JPH09184539A - 磁石クツション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】今日まで、磁石の反発力を利用して、クッショ
ン作用をするものは、あまりなかった。本発明は、固定
筒を固定磁石と運動磁石とで、はさみ込むかたちで、磁
石の同極を揃えて、平行に設置することで、磁石の磁気
の反発作用と吸着作用を固定筒を通して、同時に利用す
ることにより、磁石の磁力による、クッション作用を提
供するものである。 【構成】固定筒（６）の外周部に、固定磁石（２）
（３）（４）（５）等を同極を揃えて、とり付ける。固
定筒（６）の内部に、運動磁石（１）上部へ物置台（１
６）を設うけて、押し入れる。本体台（１０）にスプリ
ング（９）を設うけ、その上に下部磁石（７）、この頭
部に、ゴム（８）を付ける。さらに、下部磁石（７）
に、かむせる状態で、固定筒（６）下端を本体台（１
０）に固定設置することを特長とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、運動磁石と固定磁石
の両方の極を揃えることによって、互いの反発作用と吸
着作用とを利用して、運動磁石を固定筒の内部にて上下
動させる。磁石クッションに関するものである。

【０００２】

【從来の技術】從来は、図６で示す如く、固定筒（６）
の内部に、運動磁石（１）と外部に固定磁石（２）と
を、同極を互いに合対する状態に入れて、運動磁石
（１）を互いの反発作用で、上部からの力の強弱によっ
て、上下動させて、クッション状態を作り出すものであ
った。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】これには、次のような
欠点があった。電磁気の法則にあるように、磁力は、距
離の二乗に反比例すると言う法則により、互いの磁石が
少しでも離れると、磁力による反発力が、急速に弱まる
ため、互いの反発作用は、あまり大きくなく、そのた
め、運動磁石（１）の運動範囲は、非常にせまくなる欠
点がある。本発明は、この欠点を除くためになされたも
のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】固定筒（６）の外周部
に、固定磁石（２）（３）（４）（５）等をＮ極の同極
をすべて揃えて、図３に示す如く、固定磁石のＮ極を上
向きにして、とり付ける。（注釈 Ｓ極を上向きにして
も同じ作用をする。） 運動磁石（１）の頭部に、物置台（１６）を設うけて、
固定筒（６）の内部に、Ｎ極を上向きにして押し入れる
と、固定磁石（２）（３）等Ｎ極の位置で運動磁石
（１）Ｓ極が吸着作用で浮き上下運動が出来る状態とな
る。下部磁石（７）Ｓ極を上に向けて、その頭部にゴム
（８）を付ける。また、下部磁石（７）の底にスプリン
グ（９）を付けて、この一端を本体台（１０）に設置す
る。さらに、固定筒（６）の内部に、下部磁石（７）が
かむさる状態で本体台（１０）に固定設置する。本発明
は、以上のような構成より成る磁石クッションである。

【０００５】

【作用】図３で示す、固定磁石（２）（３）等のＮ極と
運動磁石（１）下部Ｓ極とは吸着作用で固定筒（６）を
はさんで浮いてる状態にあります。物置台（１６）に強
弱の力が加わりますと、運動磁石（１）は重力により下
ります。図４で示す、運動磁石（１）Ｎ極が固定磁石
（２）（３）等のＮ極の位置まで下りますと、磁石の互
いの極（ＮとＮ）（ＳとＳ）すべてが揃うために強力な
反発作用となります。さらに、下部磁石（７）Ｓ極との
反発作用も加わって、運動磁石（１）は、上に押し上げ
られます。と同時に、下部磁石（７）の頭部のゴム
（８）と下端のスプリング（９）により、強力に押し上
げられます。以上の如く、この運動がくり反えされるこ
とによって、上下動が発生して磁石クッションの作用と
なります。

【０００６】

【実施例】以下は、本発明の実施例について説明する。 （イ）固定筒（６）の外周部、中間に、固定磁石（２）
（３）（４）（５）をＮ極を揃えて、上向きに取り付け
る。（注釈、Ｓ極を上向に揃えても同じ） （ロ）固定筒（６）の最底部を本体台（１０）に設置す
る。固定筒（６）の内部最下端にスプリング（９）これ
に下部磁石（７）Ｓ極頭部を上に向けゴム（８）を付
け、本体台（１０）に設置する。さらに、固定筒（６）
の上部より、運動磁石（１）Ｓ極を下に向けて押し入れ
る。本発明は、以上のような構造で、使用する時は、図
３で示す、固定磁石（２）（３）Ｎ極等と運動磁石
（１）Ｓ極との吸着作用で運動磁石（１）は、浮いてる
状態でありますが、荷重で物置台（１６）は、下る。図
４で示す、固定磁石（２）（３）（４）（５）Ｎ極と運
動磁石（１）Ｎ極が揃ます。また、Ｓ極もすべて揃いま
すので、反発作用が発生して上に押し上がります。さら
に、これと同時に下部磁石（７）Ｓ極も運動磁石（１）
Ｓ極とで反発作用が働いて、上に向って押し上げる力と
なります。以上をくり返すことで、クッション効果が発
生します。なお、図５、縮小図で示す如く、固定筒
（６）内部に運動磁石（１）（１′）また、固定筒
（６）の外周部に、固定磁石（２）（２′）と（３）
（３′）等のように、配置する。運動磁石を２段、３
段、また、固定磁石も２段、３段とすることで、さら
に、強力な上下運動効果を発揮することが可能となり、
応用範囲が広がるものであります。

【０００７】

【発明の効果】固定磁石と運動磁石とが固定筒をはさむ
かたちで、互いの極同志を揃えて設置することにより、
磁石の磁気が固定筒を通して、吸着力と反発力を、同時
に利用できるので安定性のある、上下動が得られる。こ
のため、将来、利用、応用範囲が広がる、効果を産むも
のと思います。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の正面図である。

【図２】本発明の平面図である。

【図３】本発明の断面作用図である。

【図４】本発明の断面作用図である。

【図５】本発明の断面縮小応用図である。

【図６】從来の断面図である。

【符号の説明】

１ 運動磁石 ２ 固定磁石 ３ 〃 ４ 〃 ５ 〃 ６ 固定筒 ７ 下部磁石 ８ ゴム ９ スプリング １０ 本体台 １１ 取り付け金具 １２ ねじ １３ 取り付け金具 １４ ゴム １５ ゴム １６ 物置台

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定筒（６）の外周部に、固定磁石
   （２）Ｎ極、（３）Ｎ極、（４）Ｎ極、（５）Ｎ極等を
   同極を揃えて設ける。（註釈、Ｓ極等を揃えても同じで
   ある。） 固定筒（６）の内部に運動磁石（１）Ｎ極も固定磁石
   （２）Ｎ極等に揃えた状態に、上部より押し入れる。固
   定筒（６）内部の底部に、ゴム（８）と下部磁石（７）
   とを、ばね（９）にとり付けて、これを本体台（１０）
   に設置する。さらに、固定筒（６）の底部を本体台（１
   ０）に設置した磁石クッション。