JPH09191879A - 活性型Rasタンパク質結合性タンパク質p180 - Google Patents

活性型Rasタンパク質結合性タンパク質p180

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JPH09191879A
JPH09191879A JP7319281A JP31928195A JPH09191879A JP H09191879 A JPH09191879 A JP H09191879A JP 7319281 A JP7319281 A JP 7319281A JP 31928195 A JP31928195 A JP 31928195A JP H09191879 A JPH09191879 A JP H09191879A
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JP
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protein
ras
peptide
sequence
amino acid
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JP7319281A
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Kozo Kaibuchi
淵 弘 三 貝
Akihiko Iwamatsu
松 明 彦 岩
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Kirin Brewery Co Ltd
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Kirin Brewery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 活性型Rasタンパク質が関与する腫瘍形成
を抑制するタンパク質の提供。 【解決手段】 活性型Rasタンパク質結合能を有する
AF−6の改変アミノ酸配列またはその等価配列を有す
る、ペプチドまたはタンパク質。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、活性型Rasタンパク質結合能を有するAF
−6の改変アミノ酸配列に関する。
【0002】背景技術 生体内には、サブユニット構造を有さない分子量2〜3
万の一群の低分子量GTP結合タンパク質(Gタンパク
質)が存在している。現在、低分子量Gタンパク質のス
ーパーファミリーには酵母から哺乳動物に至るまですで
に50種類以上のメンバーが見い出されている。低分子
量Gタンパク質は、アミノ酸配列の類似性から、Ra
s、Rho、Rab、その他の4つのファミリーに大別
することができる。さらに、Rhoファミリーは、Rh
oタンパク質、Racタンパク質、Cdc42タンパク
質のサブファミリーに大別される。この低分子量Gタン
パク質は種々の細胞機能を制御していることが明らかに
なってきており、例えば、Rasサブファミリーのタン
パク質は細胞の増殖や分化を、Rhoサブファミリーの
タンパク質は細胞の形態変化、細胞接着、細胞凝集、細
胞運動、細胞***等を制御していると考えられている。
【0003】Rasは、発ガンウイルスに誘導される動
物の悪性腫瘍の原因となる遺伝子として最初に同定され
たウイルスのガン遺伝子のひとつである(Barbacid,
M., Annu. Rev. Biophem. 56, 779-827 (1987)、Lowy,
D.R. & Willumsen, B.M., Annu. Rev. Biophem. 62, 85
1-891 (1993))。このウイルスの発ガン遺伝子に関し
て、これに相当するヒトの遺伝子の解析などが進められ
た結果、正常な細胞の(細胞性の)Ras遺伝子群(H
−Ras、K−Ras、N−Ras、R−Ras)が変
異すると、インビトロで細胞が形質転換されることが明
かになった。また、ウイルス由来のRas遺伝子や変異
した細胞性のRas遺伝子をマウスの生殖細胞に導入す
ることによりトランスジェニック・マウスを作製し、導
入したRas遺伝子を発現誘導すると、乳腺、顎下腺、
肝臓、肺、脾臓およびTリンパ細胞に悪性腫瘍が高い効
率で誘導されることが明らかとなった(Adams, J.M. &
Cory,S., Science 254, 1161-1167 (1991) )。さら
に、変異型または活性型の細胞性Ras遺伝子群は広く
20〜30%のヒトの各種のガン、特に50%以上の大
腸ガン、90%以上の膵臓ガンに認められる(Clark,
G.J. & Der, C.J., Cellular Cancer Markers (eds Gar
rett, C. T. & Sell, S.) 17-52 (Humana Press, Totow
a, New Jersey (1995) 、Bos, J.L. , Cancer Res. 49,
4682-4689 (1989))。このように変異型Rasタンパ
ク質はある種のヒトの腫瘍の形成を促すことが知られて
いる。
【0004】また、低分子量Gタンパク質Rasタンパ
ク質は、シグナル伝達に関与するグアニンヌクレオチド
結合タンパク質であり、チロシンキナーゼ型の受容体、
例えば上皮細胞増殖因子やSrcファミリーのタンパク
質、の下流のシグナル伝達を担い、細胞***反応や細胞
の分化を誘導することが知られている(Satoh, T. eta
l., J. Biol. Chem. 267, 24149-24152 (1992)、McCorm
ick, F., Curr. Opin.Genet. Dev. 4, 71-76 (199
4))。Rasタンパク質にはGDPと結合した不活性型
とGTPに結合した活性型があり、後者は標的タンパク
質に物理的に結合する。
【0005】Rafキナーゼファミリーのタンパク質、
即ちc−Raf−1(Blenis, J.,Proc. Natl. Acad. S
ci. USA 90, 5889-5892 (1993) 、Daum, G. et al., Tr
ends Biochem. Sci. 19, 474-480 (1994))、A−Ra
f(Vojetk, A.B. et al., Cell 74, 205-214 (1993))
およびB−Raf(Moodie, S.A. et al., Mol. Cell.
Biol. 14, 7153-7162 (1994)、Jaiswal, R.K. et al.,
Mol. Cell. Biol. 14,6944-6953 (1994) 、Catling A.
D.et al., J. Biol. Chem. 269, 30014-30021(1994)、Y
amamori, B. et al., J. Biol. Chem. 270, 11723-1172
6 (1995) )、はRasタンパク質が直接結合する標的
タンパク質の一つであるということが、多くの研究によ
って明かになった。活性化されたRafタンパク質はM
APキナーゼキナーゼをリン酸化することにより活性化
し、次いで、活性化したMAPキナーゼキナーゼがMA
Pキナーゼを活性化し、ある種の遺伝子群、例えば発ガ
ン遺伝子v−fosの細胞性遺伝子の産物でもあるc−
fos(Cano, E. & Mahadevan, L. C., Trends Bioche
m. Sci. 20, 117-122 (1995)、Marshall, C. J., Cell
80, 179-185 (1995))、の発現を誘導することが知られ
ている。また、c−Raf−1は活性型Rasタンパク
質と、Rasタンパク質のエフェクター領域で結合する
ことが知られている(Satoh, T. et al., J. Biol. Che
m. 267, 24149-24152 (1992)、McCormick, F., Curr. O
pin. Genet. Dev. 4, 71-76 (1994))。
【0006】一方、ある種のヒト白血病では染色体転座
t(6:11)の結果、ALL−1/AF−6キメラタ
ンパク質が生じることが知られている(Prasad, R. et
al.,Cancer Res. 53, 5624-5628 (1993) )。正常なA
F−6遺伝子の塩基配列も明らかになっており、この塩
基配列よりAF−6タンパク質(以下単に「AF−6」
ということがある)のアミノ酸配列が推定された(前掲
Prasad, R. et al. )。
【0007】しかしながらAF−6タンパク質の生物学
的な機能については、本発明者が知る限り報告されてい
ない。また、AF−6とRasタンパク質との相互の関
係についても同様に、本発明者らが知る限り報告されて
いない。
【0008】
【発明の概要】今般、本発明者らは、活性型H−Ras
タンパク質と結合する分子量約180kDのタンパク質
(以下「p180」ということがある)をウシ脳灰白質
から単離し、p180がAF−6と同一のタンパク質で
あるとの知見を得た。また、AF−6の部分アミノ酸配
列がRasタンパク質エフェクター領域に結合し、c−
Raf−1と競合するとの知見を得た。本発明はかかる
知見に基づくものである。
【0009】即ち、本発明は、活性型Rasタンパク質
結合能を有するAF−6の改変アミノ酸配列またはその
等価配列を有する、ペプチドまたはタンパク質の提供を
その目的とする。
【0010】また、本発明は、該ペプチドまたはタンパ
ク質をコードする塩基配列、該塩基配列を含んでなるベ
クター、該ベクターによって形質転換された宿主細胞、
該ペプチドまたはタンパク質の製造法、該タンパク質を
含んでなる腫瘍形成または転移抑制剤、該タンパク質を
コードする塩基配列を有するベクターを含んでなる腫瘍
形成または転移抑制用遺伝子治療剤、および活性型Ra
sタンパク質とAF−6との結合を阻害する物質のスク
リーニング法の提供をその目的とする。
【0011】
【発明の具体的説明】活性型Rasタンパク質結合性タンパク質 本発明による活性型Rasタンパク質結合性タンパク質
は、AF−6の改変アミノ酸配列またはその等価配列を
有するペプチドまたはタンパク質であって、該改変アミ
ノ酸配列が活性型Rasタンパク質結合能を有するも
の、をいう。ここで、「改変アミノ酸配列」とは、AF
−6の全アミノ酸配列においてアミノ酸の付加、挿入、
削除、欠失または置換などにより改変されたアミノ酸配
列をいう。従って、AF−6の全アミノ酸配列の一部の
配列から構成されるAF−6の部分アミノ酸配列であっ
て、活性型Rasタンパク質結合能を有するものも改変
アミノ酸配列の一態様である。
【0012】AF−6の全アミノ酸配列は、例えば、ヒ
トをその起源とするものは公知であり、その配列は配列
番号1に記載される通りである。ヒトのAF−6の配列
と相同性を有するヒト以外の種(例えば、ウシ、ブタ、
ウサギ、ラット、マウス、ニワトリ、カエル、ショウジ
ョウバエ、線虫、酵母等)のタンパク質の全アミノ酸配
列も、ここにいうAF−6の全アミノ酸配列に含まれる
ものとする。
【0013】AF−6の起源は特に限定されず、ヒトを
含むホ乳類由来のものであっても、それ以外を由来とす
るものであってもよい。
【0014】本発明によるペプチドまたはタンパク質
は、活性型Rasタンパク質結合能を有する。ここで、
Rasタンパク質としては、H−Rasタンパク質、K
−Rasタンパク質、N−Rasタンパク質、R−Ra
sタンパク質、Ralタンパク質、Rap1Aタンパク
質、Rap1Bタンパク質、Rap2タンパク質、Tc
21タンパク質等のRasスーパーファミリーに含まれ
る一群のタンパク質(Ando, S. et al.,実験医学、11,
1973-1980 (1993))等が挙げられる。
【0015】本発明において、「活性型Rasタンパク
質結合能を有するアミノ酸配列」とは、当業者により活
性型Rasタンパク質との結合が認められたと評価され
るものをいい、例えば、実施例1または3と同様の条件
において実験した場合に、活性型Rasタンパク質との
結合が認められたと評価されるアミノ酸配列を意味する
ものとする。
【0016】本発明において「等価配列」とは、アミノ
酸配列においてアミノ酸の付加、挿入、削除、欠失また
は置換などの改変があっても、改変前の配列と同じ機能
を有することを意味し、例えば、活性型Rasタンパク
質との結合能を有する改変アミノ酸配列において、アミ
ノ酸の付加、挿入、削除、欠失または置換などの改変が
生じたアミノ酸配列であって、依然として活性型Ras
タンパク質との結合能を有するものを意味する。
【0017】本発明によるペプチドまたはタンパク質の
具体例としては、配列番号1に記載されるアミノ酸配列
の36〜848番の配列からなるもの、および36〜2
06番の配列からなるもの、並びに活性型Rhoタンパ
ク質結合能を有するこれらの部分配列からなるもの、が
挙げられる。
【0018】本発明によるペプチドまたはタンパク質
は、活性型Rasタンパク質結合能を有するAF−6の
改変アミノ酸配列を含んでなるものである。また、活性
型Rasタンパク質はヒトの腫瘍の形成、転移等に密接
にかかわっている(前掲 Clark, G. J. & Der, C. J.、
Bos, J. L.)。従って、本発明によるペプチドまたはタ
ンパク質は、腫瘍の形成および転移を解明する上で有用
である。
【0019】活性型Ras結合性タンパク質をコードす
る塩基配列 本発明によれば、活性型Rasタンパク質に結合するタ
ンパク質をコードする塩基配列が提供される。この塩基
配列の典型的配列は、配列番号1に記載されるDNA配
列の一部または全部を有するものである。更に、前記し
たように本発明は、配列番号1に示されるアミノ酸配列
の等価配列をも包含するものである。従って、本発明に
よる塩基配列には、更にこの等価配列をコードする塩基
配列も包含される。なお、本明細書において塩基配列と
は、DNA配列およびRNA配列のいずれをも意味する
ものとする。
【0020】前記改変アミノ酸配列が与えられれば、そ
れをコードする塩基配列は容易に定まり、配列番号1に
記載されるアミノ酸配列およびその等価配列をコードす
る種々の塩基配列を選択することができる。従って、本
発明によるペプチドまたはタンパク質をコードする塩基
配列とは、配列番号1に記載される一部または全部のD
NA配列に加え、同一のアミノ酸をコードする配列であ
って縮重関係にあるコドンをDNA配列として有する配
列をも意味するものとし、更にこれらに対応するRNA
配列も含まれる。
【0021】本発明による塩基配列は、天然由来のもの
であっても、全合成したものであってもよい。また、天
然物由来のものの一部を利用して合成を行ったものであ
ってもよい。DNAの典型的な取得方法としては、染色
体ライブラリーまたはcDNAライブラリーから遺伝子
工学の分野で慣用されている方法、例えば部分アミノ酸
配列の情報を基にして作成した適当なDNAプローブを
用いてスクリーニングを行う方法、等が挙げられる。
【0022】本発明による塩基配列としては、配列番号
1に記載されるDNA配列の106〜618番の配列ま
たは106〜2544番の配列からなる配列が挙げられ
る。
【0023】ベクターおよび形質転換された宿主細胞 本発明によれば、前記の本発明による塩基配列を、宿主
細胞内で複製可能でかつその塩基配列がコードするタン
パク質を発現可能な状態で含んでなるベクターが提供さ
れる。更に、本発明によれば、このベクターによって形
質転換された宿主細胞が提供される。この宿主−ベクタ
ー系は特に限定されず、また、他のタンパク質との融合
タンパク質発現系などを用いることができる。融合タン
パク質発現系としては、MBP(マルトース結合タンパ
ク質)、GST(グルタチオン−S−トランスフェラー
ゼ)、HA(ヘマグルチニン)、myc、Fas等を用
いたものが挙げられる。
【0024】ベクターとしては、プラスミドベクター
(例えば、原核細胞、酵母、昆虫細胞動物細胞等での発
現ベクター)、ウイルスベクター(例えば、レトロウイ
ルスベクター、アデノウイルスベクター、アデノ関連ウ
イルスベクター、ヘルペスウイルスベクター、センダイ
ウイルスベクター、HIVベクター)、リポソームベク
ター(例えば、カチオニックリポソームベクター)等が
挙げられる。
【0025】本発明によるベクターは、これを実際に宿
主細胞に導入して所望のアミノ酸配列を発現させるため
には、前記の本発明による塩基配列の他に、その発現を
制御する配列や微生物または動物培養細胞等を選択する
ための遺伝子マーカー等を含んでいてもよい。また、こ
のベクターは、本発明による塩基配列を反復した形(タ
ンデム)で含んでいてもよい。これらは常法に従いベク
ターに存在させてよく、このベクターによる微生物また
は動物培養細胞等の形質転換の方法も、この分野で慣用
されているものを用いることができる。
【0026】本発明によるベクター構築の手順および方
法は、遺伝子工学の分野で慣用されているものを用いる
ことができる。
【0027】また、宿主細胞としては、例えば、大腸
菌、酵母、昆虫細胞、動物細胞(例えば、COS細胞、
リンパ球、繊維芽細胞、CHO細胞、血液系細胞、腫瘍
細胞等)が挙げられる。
【0028】上記形質転換された宿主細胞を適当な培地
で培養し、その培養物から上記した本発明による改変ア
ミノ酸配列またはその等価配列を有するペプチドまたは
タンパク質を得ることができる。従って、本発明の別の
態様によれば、本発明による改変アミノ酸配列またはそ
の等価配列を有するペプチドまたはタンパク質の製造法
が提供される。形質転換された宿主細胞の培養およびそ
の条件は、使用する細胞についてのそれと本質的に同様
であってよい。また、培養液からの本発明による改変ア
ミノ酸配列等の回収、精製も常法に従って行うことがで
きる。
【0029】活性型Rasタンパク質結合性タンパク質
の用途 AF−6および本発明によるペプチドまたはタンパク質
は、活性型Rasタンパク質を中和することにより、活
性型Rasタンパク質からRafタンパク質等へのシグ
ナル伝達を遮断することができると考えられる。また、
Rasタンパク質がRafタンパク質や、c−fosタ
ンパク質等を経由して腫瘍の形成、転移に密接にかかわ
っていることが確認されている(前掲Blenis, J., Pro
c. Natl.Acad. Sci. USA 90, 5889-5892 (1993) 、Dau
m, G. et al., Trends Biochem. Sci. 19, 474-480 (19
94)、(Vojtek, A.B. et al., Cell 74, 205-214 (199
3)、Moodie, S.A. et al., Mol. Cell. Biol. 14, 7153
-7162 (1994)、Jaiswal, R.K. et al., Mol. Cell. Bio
l. 14, 6944-6953 (1994) 、Catling A.D.et al., J.Bi
ol. Chem. 269, 30014-30021 (1994)、Yamamori, B. et
al., J. Biol. Chem. 270, 11723-11726 (1995) 、Can
o, E. & Mahadevan, L. C., Trends Biochem.Sci. 20,
117-122 (1995)、Marshall, C. J., Cell 80, 179-185
(1995)、Satoh, T. et al., J. Biol. Chem. 267, 2414
9-24152 (1992)、McCormick, F., Curr. Opin. Genet.
Dev. 4, 71-76 (1994))。更に、後記実施例に記載され
るように、本発明によるペプチドまたはタンパク質はR
afタンパク質と競合し、また、本発明によるペプチド
またはタンパク質をRas遺伝子を発現している細胞内
で発現させると、c−fos遺伝子の転写活性が抑制さ
れる。従って、AF−6または活性型Rasタンパク質
結合能を有するAF−6の改変アミノ酸配列もしくはそ
の等価配列を投与することによって、あるいはこれらを
ヒトを含む生体内で発現させることによって、活性型R
asタンパク質がこれに結合し、その結果として活性型
Rasタンパク質からRafタンパク質へのシグナル伝
達が遮断され、Rasタンパク質が関与する腫瘍の形成
および転移を抑制できると考えられる。
【0030】従って、本発明のもう一つの態様として、
AF−6または本発明によるペプチドもしくはタンパク
質を含んでなる、腫瘍形成または転移の抑制剤(以下
「腫瘍形成等抑制剤」という)が提供される。
【0031】ここで、腫瘍形成および転移としては、R
asが関与する腫瘍の形成(すなわち、Rasタンパク
質を経由するシグナルの伝達による腫瘍の形成)、Ra
fが関与する腫瘍の形成、他の低分子量Gタンパク質
(例えば、Ralタンパク質、Rapタンパク質等)が
関与する腫瘍の形成、Rasタンパク質の活性化タンパ
ク質(例えば、SoS等)が関与する腫瘍の形成、受容
体型チロシンキナーゼ(例えば、PDGF受容体、EG
F受容体等)が関与する腫瘍の形成等が挙げられる。
【0032】本発明による腫瘍形成等抑制剤は、また、
経口または非経口投与(例えば、筋注、静注、皮下投
与、直腸投与、経皮投与、経鼻投与など)、好ましくは
経口投与することができ、薬剤として経口または非経口
投与に適した種々の剤型で、ヒトおよびヒト以外の動物
に使用される。
【0033】腫瘍形成等抑制剤は、例えばその用途に応
じて、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、丸剤、細粒
剤、トローチ錠などの経口剤、静注および筋注などの注
射剤、直腸投与剤、油脂性坐剤、水溶性坐剤などのいず
れかの製剤形態に調製することができる。これらの各種
製剤は、通常用いられている賦形剤、増量剤、結合剤、
湿潤化剤、崩壊剤、表面活性剤、潤滑剤、分散剤、緩衝
剤、保存剤、溶解補助剤、防腐剤、矯味矯臭剤、無痛化
剤、安定化剤などを用いて常法により製造することがで
きる。使用可能な無毒性の上記添加剤としては、例えば
乳糖、果糖、ブドウ糖、でん粉、ゼラチン、炭酸マグネ
シウム、合成ケイ酸マグネシウム、タルク、ステアリン
酸マグネシウム、メチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースまたはその塩、アラビアゴム、ポリエチレン
グリコール、シロップ、ワセリン、グリセリン、エタノ
ール、プロピレングリコール、クエン酸、塩化ナトリウ
ム、亜硫酸ソーダ、リン酸ナトリウムなどが挙げられ
る。
【0034】薬剤中における本発明のペプチドまたはタ
ンパク質の含有量はその剤形に応じて異なるが、通常全
組成物中約0.1〜約50重量%、好ましくは約1〜約
20重量%濃度である。
【0035】腫瘍形成および転移の治療のための投与量
は、用法、患者の年齢、性別、症状の程度などを考慮し
て適宜決定されるが、通常成人1日当り約0.1〜約5
00mg、好ましくは約0.5〜約50mg程度とする
のがよく、これを1日1回または数回に分けて投与する
ことができる。
【0036】本発明の更にもう一つの態様として、AF
−6または本発明によるペプチドもしくはタンパク質を
コードする塩基配列を含んでなる、腫瘍形成または転移
抑制用遺伝子治療剤が提供される。この遺伝子治療剤
は、AF−6または本発明によるペプチドもしくはタン
パク質をコードする塩基配列を有する前記ベクターを用
いて標的細胞を形質転換し、腫瘍の形成または転移を抑
制する様な態様で用いることができる。
【0037】形質転換される細胞としては、ガン患者体
内のガン細胞、例えば、骨髄性白血病細胞、リンパ性白
血病細胞、肺ガン細胞、大腸ガン細胞、胃ガン細胞、膵
臓ガン細胞、乳ガン細胞、腎ガン細胞、頭頸部ガン細
胞、肝臓ガン細胞、皮膚ガン細胞、脳腫瘍細胞等が挙げ
られる。
【0038】前記の本発明によるタンパク質等をコード
する塩基配列を有するベクターをヒトを含む生体内のガ
ン細胞に適当な方法によって導入することによって、悪
性腫瘍等について遺伝子治療を行うことができる。遺伝
子治療用のベクターについては、高久史磨監修の実験医
学(増刊号)第12巻、第15号「遺伝子治療の最前
線」(1994年)を参照することができる。
【0039】スクリーニング法 本発明によれば、(1)スクリーニングの対象となる物
質を、活性型Rasタンパク質およびAF−6または本
発明によるペプチドもしくはタンパク質を含むスクリー
ニング系に存在させ、そして(2)活性型Rasタンパ
ク質と、AF−6または本発明によるペプチドもしくは
タンパク質との結合の阻害の程度を測定することを含ん
でなる、活性型Rasタンパク質とAF−6との結合を
阻害する物質のスクリーニング法が提供される。
【0040】ここで、「結合の阻害の程度を測定する」
方法としては、例えば、無細胞系での組換え型AF−6
とGTPγS・GST−Rasタンパク質との結合をグ
ルタチオンセファロースビーズを用いて測定する方法、
オーバーレイ・アッセイを用いて測定する方法(Mance
r, E. et al, 、J. Biol. Chem. 267, 16025-16028 (19
92))、酵母ツー・ハイブリッド・システム(two hybri
d system )を用いて測定する方法(Vojetk et al.,Cel
l 74,205-214(1993) )等が挙げられ、例えば、実施例
3の(2)に記載される方法に準じて結合の阻害の程度
を測定することができる。
【0041】スクリーニング系は細胞系または無細胞系
のいずれであってもよく、細胞系としては、例えば、C
OS細胞、酵母細胞、線維芽細胞(3Yl細胞、NIH
3T3細胞、Ratl細胞、DT細胞、Balb3T3
細胞等)、血液系細胞(Ba/F3細胞等)等が挙げら
れる。
【0042】スクリーニングの対象となるものは、特に
限定されないが、例えばペプチド、ペプチドのアナロ
グ、微生物培養液、有機化合物等が挙げられる。
【0043】本発明によれば、また、(1)AF−6の
改変アミノ酸配列またはその等価配列を有するペプチド
またはタンパク質を、活性型Rasタンパク質と活性型
Rafタンパク質とを含むスクリーニング系に存在さ
せ、そして(2)活性型Rasタンパク質と活性型Ra
fタンパク質との結合の程度を測定することを含んでな
る、活性型Rasタンパク質と活性型Rafタンパク質
との結合を阻害するAF−6の改変アミノ酸配列または
その等価配列を有するペプチドまたはタンパク質のスク
リーニング法が提供される。
【0044】ここで、「活性型Rasタンパク質と活性
型Rafタンパク質との結合の程度を測定する」方法と
しては、無細胞系でグルタチオンセファロースビーズを
用いて測定する方法や、オーバーレイアッセイを用いて
測定する方法(前掲 Mancer,E. et. al. )、酵母ツー
・ハイブリッド・システムを用いて測定する方法(前掲
Vojetk et al.)等が挙げられ、例えば、実施例3の
(2)に記載される方法に準じて結合の阻害の程度を測
定することができる。スクリーニング系は、前記スクリ
ーニング系において記載したものに準ずることができ
る。
【0045】本発明によるスクリーニング法は、AF−
6の改変アミノ酸配列またはその等価配列を有するペプ
チドまたはタンパク質をスクリーニングの対象とするも
のである。AF−6の改変アミノ酸配列またはその等価
配列を有するペプチドまたはタンパク質は、本発明によ
るペプチドまたはタンパク質であってもよく、具体的に
は、配列番号1に記載のアミノ酸配列の36〜206番
の配列の部分配列またはその等価配列であってもよい。
本発明によるスクリーニング法において用いることがで
きるRafタンパク質としては、c−Raf−1タンパ
ク質、A−Rafタンパク質、およびB−Rafタンパ
ク質等が挙げられる。
【0046】本発明によれば、更に、(1)AF−6の
改変アミノ酸配列またはその等価配列を有するペプチド
またはタンパク質を、Ras遺伝子を発現している細胞
を含むスクリーニング系に存在させ、そして(2)該細
胞中のガン関連遺伝子転写プロモーターの活性化の程度
を測定することを含んでなる、ガン関連遺伝子転写プロ
モーターの活性化を阻害するAF−6の改変アミノ酸配
列またはその等価配列を有するペプチドまたはタンパク
質のスクリーニング法が提供される。
【0047】ここで、「ガン関連遺伝子転写プロモータ
ーの活性化の程度を測定する」方法としては、ガン関連
遺伝子転写プロモーターの下流に適当な遺伝子(例え
ば、ルシフェラーゼ遺伝子、クロラムフェニコールアセ
チルトランスフェラーゼ(CAT)遺伝子、β−ガラク
トシダーゼ遺伝子)を連結し、該遺伝子の発現の程度を
測定する方法が挙げられ、例えば、実施例4に記載され
る方法に準じて活性化の程度を測定することができる。
「ガン関連遺伝子」としては、c−fos−1、c−j
un等が挙げられる。
【0048】本発明によるスクリーニング法におけるス
クリーニング系は、Ras遺伝子を発現している細胞を
含むもの、である。「Ras遺伝子が発現している細
胞」としては、変異型または野生型Ras遺伝子を導入
した細胞、変異型または野生型のチロシンキナーゼ型の
受容体の遺伝子を導入した細胞、変異型または野生型の
Src等のセリン/スレオニン・キナーゼ遺伝子を導入
した細胞、細胞増殖因子やサイトカインで刺激した細
胞、常法に従って変異型または野生型のRas遺伝子の
発現が確認される腫瘍細胞等の細胞(前記背景技術参
照)等が挙げられる。「Ras遺伝子」としては、野生
型Ras遺伝子および変異型Ras遺伝子等が挙げられ
る。また、Ras遺伝子の導入は、遺伝子工学の分野で
慣用されている方法を用いることができる。
【0049】本発明によるスクリーニング法は、AF−
6の改変アミノ酸配列またはその等価配列を有するペプ
チドまたはタンパク質をスクリーニングの対象とするも
のである。AF−6の改変アミノ酸配列またはその等価
配列を有するペプチドまたはタンパク質は、本発明によ
るペプチドまたはタンパク質であってもよく、具体的に
は、配列番号1に記載のアミノ酸配列の36〜206番
の配列の部分配列またはその等価配列であってもよい。
【0050】変異型Rasタンパク質(例えばH−Ra
Val12)による細胞の形質転換においては、変異
型Rasタンパク質がRafキナーゼファミリーのタン
パク質(c−Raf−l、A−RafおよびB−Ra
f)に結合することが必要である。しかしながら、Ra
fタンパク質に結合できるにもかかわらず、細胞の形質
転換を起こすことができない点突然変異型H−Ras
(H−RasVal12、 Ser35)が存在すること
が知られている(White, M. A. et al., Cell 80,533-5
41 )。このことより、Rafタンパク質以外の他の活
性型Rasタンパク質結合タンパク質も、変異型Ras
タンパク質による細胞の形質転換に必要であることが示
唆された。AF−6タンパク質はこの様なRasタンパ
ク質結合タンパク質の候補のひとつであるという可能性
がある。従って、上記2つのスクリーニング法は、腫瘍
形成または転移抑制物質のスクリーニング法としても用
いることができる。
【0051】
【実施例】本発明を以下の実施例によって説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。実施例1 活性型H−Rasタンパク質と結合するタン
パク質の検出と同定 (1)ウシ脳膜画分抽出液の調製 ウシ脳灰白質の(190g)を鋏で切って小片にし、5
70mlのホモジェナイズ用バッファー(25mM T
ris/HCl(pH7.5),5mM EGTA,1
mM ジチオスレイトール(DTT),10mM Mg
Cl,10μM(ρ−アミジノフェニル)−メタンス
ルホニル フルオライド,1μg/mlロイペプチン,
10% スクロース)に懸濁した。懸濁液をPotte
r−Elvehjem テフロン・グラス・ホモジェナ
イザーでホモジェナイズし、4層のガーゼで瀘過した。
ホモジェネートを20,000×gで30分、4℃で遠
心分離した。沈殿物を360mlのホモジェナイズ用バ
ッファー中に懸濁し粗膜画分とした。粗膜画分のタンパ
ク質を、等量の4M NaClを含むホモジェナイズ用
バッファーを添加することにより抽出した。4℃で1時
間震盪した後、膜画分を20,000×gで1時間、4
℃で遠心分離した。上澄画分をバッファーA(20mM
Tris/HCl(pH7.5),1mM EDT
A,1mM DTT,5mM MgCl)に対して3
回透析した。その後、固形硫安を、最終濃度が40%飽
和濃度となるように添加した。0−40%硫安で沈殿し
た沈殿物を16mlのバッファーAに溶解し、再びバッ
ファーAに対して3回透析した後、ウシ脳膜抽出液とし
て使用した。
【0052】(2)GST−H−Rasタンパク質アフ
ィニティーカラムクロマトグラフィー グアニンヌクレオチド結合型のGST−低分子量Gタン
パク質(H−Ras、H−RasAla38、R−Ra
s、RalA、またはRhoAタンパク質)は、低分子
量Gタンパク質(1.5nmol)を、30℃で1時
間、15μM GDPまたはGTPγSとともに、1m
l中の反応液(20mM Tris−HCl(pH7.
5),10mM EDTA,1mM DTT,5mM
MgCl,1mM L−α−ジミリストイルホスファ
チジルコリン,0.3% 3−[(3−コールアミドプ
ロピル)ジメチルアンモニオ]−1−プロパンスルホネ
ート)中でインキュベートすることにより調製した(Sh
imizu, K. et al., J. Biol.Chem. 269, 22917-22920
(1994))。
【0053】ウシ脳膜抽出液(16ml)を2.5ml
のグルタチオンーセファロース4Bカラム(ファルマシ
ア・バイオテック社製)より溶出し、内因性のGSTを
除去した。素通り画分の10分の1量を、グアニンヌク
レオチドをロードしたGSTー低分子量Gタンパク質を
含む0.25mlのグルタチオンーセファロース4Bカ
ラムにかけた。カラムを0.825mlのバッファーA
で3回洗浄した後、10mMグルタチオンと0.2M
NaClを含む0.825mlのバッファーAで3回処
理することにより、カラムに結合したタンパク質をそれ
ぞれの低分子量Gタンパク質とともに溶出した。溶出画
分の各40μlを、SDSーポリアクリルアミド(PA
GE)電気泳動(Laemmli, U.K., Nature 227, 680-685
(1970))にかけ、ゲルを銀染色することにより解析し
た(図1)。
【0054】その結果、180kDa(p180)およ
び195kDa(p195)の分子量を有するタンパク
質が、GTPγS・GST−H−Rasアフィニティー
カラムからのグルタチオン溶出画分に検出されたが、G
STアフィニティーカラムまたはGDP・GST−H−
Rasアフィニティーカラムからの溶出画分には検出さ
れなかった(図1)。また、p180およびp195は
いずれもGTPγS・GST−H−RasAla38
フィニティーカラムからの溶出画分には検出されなかっ
た。H−RasAla38は、エフェクター結合領域中
に点突然変異(38番目のアミノ酸がアラニンに置換)
を有する突然変異タンパク質である(Satoh, T. et a
l., J. Biol. Chem. 267, 24149-24152 (1992)、McCorm
ick, F., Curr. Opin. Genet. Dev. 4, 71-76 (199
4))。
【0055】さらに、他の低分子量Gタンパク質のGS
T融合タンパク質(GST−R−Ras、GST−Ra
lA、およびGST−RhoA)を用いたアフィニティ
ーカラムクロマトグラフィーによって、H−Rasへの
結合の特異性が確認された。即ち、p180およびp1
95はいずれも、GTPγS・GST−R−Rasアフ
ィニティーカラムからはより少量しか溶出されず、GD
P・GST−R−Rasアフィニティーカラムからは全
く溶出されなかった(データ省略)。また、p180お
よびp195はいずれも、GST−RalAアフィニテ
ィーカラムからもGST−RhoAアフィニティーカラ
ムからも全く溶出されなかった(データ省略)。
【0056】実施例2 p180の同定 (1)アミノ酸配列分析による同定 アミノ配列分析用の精製p180画分の調製するため
に、グルタチオン−セファロース4Bカラムからの素通
り画分(16ml)を、2nmolのGTPγS・GS
T−H−Rasを含む1mlのグルタチオン・セファロ
ース4Bカラムにロードした。カラムに結合したタンパ
ク質は、10mMグルタチオンと0.2MNaClを含
むバッファーAで溶出し、溶出画分を1mlづつ回収し
た。p180タンパク質は画分2−10に含まれてい
た。全量192mlの脳膜抽出液を用いて、この作業を
12回繰り返した。GTPγS・H−Rasに結合する
タンパク質(p180)を同定するため、下記の方法に
よって、精製したp180をアミノ酸配列分析にかけ
た。具体的には、アフィニティーカラムクロマトグラフ
ィーで精製したp180を、蒸留水に対して3回透析
し、フリーズドライング法により濃縮した。濃縮した試
料をSDS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAG
E)(Laemmli, U. K., Nature 227, 680-685 (1970))
によって分離し、ポリビニリデン・ジフルオロライド膜
にトランスファーした(Iwamatsu, A., Electrophoresi
s 13, 142-147 (1992))。固定したp180をタンパク
質分解酵素で消化し、分画し、アミノ酸配列分析にかけ
た(Iwamatsu, A., Electrophoresis13, 142-147 (199
2))。
【0057】その結果、p180由来の6種のペプチド
配列が決定された。これらはそれぞれ、1) STAT
TQDVLE、2) DMPETSFTR、3) LP
YLVELSPDG、4) PGIVQETTFDL
G、5) YAPDDIPNINS、6) LLLEW
QFQKであった。6種のペプチド配列は全て、ALL
−1タンパク質の融合パートナーであるヒトAF−6の
推定アミノ酸配列(Prasad, R. et al., Cancer Res. 5
3, 5624-5628 (1993) )とほぼ同一であった。ヒトAF
−6の推定アミノ酸配列およびそれをコードするDNA
配列は配列番号1に示される通りである。
【0058】(2)抗ヒトAF−6抗体による同定 アミノ酸配列分析の結果を確認するために、常法に従
い、ウサギ抗ヒトAF−6抗体を作製し、これを用いて
p180の同定を試みた。まず、ヒトAF−6の部分ア
ミノ酸配列(配列番号1のアミノ酸配列の561−57
6番)に相当する16−merのペプチド(RVEQQ
PDYRRQESRTQ)に対するウサギのポリクロー
ナル抗体を作製した。このウサギ抗ヒトAF−6抗体を
用いて、イムノブロット分析(Harlow, E. & Lame, D.,
Antibodies: A Laboratory Manual, Cold Spring Harb
or Laboratory, Cold Spring Harbor, NY )を試みた。
その結果、p180は抗ヒトAF−6抗体によって認識
されることがわかった(図2)。ヒトAF−6の計算上
の分子量は181,777Daであり、SDS−PAG
Eによって測定されたp180の実際の分子量と近かっ
た。以上の結果より、p180はヒトAF−6に相当す
るウシのカウンターパートであると結論された。
【0059】また、抗ヒトAF−6抗体はp195に弱
く交差反応を示した(データ省略)。p195はAF−
6のアイソフォームであるか、あるいはAF−6のオル
タナティブ・スプライスド・フォーム(alternative sp
liced form)であると推測された。
【0060】実施例3 組換えp180とGTPγS−
GST−H−Rasとの特異的な結合の測定 (1)プラスミドの作製 インビトロ・トランスレーションにより、ヒトAF−6
のN末端領域を含むタンパク質を作製する目的で、ヒト
AF−6のN末端領域(配列番号1のアミノ酸配列の3
6−848番)をコードする2.4キロベースのcDN
A断片を、ヒト脳クイッククローンcDNA(クロンテ
ック・ラボラトリーズ・インク社製)よりPCR法によ
って増幅した。より短いヒトAF−6のN末端領域を得
るために、ヒトAF−6のN末端領域(配列番号1のア
ミノ酸配列の36−206番)をコードする0.51キ
ロベースのcDNA断片をヒトAF−6cDNAクロー
ンK12(Prasad, R. et al., Cancer Res. 53, 5624-
5628 (1993) )よりPCR法によって増幅した。これら
のcDNA断片はC末端に人工的な終止コドンが、両末
端に人工的なKpnI制限酵素認識部位が存在している
ので、これらをpRSETプラスミド(ファルマシア・
バイオテック社製)のKpnI制限酵素認識部位中にク
ローニングした。
【0061】短い方のAF−6のN末端領域およびc−
Raf−1のN末端領域をマルトース結合タンパク質
(MBP)との融合タンパク質として作製するために、
AF−6のN末端領域(配列番号1のアミノ酸配列の3
6−206番)をコードするcDNA断片およびc−R
af−1(アミノ酸番1−149)をコードするcDN
A断片をプラスミドpMal−c2−KpnI(ファル
マシア・バイオテック社製)のKpn−1制限酵素認識
部位中にサブクローニングした。プラスミドpMal−
c2−KpnIには、BamH1部位の近傍にアディシ
ョナルなKpn−1部位が導入されている。
【0062】(2)ヒトAF−6cDNAのインビトロ
・トランスレーションによって調製したAF−6N末端
領域とGST−低分子量Gタンパク質との結合 pRSET−AF−6(配列番号1のアミノ酸配列の3
6−848番)およびpRSET−AF−6(配列番号
1のアミノ酸配列の36−206番)のインビトロ・ト
ランスレーションは、TNT T7にカップルしたレテ
ィキュロサイト・ライゼート・システム(プロメガ社
製)を用いて、インストラクション・マニュアルに記載
されている条件によって実施した。
【0063】組換えAF−6N末端領域がGTPγS・
GST−H−Rasと結合するか否かを調べるために、
ビーズに固定化したGST−低分子量Gタンパク質をイ
ンビトロ・トランスレーションによって調製した組換え
AF−6N末端領域(配列番号1のアミノ酸配列の36
−848番)またはN末端領域(配列番号1のアミノ酸
配列の36−206番)と混合し、結合したタンパク質
をGST−低分子量Gタンパク質とともに、グルタチオ
ンの添加により溶出した。
【0064】より具体的には、GST−低分子量Gタン
パク質(各0.75nmol)を31μlのグルタチオ
ン・セファロース4Bビーズに固定化し、310μl
(10倍量)のバッファーAで洗浄した。固定化したビ
ーズに、40μlのインビトロ・トランスレーション混
合液([35S]メチオニンで標識されたAF−6を含
む)を加え、4℃で1時間緩やかに混合した。ビーズを
102μl(3.3倍量)のバッファーAで3回洗浄し
た後、ビーズに結合したタンパク質をGST−低分子量
Gタンパク質とともに、10mMグルタチオンを含むバ
ッファーAを添加することにより溶出した。その後、各
40μlの溶出画分をSDS−PAGEによって分離
し、ゲルを真空乾燥後オートラジオグラフィーによって
解析した。
【0065】その結果、インビトロ・トランスレーショ
ンによって調製したAF−6N末端領域(配列番号1の
アミノ酸配列の36−848番)は、GTPγS・GS
T−H−Rasとともに溶出されたが、GST、GDP
・GST−H−Ras、GTPγS・GST−H−Ra
Ala38、GST−R−Ras、GST−Ral
A、GST−RhoAではごく少量しか溶出されなかっ
た(図3)。
【0066】次に、ヒトAF−6のRas結合領域を決
定するために、同様の実験をヒトAF−6のN末端領域
(配列番号1のアミノ酸配列の36−206番)を用い
て実施した。AF−6のN末端領域(配列番号1のアミ
ノ酸配列の36−206番)をMBPとの融合タンパク
質(MBP−AF−6)として発現させ、アミロース樹
脂(ニュー・イングランド・バイオラボ社製)を用いて
精製した。得られたMBP−AF−6(0.15nmo
l)を、GST−低分子量Gタンパク質カラム・アフィ
ニティー・クロマトグラフィーにかけた。
【0067】その結果、より短いN末端領域(配列番号
1のアミノ酸配列の36−206番)を用いた場合で
も、前述と同様の結果が得られた。即ち、MBP−AF
−6はGTPγS・GST−H−Rasとともに溶出さ
れたが、GST、GDP・GST−H−Ras、GTP
γS・GST−H−RasAla38では溶出されなか
った。わずかに早く泳動されるバンドは、MBP−AF
−6の分解産物であると推定された(図4)。
【0068】同様に、c−Raf−1のN末端領域(ア
ミノ酸番号1−149番)をMBPとの融合タンパク質
(MBP−c−Raf−1)として発現させ、アミロー
ス樹脂(ニュー・イングランド・バイオラボ社製)を用
いて精製し、これを用いてGTPγS・GST−H−R
asとの結合を測定した。その結果、MBP−c−Ra
f−1もGTPγS・GST−H−Rasに結合した。
MBP−AF−6およびMBP−c−Raf−1のKd
の実測値はそれぞれ、250nMおよび200nMであ
った(データ省略)。
【0069】次に、c−Raf−1がAF−6と競合
し、活性型Rasタンパク質と結合するかどうかを調べ
た。c−Raf−1を用いた競合アッセイでは、1.5
nmol(MBP−AF−6の10倍量)のMBP−c
−Raf−1をインキュベーション混合液に同時に加え
た。その結果、過剰量(10倍量)のMBP−c−Ra
f−1が、MBP−AF−6とGTPγS・GST−H
−Rasとの結合を抑制することがわかった(図5)。
【0070】実施例4 AF−6のRas結合領域によ
るRasによって促進されるc−fos活性化の抑制 H−RasVal12、c−Raf−1 dominant neg
ative mutantまたはAF−6(配列番号1に記載のアミ
ノ酸配列の36〜206番の配列)をコードするcDN
Aを含むプラスミドをNIH/3T3マウス線維芽細胞
にコトランスフェクションし、H−RasVal12
よるc−fos遺伝子の転写活性化へのc−Raf−1
dominant negative mutantまたはAF−6(36〜2
06番のアミノ酸配列)の影響を下記の方法に従い検討
した。結果は、図7に示す通りであった。 (1)プラスミドの構築 発現用プラスミドpCEV4−H−RasVal12
c−Raf−1 dominant negative mutantをコードす
るpMNC301−1は、Fujioka,H.et al.,J.Biol.Ch
em.267,926-930(1992)およびKolch,W.et al.,Nature 34
9,426-428(1991) に記載の方法に従って構築した。pS
Rαneo−HA−AF−6(36〜206番のアミノ
酸配列)は、以下の方法によって構築した。まず、HA
−エピトープを3回直列に配置したcDNA断片をpS
Rαneoベクター(Fujioka,H.et al.,J.Biol.Chem.2
67,926-930(1992))のBamHI部位に導入した。結果
として得られたベクターをpSRαneo−HAと呼
ぶ。BamHIリンカーを連結したAF−6(36〜2
06番のアミノ酸配列)(実施例3の(1))をコード
するcDNAを、pSRαneo−HA−tagの下流
のBamHI部位のライゲートした。また、c−fos
5′−フランキング配列下流に配置されたルシフェラー
ゼcDNAを含むプラスミド(c−fos−ルシフェラ
ーゼ)を、Fukumoto,Y.et al.,J.Biol.Chem.265,714-78
0(1990) に記載の方法に従って構築した。常法に従っ
て、lacZ遺伝子をコードするcDNAを、SRαを
持つプラスミドのSRα下流に導入し、pSRα−la
cZとして用いた。プラスミド・マップは図6に示され
る通りである。
【0071】(2)発現用プラスミドの細胞へのトラン
スフェクション NIH/3T3を6ウエル・ディッシュ(35mmφ)
に細胞濃度が6×104 となるように蒔き、10%ウシ
血清(CS)を含むDMEM中に37℃で、5%CO2
存在下で16時間培養した。培地を10%CSおよび1
0mM Hepesを含むDMEMに置換した後、細胞
を4時間培養した。過去の記載(Current Protocols in
Molecular Biology,Current Protocols社)に従って、
リン酸カルシウム/DNAカクテルを2×BES−緩衝
生理食塩水を用いて調製し、緩やかにディッシュを振盪
しながら、DNAを下記の濃度で、図7に示される組み
合わせでウエルに加えた。
【0072】 ベクター 濃 度 pCEV4−H−RasVal12 0.05μg/ウエル pMNC 301−1(c−Raf−1Trp375)1.95μg/ウエル pSRaneo−AF−6(36−206aa) 1.95μg/ウエル c−fos−ルシフェラーゼ 1.0 μg/ウエルpSRα−lacZ 2.33μg/ウエル 16時間インキュベーションした後、細胞をカルシウム
−フリーのリン酸緩衝生理食塩水(PBS)で5〜10
分間2回に分けて洗浄し、0.5%CSを含むDMEM
で40時間増殖させた後、ルシフェラーゼおよびβ−ガ
ラクトシダーゼ・アッセイにかけた。
【0073】(3)ルシフェラーゼおよびβ−ガラクト
シダーゼ・アッセイ 培養細胞をカルシウム−フリーのPBSで3回洗浄した
後、100μlのリシス用バッファー(25mM Tr
is/PO4 (pH7.8),2mMDTT,10%グ
リセロール,1%TritonX−100)を用いて1
5分間室温でリシスした。細胞ライゼートを1.5ml
チューブに移し、15,000rpmで5分間遠心分離
した。上清を酵素アッセイに用いた。ルシフェラーゼ・
アッセイのために、細胞ライゼートを0.4mlの反応
溶液(20mM Tricine/NaOH(pH7.
8),1.07mM(MgCO3 4 Mg(OH)2
5H2 O,2.67mM MgSO4 ,0.1mM E
DTA ,33.3mMDTT,270μM 補酵素
A,530μM 5′−ATP・2Na,477μM
D−ルシフェリンカリウム塩)中で室温でインキュベー
トした。ルシフェラーゼ活性はルミフォトメーター(La
bo Science社,Model TD−4000)によって測定し、β
−ガラクトシダーゼ活性により標準化した。β−ガラク
トシダーゼ・アッセイのために、細胞ライゼートを0.
1mlの反応溶液(60mM Na2HPO4 ・12H
2 O,40mM NaH2 PO4 ・2H2 O,10mM
KCl,1mM MgCl2 ,48mM 2−メルカ
プトエタノール,330μg/ml o−ニトロフェニ
ル−β−D−ガラクトピラノシド)中で37℃でインキ
ュベートした。反応を50μlの1M Na2 CO3
添加により停止し、420nmでの吸光度を測定した。
その結果、AF−6のRas結合領域(36〜206番
のアミノ酸配列)により、H−RasVal12による
c−fos転写活性化が完全に抑制されることがわかっ
た。in vitro結合実験系で、H−Rasとの結
合に関して、AF−6のRas結合領域(36−206
アミノ酸)はc−Raf−lと競合する(実施例3)こ
とがわかっている。従って、AF−6のRas結合領域
(36〜206番のアミノ酸配列)によるc−fos転
写プロモーター(c−fos5′フランキング配列中に
存在する)の活性化の抑制は、AF−6のRas結合領
域(36〜206番のアミノ酸配列)によりH−Ras
Val12と内在性のc−Raf−lとの結合が抑制さ
れることを介すると推定される。
【0074】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:1612および4839 配列の型:アミノ酸および核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチドおよびcDNA 起源: 生物名:ヒト 配列 ATG TCG GCG GGC GGC CGT GAC GAG GAG CGG CGG AAG CTG GCC GAC ATC 48 Met Ser Ala Gly Gly Arg Asp Glu Glu Arg Arg Lys Leu Ala Asp Ile 1 5 10 15 ATC CAC CAC TGG AAC GCC AAC CGG CTG GAC CTG TTC GAG ATC AGC CAG 96 Ile His His Trp Asn Ala Asn Arg Leu Asp Leu Phe Glu Ile Ser Gln 20 25 30 CCG ACC GAG GAT TTG GAG TTC CAT GGA GTG ATG AGA TTT TAT TTT CAA 144 Pro Thr Glu Asp Leu Glu Phe His Gly Val Met Arg Phe Tyr Phe Gln 35 40 45 GAT AAA GCT GCT GGA AAC TTT GCA ACA AAA TGT ATT CGG GTC TCT AGT 192 Asp Lys Ala Ala Gly Asn Phe Ala Thr Lys Cys Ile Arg Val Ser Ser 50 55 60 ACT GCC ACC ACT CAA GAT GTA ATC GAA ACG CTC GCG GAG AAA TTT CGA 240 Thr Ala Thr Thr Gln Asp Val Ile Glu Thr Leu Ala Glu Lys Phe Arg 65 70 75 80 CCT GAT ATG CGA ATG CTG TCC TCT CCC AAG TAT TCA CTC TAT GAA GTG 288 Pro Asp Met Arg Met Leu Ser Ser Pro Lys Tyr Ser Leu Tyr Glu Val 85 90 95 CAT GTC AGC GGA GAA AGA AGA TTG GAT ATA GAT GAG AAA CCT CTA GTT 336 His Val Ser Gly Glu Arg Arg Leu Asp Ile Asp Glu Lys Pro Leu Val 100 105 110 GTA CAA CTG AAT TGG AAC AAA GAT GAT CGG GAA GGC AGA TTT GTT CTT 384 Val Gln Leu Asn Trp Asn Lys Asp Asp Arg Glu Gly Arg Phe Val Leu 115 120 125 AAG AAT GAG AAT GAC GCC ATT CCT CCT AAG GCT CAA AGT AAT GGA CCT 432 Lys Asn Glu Asn Asp Ala Ile Pro Pro Lys Ala Gln Ser Asn Gly Pro 130 135 140 GAA AAG CAG GAA AAA GAA GGG GTT ATC CAG AAC TTC AAG AGA ACT CTC 480 Glu Lys Gln Glu Lys Glu Gly Val Ile Gln Asn Phe Lys Arg Thr Leu 145 150 155 160 TCA AAG AAA GAA AAG AAG GAA AAA AAG AAG AGA GAA AAA GAG GCA TTG 528 Ser Lys Lys Glu Lys Lys Glu Lys Lys Lys Arg Glu Lys Glu Ala Leu 165 170 175 CGA CAG GCA TCT GAT AAA GAT GAT AGA CCT TTC CAA GGG GAG GAT GTT 576 Arg Gln Ala Ser Asp Lys Asp Asp Arg Pro Phe Gln Gly Glu Asp Val 180 185 190 GAA AAT TCT CGA CTG GCT GCT GAG GTT TAC AAA GAC ATG CCG GAA ACC 624 Glu Asn Ser Arg Leu Ala Ala Glu Val Tyr Lys Asp Met Pro Glu Thr 195 200 205 AGC TTT ACT CGA ACC ATT TCT AAT CCT GAG GTG GTT ATG AAA CGA CGG 672 Ser Phe Thr Arg Thr Ile Ser Asn Pro Glu Val Val Met Lys Arg Arg 210 215 220 AGG CAG CAA AAA TTG GAA AAG AGA ATG CAG GAA TTT CGG AGC TCA GAT 720 Arg Gln Gln Lys Leu Glu Lys Arg Met Gln Glu Phe Arg Ser Ser Asp 225 230 235 240 GGG CGG CCT GAT TCA GGT GGA ACA TTG AGA ATT TAT GCA GAT AGT TTA 768 Gly Arg Pro Asp Ser Gly Gly Thr Leu Arg Ile Tyr Ala Asp Ser Leu 245 250 255 AAA CCA AAT ATT CCC TAC AAG ACA ATC CTG CTG TCT ACT ACA GAT CCT 816 Lys Pro Asn Ile Pro Tyr Lys Thr Ile Leu Leu Ser Thr Thr Asp Pro 260 265 270 GCA GAC TTT GCT GTG GCT GAA GCT TTA GAG AAG TAT GGT CTG GAA AAA 864 Ala Asp Phe Ala Val Ala Glu Ala Leu Glu Lys Tyr Gly Leu Glu Lys 275 280 285 GAA AAC CCT AAG GAT TAC TGC ATC GCC CGG GTT ATG CTT CCT CCT GGA 912 Glu Asn Pro Lys Asp Tyr Cys Ile Ala Arg Val Met Leu Pro Pro Gly 290 295 300 GCC CAG CAT TCT GAT GAA AAG GGT GCT AAA GAA ATT ATT CTT GAT GAT 960 Ala Gln His Ser Asp Glu Lys Gly Ala Lys Glu Ile Ile Leu Asp Asp 305 310 315 320 GAT GAG TGT CCT TTA CAA ATC TTC AGG GAA TGG CCA AGT GAC AAA GGG 1008 Asp Glu Cys Pro Leu Gln Ile Phe Arg Glu Trp Pro Ser Asp Lys Gly 325 330 335 ATT TTA GTC TTT CAG TTG AAG AGG AGG CCA CCA GAC CAC ATC CCA AAG 1056 Ile Leu Val Phe Gln Leu Lys Arg Arg Pro Pro Asp His Ile Pro Lys 340 345 350 AAA ACC AAG AAA CAC TTG GAA GGC AAG ACA CCC AAG GGA AAG GAG AGA 1104 Lys Thr Lys Lys His Leu Glu Gly Lys Thr Pro Lys Gly Lys Glu Arg 355 360 365 GCT GAC GGG TCT GTC TAT GGC TCC ACC CTT CCT CCG GAG AAG CTG CCC 1152 Ala Asp Gly Ser Val Tyr Gly Ser Thr Leu Pro Pro Glu Lys Leu Pro 370 375 380 TAT TTA GTA GAG TTA AGC CCA GAT GGT TCT GAC TCT AGA GAT AAG CCA 1200 Tyr Leu Val Glu Leu Ser Pro Asp Gly Ser Asp Ser Arg Asp Lys Pro 385 390 395 400 AAG CTT TAC CGC CTT CAG TTA AGT GTT ACT GAA GTT GGG ACA GAA AAG 1248 Lys Leu Tyr Arg Leu Gln Leu Ser Val Thr Glu Val Gly Thr Glu Lys 405 410 415 TTG GAT GAC AAC TCT ATC CAG TTG TTT GGC CCA GGA ATT CAG CCC CAT 1296 Leu Asp Asp Asn Ser Ile Gln Leu Phe Gly Pro Gly Ile Gln Pro His 420 425 430 CAC TGT GAC CTT ACC AAC ATG GAT GGA GTG GTC ACT GTG ACG CCC AGA 1344 His Cys Asp Leu Thr Asn Met Asp Gly Val Val Thr Val Thr Pro Arg 435 440 445 AGT ATG GAC GCA GAA ACC TAC GTG GAA GGC CAG CGC ATC TCA GAA ACC 1392 Ser Met Asp Ala Glu Thr Tyr Val Glu Gly Gln Arg Ile Ser Glu Thr 450 455 460 ACC ATG CTG CAG AGT GGC ATG AAA GTG CAG TTT GGG GCG TCC CAT GTA 1440 Thr Met Leu Gln Ser Gly Met Lys Val Gln Phe Gly Ala Ser His Val 465 470 475 480 TTT AAG TTT GTG GAC CCC AGT CAG GAT CAT GCT CTT GCA AAA AGA TCT 1488 Phe Lys Phe Val Asp Pro Ser Gln Asp His Ala Leu Ala Lys Arg Ser 485 490 495 GTG GAT GGA GGC CTG ATG GTT AAG GGC CCA AGA CAT AAA CCT GGA ATT 1536 Val Asp Gly Gly Leu Met Val Lys Gly Pro Arg His Lys Pro Gly Ile 500 505 510 GTT CAG GAG ACA ACT TTT GAT TTG GGA GGA GAT ATT CAT AGT GGG ACA 1584 Val Gln Glu Thr Thr Phe Asp Leu Gly Gly Asp Ile His Ser Gly Thr 515 520 525 GCA TTA CCG ACA AGC AAG AGC ACC ACT AGG CTG GAC AGC GAC AGA GTG 1632 Ala Leu Pro Thr Ser Lys Ser Thr Thr Arg Leu Asp Ser Asp Arg Val 530 535 540 TCG TCT GCC TCT AGC ACA GCC GAG CGG GGA ATG GTG AAG CCG ATG ATC 1680 Ser Ser Ala Ser Ser Thr Ala Glu Arg Gly Met Val Lys Pro Met Ile 545 550 555 560 AGA GTA GAA CAG CAG CCA GAT TAT CGC AGG CAA GAA AGC AGA ACA CAG 1728 Arg Val Glu Gln Gln Pro Asp Tyr Arg Arg Gln Glu Ser Arg Thr Gln 565 570 575 GAT GCT TCT GGG CCT GAG CTG ATA CTA CCT GCA AGC ATT GAA TTC AGG 1776 Asp Ala Ser Gly Pro Glu Leu Ile Leu Pro Ala Ser Ile Glu Phe Arg 580 585 590 GAA AGT TCT GAA GAT TCA TTT TTG TCT GCC ATT ATA AAT TAT ACT AAT 1824 Glu Ser Ser Glu Asp Ser Phe Leu Ser Ala Ile Ile Asn Tyr Thr Asn 595 600 605 AGC TCT ACA GTC CAC TTT AAG TTG TCC CCT ACA TAT GTA TTA TAT ATG 1872 Ser Ser Thr Val His Phe Lys Leu Ser Pro Thr Tyr Val Leu Tyr Met 610 615 620 GCA TGC CGG TAT GTA TTG TCC AAC CAG TAC AGA CCT GAC ATC AGC CCT 1920 Ala Cys Arg Tyr Val Leu Ser Asn Gln Tyr Arg Pro Asp Ile Ser Pro 625 630 635 640 ACA GAG CGC ACA CAT AAA GTC ATT GCA GTC GTC AAC AAG ATG GTG AGC 1968 Thr Glu Arg Thr His Lys Val Ile Ala Val Val Asn Lys Met Val Ser 645 650 655 ATG ATG GAG GGT GTC ATC CAG AAA CAG AAG AAT ATT GCA GGG GCA CTT 2016 Met Met Glu Gly Val Ile Gln Lys Gln Lys Asn Ile Ala Gly Ala Leu 660 665 670 GCC TTC TGG ATG GCA AAT GCA TCT GAA CTT CTC AAC TTC ATT AAG CAA 2064 Ala Phe Trp Met Ala Asn Ala Ser Glu Leu Leu Asn Phe Ile Lys Gln 675 680 685 GAC CGA GAC CTT AGT CGG ATC ACA CTG GAT GCT CAA GAT GTT TTA GCA 2112 Asp Arg Asp Leu Ser Arg Ile Thr Leu Asp Ala Gln Asp Val Leu Ala 690 695 700 CAT TTG GTT CAA ATG GCA TTT AAA TAC TTG GTT CAC TGT CTT CAA TCA 2160 His Leu Val Gln Met Ala Phe Lys Tyr Leu Val His Cys Leu Gln Ser 705 710 715 720 GAA CTT AAT AAT TAC ATG CCA GCC TTT CTA GAT GAC CCT GAA GAG AAC 2208 Glu Leu Asn Asn Tyr Met Pro Ala Phe Leu Asp Asp Pro Glu Glu Asn 725 730 735 AGT CTG CAA CGA CCA AAA ATA GAT GAT GTG CTG CAC ACG CTC ACA GGA 2256 Ser Leu Gln Arg Pro Lys Ile Asp Asp Val Leu His Thr Leu Thr Gly 740 745 750 GCC ATG TCC TTG CTA CGA CGC TGC AGA GTC AAT GCC GCC CTG ACC ATC 2304 Ala Met Ser Leu Leu Arg Arg Cys Arg Val Asn Ala Ala Leu Thr Ile 755 760 765 CAG CTC TTC TCT CAG CTC TTC CAC TTC ATC AAT ATG TGG CTG TTC AAT 2352 Gln Leu Phe Ser Gln Leu Phe His Phe Ile Asn Met Trp Leu Phe Asn 770 775 780 AGA TTG GTG ACC GAC CCA GAT TCG GGG CTG TGC TCC CAT TAC TGG GGT 2400 Arg Leu Val Thr Asp Pro Asp Ser Gly Leu Cys Ser His Tyr Trp Gly 785 790 795 800 GCG ATT ATC CGT CAG CAG TTG GGC CAT ATT GAA GCC TGG GCT GAG AAG 2448 Ala Ile Ile Arg Gln Gln Leu Gly His Ile Glu Ala Trp Ala Glu Lys 805 810 815 CAG GGG CTG GAA CTG GCT GCG GAC TGT CAT CTG AGC AGG ATC GTG CAG 2496 Gln Gly Leu Glu Leu Ala Ala Asp Cys His Leu Ser Arg Ile Val Gln 820 825 830 GCA ACG ACT TTG CTT ACC ATG GAT AAG TAT GCA CCT GAT GAC ATT CCA 2544 Ala Thr Thr Leu Leu Thr Met Asp Lys Tyr Ala Pro Asp Asp Ile Pro 835 840 845 AAT ATA AAC AGC ACC TGC TTT AAG TTA AAT TCA TTA CAA CTT CAA GCC 2592 Asn Ile Asn Ser Thr Cys Phe Lys Leu Asn Ser Leu Gln Leu Gln Ala 850 855 860 TTA TTA CAG AAC TAT CAC TGT GCA CCT GAT GAG CCT TTT ATC CCA ACG 2640 Leu Leu Gln Asn Tyr His Cys Ala Pro Asp Glu Pro Phe Ile Pro Thr 865 870 875 880 GAT CTT ATA GAA AAT GTA GTG ACT GTG GCT GAA AAC ACT GCC GAT GAG 2688 Asp Leu Ile Glu Asn Val Val Thr Val Ala Glu Asn Thr Ala Asp Glu 885 890 895 CTG GCC CGC AGT GAT GGA AGG GAA GTG CAG TTG GAG GAG GAT CCT GAT 2736 Leu Ala Arg Ser Asp Gly Arg Glu Val Gln Leu Glu Glu Asp Pro Asp 900 905 910 CTG CAG CTG CCG TTT CTT TTG CCA GAA GAT GGT TAT TCT TGT GAT GTT 2784 Leu Gln Leu Pro Phe Leu Leu Pro Glu Asp Gly Tyr Ser Cys Asp Val 915 920 925 GTC AGA AAC ATT CCA AAT GGT TTA CAA GAA TTT TTA GAC CCT CTG TGC 2832 Val Arg Asn Ile Pro Asn Gly Leu Gln Glu Phe Leu Asp Pro Leu Cys 930 935 940 CAG AGA GGA TTT TGC AGG TTA ATT CCT CAC ACA CGT TCA CCA GGT ACT 2880 Gln Arg Gly Phe Cys Arg Leu Ile Pro His Thr Arg Ser Pro Gly Thr 945 950 955 960 TGG ACA ATA TAT TTT GAA GGT GCA GAT TAT GAA AGT CAC CTT CTG CGT 2928 Trp Thr Ile Tyr Phe Glu Gly Ala Asp Tyr Glu Ser His Leu Leu Arg 965 970 975 GAG AAC ACA GAG CTG GCT CAG CCT CTG AGG AAA GAA CCT GAA ATA ATC 2976 Glu Asn Thr Glu Leu Ala Gln Pro Leu Arg Lys Glu Pro Glu Ile Ile 980 985 990 ACT GTG ACC CTA AAA AAG CAG AAT GGA ATG GGC CTT AGC ATT GTT GCA 3024 Thr Val Thr Leu Lys Lys Gln Asn Gly Met Gly Leu Ser Ile Val Ala 995 1000 1005 GCA AAG GGT GCT GGT CAA GAT AAA CTA GGA ATC TAC GTG AAG TCG GTT 3072 Ala Lys Gly Ala Gly Gln Asp Lys Leu Gly Ile Tyr Val Lys Ser Val 1010 1015 1020 GTG AAA GGA GGT GCT GCA GAT GTG GAT GGA CGT CTA GCT GCA GGT GAT 3120 Val Lys Gly Gly Ala Ala Asp Val Asp Gly Arg Leu Ala Ala Gly Asp 1025 1030 1035 1040 CAG CTC CTC AGT GTG GAT GGA CGA AGT CTG GTT GGA CTC TCT CAG GAA 3168 Gln Leu Leu Ser Val Asp Gly Arg Ser Leu Val Gly Leu Ser Gln Glu 1045 1050 1055 AGG GCG GCA GAA CTC ATG ACA AGA ACA AGC TCT GTG GTG ACA CTG GAA 3216 Arg Ala Ala Glu Leu Met Thr Arg Thr Ser Ser Val Val Thr Leu Glu 1060 1065 1070 GTA GCA AAG CAG GGT GCC ATC TAC CAC GGT CTG GCC ACC CTT CTC AAT 3264 Val Ala Lys Gln Gly Ala Ile Tyr His Gly Leu Ala Thr Leu Leu Asn 1075 1080 1085 CAG CCA TCC CCC ATG ATG CAG AGA ATT TCA GAT CGT CGT GGC TCA GGT 3312 Gln Pro Ser Pro Met Met Gln Arg Ile Ser Asp Arg Arg Gly Ser Gly 1090 1095 1100 AAA CCC CGA CCA AAG AGT GAA GGC TTT GAG CTC TAT AAT AAT TCA ACT 3360 Lys Pro Arg Pro Lys Ser Glu Gly Phe Glu Leu Tyr Asn Asn Ser Thr 1105 1110 1115 1120 CAA AAT GGG TCT CCT GAG AGT CCT CAG CTG CCT TGG GCA GAA TAT AGT 3408 Gln Asn Gly Ser Pro Glu Ser Pro Gln Leu Pro Trp Ala Glu Tyr Ser 1125 1130 1135 GAA CCA AAG AAA TTG CCT GGT GAT GAC AGA CTG ATG AAA AAT AGA GCT 3456 Glu Pro Lys Lys Leu Pro Gly Asp Asp Arg Leu Met Lys Asn Arg Ala 1140 1145 1150 GAT CAC CGT TCC AGC CCC AAC GTA GCA AAT CAG CCT CCT AGT CCT GGA 3504 Asp His Arg Ser Ser Pro Asn Val Ala Asn Gln Pro Pro Ser Pro Gly 1155 1160 1165 GGG AAA AGT GCA TAT GCC TCT GGA ACA ACA GCG AAG ATA ACA TCT GTC 3552 Gly Lys Ser Ala Tyr Ala Ser Gly Thr Thr Ala Lys Ile Thr Ser Val 1170 1175 1180 TCT ACT GGA AAC CTC TGC ACT GAG GAG CAG ACG CCT CCG CCT AGA CCT 3600 Ser Thr Gly Asn Leu Cys Thr Glu Glu Gln Thr Pro Pro Pro Arg Pro 1185 1190 1195 1200 GAA GCC TAC CCC ATT CCC ACT CAG ACG TAC ACC AGA GAG TAT TTT ACC 3648 Glu Ala Tyr Pro Ile Pro Thr Gln Thr Tyr Thr Arg Glu Tyr Phe Thr 1205 1210 1215 TTC CCA GCT TCC AAA TCC CAG GAT CGG ATG GCT CCT CCT CAG AAC CAG 3696 Phe Pro Ala Ser Lys Ser Gln Asp Arg Met Ala Pro Pro Gln Asn Gln 1220 1225 1230 TGG CCA AAT TAT GAG GAA AAG CCA CAT ATG CAC ACA GAT AGT AAT CAT 3744 Trp Pro Asn Tyr Glu Glu Lys Pro His Met His Thr Asp Ser Asn His 1235 1240 1245 TCC AGT ATT GCA ATT CAG CGT GTT ACA CGT TCC CAA GAA GAA CTT CGA 3792 Ser Ser Ile Ala Ile Gln Arg Val Thr Arg Ser Gln Glu Glu Leu Arg 1250 1255 1260 GAA GAT AAA GCT TAC CAA CTT GAG CGG CAT CGA ATA GAG GCA GCT ATG 3840 Glu Asp Lys Ala Tyr Gln Leu Glu Arg His Arg Ile Glu Ala Ala Met 1265 1270 1275 1280 GAC CGA AAG TCT GAT AGT GAT ATG TGG ATA AAT CAG AGC TCC TCA CTG 3888 Asp Arg Lys Ser Asp Ser Asp Met Trp Ile Asn Gln Ser Ser Ser Leu 1285 1290 1295 GAC TCC AGT ACC TCT AGC CAG GAG CAT CTG AAC CAT TCC TCT AAG TCG 3936 Asp Ser Ser Thr Ser Ser Gln Glu His Leu Asn His Ser Ser Lys Ser 1300 1305 1310 GTC ACC CCT GCT TCC ACA CTG ACC AAA AGT GGC CCT GGC CGT TGG AAA 3984 Val Thr Pro Ala Ser Thr Leu Thr Lys Ser Gly Pro Gly Arg Trp Lys 1315 1320 1325 ACA CCA GCA GCC ATA CCG GCC ACC CCT GTG GCC GTC TCC CAG CCA ATC 4032 Thr Pro Ala Ala Ile Pro Ala Thr Pro Val Ala Val Ser Gln Pro Ile 1330 1335 1340 CGA ACA GAC CTG CCT CCG CCA CCC CCG CCA CCT CCA GTC CAC TAT GCC 4080 Arg Thr Asp Leu Pro Pro Pro Pro Pro Pro Pro Pro Val His Tyr Ala 1345 1350 1355 1360 GGT GAT TTC GAT GGA ATG TCC ATG GAT TTG CCT CTC CCA CCA CCC CCT 4128 Gly Asp Phe Asp Gly Met Ser Met Asp Leu Pro Leu Pro Pro Pro Pro 1365 1370 1375 TCC GCC AAC CAG ATA GGG CTG CCG TCT GCG CAG GTG GCT GCT GCT GAA 4176 Ser Ala Asn Gln Ile Gly Leu Pro Ser Ala Gln Val Ala Ala Ala Glu 1380 1385 1390 CGG AGA AAG AGA GAA GAA CAT CAG CGT TGG TAT GAG AAG GAG AAG GCC 4224 Arg Arg Lys Arg Glu Glu His Gln Arg Trp Tyr Glu Lys Glu Lys Ala 1395 1400 1405 CCC CTG GAG GAG GAG CGG GAG AGG AAG CGG AGA GAG CAG GAG AGG AAG 4272 Pro Leu Glu Glu Glu Arg Glu Arg Lys Arg Arg Glu Gln Glu Arg Lys 1410 1415 1420 TTG GGC CAG ATG CGC ACT CAG TCC TTA AAC CCT GCT CCG TTT TCT CCC 4320 Leu Gly Gln Met Arg Thr Gln Ser Leu Asn Pro Ala Pro Phe Ser Pro 1425 1430 1435 1440 CTG ACT GCA CAG CAG ATG AAG CCC GAA AAG CCT TCC ACA CTC CAG CGG 4368 Leu Thr Ala Gln Gln Met Lys Pro Glu Lys Pro Ser Thr Leu Gln Arg 1445 1450 1455 CCA CAG GAA ACA GTC ATT CGG GAG CTG CAG CCT CAG CAG CAG CCC CGC 4416 Pro Gln Glu Thr Val Ile Arg Glu Leu Gln Pro Gln Gln Gln Pro Arg 1460 1465 1470 ACG ATC GAG CGC AGA GAC TTG CAG TAC ATT ACA GTC AGC AAA GAG GAG 4464 Thr Ile Glu Arg Arg Asp Leu Gln Tyr Ile Thr Val Ser Lys Glu Glu 1475 1480 1485 CTT TCC TCG GGG GAC AGT CTG TCC CCC GAC CCG TGG AAG CGG GAC GCC 4512 Leu Ser Ser Gly Asp Ser Leu Ser Pro Asp Pro Trp Lys Arg Asp Ala 1490 1495 1500 AAG GAG AAG CTG GAG AAG CAG CAG CAG ATG CAC ATC GTG GAC ATG CTG 4560 Lys Glu Lys Leu Glu Lys Gln Gln Gln Met His Ile Val Asp Met Leu 1505 1510 1515 1520 AGC AAG GAG ATC CAG GAG CTC CAG AGC AAA CCG GAC CGC AGC GCC GAG 4608 Ser Lys Glu Ile Gln Glu Leu Gln Ser Lys Pro Asp Arg Ser Ala Glu 1525 1530 1535 GAG AGC GAC CGG CTG CGC AAG CTC ATG CTG GAG TGG CAG TTC CAG AAG 4656 Glu Ser Asp Arg Leu Arg Lys Leu Met Leu Glu Trp Gln Phe Gln Lys 1540 1545 1550 AGA CTC CAG GAG TCG AAG CAG AAG GAC GAA GAT GAC GAG GAG GAG GAG 4704 Arg Leu Gln Glu Ser Lys Gln Lys Asp Glu Asp Asp Glu Glu Glu Glu 1555 1560 1565 GAC GAT GAT GTG GAC ACC ATG CTG ATC ATG CAG CGC CTG GAG GCT GAA 4752 Asp Asp Asp Val Asp Thr Met Leu Ile Met Gln Arg Leu Glu Ala Glu 1570 1575 1580 CGA AGA GCG AGG GTA AAG GGG GGA GTG CTT TGG CTG TGC CCA TCT GTG 4800 Arg Arg Ala Arg Val Lys Gly Gly Val Leu Trp Leu Cys Pro Ser Val 1585 1590 1595 1600 GTC CCT ATT TTA GCT TCT GCG TGT TTC CCA TGG GGA TAG 4839 Val Pro Ile Leu Ala Ser Ala Cys Phe Pro Trp Gly 1605 1610
【図面の簡単な説明】
【図1】H−Rasタンパク質結合タンパク質の精製の
結果を示した図である。結果は、3回の独立した実験の
代表例である。レーン1:GST、レーン2:GDP・
GST−H−Ras、レーン3:GTPγS・GST−
H−Ras、レーン4:GTPγS・GST−H−Ra
A3
【図2】p180についてのイムノブロット分析の結果
を示した図である。結果は、3回の独立した実験の代表
例である。 レーン1:免疫前血清、レーン2:抗ヒトAF−6抗
体。
【図3】AF−6と活性化H−Rasタンパク質との結
合を示した図である。 レーン1:インビトロ・トランスレーションAF−6、
レーン2:GST、レーン3:GDP・GST−H−R
as、レーン4:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン5:GTPγS・GST−H−RasA38、レー
ン6:GDP・GST−R−Ras、レーン7:GTP
γS・GST−R−Ras、レーン8:GDP・GST
−RalA、レーン9:GTPγS・GST−Ral
A、レーン10:GDP・GST−RhoA、レーン1
1:GTPγS・GST−RhoA。
【図4】インビトロ・トランスレーションされたAF−
6のGST−H−Rasタンパク質との結合を示した図
である。結果は、3回の独立した実験の代表例である。 レーン1:インビトロ・トランスレーションAF−6、
レーン2:GST、レーン3:GDP・GST−H−R
as、レーン4:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン5:GTPγS・GST−H−RasA38
【図5】AF−6およびc−Raf−1の活性型H−R
asタンパク質との結合を示した図である。結果は、3
回の独立した実験の代表例である。 レーン1:GST、レーン2:GDP・GST−H−R
as、レーン3:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン4:GTPγS・GST−H−RasA3 、レー
ン5:GTPγS・GST−H−RasおよびMBP−
c−Raf−1。
【図6】実施例4において用いたプラスミドベクターを
示した図である。
【図7】Rasによって誘導されるc−fos転写プロ
モーターの転写活性の抑制を示した図である。NIH/
3T3細胞にc−fos−ルシフェラーゼベクターおよ
びpSRα−lacZベクターを導入し、更に図に示し
た組み合わせベクターを導入した。図は、検出されたル
シフェラーゼ活性をβ−ガラクトシダーゼ活性との相対
値で表した。
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】H−Rasタンパク質結合タンパク質の精製の
結果を示した電気泳動写真である。結果は、3回の独立
した実験の代表例である。 レーン1:GST、レーン2:GDP・GST−H−R
as、レーン3:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン4:GTPγS・GST−H−RasA38
【図2】p180についてのイムノブロット分析の結果
を示した電気泳動写真である。結果は、3回の独立した
実験の代表例である。 レーン1:免疫前血清、レーン2:抗ヒトAF−6抗
体。
【図3】AF−6と活性化H−Rasタンパク質との結
合を示した電気泳動写真である。 レーン1:インビトロ・トランスレーションAF−6、
レーン2:GST、レーン3:GDP・GST−H−R
as、レーン4:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン5:GTPγS・GST−H−RasA38、レー
ン6:GDP・GST−R−Ras、レーン7:GTP
γS・GST−R−Ras、レーン8:GDP・GST
−RalA、レーン9:GTPγS・GST−Ral
A、レーン10:GDP・GST−RhoA、レーン1
1:GTPγS・GST−RhoA。
【図4】インビトロ・トランスレーションされたAF−
6のGST−H−Rasタンパク質との結合を示した電
気泳動写真である。結果は、3回の独立した実験の代表
例である。 レーン1:インビトロ・トランスレーションAF−6、
レーン2:GST、レーン3:GDP・GST−H−R
as、レーン4:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン5:GTPγS・GST−H−RasA38
【図5】AF−6およびc−Raf−1の活性型H−R
asタンパク質との結合を示した電気泳動写真である。
結果は、3回の独立した実験の代表例である。 レーン1:GST、レーン2:GDP・GST−H−R
as、レーン3:GTPγS・GST−H−Ras、レ
ーン4:GTPγS・GST−H−RasA38、レー
ン5:GTPγS・GST−H−RasおよびMBP−
c−Raf−1。
【図6】実施例4において用いたプラスミドベクターを
示した図である。
【図7】Rasによって誘導されるc−fos転写プロ
モーターの転写活性の抑制を示した図である。NIH/
3T3細胞にc−fos−ルシフェラーゼベクターおよ
びpSRα−lacZベクターを導入し、更に図に示し
た組み合わせベクターを導入した。図は、検出されたル
シフェラーゼ活性をβ−ガラクトシダーゼ活性との相対
値で表した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07K 14/47 C12P 21/02 C C12N 5/10 A61K 37/02 ADU C12P 21/02 C12N 5/00 B //(C12P 21/02 C12R 1:91)

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性型Rasタンパク質結合能を有するA
    F−6の改変アミノ酸配列またはその等価配列を有す
    る、ペプチドまたはタンパク質。
  2. 【請求項2】Rasタンパク質が、H−Rasタンパク
    質、K−Rasタンパク質、N−Rasタンパク質、R
    −Rasタンパク質、Ralタンパク質、Rap1Aタ
    ンパク質、Rap1Bタンパク質、Rap2タンパク
    質、およびTc21タンパク質からなる群から選択され
    るものである、請求項1に記載のペプチドまたはタンパ
    ク質。
  3. 【請求項3】AF−6がホ乳類由来のものである、請求
    項1または2に記載のペプチドまたはタンパク質。
  4. 【請求項4】AF−6がヒト由来のものである、請求項
    3に記載のペプチドまたはタンパク質。
  5. 【請求項5】配列番号1に記載されるアミノ酸配列の3
    6〜848番の配列または活性型Rasタンパク質結合
    能を有するその部分配列からなるものである、請求項1
    〜4いずれか一項に記載のペプチドまたはタンパク質。
  6. 【請求項6】配列番号1に記載されるアミノ酸配列の3
    6〜206番の配列または活性型Rasタンパク質結合
    能を有するその部分配列からなるものである、請求項1
    〜4いずれか一項に記載のペプチドまたはタンパク質。
  7. 【請求項7】請求項1〜6いずれか一項に記載のペプチ
    ドまたはタンパク質をコードする、塩基配列。
  8. 【請求項8】配列番号1に記載されるDNA配列の少な
    くとも106〜618番の配列を含んでなる、請求項7
    に記載の塩基配列。
  9. 【請求項9】請求項7または8に記載の塩基配列を含ん
    でなる、ベクター。
  10. 【請求項10】プラスミドベクター、ウイルスベクタ
    ー、およびリポソームベクターからなる群から選択され
    るものである、請求項9に記載のベクター。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載のベクターに
    よって形質転換された、宿主細胞(ただし、ヒト細胞に
    あってはヒトから単離された細胞に限る)。
  12. 【請求項12】大腸菌、酵母、昆虫細胞、COS細胞、
    リンパ細胞、繊維芽細胞、CHO細胞、血液系細胞、腫
    瘍細胞からなる群から選択されるものである、請求項1
    1に記載の宿主細胞。
  13. 【請求項13】請求項11または12に記載の宿主細胞
    を培養し、そして培養物から請求項1〜6いずれか一項
    に記載のペプチドまたはタンパク質を採取することを含
    んでなる、請求項1〜6いずれか一項に記載のペプチド
    またはタンパク質の製造法。
  14. 【請求項14】AF−6または請求項1〜6いずれか一
    項に記載のペプチドもしくはタンパク質を含んでなる、
    腫瘍形成または転移抑制剤。
  15. 【請求項15】活性型Rasタンパク質が関与する腫瘍
    形成または転移を抑制する、請求項14に記載の腫瘍形
    成または転移抑制剤。
  16. 【請求項16】AF−6または請求項1〜6いずれか一
    項に記載のペプチドもしくはタンパク質をコードする塩
    基配列を含んでなる、腫瘍形成または転移抑制用遺伝子
    治療剤。
  17. 【請求項17】活性型Rasタンパク質が関与する腫瘍
    形成または転移を抑制する、請求項16に記載の腫瘍形
    成または転移抑制用遺伝子治療剤。
  18. 【請求項18】(1)スクリーニングの対象となる物質
    を、活性型Rasタンパク質およびAF−6または請求
    項1〜6いずれか一項に記載のペプチドもしくはタンパ
    ク質を含むスクリーニング系に存在させ、そして(2)
    活性型Rasタンパク質と、AF−6または請求項1〜
    6いずれか一項に記載のペプチドもしくはタンパク質と
    の結合の阻害の程度を測定することを含んでなる、活性
    型Rasタンパク質とAF−6との結合を阻害する物質
    のスクリーニング法。
  19. 【請求項19】スクリーニング系が細胞系または無細胞
    系である、請求項18に記載のスクリーニング法。
  20. 【請求項20】(1)AF−6の改変アミノ酸配列また
    はその等価配列を有するペプチドまたはタンパク質を、
    活性型Rasタンパク質と活性型Rafタンパク質とを
    含むスクリーニング系に存在させ、そして(2)活性型
    Rasタンパク質と活性型Rafタンパク質との結合の
    程度を測定することを含んでなる、活性型Rasタンパ
    ク質と活性型Rafタンパク質との結合を阻害するAF
    −6の改変アミノ酸配列またはその等価配列を有するペ
    プチドまたはタンパク質のスクリーニング法。
  21. 【請求項21】AF−6の改変アミノ酸配列またはその
    等価配列を有するペプチドまたはタンパク質が請求項1
    〜6いずれか一項に記載のペプチドまたはタンパク質で
    ある、請求項20に記載のスクリーニング法。
  22. 【請求項22】Rafタンパク質が、c−Raf−1タ
    ンパク質、A−Rafタンパク質、またはB−Rafタ
    ンパク質である、請求項20または21に記載のスクリ
    ーニング法。
  23. 【請求項23】スクリーニング系が細胞系または無細胞
    系である、請求項20〜22いずれか一項に記載のスク
    リーニング法。
  24. 【請求項24】(1)AF−6の改変アミノ酸配列また
    はその等価配列を有するペプチドまたはタンパク質を、
    Ras遺伝子が発現している細胞を含むスクリーニング
    系に存在させ、そして(2)該細胞中のガン関連遺伝子
    転写プロモーターの活性化の程度を測定することを含ん
    でなる、ガン関連遺伝子転写プロモーターの活性化を阻
    害するAF−6の改変アミノ酸配列またはその等価配列
    を有するペプチドまたはタンパク質のスクリーニング
    法。
  25. 【請求項25】AF−6の改変アミノ酸配列またはその
    等価配列を有するペプチドまたはタンパク質が請求項1
    〜6いずれか一項に記載のペプチドまたはタンパク質で
    ある、請求項24に記載のスクリーニング法。
  26. 【請求項26】ガン関連遺伝子がc−fos−1であ
    る、請求項24または25に記載のスクリーニング法。
  27. 【請求項27】Ras遺伝子が、野生型または変異型R
    as遺伝子である、請求項24〜26いずれか一項に記
    載のスクリーニング法。
  28. 【請求項28】腫瘍形成または転移抑制物質のスクリー
    ニング法である、請求項18〜27に記載のスクリーニ
    ング法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0905239A3 (en) * 1997-09-22 2001-02-07 Japan Science and Technology Corporation Gene encoding Afadin-1

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