JPH09211593A - 遊星ギア機構 - Google Patents

遊星ギア機構

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Publication number
JPH09211593A
JPH09211593A JP8016171A JP1617196A JPH09211593A JP H09211593 A JPH09211593 A JP H09211593A JP 8016171 A JP8016171 A JP 8016171A JP 1617196 A JP1617196 A JP 1617196A JP H09211593 A JPH09211593 A JP H09211593A
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JP
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gear
planetary gear
planetary
driven
sun gear
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Application number
JP8016171A
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English (en)
Inventor
Yoshito Konishi
義人 小西
Hidehiko Fujii
秀彦 藤井
Junichi Tanii
純一 谷井
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/790,618 priority patent/US5812890A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊星ギア機構において、簡単な改良で、動作
不良や損傷が生じないようにすることを目的とする。 【解決手段】 遊星ギア2を太陽ギア1と同軸に設けら
れた遊星キャリア8上に太陽ギア1との軸間距離が可変
なように支持され、この遊星キャリア8には遊星ギア2
を太陽ギアから離れる方向に付勢する付勢手段22を働
かせることにより、上記の課題を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊星ギア機構に関し、
特に、太陽ギアと、この太陽ギアに噛み合って自転する
とともに、この太陽ギアの周囲を公転するように支持さ
れた遊星ギアと、この遊星ギアの公転経路に沿って設け
られて、この遊星ギアの所定の公転位置で噛み合う適数
の被駆動ギアとを備えた遊星ギア機構に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図15はこのような遊星ギア機構の最も
単純な構成を示している。太陽ギアaと同軸な遊星キャ
リアbに太陽ギアaに噛み合う遊星ギアcを支持してい
る。太陽ギアaに駆動力を伝達すると、太陽ギアaと遊
星キャリアbとの間、あるいは遊星キャリアbと遊星ギ
アcとの間に働かせたフリクション部材の働きによっ
て、遊星キャリアbは遊星ギヤcを伴い太陽ギアaに同
体回転する。このとき遊星ギアcは太陽ギアaの周囲を
公転するので、遊星ギアcの公転経路に沿って設けられ
た被駆動ギアdがあると、遊星ギアcは前記公転によっ
てこの被駆動ギアdに所定位置にて噛み合い、また、所
定位置以外への移動によってこの噛み合いを解除する。
前記噛み合い状態で遊星キャリアbをストッパ等にて停
止させると、太陽ギアaの回転は遊星ギアcに伝達さ
れ、この遊星ギアcは前記噛み合い状態にある被駆動ギ
アdを駆動する。従って、遊星ギアcを被駆動ギアdに
対し必要に応じて断接し、接続状態で被駆動ギアdをい
つでも駆動することができる。この駆動は太陽ギアaを
駆動するだけでよく1つのモータの駆動制御によって行
える。特開平1−287648号公報はこのような遊星
ギア機構を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような遊星ギア
機構の特徴は、遊星ギアcの周囲に図15の(a)のよ
うに設けた複数の被駆動ギアdに、遊星ギアcを選択的
に接続して駆動力を伝達するのにも利用できる。これに
よって、複数の動作を所定の順序や所定のタイミングで
行うシーケンス動作を1つのモータの駆動制御によって
達成できるので、実用が望まれる。
【0004】しかし、このような遊星ギア機構ではとき
として動作不良を招く。被駆動ギアdが図15の(a)
に示すように3つ以上あると、遊星ギアcが公転によっ
てそれらのどれにも選択的に噛み合えるようにするに
は、遊星ギアcは図15の(a)に示すような、太陽ギ
アaと被駆動ギアdとに互が直列になって噛み合う状態
(以下遊星直列状態と言う)で所定の被駆動ギアdに駆
動力を伝達する必要がある。これによって、遊星ギアc
は所定の被駆動ギアdに噛み合ってこれを駆動できる位
置から、あるいはこのような噛み合い位置を通過して、
他の被駆動ギアdと噛み合う位置にも自由に公転して他
の被駆動ギアdを駆動することができる。
【0005】ところが、このような遊星直列状態を有す
る遊星ギア機構では、遊星ギアcは各被駆動ギアdとの
間で前記遊星直列状態に向かう図15の(b)、(c)
に示すような噛み合い始め時点で、遊星ギアcと被駆動
ギアdとが、図11の(b)に示すように2枚の歯の歯
先どうしが突っ張り合ったり、図15の(c)のように
1枚の歯の歯先どうしが突っ張り合ったりし易い。この
ように歯先が突っ張り合うと、遊星ギアcおよび被駆動
ギアdはどちらにも回転できず機械的に安定してしま
い、一旦安定してしまうと太陽ギアaを逆転しない限り
解除できず動作が停止してしまう。これが前記動作不良
の原因である。駆動力が大きく停止し難いときはギアの
支持軸やギアの歯が損傷し、補修が必要となる。
【0006】もっとも、駆動力を伝達する被駆動ギアd
が2つ以下しかなく、太陽ギアaと遊星ギアcとの軸ど
うしを結ぶ線とeと、遊星ギアcと被駆動ギアdとの軸
どうしを結ぶ線fとが図15の(a)に示すような直線
にならない遊星非直列状態で、遊星ギアcが被駆動ギア
dに噛み合い駆動力を伝達するような遊星ギア機構とし
ても、前記のような歯の突っ張り合いは防止しきれず問
題は残るし、線eと線fとがなす角度が180°となる
遊星直線状態に近づくほど前記のような歯先どうしの突
っ張り合いが生じやすくなる。これら遊星非直列状態で
噛み合うようなものも本発明の対象となる。
【0007】本発明の目的は、簡単な改良で、上記のよ
うな動作不良や損傷が生じない遊星ギア機構を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、太陽ギアと、この太陽ギアに噛み合って
自転するとともに、この太陽ギアの周囲を公転するよう
に支持された遊星ギアと、この遊星ギアの公転経路に沿
って設けられて、この遊星ギアの所定の公転位置で噛み
合う適数の被駆動ギアとを備えた遊星ギア機構におい
て、遊星ギアは太陽ギアに対して軸間距離が可変なよう
に設けられていることを特徴とするものである。
【0009】このような構成では、従来通り、太陽ギア
を必要に応じて駆動することによって、遊星ギアを自身
の周囲に公転させて適数ある所定の被駆動ギアに選択的
に噛み合わせてそれを駆動し、また前記噛み合いを解消
して双方の接続を断つことができる。特に、遊星ギアが
所定の被駆動ギアに噛み合い始めるときに双方の歯の歯
先どうしが突っ張り合うと、遊星ギアは被駆動ギアとの
干渉によってそれ以上の公転を阻止されようとする。こ
のとき従来であればそのまま安定してしまうが、遊星ギ
アは太陽ギアとの軸間距離が可変なことによって、この
可変な範囲で太陽ギアとの間の遊びが無くなるまで太陽
ギア側に退避して前記干渉から逃げながらさらに公転さ
れて、被駆動ギアとの突っ張り合い状態から抜け出し、
被駆動ギアにスムーズに噛合ってこれを駆動することが
できる。また、被駆動ギアが3つ以上設けられてそれら
との遊星直列状態での噛み合い状態を経て通過するのも
スムーズになる。従って、遊星ギアを可動にするだけの
簡単な改良によって動作不良が解消し、信頼性の高いも
のとなる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
てさらに、遊星ギアが、太陽ギアと同軸に設けられた遊
星キャリア上に支持され、この遊星キャリアには遊星ギ
アを太陽ギアから離れる方向に付勢する付勢手段が働か
されている。
【0011】請求項2の発明のこのような構成では、請
求項1の発明に加え、さらに、遊星ギアを太陽ギアと同
軸の遊星キャリアに支持する簡単な従来通りの支持構造
のまま、遊星ギアに付勢手段を働かせて太陽ギアから離
れる方向に付勢することができ、遊星ギアが被駆動ギア
との噛み合い始めに歯先どうしが突っ張っても、遊星ギ
アは前記付勢によって太陽ギアと最大限離れて双方間の
遊びが一番大きい状態にあって、被駆動ギアが被駆動ギ
アとの突っ張り状態から抜け出すための退避代が常時大
きく確保されるので、遊星ギアは前記突っ張り状態から
抜けだし易く、簡単な構造で動作の安定性が向上する。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
てさらに、遊星ギアが、太陽ギアと同軸に設けられた遊
星キャリア上で太陽ギアの径方向に揺動するように設け
られたレバーに支持され、このレバーには遊星ギアが太
陽ギアから離れる方向に付勢する付勢手段が働かされて
いる。
【0013】請求項3の発明のこのような構成では、請
求項1の発明に加え、さらに、遊星ギアを太陽ギアから
離れる方向に付勢して、請求項2の発明と同様に動作の
安定性を向上するのに、太陽ギアと同軸の遊星キャリア
に設けたレバーの枢支部を中心とした揺動を利用して遊
星ギアをより安定して移動するように支持できるので、
動作の安定性が請求項2の発明よりも向上する。
【0014】請求項4の発明は、太陽ギアと、この太陽
ギアに噛み合って自転するとともに、この太陽ギアの周
囲を公転するように支持された遊星ギアと、この遊星ギ
アの公転経路に沿って設けられて、この遊星ギアの所定
の公転位置で噛み合う適数の被駆動ギアとを備えた遊星
ギア機構において、遊星ギアが公転により被駆動ギアと
噛合い始める前の位置において、遊星ギアと噛み合って
これを所定の自転位相に整合させる整合手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0015】このような構成では、請求項1の発明の場
合と同様、従来通りに、適数ある所定の被駆動ギアに遊
星ギアを選択的に噛み合わせてそれを駆動し、また前記
噛み合いを解消して双方の接続を断つこともできる。特
に、遊星ギアは所定の被駆動ギアに噛み合い始める前の
位置で整合手段と噛み合って所定の自転位相に整合され
るので、この整合する所定の自転位相を、停止状態にあ
る被駆動ギアとの噛合い位相に一致させておくことによ
り、遊星ギヤは整合手段を経た後、被駆動ギアにスムー
ズに噛み合うことができ、整合手段は請求項5の発明の
ようなピンを単に設けるだけでよいので極く簡単な構造
にて、動作不良を解消することができ、信頼性の高いも
のとなる。 請求項6の発明は、請求項4、5の発明の
いずれか1つにおいてさらに、整合手段が、遊星ギアか
ら離反する方向に可動に支持されるとともに、遊星ギア
に近接する方向に付勢されている。
【0016】請求項6の発明のこのような構成では、請
求項4、5の発明のいずれか1つに加え、さらに、遊星
ギアが整合手段に係合し始める際に、遊星ギアの歯の歯
先が整合手段との間で万一突っ張り合っても、整合手段
が遊星ギアに対して逃げながら遊星ギアを突っ張り状態
から抜け出させるのと同時に、これと噛み合って所定の
自転位相に整合し、被駆動ギアにスムーズに噛み合える
ようにすることができ、動作の安定性がさらに向上す
る。
【0017】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
てさらに、整合手段は、遊星ギアが公転により被駆動ギ
アと噛合い始めた後の位置まで遊星ギアと噛み合うよう
にする。
【0018】請求項7の発明のこのような構成では、請
求項6の発明に加え、さらに、整合手段は遊星ギアが被
駆動ギアと噛み合い始めた後の位置まで遊星ギアと噛み
合うことによって、遊動ギアの一旦整合した自転位相が
被駆動ギアに噛み合うまでに狂ってしまうようなことを
防止し、動作の安定性がさらに向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の幾つかの実施の
形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
【0020】(実施の形態1)本実施の形態1は、図5
に示すように太陽ギア1と、これに噛み合い、かつこの
太陽ギア1の周囲を公転する遊星ギア2とを持った遊星
ギア機構であって、4つの被駆動ギア3、4、5、6に
遊星ギア2を所定の公転位置で選択的に噛み合わせて駆
動できるようにしたもので、フィルムの巻き上げ、フィ
ルムの巻き戻し、レンズのズームの操作、シャッタ・レ
リーズ関連動作、と云ったカメラの一連のシーケンス動
作を行うようにしてある。しかし、ビデオデッキのカセ
ットの各種動作、例えばローディング、テープの引出し
やシリンダへの巻付け、テープの巻取り、テープの巻き
戻し、テープの早送り、テープの巻き戻し、カセットの
イジェクトを所定の順序ないしは所定のタイミングで行
い、あるいは自動車等のワイパーの各種動作と云った、
他のどのようなシーケンス動作にも適用できる。なお、
被駆動ギアは駆動したい要素の数に応じて適数設ければ
よい。
【0021】本実施の形態1の遊星ギア機構は図5に示
すように、太陽ギア1と同軸7にフリクション部材9を
介して遊星キャリア8が設けられ、この遊星キャリア8
に遊星ギア2を軸2bで支持している。このフリクショ
ン部材9は遊星キャリア8と遊星ギア2との間に働かせ
ても同様な働きをする。図の状態で、図示しないモータ
が正転されると太陽ギア1は反時計回りに回転される。
このときフリクション部材9の働きにより遊星キャリア
8も反時計回りに回動されようとする。しかし、遊星キ
ャリア8はストッパ11に当接していて回動を阻止さ
れ、遊星ギア2が被駆動ギア3に噛み合った状態に停止
し安定する。このように遊星キャリア8が停止された状
態では、太陽ギア1の反時計回りの回転は遊星ギア2に
伝達され、この遊星ギア2が噛み合っている被駆動ギア
3を反時計回りに回転駆動する。これによって被駆動ギ
ア3に接続された負荷としての割り出し機構INDが進
められる。
【0022】ここで、被駆動ギア4に接続された負荷を
駆動するように割り出し操作したい場合は、まず、モー
タの正転により割り出し機構INDを進めて遊星キャリ
ア8の回動位置をストッパ12の位置に選定し、モータ
を停止する。このとき、選定した回動位置に対応するス
トッパ12が割り出し機構INDを通じて遊星キャリア
8の回動軌跡内に侵入して待機している。次に、モータ
を逆転させると太陽ギア1は時計回りに回転し、遊星キ
ャリア8がフリクション部材9の働きにより時計回りに
回動していき、ストッパ12に当接した時点でそれ以上
の回動が阻止され停止される。このとき、遊星ギア2は
被駆動ギア4に噛み合い、かつ太陽ギア1の回転を受け
て反時計回りに回転するので、被駆動ギア4を時計回り
に駆動する。これにより、被駆動ギア4に接続された負
荷系列を働かせ、所定の動作を行わせることができる。
【0023】次に、被駆動ギア5を駆動する場合を説明
する。まず、被駆動ギア4から離脱するため、モータを
正転させる。すると、太陽ギア1は反時計回りに回転
し、遊星キャリア8がフリクション部材9の働きによっ
てストッパ12に当接した前記の状態から反時計回りに
回動していき、前記ストッパ11に当接して停止する。
【0024】これにより、遊星ギア2が被駆動ギア4か
ら離脱し、被駆動ギア3に再度噛み合う。モータはその
まま正転を続け、被駆動ギア3が反時計回りに回転駆動
され、割り出し機構INDがさらに進められる。割り出
し機構INDの進行によって先に選定した回動位置を脱
出して、次の回転位置に対応するストッパ14の位置を
選定する。これにより、割り出し機構INDを通じてス
トッパ12が遊星キャリア8の回動を邪魔しない位置に
退避し、かつ次に選定した回動位置に対応するストッパ
13が遊星キャリア8の回動軌跡内に侵入させられ待機
している。この状態で、モータを逆転させると、遊星キ
ャリア8はストッパ11に当接した位置から時計回りに
回動して遊星ギア2を被駆動ギア3から離脱させた後、
被駆動ギア4の位置を通過してストッパ13に当接して
停止される。このとき、遊星ギア2は被駆動ギア5に噛
合い、かつ、遊星キャリア8が停止することによって太
陽ギア1の回転を受け、被駆動ギア5を時計回りに駆動
し、被駆動ギア5に接続された負荷系列を働かせ、所定
の動作を行わせることができる。
【0025】この場合、遊星キャリア8の時計回りの回
動途上にて遊星ギア2が被駆動ギア4の位置を前記のよ
うに通過する。ここで、被駆動ギア4に接続された負荷
系列の逆方向駆動が軽い場合、被駆動ギア4は遊星ギア
2の噛合いにより少し反時計回りに回転され、重い場
合、被駆動ギア4は停止したままで、フリクション部材
9の働きによって、遊星ギア2が被駆動ギア4に接して
転がるように反時計回りに自転しながら、遊星キャリア
8とともに時計方向に公転する。
【0026】被駆動ギア5の駆動が終了して次の動作に
移りたい場合は、モータを正転させると、太陽ギア1は
反時計回りに回転し、前述のフリクション部材9の働き
によって遊星キャリア8が反時計回りに回動される。こ
れにより遊星キャリア8はストッパ13から離れて、遊
星ギア2を被駆動ギア5から離脱させた後、被駆動ギア
4を通過してストッパ11に当接して停止される。これ
により遊星ギア2は被駆動ギア3に噛合い、太陽ギア1
のさらなる反時計回りの回転によって割り出し機構IN
Dが進められ、次の回動位置に対応されるストッパ14
の位置が選定される。この際も遊星ギア2の反時計回り
の公転途上にて被駆動ギア4に噛み合うが、この場合は
被駆動ギア4を時計回りに駆動しようとする点以外は前
述と同じである。次の回動位置の選定が行なわれると、
この選択に応じてストッパ12、13が遊星キャリア8
の回動軌跡外に退避される。ここでモータを逆転させる
と、太陽ギア1および遊星キャリア8は時計回りに回転
および回動し、遊星ギア2は被駆動ギア3から離脱した
後、被駆動ギア4、5の位置を順次に通過し、遊星キャ
リア8は常時突出しているストッパ14に当接し停止さ
れる。これにより、遊星ギア2は被駆動ギア6に噛み合
い、モータのさらなる逆転によって太陽ギア1の時計回
りの回転が遊星ギア2を介して被駆動ギア6に伝達さ
れ、これが時計回りに駆動される。これによって、被駆
動ギア6に接続された負荷系列を働かせて所定の動作を
行わせることができる。この駆動状態から離脱するに
は、モータを正転させればよい。
【0027】ここで、遊星ギア2が被駆動ギア3〜6に
繰り返し噛み合うのに、遊星ギア2は各被駆動ギア3〜
6との間で前記遊星直列状態に向かう噛み合い始め時点
で、遊星ギア2と被駆動ギア3〜6とが、図11の
(b)に示すように2枚の歯の歯先どうしが突っ張り合
ったり、図11の(c)のように1枚の歯の歯先どうし
が突っ張り合ったりし易く、前記動作不良の原因とな
る。駆動力が大きく停止し難いときはギアの支持軸やギ
アの歯が損傷し、補修が必要となる。
【0028】これを解消するのに、本実施の形態1で
は、図1〜図3に原理図を示すように、遊星ギア2はこ
れの回転軸2bを遊星キャリア8の長孔8aに支持して
太陽ギア1に対して軸間距離が可変なように設ける。な
お、被駆動ギア3〜6は図示および説明の簡単のために
被駆動ギア4のみを示して説明する。このような構成で
は、前記のように、太陽ギア1を必要に応じて駆動する
ことによって、遊星ギア2を自身の周囲に公転させて適
数ある所定の被駆動ギア3〜6に選択的に噛み合わせて
それを駆動し、また前記噛み合いを解消して双方の接続
を断つこともできる。
【0029】遊星ギア2が所定の被駆動ギア3〜6に噛
み合い始めるときに双方の歯2aと4aの歯先どうしが
図1の実線で示すように、2歯どうし(あるいは1歯ど
うし)が突っ張り合うと、遊星ギア2は被駆動ギア4と
の干渉によってそれ以上の公転を阻止されようとする。
このとき従来であればそのまま安定してしまうことがあ
るが、本実施の形態1の遊星ギア2は太陽ギア1との軸
間距離が図2の如く両方のギアの噛合いが外れない範囲
で可変なことによって、この可変な範囲で太陽ギア1と
の間の遊びが無くなるまで太陽ギア1側に退避して前記
干渉から図1の仮想線で示すように逃げながらさらに公
転されて、被駆動ギア4との突っ張り合い状態から抜け
出し、被駆動ギア4にスムーズに噛合ってこれを駆動す
ることができる。また、本実施の形態1のように3つ以
上の被駆動ギア3〜6が設けられて、それら途中の被駆
動ギア4、5等を遊星直列状態に噛み合った状態を経て
通過するのもスムーズになる。従って、遊星ギア2を可
動にするだけの簡単な改良によって動作不良が解消し、
信頼性の高いものとなる。
【0030】また、本実施の形態1では、図1〜図3に
示すように、太陽ギア1は標準のギア形状に形成してあ
るのに対し、突っ張り合いが生じる遊星ギア2と、被駆
動ギア4との歯2aおよび4aは、図1〜図3に示すよ
うにプラス転位して形成した歯先の尖った形状のギアに
形成してある。このような形状にすることによって、歯
2aと4aとがより突っ張り合い難く、突っ張り合って
も少しずれることによって突っ張り合いが解消されやす
くすることができるので、これによっても動作の安定性
が向上する。
【0031】さらに具体的には、図4の(a)、(b)
に示すように、フリクション部材9はコイルばねとして
太陽ギア1と遊星キャリア8との間に働かせている。ま
た、遊星ギア2が遊星キャリア8に形成された長孔8a
内に嵌合し、さらに、遊星ギア2の軸2bに取付けら
れ、遊星ギア2が遊星キャリア8ら離脱することを防止
するため、ワッシャ21と遊星キャリア8に形成した突
起8bとの間にばね22を働かせて、遊星ギア2を長孔
8bに沿って太陽ギア1から離れる方向に付勢してあ
る。
【0032】これにより、遊星ギア2を太陽ギア1と同
軸の遊星キャリア8に支持する従来通りの簡単な支持構
造のまま、遊星ギア2にばね22を働かせて太陽ギア1
から離れる方向に付勢することができ、遊星ギア2が被
駆動ギア4との噛み合い始めにそれらの歯2aおよび4
aの歯先どうしが突っ張っても、遊星ギア2は前記付勢
によって太陽ギア1と最大限離れて双方間の遊びが一番
大きい状態にあって、遊星ギア2が被駆動ギア4との突
っ張り合い状態から抜け出すための退避代が常に大きく
確保されるので、遊星ギア2は前記突っ張り状態から抜
けだし易く、簡単な構造で動作の安定性がさらに向上す
る。
【0033】(実施の形態2)図6は本実施の形態2を
示している。太陽ギア1と同軸に設けられた遊星キャリ
ア8上で太陽ギア1の径方向に揺動するように軸31で
枢支して設けられたレバー32に遊星ギア2が支持さ
れ、このレバー32には遊星ギア2を太陽ギア1から離
す方向に付勢するばね33が遊星キャリア8との間で働
かされている。
【0034】このような構成では、遊星ギア2を太陽ギ
ア1から離れる方向にばね33で付勢するにあたり、太
陽ギア1と同軸の遊星キャリア8に設けたレバー32の
枢支部を中心とした揺動を利用して遊星ギア2をより安
定して移動するように支持できるので、実施の形態1の
場合よりも動作の安定性が向上する。
【0035】(実施の形態3)図7は本実施の形態3の
原理図を示し、実施の形態1の場合と同様、太陽ギア1
と、この太陽ギア1に噛み合って自転するとともに、こ
の太陽ギア1の周囲を公転するように太陽ギア1と同軸
の遊星キャリア8に支持された遊星ギア2と、この遊星
ギア2の公転経路に沿って設けられて、この遊星ギア2
の所定の公転位置で噛み合う適数の被駆動ギア…4…と
を備えた遊星ギア機構であるが、遊星ギア2が公転によ
り被駆動ギア…4…と噛合い始める前の位置において、
遊星ギア2と噛み合ってこれを所定の自転位相に整合さ
せる整合手段41を設けた点で、実施の形態1の場合と
異なっている。
【0036】整合手段41は図7に示すような1本のピ
ンで合ってもよいし、数本のピン、あるいは部分的なギ
ア等であってもよい。本実施の形態3でも、適数ある所
定の被駆動ギア…4…等に遊星ギア2を選択的に噛み合
わせてそれを駆動し、また前記噛み合いを解消して双方
の接続を断つこともできるが、特に、遊星ギア2が所定
の被駆動ギア…4…に噛み合い始める前の位置で整合手
段41と図7の破線の状態に噛み合って所定の自転位相
に整合されるので、この整合する所定の自転位相を、一
定の原点位置に停止する被駆動ギア…4…との噛合い位
相に一致させておくことにより、遊星ギヤ2は整合手段
41を経た後、被駆動ギア…4…に図7に実線で示すよ
うにスムーズに噛み合うことができる。整合手段41は
本実施の形態のようなピンを単に設けるだけでよいので
極く簡単な構造にて、動作不良を解消することができ、
信頼性の高いものとなる。
【0037】さらに具体的には、図8に示すように、ピ
ンである整合手段41を台板(図示せず)等に形成する
長孔42に沿って遊星ギア2から離反する方向に移動で
きるように設けるとともに、整合手段41を遊星ギア2
に近接する方向にばね43により付勢してある。このよ
うにすると、実施の形態2の場合に加え、遊星ギア2が
ピン41に係合し始める際に、遊星ギア2の歯2aの歯
先が整合手段であるピン41との間で万一突っ張り合っ
ても、ピン41が遊星ギア2に対して逃げながら遊星ギ
ア2を突っ張り状態から抜け出させて、被駆動ギア…4
…にスムーズに噛み合えるようにすることができ、動作
の安定性が向上する。
【0038】特に、ピン41等がなす整合手段は、遊星
ギア2が公転により被駆動ギア…4…と噛合い始めた後
の位置まで遊星ギア2と噛み合うようにしてある。これ
により、整合手段41は遊星ギア2が被駆動ギア…4…
と噛み合い始めた後の位置まで遊星ギア2と噛み合い、
一旦整合した自転位相が被駆動ギア…4…に噛み合うま
でに狂ってしまうようなことを防止し、動作の安定性が
さらに向上する。
【0039】図9は本実施の形態3のさらに詳しい具体
例を示し、コイルばねであるフリクション部材9は遊星
キャリア8と遊星ギア2との間に働かせてあり、ピン等
の整合手段41は下端が基板143に軸44によって枢
支され、先端部側が軸44を中心とした揺動によって長
孔42に沿い遊星ギア2から離反する方向に移動できる
ようにし、長孔42内でピン41が遊星ギア2に近接す
る側に付勢するばね43を働かせてある。図9の(a)
は整合手段41が遊星ギア2と適正に噛合い所定の自転
位相に整合した状態を示し、図9の(b)は遊星ギア2
の歯2aが整合手段41と突っ張り合った状態を示し、
遊星ギア2は整合手段41を歯2aで押し退けながら整
合手段41との突っ張り合いから抜け出し、以降これと
係合して自転位相が整合される。
【0040】(実施の形態4)図10は本実施の形態4
を示し、ピン状の整合手段41は基板143に蔓巻き部
51aを支持された蔓巻きばね51の一端部で形成し、
他端部51bを基板143に係止することにより、ピン
41を遊星ギア2に近接させる方向に付勢できるように
してある。これによりピン状の整合手段41を遊星ギア
2に近接させる方向に付勢する特別な付勢部材が特に必
要なく、構成が実施の形態3の場合よりも簡単になる。
【0041】(実施の形態5)図11は本実施の形態5
を示し、実施の形態2と実施の形態3との構成を合成し
たものであり、遊星ギア2が被駆動ギア4に噛み合い始
める前に、整合手段41によって自転位相を被駆動ギア
4に噛み合う位相に整合するが、万一整合手段41との
間で遊星ギア2の歯2aが突っ張り合っても、遊星ギア
2はレバー32のばね33に抗した揺動を伴って逃げ突
っ張り合いから抜け出し、スムーズに整合手段41と噛
合い自転位相が整合されるので、整合手段41は固定ピ
ンであってもよい。遊星ギア2の支持構造は、実施の形
態1のものを採用することもできる。
【0042】(実施の形態6)図12は本実施の形態6
を示し、遊星キャリア8を一方にばね102で付勢して
おき、この付勢に抗して遊星キャリア8の停止位置を遊
星キャリア規制カム101により変えることで、遊星ギ
ア2が噛み合う被駆動ギア4等を切換えるようにしてあ
り、実施の形態3の整合手段41を採用しているが、こ
れに替え、実施の形態1、2のように遊星ギア2を可動
にする構成や、実施の形態4の整合手段を採用すること
もできる。遊星キャリア規制カム101は当接面101
a、101bのいずれを遊星キャリア8に当接するか
で、遊星キャリア8の停止位置を帰られるようにしてあ
る。
【0043】(実施の形態7)図13は本実施の形態7
を示し、遊星キャリア8が太陽ギア1の軸1bから外れ
て、太陽ギア1から独立した軸103aを中心としたレ
バー103の揺動によって、遊星ギア2が噛み合う被駆
動ギア4等を切換えるようにしてある。実施の形態3の
整合手段を採用しているが、これに替え、実施の形態
1、2のように遊星ギア2を可動にする構成や、実施の
形態4の整合手段を採用することもできる。
【0044】(実施の形態8)図14は本実施の形態8
を示している。本実施の形態8は遊星キャリアを持って
いない。遊星ギア2は図示しない台板の長孔104に案
内され、ばね105によって一方の側に付勢し、遊星ギ
ア規制カム106に回動位置によって、ばね付勢された
遊星ギア2の位置を切換えて、遊星ギア2が噛み合う被
駆動ギア4等を切り換えられるようにしている。この切
換えのために、遊星ギア規制カム106には遊星ギア2
の軸2bとの当接する複数の当接面106a、106b
を有している。本実施の形態8も実施の形態3の整合手
段を採用しているが、これに替え、実施の形態1、2の
ように遊星ギア2を可動にする構成や、実施の形態4の
整合手段を採用することもできる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、太陽ギアを必
要に応じて駆動することによって、遊星ギアを自身の周
囲に公転させて適数ある所定の被駆動ギアに選択的に噛
み合わせてそれを駆動し、また前記噛み合いを解消して
双方の接続を断ったりするのに、遊星ギアが所定の被駆
動ギアに噛み合い始めるときに双方の歯の歯先どうしが
突っ張り合っても、遊星ギアは太陽ギアとの軸間距離が
可変な範囲で太陽ギアとの間の遊びが無くなるまで前記
干渉から逃げながらさらに公転されて、被駆動ギアとの
突っ張り合い状態から抜け出し、被駆動ギアにスムーズ
に噛合ってこれを駆動することができる。また、被駆動
ギアが3つ以上設けられてそれらとの遊星直列状態での
噛み合い状態を経て通過するのもスムーズになる。従っ
て、遊星ギアを可動にするだけの簡単な改良によって動
作不良が解消し、信頼性の高いものとなる。
【0046】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加え、さらに、遊星ギアを太陽ギアと同軸の遊星キャ
リアに支持する簡単な従来通りの支持構造のまま、遊星
ギアに付勢手段を働かせて太陽ギアから離れる方向に付
勢し、遊星ギアが前記付勢によって太陽ギアと最大限離
れて双方間の遊びが一番大きい状態にあって、被駆動ギ
アが被駆動ギアとの突っ張り状態から抜け出すための退
避代が常時大きく確保されるので、遊星ギアは前記突っ
張り状態から抜けだし易く、簡単な構造で動作の安定性
が向上する。
【0047】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
に加え、さらに、遊星ギアを太陽ギアから離れる方向に
付勢して、請求項2の発明と同様に動作の安定性を向上
するのに、太陽ギアと同軸の遊星キャリアに設けたレバ
ーの枢支部を中心とした揺動を利用して遊星ギアをより
安定して移動するように支持できるので、動作の安定性
が請求項2の発明よりも向上する。
【0048】請求項4の発明によれば、適数ある所定の
被駆動ギアに遊星ギアを選択的に噛み合わせてそれを駆
動し、また前記噛み合いを解消して双方の接続を断った
りするのに、遊星ギアは所定の被駆動ギアに噛み合い始
める前の位置で所定の自転位相に整合されて、被駆動ギ
アにスムーズに噛み合うことができ、この自転位相を整
合するのに請求項5に記載のようなピンを単に設けるだ
けでよいので極く簡単な構造にて、動作不良を解消する
ことができ、信頼性の高いものとなる。
【0049】請求項6の発明によれば、請求項4、5の
発明のいずれか1つに加え、さらに、遊星ギアが整合手
段に係合し始める際に、遊星ギアの歯の歯先が整合手段
との間で万一突っ張り合っても、整合手段が遊星ギアに
対して逃げながら遊星ギアを突っ張り状態から抜け出さ
せるのと同時に、これと噛み合って所定の自転位相に整
合し、被駆動ギアにスムーズに噛み合えるようにするこ
とができ、動作の安定性がさらに向上する。
【0050】請求項7の発明によれば、請求項6の発明
に加え、さらに、整合手段が遊星ギアが被駆動ギアと噛
み合い始めた後の位置まで遊星ギアと噛み合うことによ
って、遊動ギアの一旦整合した自転位相が被駆動ギアに
噛み合うまでに狂ってしまうようなことを防止し、動作
の安定性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の原理を説明するための
原理図である。
【図2】図1の太陽ギアと遊星ギアとの噛み合い部を示
す図である。
【図3】図1の遊星ギアと被駆動ギアとの噛み合い部を
示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1の具体例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態1が適用されたカメラのシ
ーケンス動作機構を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態1の変形例である実施の形
態2を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態3を示す原理図である。
【図8】図7の実施の形態3の具体例を示す平面図であ
る。
【図9】図8の実施の形態3のさらに詳しい具体例を示
す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態4を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態5を示す平面図である。
【図12】本発明の実施の形態6を示す平面図である。
【図13】本発明の実施の形態7を示す平面図である。
【図14】本発明の実施の形態8を示す平面図である。
【図15】従来の遊星ギア機構の動作状態を示す原理図
である。
【符号の説明】
1 太陽ギア 2 遊星ギア 3〜6 被駆動ギア 8 遊星キャリア 8a 長孔 22 ばね 31 軸 32 レバー 33 ばね 41 整合手段 43 ばね 51 蔓巻きばね 103 レバー 104 長孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽ギアと、 この太陽ギアに噛み合って自転するとともに、この太陽
    ギアの周囲を公転するように支持された遊星ギアと、 この遊星ギアの公転経路に沿って設けられて、この遊星
    ギアの所定の公転位置で噛み合う適数の被駆動ギアとを
    備えた遊星ギア機構において、 遊星ギアは太陽ギアに対して軸間距離が可変なように設
    けられていることを特徴とする遊星ギア機構。
  2. 【請求項2】 遊星ギアは、太陽ギアと同軸に設けられ
    た遊星キャリア上に支持され、この遊星キャリアには遊
    星ギアを太陽ギアから離れる方向に付勢する付勢手段が
    働かされている請求項1に記載の遊星ギア機構。
  3. 【請求項3】 遊星ギアは、太陽ギアと同軸に設けられ
    た遊星キャリア上で太陽ギアの径方向に揺動するように
    設けられたレバーに支持され、このレバーには遊星ギア
    が太陽ギアから離れる方向に付勢する付勢手段が働かさ
    れている請求項1に記載の遊星ギア機構。
  4. 【請求項4】 太陽ギアと、 この太陽ギアに噛み合って自転するとともに、この太陽
    ギアの周囲を公転するように支持された遊星ギアと、 この遊星ギアの公転経路に沿って設けられて、この遊星
    ギアの所定の公転位置で噛み合う適数の被駆動ギアとを
    備えた遊星ギア機構において、 遊星ギアが公転により被駆動ギアと噛み合い始める前の
    位置において、遊星ギアと噛み合ってこれを所定の自転
    位相に整合させる整合手段を有することを特徴とする遊
    星ギア機構。
  5. 【請求項5】 整合手段は、遊星ギアと噛み合うピンで
    ある請求項5に記載の遊星ギア機構。
  6. 【請求項6】 整合手段は、遊星ギアから離反する方向
    に可動に支持されるとともに、遊星ギアに近接する方向
    に付勢されている請求項4、5のいずれか一項に記載の
    遊星ギア機構。
  7. 【請求項7】 整合手段は、遊星ギアが公転により被駆
    動ギアと噛み合い始めた後の位置まで遊星ギアと噛み合
    う請求項6に記載の遊星ギア機構。
JP8016171A 1996-01-31 1996-01-31 遊星ギア機構 Pending JPH09211593A (ja)

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JP8016171A JPH09211593A (ja) 1996-01-31 1996-01-31 遊星ギア機構
US08/790,618 US5812890A (en) 1996-01-31 1997-01-29 Camera
US09/057,480 US6086503A (en) 1996-01-31 1998-04-09 Camera

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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