JPH09209499A - プレテンション方式pc部材およびその製造方法 - Google Patents

プレテンション方式pc部材およびその製造方法

Info

Publication number
JPH09209499A
JPH09209499A JP3570896A JP3570896A JPH09209499A JP H09209499 A JPH09209499 A JP H09209499A JP 3570896 A JP3570896 A JP 3570896A JP 3570896 A JP3570896 A JP 3570896A JP H09209499 A JPH09209499 A JP H09209499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel material
tensile
tensile steel
upper edge
stress
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3570896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2954523B2 (ja
Inventor
Atsushi Rinka
敦 林下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Construction Co
Original Assignee
Oriental Construction Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oriental Construction Co filed Critical Oriental Construction Co
Priority to JP3570896A priority Critical patent/JP2954523B2/ja
Publication of JPH09209499A publication Critical patent/JPH09209499A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2954523B2 publication Critical patent/JP2954523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可及的に少ないPC鋼材を用いてPC部材上
縁に引張応力が生じないようコンクリートに圧縮応力を
与えることができるPC部材の提供。 【解決手段】 プレテンション方式によってプレストレ
スの導入が行なわれるPC部材11において、所要量の
第1引張鋼材12をPC部材11の支点間全長に亘って
配設するとともに、前記第1引張鋼材12のプレストレ
ス力によるPC部材上縁に作用する引張応力を打消すべ
く、PC部材11に加わる荷重による曲げ圧縮応力と、
第1引張鋼材12のプレストレスによるPC部材上縁引
張応力との合計が0となる長さX以上の範囲に所要量の
第2引張鋼材14を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレテンション方
式によってプレストレスが導入されるプレストレストコ
ンクリート部材(以下PC部材という)と、その製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート部材は引張応力に
弱いという弱点を有するので、その弱点を補強するため
にPC部材が使用される。このPC部材は例えば橋桁等
に使用されるが、その場合PC部材の両端が支点となっ
て支持されているので、その支点間に荷重が掛かる。
【0003】この場合、図10(A)に示すように支点
b,bで支えられたPC部材1の支点間中央部aの荷重
による曲げ応力は、中立軸より下側が曲げ引張応力、上
側では曲げ圧縮応力状態となるため、これを打ち消すよ
うにプレストレストを導入しなければならない。
【0004】ところで、図10に示すように、引張鋼材
(PC鋼材)2をPC部材1の中立軸より下側に、極力
離れるようにしてPC鋼材群3の中立軸からの偏心量を
多く取るほうが、プレストレス力による偏心モーメント
が大きくなるため、PC鋼材使用量は少なくて済み経済
的である。
【0005】このように引張鋼材2を配置するとPC部
材1の中央部断面aのプレストレスは上縁が小さな引張
応力、下縁は大きな圧縮応力が作用し、荷重による応力
度が打ち消される。しかし、この場合支点b,b上のP
C部材断面では荷重による曲げ応力は0であるから、引
張鋼材2のプレストレスによる断面上縁の引張応力がP
C部材1の支点b,bに近い部分で残ってしまい、図2
に示すようにPC部材1の上縁のコンクリートには引張
応力が常時作用することになり、引張りに弱いコンクリ
ートとしては、引張鋼材2を図10(A)のような配置
にすることは都合が悪い。そのため〔道路橋仕方書コン
クリート編〕では支点b,b上におけるPC部材のコン
クリートの設計荷重作用時における引張応力を許容して
いない。
【0006】そこで、図10(A)の支点b,b上での
PC部材断面上縁のプレストレスによる引張応力を打消
すために、図10(B)、図12に示すようにPC部材
断面図心の上縁にも引張鋼材(PC鋼材)4を配置して
いる。また、中立軸より下側に配置される各引張鋼材2
も、桁端部(つまり、支点b,bに近い範囲)ではコン
クリートとの付着を断ち切り、ボンドコントロールを所
定の区間にわたって行い引張鋼材による上縁に生ずる引
張応力の減少を図っている。しかし、特に超高強度コン
クリート(σCK=600kg/cm2 以上)の使用に際して
ボンドコントロールによってPC部材1の上縁に生ずる
引張応力を打消すにも限度があった。
【0007】なお、図11には従来のPC部材1の製造
方法が示されている。同図を参照してその製造工程を説
明すると、水平な底部型枠5が、並列に並べられた多数
の枕木6上に載置されており、引張鋼材(PC部材)2
が底部型枠5の上方に沿って延長するように配置して2
基のプレテンション用アバット7,7間に張り渡されて
おり、その引張鋼材2に所定の引張力が与えられる。
【0008】前記の型枠の上部で複数のPC部材(コン
クリート部材)を製造するために、各部材に対応する配
力筋,通し筋,スターラップ筋等(いずれも図示省略)
を組立てたのち、底部型枠5の上に複数組の側部型枠8
と端部型枠10が配置され、端部型枠10を挿通して引
張鋼材(PC鋼材)4が設けられ、この引張鋼材4の端
部は端部のプレテンション用アバット7,7に係止され
ている。
【0009】次に、各型枠で囲まれた部分にコンクリー
トを打設してPC部材1を形成し、そのコンクリートが
所定の強度に達したのち、側部型枠8を取外し、次いで
引張用の引張鋼材2,4の緊張力の全部を解放し、各コ
ンクリート部材にプレストレスを導入する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記のとおり、従来の
PC部材では全体のPC鋼材使用量が増加し、不経済な
設計となっていた(J1S橋げたによるPC道路橋設計
・製造便覧((株)プレストレスト・コンクリート建設
業協会)参照)。
【0011】本発明者は種々研究の結果、PC部材の上
部全長にわたって引張鋼材を配設しないでも、PC部材
の上縁部における引張応力を打消し可能な方法が存在す
ることを見出した。
【0012】本発明は、前記の観点から従来技術の欠点
を解決したものであり、その目的は、プレテンション方
式によってプレストレスの導入が行なわれるPC部材の
製造コストを節約することができるプレテンション方式
PC部材およびその製造方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本発明は、プレテンション方式によってプレストレス
の導入が行なわれるPC部材において、所要量の第1引
張鋼材をPC部材の支点間全長に亘って配設するととも
に、前記第1引張鋼材のプレストレス力によりPC部材
上縁に作用する引張応力を打消すべく、PC部材に加わ
る荷重による曲げ圧縮応力と、第1引張鋼材のプレスト
レスによるPC部材上縁の引張応力との合計が0となる
長さX以上の範囲にわたり、所要量の第2引張鋼材を配
設することを特徴とする。また本発明のプレテンション
方式によるPC部材の製造方法は、プレテンション方式
によってプレストレスの導入が行なわれるPC部材の製
造に際して、所要量の第1引張鋼材を一対のプレテンシ
ョン用アバット間に配設し、前記第1引張鋼材のプレス
トレス力によりPC部材上縁に作用する引張応力を打消
すべく、PC部材に加わる荷重による曲げ圧縮応力と、
第1引張鋼材のプレストレスによるPC部材の上縁引張
応力との合計が0となる長さX以上の範囲に予め他の場
所で緊張力を付与した所要量の第2引張鋼材を配設した
うえ、前記第1,第2引張鋼材のまわりにコンクリート
を打設し、コンクリートが硬化した後、前記第2引張鋼
材の緊張を解放し、その後、前記プレテンション用アバ
ット間で緊張した第1引張鋼材を解放することを特徴と
する。本発明は、図2によってより容易に理解される。
すなわち、荷重によるPC部材断面の上縁と下縁の曲げ
応力度(図2の実線)および、プレストレス力によるP
C部材断面の上縁と下縁のプレストレス(図2の点線)
は図2のようになる。ここで、プレストレス力によるP
C部材上縁の引張応力を打消すには、第1引張鋼材のプ
レストレス力による引張りプレストレス以上の圧縮プレ
ストレスを、第2引張鋼材によって付与することによ
り、PC部材すべての断面で引張応力が生ずることがな
い。また、第1引張鋼材によるPC部材上縁の引張りプ
レストレスは、荷重によるPC部材上縁の曲げ圧縮応力
によって支点より内側の断面ほど多く打ち消されるの
で、第2引張鋼材の使用量を支点上断面で決めることが
でき、荷重による曲げ圧縮応力と、第1引張鋼材のプレ
ストレス力によるPC部材上縁の引張応力の合計が0と
なる長さX以上の範囲に第2引張鋼材を配置すればよ
い。
【0014】本発明では、この観点から、第2引張鋼材
を少なくとも前記長さXの範囲に亘って配置すること
で、可及的に少ないPC鋼材を用いて、PC部材上縁に
引張応力が生じないようにコンクリートにプレテンショ
ンを与えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図1は本発明の基本形態を示す説明図
で所定長さLのPC部材(例えば橋桁)11の両端が支
点b,bで支持されており、PC部材11の中立軸より
下部には、その全長に亘り所定数の第1引張鋼材12が
配設されている。また、PC部材11の両端上部におい
て、その端部から所定の長さX1 に亘って第2引張鋼材
14がコンクリート中に埋設されている。この長さX1
はPC部材11の端面から第2引張鋼材14の先端まで
の長さであり、長さXは支点bから第2引張鋼材14の
先端までの長さである。この長さXは、荷重による曲げ
圧縮応力と、第1引張鋼材のプレストレス力によるPC
部材上縁の引張応力との合計が0となる長さ以上の範囲
である。
【0016】この長さXの範囲は、前述のとおり図2の
説明から導かれる。すなわち、PC部材11に作用する
荷重によるPC部材断面の上縁と下縁の曲げ応力度(図
2の実線)およびプレストレス力によるPC部材上縁と
下縁のプレストレス(図2の点線)は図2のようになる
ので、このプレストレス力によるPC部材上縁の引張応
力を打消すには、第1引張鋼材12のプレストレス力に
よる引張りプレストレス以上の圧縮プレストレスを第2
引張鋼材14によって付与することにより、PC部材1
1すべての断面で引張応力が生ずることがない。
【0017】また、第1引張鋼材12によるPC部材上
縁の引張りプレストレスは、荷重によるPC部材上縁の
曲げ圧縮応力によって支点より内側の断面ほど多く打ち
消されるので、第2引張鋼材14の使用量を支点b,b
上のPC部材断面で決めることができ、その結果から前
記長さXが導き出されるのである。そして、第2引張鋼
材14を少なくとも長さXの範囲に亘って配置すること
で、可及的に少ないPC鋼材を用いて、PC部材上縁に
引張応力が生じないようにコンクリートにプレテンショ
ンを与えることができる。
【0018】〔実施例〕以下本発明の実施例を図3〜図
9を参照して説明する。図3は複数組のコンクリート部
材製造用型枠と第1,第2の引張鋼材とを配設した状態
を示す一部切欠側面図、図4は図3の型枠を用いて製造
されたPC部材11の断面図、図5〜図9は第2引張鋼
材14の配置態様の詳細と断面を示す図である。
【0019】各図において、水平な底部型枠5が、並列
に並べられた多数の枕木6上に載置されており、第1引
張鋼材12が底部型枠5の上方に沿って延長するように
配置して2基のプレテンション用アバット7,7間に張
り渡されており、この第1引張鋼材12に所定の引張力
が与えられる。
【0020】前記の型枠の上部で複数のPC部材(コン
クリート部材)を製造するために、各部材に対応する配
力筋,通し筋,スターラップ筋等(いずれも図示省略)
を組立てたのち、底部型枠5の上に複数組の側部型枠8
と端部型枠10が配置され、端部型枠10により第2引
張鋼材14が保持される。
【0021】第2引張鋼材14は、製造されるPC部材
11の全長に亘るのではなく、端部から所定の長さX1
に亘って設けられるものである。また、この第2引張鋼
材14はPC中空鋼棒を予め別の場所で緊張状態にして
おき、PC中空鋼棒のまわりにコンクリートを打設し、
コンクリートが硬化した後、PC鋼棒の緊張力を開放す
る構造のものが使用される。
【0022】この第2引張鋼材14の配置態様と断面構
造を図5〜図9によって説明する。図5は予め他の場所
で緊張力が付与された第2引張鋼材14の側面図、図6
は緊張力付与状態を示す断面図である。各図において、
中空PC鋼棒15の先端にねじ部16により袋ナット1
7が固着されており、中空PC鋼棒15の基端部にねじ
部18により定着ナット20が螺合されており、この定
着ナット20よりもさらに中空PC鋼棒15の基端側に
おいて前記ねじ部18により定着カップラー21の一端
側が螺着されている。
【0023】中空PC鋼棒15内に、その基端から反力
PC鋼棒22が挿入され、先端が袋ナット17の内側に
係止されている。定着カップラー21内において、反力
PC鋼棒22の端部に押圧キャップ23が嵌着され、さ
らに定着カップラー21の他端側にねじ部24を介して
押圧保持筒25を螺合する。そして、この押圧保持筒2
5を挿通してジャッキ26の押圧杆27を定着カップラ
ー21に挿入し、定着ナット20の支持点28に反力を
とって押圧杆27の先端で押圧キャップ23を介して反
力PC鋼棒22の基端を押圧することにより、反力PC
鋼棒22の先端と定着ナット20の支持点28との間で
中空PC鋼棒15を緊張(伸長)させると、それによ
り、反力PC鋼棒22と押圧キャップ23が前進するの
で、この前進した分だけ、定着カップラー21をねじ込
んで、この定着カップラー21と押圧保持筒25を前進
させて押圧キャップ23に係合させる。
【0024】これによりジャッキ26の押圧杆27を後
退させ、ジャッキ26を取除いた後も、この押圧キャッ
プ23により反力PC鋼棒22を介して中空PC鋼棒1
5の緊張状態は保持される。
【0025】前記のようにして、中空PC鋼棒15に緊
張力が付与された第2引張鋼材14は、図7のように端
部型枠8の上部一側に保持される。つまり端部型枠8の
上部一側に開孔29が設けられ、一方、底部に挿通孔3
0を有する筒状保持体31の開口縁32が前記開孔29
に固着されている。この筒状保持体31内で定着カップ
ラー21を保持させ、挿通孔30から各型枠の内方に中
空PC鋼棒15を突出させることにより、端部型枠10
の上部に第2引張鋼材14を水平に又は先端をやや下り
傾斜させて保持することができる。
【0026】このようにして、第1引張鋼材12と第2
引張鋼材14が配設された底部型枠5と、端部型枠10
と、側部型枠8とで囲まれる型枠内に図7に示すように
コンクリート33を打設する。このとき、コンクリート
33は、筒状保持体31の存在により定着カップラー2
1の外側にはまわり込まず、中空PC鋼棒15のまわり
にのみ充填される。コンクリート33の打設が終わり、
コンクリートが硬化した後、図8に示すように中空PC
鋼棒15の端部から定着カップラー21と押圧キャップ
23と押圧保持筒25とを離脱し、筒状保持体31から
脱嵌すると共に、反力PC鋼棒22も中空PC鋼棒15
から脱嵌する。さらに、筒状保持体31とともに端部型
枠10を離型する。
【0027】このように定着カップラー21等を中空P
C鋼棒15の基端から螺脱することにより、反力PC鋼
棒22を介して中空PC鋼棒15に与えられていた緊張
力が開放され、中空PC鋼棒15は収縮する。このと
き、中空PC鋼棒15と一体にその周囲のコンクリート
も収縮され、この部位のコンクリートにプレストレスが
導入される。その後プレテンションアバット7,7間に
配設された第1引張鋼材12の緊張力を開放することで
PC部材11全体にプレストレスが導入される。
【0028】その後、図8、図9に示すように、中空P
C鋼棒15の基端開口部にねじ込み式防錆キャップ31
を螺着したうえ、筒状保持体31を脱型した後の凹部3
5にモルタル36を充填し、PC部材11の製造が終了
する。
【0029】なお、第2引張鋼材として、前記と異なる
構造の鋼材を用いて引張力を付与することも可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、第1引張鋼材と、この
第1引張鋼材による緊張力を打消す第2引張鋼材とが用
いられるPC部材において、第2引張鋼材を支点間全長
に亘って配設しないでよいから、PC部材における支点
間中央の鋼材使用量を最小にすることができ、プレテン
ション方式によるPC部材の製造コストを節約できるば
かりでなく、従来のように第1引張鋼材のボンドコント
ロールをする必要がなく、この点でも製造コストを節約
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPC部材の基本構造の説明図であ
る。
【図2】本発明に係る支点間支持のPC部材における第
1,第2引張鋼材と荷重との関係を示す説明図である。
【図3】本発明に係るPC部材の製造方法を示す断面説
明図である。
【図4】図3の方法で製造されたPC部材の長手方向と
直交する断面図である。
【図5】本発明に用いる第2引張鋼材の側面図である。
【図6】本発明に用いる第2引張鋼材の断面図である。
【図7】図5の第2引張鋼材を端部型枠にセットし、コ
ンクリートを打設中の断面図である。
【図8】コンクリートの打設が終わり型枠を離型した状
態の断面図である。
【図9】図8における第2引張鋼材の断面図である。
【図10】従来の支点間支持のPC部材における引張鋼
材の配設態様を示す説明図である。
【図11】従来のPC部材の製造方法を示す断面説明図
である。
【図12】図11の方法で製造されたPC部材の長手方
向と直交する断面図である。
【符号の説明】
1 PC部材 2 引張鋼材 3 PC鋼材群 4 引張鋼材 5 底部型枠 6 枕木 7 プレテンション用アバット 8 側部型枠 10 端部型枠 11 PC部材 12 第1引張鋼材 14 第2引張鋼材 15 中空PC鋼棒 16 ねじ部 17 袋ナット 18 ねじ部 20 定着ナット 21 定着カップラー 22 反力PC鋼棒 23 押圧キャップ 24 ねじ部 25 押圧保持筒 26 ジャッキ 27 押圧杆 28 支持点 29 開孔 30 挿通孔 31 筒状保持体 32 開口縁 33 コンクリート 34 防錆キャップ 35 凹部 36 モルタル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレテンション方式によってプレストレ
    スが導入されるPC部材において、所要量の第1引張鋼
    材をPC部材の支点間全長に亘って配設するとともに、
    前記第1引張鋼材のプレストレス力によりPC部材上縁
    に作用する引張応力を打消すべく、PC部材に加わる荷
    重による曲げ圧縮応力と、第1引張鋼材のプレストレス
    によるPC部材上縁の引張応力との合計が0となる長さ
    X以上の範囲にわたり、所要量の第2引張鋼材を配設す
    ることを特徴とするプレテンション方式PC部材。
  2. 【請求項2】 プレテンション方式によってプレストレ
    スの導入が行なわれるPC部材の製造に際して、所要量
    の第1引張鋼材を一対のプレテンション用アバット間に
    配設し、前記第1引張鋼材のプレストレス力によりPC
    部材上縁に作用する引張応力を打消すべく、PC部材に
    加わる荷重による曲げ圧縮応力と、第1引張鋼材のプレ
    ストレスによるPC部材の上縁引張応力との合計が0と
    なる長さX以上の範囲に、予め他の場所で緊張力を付与
    した所要量の第2引張鋼材を配設したうえ、前記第1,
    第2引張鋼材のまわりにコンクリートを打設し、コンク
    リートが硬化した後、前記第2引張鋼材の緊張を解放
    し、その後、前記プレテンション用アバット間で緊張し
    た第1引張鋼材を解放することを特徴とするプレテンシ
    ョン方式PC部材の製造方法。
JP3570896A 1996-01-31 1996-01-31 プレテンション方式pc部材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2954523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3570896A JP2954523B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 プレテンション方式pc部材およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3570896A JP2954523B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 プレテンション方式pc部材およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09209499A true JPH09209499A (ja) 1997-08-12
JP2954523B2 JP2954523B2 (ja) 1999-09-27

Family

ID=12449374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3570896A Expired - Fee Related JP2954523B2 (ja) 1996-01-31 1996-01-31 プレテンション方式pc部材およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2954523B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100561195B1 (ko) * 2005-11-04 2006-03-15 정상욱 복부에 보강리브가 부착된 거더 및 이의 제작방법
KR100804046B1 (ko) * 2007-12-10 2008-02-18 노윤근 연결부 강성이 증대된 아이빔 세그멘트 가설교량 연결방법
JP2012158917A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Taisei Corp せん断耐力算定方法およびプレストレストコンクリート梁

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100561195B1 (ko) * 2005-11-04 2006-03-15 정상욱 복부에 보강리브가 부착된 거더 및 이의 제작방법
KR100804046B1 (ko) * 2007-12-10 2008-02-18 노윤근 연결부 강성이 증대된 아이빔 세그멘트 가설교량 연결방법
JP2012158917A (ja) * 2011-02-01 2012-08-23 Taisei Corp せん断耐力算定方法およびプレストレストコンクリート梁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2954523B2 (ja) 1999-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2510958A (en) Composite floor of metal and concrete
US7600283B2 (en) Prefabricated, prestressed bridge system and method of making same
US6832454B1 (en) Beam filled with material, deck system and method
JP4753969B2 (ja) 双方向のプレストレッシングシステム及び折曲部形成装置
JP2004346630A (ja) プレストレストコンクリート構造体の製造装置
JP3642425B2 (ja) 鋼桁へのプレストレス導入方法
KR101843904B1 (ko) 아치형 거셋이 구비된 유선형 포스트텐션 정착구 및 이를 이용한 포스트텐션 공법
JP2005282272A (ja) 合成桁の床版打替工法および床版間の軸力伝達装置
JPH09209499A (ja) プレテンション方式pc部材およびその製造方法
JP2007270600A (ja) プレキャストコンクリート部材間の間詰め部に対するプレストレス導入方法
JPH1060823A (ja) 単純桁と連続桁、およびそれらの形成方法
JP4413763B2 (ja) 橋梁用ウエブユニットおよびそのウエブユニットを使用した主桁の製造方法
JPH06322894A (ja) プレストレス導入工法
JP3831499B2 (ja) Pc片持架設橋の柱頭部の構築方法
JPH0723638B2 (ja) Pc中空構造部材
JPH07103573B2 (ja) 法枠の施工方法
JP2887133B1 (ja) 法枠用プレストレスト鉄骨コンクリートブロック
JPS5911127Y2 (ja) プレストレストコンクリ−ト梁構造
JP2009121089A (ja) プレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート梁及びプレキャストプレストレスト鉄筋コンクリート梁の製造方法
JPH0441733B2 (ja)
JPH09309105A (ja) Pc部材の製造方法
JPH06210618A (ja) 中空pc鋼棒を利用した引張プレストレスの導入方法
JPH0673882A (ja) プレキャストpc構造物の製造方法
JPH04222741A (ja) ハーフプレキャストコンクリート小梁
JP2004148768A (ja) プレストレストコンクリート構造体及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees