JPH0921164A - 小便器トラップ - Google Patents

小便器トラップ

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JPH0921164A
JPH0921164A JP19424795A JP19424795A JPH0921164A JP H0921164 A JPH0921164 A JP H0921164A JP 19424795 A JP19424795 A JP 19424795A JP 19424795 A JP19424795 A JP 19424795A JP H0921164 A JPH0921164 A JP H0921164A
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JP
Japan
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urinal
trap
rising pipe
lid
pipe portion
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JP19424795A
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Takanori Idota
貴則 井戸田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小便器トラップの上部に対しても尿石防止剤を
十分に供給して同部に尿石が付着堆積するのを防止す
る。 【構成】小便器トラップにおける脱着可能なトラップ本
体34の蓋部36の外周近傍部に、蓋部36を下向きに
凹陥させた形態の薬剤収容部44を形成し、そこに尿石
防止剤50を収容する。そして立上管部32よりも外側
の位置において薬剤収容部44の周壁部46に、これを
貫通する横向きの通孔48を複数異なった位置において
且つ異なった向きに形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は小便器底部の小便器ト
ラップに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】小便器
の底部には、排水管からの臭気が逆流するのを防止する
ために小便器トラップが設けられている。通常この小便
器トラップは、図7に示しているように、小便器100
底部に立上管部102を設けてこれを直接若しくは小便
器100の排水通路を介して排水管に接続する一方、そ
の立上管部102に対して、下向きの筒状部106を有
するトラップ本体104を被せた形態となっている。
【0003】より具体的には、略水平な蓋部108とそ
の蓋部108の下面より立下がる筒状部106とを備え
たトラップ本体104を、その筒状部106と立上管部
102及び小便器100底部の凹部110の内周面との
間に水路形成し且つ封水112を保持する状態に配置し
た形態となっている。
【0004】而してトラップ本体104は、小便器本体
と別体を成していて脱着可能とされており、このトラッ
プ本体104を脱着することで、小便器トラップ部分の
清掃を行い得るようになっている。
【0005】ところで小便器100にあっては尿中に含
まれているカルシウム分等に基づいて尿石が排水経路に
付着堆積し、これが排水不良をもたらす原因になるとい
った問題がある。そこで従来、小便器100の底部に尿
石防止剤を置いて排水経路に尿石が付着するのを防止す
るといったことが行われている。
【0006】その具体的手段として、トラップ本体10
4における蓋部108を一部下向きに凹陥させて薬剤収
容部を形成し、そこに尿石防止剤を収容するとともに、
薬剤収容部の底部に下向きの縦の通孔を形成して、この
通孔を通じて尿ないし水を下向きに落下させるようにし
たものが提案されている。
【0007】このようにした場合、薬剤を容易に薬剤収
容部にセットでき、またその取替えを容易に行うことが
できるが、一方において薬剤を通過した尿ないし水が底
部の通孔よりそのまま真下に落下してしまうために、こ
れより上側の小便器トラップ部分に対して薬剤が効果的
に供給されず、同部において尿石の付着堆積を十分に防
止できないといった不都合がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の発明は、(イ)小便器底部に起立状に設けられ、直接
若しくは排水通路を介して排水管に接続される立上管部
と、(ロ)略水平な蓋部及び前記立上管部よりも大径且
つ下端が開口形状の筒状を成し、該蓋部より立ち下がる
筒状部を備えたトラップ本体とを有し、該トラップ本体
が該筒状部において該立上管部の外周面と小便器底部の
凹部の内周面との間に水路形成し且つ封水を保持する状
態で該立上管部に対して下向きに被せられた形態の小便
器トラップにおいて、前記蓋部の外周近傍部において該
蓋部を下向きに凹陥させて薬剤収容部を形成するととも
に、前記立上管部よりも外側の位置において該薬剤収容
部の周壁部にこれを貫通する横向きの通孔を形成したこ
とを特徴とする(請求項1)。
【0009】本願の別の発明は、請求項1において、前
記通孔が前記周壁部に沿って複数個所に間隔をおいて且
つ異なった向きに形成されていることを特徴とする(請
求項2)。
【0010】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1の発明
は、トラップ本体における蓋部に下向き凹陥形状の薬剤
収容部を設けるとともに、立上管部の外側の位置におい
てその薬剤収容部の周壁部に横向きの通孔を形成するよ
うになしたもので、本発明によれば、薬剤を通った尿な
いし水を薬剤収容部の周壁部より横向きに流出させるこ
とができる。
【0011】これにより小便器トラップにおける上部に
対しても薬剤を十分に供給できるようになり、小便器ト
ラップの上部において尿石が付着堆積するのを防止する
ことができる。
【0012】請求項2の発明は、上記通孔を薬剤収容部
の周壁部に沿って複数個所に間隔を置いて且つ異なった
向きに形成するようになしたもので、本発明によれば、
薬剤を広い範囲に亘って分散供給することができ、小便
器トラップの上部における尿石の付着堆積に対する防止
効果を更に高めることができる。
【0013】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2において10は床置式のストール小便器
であって、床12及び壁14に接する状態で設置されて
いる。この小便器10は、図3に示しているように底部
に排水口部16を有し、この排水口部16がシール材1
8を介して排水管20に接続された状態で床12上に設
置されている。
【0014】具体的には、小便器10底部の台座部22
がボルト24にて床フランジ26に固定され、更にその
床フランジ26が図示しない止付ビスにより床12に固
定されることにより、小便器10が床12に固定されて
いる。
【0015】小便器10の底部には、小便器トラップが
設けられている。この小便器トラップは、図1に示して
いるように小便器本体28に形成された凹部30の底部
略中心部において起立状に且つ小便器本体28に一体に
形成された立上管部32と、小便器本体28に対して脱
着可能なトラップ本体34とを含んでいる。
【0016】立上管部32は、その下端部が前記排水口
部16とされ、また上端が開口形状とされている。ここ
で立上管部32は上端側に進むにつれて径が漸次小さく
なるようなテーパ形状をなしている。
【0017】トラップ本体34は、略水平な蓋部36を
有し、その蓋部36の下面から全体として立上管部32
よりも大径且つ下端が開口形状の筒状部38が下向きに
延び出している。
【0018】トラップ本体34は、この筒状部38と立
上管部32との間及び筒状部38と凹部30の内周面と
の間に水路形成し、且つ封水40を保持する状態で、立
上管部32に対して下向きに被せられている。そして蓋
部36の外周縁部が凹部30の上端部に形成されたテー
パ状部42に嵌め合わされ且つこれにより支持されてい
る。
【0019】トラップ本体34の蓋部36には、図4に
示しているように蓋部36の外周近傍部において蓋部3
6を下向きに凹陥させた形態の矩形状の薬剤収容部44
が形成され、そこに尿石防止剤50が収容されるように
なっている。そしてこの薬剤収容部44の三方の周壁部
46に、即ち立上管部32の外側の位置において周壁部
46には貫通する横向きの通孔48が形成されている。
【0020】これら通孔48は薬剤収容部44の底面上
に形成されており、また各通孔48は周方向に90°ず
つ異なった位置に且つ異なった向きで形成されている。
【0021】本例においては、小便器10上部に設けら
れたスプレーダ及び小便器の開口縁部に沿って設けらた
リム通水路から放出された洗浄水は、小便器10内面を
洗浄しつつ小便器10底部に流下し、トラップ本体34
の筒状部38と立上管部32との間の水路に流入した
上、立上管部32内に流れ込み、更に排水口部16を経
て排水管20に排出される。
【0022】このとき、尿石防止剤50を含有した尿及
び洗浄水は図5に示しているように薬剤収容部44にお
ける周壁部46の通孔48から放射状に分散して勢い良
く流出するため、小便器トラップの上部に広い範囲に亘
って薬剤が供給される。従って本例によれば、小便器ト
ラップの上部において尿石が付着堆積するのを防止する
ことができる。
【0023】また通孔48を尿石防止剤50の薬剤収容
部44の周壁部46に沿って複数個所に間隔を置いて且
つ異なった向きに形成しているため、尿石防止剤50を
広い範囲に亘って分散供給することができ、小便器トラ
ップ上部の尿石の付着堆積に対する防止効果を高めるこ
とができる。
【0024】以上は本発明を床置式のストール小便器1
0に適用した場合の例であるが、本発明は図6に示す壁
掛式のストール小便器52に適用することも可能である
など、その主旨を逸脱しない範囲において様々な変更を
加えた形態で構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である小便器トラップの要部
断面図である。
【図2】図1の小便器トラップを備えた小便器の全体斜
視図である。
【図3】図1の小便器トラップの要部拡大断面図であ
る。
【図4】図1及び図3におけるトラップ本体の斜視図で
ある。
【図5】図4のトラップ本体の断面図である。
【図6】本発明の適用対象である小便器の、図2とは異
なる形態のものを示す図である。
【図7】従来の小便器トラップを示す図である。
【符号の説明】
10,52 小便器 20 排水管 30 凹部 32 立上管部 34 トラップ本体 36 蓋部 38 筒状部 40 封水 44 薬剤収容部 46 周壁部 48 通孔 50 尿石防止剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)小便器底部に起立状に設けられ、
    直接若しくは排水通路を介して排水管に接続される立上
    管部と、(ロ)略水平な蓋部及び前記立上管部よりも大
    径且つ下端が開口形状の筒状を成し、該蓋部より立ち下
    がる筒状部を備えたトラップ本体とを有し、該トラップ
    本体が該筒状部において該立上管部の外周面と小便器底
    部の凹部の内周面との間に水路形成し且つ封水を保持す
    る状態で該立上管部に対して下向きに被せられた形態の
    小便器トラップにおいて前記蓋部の外周近傍部において
    該蓋部を下向きに凹陥させて薬剤収容部を形成するとと
    もに、前記立上管部よりも外側の位置において該薬剤収
    容部の周壁部にこれを貫通する横向きの通孔を形成した
    ことを特徴とする小便器トラップ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記通孔が前記周壁
    部に沿って複数個所に間隔をおいて且つ異なった向きに
    形成されていることを特徴とする小便器トラップ。
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