JPH09214540A - ネットワークおよびそのグループ管理方式 - Google Patents

ネットワークおよびそのグループ管理方式

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JPH09214540A
JPH09214540A JP8017842A JP1784296A JPH09214540A JP H09214540 A JPH09214540 A JP H09214540A JP 8017842 A JP8017842 A JP 8017842A JP 1784296 A JP1784296 A JP 1784296A JP H09214540 A JPH09214540 A JP H09214540A
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protocol
group
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brouter
terminals
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JP8017842A
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Genichi Nishio
弦一 西尾
Masato Morizaki
正人 森崎
Toshiyuki Tsuchiya
敏之 土屋
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の端末をグループに分け、そのグループ
間で通信を行うネットワークのグループ通信方式におい
て、端末のグループ設定を柔軟に行なえるようにして、
障害がなくグループ通信を可能とする。 【解決手段】 端末は送信元アドレスおよび宛先アドレ
スとともにプロトコルの種別を含んだ信号を送出する。
このプロトコルの種別の情報により、相手通信先が同じ
グループに属しているか否かを判断し、同じグループに
属して通信可能なときはルーティング処理手段でそのグ
ループのルーティグを行って接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンピュー
タ端末やサーバが接続されこれらの端末をグループに分
けグループ間で通信を行うネットワークでのグループ管
理方式に関する。特に、同一の通信プロトコルのコンピ
ュータ端末やサーバをグループ分けして、同じグループ
に属する端末同士で通信を行う方式に関する。この発明
はローカルエリアネットワークあるいはワイドエリアネ
ットワークその他のネットワークで利用できる。
【0002】
【従来の技術】登録されている複数のユーザ間で複数の
コンピュータ端末同士あるいは情報サーバと通信を行う
場合、従来では、全ての端末がモデムサーバや管理サー
バにいったんログインして認証を行うという方法がとら
れていた。この方法では、モデムサーバや管理サーバに
負荷が集中し、同時にアクセスするユーザ数が増加した
際に応答性が低下するなどの問題があった。また、複数
のネットワーク層プロトコロルを扱おうとすると、それ
ぞれのプロトコル対応で認証用のサーバを用意しなけれ
ばならず、汎用性に乏しいという問題があった。
【0003】これらの欠点を解決するために、文献."R
egional PC Communication Networkfor Residential Us
e Supported by Fiber PC Optic Access Systems"(K.Ir
ie,N.Ohta, M.Morisaki and H.Tsuji/ International W
orkshop on Community Network, 1995/6) は、コンピュ
ータ端末と情報サーバのMACアドレス( Media Acces
s Control address ) およびIPアドレス( Internet P
rotocol address )を認証する機能をもったマルチプロ
トコルブルータを用意し、アドレス情報にしたがってル
ーティングを行うことによりグループ通信を実現する方
式を提案している。マルチプロトコルブルータは、イー
サパケットの受け渡しを行うブリッジ機能とイーサパケ
ットのIPパケットのルーティングを行うルータの機能
を合わせもつ装置であり、複数のプロトコルに対応した
パケットのルーティングと、認識できないプロトコルの
パケットに対してブリッジ処理を行う機能をもっている
ものである。
【0004】上記の文献の方式では、コンピュータ端末
からのパケットデータをマルチプロトコルブルータによ
って管理サーバを経由せずに中位レイヤにおけるルーテ
ィングを行うことにより、管理サーバの負荷の軽減、高
速ルーティングおよび複数のプロトコルを利用した多彩
なサービスの提供を可能としている。
【0005】この文献記載の方式に基づくグループ通信
システムの構成を図1に示して説明する。
【0006】コンピュータ端末2−11、2−1n、2
−1mは、それぞれ、アダプタ3−11、3−1n、3
−1m、加入者側の回線終端装置(ONU)3−21、
3−2n、3−2m、を介して、それぞれネットワーク
側の回線終端装置(SLT)3−31、3−3n、3−
3mに通信回線を介して接続されている。ネットワーク
側の回線終端装置(SLT))3−31、3−3n、3
−3mは、それぞれアダプタ3−41、3−4n、3−
4mを介してマルチプロトコルブルータ1−1に接続さ
れている。管理サーバ1−2、情報サーバ1−3、マル
チプロトコルブルータ1−1は、相互に接続されてい
る。
【0007】このグループ通信ネットワーク上では、ど
のようなネットワーク層プロトコルに対しても、MAC
アドレス(OSI参照モデルでは第2層データリンク層
アドレスに相当する)情報に基づいてルーティングで認
証が可能なため、汎用性が高く、複数のネットワーク層
プロトコル(OSI参照モデルでは第3層プロトコルに
相当、例えばTCP/IPや Apple Talk,IPX/SP
X,OSIなど)をネットワーク上で同時に使用するこ
とができる。
【0008】これらのプロトコルは端末アドレス(OS
I参照モデルでは第3層のネットワーク層アドレスに相
当)の決定方法に応じて2種類に分類される。TCP/
IPやIPX/SPX,OSIのように全ての端末(コ
ンピュータ端末だけでなく、情報サーバも含めて端末と
いう)でアドレスの一意性が保証されているプロトコル
(以下A型プロトコルという)と、 Apple Talk のよう
に端末アドレスをランダムに決定するプロトコル(以下
B型プロトコルという)の2種類である。ネットワーク
利用効率という点ではA型プロトコルが勝っているが、
B型プロトコルはあらかじめ端末にアドレスを割り当て
る必要がないなど取扱い容易である利点をもつ。
【0009】B型プロトコルにおいて端末のアドレス
は、端末電源投入時にランダムに決定される。起動した
端末はランダムに自アドレスを決定したのち、データリ
ンク層パケットのブロードキャストによって他の端末に
そのアドレスを伝え、そのアドレスが既に他の端末によ
って使われていないか否かを確認する。もし、既に使わ
れていたら、異なるアドレスを再びランダムに決定し、
ブロードキャストパケットによって確認するというプロ
セスを繰り返す。これによってアドレスの一意性を保証
している。この方式はプロードキャストパケットの到達
しない端末とアドレスが重複しても構わないという前提
で作られている。
【0010】このため、上記文献の方式では、グループ
通信ネットワーク上にTCP/IP以外のプロトコルが
流れた場合、データリンク層アドレス(OSI参照モデ
ルでは第2層アドレスに相当)のみに基づくルーティン
グでは、B型プロトコルを用いた端末のグループ通信に
おいて障害が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】障害が生じるのは、図
2に示すように、B型プロトコルを利用する端末が3以
上存在し、かつグループが二つ以上あって、端末の一つ
(図2では端末2)がグループαとグループβの二つの
グループに属しているが、他の端末は異なるグループに
属している(図2では端末1はグループαだけに、端末
3はグループβだけに属している)場合である。このと
き、グループα内の端末1のブロードキャストは端末2
には到達するが、端末3には届かず(端末3はグループ
αに属していないため)、端末3のブロードキャストは
同様に端末2には到達するが、端末1には到達しない。
【0012】そのため、端末1と端末3とが同じネット
ワーク層アドレスを自分につけてしまう可能性がある。
アドレスが重複すると、端末2は、端末1、端末3の双
方と通信可能であるにも関わらず、両端末をアドレスを
区別することができないため、通信に障害が発生する。
【0013】この障害を解決するためには、B型プロト
コル利用の端末は、2以上のグループに同時に属させな
いように規制をすることが有効である。しかし、前述の
文献の方式は、データリンク層アドレスのみでルーティ
ングを行うため、同じ端末から送信された情報は、同じ
ルーティング規則にしたがってフィルタリングされてし
まう。例えば、図4に示すように端末が四つ存在し、端
末1と端末2は一つのグループαに属してB型プロトコ
ルを使って自由に通信させ、端末3と端末4もそれとは
異なるグループβに属してB型プロトコルを使って通信
させたいが、端末1と端末3とは別のグループにしてセ
キュリティをかけたいという場合は、図4に示すような
グループ分けにせざるをえない。この状態で端末2と端
末3とをA型プロトコルで通信させようとしても、端末
2と端末3とを同じグループγに属させようとすると、
B型プロトコルの制約によって障害が発生してしまい、
そのようなグループ設定は許されない。
【0014】このように、A型プロトコルを用いる端末
を使用する際でも一つのグループしか属することができ
ず、グループ通信の利便性を大きく損なう結果となる。
【0015】なお、図3は従来技術における管理サーバ
あるいはマルチプロトコルブルータに設けられるフィル
タリング情報テーブルの構成を示すものであり、また図
5は、従来技術においてイーサパケットのどの部分を認
証に利用しているかを説明する図であり、従来は、送信
元アドレスと宛先アドレスしかグループ認証に利用して
いないことを示している。
【0016】本発明は、このような問題を解決するもの
で、TCP/IP以外の複数のプロトコルが混在するネ
ットワークにおいて、プロトコル種別に従ってグループ
を管理して、グループ収容の柔軟性を確保しつつ、グル
ープ内でアドレスの一意性を保証して障害がないグルー
プ通信を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、端末のデータリンク層ないしネットワー
ク層のアドレスだけでなく、プロトコル種別に従ってグ
ループを管理し、パケットをフィルタリングする機能を
ネットワークに持たせる点を主要な特徴とする。
【0018】すなわち、本発明の第一の観点は、ネット
ワークの構成に係り、複数の端末と管理サーバとルーテ
ィングおよびブリッジ機能を有するマルチプロトコルブ
ルータとが接続され、前記端末は前記管理サーバにあら
かじめ登録されている同一のグループの端末と所定の通
信プロトコルに基づいて前記マルチプロトコルブルータ
を介して通信を行う手段を備えたローカルエリアネット
ワークにおいて、前記端末は送信元アドレスおよび宛先
アドレスとともにプロトコル種別を示すプロトコル情報
を含んだ信号を送信する手段を揃え、前記送信元アドレ
スおよび前記宛先アドレスならびに前記プロトコル情報
を解析する手段と、前記プロトコル情報により宛先端末
が同じグループに属しているか否かを判定する手段とを
備え、前記マルチプロトコルブルータは、同一グループ
に属している場合にそのグループのプロトコルにより接
続を行い、異なるグループの場合は接続を行わない手段
を含むことを特徴とする。
【0019】なお、前記管理サーバは、前記端末がどの
グループに属するかを示すフィルタリング情報テーブル
と、前記送信元アドレスおよび前記宛先アドレスならび
に前記プロトコル情報を解析する手段と、前記プロトコ
ル情報により宛先端末が同じグループに属しているか否
かを判定する手段とを含むことが好ましい。
【0020】また、前記マルチプロトコルブルータは、
前記端末がどのグループに属するかを示すフィルタリン
グ情報テーブルと、前記送信元アドレスおよび前記宛先
アドレスならびに前記プロトコル情報を解析する手段
と、前記端末からのプロトコル情報により宛先端末が同
じグループに属するか否かを判定する手段とを含むこと
が好ましい。
【0021】本発明の第二の観点は、ローカルエリアネ
ットワークにおけるグループ管理方法に係るもので、端
末は送信元アドレスおよび宛先アドレスとともにプロト
コル種別を示すプロトコル情報を含んだ信号を送信し、
送信元アドレスおよび宛先アドレスならびに前記プロト
コル情報を解析し、前記プロトコル情報により宛先端末
が同じグループに属しているか否かを判定し、同一グル
ープに属している場合にそのグループのプロトコルによ
り接続を行い、異なるグループの場合は接続を行わない
ようにそのグループ管理を行うことを特徴とする。
【0022】本発明の従来技術との差は、(1)従来技
術ではグループ管理に端末の(データリンク層またはネ
ットワーク層の)アドレスだけが用いられていたのに対
して、本発明ではこれに加えてプロトコル種別をも用い
てグループを管理する点、(2)従来技術では通信の送
信端末と宛先端末の二つだけを識別して認証していたの
に対して本発明では端末に加えてネットワーク層プロト
コル種別まで識別する点との2点にある。
【0023】(1)を実現するために、本発明ではパケ
ットのフィルタリングを行うために参照するフィルタリ
ング情報テーブルに、新たに「使用可能プロトコル種
別」の情報を付け加えている。これによって、図3に示
されるような従来方式のフィルタリング情報テーブル
が、図6に示されるようになり、グループごとに使用可
能なプロトコル種別を設定できる。
【0024】(2)を実現するために、本発明ではデー
タリンク層パケットのヘッダについて、送信元アドレス
と宛先アドレスのフィールドに加え、プロトコル種別を
表すフィールドまで読み取ることした。例えばデータリ
ンク層にイーサネットタイプIII ( Ethernet Type III
)を用いたシステムでは、フレームタイプフィールド(f
rame type)がプロトコル種別で表すため、従来技術で
は、図5に示された部分だけ読み取っていたのに対し
て、本発明は図8に示される部分を読み取ることにな
る。
【0025】端末アドレスとプロトコル種別の認証に
は、通信開始のパケットを管理サーバに送って認証を行
う場合と、マルチプロトコルブルータが通過するパケッ
トをインターセプトして行う場合の2種類が考えられ
る。後者は、コンピュータ端末と管理サーバとの間での
情報のやりとりが必要でないため、応答が簡略化される
利点があるが、マルチプロトコルブルータがフィルタリ
ング情報テーブルを保持しなければならないため、その
大きさに見合う記憶容量と検索処理能力とを必要とする
点が相違する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施の
形態を説明する。
【0027】(第一の実施の形態)図1は、本発明の実
施の形態のグループ通信方式の構成例を示すものであ
る。システムのハードウエア構成は、従来例と同じであ
るが、認証方式が従来例とは相違する。
【0028】まず、システム構成を説明する。
【0029】符号1−1は、複数の入出力ポート(個別
ポートあるいは多重化された論理ポート)を有し、複数
のプロトコルに対応して、ポート間のルーティングある
いはスイッチングを行うマルチプロトコルブルータであ
る。符号1−2は管理サーバ、符号1−3は情報サーバ
である。アダプタ3−11〜3−1n、3−1mは、コ
ンピュータ端末2−11〜2−1n、2−1mのイーサ
ネット端子からの信号をディジタル回線インタフェース
に変換するものである。符号3−21〜3−2n、3−
3mは加入者側の回線終端装置(例えばONU:Optica
l Network Unit/DSU:Digital Service Unit)であ
る。また、符号3−31〜3−3n、3−3mはネット
ワーク側の回線終端装置(SLT: Subscriber Line Te
rminal)である。また、符号3−41〜3−4n、3−
4mは、通信回線からの信号をイーサネット信号に変換
するアダプタである。加入者側の回線終端装置(3−3
1〜3−3n、3−3m)は通信媒体が光ファイバの場
合はONU、メタル(例えばツイストペア線あるいは同
軸ケーブル等)の場合はDSUと呼ばれる。本発明にお
いては通信媒体が光ファイバ/メタルによる制約はない
が、以下の説明ではONUで説明する。
【0030】本実施の形態は、複数の端末(コンピュー
タ端末1−11〜2−1mと情報サーバ1−3を含む)
と管理サーバ1−2とルーティングおよびブリッジ機能
を有するマルチプロトコルブルータ1−1とが接続さ
れ、端末は管理サーバ1−2にあらかじめ登録されてい
る同一のグループの端末と所定の通信プロトコルに基づ
いてマルチプロトコルブルータ1−1を介して通信を行
う手段を備えたネットワークにおいて、端末は送信元ア
ドレスおよび宛先アドレスとともにプロトコル種別を示
すプロトコル情報を含んだ信号を送信する手段を備え、
管理サーバ1−2は、送信元アドレスおよび宛先アドレ
スならびにプロトコル情報を解析する手段と、プロトコ
ル情報により宛先端末が同じグループに属しているか否
かを判定する手段とを備え、マルチプロトコルブルータ
1−1は、同一グループに属している場合にそのグルー
プのプロトコルにより接続を行い、異なるグループの場
合は接続を行わない手段を含むことを特徴とする。
【0031】以下本実施の形態の動作について説明す
る。
【0032】ブルータは、イーサパケットの受け渡しを
行うブリッジ機能とイーサパケット上のIPパケットの
ルーティングを行うルータの機能を合わせもつ装置であ
り、マルチプロトコルブルータ1−1は、複数のプロト
コルに対応したパケットのルーティングと、認識できな
いプロトコルのパケットに対しては、ブリッジ処理を行
うものである。初期状態においては、各コンピュータ端
末2−11〜2−1mは、通信相手先として管理サーバ
1−2のアドレス情報のみ与えられており、マルチプロ
トコルブルータ1−1においても各コンピュータ端末か
らのパケットは全て管理サーバ1−2に転送するように
設定されている。
【0033】したがって、例えばコンピュータ端末2−
11が通信を開始するとき、コンピュータ端末2−11
からのデータはまずイーサネット端子からイーサパケッ
トとしてアダプタ3−11に送られ、アダプタ3−11
を介して加入者側の回線終端装置(ONU)3−21に
渡される。回線終端装置(ONU)3−21からディジ
タル通信回線経由でネットワーク側の回線終端装置(S
LT)3−31に送られ、アダプタ3−41でイーサパ
ケットに戻される。その後、イーサパケットはマルチプ
ロトコルブルータ1−1経由で、その先に接続されてい
る管理サーバ1−2に送られることになる。本実施の形
態においては管理サーバ1−2にアクセスするのは、こ
の通信開始時のみであり、以後相手先と通信を開始する
ときは管理サーバ1−2を介さないで行う。
【0034】これを図9ないし図12を用いて説明す
る。
【0035】例えばコンピュータ端末2−11が情報サ
ーバ1−3との通信を開始するとき、コンピュータ端末
2−11からのデータは、まずイーサネット端子からイ
ーサパケットとしてアダプタ3−11に送られ、アダプ
タ3−11を介して加入者側の回線終端装置(ONU)
3−21に渡され、さらに回線終端装置(ONU)3−
21からディジタル通信回線経由でネットワーク側の回
線終端装置(SLT)3−31に送られた後、その先に
接続されているアダプタ3−41でイーサパケットに戻
される(図9)。このイーサパケットは、マルチプロト
コルブルータ1−1経由で、その先に接続されている管
理サーバ1−2に送られることになる(図10)。管理
サーバ1−2はイーサパケットのヘッダ情報を解析し、
発信元がコンピュータ端末2−11で宛先が情報サーバ
1−3であること、それにイーサパケット内に格納され
ている第3層プロトコルの種別を読み取る。管理サーバ
1−2は、フィルタリング情報テーブルを検索し、コン
ピュータ端末2−11が情報サーバ1−3とこのプロト
コルによって通信可能であるかを調べる。もし可能なら
ば、マルチプロトコルブルータ1−1に対し、コンピュ
ータ端末2−11と情報サーバ1−3との間でパケット
を交換できるようなルーティングを設定する指示を出す
(図11)。これにより、マルチプロトコルブルータ1
−1はルーティングパスの設定を行い、コンピュータ端
末2−11は情報サーバ1−3と通信可能となる(図1
2)。
【0036】この実施の形態においては、管理サーバ1
−2にアクセスするのはこの通信の開始時のみであり、
以後相手先と通信を開始するときは管理サーバ1−2を
介さないで行う。この方式は、認証を行う負荷が通信開
始時にしか発生しないため、特定の端末間でコネクショ
ン型の通信が行われる場合に有効である。しかし、コネ
クションの確立を行わずにパケット通信を行うアプリケ
ーション(例えばTCP/IPにおけるUDPなど)に
対しては、パケット毎に管理サーバと情報のやり取りを
行わねばならず、オーバヘッドが大きくなるという欠点
をもつ。特にプロードキャストパケットが多く使われる
環境下では、このオーバヘッドが負荷を高めることにな
る。
【0037】(第二の実施の形態)次に本発明の第二の
実施の形態のグループ通信方式について説明する。この
第二の実施の形態は、端末認証機能をマルチプロトコル
ブルータ1−1に持たせた場合を特徴とする。すなわ
ち、マルチプロトコルブルータ1−1は、端末がどのグ
ループに属するかを示すフィルタリング情報テーブル
と、送信元アドレスおよび宛先アドレスならびにプロト
コル情報を解析すると、端末からのプロトコル情報を含
んだ信号により宛先端末が同じグループに属するか否か
を判定する手段と、同一グループに属している場合にそ
のグループのプロトコルにより接続を行い、異なるグル
ープの場合は接続を行わない手段とを含む。この方式
も、システムのハードウエア構成は、図1と同じである
が、管理サーバではなく、マルチプロトコルブルータが
端末認証の機能まで合わせもち、管理サーバはフィルタ
リング情報テーブルの管理ならびに更新のみを行う。
【0038】以下図13ないし17を参照して本第二の
実施の形態の動作を説明する。
【0039】この実施の形態においては、コンピュータ
端末2−11〜2−1mが管理サーバ1−2にアクセス
することはない。コンピュータ端末2−11〜2−1m
が通信のために送り出す情報パケットをマルチプロトコ
ルブルータ1−1が受け取った時点で、パケットの発信
元/宛先アドレスおよびプロトコル種別を検出し、フィ
ルタリング情報テーブルと照らし合わせて通信可能かど
うかを判断し、パケットを通過もしくは廃棄する。その
ため、マルチプロトコルブルータ1−1は内部にフィル
タリング情報テーブルをもち、管理サーバ1−2からの
指示によってこのテーブルを更新する。
【0040】例えば、コンピュータ端末2−11が情報
サーバ1−3と通信を開始するとき、コンピュータ端末
2−11からのデータは、やはりまずイーサネット端子
からイーサパケットとしてアダプタ3−11に送られ、
アダプタを介して加入者側の回線終端装置(ONU)3
−31に渡され、回線終端装置(ONU)3−31から
ディジタル通信回線経由でネットワーク側の回線終端装
置(SLT)3−31に送られた後、アダプタ3−41
でイーサパケットに戻される(図13)。このイーサパ
ケットを受け取ったマルチプロトコルブルータ1−1
は、イーサパケットヘッダの送信元アドレスおよび宛先
アドレスならびにプロトコル種別を読み取る(図1
4)。この結果からフィルタリング情報テーブルを参照
し、コンピュータ端末2−11と情報サーバ1−3とが
同じグループに属しており、通信可能である場合には、
パケットを宛先に対して送り出す(図15)。同一グル
ープに属していない場合にはパケットを廃棄する。第一
の実施の形態とは異なり、この認証はパケットごとに行
われる。したがって、コンピュータ端末2−11から続
いて二つ目のパケットが送られた場合も、図13から図
15までの処理が繰り返される。情報サーバ1−3から
コンピュータ端末2−11に送られるパケットも、パケ
ットの流れる向きは逆であるが同じ処理となる(図1
6)。
【0041】加入者が所属するグループを変えた場合、
新規加入者があった場合、また新規の端末を追加する場
合などは、マルチプロトコルブルータ1−1のフィルタ
リング情報テーブルも更新しなければならないが、その
処理を行うのが管理サーバ1−2である。加入者情報の
変更が入力されると、管理サーバ1−2はそれに従って
新たなフィルタリング情報テーブルを生成し、これをマ
ルチプロトコルブルータ1−1に転送して更新を指示す
る(図17)。
【0042】上述のいずれの実施の形態でも、本発明に
より、図4に示されたようなグループγの設定要求に対
して、図7のように、プロトコル種別ごとのグループを
用意することで対応することができる。すなわち、端末
1と端末2の属するグループαおよび端末3と端末4の
属するグループβはB型プロトコルのグループ、端末2
と端末3の属するグループγはA型プロトコルのグルー
プという形でのグループ収容が可能となる。これによっ
て、端末1と端末3とをグループ分けしつつ、端末2と
端末3はA型プロトコルによって通信することができ
る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
グループ通信において情報パケットからネットワーク層
プロトコルの種別を読み取ってそれに応じたグルーピン
グのルーティングを行うことにより、TCP/IP以外
の異なる種別のプロトコルが混在した場合でも、グルー
プ収容の柔軟性を確保しつつ、グループ内でアドレスの
一意性を保証して障害なくグループ通信を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】グループ通信システムのシステム構成図。
【図2】従来技術のグループ通信でB型プロトコルに通
信障害の発生する例を説明する図。
【図3】従来術におけるフィルタリング情報テーブルの
構成図。
【図4】従来技術におけるB型プロトコルのグループ収
容方法を説明する図。
【図5】従来技術においてイーサパケットのどの部分を
認証に利用するかを説明する図。
【図6】本発明におけるフィルタリング情報テーブルの
構成図。
【図7】本発明を用いてA型およびB型のプロトコルを
グループ収容分けする方法を説明する図。
【図8】本発明においてイーサパケットのどの部分を認
証に利用するかを説明する図。
【図9】本発明の管理サーバに認証機能をもたせた場合
の処理手順を説明する図。
【図10】本発明の管理サーバに認証機能をもたせた場
合の処理手順を説明する図。
【図11】本発明の管理サーバに認証機能をもたせた場
合の処理手順を説明する図。
【図12】本発明の管理サーバに認証機能をもたせた場
合の処理手順を説明する図。
【図13】本発明のマルチプロトコルブルータに認証機
能をもたせた場合の処理手順を説明する図。
【図14】本発明のマルチプロトコルブルータに認証機
能をもたせた場合の処理手順を説明する図。
【図15】本発明のマルチプロトコルブルータに認証機
能をもたせた場合の処理手順を説明する図。
【図16】本発明のマルチプロトコルブルータに認証機
能をもたせた場合の処理手順を説明する図。
【図17】本発明のマルチプロトコルブルータに認証機
能をもたせた場合の処理手順を説明する図。
【符号の説明】
1−1 マルチプロトコロルブルータ 1−2 管理サーバ 1−3 情報サーバ 2−11〜2−1n、2−1m コンピュータ端末 3−21〜3−2n、3−2m 回線終端装置(ON
U) 3−31〜3−3n、3−3m 回線終端装置(SL
T) 3−11〜3−1n、3−1m、3−41〜3−4n、
3−4m アダプタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末と管理サーバとルーティング
    およびブリッジ機能を有するマルチプロトコルブルータ
    とが接続され、前記端末は前記管理サーバにあらかじめ
    登録されている同一のグループの端末と所定の通信プロ
    トコルに基づいて前記マルチプロトコルブルータを介し
    て通信を行う手段を備えたネットワークにおいて、 前記端末は送信元アドレスおよび宛先アドレスとともに
    プロトコル種別を示すプロトコル情報を含んだ信号を送
    信する手段を備え、 前記送信元アドレスおよび前記宛先アドレスならびに前
    記プロトコル情報を解析する手段と、 前記プロトコル情報により宛先端末が同じグループに属
    しているか否かを判定する手段とを備え、 前記マルチプロトコルブルータは、同一グループに属し
    ている場合にそのグループのプロトコルにより接続を行
    い、異なるグループの場合は接続を行わない手段を含む
    ことを特徴とするネットワーク。
  2. 【請求項2】 前記管理サーバは、前記端末がどのグル
    ープに属するかを示すフィルタリング情報テーブルと、
    前記送信元アドレスおよび前記宛先アドレスならびに前
    記プロトコル情報を解析する手段と、前記プロトコル情
    報により宛先端末が同じグループに属しているか否かを
    判定する手段とを含む請求項1記載のネットワーク。
  3. 【請求項3】 前記マルチプロトコルブルータは、前記
    端末がどのグループに属するかを示すフィルタリング情
    報テーブルと、前記送信元アドレスおよび前記宛先アド
    レスならびに前記プロトコル情報を解析する手段と、前
    記端末からのプロトコル情報により宛先端末が同じグル
    ープに属するか否かを判定する手段とを含む請求項1記
    載のネットワーク。
  4. 【請求項4】 複数の端末および管理サーバが接続さ
    れ、前記端末が前記管理サーバにあらかじめ登録されて
    いる同一のグループの端末と所定の通信プロトコルに基
    づいて、ルーティングおよびブリッジ機能を有するマル
    チプロトコルブルータを介して通信を行うネットワーク
    において、 前記端末は送信元アドレスおよび宛先アドレスとともに
    プロトコル種別を示すプロトコル情報を含んだ信号を送
    信し、 前記送信元アドレスおよび前記宛先アドレスならびに前
    記プロトコル情報を解析し、 前記プロトコル情報により宛先端末が同じグループに属
    しているか否かを判定し、 同一グループに属している場合にそのグループのプロト
    コルにより接続を行い、異なるグループの場合は接続を
    行わないことを特徴とするグループ管理方式。
JP8017842A 1996-02-02 1996-02-02 ネットワークおよびそのグループ管理方式 Pending JPH09214540A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6496577B1 (en) 1998-04-15 2002-12-17 Nec Corporation Signal transmission for transmitting message to destination
US7624046B2 (en) 1998-12-24 2009-11-24 Universal Music Group, Inc. Electronic music/media distribution system
JP2011176892A (ja) * 2011-06-14 2011-09-08 Alaxala Networks Corp ネットワークにおけるデータ伝送制御

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