JPH09186852A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH09186852A
JPH09186852A JP8000406A JP40696A JPH09186852A JP H09186852 A JPH09186852 A JP H09186852A JP 8000406 A JP8000406 A JP 8000406A JP 40696 A JP40696 A JP 40696A JP H09186852 A JPH09186852 A JP H09186852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
page
color
output
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8000406A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Takenouchi
修 竹之内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8000406A priority Critical patent/JPH09186852A/ja
Publication of JPH09186852A publication Critical patent/JPH09186852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ACS機能を有する画像処理装置
において、ページ連写コピーまたは拡大連写コピーに対
応する場合であっても、各ページ毎または各領域毎に、
かつ、迅速にカラー画像であるか白黒画像であるかを判
別することができるようにすることを課題とする。 【解決手段】 複数ページ分の画像データを各ページ毎
または1ページ分の画像データを複数の領域に分割する
分割手段2と、原稿画像がカラー画像であるか或いは白
黒画像であるかを前記各ページ毎または前記複数の領域
の各領域毎に判別する判別手段3と、その判別結果を基
に前記画像データをカラー画像或いは白黒画像として前
記各ページ毎または前記各領域毎に出力させる出力制御
手段2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等に搭載さ
れて画像の複写に必要な画像処理を行う画像処理装置に
係わり、特にカラー/白黒自動判別機能(以下、ACS
(Auto Color Separator)機能と称す)を有する画像処
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピーの普及に伴い、複写
機等に搭載される画像処理装置としては、ACS機能を
有するものが多く用いられている。ACS機能とは、画
像処理を行おうとする画像がカラー画像であるか白黒画
像であるかを自動的に判別する機能である。したがっ
て、ACS機能を有する画像処理装置が搭載された複写
機では、原稿に描かれた画像(以下、原稿画像と称す)
がカラー画像であれば、その原稿画像から読み取った画
像データを記録媒体(例えば記録用紙)にカラー出力
し、一方、原稿画像が白黒画像であれば、その原稿画像
から読み取った画像データを記録用紙に白黒出力するよ
うになっている。
【0003】また、複写機等に搭載される画像処理装置
には、この複写機等の更なる多機能化に対応するため
に、ページ連写コピーまたは拡大連写コピーに対応する
もの、すなわちページ連写コピーまたは拡大連写コピー
に必要な画像処理を行うものがある。ページ連写コピー
とは、効率のよい複写を可能とするために、例えば見開
き本のような2ページ分の原稿画像があると、これらの
原稿画像から画像データを一度のスキャンで読み取り、
その画像データを各ページ毎に記録用紙に出力する複写
方法である。拡大連写コピーとは、記録用紙1枚のサイ
ズより大きな画像を得るために、原稿画像から読み取っ
た画像データを複数の領域に分割するとともに、分割し
た画像データを各領域毎に拡大して記録用紙に出力する
複写方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のAC
S機能を有する画像処理装置では、カラー画像であるか
白黒画像であるかの判別を、一度のスキャンに対して一
つの結果(カラー画像と白黒画像とのいずれか一方)し
か得ることができない。したがって、ACS機能を有す
る画像処理装置がさらにページ連写コピーに対応する機
能を有していても、その画像処理装置では、見開き本の
両ページを一度のスキャンで読み取るので、片ページが
カラー画像で他のページが白黒画像であった場合に、両
ページともカラー画像であると判別してしまう。そのた
めに、このような画像処理装置を搭載した複写機では、
白黒画像が描かれている原稿画像に対してYMCK(Ye
llow;イエロー、Magenta ;マゼンダ、Cyan;シアン、
Black ;黒)の4色の現像剤を使用したカラー出力を行
ってしまう可能性があり、その結果現像剤の消耗や現像
時間の増加等の問題点が発生する。これは、拡大連写コ
ピーに対応している場合についても同様である。
【0005】そこで、例えばページ連写コピーに対応し
ている場合に、見開き本の両ページを別々に判別するた
め各ページ毎にスキャンを行うことが考えられるが、そ
のためには各ページ毎に対応するのにスキャンを繰り返
し行わなければならず、結果として多くの時間を必要と
してしまい、ページ連写コピーの本来の目的を達成でき
なくなってしまう。なお、これは、拡大連写コピーに対
応している場合についても同様である。
【0006】このような問題点を解決するために、本発
明は、ACS機能を有する画像処理装置において、ペー
ジ連写コピーまたは拡大連写コピーに対応する場合であ
っても、各ページ毎または各領域毎に、かつ、迅速にカ
ラー画像であるか白黒画像であるかを判別することがで
きるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたもので、請求項1記載の画像処
理装置は、原稿画像から画像データを読み取る画像入力
装置と、その画像データを可視画像として出力する画像
出力装置とに接続されるものであって、さらに、前記画
像入力装置が原稿画像から複数ページの画像データを一
度の読み取りで読み取った際に、前記複数ページの画像
データを各ページ毎に分割する分割手段と、この分割手
段で分割された画像データから前記原稿画像の各ページ
がそれぞれカラー画像であるか或いは白黒画像であるか
を判別する判別手段と、この判別手段での判別結果を前
記複数ページにおける各ページ毎に保持する保持手段
と、この保持手段に保持された判別結果を基に前記画像
データの各ページをカラー画像として出力するか或いは
白黒画像として出力するかを前記画像出力装置に指示す
る出力制御手段とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項1記載の発明に係わる画像処理装置
の構成によれば、例えば見開き本の両ページから画像デ
ータを読み取ってページ連写コピーを行う場合のよう
に、画像入力装置が原稿画像から複数ページの画像デー
タを一度の読み取りで読み取ると、分割手段は、読み取
られた複数ページの画像データを各ページ毎に分割す
る。分割手段が画像データを各ページ毎に分割すると、
判別手段は、分割された画像データから原稿画像の各ペ
ージがカラー画像であるか或いは白黒画像であるかを判
別し、さらに、保持手段は、その判別結果を前記複数ペ
ージにおける各ページ毎に保持する。そして、出力制御
手段は、保持手段に保持された判別結果を基に、画像入
力装置で読み取られた画像データの各ページをカラー画
像として出力するか或いは白黒画像として出力するかを
画像出力装置に指示する。したがって、この画像処理装
置では、例えば原稿画像にカラー画像のページと白黒画
像のページとが混在していても、各ページ毎にカラー画
像或いは白黒画像として画像出力装置で出力させること
が可能となる。
【0009】また、請求項2記載の画像処理装置は、原
稿画像から画像データを読み取る画像入力装置と、その
画像データを可視画像として出力する画像出力装置とに
接続されるものであって、さらに、前記画像入力装置が
原稿画像から画像データを読み取った際に、その画像デ
ータを複数の領域に分割する分割手段と、この分割手段
で分割された画像データから前記原稿画像の各領域がそ
れぞれカラー画像であるか或いは白黒画像であるかを判
別する判別手段と、この判別手段での判別結果を前記複
数の領域における各領域毎に保持する保持手段と、この
保持手段に保持された判別結果を基に前記画像データの
各領域をカラー画像として出力するか或いは白黒画像と
して出力するかを前記画像出力装置に指示する出力制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明に係わる画像処理装置
の構成によれば、例えば拡大連写コピーを行う場合のよ
うに、画像入力装置が原稿画像から画像データを読み取
ると、分割手段は、読み取られた画像データを複数の領
域に分割する。分割手段が画像データを複数の領域に分
割すると、判別手段は、分割された画像データから原稿
画像の各領域がカラー画像であるか或いは白黒画像であ
るかを判別し、さらに、保持手段は、その判別結果を前
記複数の領域における各領域毎に保持する。そして、出
力制御手段は、保持手段に保持された判別結果を基に、
画像入力装置で読み取られた画像データの各領域をカラ
ー画像として出力するか或いは白黒画像として出力する
かを画像出力装置に指示する。したがって、この画像処
理装置では、例えば原稿画像にカラー画像の領域と白黒
画像の領域とが混在していても、各領域毎にカラー画像
或いは白黒画像として画像出力装置で出力させることが
可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る画像処理装置について説明する。ただし、ここでは、
本発明をフルカラーに対応したデジタル複写機に搭載す
る画像処理装置に適用した場合について説明する。
【0012】図1は、本実施の形態の画像処理装置(Im
age Processing System ;以下、IPSと称す)1、及
びこのIPS1が搭載されたデジタル複写機の概略構成
を示すブロック図である。このデジタル複写機は、図1
に示すように、IPS1の他に、画像入力装置(Image
Input Terminal;以下、IITと称す)21と、画像出
力装置(Image Output Terminal ;以下、IOTと称
す)22と、ユーザインターフェース部(User Interfa
se;以下、U/Iと称す)23と、System-CPU(Central
ProcessingUnit) 24とを搭載している。
【0013】IIT21は、例えばスキャナからなるも
ので、原稿画像から画像データを読み取るものである。
なお、このIIT21では、IIT−CPU部21aと
SCAN-MOTORコントロール部21bとCCD(Charge Cou
pled Device )部21cとを備えており、IIT−CP
U部21aによる制御に従ってSCAN-MOTORコントロール
部21bが図示しないSCAN-MOTORをコントロールするこ
とによって、CCD部21cが原稿画像の順次ライン毎
に画像データを光学的に読み取るようになっている。I
OT22は、例えばプリンタエンジンからなるもので、
IIT21で読み取られた画像データを、電子写真技術
(静電複写)を用いて可視画像として記録媒体(記録用
紙等)に出力するものである。ただし、IOT22で
は、System-CPU24からの指示に従って、出力モード
(カラー出力または白黒出力)を選択する機能を有して
いる。
【0014】U/I23は、例えば操作パネルからなる
もので、デジタル複写機の利用者(ユーザ)が複写を行
う際に必要となる条件の設定を行うためのものである。
なお、このU/I23で行われる設定には、例えばペー
ジ連写コピーまたは拡大連写コピーのための設定などが
ある。System-CPU24は、IPS1、IIT21、IO
T22、及びU/I23と通信ライン25を介して接続
するものであり、これらの各部、すなわちデジタル複写
機全体の制御を行うものである。
【0015】このようなデジタル複写機に搭載されたI
PS1は、例えばマイクロプロセッサからなるものであ
り、IIT21が読み取った画像データに対して、IO
T22で出力するために必要な画像処理を、System-CPU
24からの指示に従って行うものである。例えば、U/
I23でユーザによってページ連写コピーまたは拡大連
写コピーを行うことが指定されると、IPS1では、指
定されたページ連写コピーまたは拡大連写コピーに必要
な画像処理を行うようになっている。また、IPS1
は、IPS−CPU2と、ACS部3と、保持部4とを
備えているものである。
【0016】IPS−CPU2は、このIPS1全体の
制御を行うものであり、さらに、本発明の分割手段及び
出力制御手段としての機能を有するものである。すなわ
ち、IPS−CPU2は、ページ連写コピーまたは拡大
連写コピーが指定されると、指定された内容に応じてI
IT21が読み取った画像データをページ毎または領域
毎に分割するものであり、かつ、後述するACS部3で
のACS機能による判別結果を基に、分割した各ページ
毎または各領域毎の出力モードをSystem-CPU24に通知
するものである。これにより、System-CPU24は、IO
T22に出力モードを指示するようになっている。
【0017】ACS部3は、本発明の判別手段として機
能するものであり、IPS−CPU2で分割された画像
データから、原稿画像の各ページまたは各領域がカラー
画像と白黒画像とのどちらであるかを自動的に判別する
ものである。保持部4は、本発明の保持手段として機能
するものであり、ACS部3での判別結果を各ページ毎
または各領域毎に保持しておくものである。
【0018】ここで、このIPS1に設けられている、
ACS機能を始めとした画像処理を行うための機能につ
いて詳細について説明する。このIPS1には、図2に
示すように、IPS−CPU2と、ACS部3と、保持
部4との他に、A/D Convertor 5と、シェーディング補
正部6と、CCDギャップ間補正部7と、グレーバラン
ス補正部8と、RGB→L* * * 変換部9と、外部
I/F部10と、L* * * →YMCK変換部11
と、縮拡部12と、デジタルフィルター13と、Linear
→Highγ変換部14と、Toneコントロール部15とが設
けられている。
【0019】このような各部を備えるIPS1によれ
ば、IIT21のCCD部21cでRGB(Red,Green,
Blue)信号として読み取られた画像データを、A/D Conv
ertor5がデジタル信号に変換する。デジタル信号に変
換された画像データは、シェーディング補正部6、CC
Dギャップ間補正部7、グレーバランス補正部8で、そ
れぞれシェーディング(色の濃さ)補正、CCDギャッ
プ間(色調)補正、グレーバランス(色のバランス)補
正が行われ、さらに、RGB→L* * * 変換部9で
RGB色空間からL* * * (エルスター、エースタ
ー、ビースター)色空間へ変換される。L* * *
空間、すなわちL* * * 表色系は、CIE(Commis
sion Internationale de l'Eclairage;国際照明委員
会)により1976年に提示されたもので、彩度、色
度、色相を表す信号によって色空間を表現するようにな
っているものである。
【0020】L* * * 色空間へ変換された画像デー
タは、続いて外部I/F部10に入力された後に、AC
S部3とL* * * →YMCK変換部11との双方に
送出される。ACS部3では、L* * * 色空間へ変
換された画像データを受け取ると、その画像データから
原稿画像の各ページまたは各領域がカラー画像と白黒画
像とのどちらであるかを判別する。ただし、ACS部3
では、この判別をIPS−CPU2からの制御に従っ
て、各ページ毎に行うか各領域毎に行うかを決定するよ
うになっている。また、このときACS部3は、テキス
ト(文字等)とイメージ(写真等)との分離判定(TI
分離判定)を行うものであってもよい。そして、ACS
部3での判別結果は、保持部4で保持される。
【0021】一方、L* * * →YMCK変換部11
では、L* * * 色空間へ変換された画像データを受
け取ると、その画像データをYMCK色空間へ変換す
る。そして、YMCK色空間へ変換された画像データ
は、縮拡部12で必要に応じた縮小拡大処理が行われ、
デジタルフィルター13で境界線のスムージングやエッ
ジ部強調等の処理が行われる。その後に、Linear→High
γ変換部14、Toneコントロール部15で、それぞれLi
near→Highγ処理、Toneコントロール処理といったテキ
ストとイメージの相違に対する補正処理が行われると、
画像データは、ROS(Raster Output Scaner)−I/
F16を介してIOT22へ送出される。
【0022】なお、上述した各部は、それぞれがIPS
−CPU2とバスによって接続されており、処理内容や
処理状態等の受渡しをIPS−CPU2との間で行うこ
とができるようになっている。したがって、IPS−C
PU2では、IOT22へ画像データが送出される際
に、保持部4で保持されているACS部3での判別結果
を各ページ毎または各領域毎に取り出して、IOT22
に対する出力モードの指示としてSystem-CPU24に通知
するようになっている。
【0023】次に、以上のようなIPS1を搭載したデ
ジタル複写機を用いてページ連写コピーを行う場合の動
作例について、図3のフローチャートに従い説明する。
ただし、ここでは図4に示すように、1ページがA4サ
イズである見開き本30において、片ページ31にはカ
ラー画像と白黒画像が混在して描かれており、他のペー
ジ32には白黒画像が描かれているものに対して、ペー
ジ連写コピーを行う場合を例に挙げて説明する。
【0024】このような見開き本30をページ連写コピ
ーする場合、図3に示すように、この見開き本30の両
ページ31、32がIIT21にセットされた後に、U
/I23でユーザによってページ連写コピーが指定され
ると(ステップ101、以下ステップをSと略す)、Sy
stem-CPU24は、見開き本30に対するページ連写コピ
ーを行うことを認識し、その旨を通信ライン25を介し
てIPS−CPU2に通知する。System-CPU24からの
通知があると、IPS−CPU2は、その通知を基にA
CS部3に対してACS処理領域、パラメータ等を指示
する。そして、U/I23のスタートスイッチが押され
ると、IIT21は、見開き本30の両ページ31、3
2に対するプリスキャンを行う(S102)。
【0025】IIT21でのプリスキャンによって見開
き本30の両ページ31、32の原稿画像が画像データ
として読み取られると、ACS部3では、その画像デー
タを受け取るとともに、IPS−CPU2からの指示に
従って見開き本30の各ページ31、32毎に原稿画像
がカラー画像と白黒画像とのどちらであるかを判別する
(S103)。この動作例の場合、片ページ31にはカ
ラー画像と白黒画像が混在して描かれており、他のペー
ジ32には白黒画像が描かれているので、ACS部3で
は、前記片ページ31がカラー画像、前記他のページ3
2が白黒画像であると判別する。そして、ACS部3が
各ページ31、32についての判別を行うと、保持部4
は、その判別結果を各ページ31、32毎に保持する
(S104)。
【0026】保持部4がプリスキャンによる判別結果を
保持すると、次にSystem-CPU24は、見開き本30のペ
ージ連写コピーを行うために、先ず片ページ31、続い
て他のページ32に対する本スキャンをIIT21に指
示する。このとき、IPS−CPU2では、保持部4に
保持されているACS部3での判別結果から、本スキャ
ンしようとするページに描かれているのがカラー画像で
あるか白黒画像であるかを認識する(S105)。例え
ば、見開き本30の片ページ31に対する本スキャンを
行う際には、保持部4に保持されている判別結果からこ
の片ページ31にカラー画像が描かれていることを認識
する。また、見開き本30の他のページ32に対する本
スキャンを行う際には、保持部4に保持されている判別
結果からこの他のページ32に白黒画像が描かれている
ことを認識する。
【0027】IPS−CPU2が本スキャンしようとす
るページに対する判別結果を認識すると、さらにIPS
−CPU2は、認識した結果をSystem-CPU24に通知す
る。そして、System-CPU24は、その通知を基に、II
T21、IOT22、及びIPS1の各部に対して、出
力モードがカラー出力であるか白黒出力であるかを指示
する。例えば、見開き本30の片ページ31に対する本
スキャンを行う際に、System-CPU24では、IIT2
1、IOT22、及びIPS1の各部に対してカラー出
力を指示する(S106)。そして、見開き本30の片
ページ31から読み取られた画像データがA4サイズの
記録用紙にカラー画像として出力される。
【0028】また、例えば、見開き本30の他のページ
32に対する本スキャンを行う際に、System-CPU24で
は、IIT21、IOT22、及びIPS1の各部に対
して白黒出力を指示する(S107)。そして、見開き
本30の他のページ32から読み取られた画像データが
A4サイズの記録用紙に白黒画像として出力される。つ
まり、IPS−CPU2での認識によって、IIT2
1、IOT22、及びIPS1の各部では、最適な出力
モードが得られるようになっている。
【0029】IIT21、IOT22、及びIPS1の
各部に対する出力モードの指示が終了すると、次にSyst
em-CPU24では、既にプリスキャンを行った全てのペー
ジ、すなわち見開き本30の両ページ31、32につい
ての本スキャン及び出力が完了したか否かを判断する
(S108)。そして、完了していないページがあれ
ば、そのページについて上述のステップ(S105〜S
108)を繰り返す。このようにして、本実施の形態の
IPS1を搭載したデジタル複写機では、ページ連写コ
ピーが行われる。
【0030】以上のように、本実施の形態のIPS1
は、このIPS1を搭載したデジタル複写機でページ連
写コピーを行う際に、IPS−CPU2が画像データを
各ページ毎に分割するとともに、ACS部3が各ページ
毎に原稿画像がカラー画像であるか白黒画像であるかを
判別し、さらにその結果に応じてIPS−CPU2が各
ページ毎にカラー画像或いは白黒画像をIOT22で出
力させるようになっている。したがって、このIPS1
では、例えば見開き本30の片ページ31がカラー画像
で他のページ32が白黒画像であっても、各ページ毎に
カラー画像或いは白黒画像として出力させることが可能
となる。これにより、IOT22が白黒画像の描かれて
いるページに対してカラー出力を行ってしまうことがな
くなり、結果として現像剤の節約や現像時間の低減を実
現することができる。
【0031】また、本実施の形態のIPS1は、IIT
21での一度のプリスキャンの結果からACS部3が各
ページ毎に原稿画像がカラー画像であるか白黒画像であ
るかを判別するようになっている。よって、このIPS
1では、各ページを別々に判別するためにプリスキャン
を繰り返して行うといったことが必要がなく、原稿画像
の各ページにカラー画像と白黒画像が混在している場合
であっても迅速に対応することが可能となり、ページ連
写コピーの本来の目的である効率のよい複写を達成する
ことができる。
【0032】次に、本実施の形態のIPS1を搭載した
デジタル複写機を用いて、拡大連写コピーを行う場合の
動作例について説明する。なお、ここでは図5に示すよ
うに、A4サイズ1ページ分の原稿画像40を領域41
から領域49までの九つの領域に分割して拡大連写を行
う場合を例に挙げて説明する。ただし、この原稿画像4
0の領域43及び領域47にはテキストが白黒画像で描
かれており、他の領域にはイメージがカラー画像で描か
れているものとする。また、図中におけるハッチング部
分は、各領域が重複する部分である。
【0033】このような原稿画像40を拡大連写コピー
する場合であっても、本実施の形態のIPS1を搭載し
たデジタル複写機では、上述したページ連写コピーの場
合(図3、図4参照)と同様に処理を行う。よって、こ
こでは、ページ連写コピーの場合との相違点のみを説明
する。すなわち、U/I23での設定に従ってIIT2
1が原稿画像40に対するプリスキャンを行うと、AC
S部3では、IPS−CPU2が分割した領域41から
領域49までの九つの領域毎に、原稿画像がカラー画像
と白黒画像とのどちらであるかを判別する。この動作例
の場合、領域43及び領域47にはテキストが白黒画像
で、また他の領域にはイメージがカラー画像で描かれて
いるので、ACS部3では、領域41、42、44、4
5、46、48、49がカラー画像、領域43、47が
白黒画像であると判別する。
【0034】続いて、IPS−CPU2では、原稿画像
40に対する本スキャンを行う際に、保持部4に保持さ
れているACS部3での判別結果から、原稿画像の各領
域に描かれているのがカラー画像であるか白黒画像であ
るかを認識し、その結果をSystem-CPU24に通知する。
そして、領域41、42、44、45、46、48、4
9から読み取られた画像データがそれぞれA4サイズの
記録用紙にカラー画像として出力され、また、領域4
3、47から読み取られた画像データがそれぞれA4サ
イズの記録用紙に白黒画像として出力される。このよう
にして、本実施の形態のIPS1を搭載したデジタル複
写機では、拡大連写コピーが行われる。
【0035】以上のように、本実施の形態のIPS1
は、このIPS1を搭載したデジタル複写機で拡大連写
コピーを行う際に、IPS−CPU2が画像データを複
数の領域に分割するとともに、ACS部3が各領域毎に
原稿画像がカラー画像であるか白黒画像であるかを判別
し、さらにその結果に応じてIPS−CPU2が各領域
毎にカラー画像或いは白黒画像をIOT22で出力させ
るようになっている。したがって、このIPS1では、
例えば原稿画像40の特定の領域43、47が白黒画像
で他の領域41、42、44、45、46、48、49
がカラー画像であっても、各領域毎にカラー画像或いは
白黒画像として出力させることが可能となる。これによ
り、IOT22が白黒画像の描かれている領域に対して
カラー出力を行ってしまうことがなくなり、結果として
現像剤の節約や現像時間の低減を実現することができ
る。
【0036】また、本実施の形態のIPS1は、IIT
21での一度のプリスキャンの結果からACS部3が各
領域毎に原稿画像がカラー画像であるか白黒画像である
かを判別するようになっている。よって、このIPS1
では、各領域を別々に判別するためにプリスキャンを繰
り返して行うといったことが必要がなく、原稿画像の各
領域にカラー画像と白黒画像が混在している場合であっ
ても迅速に対応することが可能となり、拡大連写コピー
の本来の目的である効率のよい複写を達成することがで
きる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像処
理装置は、画像入力装置で読み取られた画像データを分
割手段が複数ページにおける各ページまたは複数の領域
に分割するとともに、判別手段が各ページ毎または各領
域毎に原稿画像がカラー画像であるか白黒画像であるか
を判別し、さらにその結果に応じて出力制御手段が各ペ
ージ毎または各領域毎にカラー画像或いは白黒画像を画
像出力装置で出力させるようになっている。したがっ
て、この画像処理装置では、例えば原稿画像にカラー画
像と白黒画像とが混在していても、各ページ毎または各
領域毎にカラー画像或いは白黒画像として出力させるこ
とが可能となる。これにより、画像出力装置が白黒画像
の描かれている領域に対してカラー出力を行ってしまう
ことがなくなり、結果として現像剤の節約や現像時間の
低減を実現することができる。
【0038】また、本発明の画像処理装置は、画像入力
装置での一度のスキャンの結果から判別手段が各ページ
毎または各領域毎に原稿画像がカラー画像であるか白黒
画像であるかを判別するようになっている。よって、こ
の画像処理装置では、各ページまたは各領域を別々に判
別するためにスキャンを繰り返して行うといったことが
必要がなく、原稿画像の各ページまたは各領域にカラー
画像と白黒画像が混在している場合であっても迅速に対
応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像処理装置の実施の形態の
一例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の画像処理装置の詳細な機能構成を示す
ブロック図である。
【図3】 図1の画像処理装置が搭載されたデジタル複
写機における複写処理の動作例を示すフローチャートで
ある。
【図4】 ページ連写コピーを行う見開き本の具体例を
示す説明図である。
【図5】 拡大連写コピーを行う原稿画像の具体例を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 IPS(画像処理装置) 2 IPS−CPU(分割手段、出力制御手段) 3 ACS部(判別手段) 4 保持部(保持手段) 21 IIT(画像入力装置) 22 IOT(画像出力装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像から画像データを読み取る画像
    入力装置と、該画像データを可視画像として出力する画
    像出力装置とに接続される画像処理装置であって、 前記画像入力装置が原稿画像から複数ページの画像デー
    タを一度の読み取りで読み取った際に、前記複数ページ
    の画像データを各ページ毎に分割する分割手段と、 該分割手段で分割された画像データから前記原稿画像の
    各ページがそれぞれカラー画像であるか或いは白黒画像
    であるかを判別する判別手段と、 該判別手段での判別結果を前記複数ページにおける各ペ
    ージ毎に保持する保持手段と、 該保持手段に保持された判別結果を基に、前記画像デー
    タの各ページをカラー画像として出力するか或いは白黒
    画像として出力するかを前記画像出力装置に指示する出
    力制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿画像から画像データを読み取る画像
    入力装置と、該画像データを可視画像として出力する画
    像出力装置とに接続される画像処理装置であって、 前記画像入力装置が原稿画像から画像データを読み取っ
    た際に、該画像データを複数の領域に分割する分割手段
    と、 該分割手段で分割された画像データから前記原稿画像の
    各領域がそれぞれカラー画像であるか或いは白黒画像で
    あるかを判別する判別手段と、 該判別手段での判別結果を前記複数の領域における各領
    域毎に保持する保持手段と、 該保持手段に保持された判別結果を基に、前記画像デー
    タの各領域をカラー画像として出力するか或いは白黒画
    像として出力するかを前記画像出力装置に指示する出力
    制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
JP8000406A 1996-01-08 1996-01-08 画像処理装置 Pending JPH09186852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8000406A JPH09186852A (ja) 1996-01-08 1996-01-08 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8000406A JPH09186852A (ja) 1996-01-08 1996-01-08 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09186852A true JPH09186852A (ja) 1997-07-15

Family

ID=11472929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8000406A Pending JPH09186852A (ja) 1996-01-08 1996-01-08 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09186852A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016703A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011061375A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010016703A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
JP2011061375A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ricoh Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101309369B1 (ko) 화상 처리 장치 및 제어 방법
US8259368B2 (en) Image processing apparatus and its method
JP2009272774A (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP3333894B2 (ja) 画像処理装置
JPH0646249A (ja) 画像処理装置
US8274684B2 (en) Image processing apparatus and image processing method for proceesing reading blocks
JP3407525B2 (ja) 画像再現装置
JPH05316377A (ja) 画像処理装置
JPH10173916A (ja) 画像処理装置
JP4497684B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2001211316A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JPH09186852A (ja) 画像処理装置
JP2004363795A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2001127989A (ja) 画像形成装置
JP2002044464A (ja) 画像処理方法および装置
JP3220812B2 (ja) 画像処理装置
JP2007019602A (ja) 画像入出力装置
JP4100757B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2001211318A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JP2001211336A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、記憶媒体及び画像処理システム
JP2003037739A (ja) データ転送制御装置、その制御方法、及び制御プログラム
JP2001086350A (ja) カラー複写機、カラープリンタ、カラーfax及びカラー複写複合機
JPH089136A (ja) 画像処理装置
JPH08190306A (ja) 画像出力装置
JPH1188707A (ja) 画像処理装置及び方法