JPH09200112A - ワイヤレスカードシステム - Google Patents

ワイヤレスカードシステム

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Publication number
JPH09200112A
JPH09200112A JP8005920A JP592096A JPH09200112A JP H09200112 A JPH09200112 A JP H09200112A JP 8005920 A JP8005920 A JP 8005920A JP 592096 A JP592096 A JP 592096A JP H09200112 A JPH09200112 A JP H09200112A
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JP
Japan
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wireless
base station
wireless base
wireless card
card
Prior art date
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Pending
Application number
JP8005920A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nagai
靖浩 永井
Yoshimitsu Otani
佳光 大谷
Takafumi Suzuki
尚文 鈴木
Yutaka Ichinose
裕 一ノ瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード保持者の自然な移動を制限せずに、細
かな位置情報を認識できるワイヤレスカードシステムを
提供することである。 【解決手段】 ワイヤレス基地局10またはワイヤレス
カード30の通信エリアを段階的に変化させ、ワイヤレ
スカード30とワイヤレス基地局10間の距離を推定す
ることにより、サービスエリアでの位置情報の空間分解
能を向上させ、あるいはワイヤレスカード30の位置情
報を移動方向も含めたベクトル量としてシステムに認識
させる構成を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤレス基地局とワイ
ヤレスカードで構成された、ワイヤレスカードシステム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のマルチメディア化に伴い、情報通
信は一層の高度化、多様化、大容量化が進められてい
る。この中でも、ヒューマンインタフェースの観点か
ら、情報端末への通信媒体として、ワイヤレス通信が注
目されている。そのため、屋外の移動電話基地局、構内
のLAN基地局などの様々な形態のワイヤレス基地局
と、電話や情報端末などに代表される様々な形態の情報
通信端末間をワイヤレス通信で接続する各種の情報通信
システム、例えば、移動電話やPHS(Personal Handy
phone System)などが急速に普及しつつある。また、情
報通信のパーソナル化に伴い、携帯電話の大幅な普及と
同時に、ICカードと固定電話機を利用した電話転送な
どのパーソナル電話システムが検討されている。さら
に、生産ラインFA(Factory Automation)システム、
あるいは流通のPOS(Point of Sale )システムへ、
ワイヤレス通信をベースにしたシステムが積極的に導入
されつつある。
【0003】このようなワイヤレス通信システムに利用
されるカードとして、従来、接点付きICカードのよう
な電極を介して通信するカードが考えられているが、ヒ
ューマンインタフェースの観点から、カードの出し入れ
を必要としない、あるいは電極接点の腐食・信頼性を憂
慮しなくて良い、電極接点のないワイヤレスカードが将
来有望になると考えられる。ワイヤレスカードは現在、
高速道路や鉄道といった輸送分野の料金徴収システム、
FA,物流,入退室を中心とした物品在庫・行動管理シ
ステムなどを中心に開発され、生活レベルで導入されつ
つある。
【0004】このようなワイヤレスカードとワイヤレス
基地局から成る従来のワイヤレスカードシステムにおい
て、例えば、入退室管理ではワイヤレスカードの位置情
報は、ワイヤレス基地局の通信エリア単位、あるいは管
理エリアの出入口にゲートを設け、その通過情報によ
り、管理エリア単位のカードの登録/抹消を行ってい
た。また、鉄道やスキー場の改札に代表される自動改札
では、一方向のゲートを設置し、そのゲートの通過をも
って、サービスエリア内にある、あるいはサービスエリ
ア外に出たとの認識を行っており、カードの移動方向を
認識させてはいなかった。そのため、ゲート設置によっ
て、カード保持者の自然な移動を制限していた。
【0005】図11に、従来の入退室管理システムに用
いられているワイヤレスカードシステム例を示す。1は
サービスエリア(部屋)、2はドア、3は部屋の天井の
中央付近に配置したワイヤレス基地局、4はワイヤレス
カードである。ワイヤレス基地局3の通信エリアを位置
情報の単位とした入退室管理サービスにおいて、ワイヤ
レスカード4がその部屋にあることは確認できても、そ
の部屋のどのあたりにあるかの情報は得られない。特
に、この部屋が簡易なパーティションで区切られている
場合には、ワイヤレスカード4がどの区画にあるか、と
いう情報も必要となる。これを改善するためには従来、
ワイヤレス基地局3の通信エリアを減少させるととも
に、このようなワイヤレス基地局3を複数設置すること
により、より狭いエリア単位での位置情報をサービス側
に提供していた。
【0006】しかしながら、この方法はサービスエリア
に、必要な空間分解能に応じた多数のワイヤレス基地局
3を配置する必要があり、システムとしての経済性に問
題があった。あるサービスエリアでの位置情報の空間分
解能を向上させるには、各ワイヤレス基地局3の通信エ
リアを自動的にスキャンさせ、ワイヤレスカード4とワ
イヤレス基地局3間の距離をシステムが概算し、この手
順を少なくとも2台のワイヤレス基地局3が行えば、ワ
イヤレス基地局3の通信エリアより狭い範囲でカード位
置の特定が可能になる。しかしながら、このような通信
エリアを段階的にスキャンさせるようなワイヤレス基地
局3やワイヤレスカードシステムの認識方法は存在して
いなかった。
【0007】図12に、従来のゲートを利用し、サービ
スエリアでのカードの登録/抹消を行うワイヤレスカー
ドシステム例を示す。5はゲートで、このゲート中央付
近にワイヤレス基地局3が設置されている。ワイヤレス
カード4がゲート5を通過したことによる認識方法にお
いては、一方向のゲート5によりワイヤレスカード4の
移動方向を制限し、そのゲート通過に伴うオン/オフの
情報をもって、ワイヤレスカードシステムはワイヤレス
カード4がサービスエリア内にある/ないを認識する。
このようなワイヤレスカードシステムでは、カード保持
者の自然な移動を制限するゲート5を設置しているの
で、多数カードのゲート5への殺到と混雑を招くため、
結果として、サービスを低下させる原因となる。このた
め、人に優しいワイヤレスカードシステムでは、サービ
スエリアへの自然な移動を考慮したゲートと、そのシス
テムが必要となる。具体的には、流れの方向を制限しな
いゲートが重要と考えられ、これにはゲート付近に配置
したワイヤレス基地局3が、比較的長い時間(例えば、
数百ms程度)でその通信エリアを段階的にスキャン
し、カード位置の移動をベクトル的に表示させれば良
い。これにより、方向を制限しないゲートでも、ワイヤ
レスカード4がサービスエリア内にある/ないの認識が
可能になる。このような考え方は、例えば、博物館など
の音声ガイドにもそのまま適用できる。しかしながら、
従来のゲートを利用したワイヤレスカードシステムで
は、通信エリアを段階的にスキャンさせるようなワイヤ
レス基地局やカードの位置と移動方向を含んだ位置情報
を認識する方式は存在していなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のワイヤレスカードシステムは、カード保持者の自然な
移動を制限するという問題点があった。
【0009】本発明は、ワイヤレス基地局やワイヤレス
カードの通信エリアを段階的に変化させ、ワイヤレスカ
ードとワイヤレス基地局間の距離を推定することによ
り、サービスエリアでの位置情報の空間分解能を向上さ
せる、あるいはワイヤレスカードの位置情報を移動方向
も含めたベクトル量としてシステムに認識させることを
特徴としている。入退室管理を基本とするサービスに対
しては、より狭いエリア単位での位置登録を実現する。
また、ゲートなどの通過を位置登録の基本とするサービ
ス応用に対しては、カード保持者の自然な移動を制限せ
ずに、細かな位置情報をシステムが認識できる。本発明
の目的は、このような人に優しい、利便なワイヤレスカ
ードシステムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるワイヤレ
スカードシステムは、ワイヤレスカードとワイヤレス基
地局から構成されるワイヤレスカードシステムにおい
て、前記ワイヤレス基地局は受信感度、あるいは送信パ
ワーの少なくとも一方を段階的に変化させる通信エリア
変化手段を有し、前記ワイヤレス基地局は通信エリアを
段階的に変化させ、この段階的な通信エリアをスキャン
して、段階的な通信エリア単位でのワイヤレスカード位
置情報の登録を行うものである。
【0011】また、通信エリア変化手段をワイヤレスカ
ード側に設けたものである。
【0012】さらに、ワイヤレス基地局が、少なくとも
2台以上、二次元で表現されるサービスエリアの特定の
場所に配置され、各ワイヤレス基地局またはワイヤレス
カードがそれぞれ段階的に変化させた通信エリアをスキ
ャンすることにより、2台以上のワイヤレス基地局から
ワイヤレスカードまでの距離を推定して、1台のワイヤ
レス基地局より細かな空間分解能な位置情報をシステム
が認識するものである。
【0013】また、ワイヤレス基地局が、準一次元で表
現されるサービスエリアの特定の場所に配置され、段階
的に変化させた通信エリアをスキャンすることにより、
位置移動と移動方向を含んだベクトル量で、ワイヤレス
カードの位置情報をシステムが認識するものである。
【0014】
【作用】本発明は、ワイヤレスカードとワイヤレス基地
局から成るワイヤレスカードシステムにおいて、ワイヤ
レス基地局とワイヤレスカードの通信エリアを段階的に
変化させ、ワイヤレスカードとワイヤレス基地局間の通
信距離の推定、あるいは、位置と移動方向を含んだベク
トル量として位置情報をシステムに認識させることによ
り、より高い空間分解能での位置登録情報、並びに移動
方向も含んだ細かな位置情報をサービス側に提供できる
ことを特徴としている。これによって、位置情報を利用
した人に優しい、きめの細かなサービスをサポートでき
る。
【0015】また、ワイヤレス基地局を2台以上、二次
元のサービスエリアに配置し、各ワイヤレス基地局また
はワイヤレスカードで段階的に変化させた通信エリアを
スキャンするので、より細かな空間分解能な位置情報が
得られる。
【0016】さらに、ワイヤレス基地局を準一次元で表
現されるサービスエリアに配置され段階的に変化させた
通信エリアをスキャンするので、位置移動と移動方向を
含んだベクトル量でワイヤレスカードの位置情報が得ら
れる。
【0017】従来のワイヤレスカードシステムでは、ワ
イヤレス基地局の通信エリアを単位とした位置情報であ
り、このエリアは固定的であったため、より狭いエリア
での位置情報を利用したサービスには対処できなかっ
た。また、ゲートでの位置登録は方向を制限したゲート
を用い、サービスエリアへの登録/抹消を行っていたた
め、カード保持者の自然な移動を制限し、結果としてサ
ービスの低下を招いていた。従来の技術ではこれらの問
題を改善することは困難であった。
【0018】
【実施例】図1は、本発明のワイヤレスシステムの一実
施例を示す機能ブロック図である。
【0019】図1において、10はワイヤレス基地局で
あり、通信エリア変化手段を含みデータ処理や制御を行
うコントローラ11,データ変換モジュール12,変調
モジュール13,発信モジュール14,アンテナ15,
受信モジュール16,復調モジュール17で構成され
る。20はパーソナルコンピュータで、システムとして
演算,認識をするものであり、ワイヤレス基地局10に
接続される。30はワイヤレスカードを示す。なお、ワ
イヤレスカード30にもワイヤレス基地局と同様に各種
モジュールやCPUを備え、受信,送信可能となってい
るが、図示は省略している。ワイヤレス基地局10との
機能的な違いは、コントローラ11の部分がCPU,メ
モリとなっていることであり、外部コンピュータとの有
線インタフェースがない点である。
【0020】次に動作の概要について説明する。パーソ
ナルコンピュータ20などのシステムホストは有線ケー
ブルによりワイヤレス基地局10のコントローラ11へ
接続され、このコントローラ11の信号はデータ変換モ
ジュール12でデータ変換を行い、変調モジュール1
3、発信モジュール14を通してアンテナ15より、高
周波の信号としてワイヤレスカード30へ伝搬される。
高周波の信号を受信したワイヤレスカード30は、カー
ド内の受信モジュール、復調モジュールを通して、復調
したデジタル信号(コマンド)をCPUへ伝え、ワイヤ
レスカード30のCPUはコマンドに応じたデータを、
ワイヤレスカード30の変調モジュール、発信モジュー
ルを介してワイヤレス基地局10へ返信する。この高周
波の返信信号はアンテナ15を通して受信モジュール1
6へ入力され、さらに復調モジュール17を通してデジ
タル信号に復調される。さらにデータ変換モジュール1
2でデータ変換して、コントローラ11を介してシステ
ムを管理するパーソナルコンピュータ20へ通知され
る。以上の流れが、ワイヤレスカードシステムにおける
データ要求コマンドと返信データの流れである。
【0021】本実施例では以降、ワイヤレス基地局10
を主体に記述するが、ワイヤレスカード30の高周波信
号の発信,受信もワイヤレス基地局10とほぼ同じであ
るため、以下の説明はワイヤレスカード30の受信感
度,送信パワーを段階的に変化させる場合にも当てはま
り、その効果も同じように期待できることはもちろんで
ある。
【0022】図2に、本発明によるワイヤレス基地局1
0の受信モジュール16の構成例を示す。受信モジュー
ル16では、アンテナ15からの高周波信号がまずフィ
ルタ161を通過し、さらにスイッチ162を介してそ
の信号は前段増幅器163#1〜#3のいずれかに入力
される。増幅された信号はデジタル系の復調モジュール
17へ伝搬される。このとき、増幅度の異なる#1
(大)、#2(中)、#3(小)の3つの前段増幅器1
63を準備し、フィルタ161の出力信号のパスを、こ
れらの3つの前段増幅器163の1つに切り替えること
により、デジタルの復調系へ伝搬される信号の大きさを
3段階で選択する。デジタルの復調モジュール17で
は、特定のしきい値をもって信号をデジタル化するため
に、この前段増幅器163の増幅度を切り替えることに
より、受信感度を段階的に変化させることができる。結
果として、ある特定の距離より遠くからの、減衰した返
信信号をカットすることができる。これを段階的に繰り
返すことにより、ワイヤレス基地局10からの通信(返
信)エリアを段階的にスキャンすることができる。この
ような前段増幅器163の切り替えによる受信感度の変
化は、基本的な考え方を示したものであり、実際には増
幅器は一つで増幅度を変化させるフィードバック抵抗の
値を段階的に変化させることになる。
【0023】また、このような前段増幅器163の切り
替えと等価な方法として、図3に示すような、前段増幅
器163は固定とし、その後段のデジタル復調系の直流
的なバイアスレベルを段階的に変える方法がある。すな
わち、スイッチ162により#1〜#3の抵抗値が大,
中,小の抵抗165を順次選択してスキャンする方式で
ある。この方法によっても同様に、段階的な通信(返
信)エリアをスキャンすることができる。なお、図3の
164はコンデンサ、166は抵抗、167は増幅器を
示す。
【0024】図4に、受信モジュール16の返信可能距
離を段階的に変化させた例を示す。15A,15Bはワ
イヤレス基地局10のアンテナで、15Aはダイポール
アンテナ、15Bはパッチアンテナの例であり、実線は
返信可能エリアを示す。周波数、ワイヤレスカード30
の返信方式(アクティブやパッシブ)、送信パワーなど
によって異なるものの、例えば、図2に示した前段増幅
器163の増幅度を大きくした場合(図2の#1の前段
増幅器163のパス)、図4(a)の#1に囲まれた通
信エリアからの返信の信号を受信でき、増幅度を中(#
2)、小(#3)と落とすことにより、通信(返信エリ
ア)は段階的に減少していることがわかる。
【0025】図4(b)のパッチアンテナ15Bの場合
においても、受信エリアの形状は異なるものの、通信
(返信)エリアが段階的に減少するという点では全く同
様である。
【0026】図5に、本発明によるワイヤレス基地局1
0の発信モジュール14の構成例を示す。コントローラ
11からデータ要求コマンドの信号を高周波チャネル用
にデータ変換した後、発信モジュール14に変調をか
け、その変調された高周波信号は、変調方式(振幅変
調、周波数変調、位相変調)に関わらず、増幅器144
を通してアンテナ15から放射される。この放射パワー
は法規制によってその最大出力は制限されるものの、規
制された最大パワーの範囲内であれば可変とすることが
できる。具体的には、増幅器144を#1,#2,#3
の3台準備し、法規制の範囲内でそれらの増幅度を段階
的に変化させる。例えば、増幅器144の増幅度を大
(#1)、中(#2)、小(#3)に設定し、これらへ
のパスをスイッチ143で切り替えることにより、アン
テナ15より放射される送信パワーを段階的に切り替え
ることができる。この場合、ワイヤレスカード30の返
信パワーやワイヤレス基地局10の受信モジュール16
の受信感度を一定とすれば、通信(返信)エリアはワイ
ヤレス基地局10の送信パワーで決定される。結果とし
て、発信モジュール14の増幅器の増幅度を段階的に変
えることにより、通信(送信)エリアを段階的に切り替
えることができる。このような増幅器144の切り替え
は基本的な考え方を示したものであり、実際には増幅器
は一つで増幅度を変化させるフィードバック抵抗の値を
段階的に変化させることになる。なお、図5中の141
は局部発振器、142は発振回路を示す。
【0027】図6に、発信モジュール14の送信可能エ
リアを段階的に変化させた例を示す。15A,15Bは
ワイヤレス基地局10のアンテナで、15Aはダイポー
ルアンテナ、15Bはパッチアンテナの例である。周波
数、ワイヤレスカード30の返信方式(アクティブやパ
ッシブ)、受信感度などによって異なるものの、例え
ば、図5に示した増幅器144の増幅度を大きくした場
合(#1の増幅パスをスイッチ143で選択)、図6
(a)の#1に囲まれた通信エリアまでのワイヤレスカ
ード30にコマンドを送信でき、ワイヤレスカード30
は認識できることから、#1に囲まれた通信エリアにあ
るワイヤレスカード30からの返信が期待できる。増幅
度を中(#2)、小(#3)と落とすことにより、通信
(返信)可能エリアは段階的に減少し、結果としてワイ
ヤレスカード30との通信距離を減少してゆく。
【0028】図6(b)のように、パッチアンテナ15
Bの送信エリアの形状はダイポールアンテナ15Aとは
異なるものの、通信(返信)エリアが段階的に減少する
という意味では同様であり、ダイポールアンテナ15A
と同様に、通信エリアは段階的に変化させることができ
る。
【0029】次に、ワイヤレス基地局10の複数台を二
次元で表現されるサービスエリアに配設して、より精度
の高い検出を行う実施例について説明する。なお、下記
の各例では、ワイヤレス基地局10側で通信エリアを段
階的に変化させているが、ワイヤレスカード30側で行
ってもよいことは既に述べたとおりである。
【0030】〔2台の場合〕図7に、本発明によるワイ
ヤレス基地局10を2台用いたシステムの運用例を示
す。10はワイヤレス基地局、100は前記ワイヤレス
カード30を位置登録したエリアである。サービスエリ
アに2台(#1,#2)のワイヤレス基地局10を配置
している。#1−1〜#1−4,#2−1〜#2−4は
それぞれ、ワイヤレス基地局10(#1),10(#
2)の段階的通信エリアを示しており、末尾の数字が増
えるにつれ、順番に通信エリアが狭くなっている。通
常、サービスエリアでの位置登録はワイヤレス基地局1
0単位で行われるため、この例のサービスエリアの位置
登録は2つの位置に割り当てられる(空間分解能はサー
ビスエリアの1/2)。ここで、本発明のワイヤレス基
地局10を採用することにより、各ワイヤレス基地局1
0は段階的な通信エリアをスキャンし、ワイヤレスカー
ド30と各ワイヤレス基地局10からの距離を推定する
ことが可能となる。各ワイヤレス基地局10はそれぞれ
独自に段階的に通信エリアのスキャンを行い、ワイヤレ
ス基地局10とワイヤレスカード30の推定距離を、段
階的通信エリアの距離差の単位で、システムへ通知す
る。システムは2つのワイヤレス基地局10からの推定
距離を演算し、斜線で示したエリア100にワイヤレス
カード30を位置登録することができる。ワイヤレスカ
ード30の場所にもよるが、この登録位置エリア100
の場合、区間座標3−4とC−Dに登録したことにな
り、サービスエリアのほぼ4/25の空間分解能で位置
情報を登録できたことになる。この空間分解能は従来の
ワイヤレス基地局3(図11,図12)による1/2に
比べ、ほぼ3倍の分解能を実現しており、必要なワイヤ
レス基地局10は2台で済むため、経済性にも優れる。
【0031】〔3台の場合〕図8に、本発明によるワイ
ヤレス基地局10を3台用いたワイヤレスカードシステ
ムの運用例を示す。10はワイヤレス基地局、100は
ワイヤレスカード30を位置登録したエリアである。サ
ービスエリアに3台(#1,#2,#3)のワイヤレス
基地局10を配置した例である。#1−1〜#1−3,
#2−1〜#2−3,#3−1〜#3−3はそれぞれ、
ワイヤレス基地局10(#1),10(#2),10
(#3)の段階的通信エリアを示している。通常、サー
ビスエリアでの位置登録はワイヤレス基地局10単位で
行われるため、この例のサービスエリアの位置登録は3
つの位置に割り当てられる(空間分解能はサービスエリ
アの1/3)。ここで、図7の2台のワイヤレス基地局
10の場合と同様に、各ワイヤレス基地局10は段階的
な通信エリアをスキャンし、ワイヤレスカード30と各
ワイヤレス基地局10からの距離を推定し、システムへ
通知する。システムは3つのワイヤレス基地局10から
の推定距離を演算し、斜線で示したエリア100にワイ
ヤレスカード30を位置登録することができる。ワイヤ
レスカード30の場所にもよるが、この登録位置エリア
100の場合、区間座標3とC−Dに登録したことにな
り、サービスエリアのほぼ2/25の空間分解能で位置
情報を登録できたことになる。この空間分解能は従来の
ワイヤレス基地局3(図11,図12)による1/3に
比べ、ほぼ4倍の分解能を実現しており、必要なワイヤ
レス基地局10は3台で済む。
【0032】〔4台の場合〕図9に、本発明によるワイ
ヤレス基地局10を4台用いたワイヤレスカードシステ
ムの運用例を示す。10はワイヤレス基地局、100は
ワイヤレスカード30を位置登録したエリアである。サ
ービスエリアに4台(#1,#2,#3,#4)のワイ
ヤレス基地局10を配置している。通常、サービスエリ
アでの位置登録はワイヤレス基地局10単位で行われる
ため、この例のサービスエリアの位置登録は4つの位置
の割り当てられる(空間分解能はサービスエリアの1/
4)。図7,図8のワイヤレス基地局10が2台、3台
の例と同様に、各ワイヤレス基地局10は段階的な通信
エリアをスキャンし、ワイヤレスカード30と各ワイヤ
レス基地局10からの距離を推定する。ワイヤレスカー
ドシステムは4つのワイヤレス基地局10からの推定距
離を演算し、斜線で示したエリア100にワイヤレスカ
ード30を位置登録することができる。この登録位置エ
リア100の場合、区間座標3とDに登録したことにな
り、サービスエリアのほぼ1/25の空間分解能で位置
情報を登録できたことになる。この空間分解能は従来の
ワイヤレス基地局3(図11,図12)による1/4に
比べ、ほぼ6倍の分解能を実現しており、必要なワイヤ
レス基地局は4台で済むため、経済性にも優れる。この
ような高い空間分解能の位置情報は、入退室や電話転送
などのサービスに対して、従来にない一層きめの細かな
位置情報をサービス側に提供でき、より人に優しい、利
便な新しいサービスをサポートできる。
【0033】図10に、本発明によるシステムの別の運
用例を示す。#1,#2,#3はそれぞれ、ワイヤレス
基地局10がスキャンした通信エリアを示す。本実施例
は、準一次元的(実際には幅を持っているが位置登録は
点であるので一次元として取り扱える)性格を有するゲ
ート的な空間を想定している。通常、準一次元的な空間
の通過を認識したことによる位置登録はワイヤレス基地
局10を単位としており、通過方向を制限するが、本発
明によるワイヤレス基地局10を採用することにより、
位置と移動方向を含んだ位置情報の登録が可能になっ
た。具体的にはまず、ワイヤレス基地局10による通信
エリア#1,#2,#3を比較的長い時間(例えば、数
百ms程度)をかけてスキャンさせる。一定時間後のワ
イヤレスカード30は移動するため、ワイヤレスカード
システムはワイヤレスカード30の位置と移動方向とを
ベクトル的に認識することができる。このようなベクト
ル量で示される位置情報は、自動ガイダンスや自動改札
などのサービスに対して、従来にないきめの細かな情報
を提供でき、より人に優しい、利便な新しいサービスを
サポートでき、カード保持者に自然な移動を制限しな
い。
【0034】以上のように、本発明のよるワイヤレス基
地局とワイヤレスカード、並びにこれらを利用したワイ
ヤレスカードシステムでは、より高い空間分解能の位置
情報が得られるとともに、位置と移動方向とを含んだベ
クトル用で示される位置情報が得られる。本発明のワイ
ヤレスカードシステムによる位置登録方式を用いること
により、従来にないきめの細かな位置情報をサービス側
へ提供でき、より人に優しい、利便な新しいサービスを
サポートすることができる。
【0035】なお、既に述べたように、上記実施例では
ワイヤレス基地局10側で通信エリアを段階的に変化さ
せスキャンしたが、これはワイヤレスカード30側でも
同様に通信エリアを段階的に変化させることにより、同
じ効果が生じることはもちろんである。さらに、通信エ
リアを段階的に変化させるのに、上記実施例のように切
り替えにより一挙に他の通信エリアに変化させなくと
も、連続的に順次変化させて他の段階の通信エリアに変
えるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はワイヤレ
スカードとワイヤレス基地局から構成されるワイヤレス
カードシステムにおいて、前記ワイヤレス基地局は受信
感度、あるいは送信パワーの少なくとも一方を段階的に
変化させる通信エリア変化手段を有し、通信エリアを段
階的に変化させ、この段階的な通信エリアをスキャンし
て、ワイヤレスカード位置情報の登録を行うか、または
ワイヤレスカード側に通信エリア変化手段を設けて通信
エリアをスキャンしてワイヤレスカード位置情報の登録
を行うので高い空間分解能でワイヤレスカードの位置情
報が得られる。
【0037】また、本発明は2台以上のワイヤレス基地
局を二次元で表現されるサービスエリアに配置したの
で、より細かい空間分解能でワイヤレスカードの位置登
録ができる。
【0038】さらに位置移動と移動方向を含んだベクト
ル量でワイヤレスカードの位置情報を認識できるので準
一次元的なゲートなどの空間でも、カード保持者の自然
な移動を制限することなく、位置と移動方向をシステム
が認識できるため、より人に優しい、きめの細かなサー
ビスを提供できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の実施例におけるワイヤレス基地局の受信
モジュールの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の実施例におけるワイヤレス基地局の他の
受信モジュールの構成を示すブロック図である。
【図4】図1の実施例における受信モジュールの返信可
能距離を段階的に変化させた場合の受信エリアを示す図
である。
【図5】図1の実施例におけるワイヤレス基地局の発信
モジュールの構成を示すブロック図である。
【図6】図1の実施例における送信モジュールの送信可
能距離を段階的に変化させた倍の受信エリアを示す図で
ある。
【図7】ワイヤレス基地局を2台用いた場合のワイヤレ
スカードシステムの運用例を示す図である。
【図8】ワイヤレス基地局を3台用いた場合のワイヤレ
スカードシステムの運用例を示す図である。
【図9】ワイヤレス基地局を4台用いた場合のワイヤレ
スカードシステムの運用例を示す図である。
【図10】本発明によるシステムの別の運用例を示す図
である。
【図11】従来の入退室管理システムに用いるワイヤレ
スカードシステム例を示す図である。
【図12】従来のゲート管理システムに用いるワイヤレ
スカードシステム例を示す図である。
【符号の説明】
10 ワイヤレス基地局 11 コントローラ 12 データ変換モジュール 13 変調モジュール 14 発信モジュール 15 アンテナ 15A ダイポールアンテナ 15B パッチアンテナ 16 受信モジュール 17 復調モジュール 20 パーソナルコンピュータ 30 ワイヤレスカード 100 登録位置エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 一ノ瀬 裕 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤレスカードとワイヤレス基地局か
    ら構成されるワイヤレスカードシステムにおいて、前記
    ワイヤレス基地局は受信感度、あるいは送信パワーの少
    なくとも一方を段階的に変化させる通信エリア変化手段
    を有し、前記ワイヤレス基地局は通信エリアを段階的に
    変化させ、この段階的な通信エリアをスキャンして、段
    階的な通信エリア単位でのワイヤレスカード位置情報の
    登録を行うことを特徴とするワイヤレスカードシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 ワイヤレスカードとワイヤレス基地局か
    ら構成されるワイヤレスカードシステムにおいて、前記
    ワイヤレスカードは受信感度、あるいは送信パワーの少
    なくとも一方を段階的に変化させる通信エリア変化手段
    を有し、前記ワイヤレスカードは通信エリアを段階的に
    変化させ、この段階的な通信エリアをスキャンして、そ
    の情報をワイヤレス基地局へ伝えることにより、前記ワ
    イヤレス基地局が段階的な通信エリア単位でのワイヤレ
    スカード位置情報の登録を行うことを特徴とするワイヤ
    レスカードシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のワイヤレスカー
    ドシステムにおいて、ワイヤレス基地局が、少なくとも
    2台以上、二次元で表現されるサービスエリアの特定の
    場所に配置され、各ワイヤレス基地局またはワイヤレス
    カードがそれぞれ段階的に変化させた通信エリアをスキ
    ャンすることにより、2台以上のワイヤレス基地局から
    ワイヤレスカードまでの距離を推定して、1台のワイヤ
    レス基地局より細かな空間分解能で位置情報をシステム
    が認識することを特徴とするワイヤレスカードシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載のワイヤレスカー
    ドシステムにおいて、ワイヤレス基地局が、準一次元で
    表現されるサービスエリアの特定の場所に配置され、段
    階的に変化させた通信エリアをスキャンすることによ
    り、位置移動と移動方向を含んだベクトル量で、ワイヤ
    レスカードの位置情報をシステムが認識することを特徴
    とするワイヤレスカードシステム。
JP8005920A 1996-01-17 1996-01-17 ワイヤレスカードシステム Pending JPH09200112A (ja)

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