JPH0920741A - ヒドロキシカルボン酸アニリドを製造する方法 - Google Patents

ヒドロキシカルボン酸アニリドを製造する方法

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JPH0920741A
JPH0920741A JP8179592A JP17959296A JPH0920741A JP H0920741 A JPH0920741 A JP H0920741A JP 8179592 A JP8179592 A JP 8179592A JP 17959296 A JP17959296 A JP 17959296A JP H0920741 A JPH0920741 A JP H0920741A
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aniline
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carbon atoms
group
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JP8179592A
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Andreas Dr Dierdorf
アンドレアス・デイールドルフ
Theodor Papenfuhs
テオドール・パペンフース
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Hoechst AG
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Hoechst AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C235/00Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms
    • C07C235/02Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms having carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton
    • C07C235/04Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms having carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated
    • C07C235/16Carboxylic acid amides, the carbon skeleton of the acid part being further substituted by oxygen atoms having carbon atoms of carboxamide groups bound to acyclic carbon atoms and singly-bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton the carbon skeleton being acyclic and saturated having the nitrogen atom of at least one of the carboxamide groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C231/00Preparation of carboxylic acid amides
    • C07C231/02Preparation of carboxylic acid amides from carboxylic acids or from esters, anhydrides, or halides thereof by reaction with ammonia or amines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1、R2は、H、ハロゲン、シアノ、C1-12 のア
ルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ基、C7-
12 のアルアルキル基、C6-12 のシクロアルキル基、C6-
12 のアリール基、R3は、H、C1-4のアルキル基、R
4は、H、C1-6のアルキル基、またはR3およびR4は、そ
れらが結合している炭素原子と一緒に5員または6員の
シクロアルカン環を形成し、n は、1〜12の整数を意
味する)で表されるヒドロキシカルボン酸アミドの製造
方法を提供する。 【解決手段】 不活性溶媒の存在下または不存在下に、
150 〜250 ℃で、下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2、R3、R4は、式(1) の定義と同じであ
る)のアニリンを、下記一般式(3) 【化3】 (式中、n は、式(1) の定義と同じである)のヒドロキ
シカルボン酸と反応させ、反応条件下において揮発性で
ある成分を反応混合物から留去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対応するN-アルキ
ルアニリンからヒドロキシカルボン酸アニリドを製造す
る方法であって、従来の技術と比較して改善された新規
の方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒドロキシカルボン酸アニリド、特にグ
リコール酸アニリドは、物質の有効な基成分を構成し、
除草剤(ヨーロッパ特許出願公開第300 344 号明細書)
および医薬活性物質(ヨーロッパ特許出願公開第284 33
8 号明細書、ヨーロッパ特許出願公開第363 284 号明細
書)および抗真菌薬(米国特許第4,440,780 号)を製造
するための重要な前駆体として使用される。
【0003】この類の物質は重要であり、以前からヒド
ロキシカルボン酸アミドおよび特にヒドロキシカルボン
酸アニリドを得るためのいろいろな方法を見出すための
試みがなされてきた。ドイツ特許出願公開第3 038 598
号明細書には、α−ヒドロキシカルボン酸アミドを製造
する方法において、α−オキシカルボン酸アミド、特に
対応するホルミルオキシ化合物を、触媒量のアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸水素塩また
は炭酸塩の存在下に、アルコールと反応させる方法が開
示されている。対応するα−ヒドロキシカルボン酸アミ
ドは、この反応において起こるエステル交換反応の結果
として形成される。この反応に必要であるα−オキシカ
ルボン酸アミドは、α−クロロカルボン酸アミドをギ酸
のアルカリ金属塩と反応させることによって、別の段階
で製造しなければいけないので、対応するα−クロロカ
ルボン酸アミドからα−ヒドロキシカルボン酸アミドの
製造は、実質的に二段階であり、さらに、排出物を処理
する際に問題となることが知られている第四アンモニウ
ム塩の存在下にα−オキシカルボン酸アミドの製造が実
施されるという欠点を有する。
【0004】α−ヒドロキシカルボン酸アミドを製造す
るためのその他の方法が、ドイツ特許出願公開第2 904
490 号明細書(米国特許第4,334,073 号)に記載されて
いる。その第一段階では、α−ハロゲノカルボン酸アミ
ドを、第四アンモニウム塩の存在下に、そして場合によ
っては希釈剤を使用して、アルカリ金属またはアルカリ
土類金属の酢酸塩と反応させ、対応するα−アセトキシ
カルボン酸アミドを得、そして後者を、触媒量のアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物またはアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩の存在下に、ア
ルコールと反応させ、脱アシル化する。この方法も二段
階であり、ここで使用される第四アンモニウム塩は排出
物が不所望の汚染をもたらし、再び問題となる。
【0005】ドイツ特許出願公開第3 539 394 号明細書
(ヨーロッパ特許出願公開第221 449 号明細書)もまた
グリコール酸アミドを製造するための二段階法に関する
もので、クロロアセトアミドを、希釈剤としての非プロ
トン性アミドの存在下に、そして場合によっては相間移
動触媒の存在下に、炭酸カリウムと反応させ、対称カー
ボネートを得、そして最初に単離した後に別の第二段階
において、または中間体を単離しないで、直接にアルカ
リ金属水酸化物の存在下に、第一アルコールを用いたエ
ステル交換反応によって、後者を脱アシル化する。しか
しながら、全ての実施例において、この反応は相間移動
触媒の存在下に実施されている。さらに、しばしば収率
が非常に悪い(22〜80%)ものとなる。
【0006】上記した方法は、続けて行われる別々の二
段階の反応を経て所望のヒドロキシカルボン酸アミドを
得るので、比較的高価である。さらに、相間移動触媒と
して使用される第四アンモニウム塩は、この反応で得ら
れる廃製品の点で問題を生じる。これらは、特に排出物
中でのその好ましくない性質のために望ましくない。さ
らに、塩素含有カルボン酸アミドが、出発材料として使
用されるが、塩素含有物質の使用は、環境汚染の理由お
よびその腐食性のために問題がある。
【0007】Synthetic Communications, 23(19), 2761
〜2770(1993)中で、Jurisic およびZdravskovskiは、下
記の反応式
【0008】
【化5】 に従って第一アミンおよびカルボン酸の混合物を加熱す
ることによって、カルボン酸アミドを製造する方法を開
示している。160〜180℃の温度およびわずか10
〜30分の非常に短い反応時間が、最適の反応条件とし
て記載されている。特に、延長された反応時間は、かな
りの量のタールの形成を引き起こすことが指摘されてい
る。
【0009】この方法は、第一アミンとカルボン酸との
反応のみに関する。得られる熱いままの反応混合物中に
クロロホルムを添加し、水、水酸化カリウム水溶液およ
び/または塩酸水溶液を用いて抽出する。溶媒を蒸発さ
せた後に、四塩化炭素、クロロホルム/石油エーテルま
たは石油エーテルから、この生成物を再結晶化する(27
63頁参照)。
【0010】この方法は、一方で第一アミンのみの使用
に制限され、他方で不所望の廃生成物が厚いオイルまた
はタールの状態で形成されることが予想されるので、比
較的短い反応時間しか許されず、この短い反応時間中に
実際に十分な反応を確実に実施する必要があるという点
で不利である。さらに、塩素含有溶媒を使用しなければ
ならない点とも重ね合わさって、反応混合物の労働集約
的な後処理の点で不利である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ヒドロキシカルボン酸
アニリドの重要性を考慮すると、上記した方法の欠点を
回避することができ、容易に入手できる出発材料および
助剤を使用した簡単な方法で実施でき、廃生成物の量を
減少することができるヒドロキシカルボン酸アニリドの
製造方法を提供することは、価値のある課題である。
【0012】
【課題を解決する手段】この課題は、下記一般式(1)
【0013】
【化6】 (式中、R1およびR2は、同一かまたは相異し、水素、ハ
ロゲン、シアノ、1〜12個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分岐のアルキル、アルケニル、アルキニルまたはア
ルコキシ基、7〜12個の炭素原子を有するアルアルキ
ル基、6〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル
基、または6〜12個の炭素原子を有するアリール基を
意味し、R3は、水素または1〜4個の炭素原子を有する
直鎖または分岐のアルキル基を意味し、R4は、水素また
は1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐のアルキ
ル基を意味するか、またはR3およびR4は、それらが結合
している炭素原子と一緒に5員または6員のシクロアル
カン環を形成し、n は、1〜12の整数を意味する)で
表されるヒドロキシカルボン酸アミドの製造方法によっ
て達成される。この方法では、不活性溶媒の存在下また
は不存在下に、150〜250℃で、下記一般式(2)
【0014】
【化7】 (式中、R1、R2、R3およびR4は、上記一般式(1)の定
義と同じである)で表されるアニリンを、下記一般式
(3)
【0015】
【化8】 (式中、n は、上記一般式(1)の定義と同じである)
で表されるヒドロキシカルボン酸と反応させ、反応条件
下において揮発性である成分を反応混合物から留去す
る。
【0016】本発明に従った方法にはいくつかの長所が
ある。その一つは、一段階の反応段階で所望のヒドロキ
シカルボン酸アニリドを製造することができることであ
り、他の点は、相間移動触媒および反応性塩素原子を含
む成分、すなわちα−クロロカルボン酸アミドまたは塩
素含有溶媒の両方を使用しないで実施することが可能で
ある。本発明の方法は、多大な技術的費用をかけない
で、そして容易に入手できる出発材料を使用して実施す
ることができる。
【0017】第一アミンのみを使用するSynthetic Comm
unications, 23(19), 2761〜2770(1993)中に開示されて
いる方法の観点から、第二アミノ基を含んだ一般式
(2)のアニリンを、一般式(3)のヒドロキシカルボ
ン酸と反応させることができることは驚くべきことであ
る。特に、その構造が第一アミンの構造と比較して一般
にかさばった(bulky) ものである一般式(2)のアニリ
ンを反応させることができることは全く予期できず、さ
らに非常に長い反応時間にもかかわらず所望の反応生成
物を良好な収率および純度で得ることができることも予
期できなかった。
【0018】この反応は、以下の反応式に従って進む:
【0019】
【化9】 有利に使用することのできる一般式(2)のアニリン
は、R1およびR2が、同一かまたは相異し、水素、フッ
素、塩素、臭素または1〜4個の炭素原子を有するアル
キルまたはアルコキシ基である化合物であり、特にR1
よびR2が、同一かまたは相異し、水素、フッ素、塩素、
臭素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であ
る化合物であり、殊にR1およびR2が相異し、R1またはR2
が、水素である化合物である。一般式(2)において、
R3が1または2個の炭素原子を有するアルキル基であ
り、R4が、1〜4個の炭素原子を有する直鎖または分岐
のアルキル基であるか、またはR3およびR4が、それらが
結合している炭素原子と一緒になってシクロペンチルま
たはシクロヘキシル基を形成しているアニリン、特に一
般式(2)において、R3がメチル基であり、R4が1〜4
個の炭素原子を有する直鎖のアルキル基であるか、また
はR3およびR4が、それらが結合している炭素原子と一緒
になってシクロヘキシル基を形成しているアニリン、殊
に一般式(2)において、R3およびR4が、メチル基であ
るか、またはR3およびR4が、それらが結合している炭素
原子と一緒になってシクロヘキシル基を形成しているア
ニリンを使用することが推薦される。
【0020】本発明の方法に必要である一般式(2)の
アニリンは、下記一般式(4)
【0021】
【化10】 (式中、R1およびR2は、一般式(2)のアニリンの定義
と同じである)で表されるニトロベンゼンとカルボニル
化合物 R3-CO-R4 (式中、R3およびR4は、一般式(2)
のアニリンの定義と同じである)を、水素化触媒の存在
下に水素と反応させることによって、比較的低コストで
製造することができる。適した水素化触媒は、ニッケ
ル、コバルト、白金またはパラジウムを含む通常の触
媒、特にニッケル、コバルト、白金またはパラジウムを
含む担持触媒であり、ここで使用される担体は、酸化ア
ルミニウム、軽石、クレー、SiO2、珪藻土、ケイ酸、活
性炭またはそれらの混合物である。しかしながら、担持
されていない触媒、例えばラネーニッケル、ラネーコバ
ルト、金属状態の白金またはパラジウムを使用すること
もできる。
【0022】上記の反応は、例えば金属としてパラジウ
ム、白金、ロジウム、ルテニウムおよびコバルトを含ん
だ金属硫化物触媒の存在下に、ハロゲン置換芳香族ニト
ロ化合物を使用して、米国特許第3,350,450 号に非常に
詳しく記載されている。新規の金属硫化物触媒、特に活
性炭上の白金硫化物が、数多くのこのような反応に適し
ていることが証明されている(ヨーロッパ特許出願公告
第0 479 877 号明細書)。
【0023】さらに、本発明の方法の長所は、下記一般
式(4)
【0024】
【化11】 (式中、R1およびR2は、一般式(2)の定義と同じであ
る)のニトロベンゼンとカルボニル化合物 R3-CO-R
4 (式中、R3およびR4は、水素を除いて一般式(2)の
定義と同じである)を、水素化触媒の存在下に、追加的
な溶媒の不存在下に、水素と反応させることによって製
造される一般式(2)のアニリンを含む反応混合物を使
用することができる点にある。
【0025】この反応により得られる混合物は、個別に
後処理する必要がなく、特に、形成される一般式(2)
のアニリンを、反応混合物から分離し、純粋な状態で一
般式(3)のヒドロキシカルボン酸と反応させる必要は
ない。場合によっては水素化触媒を分離した後に、そし
て場合によっては水を留去した後に、この反応混合物を
本発明の方法に直接使用することができる。
【0026】これによって、一般式(4)のニトロベン
ゼンおよびカルボニル化合物 R3-CO-R4 (式中、R3およ
びR4は、水素を除いて一般式(2)の定義と同じであ
る)から出発して、一般式(2)のアニリンの費用のか
かる個別的な分離または精製を含まない非常に簡単な手
法で実施できる。上記したように、このことは本発明の
方法のさらなる長所を構成する。
【0027】一般式(2)のアニリンとして適した例を
以下に記載するが、それを限定するわけではない:N-ア
ルキル-2- メトキシアニリン、N-アルキル-4- メトキシ
アニリン、N-アルキル-3,5- ジメチルアニリン、N-アル
キル-2- クロロアニリン、N-アルキル-4- クロロアニリ
ン、N-アルキルアニリンおよびN-アルキル-4- フルオロ
アニリン、ここでアルキルはメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、2-ブチルまたは2-ペンチル
基であるか、または置換または非置換のシクロペンチル
またはシクロヘキシル基である。
【0028】冒頭に記載したように、一般式(3)のヒ
ドロキシカルボン酸 HOOC(C n H2n)OH が使用され、そ
れは好ましくは、式 HOOC(CH2)n OHのヒドロキシカルボ
ン酸、すなわち-(C n H2n )-基が、-(CH2)n - 基である
化合物である。すでに冒頭に記載したように、ヒドロキ
シカルボン酸を表す一般式(3)において、n は1〜1
2の整数、好ましくは1〜4の整数、特に1である。
【0029】本発明の方法は、不活性溶媒の存在下また
は不存在下に実施することができ、ここで不活性溶媒は
反応条件下で反応しない溶媒、すなわち不活性である溶
媒を意味する。不活性溶媒を使用する場合には、沸点が
十分に高いものがよい。好ましい溶媒を以下に示すが、
限定するものではない:メシチレン、デカリン、N-メチ
ルピロリドン、N,N-ジメチルアセトアミドおよびN,N-ジ
エチルアセトアミドである。不活性溶媒の混合物を使用
することも可能である。不活性溶媒を省略した場合に
は、この方法は非常に簡単に実施することができ、多く
の場合欠点がない。
【0030】上記したように、この反応は150〜25
0℃で実施される。多くの場合、この反応を160〜2
20℃、特に170〜190℃で実施することで十分で
ある。一般式(2)のアニリンおよび一般式(3)のヒ
ドロキシカルボン酸は、通常15:1から1:15、好
ましくは10:1から1:10、特に5:1から1:
5、殊に(4〜5):1のモル比で使用される。しばし
ば、両方の出発材料を化学量論的量で使用するか、また
は2つの出発物質のうち1つを300、好ましくは20
0モル%まで過剰に使用することで十分である。
【0031】反応条件下で揮発性の成分は、反応混合物
から蒸留することにより除去される。これは、反応を開
始する前に実施され、例えば加熱の際に原料から揮発性
成分が除去される。この蒸留を、後の段階で反応の進行
中に実施することも可能である。しかしながら、原料に
随伴する揮発性成分の他に、反応の際に形成される揮発
性成分、特に反応水を除去することは常に必要である。
【0032】この揮発性成分は、連続的に、またはバッ
チ式に留去することができる。この反応条件下に揮発性
である成分を、反応の際に反応混合物から留去すること
が特に有利である。留去される揮発性成分は、水および
場合によっては反応の際に形成された開裂生成物、一般
式(2)の未反応アニリン、一般式(4)の未反応ニト
ロベンゼン、未反応カルボニル化合物およびそれらの反
応生成物である。
【0033】この揮発性成分は、減圧下、大気圧下また
は加圧下に留去することができる。蒸留とは無関係に、
本発明の方法は、減圧下、大気圧下または加圧下に実施
することができる。特に簡単な態様では、本発明の方法
は、大気圧下で実施される。この方法は、連続式または
バッチ式で実施することができ、バッチ式の手法が特に
簡単である。
【0034】
【実施例】以下の例で本発明をさらに詳しく説明する
が。これに限定されるものではない。 例1 a)N-イソプロピル-4- フルオロアニリンの製造 564.5g(4mol)の4-フルオロニトロベンゼン、255.6g(4.4
mol)のアセトンおよび8gの活性炭上の白金触媒(硫化、
50%湿分含有量)を、往復動撹拌器を備えたオートクレ
ーブ(容量2L)中に導入し、6〜10bar の水素圧力下で
撹拌しながら、80〜90℃で反応させる。水素の取り
込みが終わった後に、この混合物を冷却し、オートクレ
ーブの圧力を抜き、触媒を留去する。
【0035】これによって、水性相および有機相からな
る812gの反応混合物が得られる。この水性相を分液ろう
とで分離する。有機相(589.2g)は、ガスクロマトグラ
フィーで測定して、97.4%のN-イソプロピル-4- フルオ
ロアニリンを含有し、これは理論値の94%に相当する。 b)溶媒を使用しないグリコール酸N-イソプロピル-(4-
フルオロアニリド) の製造 撹拌器を備えたガラスフラスコ(容量250mL )中で、例
1a)で得られた157g(1mol)の粗N-イソプロピル-4- フ
ルオロアニリン(97.4%純度)および19g(0.25mol)のグ
リコール酸を、撹拌しながら21時間180℃に加熱す
る。反応条件下で揮発性の成分、特に形成される反応水
を、反応の際に留去する。反応が終了した後に過剰なN-
イソプロピル-4- フルオロアニリンを蒸留によって除去
し、そして形成されたグリコール酸N-イソプロピル-(4-
フルオロアニリド) を分別蒸留によって精製する。
【0036】収率は、使用したグリコール酸を基準とし
て71.9%であり、分別蒸留によって得られたグリコール
酸N-イソプロピル-(4-フルオロアニリド) の純度は、ガ
スクロマトグラフィーで測定して98.7%である。 例2 a)N-sec-ブチル-4- メチルアニリンの製造 411g(3mol)の4-ニトロベンゼン、238g(3.3mol)のブタン
-2- オンおよび8gの活性炭上の白金触媒(硫化、50%湿
分含有量)を、往復動撹拌器を備えたオートクレーブ
(容量2L)中に導入し、10bar の水素圧力下で撹拌しな
がら、100℃で反応させる。水素の取り込みが終わっ
た(反応時間:5.5時間)後に、この混合物を冷却
し、オートクレーブの圧力を抜き、触媒を留去する。
【0037】これによって、水性相および有機相からな
る698gの反応混合物が得られる。この水性相を分液ろう
とで分離する。この有機相は、ガスクロマトグラフィー
で測定して、21.5%の4-メチルアニリンおよび76.7%の
N-sec-ブチル-4- メチルアニリンを含有する。この4-メ
チルアニリンを留去し、(ガスクロマトグラフィーで測
定して)98.3%のN-sec-ブチル-4- メチルアニリンを含
む266gの粗生成物を得る。 b)溶媒を使用しないグリコール酸N-sec-ブチル-(4-メ
チルアニリド) の製造 撹拌器を備えたガラスフラスコ(容量250mL )中で、例
2a)で得られた163g(1mol)の粗N-sec-ブチル-4- メチ
ルアニリンおよび15.2g(0.2mol) のグリコール酸を、撹
拌しながら7時間188℃に加熱する。反応条件下で揮
発性の成分、特に形成される反応水を、反応の際に留去
する。反応が終了した後に、過剰なN-sec-ブチル-4- メ
チルアニリンを蒸留によって除去し、そして形成された
グリコール酸N-sec-ブチル-(4-メチルアニリド) を分別
蒸留によって精製する。このグリコール酸N-sec-ブチル
-(4-メチルアニリド) は、148 〜154 ℃(4mbar )で蒸
留する。
【0038】収率は、使用したグリコール酸を基準とし
て50%であり、分別蒸留によって得られたグリコール酸
N-sec-ブチル-(4-メチルアニリド) の純度は、ガスクロ
マトグラフィーで測定して99.7%である。 分析データ: 融点:46〜47℃1 H-NMR (300MHz, d6-DMSO): δ=0.89(t, 3H), 0.98(d,
2H), 1.23(sept, 1H), 1.41(sept, 1H), 2.34(s, 3H),
3.52(d, 2H), 4.31(t, 1H), 4.57(m, 1H), 7.09(d, 2
H), 7.25(d, 2H); IR (キャピラリー):3440, 3050, 2
980, 2940, 2880, 1770, 1650, 1620, 1520, 830cm-1;
MS(70eV):m/z=221(M+ ), 192, 165, 134(100%), 91, 57 例3 a)N-sec-ブチル-4- エトキシアニリンの製造 501g(3mol)の4-エトキシニトロベンゼン、238g(3.3mol)
のブタン-2- オンおよび8gの活性炭上の白金触媒(硫
化、50%湿分含有量)を、往復動撹拌器を備えたオート
クレーブ(容量2L)中に導入し、10bar の水素圧力下で
撹拌しながら、100℃で反応させる。水素の取り込み
が終わった後に、この混合物を冷却し、オートクレーブ
の圧力を抜き、触媒を留去する。
【0039】これによって、水性相および有機相からな
る729.5gの反応混合物が得られる。この水性相を分液ろ
うとで分離する。この有機相(577.4g)は、ガスクロマ
トグラフィーで測定して、0.78%の4-エトキシアニリ
ン、94%のN-sec-ブチル-4- エトキシアニリンおよび3.
8 %の4-エトキシニトロベンゼンを含有する。
【0040】この4-エトキシアニリンを留去し、(ガス
クロマトグラフィーで測定して)97.7%のN-sec-ブチル
-4- エトキシアニリンを含む475gの粗生成物を得る。 b)溶媒を使用しないグリコール酸N-sec-ブチル-(4-エ
トキシアニリド) の製造 撹拌器を備えたガラスフラスコ(容量500mL )中で、例
3a)で得られた197.5g(1mol)の粗N-sec-ブチル-4- エ
トキシアニリンおよび15.2g(0.2mol) のグリコール酸
を、撹拌しながら8時間180℃に加熱する。反応条件
下で揮発性の成分、特に形成される反応水を、反応の際
に留去する。
【0041】反応が終了した後に、過剰なN-sec-ブチル
-4- エトキシアニリンを蒸留によって除去し、そして形
成されたグリコール酸N-sec-ブチル-(4-エトキシアニリ
ド)を分別蒸留によって精製する。このグリコール酸N-s
ec-ブチル-(4-エトキシアニリド) は、170 ℃(5.3mbar
)で蒸留する。収率は、使用したグリコール酸を基準
として33.3%(16.6g) であり、分別蒸留によって得られ
たグリコール酸N-sec-ブチル-(4-エトキシアニリド) の
純度は、ガスクロマトグラフィーで測定して99.5%であ
る。 分析データ: 融点:62.5℃1 H-NMR (300MHz, d6-DMSO): δ=0.88(t, 3H), 0.96(d,
3H), 1.31(m, 2H), 1.33(t, 3H), 3.51(d, 2H), 4.04
(q, 2H), 4.36(t, 1H), 4.57(m, 1H), 6.97(d, 2H), 7.
12(d, 2H); IR(KBr):3410, 3080, 2985, 2940, 1650, 1
520, 1250, 590cm-1; MS(70eV):m/z=251(M+ ), 222, 19
5, 164(100%), 136, 108, 41 例4 グリコール酸N-メチルアニリドの製造(純粋なN-メチル
アニリンから出発) 撹拌器を備えたガラスフラスコ(容量100mL )中で、4
2.8g(0.4mol) のN-メチルアニリンおよび7.6g(0.1mol)
のグリコール酸を、撹拌しながら3.75時間180℃
に加熱する。反応条件下で揮発性の成分、特に形成され
る反応水を、反応の際に留去する。
【0042】反応が終了した後に、得られる反応混合物
(46g) を減圧下(2.7mbar) に分別蒸留し、下記の留分を
得る: 留分1:21.1g(97.5%のN-メチルアニリン;0.19%のグ
リコール酸N-メチルアニリド) 留分2: 5.8g(98.1%のN-メチルアニリン;0.77%のグ
リコール酸N-メチルアニリド) 留分3: 1.6g(60.0%のN-メチルアニリン;35.9%のグ
リコール酸N-メチルアニリド) 留分4:11.0g(3.2 %のN-メチルアニリン;95.4%のグ
リコール酸N-メチルアニリド) 留分4(融点:41.5〜46.5℃)は、11.0g であ
り、使用したグリコール酸に基づいて66.7%の収率に相
当する。 例5 グリコール酸N-メチルアニリドの製造(純粋なN-メチル
アニリンおよび水性グリコール酸から出発) 撹拌器を備えたガラスフラスコ(容量250mL )中で、8
5.6g(0.8mol) のN-メチルアニリンおよび26.7g の57%
グリコール酸水溶液(0.2molのグリコール酸に相当)
を、撹拌しながら4時間175℃に加熱する。反応条件
下で揮発性の成分、特にグリコール酸の溶媒として使用
した水および形成される反応水を、反応の際に留去す
る。
【0043】反応が終了した後に、得られる反応混合物
を減圧下(2.6mbar) に蒸留し、下記の留分を得る: 留分1:64g(91.5%のN-メチルアニリン;1.6 %のグリ
コール酸N-メチルアニリド) 留分2:23g(0.2 %のN-メチルアニリン;97.2%のグリ
コール酸N-メチルアニリド) 留分2(融点:49〜51.5℃)は、23.0g であり、
使用したグリコール酸に基づいて69.7%の収率に相当す
る。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1およびR2は、同一かまたは相異し、水素、ハ
    ロゲン、シアノ、1〜12個の炭素原子を有する直鎖ま
    たは分岐のアルキル、アルケニル、アルキニルまたはア
    ルコキシ基、7〜12個の炭素原子を有するアルアルキ
    ル基、6〜12個の炭素原子を有するシクロアルキル
    基、または6〜12個の炭素原子を有するアリール基を
    意味し、R3は、水素または1〜4個の炭素原子を有する
    直鎖または分岐のアルキル基を意味し、R4は、水素また
    は1〜6個の炭素原子を有する直鎖または分岐のアルキ
    ル基を意味するか、またはR3およびR4は、それらが結合
    している炭素原子と一緒に5員または6員のシクロアル
    カン環を形成し、n は、1〜12の整数を意味する)で
    表されるヒドロキシカルボン酸アミドの製造方法におい
    て、不活性溶媒の存在下または不存在下に、150〜2
    50℃で、下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R2、R3およびR4は、一般式(1)の定義と
    同じである)で表されるアニリンを、下記一般式(3) 【化3】 (式中、n は、一般式(1)の定義と同じである)で表
    されるヒドロキシカルボン酸と反応させ、反応条件下に
    おいて揮発性である成分を反応混合物から留去すること
    を特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 R1およびR2が、同一かまたは相異し、水
    素、フッ素、塩素、臭素、または1〜4個の炭素原子を
    有するアルキルまたはアルコキシ基である一般式(2)
    のアニリンを使用する請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1およびR2が、同一かまたは相異し、水
    素、フッ素、塩素、臭素、または1〜4個の炭素原子を
    有するアルキル基である一般式(2)のアニリンを使用
    する請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R1およびR2が相異し、R1またはR2が水素
    である一般式(2)のアニリンを使用する請求項1〜3
    のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 R3が、1または2個の炭素原子を有する
    アルキル基であり、R4が、1〜4個の炭素原子を有する
    直鎖または分岐のアルキル基であるか、またはR3および
    R4が、それらが結合している炭素原子と一緒にシクロペ
    ンチルまたはシクロヘキシル基を形成する一般式(2)
    のアニリンを使用する請求項1〜4のいずれかに記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 R3がメチル基であり、R4が1〜4個の炭
    素原子を有する直鎖のアルキル基であるか、またはR3
    よびR4が、それらが結合している炭素原子と一緒にシク
    ロヘキシル基を形成する一般式(2)のアニリンを使用
    する請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 R3およびR4が、メチル基であるか、また
    はそれらが結合している炭素原子と一緒にシクロヘキシ
    ル基を形成する一般式(2)のアニリンを使用する請求
    項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 下記一般式(4) 【化4】 (式中、R1およびR2は、一般式(2)の定義と同じであ
    る)で表されるニトロベンゼンとカルボニル化合物 R3-
    CO-R4 (式中、R3およびR4は、水素を除いて一般式
    (2)の定義と同じである)を、水素化触媒の存在下
    に、追加的な溶媒の不存在下に、水素と反応させること
    によって製造される一般式(2)のアニリンを含む反応
    混合物を使用する請求項1〜7のいずれかに記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 -(C n H2n )-基が、-(CH2)n - 基である
    一般式(3)のヒドロキシカルボン酸を使用する請求項
    1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 n が1〜4の整数である一般式(3)
    のヒドロキシカルボン酸を使用する請求項1〜9のいず
    れかに記載の方法。
  11. 【請求項11】 n が1である一般式(3)のヒドロキ
    シカルボン酸を使用する請求項1〜10のいずれかに記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 不活性溶媒として、メシチレン、デカ
    リン、N-メチルピロリドンまたはN,N-ジメチルアセトア
    ミドを添加する請求項1〜11のいずれかに記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 反応を、160〜220℃で実施する
    請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 反応を、170〜190℃で実施する
    請求項1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 一般式(2)のアニリンおよび一般式
    (3)のヒドロキシカルボン酸を、15:1から1:1
    5のモル比で使用する請求項1〜14のいずれかに記載
    の方法。
  16. 【請求項16】 一般式(2)のアニリンおよび一般式
    (3)のヒドロキシカルボン酸を、10:1から1:1
    0のモル比で使用する請求項1〜15のいずれかに記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 一般式(2)のアニリンおよび一般式
    (3)のヒドロキシカルボン酸を、5:1から1:5の
    モル比で使用する請求項1〜16のいずれかに記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 反応条件下において揮発性である成分
    を、反応の際に反応混合物から留去する請求項1〜17
    のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 水および場合によっては反応の際に形
    成された開裂生成物、一般式(2)の未反応アニリン、
    一般式(4)の未反応ニトロベンゼン、未反応カルボニ
    ル化合物 R3-CO-R4 およびそれらの反応生成物を、揮発
    性成分として留去する請求項1〜18のいずれかに記載
    の方法。
  20. 【請求項20】 揮発性成分を、減圧下、大気圧下また
    は加圧下に留去する請求項1〜19のいずれかに記載の
    方法。
JP8179592A 1995-07-10 1996-07-09 ヒドロキシカルボン酸アニリドを製造する方法 Withdrawn JPH0920741A (ja)

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