JPH09201913A - フラットケーブル用積層体 - Google Patents

フラットケーブル用積層体

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JPH09201913A
JPH09201913A JP8033143A JP3314396A JPH09201913A JP H09201913 A JPH09201913 A JP H09201913A JP 8033143 A JP8033143 A JP 8033143A JP 3314396 A JP3314396 A JP 3314396A JP H09201913 A JPH09201913 A JP H09201913A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラットケーブルにおいて、高温下でもデラ
ミネーションや、発泡のない耐熱性に優れた金属ケーブ
ルを被覆するフラットケーブル用積層体を提供する。 【構成】 少なくとも耐熱性基材2と接着性樹脂層4と
からなる2組のフラットケーブル用積層体1の接着性樹
脂層4が金属ケーブル5を挟み込むようにして対峙して
ヒートシールしたフラットケーブル10において、2軸
延伸ポリエステルフイルムからなる耐熱性基材2の一方
の面に2液硬化型接着促進層3と接着性樹脂層4とを順
に積層したものである。そして、該接着性樹脂層4は、
融点が70〜200℃の熱可塑性樹脂100重量部に対
して難燃性付与剤を1〜200重量部含ませてMFRを
0.3〜40gに調整した組成物からなり、金属とヒー
トシールできるとともに接着性樹脂層が相互にヒートシ
ール性をもつものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電子部品、液晶表示装置、携
帯電話、家電製品、コンピュータなどの電子機器に用い
るケーブルにおいて、難燃性、耐熱性に優れたフラット
ケーブル用積層体に属する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のフラットケーブ
ルに用いられる接着性樹脂層は、耐熱温度が低く、高温
度の環境下におかれた場合や、高温〜低温の繰り返しを
うけた場合に、耐熱性基材又は金属ケーブルと接着性樹
脂層、接着性樹脂層同士又は接着性樹脂層の内部で、剥
離又は破壊現象(以下、本明細書ではデラミネションと
記載する。)や、接着性樹脂層に残存する揮発性成分に
よる発泡などの問題解決を課題とするものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明は、少なくとも耐熱性基材と熱可塑性樹脂よ
り形成される接着性樹脂層とからなる2組の積層体の接
着性樹脂層が金属ケーブルを挟み込むように対峙してヒ
ートシールしたフラットケーブルにおいて、耐熱性基材
の一方の面に少なくとも2液硬化型接着促進層と、接着
性樹脂層とを少なくとも順に積層したものである。そし
て、該接着性樹脂層が融点70〜200℃の熱可塑性樹
脂100重量部に対して難燃性付与剤を1〜200重量
部を配合してメルトフローインデックス(本明細書で
は、190℃、荷重2.16kgfにおける10min
のgを単にMFR・・gと記載する。)を0.3〜40
g/10minに調整した組成物であり、かつ金属とヒ
ートシールできるとともに接着性樹脂層同士がヒートシ
ール性をもつフラットケーブル用積層体である。また、
上記の接着性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂が、カルボ
ン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸塩、カルボン酸ア
ミド、カルボン酸エステルに基づくカルボニル基を主鎖
又は側鎖に1〜700ミリイクイバレント/100g
(以下、本明細書においては、meq/100gと記載
する。)樹脂の濃度で含むフラットケーブル用積層体で
ある。そして、接着性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂
が、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ポ
リアミド、ポリエステル、又はアクリル樹脂からなるフ
ラットケーブル用積層体である。また、前記接着性樹脂
層が、単層又は多層の溶融押出しコーティングにより設
けられたフラットケーブル用積層体である。
【0004】
【従来の技術】従来の電子機器に用いるケーブルは、通
常の金属銅の単線または複数線を架橋ポリエチレンやポ
リ塩化ビニルなどを主とする絶縁材料で被覆したものが
も用いられてきた。しかしながら、近年電子機器の小型
化、高機能化に伴い、電子部品を搭載する基板内のスペ
ースが小さくなり、また、蛇行し難い一定の方向性をも
つケーブルの需要が増加してきた。そのために断面偏平
な金属線(以下、本明細書では金属ケーブルと記載す
る。)を絶縁性に優れ、難燃性をもつプラスチック積層
体で被覆し、省スペースで耐屈曲性と一定の方向性をも
つフラットケーブルが開発された。
【0005】フラットケーブル用プラスチック積層体
は、2軸延伸ポリエステルフィルムなどの耐熱基材に、
接着性樹脂層として、ポリ塩化ビニルのシートを接着剤
を介したドライラミネーションで積層したものや、必要
に応じてプライマー層を介してポリエステル系樹脂と難
燃化剤とからなる組成物(接着性樹脂層)を適当な溶剤
に溶解したワニスを塗布、乾燥したものがフラットケー
ブルの成形シートとして用いられてきた。そして両者
は、金属ケーブルを接着性樹脂層を対峙した間に挟みこ
んで、ヒートシールして金属ケーブルを被覆する構成す
るものである。
【0006】しかしながら、ポリ塩化ビニルを積層した
ものは、接着性樹脂層であるポリ塩化ビニルと金属ケー
ブルとは完全に接着していないため、高温の環境を経る
と、ポリ塩化ビニルと金属ケーブルとの間で空隔を発生
したり、空隔の圧力で接着性樹脂層がデラミネーション
を起こすという問題があった。また、ヒートシール性を
もつポリ塩化ビニルは一般に耐熱性に劣り、60℃以上
の温度では、溶融してフラットケーブルの屈曲部でデラ
ミネーションを起こすという問題もあった。
【0007】ポリエステル系樹脂と難燃化剤とからなる
組成物を適当な溶剤に溶解したワニスを塗布形成したフ
ラットケーブル用積層体と、金属ケーブルとの接着強度
は、ポリ塩化ビニルのものと比較して強いが、溶剤可溶
のポリエステル系樹脂は耐熱性が劣り、60℃以上の温
度では、溶融してフラットケーブルの屈曲部でデラミネ
ーションを起こすという問題があった。更に、金属ケー
ブルを挿入してヒートシールするフラットケーブル用積
層シートの接着性樹脂層は、厚さが50〜200μmの
金属ケーブルの1/10以上の厚さで設ける必要があ
る。1/10未満の厚さの接着性樹脂層では、後述のよ
うに嵌合の際、金属ケーブルの端部で接着性樹脂層が破
れてしまうという問題がある。したがって、接着性樹脂
層の構成組成物を溶解したワニスより形成する場合、ワ
ニスの塗布量が多くなり、溶剤を完全に気化して除去す
ることが難しく、残留した溶剤は、金属ケーブルと接着
性樹脂層との接着を阻害するばかりでなく、時間を経過
するとともに可塑剤的に作用して軟化したり、高温環境
下では気化して気泡を発生し、耐熱性基材から剥離する
などのデラミネーションを起こすという問題があった。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のフラットケーブル用積層
体1は、図1に示すように、少なくとも耐熱性基材2と
熱可塑性樹脂より形成される接着性樹脂層4とからなる
2組の積層体の接着性樹脂層4が金属ケーブル5を挟み
込むように対峙してヒートシールしたフラットケーブル
10において、耐熱性基材2の一方の面に少なくとも2
液硬化型接着促進層3と、接着性樹脂層4とを少なくと
も順に積層したものである。そして、該接着性樹脂層4
が融点70〜200℃の熱可塑性樹脂100重量部に対
して難燃性付与剤を1〜200重量部を配合してMFR
0.3〜40g/10minに調整した組成物であり、
かつ金属とヒートシールできるとともに接着性樹脂層同
士がヒートシール性をもつフラットケーブル用積層体1
である。また、上記の接着性樹脂層4を構成する熱可塑
性樹脂が、カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸
塩、カルボン酸アミド、カルボン酸エステルに基づくカ
ルボニル基を主鎖又は側鎖に1〜700meq/100
g樹脂の濃度で含むフラットケーブル用積層体1であ
る。そして、接着性樹脂層4を構成する熱可塑性樹脂
が、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ポ
リアミド、ポリエステル、又はアクリル樹脂からなるフ
ラットケーブル用積層体1である。また、前記接着性樹
脂層4を溶融押出しコーティングで単層又は共押出しコ
ーティングにより設けられたフラットケーブル用積層体
1である。
【0009】本発明の耐熱性基材は、所望の添加物を加
えた組成物の融点が接着性樹脂層の融点より30℃以上
高いもので、製膜ができるものであるならば特に材料を
問わない。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、
ポリテトラメチレンナフタレートなどのポリエステル、
ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体などの
ポリオレフィン、ナイロン12、ナイロン6、ナイロン
66、全芳香族ポリアミドなどのポリアミド、ポリアミ
ドイミド、ポリエーテルイミドなどのポリイミド、テト
ラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、ポリフッ
化ビニリデン、ポリフッ化ビニルなどのフッ素系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリエーテルスルフォン、ポリエーテ
ルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレー
ト、ポリエステルエーテル又はポリカーボネートなどの
未延伸又は延伸シートが適用できる。特に好ましいもの
は、製膜の容易さ、耐熱性、剛性の点から2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートである。
【0010】耐熱性基材の厚さは、金属ケーブルを挿入
してヒートシールを行うときに耐える作業性、施工する
場所に必要な剛性、価格などの点を総合して決定される
ものではあるが、通常は15〜100μmのものが使用
される。耐熱性基材と接着促進層及び接着性樹脂層との
接着を強固にするため耐熱性基材の一方の側に、コロナ
放電処理、プラズマ処理、オゾン処理などの物理的及び
/又は化学的処理による接着強化法を施すことが好まし
い。また、耐熱性基材の接着性樹脂層とは反対の側に
は、金属ケーブルを挿入してヒートシールするときに加
熱部と粘着したり、静電気の発生やそれに伴う異物が付
着したり、長尺状に巻取りとしたときに、耐熱性基材と
接着性樹脂層とが接着したりするのを防ぐために通常の
滑剤、潤滑剤及び/又は帯電防止剤を設けることもでき
る。
【0011】接着促進層は、ポリエチレンイミン、有機
チタン化合物、ポリオレフィン、ポリブタジエン、イソ
シアネート、ポリエステルウレタン、ポリエーテルウレ
タンなどのなかから耐熱性基材、接着性樹脂層との接着
適合性や作業性を勘案して選定できる。特に、接着部の
耐熱性、積層した後30〜40℃の室温に近い温度で反
応が進行する主剤がポリオール、硬化剤がイソシアネー
トよりなる2液反応型の接着促進層を構成することがフ
ラットケーブルの耐熱安定性を与える点から好ましいも
のである。
【0012】接着促進層の主剤には、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、
1,4ーブタンジオール、1,6ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコールなどのジオール成分と、アジピン
酸、アゼライン酸、セバシン酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸などの2塩基成分とから合成されるポリエステル
ポリオール及びそれらの変性物や、ポリエチレングリコ
ール、ポリオキシプロピレングリコール、ポリテトラメ
チレネーテルグリコールなどのポリエーテルポリオール
及び変性物や、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ジプロピレングリコール、1,4ーブタンジオー
ル、1,6ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパンなどの低分子ポリオールな
どが挙げられる。接着促進層の硬化剤は、トリレンジイ
ソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、トリス(イソシアネートフェニル)、メタンー
トリス(イソシアネートフェニル)チオホスフェートな
どのイソシアネートモノマーや、トリレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどイソシアネ
ートモノマーをトリメチロールプロパンに付加したウレ
タンプレポリマー、ヘキサメチレンジイソシアネートビ
ューレット、ヘキサメチレンジイソシアネート及びイソ
ホロンジイソシアネートトリマーなどのイソシアネート
変性体が挙げられる。
【0013】接着促進剤の接着強度、耐熱接着性、反応
速度を強化促進するための助剤としてチタンカップリン
グ剤、シランカップリング剤又は無機フィラーなどを添
加することもできる。
【0014】接着促進層は、耐熱性基材に接着性樹脂層
を形成するときと同一工程あるいは別工程のいずれでも
塗布形成することができる。その塗布は、均一にムラな
く行うためにゴムあるいはスチールによるロールコー
ト、場合によってはグラビアコートでも行う。グラビア
版による塗布は、塗布量の規制は容易に行えるが、接着
促進剤の種類によっては、硬化した不溶解物がグラビア
セルに堆積し、塗布ムラの原因となるから注意を要す
る。塗布液は、脂肪族、芳香族炭化水素、アルコール、
エステル、ケトンなどの有機溶剤の溶液の他、水分散体
を使用して、塗布乾燥する。そして、その塗布量は0.
02〜2g/m2 (固形分)である。
【0015】熱可塑性樹脂と配合する難燃性付与剤は、
フラットケーブル用積層体に難燃効果を与えるととも
に、その組成物の溶融押出しコーティング適性を配慮し
て選定する。例えば、塩素化パラフィン、塩素化ポリエ
チレン、塩素化ポリフェニル、パークロルペンタシクロ
デカン、無水ヘット酸、クロルエンド酸などの塩素系化
合物及び、テトラブロモエタン、テトラブロモビスフェ
ノールA、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモビフェニ
ルエーテル、テトラブロモ無水フタール酸、ポリジブロ
モフェニレンオキサイド、ヘキサブロモシクロデカン、
臭化アンモニウムなどのハロゲン元素を含む、有機又は
無機化合物がある。トリアリルホスフェート、アルキル
アリルホスフェート、アルキルホスフェート、ジメチル
ホスフオネート、ホスフオリネート、ハロゲン化ホスフ
オリネートエステル、トリメチルホスフェート、トリブ
チルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブ
トキシエチルホスフェート、オクチルジフェニルホスフ
ェート、トリクレジルホスフェート、クレジルフェニル
ホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリス(ク
ロロエチル)ホスフェート、トリス(2ークロロプロピ
ル)ホスフェート、トリス(2,3ージクロロプロピ
ル)ホスフェート、トリス(2,3ージブロモプロピ
ル)ホスフェート、トリス(ブロモクロロプロピル)ホ
スフェート、ビス(2,3ジブロモプロピル)2,3ジ
クロロプロピルホスフェート、ビス(クロロプロピル)
モノオクチルホスフェート、ポリホスホネート、ポリホ
スフェート、芳香族ポリホスフェート、ジブロモネオペ
ンチルグリコールなどのリン酸エステル及びリン化合物
や、ホスホネート型ポリオール、ホスフェート型ポリオ
ール、ハロゲン元素を含むポリオールなどがある。水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、三酸化アンチモン、三塩化アンチモン、ホウ酸亜
鉛、ホウ酸アンチモン、ホウ酸、モリブデン酸アンチモ
ン、酸化モリブデン、リン・窒素化合物、カルシウム・
アルミニウムシリケート,ジルコニウム化合物、錫化合
物、ドーソナイト、アルミン酸カルシウム水和物、酸化
銅、金属銅粉、炭酸カルシウム、メタホウ酸バリウムな
どの金属粉や無機化合物がある。その他、シリコーン系
ポリマー、フェロセン、フマール酸、マレイン酸やトリ
アジン、イソシヌレート、尿素、グアニジンなどの窒素
を含む化合物などがある。本発明における難燃性付与剤
は、リン酸エステルと無機化合物とを併用する方法が好
ましい。
【0016】熱可塑性樹脂に対する難燃性付与剤は、公
知のドライブレンド法、メルトブレンド法などで熱可塑
性樹脂100重量部に対して1〜200重量部を配合さ
れることが好ましい。そして、難燃性付与剤は、上記の
ものから1種又は複数種のものを組合わせて使用し、接
着性樹脂層となる組成物のMFRが溶融押出しコーティ
ングに適した0.3〜40gになるように作成する。難
燃性付与剤の配合が熱可塑性樹脂100重量部に対して
1重量部未満であると難燃性を付与する効果がなく、ま
た200重量部を超えると溶融押し出しコーティングを
行うとき製膜性が低下し、均一な接着性樹脂層を形成す
ることができないばかりでなく、仮に製膜ができたとし
ても膜の剛性が強すぎて、金属ケーブルの屈曲に追随し
なくなる。また、過剰の難燃性付与剤を含む接着性樹脂
層は、耐熱性基材との接着を阻害するようになり、フラ
ットケーブルが高温下でデラミネーションするという問
題を起こすことがある。
【0017】接着性樹脂層に用いる材料は、銅、ステン
レス、金、銀、ニッケル、錫、真鍮及びアルミニウムな
どの金属ケーブルとヒートシール性(加熱接着性)をも
つとともに、接着性樹脂層同士がヒートシール性をもつ
熱可塑性樹脂である。
【0018】接着性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂は、
金属とのヒートシール性があるカルボン酸、カルボン酸
無水物、カルボン酸塩、カルボン酸エステルなどに基づ
くカルボニル基「ー(C=O)ー」を主鎖又は側鎖に1
〜700meq/100gを含むものである。カルボニ
ル基が、1meq/100g未満では、金属との接着性
が小さく、高温でデラミネーションを発生することがあ
る。また、700meq/100gを超える場合、製膜
を行うときにネックイン(Tダイスから溶融押出しを行
うときの溶融樹脂の流れ巾の変化)が大きくなり製膜が
困難となる。接着性樹脂層に適用できる熱可塑性樹脂
は、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・
アクリル酸エチル共重合体、エチレン・アクリル酸共重
合体、エチレン・メタアクリル酸メチル共重合体、エチ
レン・メタアクリル酸エチル共重合体、無水マレイン酸
グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフトポリプ
ロピレン、アクリル酸グラフトポリオレフィン、エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体の部分ケン化物とアセトキシ基、水酸基あるいはカル
ボニル基をもつ化合物とを共重合した樹脂組成物、イオ
ン架橋オレフィン共重合体(以下アイオノマーと記載す
る)、共重合ポリエステル、共重合ポリアミドなどの1
種又は2種以上を組合わせたものである。
【0019】接着性樹脂層の組成物は、融点が70〜2
00℃、MFRが0.3〜40gであることが好まし
い。融点が60℃未満である場合は、比較的低温で金属
ケーブルとヒートシールできるが、積層体として巻取ら
れて保管された時に、巻取り状でブロッキングしやすく
なり、フラットケーブルの製造加工工程に供給不能とな
ったり、また、加工したフラットケーブルは高温下で可
塑化し金属ケーブルとの間で剥離したり、接着性樹脂層
の内部で破壊してりするデラミネーションを起こしたり
することがある。融点が200℃を超えるときは、フラ
ットケーブルを加工するときのヒートシール温度が高く
なり耐熱性基材の耐熱温度をより高く設定する必要があ
るばかりでなく、作業能率の低下をもたらし、また金属
ケーブルとのヒートシールムラを生じ製品の品質上の問
題を起こすことになる。
【0020】接着性樹脂層のMFRが0.3g以下で
は、フラットケーブル用積層体を作成する溶融押出しコ
ーティングにおいて、溶融状態の樹脂圧力が高くなり、
押出しコーティングができなかったり、厚さのムラを発
生したりするという加工上の問題を生ずる。また、フラ
ットケーブルを作成するときにヒートシールされる樹脂
の流れが悪く、金属ケーブルを挿入し密着するために
は、高温度、高圧力を必要とし、生産性の低下、加工機
械が大型化し設備コスト、製品コストが上昇する原因と
なる。
【0021】接着性樹脂層のMFRが40gを超える場
合は、金属ケーブルを挿入するフラットケーブルをヒー
トシールする加工性は良好ではあるが、フラットケーブ
ル用積層体を作成する溶融押出しコーティングにおい
て、流動性が悪く、ネックインが大きくなり溶融状態の
樹脂が均一な膜状にならず、加工温度の僅かの変化で膜
の状態が変動し、押出しコーティングしたものに、厚さ
のムラを発生したり、筋状の凸部を発生したりするとい
う加工上の問題を生ずる。また、配合した難燃性付与剤
やフィラーが膜を粗面化し、表面の外観を低下すること
になる。
【0022】配合した接着性樹脂の組成物の流動性が悪
い熱可塑性樹脂は、溶融押出しコーティング適性がよい
もの例えば、MFRが3〜8g.密度が0.92g/c
3の低密度ポリエチレンを耐熱性基材に接するように
して共押出しコーティングにより積層することもでき
る。また、図示はしないが、接着性樹脂層の組成物を別
の方法、例えばキャスト法、インフレーションなどで製
膜したフィルムと耐熱性基材とを、溶融押出し機でポリ
エチレンなどを用いて接着促進層を介してサンドイッチ
ラミネーションして積層体を構成することもできる。
【0023】接着性樹脂層は、その溶融押出しコーティ
ング適性や、フラットケーブル作成工程の作業性、積層
体の耐ブロッキング性を改善するために、必要に応じ
て、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドやアク
リル樹脂などを混合したり、シリカ、タルクなどの無機
化合物系添加剤、球状、板状の有機化合物、界面活性
剤、酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤などの助剤を適
宜添加したりすることができる。また、図示はしない
が、例えば、ポリアミド系樹脂フィルムとカルボニル基
をもつオレフィン系樹脂のように、耐熱性基材と接着性
(加熱接着)をもつ接着性樹脂層を選択することによ
り、接着促進層を省略したフラットケーブル用積層体を
構成することもできる。
【0024】接着性樹脂層の厚さは、金属ケーブルの厚
さ、用途、使用環境により適宜に選定できる。そして、
金属ケーブルとのヒートシール強度を保ちフラットケー
ブルの屈曲に接着して追随できるように選定されるが、
通常は、金属ケーブルの厚さの0.1〜2倍である。ま
た、押出しコーティングにより接着性樹脂層を形成する
ときは、極めて薄膜の接着促進層の溶液を塗布、乾燥
し、更に高温に加熱溶融した熱可塑性樹脂をコーティン
グすることにより、該接着促進層は殆ど揮発性の残留溶
剤を含まず、また耐熱性基材と接着性樹脂層との間に空
気泡を残存しないフラットケーブル用積層体を構成する
ことができる。
【0025】本発明のフラットケーブル用積層体1は、
図2、図3、図4及び図1に示すように、耐熱性基材
2、接着促進層3及び接着性樹脂層4とから構成され
る。2組のフラットケーブル用積層体1は、接着性樹脂
層4を対峙して金属ケーブル5を挿入するように載置す
る。そして、耐熱性基材2の側から公知の方法で加熱、
加圧して軟化した接着性樹脂層4と金属ケーブル5とを
仮着部分6で仮止めし、金属ケーブル5を所定の箇所に
位置決めする。更に対峙した接着性樹脂層4同士をヒー
トシールするために強く加熱、加圧をすることにより接
着性樹脂層4を可塑化するとともに金属ケーブル5に食
い込ませてその周囲を被覆するようにして接着部分7を
形成して接着性樹脂層4をヒートシールし、冷却固定す
る。金属ケーブル5は2組のフラットケーブル用積層体
1の間に固定されるものである。このとき、熱可塑性樹
脂と難燃性付与剤とから構成される接着性樹脂層4は、
加圧時のクッション作用を呈するばかりでなく、図1に
示すように金属ケーブルを嵌合するように被覆して挿入
した状態で固定したフラットケーブル10を形成するも
のである。
【0026】本発明における金属ケーブルの固定は、接
着性樹脂層4がもつカルボニル基との化学的接着及び金
属ケーブル5との物理的な嵌合状態(挿入状態)で確立
されるものである。この化学的接着及び物理的嵌合によ
り、高温下におけるフラットケーブルの屈曲に追随し、
デラミネーションを防止でき、耐熱性に優れ、金属ケー
ブルを精度よく配列できるフラットケーブル用積層体1
を構成できる。
【0027】
【実施例】図2に示すように、耐熱性基材2として厚さ
50μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ムに、接着促進層3としてポリエステルポリオール:ジ
フェニルメタンジイソシアネートの比率が4:1(固形
分比)に配合した酢酸エチル溶液を、ゴムロールコーテ
ィングにより0.5g/m2 設けた。次いで、接着性樹
脂層4を表1に示す接着性樹脂層用熱可塑性樹脂と表2
に示す難燃性付与剤とを表3に示す組成物のように組合
せた実施例の試料1〜12及び比較例1〜6の組成物を
上記耐熱性基材2に設けた接着促進層側3に接着性樹脂
層4が30μmとなるように溶融押出しコーティングし
て本発明の図2に示すフラットケーブル用積層体1を作
成した。次いで、図3〜4に示すように金属ケーブル5
として、厚さ0.1mm×巾2mmの断面をもつ表面ス
ズメッキ銅ケーブルを、2組のフラットケーブル用積層
体1のそれぞれの接着性樹脂層4を対峙し、図3〜4に
示すように金属ケーブル5をもつ表面スズメッキ銅ケー
ブルを、1mm間隔で挿入し、3m/minの走行速度
で2本の200℃に加熱したゴムロールの間で圧着した
のち、冷却した金属ロールとゴムロールとで更に強い圧
力で圧着、冷却して金属ケーブルの周囲を完全に被覆し
た状態で接着部分7を形成した図1に示すフラットケー
ブル10を作成した。
【0028】
【表1】 C=0:カルボニル基 meq/100g (以下余白)
【0029】
【表2】 P*:リン酸エステル系化合物、以下同様に記載する。 (以下余白)
【0030】
【表3】
【0031】実施例及び比較例について作成したフラッ
トケーブルについて次の評価を行った。 高温下保存テスト (a) 接着強度:金属ケーブルを12本含む状態で、80
℃で金属ケーブルの長手方向に剥離し、剥離角度180
°、剥離速度300mm/minで剥離に要したgを測
定した。 (b) デラミネーションの評価:フラットケーブルを10
0mmφの状態になるように屈曲固定して、100℃で
48時間保持後のデラミネーションの状態を目視で評価
した。 難燃性テスト:25mm巾×150mm長の試料の端
部をガスバーナーの炎で着火し、炎を除去した後の燃焼
状態を目視で評価した。 自己消火・・・直ちに消火 完全燃焼・・・燃焼を継続 加工性:接着性樹脂層を溶融押出しコーティング加工
するときの状況及び製膜された接着性樹脂層の均一性を
目視で評価する。評価結果を表4に示す。 (以下余白)
【0032】
【表4】
【0033】実施例の試料1〜12は、高温下において
も、充分な接着強度を示し、気泡及びデラミネーション
も認められなかった。また、難燃性に優れ、加工性も支
障のないものである。比較例1は、接着性樹脂層の融点
が70℃未満(60℃)であるため、高温下で気泡及び
デラミネーションを発生した。比較例2は、接着性樹脂
層のMFRが0.2gであるため、高温下で気泡及びデ
ラミネーションを発生し、また加工性が悪く筋状の凸部
を発生した。比較例3及び比較例4は、フラットケーブ
ルとの接着強度が小さく、高温下で気泡及びデラミネー
ションを発生した。比較例5は、難燃性付与剤の量が充
分でなく、可燃性をもつものであった。比較例6は、難
燃性付与剤の量が過剰であり、加工性が悪く筋状の凸部
を発生した。
【0034】
【発明の効果】本発明のフラットケーブル用積層体によ
る金属ケーブルの固定は、金属と接着性樹脂層がもつカ
ルボニル基との化学的接着ばかりでなく、接着性樹脂層
4と金属ケーブル5との物理的な嵌合状態(挿入状態)
とが相俟って確立されるものである。この化学的接着及
び物理的嵌合により、高温下におけるフラットケーブル
の屈曲に追随し、デラミネーションを防止でき、耐熱性
に優れ、金属ケーブルを精度よく配列できるフラットケ
ーブル用積層体を構成できるものである。また、溶融押
出しコーティングで形成する接着性樹脂層は、接着剤の
残留溶剤や、耐熱性基材と中間との間に残存する空気に
起因する気泡の発生、デラミネーションがないフラット
ケーブル用積層体を提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフラットケーブル用積層体で構成した
フラットケーブルの断面の概念図である。
【図2】本発明のフラットケーブル用積層体の断面の概
念図である。
【図3】金属ケーブルを載置する状態を示す断面の概念
図である。
【図4】金属ケーブルを仮着した状態を示す断面の概念
図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル用積層体 2 耐熱性基材 3 接着促進層 4 接着性樹脂層 5 金属ケーブル 6 金属ケーブルとの仮着部分 7 金属ケーブルとの接着部分 10 フラットケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01B 7/08 H01B 7/08 B29L 9:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも耐熱性基材と熱可塑性樹脂よ
    り形成される接着性樹脂層とからなる2組の積層体の接
    着性樹脂層が金属ケーブルを挟み込むように対峙してヒ
    ートシールしたフラットケーブルにおいて、耐熱性基材
    の一方の面に少なくとも2液硬化型接着促進層と、接着
    性樹脂層とを少なくとも順に積層してなり、該接着性樹
    脂層が融点が70〜200℃の熱可塑性樹脂100重量
    部に対して難燃性付与剤を1〜200重量部を配合して
    メルトフローインデックスを0.3〜40g/10mi
    nに調整した組成物であり、かつ金属とヒートシールで
    きるとともに接着性樹脂層同士がヒートシール性をもつ
    ことを特徴とするフラットケーブル用積層体。
  2. 【請求項2】 上記接着性樹脂層を構成する熱可塑性樹
    脂が、カルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸塩、
    カルボン酸アミド、カルボン酸エステルに基づくカルボ
    ニル基を主鎖又は側鎖に1〜700ミリイクイバレント
    /100g樹脂の濃度で含むことを特徴とする請求項1
    記載のフラットケーブル用積層体。
  3. 【請求項3】 接着性樹脂層を構成する熱可塑性樹脂
    が、エチレン・アクリル酸共重合体、アイオノマー、ポ
    リアミド、ポリエステル、又はアクリル樹脂からなる請
    求項1及び2記載のフラットケーブル用積層体。
  4. 【請求項4】 前記接着性樹脂層が、単層又は多層の溶
    融押出しコーティングにより設けられたことを特徴とす
    る請求項1、2及び3記載のフラットケーブル用積層
    体。
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