリードスク
リューをステッピングモータ以外のモータに組込んで使
用することもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、モータの小型化を図れ
ると共に、樹脂成形時の成形金型からの回転抜きが容易
となる合成樹脂製のモータ用リードスクリューを製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるリードスクリ
ューを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面
図。
【図2】その製造過程を示す断面図。
【図3】上記リードスクリューを組込んだモータを示す
断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるリードスクリ
ューを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面
図。
【図5】本発明の第3の実施形態におけるリードスクリ
ューを示し、(a)はその平面図、(b)はその正面
図。
【図6】従来のリードスクリュー付きモータを示す断面
図。
【図7】従来の合成樹脂製のリードスクリューを示す正
面図。
【符号の説明】
6 ロータシャフト 21 成形金型 22 スクリュー軸部 23 保持用頭部 24 ロータシャフト嵌合穴 24a 小径穴部 24b 大径穴部 25 スクリュー素材 30 リードスクリュー 31 モータ本体 32 溝 33 フランジ部 C 切断箇所

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形金型を用いて、スクリュー軸部、保
    持用頭部及び保持用頭部の端面からスクリュー軸部に達
    するロータシャフト嵌合穴を備えた合成樹脂製のスクリ
    ュー素材を樹脂成形し、次いで保持用頭部を保持しなが
    ら回転させつつスクリュー素材を成形金型から引き抜
    き、その後切断によって保持用頭部を除去してリードス
    クリューを得ることを特徴とするモータ用リードスクリ
    ューの製造方法。
  2. 【請求項2】 ロータシャフト嵌合穴が、ロータシャフ
    トに嵌合するに適した径の小径穴部と、これより大径の
    大径穴部とからなり、切断後のリードスクリューの切断
    面近傍に大径穴部が位置し、その奥側に小径穴部が位置
    するようにした請求項1記載のモータ用リードスクリュ
    ーの製造方法。
  3. 【請求項3】 樹脂成形時に同時に、切断用溝をスクリ
    ュー軸部外周に成形する請求項1または2記載のモータ
    用リードスクリューの製造方法。
  4. 【請求項4】 樹脂成形時に同時に、フランジ部をスク
    リュー軸部外周に成形し、切断後のリードスクリューの
    切断面至近部にこのフランジ部が位置するようにした請
    求項1、2または3記載のモータ用リードスクリューの
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の製造方
    法で得られたリードスクリューを、モータ本体のロータ
    シャフトの先端部に嵌合するようにして、モータ本体に
    組込んでなるリードスクリュー付きモータ。
JP1648196A 1996-02-01 1996-02-01 モータ用リードスクリューの製造方法 Pending JPH09215308A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005020857A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ステッピングモータ
JP2007535886A (ja) * 2004-02-17 2007-12-06 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 伝動装置−駆動装置ユニット

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US7882759B2 (en) 2004-02-17 2011-02-08 Robert Bosch Gmbh Gear drive unit

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