JPH09190141A - プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置

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JPH09190141A
JPH09190141A JP8018095A JP1809596A JPH09190141A JP H09190141 A JPH09190141 A JP H09190141A JP 8018095 A JP8018095 A JP 8018095A JP 1809596 A JP1809596 A JP 1809596A JP H09190141 A JPH09190141 A JP H09190141A
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JP
Japan
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image forming
process cartridge
forming apparatus
unused state
unit
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JP8018095A
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English (en)
Inventor
Koichi Suwa
貢一 諏訪
Atsutoshi Ando
温敏 安藤
Junichi Kato
淳一 加藤
Tadashi Onimura
正 鬼村
Satoshi Inami
聡 居波
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセスカートリッジの使用初期における異
常音の発生を防止する。 【解決手段】 プロセスカートリッジに未使用状態を表
す表示手段11を設け、装置本体側に表示手段11の情
報を認識する、スイッチ手段12と判断部13とからな
る認識手段12を設ける。認識手段12によりプロセス
カートリッジの未使用状態が認識されると、画像形成動
作前の下準備として駆動部15による感光体ドラム1の
回転が行なわれる。このときの回転速度は画像形成時の
回転速度より速く設定される。これにより、クリーニン
グブレード2aと感光体ドラム1との摩擦よる異常音の
発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジ、及び前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子
写真画像形成装置に関する。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例えば、L
EDプリンター、レーザービームプリンター等)、電子
写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワードプロセッ
サー等が含まれる。
【0003】またプロセスカートリッジとしては、帯電
手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
であるか、又は帯電手段、現像手段、クリーニング手段
の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカート
リッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とす
るものであるか、更に少なくとも現像手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成
装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行なうことができるので、格段に操作性を向上させるこ
とができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、
画像形成装置において広く用いられている。
【0005】上記のような電子写真方式の画像形成装置
には、電子写真感光体である感光体ドラムの周りに、感
光体ドラムを一様に帯電するための帯電手段、感光体ド
ラム上に静電潜像を形成するための露光装置、静電潜像
を可視像とするための現像装置、可視像を記録媒体であ
る転写材に転写するための転写装置、及び感光体ドラム
上の残トナーを除去するためのクリーニング手段を備
え、又、記録媒体に転写された可視像を定着するための
定着装置を有している。
【0006】そしてプロセスカートリッジとして、上記
の感光体ドラム、帯電手段、現像装置、及びクリーニン
グ装置をユニット化し、装置本体に対して交換自在とす
ることにより、メンテナンスフリーが可能となり、常に
安定した画像を得ることができる。
【0007】上記のような概略構成において、露光装置
により感光体ドラム上に形成された静電潜像は現像装置
によりトナー像として可視像化され、転写装置により記
録媒体に転写され、その後定着装置に搬送される。そこ
でトナー像が記録媒体に定着されたのち、搬送手段によ
り装置外に排紙される。感光体ドラム上で転写されずに
残ったトナーは、クリーニングブレードで除去され、廃
トナー容器に貯留される。
【0008】そして、従来より、画像形成装置本体の電
源投入時の直後には、画像形成動作の準備動作として、
所定時間、感光体ドラムや定着装置等を回転させる、前
多回転という動作が行なわれている。これにより、感光
体ドラム表面電位の安定化や、現像剤の残量検知や、転
写ローラのクリーニングや、定着装置のウォームアップ
等が行なわれている。
【0009】ところで、上記の画像形成装置において、
弾性クリーニングブレードを持つクリーニング装置を用
いる場合、カートリッジが未使用の状態においては、使
用初期の感光体ドラムとの摩擦力を低減させることを主
目的として、弾性クリーニングブレードのエッジ部に適
量の潤滑剤が塗布されることが多かった。そしてこの潤
滑剤には、エッジ部から剥れにくいという性質も同時に
望まれていた。それは、エッジ部に潤滑効果を得るのに
十分な残トナーが溜るまでのある程度の期間に亙って、
潤滑効果を長く維持できるようにするためである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述従来技
術をさらに発展させたものである。
【0011】そこで、本発明の目的は、使用初期におけ
る異常音の発生を防止できるプロセスカートリッジ、及
び前記プロセスカートリッジを備えた電子写真画像形成
装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置、及びプロセスカートリッジにて
達成される。要約すれば、本発明は、電子写真画像形成
装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、
電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する、少
なくとも前記電子写真感光体にエッジ部を当接させた弾
性クリーニング手段を含むプロセス手段と、プロセスカ
ートリッジの未使用状態の情報を表す表示手段とを有
し、前記電子写真画像形成装置本体が、前記表示手段の
情報を認識する認識手段を有し、プロセスカートリッジ
が未使用であると判断された場合、前記表示手段の未使
用状態を表す情報を消去し、且つ画像形成動作に入る前
の所定時間、前記電子写真感光体を回転し、その回転速
度を画像形成動作時の速度よりも速くすることを特徴と
するプロセスカートリッジである。
【0013】前記表示手段は、一方向のみに形態が変化
する部材を有し、該部材の形態変化が前記未使用状態の
情報を表すものとし、前記認識手段は、前記表示手段を
押して形態変化させるスイッチ部材と、前記スイッチ部
材が押されることにより得られる信号をもとに、前記未
使用状態を判断する判断部とを有することが好ましい。
別の態様によれば、前記表示手段は、前記未使用状態を
表す情報が製品の出荷時に記憶された読み出し/書き込
み可能な不揮発性記憶手段であり、前記認識手段は、前
記不揮発性記憶手段との電気接点部と、前記不揮発性記
憶手段から得られる情報をもとに、前記未使用状態を判
断する判断部とを有することが好ましい。
【0014】本発明による他の態様によれば、電子写真
画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに
おいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用
する、少なくとも前記電子写真感光体にエッジ部を当接
させた弾性クリーニング部材を含むプロセス手段と、プ
ロセスカートリッジの未使用状態の情報を表す表示手段
とを有し、前記電子写真画像形成装置本体が、前記表示
手段の情報を認識する認識手段と、雰囲気温度を検知す
る温度検知手段とを有し、プロセスカートリッジが未使
用であると判断された場合に、前記表示手段の未使用状
態を表す情報を消去し、且つ雰囲気温度が所定温度より
高いと判断された場合に画像形成動作に入る前の所定時
間、前記前記電子写真感光体を回転し、その回転速度を
画像形成動作時の速度よりも速くすることを特徴とする
プロセスカートリッジが提供される。
【0015】又、本発明による他の態様によれば、プロ
セスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像
を形成する電子写真画像形成装置において、(a)電子
写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する、少なく
とも前記電子写真感光体にエッジ部を当接させた弾性ク
リーニング手段を含むプロセス手段と、プロセスカート
リッジの未使用状態の情報を表す表示手段とを有し、電
子写真画像形成装置本体が、前記表示手段の情報を認識
する認識手段を有し、プロセスカートリッジが未使用で
あると判断された場合、前記表示手段の未使用状態を表
す情報を消去し、且つ画像形成動作に入る前の所定時
間、前記電子写真感光体を回転し、その回転速度を画像
形成動作時の速度よりも速くするプロセスカートリッジ
を、装置本体に取外し可能に装着するための装着手段
と、(b)前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置が提供され
る。
【0016】更に、本発明による他の態様によれば、プ
ロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画
像を形成する電子写真画像形成装置において、(a)電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用する、少な
くとも前記電子写真感光体にエッジ部を当接させた弾性
クリーニング手段を含むプロセス手段と、プロセスカー
トリッジの未使用状態の情報を表す表示手段とを有し、
前記電子写真画像形成装置本体が、前記表示手段の情報
を認識する認識手段と、雰囲気温度を検知する温度検知
手段とを有し、プロセスカートリッジが未使用であると
判断された場合に、前記表示手段の未使用状態を表す情
報を消去し、且つ雰囲気温度が所定温度より高いと判断
された場合に画像形成動作に入る前の所定時間、前記電
子写真感光体を回転し、その回転速度を画像形成動作時
の速度よりも速くするプロセスカートリッジを、装置本
体に取外し可能に装着するための装着手段と、(b)前
記記録媒体を搬送する搬送手段と、を有することを特徴
とする電子写真画像形成装置が提供される。
【0017】又、本発明による他の態様によれば、前記
プロセスカートリッジ又は電子写真画像形成装置に用い
られるプロセスカートリッジの未使用状態の情報を識別
手段により識別する方法であって、前記識別手段は、プ
ロセスカートリッジの未使用状態を表す表示手段と、前
記情報を認識する認識手段とを備え、前記表示手段は、
一方向性のみの形態の変化を伴う部材からなり、変形前
の形態が未使用状態の情報を表し、前記認識手段は、前
記表示手段を押して変形させるスイッチ部材と、前記ス
イッチ部材が押されることにより得られる信号をもと
に、未使用状態を判断する判断部からなることを特徴と
するプロセスカートリッジの未使用状態の情報を識別す
る識別方法が提供される。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係るプロセスカートリッジ、
及び電子写真画像形成装置を図面に則して更に詳しく説
明する。
【0019】実施例1 本発明に係る実施例1について、図1〜図10により説
明する。
【0020】本実施例の特徴を最も良く表した電子写真
画像形成装置を示す図1及びプロセスカートリッジを示
す図2において、ドラム形状の電子写真感光体(以下、
感光体ドラムと称す)1は、駆動部15によって図中矢
印方向に回転され、その表面は、一次帯電手段である帯
電ローラ3によって均一に帯電された後、露光装置7か
らのレーザ光が反射部材8を経ることで露光され、潜像
が形成される。尚、本実施例においては、駆動部15の
駆動速度は制御部14の命令により、少なくとも2段階
に可変である。その後、潜像が現像装置4によって現像
剤たるトナーにより可視像化される。給紙カセット17
から、給紙ローラ16及び搬送手段40によって搬送さ
れた記録媒体である転写材9上には、転写手段である転
写ローラ5によって、感光体ドラム上のトナー像が転写
され、その後定着装置10を通過することで永久像とな
る。
【0021】一方、感光体ドラム1上の転写残トナー
は、クリーニング装置2によって回収される。クリーニ
ング装置2の構成としては、例えばウレタンゴムのエッ
ジ部を所定圧で当接させるクリーニングブレード2a、
掻き落とされたトナーの外部への飛散を防止するスクイ
シート2b等から構成されるものが用いられる。
【0022】尚、クリーニングブレード2aのエッジ部
にはクリーニングブレード2a、感光体ドラム1間の摩
擦力を低下させるために潤滑剤2cが塗布されている。
潤滑剤としては、例えば、四フッ化エチレンやフッ化ビ
ニリデン等のフッ素樹脂類、酸化チタン、チタン酸スト
ロンチウム、フッ化カーボン、ステアリン酸亜鉛等を平
均粒径が0.5〜10μm程度になるように粉砕したも
のが用いられる。
【0023】本実施例においては、図2に示すように、
一例として感光体ドラム1と帯電ローラ3と現像装置4
とクリーニング装置2とが、枠体6によって一体化さ
れ、画像形成装置に対して装置本体に設けられた装着手
段30により取外し可能なカートリッジの形態となって
いる。図3は、カートリッジの挿入時の様子を表した図
である。
【0024】カートリッジ側には、カートリッジの未使
用状態を表す表示手段11が、画像形成装置本体側に
は、表示手段11の情報を認識する認識手段であるスイ
ッチ手段12がそれぞれ設けられている。認識手段12
からの情報は、制御部14内の判断部13で判断され、
その情報をもとに駆動部15の駆動速度を決定する。
【0025】図4〜図7には、表示手段11と、スイッ
チ手段12と判断部13からなる認識手段によって、ど
のようにしてカートリッジが未使用状態(イニシャル状
態)であるかを判断するための方法の一例が示される。
【0026】表示手段11は、枠体部11aと変形可能
な変形部11bからなる。変形部11bは、一方の片側
が枠体部11aに固定されており、固定部を中心に枠体
部11aの内側にのみ回動可能となっている。他の片側
は枠体部11aの内面に設けられた突起部11cに引っ
掛かるように固定されている。
【0027】一方、スイッチ手段12は、押圧部12
a、バネ部材12b、枠体部12c、及びスイッチ部材
12dからなり、押圧部12aは、枠体部12cの内部
を移動可能なようにバネ部材12bにより枠体部12c
と接続され、且つバネ部材12bにより常に表示手段1
1側に向かって力を受けている。又、枠体部12cの端
部にはスイッチ部材12dが取付けられている。
【0028】図4は、未使用状態のカートリッジを画像
形成装置内に装着する前の様子を示しており、このと
き、スイッチ部材12dはOFFの状態となっている。
図5に示すように、更にカートリッジをバネ部材12b
の付勢力に抗しつつ奥に挿入すると、表示手段11の変
形部11bが若干の変形を伴いながら押圧部材12aを
押し、次いで押圧部材12aがスイッチ部材12dを押
し、スイッチをONにする。この時点で、カートリッジ
が未使用状態であると判断できる。
【0029】そして更にカートリッジを奥に挿入し、完
全に本体側に装着すると、変形部11bの変形が更に進
み、図6に示すように、枠体部11aの突起部11cを
乗り越えて外れてしまう。そして、押圧部材12aはバ
ネ部材12bの力によって元の位置に戻され、スイッチ
もOFFとなる。この時点で、カートリッジのイニシャ
ル情報が消去されることになる。
【0030】イニシャル情報が消去されたカートリッジ
では、装置本体に装着しても、図7に示すように変形部
11bが内方にフリーな状態になっているため、押圧部
材12aを押す力が得られず、従ってイニシャル状態で
あると判断することはなくなる。
【0031】尚、上記表示手段と認識手段は一例であっ
て、本構成に限定されるものではない。表示手段11に
ついては、一方向のみの形態変化(不可逆な変形)をす
る手段、構成であれば特に制限はない。又、認識手段に
ついても、表示手段11を確実に変形させ、スイッチを
押せる構成であれば特に制限はない。
【0032】図8、図9は、本実施例におけるフローチ
ャートを表しており、図8は、画像形成装置のメイン電
源がOFFだった場合、図9は画像形成装置のメイン電
源がONだった場合のフローチャートである。
【0033】本実施例における未使用状態の表示手段1
1は、カートリッジの装着が完了した瞬間に1回しか未
使用情報を表示できないため、その瞬間の情報を本体側
の判断部13が認識し、記憶しておく必要がある。
【0034】ところが、カートリッジの交換作業は、電
源の投入状態に拘らず行なわれるため、カートリッジが
装着されたときには、必ず制御が動作していることが必
須となる。
【0035】図8において、カートリッジ(図中CRG
と表示)を画像形成装置本体に装着すると(F1)、装
着動作に連動して、少なくとも制御部14が自動的に電
源ONとなり(F2)、判断部13の動作が行なえる状
態になる。制御部14の電源を自動的に投入させる手段
としては、例えばカートリッジの装着径路に検知スイッ
チを設置しておき、カートリッジがそこを通過したら電
源を自動的に投入する方法等、特に制限はない。
【0036】電源投入後、スイッチ手段12内のスイッ
チ部材12dのON/OFF状態を確認する(F3)。
ここでもし、スイッチONを検知したら、カートリッジ
がイニシャル状態であるので、判断部13に未使用情報
を書き込み、記憶させ(F4)、その後、自動的に電源
をOFFにする(F5)。
【0037】一方、スイッチがOFFならば、カートリ
ッジは既に使用されたものであるので、判断部13に新
しい情報は記憶させず、そのまま電源をOFFにする。
【0038】その後、ユーザが本画像形成装置を用いる
ためにメイン電源をONした際(F6)、先ず、判断部
13の未使用情報を確認し(F7)、もし未使用情報が
あれば、異常音防止のために、画像形成動作前の下準備
として所定時間行なわれる前多回転の回転速度を上げる
(F8)。前多回転終了後は、判断部13内のカートリ
ッジの未使用情報を消去し(F10)、本動作の繰り返
しを防ぐ。そして、画像形成動作がいつでも可能となる
スタンバイ状態に入る(F11)。
【0039】一方、制御部14に未使用情報がない場合
には、通常の前多回転を行なった後(F9)、スタンバ
イ状態に入る(F11)。
【0040】次に、図9のメイン電源ONの場合におい
て、カートリッジ(図中CRGと表示)を画像形成装置
本体に装着すると(F12)、認識手段12内のスイッ
チ部材のON/OFF状態を確認する(F13)。ここ
でもし、スイッチONを検知したら、カートリッジがイ
ニシャル状態であるので、判断部13に未使用情報を書
き込み、記憶させる(F14)。
【0041】一方、スイッチがOFFならば、カートリ
ッジは既に使用されたものであるので、判断部13に新
しい情報は記憶させない。その後、F16〜F19まで
は、前出の図8と同様であるので省略する。
【0042】ここで、前多回転の早回しが、高温環境下
におけるカートリッジ使用初期の異常音の発生防止に有
効である理由を述べる。
【0043】異常温の発生原因である、クリーニングブ
レードと感光体ドラム間の高い摩擦力は、高温によりブ
レードが軟らかくなり接触面積が増加するほど高くな
る。そして、その接触面積は、移動する感光体ドラム表
面に対するブレードの追従性が高いほど増加する傾向が
ある。
【0044】従って、感光体ドラムの移動速度が遅くな
るほど、ブレードの追従性が向上するため、接触面積が
増加し、その結果、摩擦力が上昇し、異常音が発生し易
くなるのである。つまり、プロセススピードの遅い画像
形成装置ほど、カートリッジ初期の異常音には不利とな
る。逆に、感光体ドラムの移動速度が速くなるほど、ブ
レードの追従性が低下するため、接触面積が減少し、そ
の結果、摩擦力が低下し、異常音の発生を防止すること
ができるのである。つまり、前多回転時に早回しを行な
うことで、通常ならば初期異常音が発生してしまうよう
なブレードエッジ部から剥れにくい潤滑剤であっても、
安心して用いることが可能となる。
【0045】ところで、異常音の発生を防ぐための早回
しの速度上昇分については、あらゆる画像形成装置に対
して一律に示すことは難しい。それは、クリーニングブ
レードの当接条件・ゴム硬度・摩擦係数、感光体ドラム
の摩擦係数、潤滑剤の種類等によって発生条件が変わっ
てくるからである。従って、速度上昇分は、個々の画像
形成装置において、初期異常音が発生しない最低限の速
度を調べる必要がある。
【0046】図10は本実施例における前多回転の一例
を示すタイミングチャートを表している。ここに示した
前多回転の目的は、ドラム表面の均一な帯電、トナーの
残量検知、転写ローラのクリーニング、そしてカートリ
ッジがイニシャル状態の場合には、早回しによる異常音
の発生防止にある。動作手順は以下の通りである。
【0047】メイン電源をON後、感光体ドラムが回転
し始め、同時に1次帯電が開始される。この際、カート
リッジがイニシャル状態ならば、通常よりも速い速度で
回転が行なわれる。その後、トナーの残量を検知動作が
行なわれる。トナー残量検知動作情報は、光学検知、磁
気検知、或いは静電容量検知等、どの手段を用いてもよ
い。転写ローラには、通常の転写動作時とは逆極性のバ
イアスが印加され、クリーニング動作が行なわれる。こ
こで、定着装置においては、本実施例の場合には予熱時
間が必要がないオンディマンド方式を想定していたた
め、タイミングチャートには記載しなかったが、もし熱
ローラ定着装置の場合には、所定の温度に到達するまで
のある程度の予熱時間が必要となる。
【0048】早回しをしない通常の前多回転に必要な時
間t(sec)については、均一な帯電のためには、感
光体ドラムが2回転以上する程度の時間、トナー残量検
知については2〜3秒程度、転写ローラクリーニングに
ついては転写ローラが3回転程度以上する程度の時間で
あればそれぞれ十分である。因みに、定着装置について
は、熱ローラ定着装置の場合には小型のものでも1分程
度はかかる。
【0049】一方、早回しを行なう場合においては、カ
ブリトナーやクリーニングブレードと感光体ドラムの摺
擦による感光体ドラムの削れ粉等が、ブレードエッジに
十分に溜り、感光体ドラムが通常回転速度に戻ってもを
発生しないような低摩擦になるまで、前多回転を続ける
必要がある。この所要時間についても、ドラムの回転速
度やクリーニングブレードの当接条件や現像装置の構成
等によって変わってくる為、個々の画像形成装置におい
て最低限必要な時間を調べておく必要がある。
【0050】本実施例を用いた画像形成装置の一例を以
下に示す。
【0051】 プロセススピード :40mm/sec 感光体ドラム :有機感光体表層、外径Φ30 クリーニングブレード:ウレタン、ゴム硬度65°、当接圧35gf/cm 潤滑剤 :フッ化カーボンをブレードエッジに塗布 現像剤 :磁性1成分トナー 定着装置 :オンディマンド方式
【0052】本実施例の場合、32.5℃の環境下で
は、カートリッジが未使用であった場合、使用初期に異
常音を発生したが、プロセススピードを70mm/se
c以上にしたときに、異常音が発生しなくなった。又、
前多回転時間については、70mm/secの場合、5
0秒程度行なえば、元のスピード(40mm/sec)
に戻した時にも異常音が発生しなくなっていた。
【0053】因みに、カートリッジが未使用状態でない
場合の通常前多回転に時間は、5秒程度で十分である。
【0054】以上のように、本実施例によれば、カート
リッジの未使用状態を検知し、使用初期の異常音を確実
に防止することができる。
【0055】実施例2 次に、本発明に係る画像形成装置及びプロセスカートリ
ッジの実施例2について、図11〜図14により説明す
る。尚、実施例1の部材と同一部材については、同一符
号を付し、その説明を省略する。
【0056】実施例1においては、カートリッジの未使
用情報を比較的多くの部品からなるメカ的な構成で表し
ていたため、例えば部品の不良等による動作の不具合等
が懸念される。そこで、本実施例においては、未使用情
報を示す表示手段を不揮発性の記憶手段18、表示手段
の情報を認識する認識手段を接続部19と判断部20と
から構成するすることにより、構成が簡潔になり、情報
の伝達をより確実に行なうことを可能とした。尚、カー
トリッジが未使用状態であると判断されたときには、前
多回転の回転速度を速くするという動作は実施例1と同
様である。
【0057】図11及び図12に示すように、不揮発性
記憶手段18は、カートリッジ側に固定されている。一
方、認識手段である接続部19と判断部20は画像形成
装置本体側に設けられている。接続部19は、図13に
示すように、カートリッジが装置本体に完全に装着され
た時点で不揮発性記憶手段18と接続される場所に配置
されている。
【0058】そして、不揮発性記憶手段18と本体制御
部14の中に設けられた判断部20との間において、情
報のやりとりが行なわれる。
【0059】不揮発性記憶手段18としては、信号情報
を書き換え可能に記憶、保持するものならば、特に制限
は受けないが、例えばRAMや、書き換え可能なROM
等の電気的な手段、又は磁気記録媒体や磁気バブルメモ
リ等の磁気的記憶手段等が使用される。本実施例におい
ては、取扱い易さやコストの点から、NV(NonVo
lative)RAMを使用する。
【0060】接続部19は、少なくとも電気接点部と接
点の保持部材(いずれも不図示)からなる構成を有して
おり、不揮発性記憶手段18の電気接点と確実に接続で
きる構成であれば特に制限はない。
【0061】判断部20は、不揮発性記憶手段18内の
情報の読み出し、判断、消去を行なう部分であり、装置
本体の制御部14の一部をになう構成となっている。
【0062】図14の本実施例のフローチャートにおい
て、メイン電源をONすると(F20)、自動的にカー
トリッジ上のNVRAM18内の未使用情報の有無が確
認される(F21)。もし、未使用情報であれば、前多
回転の回転速度をアップさせる(F22)。前多回転が
終了後、NVRAM18内の未使用情報は消去され(F
24)、同じ動作を繰り返さないようにする。その後、
スタンバイ状態になる(F25)。
【0063】一方、NVRAM18内に未使用情報がな
い場合、通常の前多回転を行なった後(F23)、スタ
ンバイ状態になる(F25)。
【0064】以上の述べたように、本実施例によれば、
未使用情報を不揮発性の記憶手段を用いて表示する為、
構成が簡潔になり、カートリッジの未使用情報の伝達を
より確実に行なうことが可能となるため、初期異常音を
確実に防止することができる。
【0065】実施例3 次に、本発明に係る実施例3について、図15及び図1
6により説明する。
【0066】本実施例は、実施例2の画像形成装置と概
略同様な構成において、温度検出手段21が付設されて
おり、カートリッジが未使用状態であり、且つ、画像形
成装置の使用雰囲気温度が所定温度以上と判断された場
合に、前多回転の回転速度を速くするという動作を行な
うことを特徴とする。
【0067】前述の実施例においては、カートリッジの
未使用情報があれば必ず前多回転の回転速度をアップさ
せる制御を行なっていたが、本実施例においては、初期
異常音が発生し易い高温状況下でのみ、回転速度をアッ
プさせるため、常に最適な前多回転時間を設定すること
ができる。つまり、初期異常音の発生しない通常環境下
においては、ユーザが不必要な時間を待たされずに済む
という利点がある。
【0068】図15においては、温度検出手段21は、
雰囲気温度が検出可能な場所ならば、画像形成装置のど
の場所に設けても構わない。又、温度検出手段として
は、室温レベルで精度が±1℃程度の性能を有する温度
センサであれば特に制限はない。
【0069】因みに、初期異音が発生し易い雰囲気温度
は、本発明者等の検討によれば、約30℃を超えた辺り
である。
【0070】温度検出手段21からの情報は、制御部1
4内の判断部20に入り、所定温度レベルに対する大小
が判断される。
【0071】図16は、本実施例のフローチャートを表
している。メイン電源をONすると(F30)、自動的
にカートリッジ上のNVRAM18内の未使用情報の有
無を確認する(F31)。ここで、未使用情報がなけれ
ば、通常の前多回転モードに入り(F33)、その後ス
タンバイ状態になる(F37)。未使用情報があれば、
次に室温温度を検知し、30℃以上かどうかを判断する
(F32)。ここで、30℃未満ならば、通常の前多回
転モードに入り(F35)、その後、NVRAM18内
の未使用情報を消去し(F36)、スタンバイ状態にな
る(F37)。室温が30℃以上ならば、前多回転の回
転速度をアップさせ(F34)、NVRAM18内の未
使用情報を消去し(F36)、スタンバイ状態になる
(F37)。NVRAM18内の未使用情報が消去され
るのは、同じ動作を繰り返さないようにする為である。
【0072】以上述べたように、本実施例によれば、カ
ートリッジの未使用情報を不揮発性の記憶手段を用いて
表示することに、室温情報も加味するため、初期異常音
が発生し易い高温状況下でのみ、感光体ドラムの回転速
度をアップさせることが可能となり、初期異常音の発生
しない通常環境下においては、ユーザは不必要な時間を
待たされずに済むという利点がある。
【0073】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、使用初期の異常音の発生を防止することがで
き、使用状態の良好なプロセスカートリッジ、及び前記
プロセスカートリッジを備えた電子写真画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の電子写真画像形成装置を示す構成図
である。
【図2】実施例1のプロセスカートリッジを示す構成図
である。
【図3】図1のプロセスカートリッジを電子写真画像形
成装置に対して着脱する状態を示す説明図である。
【図4】図1の表示手段と認識手段の動作を示す説明図
である。
【図5】図4の表示手段が認識手段に当接し、スイッチ
手段をONする状態を示す説明図である。
【図6】図5のスイッチ手段がOFF状態となることを
示す説明図である。
【図7】図4の表示手段が未使用状態を表示しなくなっ
たことを示す説明図である。
【図8】実施例1のメイン電源OFFの場合の制御を示
すフローチャートである。
【図9】実施例1のメイン電源ONの場合の制御を示す
フローチャートである。
【図10】実施例1の制御のタイミングチャートであ
る。
【図11】実施例2の電子写真画像形成装置を示す構成
図である。
【図12】実施例2のプロセスカートリッジを示す構成
図である。
【図13】図10のプロセスカートリッジを電子写真画
像形成装置に着脱する状態を示す構成図である。
【図14】実施例2の制御のフローチャートである。
【図15】実施例3の電子写真画像形成装置を示す構成
図である。
【図16】実施例3の制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(電子写真感光体) 2 クリーニング装置 3 帯電ローラ(帯電手段) 4 現像装置 6 枠体 11 表示手段 12 認識手段 13 判断部 14 制御部 15 駆動部 30 装着手段 40 搬送手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼村 正 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 居波 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 鈴木 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前
    記電子写真感光体に作用する、少なくとも前記電子写真
    感光体にエッジ部を当接させた弾性クリーニング手段を
    含むプロセス手段と、プロセスカートリッジの未使用状
    態の情報を表す表示手段とを有し、前記電子写真画像形
    成装置本体が、前記表示手段の情報を認識する認識手段
    を有し、プロセスカートリッジが未使用であると判断さ
    れた場合、前記表示手段の未使用状態を表す情報を消去
    し、且つ画像形成動作に入る前の所定時間、前記電子写
    真感光体を回転し、その回転速度を画像形成動作時の速
    度よりも速くすることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は、一方向のみに形態が変
    化する部材を有し、該部材の形態変化が前記未使用状態
    の情報を表すものとし、前記認識手段は、前記表示手段
    を押して形態変化させるスイッチ部材と、前記スイッチ
    部材が押されることにより得られる信号をもとに、前記
    未使用状態を判断する判断部とを有することを特徴とす
    る請求項1のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記未使用状態を表す
    情報が製品の出荷時に記憶された読み出し/書き込み可
    能な不揮発性記憶手段であり、前記認識手段は、前記不
    揮発性記憶手段との電気接点部と、前記不揮発性記憶手
    段から得られる情報をもとに、前記未使用状態を判断す
    る判断部とを有することを特徴とする請求項1のプロセ
    スカートリッジ。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前
    記電子写真感光体に作用する、少なくとも前記電子写真
    感光体にエッジ部を当接させた弾性クリーニング部材を
    含むプロセス手段と、プロセスカートリッジの未使用状
    態の情報を表す表示手段とを有し、前記電子写真画像形
    成装置本体が、前記表示手段の情報を認識する認識手段
    と、雰囲気温度を検知する温度検知手段とを有し、プロ
    セスカートリッジが未使用であると判断された場合、前
    記表示手段の未使用状態を表す情報を消去し、且つ雰囲
    気温度が所定温度より高いと判断された場合に画像形成
    動作に入る前の所定時間、前記電子写真感光体を回転
    し、その回転速度を画像形成動作時の速度よりも速くす
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、一方向のみに形態が変
    化する部材を有し、該部材の形態変化が前記未使用状態
    の情報を表すものとし、前記認識手段は、前記表示手段
    を押して形態変化させるスイッチ部材と、前記スイッチ
    部材が押されることにより得られる信号をもとに、前記
    未使用状態を判断する判断部とを有することを特徴とす
    る請求項4のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記未使用状態を表す
    情報が製品の出荷時に記憶された読み出し/書き込み可
    能な不揮発性記憶手段であり、前記認識手段は、前記不
    揮発性記憶手段との電気接点部と、前記不揮発性記憶手
    段から得られる情報をもとに、前記未使用状態を判断す
    る判断部とを有することを特徴とする請求項4のプロセ
    スカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としてのクリーニング手段と、帯電手段又は
    現像手段と、前記電子写真感光体とを一体的にカートリ
    ッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対し
    て着脱可能とするものである請求項1から6のうちいず
    れかひとつのプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としてのクリーニング手段と、帯電手段及び
    現像手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
    一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形
    成装置本体に対して着脱可能とするものである請求項1
    から6のうちいずれかひとつのプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 プロセスカートリッジを着脱可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置に
    おいて、(a)電子写真感光体と、前記電子写真感光体
    に作用する、少なくとも前記電子写真感光体にエッジ部
    を当接させた弾性クリーニング手段を含むプロセス手段
    と、プロセスカートリッジの未使用状態の情報を表す表
    示手段とを有し、電子写真画像形成装置本体が、前記表
    示手段の情報を認識する認識手段を有し、プロセスカー
    トリッジが未使用であると判断された場合、前記表示手
    段の未使用状態を表す情報を消去し、且つ画像形成動作
    に入る前の所定時間、前記電子写真感光体を回転し、そ
    の回転速度を画像形成動作時の速度よりも速くするプロ
    セスカートリッジを、装置本体に取外し可能に装着する
    ための装着手段と、(b)前記記録媒体を搬送する搬送
    手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装
    置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、一方向のみに形態が
    変化する部材を有し、該部材の形態変化が前記未使用状
    態の情報を表すものとし、前記認識手段は、前記表示手
    段を押して形態変化させるスイッチ部材と、前記スイッ
    チ部材が押されることにより得られる信号をもとに、前
    記未使用状態を判断する判断部とを有することを特徴と
    する請求項9の電子写真画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記表示手段は、前記未使用状態を表
    す情報が製品の出荷時に記憶された読み出し/書き込み
    可能な不揮発性記憶手段であり、前記認識手段は、前記
    不揮発性記憶手段との電気接点部と、前記不揮発性記憶
    手段から得られる情報をもとに、前記未使用状態を判断
    する判断部とを有することを特徴とする請求項9の電子
    写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
    において、(a)電子写真感光体と、前記電子写真感光
    体に作用する、少なくとも前記電子写真感光体にエッジ
    部を当接させた弾性クリーニング手段を含むプロセス手
    段と、プロセスカートリッジの未使用状態の情報を表す
    表示手段とを有し、前記電子写真画像形成装置本体が、
    前記表示手段の情報を認識する認識手段と、雰囲気温度
    を検知する温度検知手段とを有し、プロセスカートリッ
    ジが未使用であると判断された場合に、前記表示手段の
    未使用状態を表す情報を消去し、且つ雰囲気温度が所定
    温度より高いと判断された場合に画像形成動作に入る前
    の所定時間、前記電子写真感光体を回転し、その回転速
    度を画像形成動作時の速度よりも速くするプロセスカー
    トリッジを、装置本体に取外し可能に装着するための装
    着手段と、(b)前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記表示手段は、一方向のみに形態が
    変化する部材を有し、該部材の形態変化が前記未使用状
    態の情報を表すものとし、前記認識手段は、前記表示手
    段を押して形態変化させるスイッチ部材と、前記スイッ
    チ部材が押されることにより得られる信号をもとに、前
    記未使用状態を判断する判断部とを有することを特徴と
    する請求項12の電子写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記表示手段は、前記未使用状態を表
    す情報が製品の出荷時に記憶された読み出し/書き込み
    可能な不揮発性記憶手段であり、前記認識手段は、前記
    不揮発性記憶手段との電気接点部と、前記不揮発性記憶
    手段から得られる情報をもとに、前記未使用状態を判断
    する判断部とを有することを特徴とする請求項12の電
    子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としてのクリーニング手段と、帯電手段又
    は現像手段と、前記電子写真感光体とを一体的にカート
    リッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対
    して着脱可能とするものである請求項9から14のうち
    いずれかひとつの電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としてのクリーニング手段と、帯電手段及
    び現像手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体と
    を一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像
    形成装置本体に対して着脱可能とするものである請求項
    9から14のうちいずれかひとつの電子写真画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記請求項1、2、4、5に記載のプ
    ロセスカートリッジ、又は、請求項9、10、12、1
    3に記載の電子写真画像形成装置に用いられるプロセス
    カートリッジの未使用状態の情報を識別手段を用いて識
    別する方法であって、前記識別手段は、プロセスカート
    リッジの未使用状態を表す表示手段と、前記情報を認識
    する認識手段とを備え、前記表示手段は、一方向性のみ
    の形態の変化を伴う部材からなり、変形前の形態が未使
    用状態の情報を表し、前記認識手段は、前記表示手段を
    押して変形させるスイッチ部材と、前記スイッチ部材が
    押されることにより得られる信号をもとに、未使用状態
    を判断する判断部からなることを特徴とするプロセスカ
    ートリッジの未使用状態の情報を識別する識別方法。
JP8018095A 1996-01-09 1996-01-09 プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置 Pending JPH09190141A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181780A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011150293A (ja) * 2009-12-21 2011-08-04 Canon Inc 画像形成装置
US8045872B2 (en) 2007-07-13 2011-10-25 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image-forming apparatus containing electrophotographic system and image-forming method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8045872B2 (en) 2007-07-13 2011-10-25 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image-forming apparatus containing electrophotographic system and image-forming method
JP2010181780A (ja) * 2009-02-09 2010-08-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2011150293A (ja) * 2009-12-21 2011-08-04 Canon Inc 画像形成装置

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