JPH09195952A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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Publication number
JPH09195952A
JPH09195952A JP8009780A JP978096A JPH09195952A JP H09195952 A JPH09195952 A JP H09195952A JP 8009780 A JP8009780 A JP 8009780A JP 978096 A JP978096 A JP 978096A JP H09195952 A JPH09195952 A JP H09195952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
pump device
enclosure
absorbing powder
sound absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8009780A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Yaoi
健一 矢追
Wakio Yamada
和喜男 山田
Takuya Suefuji
卓也 末藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP8009780A priority Critical patent/JPH09195952A/ja
Publication of JPH09195952A publication Critical patent/JPH09195952A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、空気、水等の輸送に使用するポ
ンプ装置に関し、ポンプ本体から発生する電磁騒音、機
械的騒音、流体的騒音を伝播経路上で遮音するポンプ装
置を提供せんとするものである。 【解決手段】 この発明によるポンプ装置は、ポンプ本
体1をエンクロージャ3で被覆してなるポンプ装置にお
いて、ポンプ本体1の表面またはエンクロージャ3の内
面に、ポンプ本体1から発生する電磁騒音の最大値を与
える周波数の近傍に吸音率のピークを調整した吸音性粉
体を配置して成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポンプ本体の出
す電磁騒音の低減を実現したポンプ装置を提供せんとす
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポンプ本体から発生する騒音には、駆動
用のモーター(電動式モーター等)から発生する電磁騒
音、羽車等の機械構造部分の振動による機械騒音、及び
キャビテーション、ウオーターハンマー等の流体騒音が
あり、特に、駆動用のモーターから発生する電磁騒音
は、どのようなタイプのポンプ装置でも問題となるもの
である。
【0003】このような騒音を防止するために、従来よ
り、ポンプ本体を取り囲むエンクロージャが用いられて
いる。
【0004】しかしながら、この種、従来のエンクロー
ジャは、底板の上にポンプ本体を固定し、これを箱型の
カバーで被覆するのみであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなエンクロー
ジャでは、駆動用のモーターから発生する電磁騒音、ポ
ンプ本体の機械的振動、キャビテーション、ウオーター
ハンマー等の流体振動が、直接、エンクロージャを伝っ
て外部に漏れるのを効果的に防止することができなかっ
た。
【0006】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
のであり、ポンプ本体の動作時に発生する電磁騒音、機
械的振動(騒音)、流体的振動(騒音)を、伝播経路上
において効果的に、低減するポンプ装置を提供せんとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明によるポンプ装
置は、ポンプ本体1をエンクロージャ3で被覆してなる
ポンプ装置において、ポンプ本体1の表面またはエンク
ロージャ3の内面に、ポンプ本体1から発生する電磁騒
音の最大値を与える周波数の近傍に吸音率のピークを調
整した吸音性粉体2を配置して成るものである。
【0008】吸音性粉体3の吸音率のピークは、ポンプ
本体1に給電される電気の周波数を4倍した値の周波数
に調整するのが好ましい。
【0009】吸音性粉体2としては、シリカ、バーミキ
ュライト、雲母、タルク等を用いることができるが、電
磁騒音の吸音には、タルクが好ましい。
【0010】吸音性粉体2として、タルクを用いる場
合、平均粒径1.5乃至9.4ミクロン、かさ密度0.
3乃至0.5グラム/立法センチメートルの範囲のもの
を用いることが好ましい。
【0011】吸音性粉体3を、ポンプ本体1の表面また
はエンクロージャ3の内面に配置するのは、騒音をエン
クロージャ3内で低減させるためであり、配置する方法
には、次のようなものがある。
【0012】エンクロージャ3の内面に配置する方法と
しては、その壁面、天井面等を中空のパネルで形成し、
その内部に吸音性粉体2を充填する方法、薄いシート状
の合成樹脂フイルム製の袋に吸音性粉体2を充填し、こ
れをその壁面、天井面等の内面に張り付ける方法等があ
る。
【0013】ポンプ本体1の表面に、適宜の層厚で配置
する方法としては、ポンプ本体1の表面側に中空室を形
成し、その内部に吸音性粉体2を充填する方法、薄いシ
ート状の合成樹脂フイルム製の袋に吸音性粉体2を充填
し、これをその壁面、天井面等の内面に張り付ける方法
等がある。
【0014】ここで、この発明の対象となるポンプ装置
は、電磁騒音を発生するモーターを使用するものであ
り、空気、水等の流体を輸送するものであればよく、ダ
イヤフラム式、ベーン式、ロータリー式等、その形式を
問わないものである。
【0015】また、エンクロージャ3の材質としては、
薄い金属板、合成樹脂板等が用いられる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0017】図1に示すのは、この発明の一つの実施の
形態であり、給水用のポンプ装置が土台10としてのス
ラブ上に設置された状態を示している。
【0018】このポンプ装置は、ポンプ本体1、エンク
ロージャ3、及び吸音性粉体2とから成る。エンクロー
ジャ3は、ポンプ本体1を上載する底板4とこのポンプ
本体1及び底板4全体を被服する箱型のカバー9とから
成る。
【0019】ポンプ本体1には、給水管と送水管が配管
5として接続され、各々はエンクロージャ3のカバー9
を貫通して外部に導出されている。
【0020】ポンプ本体1は、その脚6を底板4の上に
固定している。また、薄いシート状の合成樹脂製のパネ
ル7に吸音性粉体2を充填し、これをエンクロージャ3
の壁面、天井面の内面に張り付けている。
【0021】このポンプ本体1では、図2(a)に示さ
れるように、給電される電気の周波数である60Hzを
を4倍した値の周波数である240Hz近傍の騒音が、
広帯域騒音を卓越している。図2において、横軸は、周
波数を、縦軸は、電磁騒音のレベルを示している。
【0022】そこで、図2(b)に示すように、吸音性
粉体2の吸音率のピークは、ポンプ本体1に給電される
電気の周波数である60Hzをを4倍した値の周波数で
ある240Hzに調整されている。図2において、横軸
は、周波数を、縦軸は、吸音性粉体3の吸音率を示して
いる。
【0023】吸音性粉体3としては、電磁騒音の吸音に
適したタルクが用いられている。そして、吸音性粉体2
であるタルクとして、平均粒径1.5乃至9.4ミクロ
ン、かさ密度0.3乃至0.5グラム/立法センチメー
トルの範囲のものが用いられている。
【0024】この結果、ポンプ装置の駆動時の駆動用の
モーターから発生する電磁騒音は、効率的に、吸音性粉
体2に吸収され、エンクロージャ3内部における電磁騒
音の音圧上昇は抑制され、エンクロージャを透過する電
磁騒音の音響パワーは低減し、ポンプ装置からの放射騒
音レベルを低減する。このとき、機械的騒音も同時に吸
音性粉体2に吸収されて低減する。
【0025】このように、駆動用のモーターから発生す
る電磁騒音に起因して装置各部から音響放射される固体
伝播音レベルが低減した。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によるポンプ装
置では、ポンプ装置の駆動時に生じる大きな電磁騒音
を、エンクロージャ内部において吸音性粉体が効率よく
吸収し、その結果、ポンプ装置各部から音響放射される
固体伝播音レベルが低減する。
【0027】従って、この発明のポンプ装置を使用すれ
ば、ポンプ騒音による不快感を減らすことができ、ま
た、深夜等の静音時においても周囲の人に迷惑をかける
ことなくポンプ装置を駆動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図。
【図2】本発明を説明するグラフ図。
【符号の説明】
1 ポンプ本体 2 吸音性粉体 3 エンクロージャ 4 底板 5 配管 9 カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ本体1をエンクロージャ3で被覆
    してなるポンプ装置において、ポンプ本体1の表面また
    はエンクロージャ3の内面に、ポンプ本体1から発生す
    る電磁騒音の最大値を与える周波数の近傍に吸音率のピ
    ークを調整した吸音性粉体2を配置して成ることを特徴
    とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 ポンプ本体1に給電される電気の周波数
    を4倍した値の周波数に吸音率のピークを調整した吸音
    性粉体2を配置して成ることを特徴とする請求項1記載
    のポンプ装置。
  3. 【請求項3】 吸音性粉体2としてタルクを用いること
    を特徴とする請求項2記載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】 吸音性粉体2として、平均粒径1.5乃
    至9.4ミクロン、かさ密度0.3乃至0.5グラム/
    立法センチメートルの範囲のものを用いることを特徴と
    する請求項3記載のポンプ装置。
JP8009780A 1996-01-24 1996-01-24 ポンプ装置 Pending JPH09195952A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020089102A (ko) * 2001-05-22 2002-11-29 김기선 기체 압축장치
CN103352841A (zh) * 2012-07-03 2013-10-16 中国石油化工股份有限公司 机泵降噪棚
US8640819B2 (en) * 2008-11-13 2014-02-04 Thermo Fisher Scientific (Bremen) Gmbh Enclosure, assembly and method for reducing noise from a pump and mass spectrometry system
CN104141605A (zh) * 2013-05-08 2014-11-12 罗伯特·博世有限公司 低噪声的液压设备
CN105201815A (zh) * 2015-09-23 2015-12-30 苏州市玄天环保科技有限公司 一种噪音消减水泵
CN110714892A (zh) * 2018-07-12 2020-01-21 惠州市唐群座椅科技股份有限公司 降低噪音的气泵

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