JPH09185472A - プリンタシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いサービス機能を備えたプリンタシステム
を提供することを目的とする。 【解決手段】トレイ情報設定手段１１はプリンタのトレ
イに対応させたコメントをトレイ情報として設定する。
プリンタ情報記憶手段１４はプリンタの設定情報や状態
情報等を記憶する。そして、これらのトレイ情報とプリ
ンタ情報がクライアント側に送信される。用紙・トレイ
表示切替手段２４は表示装置２３上で用紙サイズ表示、
またはトレイ情報表示を切り替える。用紙サイズ表示の
場合は表示画面に利用可能な用紙サイズを表示し、トレ
イ情報表示の場合はプリンタサーバ１０で設定したトレ
イ情報であるコメントを表示する。このような構成をと
ることにより、クライアント２０でトレイ情報あるいは
用紙サイズ情報を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はプリンタシステムに
関し、特にネットワーク上に構成されるプリンタシステ
ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】分散型ネットワークシステムでは柔軟で
適応範囲の広いコンピュータサービスが提供されなが
ら、ネットワークに結合されたすべての資源が有効的に
協調され利用されなければならない。特にプリンタ装置
などの資源は使用頻度が高いため、ユーザに対し使い勝
手のよい高いサービス機能を備える必要がある。従来の
プリンタ装置関連のシステムとして、例えば特開平２ー
２０１６３１号公報で開示されたシステムは、プリンタ
装置内で用紙の設定状況を検知して、それをホストコン
ピュータに伝達し、ホストコンピュータがそれらのデー
タを表示してユーザに知らせることのできる構成となっ
ている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷用紙の設
定状況をホストコンピュータに表示するのみで、ユーザ
からの表示や選択指示ができないといった問題があっ
た。また、表示できるのはプリンタの設定状況のみで、
その他の付加情報を設定することができないといった問
題があり、サービス機能が十分ではなかった。

【０００４】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、高いサービス機能を備えたプリンタシステム
を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ネットワーク上に構成されるプリンタシ
ステムにおいて、プリンタのトレイ情報を設定するトレ
イ情報設定手段と、設定された前記トレイ情報をネット
ワーク上に送信するトレイ情報送信手段と、プリンタ情
報を記憶するプリンタ情報記憶手段と、記憶された前記
プリンタ情報を前記ネットワーク上に送信するプリンタ
情報送信手段と、前記ネットワークから受信した前記ト
レイ情報及び前記プリンタ情報とを表示信号に変換し、
表示装置に表示する表示制御手段と、前記表示装置に表
示される前記プリンタ情報の１つである用紙サイズ情報
と、前記トレイ情報との表示を選択的に切り替える用紙
・トレイ表示切替手段とを有することを特徴とするプリ
ンタシステムが提供される。

【０００６】ここで、トレイ情報設定手段はプリンタの
用紙トレイに対応させたコメントをトレイ情報として設
定する。プリンタ情報記憶手段はプリンタの設定情報や
状態情報等を記憶する。そして、これらのトレイ情報と
プリンタ情報がネットワーク上に送信される。用紙・ト
レイ表示切替手段は表示装置上で用紙サイズ表示また
は、トレイ情報表示を切り替える。用紙サイズ表示の場
合は表示画面に利用可能な用紙サイズを表示し、トレイ
情報表示の場合は、設定されたトレイ情報であるコメン
トを表示する。

【０００７】さらに、ネットワーク上に構成されるプリ
ンタシステムにおいて、プリンタのトレイ状態である用
紙切れ情報のポーリング（送信要求）を実行するトレイ
状態ポーリング制御手段と、前記ポーリングにより前記
プリンタのトレイ状態を探索するトレイ状態探索手段
と、探索結果を記憶するトレイ状態記憶手段と、前記探
索結果をネットワーク上に送信するトレイ状態送信手段
と、前記探索結果として、用紙切れでない場合は通常の
表示形態の表示信号を生成し、用紙切れの場合は用紙切
れが生じているトレイの表示形態を変えた表示信号を生
成して表示装置に表示するトレイ状態表示制御手段とを
有することを特徴とするプリンタシステムが提供され
る。

【０００８】ここで、トレイ状態ポーリング制御手段
は、プリンタのトレイ内の用紙切れ情報のポーリング
（送信要求）を実行する。トレイ状態探索手段はプリン
タのトレイ状態として用紙切れであるかどうかを探索す
る。トレイ状態表示制御手段は用紙切れであるトレイに
はシェードを掛けた表示信号を生成し、用紙切れでない
トレイにはシェードを掛けない通常の表示信号を生成す
る。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。但し、本発明で使用されるプリン
タはネットワーク上で共有プリンタとして利用されるこ
とが多い。よって、以下の実施の形態は分散型ネットワ
ーク上でクライアント／サーバ・システムの構成形態を
とる場合について例示する。

【００１０】図１は本発明の原理図である。複数のプリ
ンタ１〜ｎとプリンタサーバ１０及びクライアント２０
とがネットワーク３０で接続され、クライアント／サー
バ・システムを構築している。プリンタサーバ１０は、
トレイ情報設定手段１１と、トレイ情報送信手段１３
と、プリンタ情報記憶手段１４と、プリンタ情報送信手
段１５とで構成される。また、クライアント２０は、表
示制御手段２２と、表示装置２３と、用紙・トレイ表示
切替手段２４とで構成される。

【００１１】トレイ情報設定手段１１は、ユーザがプリ
ンタ１〜ｎから選択したプリンタのトレイ情報を設定す
る。トレイ情報とはトレイ番号と、用紙サイズ及び紙質
のコメントをいう。例えば、プリンタ１内のトレイ１に
は用紙サイズＡ４の普通紙を、トレイ２には用紙サイズ
Ｂ５の黄色の普通紙をといった情報である。トレイ情報
送信手段１３は、設定されたトレイ情報をネットワーク
３０を通じて、クライアント２０に送信する。

【００１２】プリンタ情報記憶手段１４は、プリンタの
出力部のオプション情報と、用紙サイズ情報と、プリン
タ状態情報及びプリンタ機種名を記憶する。出力部のオ
プション情報としては、例えば、ソータやオフセットス
タック等のオプション情報がある。用紙サイズ情報とし
ては、例えば、用紙サイズＡ４、Ａ３等や、レター、リ
ーガル等の用紙サイズ情報がある。プリンタ状態情報と
しては、例えば、紙詰まり、ハードウェア故障、トナー
切れ等の情報がある。また、ネットワーク３０上に存在
する複数のプリンタの機種名の情報も記憶する。プリン
タ情報送信手段１５は、プリンタ情報記憶手段１４で記
憶されたプリンタ情報をネットワーク３０を通じて、ク
ライアント２０に送信する。

【００１３】表示制御手段２２は受信したトレイ・プリ
ンタ情報を表示信号に変換し表示装置２３に表示する。
用紙・トレイ表示切替手段２４は表示装置２３上で用紙
サイズ表示、またはトレイ情報表示を選択的に切り替え
る。用紙サイズ表示の場合は表示画面に利用可能な用紙
サイズを表示し、トレイ情報表示の場合は、上記で説明
したプリンタサーバ１０で設定されたトレイ情報を表示
する。

【００１４】図２は、上記で説明した本発明の主要部を
含めた実施形態のブロック図である。複数のプリンタ１
〜ｎとプリンタサーバ１０及びクライアント２０とがネ
ットワーク３０で接続され、クライアント／サーバ・シ
ステムを構築している。プリンタサーバ１０は、トレイ
情報設定手段１１と、トレイ情報制御手段１２と、トレ
イ情報送信手段１３と、プリンタ情報記憶手段１４と、
プリンタ情報送信手段１５と、印刷制御手段１６とで構
成される。また、クライアント２０はトレイ・プリンタ
情報受信手段２１と、表示制御手段２２と、表示装置２
３と、用紙・トレイ表示切替手段２４と、印刷属性設定
手段２５と、印刷データ記憶手段２６と、印刷データ送
信手段２７とで構成される。なお、この実施形態は図１
で説明したものと構成は同じなので、同一構成部分には
同一の符号を付けて、相違点のみを説明する。

【００１５】トレイ情報制御手段１２は、トレイ情報設
定手段１１で設定されたトレイ情報を登録するための制
御を行う。この制御についてはフローチャートを用いて
後述する。トレイ・プリンタ情報受信手段２１は、プリ
ンタサーバ１０から送信されたトレイ・プリンタ情報を
受信する。

【００１６】印刷属性設定手段２５は印刷属性を設定す
る。印刷属性とは、印刷データを規定する拡大／縮小率
や部数等の印刷に必要な項目のことである。ユーザは各
属性に対し、印刷データを設定する。印刷データ記憶手
段２６は各属性毎にユーザから設定された印刷データを
記憶する。印刷データ送信手段２７はこの印刷データを
プリンタサーバ１０に送信する。プリンタサーバ１０内
の印刷制御手段１６はこの印刷データを受信して、選択
されたプリンタに送信し、印刷を実行させる。

【００１７】次に、フローチャートと表示画面例を用い
て本発明の動作について詳しく説明する。図３は、トレ
イ情報の設定から登録されるまでの処理手順を示すフロ
ーチャートである。 〔Ｓ１〕プリンタサーバ上のトレイ情報設定画面を開
く。 〔Ｓ２〕トレイ情報設定手段によって、使用するプリン
タの各トレイ毎に、トレイ情報がそれぞれ設定される。 〔Ｓ３〕トレイ情報入力後、タッチボタンがＯＮされた
場合はステップＳ４へ、ＯＮされない場合はステップＳ
３へ戻り、ボタン操作されるまで待つ。ここで、タッチ
ボタンとは、ＯＫボタンとキャンセルボタンとで構成さ
れている。トレイ情報設定がよければＯＫボタンを、ト
レイ情報設定を変更する場合はキャンセルボタンがＯＮ
される。タッチボタンについては後述する。 〔Ｓ４〕トレイ情報制御手段は、どのタッチボタンがＯ
Ｎされたか判断する。ＯＫボタンがＯＮされた場合はス
テップＳ５へ、キャンセルボタンがＯＮされた場合はス
テップＳ２へ戻り、再度トレイ情報が入力されるのを待
つ。 〔Ｓ５〕トレイ情報制御手段によって、入力文字数が制
限を越えているか判断される。越えている場合はステッ
プＳ６へ、越えていない場合はステップＳ７へ行く。 〔Ｓ６〕トレイ情報制御手段は、入力文字数が制限を越
えていることをメッセージを出力して、ユーザに知らせ
る。 〔Ｓ７〕トレイ情報が登録される。

【００１８】図４はトレイ情報設定画面を示す図であ
る。プリンタサーバ１０内のトレイ情報設定画面１０１
は、トレイ番号と、用紙サイズ及び紙質の種類とを表示
し、ＯＫボタン１０２と、キャンセルボタン１０３とで
構成される。設定方法としては例えば、トレイ１には用
紙サイズＡ４の新紙を、トレイ２には用紙サイズＢ５の
黄色紙を、トレイ３には用紙サイズＡ４のＵ紙（試し刷
り用の紙）などと設定する。設定がＯＫであればＯＫボ
タン１０２をＯＮし登録する。設定を変更したいならば
キャンセルボタン１０３をＯＮし、新たに設定しなおす
ことができる。

【００１９】次に、用紙・トレイ表示切替手段によって
表示装置上で用紙サイズを表示している画面と、トレイ
情報を表示している画面の構成についてそれぞれ説明す
る。図５は、クライアントで表示される表示画面例であ
る。表示画面２００は印刷属性として、Ｎｕｐ指定２０
１、排出指定２０２、丁合い指定２０３、面指定２０
４、拡大／縮小率指定２０５、用紙・トレイ指定２０
６、部数指定２０７及びプリンタ機種名２０８の各項目
を表示する。また、ジョブ内容２０９を表示する。太い
黒丸はユーザが選択した項目である。例えば、Ｎｕｐ指
定２０１では、４ｕｐが選択されている。その他の属性
についても同様である。

【００２０】ここで、ユーザは用紙・トレイ指定２０６
の用紙／トレイボタン２０６ａを押して、用紙サイズを
表示する画面と、トレイ情報を表示する画面を切り替え
る。図６は用紙／トレイボタン２０６ａが押され、用紙
サイズを表示している画面である。なお、この表示画面
２００ａは図５で説明したものと構成は同じなので同一
構成部分には同一の符号を付けて、相違点のみを説明す
る。用紙・トレイ指定２０６ｂは、用紙サイズＡ４とＢ
５を表示しており、ユーザが用紙サイズＢ５を選択した
ことがわかる。また、用紙／トレイボタン２０６ｃはト
レイと表示されており、次にこのボタンが押されるとト
レイ表示をすることがわかる。

【００２１】図７は用紙・トレイボタン２０６ｃが押さ
れ、トレイ情報を表示している画面である。なお、この
表示画面２００ｂは図５で説明したものと構成は同じな
ので同一構成部分には同一の符号を付けて、相違点のみ
を説明する。用紙・トレイ指定２０６ｄは、トレイ情報
として、トレイ１には用紙サイズＡ４の新紙を、トレイ
２には用紙サイズＢ５の黄色紙を、トレイ３には用紙サ
イズＡ４のＵ紙（試し刷り用の紙）を、また、手差しと
いった内容が表示されており、ユーザがトレイ２を選択
したことがわかる。また、用紙／トレイボタン２０６ｅ
は、用紙と表示されており、次にこのボタンが押される
と用紙サイズを表示することがわかる。

【００２２】以上説明したように、プリンタサーバ上で
プリンタのトレイ情報が設定でき、クライアント上でト
レイ情報あるいは用紙サイズ情報を選択指示できる。こ
れにより、プリンタサーバまでユーザが行かなくてもク
ライアント側の印刷指示元でトレイ情報あるいは用紙サ
イズ情報を得られる。よって、用紙だけ指定すればよい
ユーザは用紙サイズ指定画面を、またはトレイ指定も行
いたいユーザはトレイ情報表示の表示画面を用いること
により、ユーザの表示要求を満たすことができる。

【００２３】次に、トレイ内に用紙切れが生じた場合の
表示サービスを備えたプリンタシステムについて説明す
る。図８はトレイ内に用紙切れが生じた場合の表示サー
ビスを実行するプリンタシステムの原理図である。複数
のプリンタ１〜ｎとプリンタサーバ４０及びクライアン
ト５０とがネットワーク３０で接続され、クライアント
／サーバ・システムを構築している。プリンタサーバ４
０では、トレイ状態探索手段４１と、トレイ状態記憶手
段４２と、トレイ状態送信手段４３とで構成される。ク
ライアント５０は、トレイ状態ポーリング制御手段５１
と、トレイ状態表示制御手段５２と、表示装置２３とで
構成される。

【００２４】トレイ状態ポーリング制御手段５１は、プ
リンタのトレイ内の用紙切れ情報のポーリング（送信要
求）を実行する。トレイ状態探索手段４１はプリンタの
トレイ状態として用紙切れであるかどうかを探索する。
トレイ状態記憶手段４２はこの探索結果を記憶し、トレ
イ状態送信手段４３は探索結果をクライアントに送信す
る。トレイ状態表示制御手段５２は用紙切れであるトレ
イにはシェードを掛けた表示信号を生成し、用紙切れで
ないトレイにはシェードを掛けない通常の表示信号を生
成する。そして、表示装置２３はこれらの表示信号を表
示する。

【００２５】図９は、トレイ状態ポーリング制御手段５
１の内部構成を示す図である。トレイ状態ポーリング制
御手段５１はポーリングタイマ５１ａと、ポーリング起
動手段５１ｂと、ポーリング実行手段５１ｃとで構成さ
れる。ポーリング実行手段５１ｃは、プリンタのトレイ
内の用紙切れ情報のポーリングを実行する。ポーリング
タイマ５１ａはクライアント内に含まれるタイマであっ
て、自動的に一定時間毎にポーリング開始信号を発生さ
せて、ポーリング実行手段５１ｃにポーリングを実行さ
せる。ポーリング起動手段５１ｂは、ユーザが表示画面
上のボタンを押すことで、ポーリング開始信号を発生さ
せて、ポーリング実行手段５１ｃにポーリングを実行さ
せる。また、表示画面上のどのボタンがポーリング起動
手段５１ｂに相当するかは後述する。

【００２６】次に、フローチャートを用いて本発明につ
いて詳しく説明する。図１０はトレイ状態として用紙切
れ状態の表示を行う処理手順を示すフローチャートであ
る。 〔Ｓ１０〕ポーリングタイマから一定時間毎にポーリン
グ開始信号を発生する。または、ユーザが表示画面上の
ボタンを押すことで、ポーリング起動手段がポーリング
開始信号を発生する。 〔Ｓ１１〕ポーリング開始信号を受けて、ポーリング実
行手段はトレイ内の用紙切れ情報のポーリングをプリン
タサーバに対して行う。 〔Ｓ１２〕トレイ状態探索手段は、トレイＮに対して用
紙があるかどうか探索する。ここでＮはトレイ番号のこ
とである。 〔Ｓ１３〕トレイ状態記憶手段は、トレイＮの探索結果
を記憶する。 〔Ｓ１４〕トレイ状態送信手段は、トレイＮの探索結果
をクライアントに送信する。 〔Ｓ１５〕トレイＮに用紙がある場合はステップＳ１６
へ、ない場合はステップＳ１７へ行く。 〔Ｓ１６〕トレイ状態表示制御手段は、トレイＮのトレ
イ情報をシェードを掛けずに表示装置の画面上に通常表
示する。 〔Ｓ１７〕トレイ状態表示制御手段は、トレイＮのトレ
イ情報にシェードを掛けて、表示装置の画面上に表示す
る。 〔Ｓ１８〕トレイ状態探索手段は、Ｎが最終番号かどう
か判断する。Ｎが最終番号ならば探索を終了する。そう
でない場合はステップＳ１９へ行く。 〔Ｓ１９〕Ｎに１をインクリメントし、これを新たにＮ
とする。そして、ステップＳ１２に行き、再びトレイ状
態を探索する。

【００２７】図１１は用紙切れであるトレイにシェード
が掛かった表示画面例である。なお、この表示画面２０
０ｃは図５で説明したものと構成は同じなので、同一構
成部分には同一の符号を付けて、相違点のみを説明す
る。トレイ３が用紙切れを生じたとする。すると、用紙
・トレイ指定２０６ｆ内のトレイ３の用紙サイズＡ４の
Ｕ紙（試し刷り用の紙）という表示部分２０６ｇにシェ
ードが掛かり表示される。 ここで、再表示ボタン２０
６ｈはポーリング起動手段５１ｂに対応し、これがＯＮ
されると、ポーリング開始信号を発生させてポーリング
実行手段５１ｃにポーリングを実行させる。よって、用
紙の有無をユーザが知りたい場合は、この再表示ボタン
２０６ｈを操作すればよい。また、用紙補給後に再表示
ボタン２０６ｈをＯＮすれば、トレイ状態が探索される
ことになるのでシェードが消えて通常表示に戻る。ある
いは、ポーリングタイマの時間間隔でトレイ状態が探索
されることになるので自動的にシェードが消えて通常表
示に戻る。

【００２８】以上説明したようにプリンタのトレイ内の
用紙切れ状態をクライアントに知らせる構成とした。こ
れにより、用紙切れしているトレイを選択することがな
くなるので、ユーザの誤操作を防止できる。また、どの
トレイに用紙を補充すればよいか、ただちにわかる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、プリン
タサーバ上でプリンタのトレイ情報が設定でき、クライ
アント上でトレイ情報あるいは用紙サイズ情報を選択指
示できる構成にした。これにより、プリンタサーバまで
ユーザが行かなくても、クライアント側の印刷指示元で
トレイ情報あるいは用紙サイズ情報を得られる。

【００３０】また、プリンタのトレイ内の用紙切れ状態
をクライアントに知らせる構成とした。これにより、ユ
ーザはトレイ内の用紙切れ情報をただちに知ることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理を示すブロック図である。

【図２】本発明の主要部を含めた実施形態のブロック図
である。

【図３】トレイ情報の設定から登録されるまでの処理手
順を示すフローチャートである。

【図４】トレイ情報設定画面を示す図である。

【図５】クライアントで表示される表示画面例である。

【図６】用紙／トレイボタンが押され、用紙サイズを表
示している画面である。

【図７】用紙／トレイボタンが押され、トレイ情報を表
示している画面である。

【図８】トレイ内に用紙切れが生じた場合の表示サービ
スを実行するプリンタシステムの原理図である。

【図９】トレイ状態ポーリング制御手段の内部構成を示
す図である。

【図１０】トレイ状態として用紙切れ状態の表示を行う
処理手順を示すフローチャートである。

【図１１】用紙切れであるトレイにシェードが掛かった
表示画面例である。

【符号の説明】

１、ｎ プリンタ １０ プリンタサーバ １１ トレイ情報設定手段 １３ トレイ情報送信手段 １４ プリンタ情報記憶手段 １５ プリンタ情報送信手段 ２０ クライアント ２２ 表示制御手段 ２３ 表示装置 ２４ 用紙・トレイ表示切替手段 ３０ ネットワーク

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワーク上に構成されるプリンタシ
   ステムにおいて、 プリンタのトレイ情報を設定するトレイ情報設定手段
   と、 設定された前記トレイ情報をネットワーク上に送信する
   トレイ情報送信手段と、 プリンタ情報を記憶するプリンタ情報記憶手段と、 記憶された前記プリンタ情報を前記ネットワーク上に送
   信するプリンタ情報送信手段と、 前記ネットワークから受信した前記トレイ情報及び前記
   プリンタ情報とを表示信号に変換し、表示装置に表示す
   る表示制御手段と、 前記表記装置に表示される前記プリンタ情報の１つであ
   る用紙サイズ情報と、前記トレイ情報との表示を選択的
   に切り替える用紙・トレイ表示切替手段と、 を有することを特徴とするプリンタシステム。
2. 【請求項２】 ネットワーク上に構成されるプリンタシ
   ステムにおいて、 プリンタのトレイ状態である用紙切れ情報のポーリング
   （送信要求）を実行するトレイ状態ポーリング制御手段
   と、 前記ポーリングにより前記プリンタのトレイ状態を探索
   するトレイ状態探索手段と、 探索結果を記憶するトレイ状態記憶手段と、 前記探索結果をネットワーク上に送信するトレイ状態送
   信手段と、 前記探索結果として、用紙切れでない場合は通常の表示
   形態の表示信号を生成し、用紙切れの場合は用紙切れが
   生じているトレイの表示形態を変えた表示信号を生成し
   て表示装置に表示するトレイ状態表示制御手段と、 を有することを特徴とするプリンタシステム。
3. 【請求項３】 前記トレイ状態ポーリング制御手段は、
   一定時間毎にポーリング開始信号を発生させるポーリン
   グタイマと、ユーザのボタン操作により前記ポーリング
   開始信号を発生させるポーリング起動手段、及び前記ポ
   ーリング開始信号によりポーリングを実行するポーリン
   グ実行手段とから構成されることを特徴とする請求項２
   記載のプリンタシステム。