JPH09183465A - 高粘度液材の圧送装置 - Google Patents

高粘度液材の圧送装置

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JPH09183465A
JPH09183465A JP7341070A JP34107095A JPH09183465A JP H09183465 A JPH09183465 A JP H09183465A JP 7341070 A JP7341070 A JP 7341070A JP 34107095 A JP34107095 A JP 34107095A JP H09183465 A JPH09183465 A JP H09183465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid material
plate
container
viscosity liquid
high viscosity
Prior art date
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Pending
Application number
JP7341070A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Mori
日出男 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd, Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP7341070A priority Critical patent/JPH09183465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高粘度液材を貯蔵し、送液に際しては容器内に
少しも余すことなく効率的に器外に送り出すことのでき
る、高粘度液材の圧送装置を提供する。 【解決手段】この高粘度液材の圧送装置は、上下に貫通
する送液管5と加圧手段6とを備えたプレート3を、容
器1内の高粘度液材2面に配し、容器1の内壁面に沿っ
て高粘度液材2側に加圧・摺動させることによって、送
液管5を通して高粘度液材2を圧送する装置であって、
前記プレート3の底面に前記送液管5が開口する凹陥部
4を設けると共に、このプレート3の下方に、前記凹陥
部4に対応する外郭形状の突出部8を上部に備えると共
に上下に貫通する複数の通液孔9…を有する下側プレー
ト10を、前記プレート3と間隔調整自在に設けてなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LIM材、パテ、
コーキング材、接着剤等のおおむね粘度が 1,000P以上
の高粘度液材を貯蔵し、送液に際しては容器内に高粘度
液材を少しも余すことなく効率的に器外に送り出すこと
のできる、高粘度液材の圧送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の高粘度液材の圧送装置としては、
例えば、図3(a)〜(c)に示すように、上下に貫通
する送液管aとピストンロッドのような加圧手段bとを
備えたプレートcを、18リットル用ペール缶などの容器
d内の高粘度液材e面に配し、容器dの内壁面に沿って
高粘度液材e側に加圧・摺動させることによって、送液
管aを通して高粘度液材eを圧送するものが知られてい
る。この圧送装置ではプレートcの容器dの内壁面との
摺動部にOリングfを装着して液材漏れを防止している
が、高粘度液材eの内圧が高まったときには液材漏れを
起こし易く、これを最小限に止めるために、プレートc
の底部に凹陥部gを設けて、ここに専ら液圧がかかるよ
うにすると共に送液管aを開口させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように凹陥部gは
摺動部での液材漏れに有効な反面、凹陥部gの周壁が容
器dの底面に接したときに、凹陥部g内の高粘度液材e
は内圧が低下し、そのまま残ってしまっていた[特に図
3(c)参照]。この残留した高粘度液材eは、別の容
器に移し替えようとしても、高粘度のため作業が容易で
なく、作業服や液材自体も周囲のゴミが付着して汚れる
ため、容器ごと処分しなければならなくなり、材料コス
トやごみ処理面からも問題があり、改善が必要とされて
いた。したがって、本発明の目的は、高粘度液材を貯蔵
し、送液に際して容器内に少しも余すことなく効率的に
器外に送り出すことのできる、高粘度液材の圧送装置を
提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による高粘度液材
の圧送装置は、上下に貫通する送液管と加圧手段とを備
えたプレートを、容器内の高粘度液材面に配し、容器の
内壁面に沿って高粘度液材側に加圧・摺動させることに
よって、送液管を通して高粘度液材を圧送する装置であ
って、前記プレートの底面に前記送液管が開口する凹陥
部を設けると共に、このプレートの下方に、前記凹陥部
に対応する外郭形状の突出部を上部に備えると共に上下
に貫通する複数の通液孔を有する下側プレートを、前記
プレートと間隔調整自在に設けてなることを特徴とする
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を例示
した図1および図2に基づいて説明する。図1は本発明
が適用される高粘度液材容器の部分縦断面正面図、図2
(a)〜(c)は図1に示した高粘度液材容器よりの送
液過程を示した縦断面説明図で、図(a)は送液開始
時、図(b)は送液中、図(c)は送液終了後の状態で
ある。図において、1は18リットル用ペール缶などの容
器、2は容器1内に貯蔵された高粘度液材、3は高粘度
液材2面上にあって容器1の横断面方向の内壁面に沿っ
て摺動自在に設けられたプレートで、その底部のほぼ中
央部には凹陥部4があって、ここにプレート3を上下に
貫通する送液管5が開口している。またプレート3の上
部中央部にはピストンロッドなどの加圧手段6が固設さ
れ、その周側壁にはOリング7が装着されている。他
方、プレート3の下方には、前記凹陥部4に対応する外
郭形状をした突出部8を上部に備えると共に上下に貫通
する複数の通液孔9…を有する下側プレート10があっ
て、スプリング11付きの複数のシャフト12を介して、プ
レート3と間隔調整自在に連結されている。すなわち、
この下側プレート10は容器1の底から十分に離れている
ときは、スプリング11が伸びてプレート3との間隔が開
き、下側プレート10が下降して容器1の底に接すると、
スプリング11が縮んでプレート3との間隔が狭まるとい
うように機能する。
【0006】本発明による高粘度液材の圧送装置では、
プレート3を高粘度液材2面に配し、加圧手段6に油圧
または空圧を加えてプレート3を高粘度液材2側に移動
させる[図2(a)参照]ことで、高粘度液材2の内圧
を高め、高粘度液材2を凹陥部4より送液管5に導き器
外に送液する。この際、プレート3の凹陥部4の存在に
より液圧がこの部分にかかるようになっているので、プ
レート3の周側壁に装着されたOリング7よりの液材漏
れが防止される。送液の進行につれて、プレート3と共
に下側プレート10が容器1の底に近付く[図1参照]
と、プレート10下方の高粘度液材2は多数の通液孔9…
を通ってプレート3と下側プレート10との間に移動す
る。さらに、プレート10が下降して容器1の底に接する
[図2(b)参照]と、これまで伸びていたスプリング
11がプレート3とプレート10とで抑えられて縮み、プレ
ート3、10間の間隔が狭められ、さらには突出部8が凹
陥部4に嵌合する状態[図2(c)参照]になるので、
その間の高粘度液材2は凹陥部4内に残留することなく
送液管5より器外に効率よく圧送される。
【0007】なお、プレート3および下側プレート10は
容器1の内壁または底面とのシール性を向上させるため
に、JIS コード10以上、60Hs以下の弾性体からなること
が望ましい。この場合には、容器内の高粘度液材が少量
となり容器の底面に下側プレートが近接したとき、下側
プレートが変形しながら隙間なく容器底面に接し、さら
に送液が進むと、プレート3と下側プレート10とが一層
よく密着し、凹陥部4内における液材溜りをなくすと共
に、内圧低下を防止する働きにより、最後まで効率の良
い材料の圧送が可能になる。
【0008】
【実施例】次に、本発明の具体的態様を図1および図2
に示した高粘度液材容器を用いた実施例により説明す
る。容器1として18リットル用ペール缶を用い、これに
高粘度液材2として粘度5,000PのLIM用シリコーンゴ
ム(信越化学工業社製)を投入した。容器1内の高粘度
液材2面上にプレート3を配し、送液管5の先を横形射
出成形機(図示せず)に繋ぎ、圧送試験を行った。な
お、プレート3、下側プレート10には JIS硬度が10以
上、60Hs以下のシリコーンゴムの成形品を用いた。液材
入りペール缶を複数セットし、液材の残り量を比較した
結果、従来の圧送装置では全送液量18kg中、残量が 0.9
kgであったのに対して、本発明の圧送装置によれば残量
が 0.2kgに過ぎず、液材の送液率が極めて向上した。
【0009】
【発明の効果】本発明の高粘度液材の圧送装置によれ
ば、容器内の液材が減少して容器の底面に下側プレート
が近接したとき、特にこのプレートが弾性材料からなっ
ていると変形しながら隙間なく容器底面に接する。さら
に送液が進むと、上下2枚のプレートが密着し、凹陥部
内の液材量が少なくなり、そのことにより最後まで効率
の良い液材の送液が可能となる。このため、材料コスト
の低減、ごみ処理問題の軽減が可能となる等の極めて優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される高粘度液材容器の部分縦断
面正面図である。
【図2】図1に示した高粘度液材容器よりの送液過程を
示した縦断面説明図で、図(a)は送液開始時、図
(b)は送液中、図(c)は送液終了後の状態である。
【図3】従来の高粘度液材容器よりの送液過程を示した
縦断面説明図で、図(a)は送液開始時、図(b)は送
液中、図(c)は送液終了後の状態である。
【符号の説明】
1…容器、 2…高粘度液
材、3…プレート、 4…凹陥
部、5…送液管、 6…加圧
手段、7…Oリング、 8…突
出部、9…通液孔、 10…下
側プレート、11…スプリング、
12…シャフト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に貫通する送液管と加圧手段とを備え
    たプレートを、容器内の高粘度液材面に配し、容器の内
    壁面に沿って高粘度液材側に加圧・摺動させることによ
    って、送液管を通して高粘度液材を圧送する装置であっ
    て、前記プレートの底面に前記送液管が開口する凹陥部
    を設けると共に、このプレートの下方に、前記凹陥部に
    対応する外郭形状の突出部を上部に備えると共に上下に
    貫通する複数の通液孔を有する下側プレートを、前記プ
    レートと間隔調整自在に設けてなることを特徴とする高
    粘度液材の圧送装置。
JP7341070A 1995-12-27 1995-12-27 高粘度液材の圧送装置 Pending JPH09183465A (ja)

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JP7341070A JPH09183465A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 高粘度液材の圧送装置

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JP7341070A JPH09183465A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 高粘度液材の圧送装置

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JPH09183465A true JPH09183465A (ja) 1997-07-15

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ID=18342975

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JP7341070A Pending JPH09183465A (ja) 1995-12-27 1995-12-27 高粘度液材の圧送装置

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JP (1) JPH09183465A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010510940A (ja) * 2006-11-28 2010-04-08 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ インコーポレイテッド プラテンを備える粘性材料供給システム及び方法
KR101530324B1 (ko) * 2007-10-30 2015-06-19 린컨 게엠베하 종동판 펌프용 가이드 지지체 및 종동판 펌프

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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