JPH0919617A - 濾材への樹脂製セパレータの付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタ - Google Patents

濾材への樹脂製セパレータの付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタ

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JPH0919617A
JPH0919617A JP7172168A JP17216895A JPH0919617A JP H0919617 A JPH0919617 A JP H0919617A JP 7172168 A JP7172168 A JP 7172168A JP 17216895 A JP17216895 A JP 17216895A JP H0919617 A JPH0919617 A JP H0919617A
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D46/00Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
    • B01D46/52Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material
    • B01D46/521Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material
    • B01D46/523Particle separators, e.g. dust precipitators, using filters embodying folded corrugated or wound sheet material using folded, pleated material with means for maintaining spacing between the pleats or folds

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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観を損なわず、商品価値の低下に伴う濾材
のロスを生じることがない濾材への樹脂製セパレータの
付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタを提供する
ことを目的とするものである。 【構成】 濾材11の樹脂製セパレータ13の付着位置
に対応してマーキング12し、このマーキング12をセ
ンサーで検知して、樹脂製セパレータ13を間欠に付着
させる方法において、前記マーキング13を蛍光剤によ
り行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、濾材への樹脂製セ
パレータの付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタ
に関する。詳細には外観を損なわず、商品価値の低下に
伴う濾材のロスを生じることがない濾材への樹脂製セパ
レータの付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタに
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】折り加
工されているフィルタを構成する濾材表面には、一般に
折り山相互の間隔を保持するセパレータが線状に間欠に
付着している。このセパレータの多くはホットメルト樹
脂などの樹脂製であり、これが濾材の折り山となるべき
箇所に付着され、その後折り加工されてフィルタが製造
されている。
【0003】この樹脂製セパレータ付きフィルタにあっ
ては、樹脂製セパレータを濾材の折り山となるべき箇所
に正確に付着させることができず、その位置がズレた場
合には、その後折り加工したときに、折り山相互の間隔
が確実に保持できずに、折り山同志が密着してしまい、
その結果集塵効率が低下するという不具合を生じる恐れ
がある。
【0004】そこで従来では、樹脂製セパレータを濾材
の折り山となるべき箇所に正確に付着させるため、樹脂
製セパレータの付着位置に対応してマジックインキでマ
ーキングし、このマーキングをセンサーで検知して、樹
脂製セパレータを線状に間欠に付着するという方法を採
っていた。
【0005】ところがこの付着方法では、得られるフィ
ルタにマーキングの跡が残るので、外観が悪く、商品価
値の低下を招いていた。また従来のマジックインキによ
るマーキングでは、そのマーキングをフィルタの汚れと
見間違えてしまうこともあった。
【0006】このため、マーキングの位置をできるだけ
濾材の縁部分とし、樹脂製セパレータを付着した後、マ
ーキングした部分を取り除くという付着方法も採られて
いた。
【0007】ところがこの付着方法では、マーキングさ
れた縁部を除去した分だけロスとなり濾材の収量が低下
していた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、外観を損なわず、商品価値の低下に伴う濾
材のロスを生じることがない濾材への樹脂製セパレータ
の付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタを提供す
ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、濾材の樹脂製セパレータの
付着位置に対応してマーキングし、このマーキングをセ
ンサーで検知して、樹脂製セパレータを間欠に付着させ
る方法において、前記マーキングを蛍光剤により行うこ
とを特徴とする濾材への樹脂製セパレータの付着方法を
その要旨とした。
【0010】請求項2記載の発明は、蛍光剤によりマー
キングした濾材にブラックライトを照射して、その発光
を光センサーで検知することを特徴とする濾材への樹脂
製セパレータの付着方法をその要旨とした。
【0011】請求項3記載の発明は、濾材の樹脂製セパ
レータの付着位置に対応して蛍光剤によりマーキングが
なされ、このマーキングに従って樹脂製セパレータが間
欠に付着しており、この樹脂製セパレータが折り山部分
に位置するよう折り加工されていることを特徴とする樹
脂製セパレータ付フィルタをその要旨とした。
【0012】
【発明の実施の形態】
(作用)請求項1記載の濾材への樹脂製セパレータの付
着方法にあっては、濾材の樹脂製セパレータの付着位置
に対応する蛍光剤よりなるマーキングからの発光をセン
サーで検知することで、そのマーキングの位置を樹脂製
セパレータの付着位置、あるいは付着しない位置として
把握でき、これに従って樹脂製セパレータの付着、ある
いは付着の中止がなされるようになっている。
【0013】請求項2記載の濾材への樹脂製セパレータ
の付着方法にあっては、蛍光剤によりマーキングした濾
材にブラックライトを照射することで、蛍光剤によるマ
ーキングからの発光量が増大し、その増大された発光を
光センサーが捉えて検知するようになっている。
【0014】請求項3記載の樹脂製セパレータ付きフィ
ルタにあっては、濾材の樹脂製セパレータの付着位置に
対応して蛍光剤によりマーキングがなされている。フィ
ルタを構成する濾材の多くは白色又は淡色となっており
(当該フィルタの使用寿命が容易に把握できるようにす
るため)、これに対して蛍光剤は無色乃至淡色であり、
この蛍光剤によってマーキングすることで、その部分は
白色又は淡色を呈し、かつ蛍光を発するようになる。
【0015】このフィルタは、前述の蛍光剤により、濾
材の樹脂製セパレータの付着位置に対応してマーキング
がなされていて、これが樹脂製セパレータの付着位置、
あるいは付着しない位置を示している。そして、このフ
ィルタにあっては、蛍光剤よりなるマーキングに従って
樹脂製セパレータの付着、あるいは付着の中止がなされ
て、濾材の折り山となるべき箇所に正確に樹脂製セパレ
ータが間欠付着しており、折り山相互の間隔が確実に保
持されるようになっている。
【0016】以下、本発明の濾材への樹脂製セパレータ
の付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタを図面に
示した一実施例に従って詳細に説明する。まず、図1〜
図3に示す樹脂製セパレータ付きフィルタを例として、
請求項1及び2の濾材への樹脂製セパレータの付着方法
について説明する。
【0017】図1〜図3に示すようにこの付着方法で
は、樹脂製セパレータ13を濾材11に付着するのに先
だって、濾材11の樹脂製セパレータ13の付着位置に
対応して蛍光剤によりマーキング12をしている。濾材
11としては特に限定されず、不織布、紙、織布、編
布、ネット、またはこれらの複合体など従来より用いら
れているものを用いることができる。樹脂製セパレータ
13は、この濾材11を折り加工したときに、図3に示
すように、折り山11aを構成する部分に付着させるこ
とで、折り山11a相互の確実な間隔保持がなされるよ
うになっている。蛍光剤によるマーキング12は、樹脂
製セパレータ13を濾材11の折り山11aを構成する
部分に正確に付着させるため、その付着情報を表示する
ものなのである。
【0018】図1及び図2に示すマーキング12は、樹
脂製セパレータ13を付着する位置に対応して、濾材1
1の縁部に樹脂製セパレータ13の付着間隔と同じ間隔
に線状に間欠になされたものである。図4に示すマーキ
ングは、樹脂製セパレータ13を付着しない位置に対応
して、濾材11の縁部に樹脂製セパレータ13の付着し
ない間隔と同じ間隔に線状に間欠になされたものであ
る。
【0019】その他のマーキングの態様としては、例え
ば樹脂製セパレータを付着する位置に対応して、その付
着開始位置と付着中止位置とになされたもの、樹脂製セ
パレータを付着する位置に対応して、その付着開始位置
にのみなされていて、一定時間経過後、又は一定距離通
過後に付着が中止するようにしたもの、樹脂製セパレー
タを付着する位置に対応して、その付着中止位置にのみ
なされていて、一定時間経過後、又は一定距離通過後に
付着が開始するようにしたものなどを挙げることができ
る。
【0020】図5及び図6に示す付着方法は、樹脂製セ
パレータ13の付着する位置に対応して、蛍光剤による
マーキング12がその付着開始位置のみになされてい
て、一定距離通過後に付着が中止するようにした例で、
山折り線上に設けたマーキング12をセンサー14が感
知すると、前方に設けたホットメルト樹脂塗布装置15
からホットメルト樹脂製セパレータ13の付着が開始さ
れ、予め定められた長さになると付着が終わるようにな
っている。樹脂製セパレータ13の付着は、図5に示す
ように、山折り線の手前の位置から始まり、山折り線を
越えた位置で終わるように設定されており、マーキング
12をセンサー14が感知するごとに付着が繰り返され
て、破線状に樹脂製セパレータが付着する。なお、図5
の例では、一つのマーキングからの信号により、平行に
配置された2台のホットメルト樹脂塗布装置から、ホッ
トメルト樹脂製セパレータが供給される仕組みとなって
いる。また、この例ではブラックライトと光センサーと
が組込まれたセンサーを使用しており、ブラックライト
によりマーキングに蛍光が生じ、これを光センサーで読
み取って、ホットメルト樹脂製セパレータの付着開始信
号としている。
【0021】またマーキングは、図1及び図2、あるい
は図4に示すように、線状であったり、図5〜7に示す
ように点状であったり、図8に示すように複数の丸印か
らなるものなどその形状は任意であり、図1、図2、図
4、図5及び図7に示すように、1つあるいは複数の樹
脂製セパレータの付着位置に対応して、一つのマーキン
グを行うこともできるし、図8に示すように、一つの樹
脂製セパレータの付着位置に対応して、1つあるいは複
数のマーキングを行うこともできる。
【0022】さらに図9に示すように、マーキングの線
の太さや本数を濾材毎あるいは製品毎に変えるなど、マ
ーキングの形状や配置を濾材あるいは製品に応じて変更
することによって濾材あるいは製品の識別ができるよう
にすることもできる。
【0023】このマーキングに用いる蛍光剤にはスチル
ベン染料のブランコホア類の他、ベンゾイミダゾール系
やベンジジン系やベンゾオキザゾール系やジスチリルビ
フェニル系のものがよく、これをそのままか、水分散液
として、あるいは合成樹脂に含ませて濾材表面に塗布す
ることでマーキングがなされている。フィルタを構成す
る濾材の多くは、当該フィルタの使用寿命が容易に把握
できるようにするため、白色又は淡色となっており、こ
れに対し蛍光剤は無色乃至淡色であり、この蛍光剤をマ
ーキングすることで、その部分は白色又は淡色を呈し、
かつ蛍光を発するようになる。
【0024】次に、このマーキングをセンサーで検知し
て、樹脂製セパレータを付着させる。前述の如く蛍光剤
からなるマーキングは樹脂製セパレータの付着位置に対
応してなされており、このマーキングを検知すること
で、樹脂製セパレータを付着する位置、あるいは付着し
ない位置を把握することができる。
【0025】図10に示すように、濾材11のマーキン
グ12の検知はセンサーによって行うのであるが、マー
キング12が蛍光剤よりなることから、センサーはその
蛍光剤からの僅かな発光を高感度で捉えることができる
もの、例えば光センサー14がよく、その際濾材11上
のマーキング12にブラックライト16を照射して蛍光
剤からの反射光量を増大させたならば、より正確で確実
な検知が可能となる。
【0026】濾材11上の蛍光剤よりなるマーキング1
2にブラックライト15を照射し、その反射光を光セン
サー14で検知する場合、マーキング12とブラックラ
イト16との距離は100mm以下が好ましい。これよ
りも距離が遠いときには蛍光剤からの反射光量を増大さ
せる十分な効果が得られなくなるからである。また光セ
ンサー14は蛍光剤によりマーキングされた濾材に対し
て90゜前後であることが好ましい。光センサー14と
ブラックライト16は同じ装置に組み込まれていて、濾
材に対してほぼ同じ角度で操作できることが好ましい。
【0027】こうして蛍光剤からなるマーキング12を
センサー14で検知して、樹脂製セパレータを付着する
位置、あるいは付着しない位置を把握し、これに基づい
て樹脂製セパレータ13を付着するのである。例えば図
2に示すフィルタ10では、樹脂製セパレータ13の付
着位置に対応して、濾材11縁部に樹脂製セパレータ1
3の付着間隔と同じ間隔に線状に間欠にマーキング12
がなされている。この場合には、図10に示すようにマ
ーキング12をセンサー14で検知したとき、その位置
が樹脂製セパレータ13の付着位置として把握され、こ
こで樹脂製セパレータ13の付着がなされる。一方マー
キング12のなされていない箇所は、樹脂製セパレータ
13を付着しない位置として把握され、ここでは樹脂製
セパレータ13の付着が一旦中止される。この樹脂製セ
パレータ13の付着位置に対応して、間欠になされたマ
ーキング12に従い、樹脂製セパレータ13の付着、中
止が繰り返され、樹脂製セパレータ13が濾材11上に
間欠的に付着されるようになっている。
【0028】樹脂製セパレータとしては、折り加工され
た濾材の折り山相互の間隔を保持するものであり、その
樹脂の種類は特に限定されないが、ホットメルト樹脂、
又はホットメルト樹脂に気体を混入して2〜4倍に発泡
させた発泡ホットメルト樹脂が、加工性がよく、しかも
粘着性に富み、圧することで着き、容易に引き離すこと
ができ、折り山相互の間隔を確実に保持できる点で好ま
しい。この樹脂製セパレータの付着の態様としては特に
限定されないが、例えば図2、図4及び図5に点線で示
す山折り線と直交する方向に線状に、かつ間欠に付着さ
せたものがよい。
【0029】また樹脂製セパレータの大きさ、付着量も
任意である。しかしながら、図3に示すように、折り山
11a相互の間隔は、隣り合う折り山11aのセパレー
タ13相互が互いに接触して保持されるようになってお
り、樹脂製セパレータ13の大きさ、付着量を増やせ
ば、折り山11a相互の間隔は広がり、反対に大きさ、
付着量を少なくすれば折り山11a相互の間隔は狭くな
る。このため、樹脂製セパレータの大きさ、付着量は、
フィルタの形状、大きさ、折り山の数、高さなどを考慮
して適宜決定するのが望ましい。
【0030】次に、本発明の樹脂製セパレータ付フィル
タについて説明する。尚、濾材、樹脂製セパレータにつ
いては、前述の付着方法の箇所で説明済みであるので、
ここでの説明は割愛する。
【0031】この樹脂製セパレータ付きフィルタは、濾
材の樹脂製セパレータの付着位置に対応して、蛍光剤に
よりマーキングがなされている。蛍光剤によるマーキン
グは、樹脂製セパレータを濾材の折り山を構成する部分
に正確に付着させるため、その付着情報を表示するもの
である。
【0032】例えば図1及び図2に示すマーキング12
は、樹脂製セパレータ13を付着する位置に対応して、
濾材11の縁部に樹脂製セパレータ13の付着間隔と同
じ間隔に線状に間欠になされたものである。図4に示す
マーキングは、樹脂製セパレータ13を付着しない位置
に対応して、濾材11の縁部に樹脂製セパレータ13の
付着しない間隔と同じ間隔に線状に間欠になされたもの
である。
【0033】その他のマーキングの態様としては、例え
ば樹脂製セパレータを付着する位置に対応して、その付
着開始位置と付着中止位置とになされたもの、樹脂製セ
パレータを付着する位置に対応して、その付着開始位置
にのみなされていて、一定時間経過後、又は一定距離通
過後に付着が中止するようにしたもの、樹脂製セパレー
タを付着する位置に対応して、その付着中止位置にのみ
なされていて、一定時間経過後、又は一定距離通過後に
付着が開始するようにしたものなどを挙げることができ
る。
【0034】またマーキングは、図1及び図2、あるい
は図4に示すように、線状であったり、図5〜7に示す
ように点状であったり、図8に示すように複数の丸印か
らなるものなどその形状は任意であり、図1、図2、図
4、図5及び図7に示すように、1つあるいは複数の樹
脂製セパレータの付着位置に対応して、一つのマーキン
グを行うこともできるし、図8に示すように、一つの樹
脂製セパレータの付着位置に対応して、1つあるいは複
数のマーキングを行うこともできる。
【0035】さらに図9に示すように、マーキングの線
の太さや本数を濾材毎あるいは製品毎に変えるなど、マ
ーキングの形状や配置を濾材あるいは製品に応じて変更
することによって濾材あるいは製品の識別ができるよう
にすることもできる。
【0036】このマーキングに用いる蛍光剤にはスチル
ベン染料のブランコホア類の他、ベンゾイミダゾール系
やベンジジン系やベンゾオキザゾール系やジスチリルビ
フェニル系のものがよく、これをそのままか、水分散液
として、あるいは合成樹脂に含ませて濾材表面に塗布す
ることでマーキングがなされている。これらの蛍光剤は
無色乃至淡色であり、これを、当該フィルタの使用寿命
が容易に把握できるようにするため、白色又は淡色とな
っている濾材にマーキングしたとき、その部分は白色又
は淡色を呈し、かつ蛍光を発するようになる。
【0037】このマーキングに従って樹脂製セパレータ
が付着している。前述の如く蛍光剤によるマーキング
は、樹脂製セパレータを付着する位置に対応してなされ
ており、この蛍光剤によるマーキングからの発光は、樹
脂製セパレータを付着する位置、あるいは付着しない位
置を示している。マーキングに従って樹脂製セパレータ
が付着しているとは、マーキングからの発光を捉えて樹
脂製セパレータを付着する位置、あるいは付着しない位
置が把握され、これに従って樹脂製セパレータが付着さ
れ、あるいは付着が中止されて、樹脂製セパレータが間
欠的に付着していることをいう。
【0038】こうして樹脂製セパレータが間欠に付着し
た濾材が、図3に示すように、樹脂製セパレータ13が
濾材11の折り山11a部分に位置するよう折り加工さ
れている。これにより隣り合う折り山11aの樹脂製セ
パレータ13相互が接触し、折り山11a相互の間隔が
所定の間隔に保たれているのである。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の濾材への樹脂製セパレー
タの付着方法にあっては、蛍光剤よりなるマーキングか
らの蛍光を捉えることによって、樹脂製セパレータの付
着位置、あるいは付着しない位置を把握することがで
き、これに従って樹脂製セパレータの付着、あるいは付
着の中止がなされるようになっている。このため、従来
のマジックインキよりなるマーキングのように、マーキ
ングの跡が外観を損ね、商品価値の低下を招いたり、そ
のマーキングをフィルタの汚れと見間違えてしまうこと
がない。
【0040】また、マーキングで外観を損ねることがな
いので、その部分取り除くという必要もない。
【0041】請求項2記載の濾材への樹脂製セパレータ
の付着方法にあっては、蛍光剤によりマーキングした濾
材にブラックライトを照射することで、蛍光剤によるマ
ーキングからの発光量が増大し、その増大された発光を
光センサーが捉えて検知するようになっているので、よ
り正確にしかも確実にマーキングを捉えることができ、
樹脂製セパレータを濾材の折り山となるべき箇所により
正確に付着させることができる。
【0042】請求項3記載の樹脂製セパレータ付きフィ
ルタにあっては、濾材の樹脂製セパレータの付着位置に
対応して蛍光剤によりマーキングがなされ、このマーキ
ングに従って樹脂製セパレータが付着している。このた
め、従来のマジックインキによるマーキングに従って樹
脂製セパレータを付着したフィルタのように、マーキン
グの跡が外観を損ね、商品価値の低下を招いたり、その
マーキングをフィルタの汚れと見間違えてしまうことが
ない。また、マーキングで外観を損ねることがないの
で、その部分取り除くという必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂製セパレータ付きフィルタを示す
斜視図。
【図2】本発明の樹脂製セパレータ付きフィルタの折り
加工前の平面図。
【図3】図1に示す樹脂製セパレータ付きフィルタをA
B線で切断した状態を示す拡大断面図。
【図4】本発明の樹脂製セパレータ付きフィルタにおけ
るマーキングの別の態様を示す折り加工前の平面図。
【図5】マーキングのさらに別の態様を示す折り加工前
のフィルタの平面図。
【図6】樹脂製セパレータの付着工程の一例を示す説明
図。
【図7】マーキングのさらに別の態様を示す折り加工前
のフィルタの平面図。
【図8】マーキングのさらに別の態様を示す折り加工前
のフィルタの平面図。
【図9】マーキングのさらに別の態様を示す折り加工前
のフィルタの平面図。
【図10】蛍光剤によるマーキングをセンサーで検知し
ている状態を示す模式図。
【符号の説明】
11・・・濾材 12・・・マーキング 13・・・樹脂製セパレータ 14・・・センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濾材の樹脂製セパレータの付着位置に対
    応してマーキングし、このマーキングをセンサーで検知
    して、樹脂製セパレータを間欠に付着させる方法におい
    て、前記マーキングを蛍光剤により行うことを特徴とす
    る濾材への樹脂製セパレータの付着方法。
  2. 【請求項2】 蛍光剤によりマーキングした濾材にブラ
    ックライトを照射して、その発光を光センサーで検知す
    ることを特徴とする請求項1記載の濾材への樹脂製セパ
    レータの付着方法。
  3. 【請求項3】 濾材の樹脂製セパレータの付着位置に対
    応して蛍光剤によりマーキングがなされ、このマーキン
    グに従って樹脂製セパレータが間欠に付着しており、こ
    の樹脂製セパレータが折り山部分に位置するよう折り加
    工されていることを特徴とする樹脂製セパレータ付フィ
    ルタ。
JP17216895A 1995-07-07 1995-07-07 濾材への樹脂製セパレータの付着方法、及び樹脂製セパレータ付フィルタ Expired - Lifetime JP3479670B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001353980A (ja) * 2000-06-15 2001-12-25 Kyodo Printing Co Ltd 糸綴じ製本ライン
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