JPH09185191A - トナー濃度検出装置およびこれを具備する画像形成装置 - Google Patents

トナー濃度検出装置およびこれを具備する画像形成装置

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JPH09185191A
JPH09185191A JP7342647A JP34264795A JPH09185191A JP H09185191 A JPH09185191 A JP H09185191A JP 7342647 A JP7342647 A JP 7342647A JP 34264795 A JP34264795 A JP 34264795A JP H09185191 A JPH09185191 A JP H09185191A
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JP7342647A
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Noboru Sawayama
昇 沢山
Kouta Fujimori
仰太 藤森
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】像担持体上に付着したカラートナーの量(面密
度)を光学的に高い精度で検出することができる、特
に、トナーが像担持体表面を完全被覆するような高付着
領域で高精度に検出できる簡単な構成のカラー濃度検出
装置を提供する。 【解決手段】発光素子2と受光素子3は、共に指向性を
有し、且つ前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる
点Pが、前記像担持体4C表面上、または前記担持体表
面の近傍にあって、前記発光素子2と前記受光素子3の
両光軸を含む光軸平面S1が、前記交点Pを通過する前
記担持体表面からの法線hに対して所定角度傾いた角度
ψに、前記発光素子2と前記受光素子3とが配設されて
いることを特徴とする画像形成装置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、発光素子と受光素子
によって像担持体上のカラートナー濃度を検出するトナ
ー濃度検出装置およびこのトナー濃度検出装置を具備す
るカラー複写機に代表される画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナーを含む現像剤を用いて像
担持体たる感光体の表面に形成された静電潜像を現像す
る複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、静電
潜像の現像に伴って現像器内に収容されている現像剤中
に含まれているトナーが消費されるため、複写画像の濃
度を常時一定に保つには、現像剤の消費量に応じて新た
なトナーが補給されなければならない。
【0003】そのため、従来、現像剤中のトナー濃度と
現像濃度(感光体へのトナー付着量)とが一定の比例関係
にあることに着目して、複写すべき原稿を載せるための
原稿台ガラスの近傍に設けた一定の濃度を有する基準チ
ャートを、感光体上に露光、現像してトナー濃度検出用
の基準パターン像を形成し、その濃度を光学的に検出し
て、検出値に応じてトナーの補給量を制御するようにし
ている。具体的には、基準パターン像の所定の設定値の
濃度と、トナー補給制御のために検出された基準パター
ン像の濃度とを比較し、後者の方が高ければトナー補給
を止めるか、または補給量を減少させ、低ければトナー
補給の再開あるいは補給量を増加させる。
【0004】一方、近年においては、赤、青等のモノカ
ラーの複写機の開発が進められ、この種の複写機では、
黒トナーの現像器とカラートナーの現像器とを任意に交
換する方式、両現像器を併設してその作動を任意に切り
替え制御する方式およびフルカラー現像器を使用して現
像を行う方式が採用されている。
【0005】従来、黒トナーの複写機において使用され
ている基準パターン像の濃度を検出する光学手段は、発
光素子と受光素子とからなり、受光素子が発光素子から
の正反射光を検出するように構成され、受発光光束の各
光軸を含む光軸平面は像担持体の法線を含む平面と一致
している。
【0006】しかし、カラートナーでの現像に際して
は、カラートナーは乱反射を生じるため、像担持体とし
ての感光体とカラートナーとの反射率にほとんど差がな
く、図19に示すように、破線で示すカラートナー(実
線は黒トナー)は、トナー濃度と受光素子出力(正反射
光量)との間で相関関係を得ることができず、カラート
ナーによる基準パターン像の濃度を検出することはむず
かしい。
【0007】その対策として、特開昭61−20947
0号公報には、発光素子又は受光素子の少なくとも一方
を、現像に黒トナーを使用している場合には受光素子が
正反射光を受光するように、そして現像にカラートナー
を使用している場合には、受光素子が乱反射光を受光す
るように上記光軸平面内で回転させて切り替え可能とし
たトナー濃度検出装置が開示されている。
【0008】また、特開昭62−164066号公報に
は、像担持体上でのトナー付着量に応じて2次曲線状の
赤外線フォトセンサの出力特性を有するモノカラートナ
ーについて、画像濃度が増す時に、センサ出力も増すよ
うなカラー特性領域で制御し、センサ出力が一定値を上
まわるときはトナーの補給を制限する方法が、また、特
開昭62−209476号公報には、受光素子を2個用
い、一方を正反射光、他方を乱反射光を受光するように
配置し、両受光素子の出力信号の差に対応して現像装置
のトナー供給量を制御する方法がそれぞれ開示されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカラー濃度検出方法または装置においては、像担持
体と発光素子および受光素子の受発光光束の各光軸を含
む光軸平面は、像担持体の法線を含む平面と一致してい
る構成となっており、その光軸平面の中で発光素子およ
び受光素子の角度を変えることで対応している。トナー
濃度検出装置としての発光素子および受光素子とを像担
持体の法線を含む平面と一致している位置に設けて、ト
ナー濃度の検出をさせようとすると、像担持体に形成さ
れているカラートナー像からの反射光が乱反射光である
ため、その光量は非常に弱くなるため、その反射光を検
出するには、発光素子および受光素子を像担持体(被検
出面)に近づけたり、また、発光素子および受光素子の
受光面/発光面の大きさを大きくして、反射光を十分に
検出できるようにする必要がある。しかし、発光素子お
よび受光素子を像担持体(被検出面)に近づけたり、ま
た、発光素子および受光素子の受光面/発光面の大きさ
を大きくしたりした場合、像担持体に形成されたトナー
像からの反射光のうち多くの正反射光がまざって入力さ
れて、正確にカラートナー像の濃度値を検出することが
できないという問題点がある。
【0010】さらに、発光素子および受光素子とを、乱
反射光を検出するために像担持体(被検出面)に近づけ
たり、また、発光素子および受光素子の受光面/発光面
の大きさを大きくした場合は、狭いスペース内に機構を
組み込まなければならない点や、構成が複雑になる等の
問題点があり、さらなる簡単な構成が望まれるところで
あった。
【0011】そこで、この発明の目的は、上述した従来
の問題点を解消して、像担持体上に付着したカラートナ
ーの量(面密度)を光学的に高い精度で検出することが
できる、特に、トナーが像担持体表面を完全被覆するよ
うな高付着領域で高精度に検出できる簡単な構成のカラ
ー濃度検出装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、像担
持体上に形成されたトナーパターン像に発光素子の光を
照射し、その反射光を受光素子で検出した結果によって
作像条件を制御するトナー濃度検出装置を具備する画像
形成装置において、前記発光素子と前記受光素子は、共
に指向性を有し、且つ前記発光素子と前記受光素子の光
軸が交わる点が、前記像担持体表面上、または前記担持
体表面の近傍にあって、前記発光素子と前記受光素子の
両光軸を含む光軸平面が、前記交点を通過する前記担持
体表面からの法線に対して所定角度傾いた角度に、前記
発光素子と前記受光素子とが配設されていることを特徴
とする画像形成装置にある。
【0013】請求項2の発明は、被測定体上に形成され
たトナーパターン像に発光素子の光を照射し、その反射
光を受光素子で検出するトナー濃度検出装置において、
前記発光素子と前記受光素子は、共に指向性を有し、且
つ前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、前
記被測定体表面上、または前記担持体表面の近傍にあっ
て、前記発光素子と前記受光素子の両光軸を含む光軸平
面が、前記交点を通過する前記被測定体表面からの法線
に対して所定角度傾いた角度に、前記発光素子と前記受
光素子とが配設されていることを特徴とするトナー濃度
検出装置にある。
【0014】請求項3の発明は、前記発光素子の発光光
束の広がりである指向性をφ1とし、上記受光素子の受
光光束の広がりである指向性をφ2とし、前記法線と前
記光軸平面とのなす角度をψとし、上記受光素子の発光
面の直径をD1とし、上記前記受光素子の受光面の直径
をD2とし、前記発光面の中心と前記受光面の中心とを
結ぶ光路長をρとしたとき、ψ>φ1+tan~1(D2/
2ρ)または、ψ>φ2+tan~1(D1/2ρ)のいず
れか一方を満足するように、前記発光素子と前記受光素
子を配設してなることを特徴とする請求項1記載の画像
形成装置にある。
【0015】請求項4の発明は、前記発光素子の発光光
束の広がりである指向性をφ1とし、上記受光素子の受
光光束の広がりである指向性をφ2とし、前記法線と前
記光軸平面とのなす角度をψとし、上記受光素子の発光
面の直径をD1とし、上記前記受光素子の受光面の直径
をD2とし、前記発光面の中心と前記受光面の中心とを
結ぶ光路長をρとしたとき、ψ>1/2・φ1+tan~
1(D2/2ρ)または、ψ>1/2・φ2+tan~
1(D1/2ρ)のいずれか一方を満足するように、前記
発光素子と前記受光素子を配設してなることを特徴とす
る請求項2記載の画像形成装置にある。
【0016】請求項5の発明は、前記発光素子と前記受
光素子の両光軸が同一平面内に含まれるように前記発光
素子と前記受光素子を支持部材でユニット化し、前記発
光素子または受光素子の少なくとも一方の前方に集光光
学素子を設けたことを特徴とする請求項1、2、3また
は4記載の画像形成装置にある。
【0017】
【実施例】以下、この発明の第1実施例を図面を参照し
て説明する。図1は、この発明が適用されるカラー画像
形成装置を示しており、同図において、図示しないスキ
ャナ部において、デジタル信号に変換された画像情報
は、顕像パターンを形成する書込みユニット22に送ら
れる。この書込みユニット22は、各色の画像情報を含
むレーザ光22Y、22M、22C、22BKを記録ユ
ニット23Y、23M、23C、23BKに射出するも
のであり、記録ユニット23Y、23M、23C、23
BKは同一平面上に一定の間隔で配置されている。各記
録ユニット23Y、23M、23C、23BKは、それ
ぞれ現像色が異なるものの電子写真方式の同一構成を有
しており、例えば、記録ユニット23Cは、感光体ドラ
ム24Cを帯電チャージャ25Cによって何れかの階調
に対応する電位で一様帯電し、書込みユニット22から
のレーザ光22Cにより画像情報に応じた変調光を照射
して感光体ドラム4Cを露光し、これによって感光体ド
ラム4Cに形成したシアン光像の静電潜像に対して、現
像ユニット26Cにより現像を行って顕像化する。
【0018】図示しない給紙部より送られた転写紙は、
レジストローラ30によりタイミングを合わせて駆動ロ
ーラ34と従動ローラ35に支張された転写ベルト1に
送り出され、図中左方向に搬送されながら、感光体ドラ
ム4BK、4C、4M、4Yによって順にトナー像が転
写された後、定着ローラ32によって定着されて排紙さ
れる。
【0019】この転写ベルト1において、図2に示すよ
うに、発光素子2と受光素子3が、同ベルト1上の所定
の点Pにおける垂線sとその光軸2aと光軸3aとがな
す角がそれぞれθ1とθ2となるように配置されている。
この実施例で用いている発光素子2と受光素子3は、共
に比較的広い指向性を有している。すなわち、本実施例
においては、発光素子2の射出光の光量、又は受光素子
3の受光域の感度が1/2になる角度が、発光素子の場
合は、φ1=30°、受光素子3の場合は、φ2=20
°となっている(φ1,φ2はそれぞれ、各素子の広が
り角度を表している。)。
【0020】ここにおいて、両素子の指向性とは、素子
の出射光または受光光における放射強度、感度強度が1
/2になる光の分布領域をいう。そして、図2の矢印A
方向から見た図3に示すように、点Pにおける法線hと
光軸2a、光軸3aの両軸を含む平面S1とが角度ψを
なすように発光素子2と受光素子3とが配置され、この
実施例ではψ=30°に設定されている。この構成にお
いて、点Pにおける法線hと平面S1とのなす角度ψを
変化させていったときの受光素子3の出力電圧の変化を
図4に示す。図4において、転写ベルト1をカラートナ
ーが完全被覆している場合の特性を特性線40とトナー
付着がない場合の特性の特性線41で示す。この図4で
示すように、カラートナーは乱反射を生ずるため、発光
素子2と受光素子3の両光軸の含む平面の法線hに対す
る傾き角度ψが−10度〜10度の範囲では、カラート
ナーが完全被覆している場合とトナー付着がない場合と
で、受光素子3の出力電圧の変化の差は小さく、トナー
濃度の検出は、低感度となってしまっている。これに対
して、上記の範囲の外側では、その変化は2つの特性線
の値の差として最も顕著に表れている。すなわち、本実
施例では、角度ψを10度より大きくまたは−10度よ
り小さい角度になるように発光素子2と受光素子3の両
光軸の含む平面を傾けて配設することにより、カラート
ナーが完全被覆している場合とトナー付着がない場合と
で、受光素子3の出力電圧の差を大きくすることがで
き、トナー濃度の検出を高感度で検出することができ
る。ここで、発光素子2と受光素子3との指向性には、
各発光素子2と受光素子3毎に誤差がある。すなわち上
記発光素子2と受光素子3の指向性上の広がり角には、
微妙な誤差があるため、上記角度ψは実設計上では|ψ
|≧25°とすることが望ましい。
【0021】
【数1】
【0022】を意味する。
【0023】本実施例では、角度ψ=30°としている
から、前記発光素子2と受光素子3毎の誤差の影響を受
けることなく、高感度のトナー濃度検出装置を提供する
ことができる。
【0024】以下、第2実施例を説明する。
【0025】上記実施例では、像担持体として転写ベル
ト1を発光素子2と受光素子3として比較的広い指向性
を有する素子を用いた場合を説明したが、次に別の実施
例として、像担持体として感光体ドラムと、発光素子と
受光素子として中位の指向性を有する素子と用いた場合
について説明する。
【0026】図5に示すように、発光素子2と受光素子
3が、感光体ドラム4C(図1に示す感光体ドラムB
K、4C、4M、4Yのうちの一例として用いる)上の
所定の点Pにおける感光体ドラム4Cに対する垂線sと
その光軸2aと3aとが成す角がそれぞれθ1とθ2とな
るように配置されている。この実施例で用いている発光
素子2と受光素子3は、共に比較的受発光光束の広がり
の中位に狭い指向性を有している。すなわち、発光素子
2の射出光の光量、又は受光素子3の受光域の感度が1
/2になる角度、発光素子の場合はφ1=8°、φ2=
12°となっている。(φ1,φはそれぞれ、広がり角
を示す。) そして、図5の矢印A方向から見た図6に示すように、
点Pにおける法線hと光軸2aと光軸3aの両光軸を含
む光軸平面S1とが角度ψをなすように発光素子2と受
光素子3とが配置されている。上記角度ψを変化させて
いったときの発光素子2の出力電圧の変化を図7に示
し、図8は、角度ψ=0°のときの像担持体のトナー付
着量に対する受光素子の出力電圧の変化を示している。
図7において、感光体ドラム4Cをカラートナーが完全
被覆している場合の出力特性を特性曲線42で、いくら
かトナー付着がある場合の出力特性を特性曲線43で、
トナー付着がない場合の特性を特性曲線44で示す。こ
の場合に角度ψ=0°近傍では、トナーの付着度合いに
かかわらずその出力電圧の差が顕著に現れる。しかしな
がら、図8に示すように角度ψ=0°の場合は、像担持
体上のトナーが0.5mg/cm2を越えて付着するころ
からは、像担持体上のトナー付着量が変化したとしても
受光素子の出力電圧の差は少なくなってしまう。
【0027】これに対して、発光素子2と受光素子3の
両光軸を含む平面S1を像担持体の法線に対して角度ψ
=10°傾けて配置した場合、像担持体上のトナーの付
着量の変化に対する受光素子3の出力電圧の変化は図9
に示すように、顕著に現れる。したがって、角度ψを1
0度より大きくまたは−10度より小さい角度になるよ
うに発光素子2と受光素子3とを傾けて配設することに
より、上記の出力特性間で受光素子の出力電圧の差が顕
著に現れて、カラートナー付着量を高感度で検出するこ
とができる。本実施例の場合は、角度ψ=30°に設定
している。
【0028】次に第3実施例を説明する。上記2つの実
施例では、発光素子2の光軸2aと受光素子3の光軸3
aとが交わる点Pが、像担持体表面上にある場合を説明
したが、別の実施例として、発光素子2の光軸2aと受
光素子3の光軸3aとが交わる点P′が、像担持体の表
面から内側にずれた位置、すなわち像担持体表面の近傍
に設定されている場合について説明する。
【0029】図10において、発光素子2の光軸2aと
受光素子3の光軸3aとが交わる点P′は、感光体ドラ
ム4C上の法線h上であって、感光体ドラム4Cの内側
にずれた位置にあり、この点P′と通る法線hと発光素
子2の光軸2aと、光受光素子3の光軸3aとの角度を
それぞれθ1,θ2となるように配置されている。そし
て、この実施例で用いている発光素子2と受光素子3と
は、いずれも比較的狭い指向性を有している。すなわ
ち、発光素子2の出射光の光量、または受光素子3の受
光感度が、発光素子2の場合は、φ1=8°、受光素子
3の場合はφ2=12°となっている(角θ1,θ2は
それぞれ広がり角を示す。) そして、図10の矢印A方向見た図12に示すように、
点P′を含む感光体ドラム4Cの回転軸に直交する平面
(すなわち、点P′を通過する感光体ドラム4Cの表面
を通る法線を含む平面)Stと、発光素子2と受光素子
3の両光軸の含む平面Sとのなす角度ψが角度ψ=30
°をなすように発光素子2と受光素子3とが配置されて
いる。
【0030】この場合でも、発光素子2と受光素子3と
からなるトナー濃度検出装置におけるカラートナーの乱
反射光の検出には、支障がない。その理由を以下に述べ
る。
【0031】図12は発光素子2と受光素子3とを像担
持体の法線に対して、両素子とも傾けて配置している状
態を像担持体の潜像形成面(被検知面)を基準に発光素
子2と受光素子3とを相対象の位置に仮想して配置した
図に基づいて説明する。
【0032】図12において、発光素子2と受光素子3
の指向性をそれぞれ2φ1,2φ2とした場合、両素子の
指向性の広がり2φ1,2φ2の内側では、発光素子2の
光量と受光素子3の感度が“1”で、その外側が“0”
とする。
【0033】被検知面Lの反射面が図12の第1の位置
L1から図12の第2の位置L2の位置に変化した場合
に、被検知面から受光素子が受光する光の面積は、発光
素子2の第1の被検知面L1の発光領域SIから第2の
被検知面の発光領域S2に縮小変化する。その検知面の
発光領域S2内の照度は、SI/S2倍となる。それ
は、第1の被検知面L1から受光素子3の受光点PDiま
での距離r1と第2の被検知面L2から受光素子3の受
光点PDiまでの距離r2の関係に等しくなり、結局、被
検知面での照度の変化は、受光素子からの被検知面まで
の距離の2乗に反比例して変化することになる。すなわ
ち、次の式が成り立つ。
【0034】
【数2】
【0035】このことは、被検知面が第1の被検知面L
1から第2の被検知面L2に変化しても受光素子への受
光感度は低下するが、発光素子2と受光素子3とによる
トナー濃度検出装置は、発光素子からの発光光を被検出
面で反射させその反射光を受光素子で受光してその受光
度の変化を読み取って、トナー濃度を行うものであるの
で、その反射光に変化があっても測定に支障はない。
【0036】上記の第1の被検出面L1から、第3の被
検出面L3に被検出面が変化しても今度は、被検知面か
ら受光素子が受光する光の面積は、発光素子2の第1の
被検知面L1の発光領域SI′から第3の被検知面の発
光領域S3に縮小変化する。その検知面の発光領域S3
内の照度は、SI′/S3倍となる。それは、第1の被
検知面L1から受光素子3の受光点PDiまでの距離r1
と第3の被検知面L3から受光素子3の受光点PDiまで
の距離r3の関係に等しくなり、結局、被検知面での照
度の変化は、受光素子からの被検知面までの距離の2乗
に反比例して変化することになる。すなわち、次の式が
成り立つ。
【0037】
【数3】
【0038】このことは、受光素子3の受光感度は逆に
増大するが、被検知面が第3の被検出面L3に変化する
ことは、反射光が受光素子の受光範囲外にも拡散するこ
とになり、受光領域内の反射光の受光光は逆に総合的に
低下することになる。しかしながら、上記第2の被検知
面L2に検知面がずれたときと同様に、受光素子3での
受光能力の変化には影響がない。
【0039】次に第4実施例を説明する。発光素子2と
受光素子3は、図13に示すように、受発光素子ユニッ
ト60の支持部材61に固定支持されている。発光素子
2の前方には集光光学系としてのフレネルレンズ62
が、そして受光素子3の前方には防塵ガラス63がそれ
ぞれ配置されている。フレネルレンズ62は、像担持体
1の表面に細く絞った光束をP点に照射し、P点におけ
る光スポットを受光素子3が防塵ガラス63を介して受
光するように配置されている。この受発光素子ユニット
60はフレネルレンズ62を発光素子2側に設けた例を
示したが、受光素子3側に設けてもよい。
【0040】図14は発光素子2と受光素子3とを像担
持体の法線に対して、両素子とも傾けて配置している状
態を像担持体の潜像形成面(被検知面)を基準に発光素
子2と受光素子3とを相対象の位置に仮想して配置した
図である。
【0041】図14において、発光素子2の発光光束の
広がりである指向性をφ1とし、受光素子の受光光束の
広がりである指向性φ2とし、発光素子2と受光素子3
の両光軸の交わる交点Pを通る法線hと、発光素子2と
受光素子3の両光軸を含む光軸平面S1とのなす角度を
角度ψとし、発光素子2の発光面2bの直径をD1と
し、発光素子2の発光面2bの中心Psと、受光素子3の
受光面3bの中心PDとを結ぶ光路長をρとしたとき
に、次の式が成立するように発光素子2と受光素子3の
両光軸の含む平面S1を法線hに対して、角度ψだけ傾
けて配置する。
【0042】ψ>φ1+tan~1(D2/2ρ) この場合、発光素子2の発光光軸から指向性φ1の出射
光の発光強度は、光軸方向の1/2である。
【0043】ここで、発光素子2の指向性φ1の出射光
の発光強度と、正反射光および乱反射光の強度との関係
について説明する。
【0044】図14において、発光素子2の発光の中心
点Psiから反射面Lまでの線分LA0、LA1およびL
A2は、発光素子2からの発光光を示し、この線分LA
1′、LA2およびLA0′の延長線であって、反射面L
より受光素子3側にある線分LA1′、LA2およびLA
0′は、発光光LA0、LA1およびLA2がそれぞれ反射
面Lで正反射された光を示す。
【0045】ここで、正反射光の強度は、発光素子の発
光強度分布に比例して変化することが知られている。一
方、乱反射光の強度は、点Pから見た受光素子3の受光
面の立体角に比例することが知られているから、発光素
子3の受光面の大きさが一定であれば乱反射光の強度
は、点Pから受光素子3までの距離が一定であれば、変
化しない。
【0046】線分LA1′、LA2′上の領域は、指向性
φ1の領域と一致するから、この領域では、正反射光の
強度が発光素子2の光軸LA0′(最も正反射光の強度
が強い領域)上の強度の1/2の強さとなる。したがっ
て、受光素子3の受光面の線分LA1′とLA2′で囲ま
れる領域より外側に配置すれば、この受光素子3は、1
/2以下の強度を持つ正反射光しか検出せず、かつ、乱
反射光について強度を弱めることなく検出できる。
【0047】以上の関係は、発光素子2を基準に説明し
たが、図15に基づいて後述する受光素子3を基準にし
た場合でも、受光素子2の指向性φ2の領域外に発光面
を配置するようにすれば、受光素子3が受ける正反射光
の強度は1/2以下となり、一方、乱反射光の強度は変
化しないことは、発光素子2を基準にして説明した場合
と同様である。
【0048】発光素子2と受光素子3の光路長ρは、発
光素子2の光軸の発光素子面上の点Psから受光素子3
の光軸の受光素子面上の点PDまでの被検知面を通る光
の最短距離を表す。
【0049】そして、この場合、一般に発光素子2の指
向性を規定するときの発光の中心点Psiは、素子の表面
より少し発光素子2の表面より内側に位置した位置にな
る。
【0050】したがって、発光素子の発光の中心点Ps
iから受光素子3の光軸の受光素子面上の点PDまでの
距離が発光素子2の光軸の発光素子面の点Psから受光
素子3の光軸の受光素子面上の点PDまでの距離より長
い。すなわち、
【0051】
【数4】
【0052】になる。
【0053】発光素子2の発光の中心点から見た受光素
子3の中心と、受光素子3の端部3Aとのなす角度ψ
は、次式を満たす。
【0054】
【数5】
【0055】
【数6】
【0056】ただし、D2:受光素子3の受光面の直径 受光素子3は、受光面が発光素子2の発光光束φ1より
も外側に位置するように配置する。
【0057】したがって、
【0058】
【数7】
【0059】が成立し、発光素子2および受光素子3の
両光軸の光軸平面S1の法線h対する傾け角度ψが上記
式を満足するように発光素子2および受光素子3の両光
軸の光軸平面S1を法線hに対して傾けて配置すれば、
発光素子2から発せられる正反射光LAの大部分は図1
4に示すように、受光素子3の受光面よりも外側に発光
されて、受光素子3に入光されることがない。
【0060】以上は発光素子を基準して、発光素子2お
よび受光素子3の両光軸の光軸平面S1の法線h対する
傾け角度ψを説明したが、受光素子3を基準にしても上
記発光素子と同様なことが言える。
【0061】図15において、受光素子3の受光光束の
広がりである指向性φ2とし、発光素子2の発光面2b
の直径をD1とする。
【0062】この場合、受光素子3の受光光軸から指向
性φ2の受光の受光強度は、光軸方向の1/2である。
発光素子2と受光素子3の光路長ρは、受光素子3の光
軸の受光素子面上の点PDから発光素子2の光軸の発光
素子の発光面上のPsまでの被検知面を通る光の最短距
離を表す。
【0063】そして、この場合、一般に受光素子3の指
向性を規定するときの受光の中心点PDiは、素子の表面
より少し受光素子3の表面より内側に位置した位置にな
る。したがって、発光素子の発光の中心点Psから受光
素子3の光軸の受光素子面上の点PDまでの距離より受
光素子3の光軸の受光素子面の点PDiから発光素子2の
光軸の発光素子面上のPSまでの距離が長い。すなわ
ち、
【0064】
【数8】
【0065】になる。
【0066】そして、受光素子の受光の中心点PDiから
見た場合、発光素子2の光軸の発光素子面上のPDiと発
光素子2の法線h側の先端部の端部2Aとのなす角度δ
が、次の式を満たすように受光素子3は配置されてい
る。
【0067】
【数9】
【0068】
【数10】
【0069】発光素子2は、発光面が受光素子3の発光
光束φ2よりも外側に位置するように配置する。したが
って、
【0070】
【数11】
【0071】が成立し、発光素子2および受光素子3の
両光軸の光軸平面S1の法線h対する傾け角度ψが上記
式を満足するように発光素子2および受光素子3の両光
軸の光軸平面S1を法線hに対して傾けて配置すれば、
発光素子2からの正反射光LAの大部分は図15に示す
ように、受光素子3の受光面よりも外側に発光されて、
受光素子3に入光されることがない。
【0072】以上の説明から明らかなように、受光素子
3の受光面の発光素子2の発光光束φ1よりも外側に位
置するように受光素子3を配置するか、または発光素子
2の発光面が受光素子3の受光光束φ2よりも外側に位
置するように発光素子2を配置するようにする。すなわ
ち、
【0073】
【数12】
【0074】または、
【0075】
【数13】
【0076】のどちらか一方を満足するように発光素子
2および受光素子3を配置するようにすれば、受光素子
3は正反射光の大部分を受光せずに乱反射光を受光する
から、正反射光のノイズに惑わされることなく、正確に
カラートナー付着量を検出することができる。
【0077】上記の実施例におけるトナー濃度検出装置
の具体的例を以下に示す。図16において、トナー濃度
検出装置は、直径4mmの受光面積を有する受光素子3
と、指向性φ1が20°である発光素子2とを使用し、
発光素子の発光面の中心から受光素子3の受光面の中心
までの距離が被検知面を中心に等間隔の4mmであるもの
である。すなわち、発光素子のの発光面の中心から受光
素子3の受光面の中心までの距離ρは、ρ=8mmとな
る。このトナー濃度検出装置において、発光素子2と受
光素子3の両光軸の含む平面S1の法線hに対する傾き
角ψを像担持体(被検出体)の反射面からの正反射光の
大部分が受光素子3に直接入力しない傾きは、
【0078】
【数14】
【0079】でもとめられ、これに実際の数値を代入す
ると
【0080】
【数15】
【0081】となり、この値を、φ1+tan~1(D2/
2ρ)の式に代入すると
【0082】
【数16】
【0083】ここでいま、発光素子2と受光素子3の両
光軸の含む平面S1の法線hに対する傾き角ψ´を、仮
【0084】
【数17】
【0085】に設定したとすると、 その値と
上記の像担持体(被検出体)の反射面からの正反射光が
受光素子3に直接の入力しない発光素子2と受光素子3
の両光軸の含む平面S1の法線hに対する傾き角ψとを
比較すると、 ψ′≒37°>ψ=34° になり、上記の像担持体(被検出体)の反射面からの正
反射光の大部分が受光素子3に直接の入力しない発光素
子2と受光素子3の両光軸の含む平面S1の法線hに対
する傾き角ψより実際の発光素子2と受光素子3の両光
軸の含む平面S1の法線hに対する傾き角ψ´を大きく
設定しているので、正反射光のノイズに惑わされること
なく、トナー濃度が検出することができる。
【0086】図17は、発光素子2の指向性が狭い場
合、具体的には、φ1=2°の場合の図13ないし15
の像担持体1の交点Pにおける法線hと発光素子2と受
光素子3の両光軸の含む平面S1のなす角ψとセンサ出
力電圧(検出光量に対応する)の関係を示す。ここでφ
2=30°となっている。曲線70は、トナーがないと
きの出力電圧の特性曲線であって、B'ABは像担持体
1の正反射が主に検知できる領域であり、C'B'及びB
Cは像担持体1の乱反射のみが検知でできている領域で
ある。曲線71は、トナーが全面に付着しているときの
特性を示す。出力電圧の特性曲線71は、角ψにほとん
ど依存しない。トナーがないときの像担持体1の乱反射
光成分も同様である。
【0087】図17において、角度ψ=0°近傍では、
トナーの付着度合いにかかわらず、その出力電圧の差が
顕著に現れる。しかしながら、図8に示すように、角度
ψ=0°の場合は、像担持体上のトナー付着量が変化と
しても受光素子3の出力電圧の差は、少なくなってしま
う。
【0088】これに対して、発光素子2および受光素子
3の両光軸を含む平面を像担持体の法線に対して角度ψ
=±1°よりも大きく傾けて配置した場合、図18に示
すように像担持体上のトナーの付着量が多い領域まで充
分な感度を有する。
【0089】したがって、発光素子2および受光素子3
の角度ψを±1°より大きく、本実施例では、角度ψ=
2°に傾けて配置することにより、正反射光のノイズに
惑わされることなくトナーカラーの付着量を高感度で検
出することができる。
【0090】ここで、発光素子2と受光素子3とにおけ
る指向性の違いに対する受光素子の出力特性の違いにつ
いて説明する。
【0091】図4は受光素子3および発光素子2の指向
性が比較的広い場合、具体的には、φ1=30°,φ2
=20°の場合の発光素子2と受光素子3の両光軸の含
む平面S1の法線hの傾き角度ψの変化に対する受光素
子の出力特性を示す図であり、図7は受光素子3および
発光素子2の指向性が中位の広さの場合、具体的には、
φ1=8°,φ2=12°の場合の発光素子2と受光素
子3の両光軸の含む平面S1の法線hの傾き角度ψの変
化に対する受光素子の出力特性を示す図である。また、
図17は受光素子3または発光素子2の指向性が狭い場
合、具体的には、φ1=2°の場合の発光素子2と受光
素子3の両光軸の含む平面S1の法線hの傾き角度ψの
変化に対する受光素子の出力特性を示す図である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、発光素子と受光素子は、共に指向性を有し、且
つ前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、像
担持体表面上、または像担持体表面の近傍にあって、前
記発光素子と前記受光素子の両光軸を含む光軸平面が、
前記交点を通過する前記担持体表面からの法線に対して
所定角度傾いた角度に、前記発光素子と前記受光素子と
が配設したので、像担持体の被検知面上に形成された乱
反射するカラートナーの反射特性光を正反射光のノイズ
をカットさせて取り込むようにすることができ、正確な
カラートナー濃度検出ができる画像形成装置を提供する
ことができる。また、本発明では、発光素子と受光素子
の両光軸の含む平面光軸平面を法線に対して傾けて配置
するという簡単な構成で濃度が検出できるので、従来の
検出装置のように検出結果を電気処理するような面倒な
機構が必要ない。
【0093】請求項2の発明によれば、発光素子と受光
素子は、共に指向性を有し、且つ前記発光素子と前記受
光素子の光軸が交わる点が、前記被測定体表面上、また
は前記被測定体表面の近傍にあって、前記発光素子と前
記受光素子の両光軸を含む光軸平面が、前記交点を通過
する前記被測定体表面からの法線に対して所定角度傾い
た角度に、前記発光素子と前記受光素子とが配設してト
ナー濃度を検出したので、被測定体の検知面上に形成さ
れた乱反射するカラートナーの反射特性光を正反射光の
ノイズをカットさせて取り込むようにすることができ、
正確なカラートナー濃度検出ができる。また、本発明で
は、発光素子と受光素子の両光軸の含む平面光軸平面を
法線に対して傾けて配置するという簡単な構成で濃度が
検出できるので、従来の検出装置のように検出結果を電
気処理するような面倒な機構が必要ない。
【0094】請求項3の発明によれば、発光素子の発光
光束の広がりである指向性をφ1とし、受光素子の受光
光束の広がりである指向性をφ2とし、前記法線と前記
光軸平面とのなす角度をψとし、上記受光素子の発光面
の直径をD1とし、上記前記受光素子の受光面の直径を
D2とし、前記発光面の中心と前記受光面の中心とを結
ぶ光路長をρとしたとき、 ψ>φ1+tan~1(D2/2ρ) または、 ψ>φ2+tan~1(D1/2ρ) のいずれか一方を満足するように、前記発光素子と前記
受光素子を配設したので、像担持体の被検知面上に形成
された乱反射するカラートナーの反射特性光を正反射光
のノイズをカットさせて取り込むようにすることがで
き、正確なカラートナー濃度検出ができる。
【0095】請求項4の発明によれば、前記発光素子の
発光光束の広がりである指向性をφ1とし、上記受光素
子の受光光束の広がりである指向性をφ2とし、前記法
線と前記光軸平面とのなす角度をψとし、上記受光素子
の発光面の直径をD1とし、上記前記受光素子の受光面
の直径をD2とし、前記発光面の中心と前記受光面の中
心とを結ぶ光路長をρとしたとき、 ψ>φ1+tan~1(D2/2ρ) または、 ψ>φ2+tan~1(D1/2ρ) のいずれか一方を満足するように、前記発光素子と前記
受光素子を配設し他ので、被測定体の被検知面上に形成
された乱反射するカラートナーの反射特性光を正反射光
のノイズをカットさせて取り込むようにすることがで
き、正確なカラートナー濃度検出ができる。
【0096】請求項5の発明によれば、光素子と受光素
子の両光軸が同一平面内に含まれるように前記発光素子
と前記受光素子を支持部材でユニット化し、前記発光素
子または受光素子の少なくとも一方の前方に集光光学素
子を設けたので、発射光または反射光を集光させて検出
に使用させられので検出精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施例のカラー画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図2】第1実施例のカラー濃度検出装置を構成する発
光素子と受光素子を像担持体の正面より見た構成図であ
る。
【図3】図2をA方向から発光素子2と受光素子3を見
た状態のカラー濃度検出装置の構成図である。
【図4】受光素子および発光素子の指向性が比較的広い
場合の発光素子と受光素子の両光軸の含む平面の法線の
傾き角度の変化に対する像担持体上のトナー付着量と受
光素子からの出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図5】第2実施例に基づく実施例の発光素子と受光素
子を示す構成図である。
【図6】図5をA方向から見たカラー濃度検出装置を示
す構成図である。
【図7】受光素子および発光素子の指向性が中位の広さ
の場合の発光素子と受光素子の両光軸の含む平面の法線
の傾き角度の変化に対する像担持体上のトナー付着量と
受光素子からの出力電圧の関係を示す特性線図である。
【図8】像担持体上のトナー付着量と受光素子からの出
力電圧の関係を示す特性線図である。
【図9】発光素子と受光素子の両光軸の含む平面を法線
に対して角度ψ傾けて配置したときの像担持体上のトナ
ー付着量と受光素子からの出力電圧の関係を示す特性線
図であるである。
【図10】第3実施例に基づく実施例の発光素子と受光
素子を示す構成図である。
【図11】第3実施例に基づく実施例の発光素子と受光
素子の両光軸の含む平面を法線に対して角度傾けて配置
した状態のトナー濃度検出装置の構成図である。
【図12】発光素子および受光素子を像担持体の法線に
対して、両素子とも傾けて配置している状態を像担持体
の潜像形成面を基準に発光素子と受光素子とを相対象の
位置に仮想して配置して、前記像担持体の位置をずらし
た状態を説明する発光素子および受光素子の構成図であ
る。
【図13】第4実施例に基づく発光素子と受光素子とを
支持部材で一体化した受発光素子ユニットの一例を示す
側面図である。
【図14】第4実施例に基づく実施例の発光素子および
受光素子を像担持体の法線に対して、両素子とも傾けて
配置している状態を像担持体の潜像形成面を基準に発光
素子と受光素子とを相対象の位置に仮想して配置し、発
光素子を基準に傾き具合を説明する説明構成図である。
【図15】第4実施例に基づく実施例の発光素子および
受光素子を像担持体の法線に対して、両素子とも傾けて
配置している状態を像担持体の潜像形成面を基準に発光
素子と受光素子とを相対象の位置に仮想して配置し、受
光素子を基準に傾き具合を説明する説明構成図である。
【図16】第4実施例に基づく実施例の発光素子および
受光素子を具体的な数値を当てはめて説明した説明構成
図である。
【図17】指向性の狭い発光素子および受光素子を使用
した状態の濃度検知センサの像担持体表面に対する傾き
角とセンサ出力電圧の関係を示す特性曲線である。
【図18】発光素子と受光素子の両光軸の含む平面を法
線に対して角度ψ傾けて配置したときの像担持体上のト
ナー付着量と受光素子からの出力電圧の関係を示す特性
線図であるである。
【図19】従来の受光素子の出力電圧と像担持体上のト
ナー付着量との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 4C 転写ベルト 62 フレネルレンズ φ1 発光素子の発光光束の広がりである指向性 φ2 受光素子の受光光束の広がりである指向
性 d 受発光素子の受発光面の直径 D1 受光素子の発光面の直径 D2 前記受光素子の受光面の直径 ψ 法線と前記光軸平面とのなす角度 ρ 発光面の中心と前記受光面の中心とを結ぶ
光路長

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上に形成されたトナーパターン像
    に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出
    した結果によって作像条件を制御するトナー濃度検出装
    置を具備する画像形成装置において、 前記発光素子と前記受光素子は、共に指向性を有し、且
    つ前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、前
    記像担持体表面上、または前記担持体表面の近傍にあっ
    て、前記発光素子と前記受光素子の両光軸を含む光軸平
    面が、前記交点を通過する前記担持体表面からの法線に
    対して所定角度傾いた角度に、前記発光素子と前記受光
    素子とが配設されていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】被測定体上に形成されたトナーパターン像
    に発光素子の光を照射し、その反射光を受光素子で検出
    するトナー濃度検出装置において、 前記発光素子と前記受光素子は、共に指向性を有し、且
    つ前記発光素子と前記受光素子の光軸が交わる点が、前
    記被測定体表面上、または前記担持体表面の近傍にあっ
    て、前記発光素子と前記受光素子の両光軸を含む光軸平
    面が、前記交点を通過する前記被測定体表面からの法線
    に対して所定角度傾いた角度に、前記発光素子と前記受
    光素子とが配設されていることを特徴とするトナー濃度
    検出装置。
  3. 【請求項3】前記発光素子の発光光束の広がりである指
    向性をφ1とし、上記受光素子の受光光束の広がりであ
    る指向性をφ2とし、前記法線と前記光軸平面とのなす
    角度をψとし、上記受光素子の発光面の直径をD1と
    し、上記前記受光素子の受光面の直径をD2とし、前記
    発光面の中心と前記受光面の中心とを結ぶ光路長をρと
    したとき、 ψ>φ1+tan~1(D2/2ρ) または、 ψ>φ2+tan~1(D1/2ρ) のいずれか一方を満足するように、前記発光素子と前記
    受光素子を配設してなることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記発光素子の発光光束の広がりである指
    向性をφ1とし、上記受光素子の受光光束の広がりであ
    る指向性をφ2とし、前記法線と前記光軸平面とのなす
    角度をψとし、上記受光素子の発光面の直径をD1と
    し、上記前記受光素子の受光面の直径をD2とし、前記
    発光面の中心と前記受光面の中心とを結ぶ光路長をρと
    したとき、 ψ>φ1+tan~1(D2/2ρ) または、 ψ>φ2+tan~1(D1/2ρ) のいずれか一方を満足するように、前記発光素子と前記
    受光素子を配設してなることを特徴とする請求項2記載
    のトナー濃度検出装置。
  5. 【請求項5】前記発光素子と前記受光素子の両光軸が同
    一平面内に含まれるように前記発光素子と前記受光素子
    を支持部材でユニット化し、前記発光素子または受光素
    子の少なくとも一方の前方に集光光学素子を設けたこと
    を特徴とする請求項1、2、3または4記載の画像形成
    装置。
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JP2000089540A (ja) * 1998-09-11 2000-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラー画像形成装置
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