JPH09208691A - アニオン性ラクタム重合を行うための液体系 - Google Patents

アニオン性ラクタム重合を行うための液体系

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JPH09208691A
JPH09208691A JP9011055A JP1105597A JPH09208691A JP H09208691 A JPH09208691 A JP H09208691A JP 9011055 A JP9011055 A JP 9011055A JP 1105597 A JP1105597 A JP 1105597A JP H09208691 A JPH09208691 A JP H09208691A
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Eduard Dr Schmid
エドゥアルト・シュミット
Roman Eder
ロマン・エーダー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室温で液体であり、貯蔵時安定しており、そ
れ自体でラクタムの重合を開始することができ、重合時
間を短くでき、高品質のポリラクタムが得られる触媒/
活性剤系溶液を提供すること。 【解決手段】 (a)塩基成分および溶媒としての少な
くとも1つのN−置換ウレア化合物: (b)触媒として、少なくとも一つのアルカリまたはア
ルカリ土類ラクタメート; (c)アニオン性ラクタム重合を活性化する少なくとも
一つの化合物; (d)少なくとも1つの環状カルボン酸アミド;からな
るアニオン性重合を行うための液体系およびその液体系
のアニオン性ラクタム重合への使用方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアニオン性ラクタム
重合を行うための液体系、およびアニオン性ラクタム重
合を行うための液体系の使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術によるとポリアミドは、約20
0ないし320℃の温度で溶融ラクタムからいわゆる加
水分解重合の方法に従い主に製造され、その方法では水
の添加による圧力相がラクタムの開環に先立って介在す
る。この反応はゆっくりと進行する。反応生成物、好ま
しくは粒状物質は引き続いて、例えば射出成形あるいは
押出法等の手段で有用な商品に加工される。
【0003】例えば金属ラクタメート(lactamate)を形
成することができる強塩基はまたラクタムをポリアミド
へ転化することができる。対応する重合反応の進行は遅
く、活性化アニオン性ラクタム重合に取って代わられ
た。その反応は非常に速く、重合温度をポリマーの融点
以下に下げることができる。
【0004】この場合、例えばアルカリまたはアルカリ
土類ラクタメート等の触媒は、通常、室温で固体として
存在する。また、多くの活性剤(すなわち助触媒)、例
えばカルボジイミドやブロック化イソシアネート等も固
体である。その多くが液体である遊離イソシアネートの
不利な点はその高い毒性である。
【0005】アニオン性ラクタム重合および活性化アニ
オン性ラクタム重合は、ポリアミド合成のすべての局面
および対応する用途とともに、例えばプラスチックス・
マニュアル(Plastics Manual)第VI巻、ポリアミド、
シーハンサー(C.Hanser)、出版社、ミュンヘンに記載
されている。
【0006】活性化アニオン性ラクタム重合は、好まし
くはいわゆる2槽方法に従い、形材等いわゆるキャスト
製品あるいは大寸法の半製品を製造するために行われて
いるのが一般的である。
【0007】ここでは、触媒または助触媒を同容量で含
有するラクタム溶融体を製造、化合し、激しく混ぜる。
重合はこれによりスタートし、溶融体はその後すぐに、
例えばいわゆるモノマーキャスティング法の手段で完成
品に加工される。
【0008】この方法においては、以下のことを可能な
限り監視する必要がある: −ラクタム溶融体は水および酸素がないこと; −混合および加工工程は不活性ガス中で行われているこ
と、そして; −溶融体、特に触媒含有溶融体は、その速い熟成故に素
早く使用しなければならないこと。
【0009】いわゆる液体触媒系は、例えばマグネシウ
ムまたはナトリウムラクタメート等の触媒のラクタム溶
融体中での素早くかつ均一な分布を容易にするために発
展してきた。
【0010】ドイツ特許公報DE 22 30 732 C3は、例え
ば金属ラクタメート等の固体触媒を活性剤含有ラクタム
溶融体へ添加することに起因する難しさに言及してい
る。もし素早い溶解と一様な分布を確実にしなければ不
均一なポリマーが創られる。
【0011】それらの問題を解決するために、90℃で
液体であり、さらに低揮発性アミン0.3ないし5.0
重要%を含有しているアルカリラクタメートのラクタム
溶液が、ドイツ特許公報DE-A-14 95 132により提案され
ている。
【0012】金属ラクタメートのN,N−2置換カーボ
ンアミド(carbonamide)触媒溶液、特にN−メチルピロ
リドン触媒溶液が合衆国特許第3,575,938号公報に記載
されている。活性化ラクタム溶融体におけるこの触媒溶
液の添加と分布の改良によっても、無機充填剤入り製品
の製造が可能となる。
【0013】空気中において、これらの触媒溶液はすぐ
さまスラグに変わり、室温で液体ではない。それ故、そ
の触媒溶液は使用前に溶融しなければならないか、従来
のようにラクタム溶融体中に溶解させなければならな
い。
【0014】ドイツ特許公報DE 22 30 732 C3による
と、クラスト形成を防止することが必要である。そのク
ラスト形成は2−ピロリドンアルカリラクタメート触媒
溶液ですぐわかる。クラスト形成は、高級アルコールの
添加でその工程が干渉される。これらの溶液も20℃以
下で固化する。
【0015】低温で貯蔵したときでさえ高い安定性を有
する触媒溶液が、ヨーロッパ特許公報EP 0 438 762 B1
に記載されており、それによると素早い反応を可能なら
しめ、比較的少量の抽出物を有するポリアミドが得られ
る。それは、ラクタム、例えば2−ピロリドン、特定の
グリコール、炭化水素からなり、選択的にアミンを含有
する。しかしながら、その溶液の各成分の沸点が低いた
め非常に用途が限定される。
【0016】しかしながら、引用した先行技術において
あ、活性剤と触媒溶液を別々に必ず使用する必要があ
る。
【0017】少なからぬ方法技術志向の不利益がこれと
関係がある。だから、触媒溶液添加により重合を開始す
る前の段階で活性剤をラクタム溶融体に添加しなければ
ならない。
【0018】先行技術の本質的に不利益な点は: (1)不連続な工程で、ラクタム溶融体に活性剤溶液と
触媒溶液とを別々に添加しなければならないこと; (2)2つの貯蔵器、すなわち1つは活性剤用のもの、
もう1つはラクタムを含有する触媒用のもので、両者と
も限られた貯蔵寿命しかないものを使用しなければなら
ないこと;が必要なことである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、触媒/活性
剤系により先行技術の不利益を克服することを目的とす
る。該系は室温で液体であり、貯蔵時安定しており、そ
れ自体でラクタムの重合を開始することができ、重合時
間を短くでき、高品質のポリラクタムが得られる。
【0020】本発明の目的は、請求項1の特徴的な特性
を有するアニオン性ラクタムを行う液体系および請求項
17に従った該系の使用方法により達成される。
【0021】また本発明の目的は、貯蔵時安定であり、
活性剤と触媒を一緒に含有し、それにより活性剤と触媒
の別々の溶液を使用する必要はなくなる液体系により特
に達成され、その応用、使用法、配合物、製法等数多く
の発明が導かれることは確実である。
【0022】イソシアネート、特にラクタムによりブロ
ック化されているイソシアネート、カルボジイミドおよ
びオキサゾリン、特に脂肪アルキルビスオキサゾリン等
の活性剤として適している化合物が触媒と適当な溶媒の
存在下、乾燥空気中に貯蔵時安定で室温で液体である系
を形成できるということが驚きをもって見いだされたの
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による液体系は、
水のないラクタム溶融体に添加されるべきものであり、 (a)その置換基R、R’、R”およびR’”によりヘ
テロ環式環を形成でき、塩基成分および溶媒としての、
下記式(I)で表される少なくとも1つのN−置換ウレ
ア化合物:
【化3】 (b)触媒として、少なくとも一つのアルカリまたはア
ルカリ土類ラクタメート; (c)アニオン性ラクタム重合を活性化する少なくとも
一つの化合物; (d)少なくとも1つの環状カルボン酸アミド;からな
り、a)、b)、c)およびd)は100重量部まで加
えられ、 (e)さらに選択的に、重合を妨げないか、ほんのごく
わずかだけ重合を妨げるだけであり、a)、b)、c)
およびd)成分と相溶性がある方法依存性または特性依
存性の添加剤を含む。
【0024】a)のN,N’−ジアルキル化ウレア化合
物は先行技術の一部である。このような化合物の例が、
バスフ社公報、バスフ・インターメディエート・プロダ
クツ(BASF Intermediate Products)1993に記載さ
れている。 例えば式中、R’およびR”は同一であっ
ても異なっていてもよく、ヘテロ原子を含有していても
よい炭素数12までのアルキル基;R”’およびR””
は同一であっても異なっていてもよい炭素数8までのア
ルキル基を表す。
【0025】好ましいN,N’−アルキル置換ウレア化
合物はテトラメチルウレアおよびテトラブチルウレアで
ある。
【0026】下記式(II)のウレア化合物が特に好ま
しい:
【化4】 (式中、xは1ないし8、R’およびR”同じであって
も異なっていてもよく、ヘテロ原子を含んでいてもよい
1−12の炭素原子を有する基である)。
【0027】xが1または2であるN,N'−アルキル化
ウレアが特に好ましい。1ないし8の炭素原子を有する
短鎖アルキル基、特にメチル基が好ましい。
【0028】a)のウレア化合物の成分は20ないし8
0重量部、好ましくは30ないし70重量部である。
【0029】ラクタメート成分(b)は5ないし40重
量部、有利には5ないし25重量部であり、アルカリラ
クタメートとしてはナトリウムラクタメート、特にナト
リウムカプロラクタメートおよびナトリウムラウリンラ
クタメートが好ましく、アルカリ土類ラクタメートとし
てはマグネシウムラクタメート、特にマグネシウムカプ
ロラクタメートおよびマグネシウムラウリンラクタメー
トである。
【0030】アルカリおよびアルカリ土類ラクタメート
の製造は先行技術の一部であり、合衆国特許第3,57
5,938号公報の実施例にも記載されている。
【0031】ナトリウムカプロラクタメートはパーカス
ト・エージー(Pacast AG)、 CH−7320サーガンス
(Sargans)、およびエル・ブリュッゲマン(Bruggeman
n)、D-74076 ヘイルブロン(Heilbronn)の商品であ
る。
【0032】c)の好ましい活性化化合物はブロック
化、特にラクタムでブロック化されているもの、例えば
カプロラクタムブロック化モノ−、ジ−およびポリイソ
シアネート等であり、それらの中でも特に、ジフェニル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、トルオール(toluol)ジイソシアネート、イソフ
ォロンジイソシアネート、m−およびp−キシリデンジ
イソシアネート、またはフェニルイソシアネート、モノ
−またはポリカルボジイミド、例えばN,N’−ジイソ
プロピルカルボジイミド、N,N’−ジ−(o−トリ
ル)カルボジイミド、N,N’−ジシクロヘキシルカル
ボジイミド、2,2’,6,6’−テトライソプロピル
ジフェニルカルボジイミドおよびポリ−(2,2−ジイ
ソプロピル)−p−フェニレンカルボジイミド、またア
シル化ラクタム、その中でも特に、アセチル化カプロ−
およびラウリンラクタメート、またオキサゾリン誘導
体、オキサゾリン、オキサゾロン、N−置換−2−オキ
サゾリドン、脂肪アルキルオキサゾリン、ヒドロキシ−
脂肪アルキルオキサゾリン、およびリシノール酸等のヒ
ドロキシ酸で製造されオキサゾリンおよびイソシアネー
トおよびジイソシアネートとそれらの反応生成物であ
る。これらはファーベン・ウント・ラッケ(Farben und
Lacke)(塗料とラッカー)1993/11、911頁
ないし915頁に記載されている。
【0033】環状カルボン酸アミドは、好ましくはラク
タムまたはアルキル化ラクタム、N−アセチルアニリ
ン、N−アセチルピペリジンまたはジ−N−アセチルピ
ペラジンである。
【0034】方法または用途依存性特性を有する選択的
添加剤e)は先行技術において知られている:
【0035】カルボン酸エステル、リンの酸のエステ
ル、加工助剤、またジ−N−アルキル−ホルムアミドあ
るいは−アセトアミド、または e1)ポリラクタムの特性に影響する添加剤、例えば熱
および光安定剤、酸化防止剤、トレーサー、芳香族炭化
水素、染料、顔料、蛍光増白剤、可塑剤、押出剤(ejec
ting agent), e2)重合過程に直接影響する添加剤、例えばアミン、
アルコールおよびグリコール。それらの効果は合衆国特
許第3,017,391号公報に記載されている。
【0036】好ましい液体系は: 系1: a)N,N’−メチル化環状C2−またはC3−アルキ
レン−ウレア化合物45ないし70重量%; b)アルカリカプロラクタメート5ないし30重量%; c)ラクタムブロック化ジイソシアネート5ないし40
重量%; d)カプロラクタム2ないし30重量%。
【0037】系2: a)N,N’−メチル化環状C2−またはC3−アルキ
レン−ウレア化合物45ないし70重量%; b)アルカリカプロラクタメート5ないし40重量%; c)モノ−またはポリカルボジイミド10ないし40重
量%; d)カプロラクタム2ないし30重量%。
【0038】系3: a)N,N’−メチル化環状C2−またはC3−アルキ
レン−ウレア化合物45ないし70重量%; b)ナトリウムカプロラクタメート5ないし40重量
%; c)オキサゾリン化合物10ないし40重量%; d)カプロラクタム2ないし30重量%。
【0039】本発明による系は均一な混合物であり、そ
れは室温で液体、不活性ガスまたは乾燥空気中で安定で
あり、無水ラクタム溶融体に添加したとき素早くしかも
均一に分布し、活性化アニオン性ラクタム重合を開始さ
せる。
【0040】本発明はまたアニオン性ラクタム重合を行
うための本発明の系の使用方法を包含する。それはカプ
ロラクタム、エナンソラクタム、ラウリンラクタム、お
よびそれらの混合物からなるグループから選択される純
粋かつ完全無水ラクタム100重量部に対して、好まし
くは0.5ないし15重量部の範囲の量で添加される。
その方法により製造されたポリラクタム、例えばポリカ
プロラクタム、ポリエナンソラクタム、または特にポリ
ラウリンラクタムは品質がよく、色々変えることのでき
る(taylored)優れた特性を有する。
【0041】本発明による液体系の製法は以下の実施例
を通じて説明する。 実施例1ないし5 実施例1ないし5は液体系の製法を記述する。液体系を
製造するときは保護ガス雰囲気中で作業することを推奨
する。成分a)を内部温度測定装置を有する容器に入
れ、30ないし70℃に加熱する。
【0042】その後、成分c)を撹拌しながら添加し、
均一に混合する。溶液が透明になった後、成分b)およ
び続いて必要であれば添加剤d)を温度を制御しながら
添加する。その温度は70℃を越えてはならない。
【0043】室温では、得られた溶液は液体であり、貯
蔵時安定である。
【0044】
【表1】
【0045】*):成分b)のナトリウムカプロラクタ
メートまたはナトリウムラウリンラクタメートからの約
70重量%としてのラクタム; DMPU:N,N’−ジメチルプロピレンウレア; DMI:N,N’−ジメチルエチレンウレア: Na−CL:カプロラクタム中のナトリウムカプロラク
タメート(約30重量%のナトリウムラクタメート/約
5%のナトリウム含量)、パーカスト社(PacastAG)、
サーガンス(Sargans)(スイス); Na−LL:ラウリンラクタム中のナトリウムラウリン
ラクタメート、約30重量%のNaラウリンラクタメー
ト; CL−MDI:カプロラクタムでブロック化されたメチ
レンジイソシアネート、商標名Grilbond IL6、エムス・
ケミー社(Ems Chemie AG)、ドマト/エムス(スイ
ス); Bis−Ox:リシニルビスオキサゾリン、商標名Loxa
mid 8523、ヘンケルKG、ジュッセルドルフ(ドイ
ツ); CD:ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)カル
ボジイミド、商標名Stabilisator 7000、ラシグ社(Ras
chig AG)、ルートヴィヒスハーフェン(ドイツ); PA:フェノール性酸化防止剤、商標名Irganox 1135、
チバガイギー社(Ciba-Geigy AG)、バーセル(スイス)
【0046】実施例6ないし10 活性化アニオン性ラクタム重合を行うための液体系を試
験するために、次の手順を使用した:
【0047】窒素雰囲気下に内部温度測定装置を備えた
容器へラクタム溶融体を入れ、温度を制御し撹拌しなが
ら液体系を導入する。
【0048】重合過程を記述ために、比較時間tとし
て、溶融体をもはや撹拌できなくなるまでの時間を使用
する。続いて溶融体を175℃で60分間重合する。
【0049】
【表2】
【0050】実施例11ないし15 実施例1ないし5と同様にして、成分a)として非環状
ウレア化合物を含有する液体系を製造した。
【0051】これらの組成を表3に、重合挙動を表4に
示した。終わりに、溶融体を200℃で重合し、その溶
融体がもはや撹拌できなくなるまでの時間tuを測定
し、さらに20分間重合を続けた。
【0052】
【表3】
【0053】*)成分d)の添加割合は成分b)のカプ
ロラクタムの70重量%である。 TBH:テトラブチルウレア、バスフ(BASF)、ル
ートヴィヒスハーフェン(ドイツ); TFH:テトラエチルウレア、フルカ社(Fluka AG)、
ブヒス(Buchs)(スイス); TMH:テトラメチルウレア、フルカ社、ブヒス(スイ
ス); Na−CL:カプロラクタム中のナトリウムカプロラク
タメート、ナトリウムラクタメート含量30重量%、パ
ーカスト社、サーガンス(スイス); CD:ビス−(2,6−ジイソプロピルフェニル)カル
ボジイミド、商標名Stabilisator 7000、ラシグ社、ル
ートヴィヒスハーフェン(ドイツ); CL−MDI:カプロラクタムでブロック化されたメチ
レンジイソシアネート、商標名Grilbond IL6、エムス・
ケミー社(Ems Chemie AG)、ドマト/エムス(スイ
ス); Bis−Ox:リシニルビスオキサゾリン、商標名Loxa
mid 8523、ヘンケルKG、ジュッセルドルフ(ドイ
ツ); NMP:N−メチルピロリドン、バスフ、ルートヴィヒ
スハーフェン(ドイツ)
【0054】
【表4】 tu:溶融体がもはや撹拌できなくなるまでの時間; nmb:実際条件下ではもはや粘度を測定できない、す
なわち非常に高い粘度; Smp℃:ポリマーのDSC融点; ポリマーの相対粘度:m−クレゾール中0.5%

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記式(I)で表される少なくと
    も1つのN−置換ウレア化合物20ないし80重量部: 【化1】 (式中、R’およびR”は同一であっても異なっていて
    もよく、ヘテロ原子を含有していてもよい炭素数12ま
    でのアルキル基;R”’およびR””は同一であっても
    異なっていてもよい炭素数8までのアルキル基; (b)少なくとも1つのアルカリおよび/またはアルカ
    リ土類ラクタメート5ないし40重量部; (c)アニオン性ラクタム重合を活性化する少なくとも
    1つの化合物10ないし40重量部; (d)少なくとも1つの環状カルボン酸アミド2ないし
    30重量部;からなり、a)、b)、c)およびd)の
    割合は100重量部まで加えられ、さらに選択的に: (e)特性または用途−依存性添加剤;からなるアニオ
    ン性ラクタム重合を行うための液体系。
  2. 【請求項2】 式(I)のウレア化合物a)において置
    換基R”’とR””とが下記式(II)のようにお互い
    が結合していることを特徴とする請求項1記載の液体
    系: 【化2】 (式中、xは1ないし8、R’またはR”はC1−C1
    2のアルキル基)。
  3. 【請求項3】 a)のウレア化合物の割合が30ないし
    70重量部である請求項1または請求項2記載の液体
    系。
  4. 【請求項4】 b)のアルカリまたはアルカリ土類ラク
    タメートの割合が5ないし25重量部である、請求項1
    ないし請求項3いずれかに記載の液体系。
  5. 【請求項5】 a)のN−置換ウレア化合物が、式(I
    I)中、xが1および2の化合物から選択されることを
    特徴とする請求項1ないし請求項4いずれかに記載の液
    体系。
  6. 【請求項6】 b)のアルカリラクタメートがナトリウ
    ムラクタメートであることを特徴とする、請求項1ない
    し請求項5いずれかに記載の液体系。
  7. 【請求項7】 ナトリウムラクタメートがナトリウムカ
    プロラクタメートまたはナトリウムラウリン(laurin)
    ラクタメートであることを特徴とする請求項6記載の液
    体系。
  8. 【請求項8】 b)のアルカリ土類ラクタメートがマグ
    ネシウムラクタメートであることを特徴とする請求項1
    ないし請求項5いずれかに記載の液体系。
  9. 【請求項9】 マグネシウムラクタメートがマグネシウ
    ムカプロラクタメートまたはマグネシウムラウリンラク
    タメートであることを特徴とする請求項8記載の液体
    系。
  10. 【請求項10】 c)の活性化化合物が、ラクタムブロ
    ック化されたモノイソシアネートとポリイソシアネー
    ト、カルボジイミド、ポリカルボジイミド、N−アセチ
    ル化カーボンアミド化合物、およびオキサゾリン化合物
    からなるグループから選択されることを特徴とする請求
    項1ないし請求項9いずれかに記載の液体系。
  11. 【請求項11】 オキサゾリン化合物が、オキサゾリン
    誘導体、オキサゾリン、オキサゾロン、N−置換N−2
    −オキサゾリドン、脂肪アルキルオキサゾリン、および
    ヒドロキシ酸から製造されたオキサゾリンおよびそれら
    のイソシアネートとの反応生成物からなるグループから
    選択されることを特徴とする請求項10記載の液体系。
  12. 【請求項12】 環状カルボンアミド化合物がブチロラ
    クタム、バレロラクタム、カプロラクタム、エナンソラ
    クタム(enantholactam)およびラウリンラクタム(laur
    inlactam)、C1−12アルキル化ブチロ−,バレロ
    −、カプロ−、エナンソ−およびラウリンラクタム、N
    −アセチルアニリン、N−アセチルピペリジン、、およ
    びジアシル化ピペラジンおよびそれらの混合物からなる
    グループから選択されることを特徴とする請求項1ない
    し請求項11にいずれかに記載の液体系。
  13. 【請求項13】 d)の添加剤が、アミン、ポリアミ
    ン、低揮発性アルコール、グリコール、カルボン酸エス
    テル、リンの酸のエステル、光安定化剤、熱安定化剤、
    蛍光増白剤、可塑剤、トレーサー、芳香族炭化水素およ
    び加工助剤からなるグループから選択されることを特徴
    とする請求項1ないし請求項11いずれかに記載の液体
    系。
  14. 【請求項14】 a)N,N’−メチル化環状C2−ま
    たはC3−アルキレン−ウレア化合物45ないし70重
    量%; b)アルカリカプロラクタメート5ないし30重量%; c)ラクタムブロック化ジイソシアネート5ないし40
    重量%; d)カプロラクタム2ないし30重量%;からなる請求
    項1記載の液体系。
  15. 【請求項15】 a)N,N’−メチル化環状C2−ま
    たはC3−アルキレン−ウレア化合物45ないし70重
    量%; b)アルカリカプロラクタメート5ないし40重量%; c)モノ−またはポリカルボジイミド10ないし40重
    量%; d)カプロラクタム2ないし30重量%;からなる請求
    項1記載の液体系。
  16. 【請求項16】 a)N,N’−メチル化環状C2−ま
    たはC3−アルキレン−ウレア化合物45ないし70重
    量%; b)ナトリウムカプロラクタメート5ないし40重量
    %; c)オキサゾリン化合物10ないし40重量%; d)カプロラクタム2ないし30重量%;からなる請求
    項1記載の液体系。
  17. 【請求項17】 請求項1ないし請求項16いずれかに
    記載の液体系をラクタム100重量部当たり0.5ない
    し10重量部使用することを特徴とするラクタムのアニ
    オン性重合方法。
  18. 【請求項18】 ラクタムがカプロラクタム、エナンソ
    ラクタム(enantholactam)、ラウリンラクタムおよびそ
    れらの混合物からなるグループから選択されることを特
    徴とする請求項17記載の方法。
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