JPH09214571A - 無線受信機 - Google Patents

無線受信機

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JPH09214571A
JPH09214571A JP9007527A JP752797A JPH09214571A JP H09214571 A JPH09214571 A JP H09214571A JP 9007527 A JP9007527 A JP 9007527A JP 752797 A JP752797 A JP 752797A JP H09214571 A JPH09214571 A JP H09214571A
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秀和 渡辺
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば符号化された音声信号を送受信し、同
期信号を容易かつ確実に検出できる、デジタル移動電話
装置などの無線受信機を得ること。 【解決手段】 基本帯域信号に変換された送信信号をア
ナログ・デジタル変換回路でデジタル変換し、所定の基
準信号との相関値を検出することにより、同期信号FC
CHを検出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信機に関
し、例えば、音声信号を符号化して送受信するデジタル
移動電話装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、無線電話の一種であるデジタル移
動電話装置は、送受信する音声信号を符号化し、時分割
多重方式により1つのチャネルを複数の端末が同時に使
用できるように設計されている。
【0003】即ち、この種の端末は、スイッチが入れら
れると、例えば124個の所定数のチャネルの受信周波
数を順次走査し、所定の周期(大抵、10又は11フレ
ームである。)でどれかのチャネル内に挿入されている
FCCH(周波数修正チャネル)を電/磁界の強い方か
ら順に探索し、該FCCHを含むチャネルを制御チャネ
ルとして認識する。それから直ぐ、端末は、自分が属す
る地域に割当てられた制御チャネルを検出して受信す
る。
【0004】制御チャネルは、各種の情報を送信するた
めのタイムスロットを形成するように設計され、それに
より、デジタル移動電話装置の各端末は、制御チャネル
を受信し、制御チャネルを送っている基地局に関する情
報、隣接する基地局に関する情報、及び端末を呼出すた
めの情報などの情報を受取る。
【0005】この目的のために、端末は、このFCCH
に基いて処理タイミングを修正し、必要情報を送出する
ためのタイミングを大ざっぱに検出している。
【0006】ここに、FCCHは、復号されると、
「0」値のデータが所定ビット数の間だけ継続する如き
ビット・パターンが割当てられている同期信号である。
デジタル移動電話装置では、そのビット・パターンを差
分符号化したあとGMSK(Gaussian filtered minimu
m shift keying)変調してから送信している。
【0007】こうして、FCCHは、図1に示す如くI
及びQ信号の複合波として送信され、これらの信号レベ
ルは90°の位相差をもつ正弦波状に変化している。制
御チャネルでは、FCCHを送出する間に搬送周波数が
+67.7〔kHz〕だけオフセット(ずら)される。
【0008】したがって、デジタル移動電話装置は、F
CCHの信号成分を受信信号からバンドパス(帯域通
過)フィルタで抜出してFCCHのタイミングを検出
し、検出されたタイミングに基いて全体の動作を制御チ
ャネルに大まかに同期させるようにしてある。
【0009】このようにバンドパスフィルタを用いてF
CCHの信号成分を抜出す場合、バンドパスフィルタの
帯域幅が狭いほど、検出精度は高くなる。しかし、帯域
幅を狭くすれば、それだけバンドパスフィルタの応答特
性は悪くなる傾向がある。
【0010】一方、デジタル移動電話装置には、FCC
Hの持続期間が550〔μsec〕と短いため、バンド
パスフィルタの応答特性が悪くなると、FCCHを検出
することが困難となる特徴がある。
【0011】更に、デジタル移動電話装置には、ドップ
ラー偏移によって周波数がずれたり、或いは、搬送周波
数が、FCCH以外のデータ内で、オフセットされたF
CCHと同じ周波数スペクトルをもったりする場合があ
るため、バンドパスフィルタを使うときにFCCHのタ
イミングを間違って検出するか、或いは全く検出できな
いという問題がある。
【0012】このように、FCCHのタイミングを間違
って検出したり、或いは全く検出できない場合、所定の
周期で繰返し送信されるFCCHをもう一度検出しよう
とするので、デジタル移動電話装置では、通話が可能と
なるまでに時間がかかる。
【0013】他方、復号されたデータストリームからF
CCHを検出する方法がある。即ち、FCCHが「0」
値のデータストリームであれば、復調されたデータスト
リームと連続する「0」値をもつデータストリームとの
相関関係を検出することによってFCCHを検出でき
る。
【0014】しかし、かようなデジタル移動電話装置で
は、ドップラー偏移の外にノイズやフェージングのため
に復号の結果が間違うことがある。特にノイズ・レベル
については、Eb/NO(Ebは送信エネルギ/ビッ
ト、NOはノイズ・エネルギの強さ)が10〔dB〕以
下に悪化する場合がある。かような場合、復調されたデ
ータストリームが高率のエラーをもつので、FCCHを
適正に検出することはできない。
【0015】この外に、受信した信号を直交検波してI
及びQ信号を発生し、これらの信号がFCCH内で90
°の位相差をもつことを利用してI及びQ信号の間の相
関関係を検出することにより、FCCHを検出する方法
も考えられる。しかし、上述のとおり、FCCH以外の
スロット内の正弦波以外のものの間に高い相関関係があ
る場合があるので、たとえI及びQ信号間の相関関係を
検出しても、なお検出の誤りが生じる可能性がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述の点に鑑み、本発
明は、上述の如き同期信号を容易かつ確実に検出しうる
無線受信機を提供しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題及び他の課題
は、次の如き無線受信機を提供することによって解決さ
れた。その無線受信機は、所定の周期で送信信号の中に
介挿された所定パターンをもつ同期信号(FCCH)を
参照して送信信号を受信し、無線送信されたデータスト
リームを復号する無線受信機(1)であって、上記送信
された信号を基本帯域信号に変換する検波手段(15)
と、該基本帯域信号を復調してデータストリームを出力
するデータ復調回路(16,17)と、上記基本帯域信
号を所定周期で順次サンプリングしてサンプル化された
データストリームを出力するアナログ・デジタル変換回
路(16)と、所定の基準データストリームを発生する
基準信号発生手段(17)と、上記サンプル化されたデ
ータストリームと上記基準データストリームとの間の相
関関係を検出し、相関関係検出の結果を出力する相関関
係検出手段(17)とを具え、上記相関関係検出の結果
に基いて上記同期信号(FCCH)を検出し、その検出
結果に基いて上記データストリームを受信することを特
徴とする無線受信機である。
【0018】また、2番目の発明によれば、その無線受
信機は、所定の周期で送信信号の中に介挿された所定パ
ターンをもつ同期信号(FCCH)を参照して送信信号
を受信し、無線送信されたデータストリームを復号する
無線受信機(1)であって、上記送信された信号を基本
帯域信号に変換する変換手段(15)と、該基本帯域信
号を復調して上記データストリームを出力するデータ復
調回路(16,17)と、上記基本帯域信号を所定周期
で順次サンプリングしてサンプル化されたデータストリ
ームを出力するアナログ・デジタル変換回路(16)
と、第1及び第2のサンプリング周波数で所定の位相を
もつ基準信号をサンプリングして得られる第1及び第2
の基準データストリームを発生する基準信号発生手段
(25A,25B)と、上記サンプル化されたデータス
トリーム及び上記第1基準データストリーム間の相関関
係並びに上記サンプル化されたデータストリーム及び第
2基準データストリーム間の相関関係を検出し、これら
第1及び第2の相関関係検出の結果を出力する相関関係
検出手段(25A,25B,25C)とを具え、上記第
1及び第2の相関関係検出の結果に基いて同期信号(F
CCH)を検出し、その検出結果に基いて上記データス
トリームを受信することを特徴とする無線受信機であ
る。
【0019】また、3番目の発明によれば、基準信号発
生手段(17)は、所定のメモリ手段に記憶されたデー
タを所定の順序で順次読出すことにより、上記基準デー
タストリーム又は上記第1及び第2の基準データストリ
ームを発生するものである。
【0020】また、4番目の発明によれば、基準信号発
生手段(17)は、上記アナログ・デジタル変換回路
(16)の処理周期で所定の定数を累積的に加算する加
算器(20又は21)を有し、該加算器(20又は2
1)に所定のビットを出力し、上記基準データストリー
ム又は上記第1及び第2の基準データストリームとして
処理周期で所定のビット出力を出力するものである。
【0021】また、5番目の発明によれば、基準信号発
生手段(17)は、異なる値の定数を累積的に加算して
上記第1及び第2の基準データストリームを発生するも
のである。
【0022】また、6番目の発明によれば、相関関係検
出回路(17)は、上記サンプル化されたデータストリ
ームと上記基準データストリームとを順次乗算して乗算
値Cmを得るか、又は、上記サンプル化されたデータス
トリームと上記第1基準データストリーム若しくは上記
サンプル化されたデータストリームと上記第2基準デー
タストリームとを夫々順次乗算して乗算値Cmを得、乗
算値Cmを所定期間継続して蓄積することにより相関値
CORRk を検出し、該相関値CORRk を受信された
送信信号の信号エネルギPREC で正規化して、上記相関
関係検出の結果又は上記第1及び第2の相関関係検出の
結果を出力するものである。
【0023】更に、7番目の発明によれば、無線受信機
(1)は、上記相関関係検出の結果が連続して所定期間
にわたり所定値以上に上昇するとき、上記同期信号(F
CCH)が検出されていると判断するものである。
【0024】同期信号FCCHは、所定周期で基本帯域
信号を順次サンプリングしてサンプル化されたデータス
トリームを発生し、サンプル化されたデータストリーム
と基準データストリームとの相関関係を検出することに
より、たとえ復号されたデータストリーム内にエラーが
発生しても、確実に検出することができる。
【0025】この場合、異なる周波数をもつ第1及び第
2の基準データストリームにより相関関係が検出される
ならば、同期信号FCCHは、たとえ内部クロックの周
波数がずれていても短時間で検出することができる。
【0026】ここで、基準データストリームは、メモリ
手段に記憶されたデータを順次読出して出力し、所定の
定数を累積的に加算して所定ビットのデータストリーム
を出力することにより、容易に発生することができる。
また、第1及び第2基準データストリームは、異なる値
の定数を累積的に加算することにより、容易に発生する
ことができる。
【0027】サンプル化されたデータストリーム及び基
準データストリームから加算値Cmを得、この加算値C
mを所定期間蓄積することによって相関値CORRk
検出し、この相関値CORRk を受信された送信信号の
信号エネルギPREC によって正規化すれば、たとえ受信
条件の変化により電/磁界の強さが変化しても、同期信
号FCCHを確実に検出することができる。更に、相関
関係検出の結果が連続して所定期間にわたり所定値以上
に上昇するときに、同期信号FCCHが検出されている
と判断することにより、検出の精度を高めることができ
る。
【0028】上述のとおり、本発明によれば、基本帯域
信号に変換された受信信号をデジタル値に変換し、所定
の基準信号との相関値を検出することにより、ノイズ又
はフェージングの影響を有効に避けながら、同期信号を
確実に検出しうる無線受信機を得ることができる。本発
明の本質、原理及び有用性は、添付図面を参照して以下
の詳細な説明を読むことにより、なお一層明らかになる
であろう。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施態様を
添付図面を参照して説明する。 (1)第1の実施態様 (1−1)本実施態様の一般的構成 図2は、本実施態様によるデジタル移動電話の端末を示
すブロック図である。図2において、1で全体的に示さ
れたデジタル移動電話装置の端末は、基地局から送られ
る送信信号をアンテナ2で受信し、受信した信号をアン
テナ結合器(図示せず)を介して増幅回路3に供給す
る。
【0030】増幅回路3は、受信信号を所定の利得で増
幅した後、RF処理回路(RFプロセッサ)4に出力す
る。RF処理回路4は、所定の局部発振信号を用いて受
信信号を周波数変換し、これにより、端末1は、局部発
振信号の周波数を切替えることにより所望のチャネルを
選択的に受信できるようになっている。
【0031】RF処理回路4はまた、周波数変換された
受信信号を直交検波して、受信信号の基準位相と同期し
ているI信号を復調すると共にQ信号を復調する。そし
て、これらのI及びQ信号を内蔵アナログ・デジタル変
換回路において所定の周期でサンプリングし、それらを
デジタル値に変換する。
【0032】こうして、端末1は、受信信号の基準位相
に対応する復調結果を形成するIデータ及びQデータを
復調し、これらI及びQデータをデータ処理回路5に出
力する。
【0033】データ処理回路5は、I及びQデータを処
理するデジタルプロセッサより成り、I及びQ信号から
元の差分符号化データを復調するように設計されてい
る。その際、内蔵されたビタビ(Viterbi)等化器により
波形等化及び歪み補正を施した後、差分符号化データを
出力してフェージング及び多重経路(multipath)の影響
を減少させる。
【0034】データ処理回路5はまた、その際、I及び
Qデータを参照してFCCHを検出し、その検出結果に
基いて周波数誤差を検出する。この検出結果は、データ
処理回路5、所定基準信号発生回路などの動作を制御す
るための基準として使用され、それにより、基地局との
フレーム同期を達成し、基地局に対する内部クロックの
周波数の偏差を修正する。
【0035】これらの処理の外に、データ処理回路5
は、差分符号化されたデータを差分復号し、誤差修正を
行ない、こうして得た復号データを音声処理回路6また
はは中央処理ユニット(CPU)8に選択的に出力す
る。
【0036】音声処理回路6は、復号されたデータを音
声伸長して音声データを復号し、内蔵のデジタル・アナ
ログ変換回路によって音声データを音声信号に変換す
る。音声処理回路6はまた、音声信号でスピーカ7を駆
動し、こうして端末1は、基地局から送出される起呼者
の音声信号を受信することができる。
【0037】一方、中央処理ユニット8は、復号された
データに基いて基地局から送出される所定の情報を受信
し、その受信結果に基いて局部発振信号の周波数を切替
え、こうして送受信周波数が所定の通話チャネルに切替
えられ、端末1が、所定の通話チャネルを選択すること
により音声信号を送受信することができるように設計さ
れる。
【0038】他方、端末1の送信部は、マイクロホン9
からの音声信号出力を音声処理回路6で音声データに変
換し、それらを音声圧縮する。
【0039】データ処理回路5は、誤り訂正コードを加
えることにより音声処理回路6の出力データを差分符号
化すると共に、音声処理回路6からの出力の代わりに中
央処理ユニット8から出力される各種の制御コードを、
誤り訂正コードを加えて差分符号化する。
【0040】RF処理回路4は、データ処理回路5から
出力される差分符号化されたデータをGMSK変調して
送信信号を発生し、その送信信号を所定の周波数に周波
数変換する。
【0041】RF処理回路4はまた、周波数変換された
送信信号を増幅回路10を介してアンテナ2に出力し、
こうして端末1は、起呼者の音声信号もしくは起呼信号
を基地局に送信することができる。
【0042】このとき、端末1は、データ処理回路5に
よって検出される所定の検出結果に基いて、送信及び受
信のタイミングを切替える。こうして、端末1は、時分
割多重方式を適用することにより、基地局から複数の端
末に送信される信号から当該端末に割当てられたタイム
スロットを選択的に受信し、当該端末に割当てられたタ
イムスロットを選択的に使用することにより、音声デー
タなどを基地局に送信することができる。
【0043】この目的のために、中央処理ユニット8
は、ランダムアクセスメモリ(RAM)13内の作業領
域を保証することにより、リードオンリメモリ(RO
M)11内に記憶された処理プログラムを実行し、それ
により、必要に応じ各回路ブロックに制御コードを出力
して装置全体の動作を制御する。例えば、オペレータが
表示/キー入力部12上の所定のキーを押すと、この操
作に応じて起呼信号が基地局に送出され、基地局から起
呼(呼出し)信号が入ると、受信チャネルなどが切替え
られる。
【0044】(1−2)入力データの処理 端末1は、図3に示す如き受信系で基地局から送信され
る信号を受信する。即ち、端末1は、セレクタ回路(R
F)、中間周波回路(IF)、検波回路(DET)(図
3では、これらの全部を符号15で示す。)及びアナロ
グ・デジタル変換回路(A/D)16でRF処理回路4
を構成し、局部発振信号の周波数を切替えることにより
所望のチャネルを選択的に受信し、受信した信号を中間
周波数に変換して増幅し、中間周波数信号を直交検波す
る。
【0045】こうして、端末1は、送信側でGMSK変
調して発生されたI及びQ信号を発生することにより、
アンテナ2で受信された信号を基本帯域信号に変換する
処理を行なう。また、アナログ・デジタル変換回路16
は、I及びQ信号をデジタル値に変換してI及びQデー
タを発生し、データ処理回路5は、自己内蔵の復調器
(DEMOD)及びデジタル信号プロセッサ(DSP)
(これらは符号17で示す。)でI及びQデータを元の
データストリームに復号する。
【0046】その際、デジタル信号プロセッサは、I及
びQデータに基いてFCCHを検出し、受信信号の等化
及び復号されたデータストリームに対する誤り訂正を行
う。一方、音声処理回路6は、音声データを処理するた
めのデジタル信号プロセッサ(VOICE DSP)より成り、そ
こで、データ処理回路5からの出力データをデータ伸長
して、音声圧縮された送信データを原データストリーム
に変換する。該データストリームは、アナログ信号に変
換されてスピーカ7を駆動する。
【0047】かような処理手順を開始する前に、端末1
はまず、FCCHを参照してフレーム同期を行うため制
御チャネルを受信する。端末1はまた、FCCHを参照
して内部クロックの周波数誤差を検出することにより周
波数差を補正し、所定のバーストを基準にして全体の動
作を同期化した後、タイムスロットを受信することによ
って所望の情報を受信する。
【0048】この場合、データ処理回路5は、I及びQ
データと、復調後の通常のデータストリームの代わりの
所定の基準信号との間の相関値を検出し、これによって
FCCHを検出する。こうして、データ処理回路5は、
FCCHのタイミングを検出すると、内蔵されたタイム
ベースカウンタをセットし、全体の動作をフレーム同期
させる。
【0049】即ち、端末1において、アナログ・デジタ
ル変換回路16は、I及びQ信号を所定周期で順次サン
プリングして夫々8ビットのI及びQデータを発生す
る。ここに、FCCHを送信するI及びQ信号には90
°の位相差があるので、図4に示す如く、I及びQ信号
をアナログ・デジタル変換回路16によりI及びQ信号
と同期するタイミングでサンプリングすると、その結果
生じるI及びQデータは、複素面上をτ/2ラジアンだ
け反時計方向に回転して円の軌跡を形成する。
【0050】ただし、FCCHがフェージングやノイズ
の影響を受けると、I及びQ信号の振幅及び位相がそれ
らの量に応じて変化し、I及びQデータに対する円の軌
跡は歪んでくる。また、端末1において、内部クロック
がFCCHと適正に同期していない場合、I及びQデー
タS0 (α0 ,β0 )及びS4 (α4 ,β4 )の間に位
相誤差θeが発生する。これらS0 及びS4 は、本来4
サンプリング毎に互いに合っているものである。
【0051】したがって、FCCHの同期時点でフェー
ジングやノイズの影響がなければ、FCCHは、図5に
示す如く、I及びQデータに対応して1ビットのビット
パターンで表わすことができる。よって、データ処理回
路5は、このビットパターンを基準パターンとして用
い、メモリ回路から該ビットパターンを形成するデータ
を順次読出すことにより、基準信号(即ち、テンプレー
トとなる)を発生する。
【0052】データ処理回路5はまた、I及びQデータ
をIm 及びQm (samplem )として表し、テンプレート
の値を共役複素数におけるTim及びTqm(templatem
として表し、相関関係の長さ(即ち、相関関係を検出す
るためのデータの数)をnに設定し、計算用中間値Cm
を次式で表し、 Cm =samplem *templatem =(Im +jQm )(Tim−jTqm) =(Im im+Qm qm)+j(Qm im−Im qm) ‥‥(1) (ここで、*は複素数の乗算を表す) そして、次式の計算を行って相関値CORRk を検出す
る。 ‥‥(2) ここで、各項Ck ,Ck+1 ,‥‥,Ck+n-1 の総数がn
である。
【0053】即ち、相関値CORRk は、FCCHを適
正に受信して得られるI及びQデータと等しい値にテン
プレートの値を設定することにより、FCCHのタイミ
ングで判断することができる。この場合、たとえ復調後
のデータストリーム内に誤差が生じても、相関値COR
k は、相関関係の長さnを選ぶことによりFCCHの
タイミングで判断できる。したがって、FCCHを、フ
ェージングやノイズの影響を有効に避けながら容易かつ
確実に検出することができる。
【0054】また、テンプレートについては、図5の基
準パターンの代わりにそれを論理「1」及び「0」のビ
ットパターンで表すことにより(1)式の計算を行える
ので、計算が容易である。更に、相関値CORRk は、
中間値Ck+n-1 及びCk-1 を相関値CORRk-1に対し
加算及び減算することにより、全体として簡単な計算で
検出できる。ここに、相関値CORRk-1 は、1サンプ
ル前のI及びQデータについて得られたものである。
【0055】データ処理回路5はまた、こうして得た相
関値CORRk を用いて次式の計算を行い、 PREC −PCORR×TH≦0 ‥‥ (3) この関係式が満足されるかどうかを判断する。ただし、
THは閾値を表す。
【0056】ここで、PCORRは、相関関係検出の結果の
累乗を表し、複素相関値CORRkの絶対値を得て次式
の計算を行うことにより、求めることができる。 PCORR=|CORRk 2 ‥‥ (4)
【0057】また、PREC は、受信した信号のエネルギ
を表し、次式で表すことができる。 PREC =Ii 2+Qi 2 ‥‥ (5)
【0058】こうして、関係式(3)につき、所定のサ
ンプリング継続期間にわたり連続して肯定的な結果が得
られると、データ処理回路5は、FCCHが受信されて
いると判断し、それによりタイミング検出の結果を参照
してフレーム同期を行う。
【0059】基本帯域への変換によって得られるI及び
Qデータとテンプレートとの間の相関値CORRk を検
出するとき、相関値CORRk は、FCCHが受信され
ているときのみならず、I及びQ信号の振幅が受信信号
の信号レベルの増加と共に増加するときにも、増加す
る。
【0060】したがって、データ処理回路5は、(3)
式を計算して相関値検出の結果を受信エネルギで正規化
することにより、たとえ受信信号の信号レベルが変動し
ても(即ち、たとえ受信環境の変化により電/磁界の強
さが変動しても)、FCCHを確実に検出することがで
きる。
【0061】なお、この正規化において、データ処理回
路5は、相関値CORRk と閾値とを乗算し、それを受
信信号エネルギPREC から減算するという簡単な計算で
正規化を行うことができるよう設計されているので、F
CCHを一層容易に検出することができる。
【0062】更に、この場合、肯定的結果が所定のサン
プリング継続期間にわたって連続的に得られるときにF
CCHが検出されていると判断することにより、データ
処理回路5はFCCHの検出精度をよくすることができ
る。
【0063】(1−3)本実施態様の利点 上述した構成によれば、基本帯域に変換されたI及びQ
信号をデジタル値に変換した後、それと所定の基準信号
との相関関係を検出することによって求まる相関値の結
果に基いてFCCHを検出するので、フェージングやノ
イズの影響を避けながらFCCHを容易かつ確実に検出
することができる。
【0064】(2)第2の実施態様 この実施態様では、基準信号を図6に示すアキュムレー
タ20によって発生し、相関値をこの基準信号とI及び
Qデータとの間で検出する。即ち、本実施態様では、デ
ータ処理回路5は、アキュムレータ20から8ビットの
データを出力し、加算回路21で所定の定数をこのデー
タに加算し、加算結果を再びアキュムレータ20に蓄積
する。
【0065】データ処理回路5は、この加算をアナログ
・デジタル変換回路16の動作と同期して行い、Iデー
タに対する基準信号ITとしてアキュムレータの最上位
ビット(MSB)を出力するよう設計される。
【0066】データ処理回路5はまた、Iデータ基準信
号ITを所定の遅延回路(D)22で1サンプリング周
期だけ遅らせ、Iデータ基準信号からQデータに対する
基準信号QTを発生して出力する。ここで、本実施態様
では、加算回路21への定数出力を64の値に選択し、
これにより、図7に示す如く、データ処理回路5は、こ
の定数を累積的に加算して基準信号を発生し、アキュム
レータ20及び加算回路21の簡単な構成によって基準
信号を発生することができる。
【0067】特に、累積的に定数を加算することによっ
て基準信号を発生すると、この定数を変えることによ
り、異なる周波数をもつ基準信号を発生することが可能
となる。即ち、かようなデジタル移動電話装置では、ビ
ットレートが約271〔kbps〕に選定されるので、
FCCHはそれの1/4の67.7〔kHz〕になる。
値が64の定数を累積的に加算すると、基準信号は、こ
の67.7〔kHz〕の周波数で発生される。
【0068】しかし、実際には、端末1の内部クロック
が基地局に対してずれた周波数をもつ場合がある。この
場合、たとえ64の値の定数を累積的に加算しても、こ
の加算周期が基地局と異なるので、発生される基準信号
の周波数は、67.7〔kHz〕からずれた周波数とな
る。
【0069】この場合、端末1はFCCHを明確に検出
できない。したがって、所定期間経過してもFCCHが
検出できないとき、中央処理ユニットは、必要に応じて
アキュムレータ20の内容を初期化し、累積的に加算す
べき定数を変更する。
【0070】即ち、定数の値を64から63に変える
と、アキュムレータ20の最上位ビットの変化が64の
値の場合よりその分だけ遅れるので、基準信号の繰返し
周期が1/64だけ遅れる。
【0071】よって、端末は、定数を変えることによっ
て基準信号の周波数を容易に変えうるので、たとえ内部
クロックに周波数ずれがあっても、FCCHを検出でき
る。また、周波数ずれも、FCCHを検出した時の定数
に基いて検出できる。因みに、定数の値を64から63
に変えると、基準信号の周波数は271/64=4.2
〔kHz〕だけ変わる。
【0072】なお、FCCHの検出精度も、定数の代わ
りに(3)式の閾値を変えて変えることができる。即
ち、閾値を減らすと、FCCHを発見する可能性が増
し、たとえ内部クロックに大きな周波数誤差があるとき
でも、FCCHを検出することが可能となる。
【0073】ただし、上述の如く閾値を減らすと、FC
CHのタイミング以外のタイミングでもFCCHが到達
していると判断される可能性があり、FCCHの位置の
検出精度が低下し、次の周波数の修正もまた悪くなる。
【0074】これに対し、相関値を基準信号の周波数の
切替えによって検出すると、閾値をさほど下げなくても
検出できるので、FCCHの検出可能性及び検出精度を
共に高めることができる。このように、本実施態様で
は、上述のようにして発生された基準信号とI及びQデ
ータとの間で式(1)〜(3)の計算を行うことによ
り、FCCHを検出するようにしている。
【0075】図6に示す構成によれば、定数を累積的に
加算して基準信号を容易に発生することにより、第1の
実施態様で得られた効果と類似の効果が得られ、また、
この定数を変えることにより、たとえ内部クロックの周
波数がずれていても、FCCHを確実に検出することが
可能となる。
【0076】(3)第3の実施態様 第2の実施態様において、上述の如く、累積的に加算す
る定数を変えることにより基準信号の周波数を切替える
場合、結局FCCHの検出に多くの時間がかかるという
欠点がある。
【0077】したがって、図8に示す第3の実施態様で
は、位相相関器25A,25B及び25Cを用いて値が
異なる定数を累積的に加算することにより、周波数が異
なる基準信号を発生している。この場合、相関器25
A,25B及び25Cは、夫々受信信号であるI及びQ
のデータと各基準信号との間で(1)式の計算を行う。
【0078】判定回路26は、相関器25A〜25Cか
ら夫々出力された(1)式の計算結果に基いて(2)及
び(3)式の計算を行い、周波数が異なる並列の3つの
基準信号を同時に使用してFCCHを検出するので、F
CCHを短期間で検出できる。
【0079】判定回路26はまた、FCCH検出の結果
を中央処理ユニットに出力し、フレーム同期を行い、2
5A,25B又は25Cのどの相関器からFCCH検出
結果が得られるのかを検出(即ち、最も大きい相関値を
与える相関器を検出)する。
【0080】このように、端末は、FCCHを検出して
周波数誤差を大まかに検出するので、その検出結果に基
いて行う次の周波数誤差検出の精度を高めることができ
る。即ち、この周波数誤差の検出は、複素平面上に表さ
れるI及びQデータの位相変化を検出することによって
達せられる。
【0081】この場合、データ処理回路はまず、FCC
Hを検出して得られる大まかな周波数誤差検出結果に基
いてI及びQデータの値を修正し、I及びQデータの位
相をこの周波数誤差の分量だけ回転させ、該位相回転さ
れたI及びQデータを用いて周波数誤差を検出する主要
な処理を行う。
【0082】上述のとおり、周波数誤差が予め修正され
たI及びQデータを用いて更に周波数誤差を検出すれ
ば、直接周波数誤差を検出する場合に比べて検出精度を
高めることができる。図8に示す構成によれば、周波数
が異なる並列の複数の基準信号を同時に用いる相関値の
検出によって、FCCHを短時間で検出できるだけでな
く、第2の実施態様によって得られる効果をも与えるこ
とができる。
【0083】(4)第4の実施態様 この実施態様では、図9に示す処理手段を実行して、所
定の定数を累積的に加算することによって基準信号を発
生し、この基準信号を用いてFCCHを検出する。
【0084】即ち、データ処理回路5は、ステップSP
1から入ってステップSP2に進み、そこで、サンプル
数及び累積的加算を計数するカウンタが0値に設定さ
れ、定数が64の値に設定される。これにより、相関関
係を検出するのに必要な変数が初期化される。
【0085】データ処理回路5はそれから、ステップS
P3に進み、そこで、累積的に加算された値の最上位ビ
ットを出力することにより、Qデータに対する基準信号
を出力する。それから、次のステップSP4で、データ
処理回路5は、累積加算値に定数64を加算し、累積加
算値の最上位ビットを出力することによってIデータに
対する基準信号を出力する。
【0086】データ処理回路はそれからステップSP5
に進み、そこで(1)及び(2)式が計算され、次いで
ステップSP6で、I及びQデータ並びに相関値の累乗
が計算される。それから、データ処理回路は、ステップ
SP7に進んで(3)式の左側を計算し、ステップSP
8に進んで、その計算結果が0値以下であるかどうか
(即ち、(3)式から肯定的結果が得られたかどうか)
を判断する。
【0087】ステップSP8で否定的結果が得られた場
合、データ処理回路は、次のステップSP9で、サンプ
ル数を表すカウンタの計数値を初期化し、ステップSP
3に戻る。こうして、データ処理回路は、ステップSP
3−SP4−SP5−SP6−SP7−SP8−SP9
−SP3の処理手順を繰返し、(3)式を満足するI及
びQデータが入力されると、ステップSP8で肯定的結
果が得られるので、ステップSP10に進む。
【0088】ここで、データ処理回路は、カウンタの計
数値(カウント)をインクリメントし、ステップSP1
1でカウント値が所定値Nに達したかどうかを判断し、
計算結果が(3)式を満足する入力データが入力された
かどうかを決定する。
【0089】否定的結果が得られた場合、データ処理回
路はステップSP3に戻り、肯定的結果が得られると、
データ処理回路は、FCCHが検出されたと判断してス
テップSP12に進み、処理手順を終了する。図9に示
す構成によれば、たとえ基準信号が計算を行うことによ
り発生されても、第1の実施態様によって達せられる効
果と類似の効果を得ることができる。
【0090】(5)その他の実施態様 上述した実施態様は、定数として64の値を累積加算す
ることによって基準信号を発生する場合について述べた
ものであるが、本発明はかかる場合に限られるものでは
なく、I及びQ信号のサンプリング数が倍の場合は、こ
の定数を半分の値の32に設定すればよい。なお、アキ
ュムレータ20内のビット数を増すことにより基準信号
の周波数変化を細かく行うことができ、それによって、
小さな周波数誤差に対処することが可能となる。
【0091】また、上述の実施態様は、Qデータに対応
する基準信号をIデータに対応する基準信号を遅延させ
て発生する場合について述べたが、本発明はかかる場合
に限定されるものではなく、Qデータに対応する基準信
号は、例えば、定数を半分の値の32に設定することに
よりQデータのサンプリング数を倍にする場合、Iデー
タに対応する基準信号を2ビットだけ遅らせることで発
生してもよい。更に、I及びQデータに対する基準信号
は、定数を別々に累積加算することより、別々に発生し
てもよい。なお、この場合、初期段階におけるデータを
アキュムレータ20に設定することも可能であろう。
【0092】また、上述の実施態様は、(3)式を所定
回数以上連続して満足した場合にFCCHが検出された
と判断する場合について述べたが、本発明はかような場
合に限られるものではなく、必要に応じて上記の基準を
緩和してもよい。例えば、エネルギが所定の連続回数の
間に数回だけ基準の大きさより低い場合に、FCCHが
検出されたと判断してもよい。
【0093】また、上述の実施態様は、直交検波によっ
て得られた基本帯域信号をI及びQデータに変換するこ
とにより相関値を検出する場合について述べたが、本発
明は、かかる場合に限定されるものではなく、中間周波
信号を遅延回路で検出することにより基本帯域信号を得
て、この基本帯域信号からデータストリームを復号する
場合にも、広く適用することができる。
【0094】また、上述の実施態様は、受信エネルギか
らの減算によって相関値を正規化する場合について述べ
たが、本発明は、かような場合に限られるものではな
く、受信エネルギで割算することにより相関値を正規化
してもよい。
【0095】また、上述の実施態様は、本発明をデジタ
ル移動電話装置に実施する場合について述べたが、本発
明は、かかる場合に限定されるものではなく、所定の周
期で挿入された同期信号を参照して無線送信されたデー
タストリームを復調する無線受信機にも、広く適用可能
なものである。
【0096】以上、本発明の好適な実施態様について述
べたきたが、当業者には、これらに対し種々の変更や変
形が可能であって、特許請求の範囲にはその範囲に属す
るこれらの変更及び変形がすべて含まれることが明らか
であろう。
【0097】
【発明の効果】本発明の効果については、既に〔課題を
解決するための手段〕及び〔発明の実施の形態〕の欄に
おいて繰返し述べたので、重複記載を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】FCCH(周波数修正チャネル)の送信を説明
するための波形図である。
【図2】本発明の第1の実施態様によるデジタル移動電
話の端末を示すブロック図である。
【図3】図2の端末の受信系を詳細に示すブロック図で
ある。
【図4】図3の受信系の動作を示すグラフである。
【図5】FCCH検出用の基準パターンを示す表図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施態様を示すブロック図であ
る。
【図7】図6の装置の動作を示す表図である。
【図8】本発明の第3の実施態様を示すブロック図であ
る。
【図9】本発明の第4の実施態様を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 無線受信機、15 検波手段、16 アナログ・デ
ジタル変換回路、17基準信号発生手段及び相関関係検
出手段、16,17 データ復調回路、20,21 加
算器、25A,25B 基準信号発生手段、25A,2
5B,25C相関関係検出手段
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 秀和 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 ハミート アミーア アリカーニ イギリス国 ハンプシャー,ベージングス トーク,ジェイ クロース ビアブルズ (番地なし)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周期で送信信号の中に介挿された
    所定パターンをもつ同期信号(FCCH)を参照して上
    記送信信号を受信し、無線送信されたデータストリーム
    を復号する無線受信機(1)であって、 上記送信された信号を基本帯域信号に変換する検波手段
    (15)と、 該基本帯域信号を復調して上記データストリームを出力
    するデータ復調回路(16,17)と、 上記基本帯域信号を所定周期で順次サンプリングしてサ
    ンプル化されたデータストリームを出力するアナログ・
    デジタル変換回路(16)と、 所定の基準データストリームを発生する基準信号発生手
    段(17)と、 上記サンプル化されたデータストリームと上記基準デー
    タストリームとの間の相関関係を検出し、相関関係検出
    の結果を出力する相関関係検出手段(17)とを具え、 上記相関関係検出の結果に基いて上記同期信号(FCC
    H)を検出し、その検出結果に基いて上記データストリ
    ームを受信することを特徴とする無線受信機。
  2. 【請求項2】 上記基準信号発生手段(17)は、所定
    のメモリ手段に記憶されたデータを所定の順序で順次読
    出すことにより、上記基準データストリーム又は第1及
    び第2の基準データストリームを発生する請求項1の無
    線受信機。
  3. 【請求項3】 上記基準信号発生手段(17)は、上記
    アナログ・デジタル変換回路(16)の処理周期で所定の定
    数を累積的に加算する加算器(20又は21)を有し、 該加算器(20又は21)に所定のビットが出力され、
    該所定ビットが上記処理周期で上記基準データストリー
    ム又は上記第1及び第2基準データストリームとして出
    力される請求項1の無線受信機。
  4. 【請求項4】 上記基準信号発生手段(17)は、異な
    る値の定数を累積的に加算して上記第1及び第2の基準
    データストリームを発生する請求項3の無線受信機。
  5. 【請求項5】 上記相関関係検出回路(17)は、上記
    サンプル化されたデータストリームと上記基準データス
    トリームとを順次乗算して乗算値Cmを得るか、又は、
    上記サンプル化されたデータストリームと上記第1基準
    データストリームとを、若しくは上記サンプル化された
    データストリームと上記第2基準データストリームとを
    夫々順次乗算して乗算値Cmを得て、該乗算値Cmを所
    定期間継続して蓄積することにより相関値CORRk
    検出し、該相関値COORk を上記受信された送信信号
    の信号エネルギPREC で正規化して、上記相関関係検出
    の結果又は上記第1及び第2の相関関係の結果を出力す
    る請求項1の無線受信機。
  6. 【請求項6】 上記無線受信機(1)は、上記相関関係
    検出の結果が所定期間にわたり連続して所定値以上に上
    昇するとき、上記同期信号(FCCH)が検出されてい
    ると判断する請求項1の無線受信機。
  7. 【請求項7】 所定の周期で送信信号の中に介挿された
    所定パターンをもつ同期信号(FCCH)を参照して上
    記送信信号を受信し、無線送信されたデータストリーム
    を復号する無線受信機(1)であって、 上記送信された信号を基本帯域信号に変換する検波手段
    (15)と、 該基本帯域信号を復調して上記データストリームを出力
    するデータ復調回路(16,17)と、 上記基本帯域信号を所定周期で順次サンプリングしてサ
    ンプル化されたデータストリームを出力するアナログ・
    デジタル変換回路(16)と、 第1及び第2のサンプリング周波数で所定の位相をもつ
    基準信号をサンプリングして得られる第1及び第2の基
    準データストリームを発生する基準信号発生手段(25
    A,25B)と、 上記サンプル化されたデータストリーム及び上記第1基
    準データストリーム間の相関関係並びに上記サンプル化
    されたデータストリーム及び上記第2基準データストリ
    ーム間の相関関係を検出し、これら第1及び第2の相関
    関係検出の結果を出力する相関関係検出手段(25A,
    25B,25C)とを具え、 上記第1及び第2の相関関係検出の結果に基いて上記同
    期信号(FCCH)を検出し、その検出結果に基いて上
    記データストリームを受信することを特徴とする無線受
    信機。
  8. 【請求項8】 上記基準信号発生手段(17)は、所定
    のメモリ手段に記憶されたデータを所定の順序で順次読
    出すことにより、上記基準データストリーム又は上記第
    1及び第2の基準データストリームを発生する請求項7
    の無線受信機。
  9. 【請求項9】 上記基準信号発生手段(17)は、上記
    アナログ・デジタル変換回路(16)の処理周期で所定
    の定数を累積的に加算する加算器(20又は21)を有
    し、 該加算器(20又は21)に所定のビットが出力され、
    該所定ビットが上記処理周期で上記基準データストリー
    ム又は上記第1及び第2基準データストリームとして出
    力される請求項7の無線受信機。
  10. 【請求項10】 上記基準信号発生手段(17)は、異
    なる値の定数を累積的に加算して上記第1及び第2の基
    準データストリームを発生する請求項9の無線受信機。
  11. 【請求項11】 上記相関関係検出回路(17)は、上
    記サンプル化されたデータストリームと上記基準データ
    ストリームとを順次乗算して乗算値Cmを得るか、又
    は、上記サンプル化されたデータストリームと上記第1
    基準データストリーム若しくは上記サンプル化されたデ
    ータストリームと上記第2基準データストリームとを夫
    々順次乗算して乗算値Cmを得、乗算値Cmを所定期間
    継続して蓄積することにより相関値CORRk を検出
    し、該相関値CORRk を受信された送信信号の信号エ
    ネルギPREC で正規化して、上記相関関係検出の結果又
    は上記第1及び第2の相関関係検出の結果を出力する請
    求項7の無線受信機。
  12. 【請求項12】 上記無線受信機(1)は、上記相関関
    係検出の結果が連続して所定期間にわたり所定値以上に
    上昇するとき、上記同期信号(FCCH)が検出されて
    いると判断する請求項7の無線受信機。
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