JPH09197232A - 光学部材の取付機構 - Google Patents

光学部材の取付機構

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JPH09197232A
JPH09197232A JP898096A JP898096A JPH09197232A JP H09197232 A JPH09197232 A JP H09197232A JP 898096 A JP898096 A JP 898096A JP 898096 A JP898096 A JP 898096A JP H09197232 A JPH09197232 A JP H09197232A
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JP898096A
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Masaaki Konno
野 雅 章 紺
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学系、走査光学系、特に3光源非合波光学系
を構成する光学素子や光学部材の取付を簡単化し、取付
用部品点数を減らして、近接配置を可能とし、これらの
光学系を適用する装置の構成のより一層のコンパクト化
を達成できる光学部材の取付機構を提供する。 【解決手段】光ビームに作用する光学部材を位置決めし
て取り付ける光学定盤に、光学部材の取付座となる底面
と、この底面から起立し、光ビームの光路に平行であ
る、光路方向への位置調整用ガイドとなる側面とを有す
る段部を設けたことにより、また、複数の光源から射出
された複数の光ビームを用いて走査する走査光学系にお
いてはこの段部を同種の複数の光学部材毎に階段状に設
けたことにより、上記課題を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学装置の光学定
盤への光学部材の取付機構に関し、詳しくは、ネガフィ
ルムなどの画像をロール状感光材料に記録する画像記録
装置等に適用される走査光学系、特に3光源非合波光学
系において、これらの光学系を構成する光学素子などの
光学部材を光学定盤に取り付けるための光学部材の取付
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置および画像読取装置におい
ては、装置を小型化、コンパクト化し、装置の生産性を
高くし、修理、メンテナンスを容易にするため、副走査
搬送系によって副走査方向に搬送される感光材料などの
被走査体をポリゴンミラーによって一次元方向、すなわ
ち副走査方向と略直交する主走査に偏向される光ビーム
を走査する走査光学系が用いられている。このような走
査光学系には、多くの光学素子などの光学部材が用いら
れているため、これらの光学素子などの光学部材は、主
走査光学系として、被走査体を副走査方向に搬送する副
走査搬送系とは別々にユニット化され、これらのユニッ
トを組み合わせて装置を構成している。
【0003】このような主走査光学系においては、例え
ば、レーザ光源、コリメーターレンズ、音響光学変調器
(AOM)などの光変調器、反射ミラー、集光レンズ、
シンドリカルレンズ、ポリゴンミラーなどの光偏向器、
fθレンズ、シンドリカルミラーなどの多くの光学素子
や光学部材が用いられているが、これらの光学素子など
の光学部材は、厳密な光学位置関係を保持する必要があ
るため、保持部材(ホルダ)やマウントに取り付け、こ
れらのホルダやマウントを、光学定盤上に、一個各々位
置決め治具を用いて光学位置の調整を行って、位置決め
して配置し、ビスやネジなどの固定具によって固定する
ことにより、ユニットの光学定盤に取り付けられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、主走査光学
系のニットの光学定盤には、これらの必要な光学素子や
光学部材を取り付けるスペース(空間)、すなわちホル
ダやマウントを取り付けるスペースの他に、これらの光
学部材の位置決めをするための治具などを配置するスペ
ースが必要となるため、光学定盤の小型化には限界があ
り、走査光学装置の小型化、コンパクト化が困難である
という問題があった。
【0005】また、カラー画像の露光等を行う走査光学
装置においては、少なくとも3原色を発色させるため
に、少なくとも3種レーザ光源から射出される3種の異
なる波長のレーザ光ビームが必要となる。従って、これ
ら3種の光源からの3色のレーザ光を少しずつ異なる角
度で光偏向器の偏向面の略同一点に入射させる3光源非
合波光学系においては、同種の光学素子や光学部材が3
個ずつ必要であるし、また、3種の光源からの3色のレ
ーザ光を1本に合波して光偏向器に入射させる3光源合
波光学系においても、3本のレーザ光を合波するまで
は、同種の光学素子や光学部材が3個ずつ必要であるこ
とから、部品点数が多くなるほか、各レーザ光と各光学
素子や光学部材との間の相互の位置関係も影響しあうた
め、その影響を避けるためのスペースが必要となり、光
学定盤の小型化には限界があり、走査光学装置の小型
化、コンパクト化が困難であるという問題があった。
【0006】特に、3光源非合波光学系においては、3
つの光源から射出された3色のレーザ光を少しずつ異な
る角度で光偏向器の偏向面の略同一点に入射させている
ため、光偏向器への入射角度を大きくすれば、シンドリ
カルレンズや集光レンズなどの光学素子や光学部材の配
置スペースに余裕を持たせることができ、位置決め治具
の配置スペースを確保できるが、小型コンパクト化に逆
行するのみならず、光偏向器の下流に配置されるfθレ
ンズ(走査レンズ)の収差補正や湾曲補正にともなう設
計が困難になるという問題があった。このため、この光
ビームの入射角度をできるだけ小さくするのが好まし
く、小さくするとコンパクトな光学系とすることができ
るが、光学素子や光学部材の位置決め治具も配置できな
くなるし、特にシンドリカルレンズや集光レンズなどの
光学素子は光軸(光路)方向の移動調整が必要である
が、そのためのガイド部材が配置できなくなるという問
題があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、光学系、走査光学系、特に3光源非合波光学系
を構成する光学素子や光学部材の取付を簡単化し、取付
用部品点数を減らして近接配置を可能とし、これらの光
学系を適用する光学装置および走査光学装置をコンパク
ト化でき、ひいてはこれらの光学装置を用いる画像記録
装置や画像読取装置などの装置構成のより一層のコンパ
クト化を達成できる光学部材の取付機構を提供するにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、光ビームに作用する光学部材を光学定盤
に位置決めして取り付ける光学部材の取付機構であっ
て、前記光学定盤に、前記光学部材の取付座となる底面
と、この底面から起立し、前記光ビームの光軸に平行で
ある、前記光軸方向への位置調整用ガイドとなる側面と
を有する段部を設けたことを特徴とする光学部材の取付
機構を提供するものである。
【0009】また、本発明は、複数の光源から射出され
た複数の光ビームを用いて走査する走査光学系におい
て、前記複数の光ビームの各々に作用する同種の複数の
光学部材を前記走査光学系の光学定盤に位置決めして取
り付ける光学部材の取付機構であって、前記光学定盤
に、前記光学部材の取付座となる底面と、この底面から
起立し、前記光ビームの光軸に平行である、前記光軸方
向への位置調整用ガイドとなる側面とを有する段部を、
前記複数の光学部材毎に階段状に設けたことを特徴とす
る光学部材の取付機構を提供するものである。
【0010】前記複数の光源は、3個以上であり、一本
の前記光ビームに作用する前記光学部材の取付位置に対
し、この光ビームに両側で隣接する2本の前記光ビーム
の各々に作用する2個の前記光学部材の取付位置は、前
記光ビームの光軸方向に所定距離ずれた位置にあるのが
好ましい。前記走査光学系は、3光源非合波光学系であ
るのが好ましい。前記光学部材は、前記3光源非合波光
学系のポリゴンミラーより前記光源側に取り付けられる
光学部材であるのが好ましく、さらに、シリンドリカル
レンズであるのがより好ましい。前記光学部材は、直接
前記光ビームに作用する光学素子と、この光学素子を保
持し、前記光学部材の取付座に取り付けられる光学素子
保持部材とを有するのが好ましい。
【0011】
【発明の実施形態】本発明に係る光学部材の取付機構を
添付の図面に示す好適実施例に基づいて、以下に詳細に
説明する。
【0012】図1は、本発明の光学部材の取付機構が適
用された3光源非合波光学系による走査光学装置の一実
施例を示す概略平面図であり、密閉筐体の上部を取り外
した状態で図示されている。また、図2は、図1に示す
走査光学装置の走査露光光学系および副走査搬送手段を
模式的に示すの概略斜視図である。
【0013】図1および図2に示す走査光学装置10
は、走査露光光学系を構成する複数の光学素子を有する
主走査部12と、主走査部12の複数の光学素子の一部
を外部雰囲気と遮断された状態で収納する密閉筐体40
と、主走査部12によって主走査方向(図2矢印a方
向)に走査露光される長尺状の感光材料Aを所定の露光
位置に保持しつつ、主走査方向と略直交する副走査方向
(図2矢印b方向)に搬送する副走査搬送手段を構成す
る副走査部50とを有し、主走査部12によって、記録
される画像(の露光濃度)に応じて変調された3原色の
光ビームLを主走査方向(図1矢印a方向)に偏向走査
すると共に、副走査部50によって長尺状の感光材料A
を所定の露光位置に保持しつつ、主走査方向と略直交す
る副走査方向(図中矢印b方向)に感光材料Aを搬送す
ることにより、3本の光ビームLによって感光材料Aを
2次元的に走査露光し、潜像を記録するものである。
【0014】主走査部12は、分光感度に波長依存性を
有する感光材料A、特に3原色の分光感度のピークが可
視光域にあるノーマルカラー感光材料を3原色の光ビー
ムを用いて走査露光するための3レーザ光異角入射光学
系(3光源非合波光学系)を構成し、赤(R)露光用の
光ビームを射出する半導体レーザ(LD)14R、緑
(G)露光用の光ビームを射出するSHG(Second Har
monic generation)素子を用いる波長変換レーザ(G−
SHG)14Gおよび青(B)露光用の光ビームを射出
するSHG素子を用いる波長変換レーザ(B−SHG)
14Bと、これらのレーザ光源14R,14G,14B
から射出された光ビームの進行方向に沿って、コリメー
タレンズ16R,16G,16Bと、AOM(音響光学
変調器)18R,18G,18Bと、反射ミラー20
R,20G,20Bと、集光レンズ22R、22G、2
2Bと、スリット24R、24G、24Bと、NDフィ
ルタ26R、26G、26Bと、シンドリカルレンズ2
8R、28G、28Bと、ポリゴンミラー30と、fθ
レンズ32と、シリンドリカルミラー34と、反射ミラ
ー36とを有する。反射ミラー36によって反射された
三原色のレーザ光15R,15G,15Bは、副走査部
50の副走査搬送系によって搬送される感光材料A上に
照射され、主走査線SLを画成する。
【0015】本発明において、図示例の3光源非合波光
学系は、所定の狭帯域波長の光を射出する光源として少
しずつ異なる角度(例えば約4°)でポリゴンミラー3
0の反射面30aに入射する3つレーザ光源14R,1
4G,14B有しているが、赤露光用のLD14Rは波
長680nmの光を射出するものであり、緑露光用のG
−SHG14Gは波長532nmの光を射出するもので
あり、青露光用のB−SHG14Bは波長473nmの
光を射出するものである。なお、本発明に用いられる露
光光学系は、図示例の3レーザ光異角入射光学系などの
3光源非合波光学系に限定されるわけではなく、感光材
料を3原色の光ビームを用いて走査露光できれば、どの
ようなものでもよく、例えば3光源からの3本の光ビー
ムをダイクロイックミラーなどを用いて1本に合波して
ポリゴンミラーに入射させる露光光学系であってもよ
い。また、光源にも特に限定はなく、分光感度に波長依
存性を有する感光材料を露光可能な光源の組み合わせで
あれば、どのようなものでもよく、例えば、LD(レー
ザダイオード)などの半導体レーザやHe−Neレーザ
等のガスレーザなどを用いることができ、感光材料の分
光感度特性に合わせて所要の、特に可視光域の狭帯域波
長の光ビームを射出する光源を適宜選択することができ
る。
【0016】コリメータレンズ16R,16G,16B
は、レーザ光源14R,14G,14Bから射出された
レーザ光15R,15G,15Bをそれぞれ整形して平
行光とするものである。AOM(音響光学変調器)18
R、18Gおよび18Bは、レーザ光15R,15G,
15Bを、図示しない画像処理装置によって画像処理さ
れた各色の画像データ信号に応じて変調するものであ
る。なお、本発明において、各光ビームの変調方法には
特に限定はなく、どのような変調方法を適用してもよ
い。例えば、図示例のAOM以外の各種の光変調器を用
いてもよいし、一部のレーザ光源を直接変調してもよ
い。また、直接変調の方法も、強度変調、パルス数変調
およびパルス幅変調のいずれであってもよい。
【0017】なお、レーザ光源14Rとコリメータレン
ズ16Rとの間には機械式シャッタ17が、AOM18
Bおよび18Gと後述する密閉筐体40の入射窓42B
および42G(反射ミラー20Bおよび20Gより上流
(光源側)にある)との間には機械式シャッタ19が配
置される。機械式(メカニカル)シャッタ17および1
9は、それぞれレーザ光15Rおよび15B,15G
を、副走査部50によって搬送されている感光材料A
に、一画像が露光されている間は透過し、一画像の露光
が終了してから次の画像の露光を開始するまでの間は、
コマ間隔である場合も露光を停止している場合も、遮断
するためのものである。このようなシャッタは、レーザ
光15R,15G,15Bの光路を遮断できればどのよ
うなものでもよいが、例えば、回転円盤に切欠や光透過
孔などの光透過部(シャッタ19ではレーザ光15Bお
よび15Gのために少なくとも2個)を設けた回転式シ
ャッタでも、往復動式のシャッタでもよい。
【0018】次いで、反射ミラー20R,20G,20
Bはレーザ光15R,15G,15Bの各光路を折り返
して、これらをいずれもポリゴンミラー30の反射面3
0aの同一線上の近接した位置にもしくは同一点上に入
射させるためのものである。集光レンズ22R、22
G、22Bは、主走査側のビーム径の調整をするもので
あり、シンドリカルレンズ28R、28G、28Bは、
副走査側のビーム径の調整をするものである。また、シ
リンドリカルレンズ28R,28G,28Bとfθレン
ズ32とシリンドリカルミラー34とは面倒れ補正光学
系を構成し、ポリゴンミラー30の面倒れを補正する。
スリット24R、24G、24Bは、ビーム径の調整
を、NDフィルタ26R、26G、26Bは、光量を調
整するものである。
【0019】ポリゴンミラー30は、記録画像によって
変調されたレーザ光ビーム15R、15G、15Bを一
次元方向、すなわち主走査方向に偏向して感光材料A上
に主走査線SLを画成することにより、画像露光を行う
ためのものである。ここで、レーザ光源14R、14
G、14Bは、これらから射出されたレーザ光15R、
15G、15Bがポリゴンミラー30の一つの反射面3
0aに少しずつ異なる角度で入射し、反射面30aで反
射され、最終的に感光材料A上に画成される同一の走査
線SL上にそれぞれ異なる角度で結像し、時間的に間隔
をあけて同一走査線上を走査するように配置される。さ
らに、図1に示すように、ポリゴンミラー30は、後述
する密閉筐体40内において、レーザ光15R、15
G、15Bを主走査方向に偏向させるため、図中矢印方
向に回転しているが、その回転によって生じる風ムラ、
あるいはその風によって浮遊した塵や埃、もしくはその
結果筐体40内の光学素子に付着した塵や埃などがレー
ザ光15R、15G、15Bに影響し、感光材料Aへの
露光、ひいては再現画像に好ましくない影響を与えるこ
とがあり、その場合には、通常はポリゴンミラー30を
その回転を妨げないような透明カバー31、例えば透明
ガラスカバーで被包されていてもよい。
【0020】fθレンズ32は、各レーザ光15R,1
5G,15Bを主走査線のいずれの位置においても正し
く結像させるためのものである。なお、fθレンズ32
は、波長が473,532,680nmの光に対して色
収差が許容範囲内に収まるように補正されている。シリ
ンドリカルミラー34は、fθレンズ32およびシリン
ドリカルレンズ28R,28G,28Bと面倒れ補正光
学系を構成する他、各レーザ光15R,15G,15B
を折り曲げて、反射ミラー36に入射させ、反射ミラー
36は各レーザ光15R,15G,15Bを再び折り曲
げて、副走査部50によって副走査搬送される感光材料
A上の副走査方向と略直交する主走査線SLに向けるも
のである。また、シンドリカルレンズ28Rの近傍に
は、一ラインの画像露光の開始を検出するための始点検
出用のSOS(START OF SCAN)センサ3
8が設置され、後述する出射窓44近傍の筐体40の内
側面にはfθレンズ32を透過した3本のレーザ光15
R,15G,15Bの少なくとも一つをその開始端にお
いてSOSセンサ38に向けて反射するSOS反射ミラ
ー39が設置されている。
【0021】図示例の走査光学装置10では、主走査部
12の3光源非合波光学系を構成する複数の光学素子の
一部、すなわち、上述した反射ミラー20R,20G,
20Bから、集光レンズ22R、22G、22B、スリ
ット24R、24G、24B、NDフィルタ26R、2
6G、26B、シンドリカルレンズ28R、28G、2
8B、ポリゴンミラー30、fθレンズ32、シリンド
リカルミラー34および反射ミラー36までの光学素子
が、密閉筐体40の内部に収納され、光学定盤46とな
る筐体40の底面に所要の位置に位置決めされて固定さ
れている。筐体40は、所望の容積及び形状のものであ
り、一部、例えば、蓋に相当する部分が着脱自在に形成
されていてもよい。なお、筐体40の外部には、レーザ
光源14R、14G、14Bと、コリメーターレンズ1
6R、16G、16Bと、AOM18R、18G、18
Bが筐体40内の底面の光学定盤46の延長部47に設
置されている。この延長部47は光学定盤46と一体で
あっても、別製されて一体的に固定されていてもよい。
【0022】筐体40外において主走査部12のAOM
18B,18G,18Rで変調され、筐体40内の反射
ミラー20R,20G,20Bに向かうレーザ光15
B,15G,15Rが筐体40内に入射する筐体40の
側壁部分には、入射窓42R、42G、42Bが形成さ
れ、筐体40内の反射ミラー36によって反射され、筐
体40外の副走査部50に向かうレーザ光15R,15
G,15Bが筐体40外に出射する筐体40の側壁部分
には、出射窓44が形成されている。筐体40は、外部
光および塵や埃等の影響を排除するため、その内部と外
部雰囲気とを遮断できるように形成されているものであ
り、遮光性を有する材質、例えば、アルミニウム等の金
属、合成樹脂等の公知の光学記録装置用の材料を用い、
鍛造、プレス成形、射出成形等の公知の方法を適用して
製造することができる。なお、上述した3光源非合波光
学系を構成するこれらの光学素子や光学部材は、筐体4
0の内外において、底面で構成される光学定盤46およ
び47上の所定の位置に、公知の手段、例えば、溝、突
起、ピン、板バネ等により、位置決めされ、固定支持さ
れていてもよいし、光学素子や光学部材を、保持部材
(ホルダ)や取付部材(マウント)に支持、固定、固着
させ、光学素子取付部材を種々の位置決め手段を用いて
位置決めし、光学素子取付部材をビス、ネジなどの固定
具で固定することにより、位置決めされ、固定支持され
ていてもよい。
【0023】副走査部50は、図2に示すように、逆回
転可能な露光ドラム52と、露光ドラム52上の感光材
料A上の露光位置に画成される主走査線SLを挟んで両
側に配置され、感光材料Aを露光ドラム52に押圧する
従動ニップローラ54、56を有している。少なくとも
一画像の走査露光時には露光ドラム52は正回転(図2
矢印方向)し、長尺状の感光材料Aは、露光ドラム52
とニップローラ54、56に挟持された状態で露光位置
に保持されつつ、主走査方向(図2矢印a方向)と略直
交する副走査方向(図2矢印b方向)に搬送され(すな
わち、正転搬送され)、走査露光される。
【0024】なお、本発明においては、感光材料Aの無
駄を省くため、画像間のコマ間隔はできるだけ狭く、例
えば、約3mm、可能であれば約2mmに設定するのが
好ましいが、このような間隔では、露光を停止し、搬送
を停止したのち、搬送を再開し、搬送速度をムラのない
安定な所定速度にするのは、短すぎて困難である。この
ため、このような場合、本発明では、一画像、もしくは
連続して複数の画像の走査露光が終了した直後に、露光
ドラム52は逆回転し、感光材料Aは副走査方向とは逆
方向に所定距離搬送されて(すなわち、逆転搬送され
て)、停止し、すなわち感光材料Aの露光済画像領域の
所定位置まで巻き戻されて停止し、待機状態に入る。そ
の後、次の一画像、もしくは次に連続して露光される複
数の画像の露光準備が整うと、再び露光ドラム52は正
回転し、感光材料Aが再度副走査方向に搬送され、走査
露光される。なお、図示例の走査光学装置10において
は、レーザ光源14R、14G、14Bから連続的にレ
ーザ光15R、15G、15Bは射出されているので、
複数の画像が連続して走査露光される場合で露光位置が
画像間のコマ間隔の非画像領域にある間(一画像の露光
が終了してから次の画像の露光が開始されるまでの
間)、および画像露光が停止され、感光材料Aの逆搬送
が停止されるまでの間、搬送も露光も待機状態にある間
および感光材料Aの正搬送が再開され、露光位置が次の
画像領域にくるまでの間(すなわち、画像露光が停止さ
れてから再開されるまでの露光停止の間)は、シャッタ
17および19がレーザ光15R、15G、15Bを遮
断する。このため、露光位置(レーザビームの到達位
置)が感光材料Aのコマ間隔の非画像領域にあっても、
露光停止のために露光済画像領域にあっても、これらの
領域が不要露光されることはない。
【0025】ところで、図示例の3光源非合波光学系を
適用する走査光学装置10においては、3本のレーザ光
15R,15G,15Bが接近するポリゴンミラー30
の直上流の光学素子、例えば、図1およびその部分拡大
図である図3において参照符号60で示す領域にある光
学素子、すなわち、集光レンズ22R,22G,22B
およびシンドリカルレンズ28R,28G,28Bと、
これらのレンズ系の間のスリット24R,24G,24
BおよびNDフィルタ26R,26G,26Bには、本
発明の光学部材の取付機構が適用される。以下、本発明
の光学部材の取付機構について、光軸(光路)方向の位
置調整を必要とする集光レンズ22R,22G,22B
およびシンドリカルレンズ28R,28G,28Bを代
表例として、図1、図3、図4(a),(b)、図5お
よび図6に基づいて詳細に説明する。図3は、図1に示
す3光源非合波光学系のポリゴンミラー30の直上流
の、本発明の光学部材の取付機構が適用される光学素子
群の部分拡大平面図であり、図4(a)は、図3に示す
IV−IV線断面図、すなわち集光レンズ22R,22G,
22B部分のレーザ光15R,15G,15Bに略直交
する方向の部分断面図であり、本発明の主な態様の光学
部材の取付機構の一実施例を示す。図4(b)は、図4
(a)に示す集光レンズの取付機構から集光レンズ22
R,22G,22Bを除いた光学定盤46の部分断面図
である。図5は、本発明の光学部材の取付機構を実施す
る光学定盤の別の実施例の部分断面図である。図6は、
本発明の他の態様の光学部材の取付機構が適用される光
学素子群の別の実施例の部分拡大平面図である。
【0026】図3および図4(a)に示すように、集光
レンズ22R,22G,22Bは、それぞれレンズホル
ダ23R,23G,23Bに保持され、光学部材とし
て、光学定盤46の上面(筐体40の底面)45に階段
状に掘削された3段の段部62R,62G,62Bに位
置決めされて取り付けられる。段部62R,62G,6
2Bは、図4(a)および(b)に示すように、光学定
盤46の上面45に、光ビーム15R、15G、15B
の各光路を横切る方向に向かって、この順序で上面45
から低くなるように階段状に3段形成されている。ここ
で、これらの段部62R,62G,62Bは、それぞ
れ、光学定盤46の上面45に平行な底面からなる光学
部材の取付座63R,63G,63Bと、これらの底面
から起立し、すなわちこれらの取付座の各々に立設さ
れ、レーザ光15R、15G、15Bの各光路の光軸に
平行な側面からなる位置調整用ガイド64R,64G,
64Bとから構成されている。ところで、本発明の光学
部材の取付機構が適用されるれた光学定盤46に形成さ
れる段部62R,62G,62Bは、図4(a)および
(b)に示すものに限定されず、図5に示すように、中
央の取付座63Gを最も深い底面とした断面構造に形成
することもできる。このとき、両側の取付座63Rおよ
び63Bは同じ深さの底面であっても、異なる深さの底
面であってもよい。なお、段部62Rは図中左側の側面
を位置調整用ガイド64R、段部62Bは図中右側の側
面を位置調整用ガイド66Bとするものであるが、位置
調整用ガイドを示すが、中央の取付座63Gを持つ段部
62Gは、その左右両側の側面64Gおよび66Gのい
ずれを位置調整用ガイドとして用いてもよい。
【0027】これらの段部62R,62G,62Bの長
さ、すなわち、取付座の長さおよび位置調整用ガイドの
長さは取り付ける光学素子、ここでは集光レンズに要求
される光軸方向の調整距離範囲内にあれば、また、これ
らの取付座63R,63G,63Bの幅は光学素子を直
接、または光学素子を支持するホルダを取り付けること
のできる幅であれば、さらに位置調整用ガイド64R,
64G(66G),64B(66G)の高さまたは深さ
はガイドとして機能できる寸法であれば、これらの長さ
や幅や高さなどの寸法は特に制限されないが、光学系の
設計の容易さや装置構成の小型、コンパクト化の点から
は、それぞれ寸法はできるだけ小さく、すなわち長さは
できるだけ短く、幅はできるだけ狭く、高さはできるだ
け低いのが好ましい。なお、段部、すなわち取付座およ
び位置調整用ガイドの寸法、特に長さは、他の光学素子
との位置関係等に基づいて適宜決定されればよく、各取
付座および位置調整用ガイド毎に寸法が異なっていても
よい。このような図3、図4(a)および(b)ならび
に図5に示す形状の段部62R,62G,62Bを持つ
領域60を筐体40の光学定盤46に形成する方法は、
特に制限的ではなく、例えば、筐体40の製造に際し
て、同時に、鍛造、プレス成形、射出成形等の公知の手
段により予め加工する方法、もしくは筐体40の全体を
成形後、切削等の方法により光学定盤46の領域60に
段部62R,62G,62Bをを加工する方法などいず
れの方法も適用することができる。
【0028】このような階段状の段部62R,62G,
62Bには、図4(a)に示すように、段部の一段ごと
に、集光レンズ22R,22G,22Bがそれぞれ保持
されたレンズホルダ23R,23G,23Bが取り付け
られる。これらのレンズホルダ23R、23Gおよび2
3Bは、各取付座63R,63G,63Bに接触支持さ
れる底面と位置調整用ガイド64R,64G(66
G),64B(66G)に接触される基準側面とを有
し、いずれの面も保持する集光レンズの光軸に平行に形
成され、いずれのホルダも対応する光路方向に可動自在
に設置される。また、レンズホルダ23R,23G,2
3Bは、それらに保持された集光レンズ22R,22
G,22Bの高さ方向の取付位置が、光学定盤46の上
面45に対して同一となるように、段部62R,62
G,62Bの高さ(深さ)に応じた異なる高さを持つ。
その結果各集光レンズ22R,22G,22Bに入射す
るレーザ光15R,15G,15Bを光学定盤46の上
面45に対して平行、すなわちその高さを同一にするこ
とができる。こうして集光レンズ22R,22G,22
Bの光軸をこれらの各々に入射するレーザ光15R,1
5G,15Bの光路に一致させることができる。なお、
集光レンズ22R,22G,22Bの高さ方向の取付位
置、すなわちレンズホルダ23R,23G,23Bの高
さ(寸法)は、主走査方向のビーム径の調整を行うとい
う集光レンズの光学的機能を発揮できれば、特に制限的
ではなく、レーザ光の高さに応じて適宜調整すればよ
い。
【0029】このような本発明の光学部材の取付機構に
おいては、例えば、次のようにして各集光レンズを配置
し、光学定盤46に取り付け、固定することができる。
まず、集光レンズ22R,22G,22Bをそれぞれレ
ンズホルダ23R,23G,23Bの各々にピン、板ば
ね、板状体等の公知の手段により保持させる。こうして
集光レンズ22Rが保持されたレンズホルダ23Rを、
その底面を取付座63Rに接触支持させ、その基準側面
を位置調整用ガイド64Rに接触させた状態で、光路方
向に可逆的に移動させ、ポリゴンミラー30に対して位
置調整し、副走査部50の露光ドラム52の感光材料A
上に結像されるレーザ光15Rの主走査方向のビーム径
を調整する。ここで、レンズホルダ23Rの移動調整に
おいて、取付座63Rは筐体40の光学定盤46の上面
45と平行に、位置調整用ガイド64Rはレーザ光15
Rの光路の光軸と平行に形成されているので、レンズホ
ルダ23Rにより予め平行となるように設定されている
集光レンズ22Rの光軸とレーザ光15Rの光軸とは常
に一致しており、この位置調整のための移動調整によっ
てずれるれることはない。そして、このようにして移動
調整し、最終的に位置決めをしたのち、ビスやねじ等の
公知の固定手段により、レンズホルダ23Rを光学定盤
46の取付座63Rに固定する。その後、同様にして、
他の集光レンズ22Gおよび22Bについても位置決め
し、固定する。なお、図示例では、集光レンズなどの光
学素子をレンズホルダなどの保持部材に保持して、光学
定盤の段部に位置調整して固定しているが、本発明はこ
れに限定されず、光学素子を直接段部に位置調整して固
定してもよい。
【0030】こうして集光レンズ22R,22G,22
Bに本発明の光学部材の取付機構を適用することができ
る。同様にして、光学定盤46の領域60内において、
レーザ光15R,15G,15Bの光軸方向の位置調整
が必要なシンドリカルレンズ28R,28G,28Bに
も本発明の光学部材の取付機構を特に好適に適用するこ
とができる。なお、図示例では、集光レンズ22R,2
2G,22Bおよびシンドリカルレンズ28R,28
G,28Bのすべてに本発明の光学部材の取付機構を適
用しているが、本発明はこれに限定されず、位置調整用
ガイドが配置可能なものへの適用を一部省略してもよ
い。このようにして光学素子を保持する光学部材を光学
定盤に取り付けることにより、位置調整用ガイドが不要
とすることができるので、光学部材を取り付ける空間を
小さくすることができ、隣接する光ビームの光路の幅を
より小さくでき、光学系の装置構成を小型、コンパクト
化することができる。
【0031】また、シンドリカルレンズ28R,28
G,28Bには、本発明の他の態様の光学部材の取付機
構を適用することができ、隣接する同種の光学素子にお
ける、ポリゴンミラー30に対する光学定盤46上の平
面的な配置を異ならしめることにより、より一層のコン
パクト化を達成することができる。この本発明の他の態
様の光学部材の取付機構は、図3および図6に示すよう
に、レーザ光15Gに作用するシンドリカルレンズ28
Gと、レーザ光15Gに隣接するレーザ光15Rおよび
15Bに作用するシンドリカルレンズ28Rおよび28
Bとは、焦点距離の異なるものを用い、シンドリカルレ
ンズ28Gの平面的な配置位置を隣接するシンドリカル
レンズ28Rおよび28Bの平面的な配置位置をポリゴ
ンミラー30に対して光路方向に異ならしめ、例えば、
シンドリカルレンズ28Gを隣接するシンドリカルレン
ズ28Rおよび28Bより、図3では上流側に、図6で
は下流側に配置することにより、レーザ光15R,15
G,15Bのポリゴンミラー30への入射角度の差を小
さくするか、もしくは、シンドリカルレンズ28R,2
8G,28Bの配置位置をポリゴンミラー30により近
づけることができる。
【0032】この場合間、例えば、図3に示すように、
ポリゴンミラー30までの距離が異なることから、両側
のシンドリカルレンズ28Rおよび28Bには焦点距離
が短くかつ同程度のものを用い、中央のシンドリカルレ
ンズ28Gに焦点距離を長いものを用いて、適切に位置
調整し、配置し、固定することができる。また、逆に、
図6に示すように、両側のシンドリカルレンズ28Rお
よび28Bを焦点距離が長くかつ同程度ものにし、中央
のシンドリカルレンズ28Gを焦点距離が短いものにし
て、位置調整し、配置し、固定することもできる。この
ように、最適な焦点距離が異なる複数のレンズを用いる
場合、例えば、3個のシンドリカルレンズのうち両側の
2個のシンドリカルレンズ28Rおよび28Bと中央の
1個のシンドリカルレンズ28Gの最適な焦点距離が異
なる場合、シンドリカルレンズ28R,28G,28B
は、主走査線(図1に参照符号SLで示す)上における
レーザ光15R,15G,15Bの副走査方向のビーム
径の調整を行うものであるし、一般に、レーザ光源の波
長や発散角によってレンズの設計を変える必要があるの
で、2枚組のレンズにすることにより、焦点距離を調整
し、配置位置を調整するのが好ましい。なお、図示例で
は、両側のシンドリカルレンズ28Rおよび28Bは同
程度の焦点距離のものを用い、ポリゴンミラー30に対
して同様の位置に配置しているが、本発明はこれに限定
されず、異なる焦点距離のものを用い、3個共異なる位
置に配置してもよい。ところで、これらの場合における
光学部材の位置調整や固定方法については、上記した本
発明の主な態様の光学部材の取付方法を適用することが
できるが、その適用はすべて光学部材であっても、一部
の光学部材であってもよいが、近接する光学部材に適用
するのが好ましい。
【0033】本発明の光学部材の取付機構は、このよう
な光軸方向の位置調整が必要なレンズ系光学素子の光学
定盤への取付機構として特に好適であるが、本発明はこ
れらのレンズ系光学素子に限定されず、近接配置され
る、あるいは近接配置する必要のある他の光学素子、例
えば、ポリゴンミラー30の上流に配置される、スリッ
ト24R,24G,24BおよびNDフィルタ26R,
26G,26Bなどにも同様に適用することができる。
なお、これらの光学素子の場合において、光学的機能を
十分に発揮させるように設置すればよく、NDフィルタ
の場合には所要の光量に調整できるように配置し、スリ
ットの場合には所要のビーム径に調整できるように配置
すればよい。また、図3に示す例のように、種類の異な
る複数の光学素子、例えばスリット24RとNDフィル
タ26R、24Gと26Gおよび24Bと26Bに対し
て本発明の取付機構を適用する場合には、それぞれ一つ
の段部62R,62G,62Bの取付座63Rと位置調
整用ガイド64R、63Gと64Gおよび63Bと64
Bを、同一光軸方向の異なる位置において種類の異なる
複数の光学素子で共用することができるし、光学素子ご
とにそれぞれ別個の取付座および位置調整用ガイドを用
いることもできる。
【0034】このような取付機構にすることにより、位
置調整用ガイドが不要となるほか、反射ミラー20R,
20G,20Bとポリゴンミラー30との間の距離を小
さくしたり、ポリゴンミラー30へのレーザ光15R,
15G,15Bの入射角を小さくしたりできるため、走
査光学系を小さくでき、主走査部12をより小型、コン
パクトにすることができる。
【0035】以上、本発明の光学部材の取付機構につい
て詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
ず、単一の光ビームを用いる光学系にも、合波光学系に
も適用でき、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良や変更ができることはもちろんである。
【0036】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、位置調整用治具を用いることなく、近接配置される
光学素子や光学部材の光学定盤への取付を行うことがで
きるので、位置調整用治具を配置するスペースが不要で
あり、光学部材の取付を簡単化し、取付用部品点数を減
らすことができるため、光学素子や光学部材のより一層
の近接配置ができ、光学系、走査光学系、特に3光源非
合波光学系を適用した走査光学装置を、より小型化し、
よりコンパクトなものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学部材の取付機構を実施する走
査光学装置の一実施例の概略平面図である。
【図2】図1に示す走査光学装置の模式的概略斜視図で
ある。
【図3】図1に示す走査光学装置の部分拡大平面図であ
る。
【図4】(a)は図3に示すIV−IV線断面図であり、
(b)は(a)から光学部材を除いた光学定盤の部分断
面図である。
【図5】本発明の光学部材の取付機構を実施する光学定
盤の別の実施例の部分断面図である。
【図6】本発明の他の態様の光学部材の取付機構が適用
される光学素子群の別の実施例の部分拡大平面図であ
る。
【符号の説明】
10 走査光学装置 12 主走査部 14R、14G、14B レーザ光源 15R、15G、15B レーザ光 16R、16G、16B コリメータレンズ 17、19 メカニカルシャッタ 18R、18G、18B 音響光学変調器(AOM) 20R、20G、20B 反射ミラー 22R、22G、22B 集光レンズ 23R、23G、23B レンズホルダ 24R、24G、24B スリット 26R、26G、26B NDフィルタ 28R、28G、28B シンドリカルレンズ 30 ポリゴンミラー 32 fθレンズ 34 シンドリカルミラー 36 反射ミラー 40 筐体 42R、42G、42B 入射窓 44 出射窓 45 光学定盤の上面 46 光学定盤 50 副走査部 52 露光ドラム 54、56 ニップローラ 60 領域 62R、62G、62B 段部の底面(取付座) 64R、64G、64B、66G、66B 段部の側面
(位置調整用ガイド) A 感光材料 SL 主走査線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームに作用する光学部材を光学定盤に
    位置決めして取り付ける光学部材の取付機構であって、 前記光学定盤に、前記光学部材の取付座となる底面と、
    この底面から起立し、前記光ビームの光軸に平行であ
    る、前記光軸方向への位置調整用ガイドとなる側面とを
    有する段部を設けたことを特徴とする光学部材の取付機
    構。
  2. 【請求項2】複数の光源から射出された複数の光ビーム
    を用いて走査する走査光学系において、前記複数の光ビ
    ームの各々に作用する同種の複数の光学部材を前記走査
    光学系の光学定盤に位置決めして取り付ける光学部材の
    取付機構であって、 前記光学定盤に、前記光学部材の取付座となる底面と、
    この底面から起立し、前記光ビームの光軸に平行であ
    る、前記光軸方向への位置調整用ガイドとなる側面とを
    有する段部を、前記複数の光学部材毎に階段状に設けた
    ことを特徴とする光学部材の取付機構。
  3. 【請求項3】前記複数の光源は、3個以上であり、一本
    の前記光ビームに作用する前記光学部材の取付位置に対
    し、この光ビームに両側で隣接する2本の前記光ビーム
    の各々に作用する2個の前記光学部材の取付位置は、前
    記光ビームの光軸方向に所定距離ずれた位置にある請求
    項2に記載の光学部材の取付機構。
  4. 【請求項4】前記走査光学系は、3光源非合波光学系で
    ある請求項2または3に記載の光学部材の取付機構。
  5. 【請求項5】前記光学部材は、前記3光源非合波光学系
    のポリゴンミラーより前記光源側に取り付けられる光学
    部材である請求項4に記載の光学部材の取付機構。
  6. 【請求項6】前記光学部材は、シリンドリカルレンズで
    ある請求項5に記載の光学部材の取付機構。
  7. 【請求項7】前記光学部材は、直接前記光ビームに作用
    する光学素子と、この光学素子を保持し、前記光学部材
    の取付座に取り付けられる光学素子保持部材とを有する
    請求項1〜6のいずれかに記載の光学部材の取付機構。
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