JPH09182794A - 吸着型酸素濃縮装置 - Google Patents

吸着型酸素濃縮装置

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JPH09182794A
JPH09182794A JP7343720A JP34372095A JPH09182794A JP H09182794 A JPH09182794 A JP H09182794A JP 7343720 A JP7343720 A JP 7343720A JP 34372095 A JP34372095 A JP 34372095A JP H09182794 A JPH09182794 A JP H09182794A
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JP
Japan
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compressor
air
compressed air
flow rate
operation panel
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JP7343720A
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English (en)
Inventor
Tadao Ichida
忠男 一田
Tatsuo Hayashi
達男 林
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NIPPON RUFUTO KK
Original Assignee
NIPPON RUFUTO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用中の高流量タイプまたは低流量タイプの
装置を,低流量タイプまたは高流量タイプの装置に取り
替える際のコスト負担を軽減する。 【解決手段】 酸素濃縮空気の流量調整および各種警告
を表示するための操作パネル106と,空気取入口を介
して室内から装置内部に取り込んだ空気を圧縮して圧縮
空気を送出するコンプレッサー108と,コンプレッサ
ー108で圧縮した圧縮空気を冷却する熱交換器(図示
せず)と,熱交換器で冷却した圧縮空気を取り込み,圧
縮空気から窒素を選択的に吸着する吸着器109とを備
え,コンプレッサー108が,装置本体に着脱・交換可
能に取り付けられており,必要に応じてコンプレッサー
108として高流量のコンプレッサーまたは低流量のコ
ンプレッサーを選択的に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,呼吸器疾患患者の
在宅酸素療法に使用する吸着型酸素濃縮装置に関し,よ
り詳細には,高流量タイプの装置と低流量タイプの装置
の交換を低コストで行える吸着型酸素濃縮装置および/
または使用時のノイズおよび排気熱の低減を図った吸着
型酸素濃縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,呼吸器疾患患者の在宅酸素療法に
は,酸素濃縮装置が使用されている。この酸素濃縮装置
として,例えば,コンプレッサーで空気を圧縮し,圧縮
した圧縮空気を熱交換器等の圧縮空気冷却器で冷却し,
吸着器で該圧縮空気から窒素を選択的に吸着することに
より,酸素濃度を高めた酸素濃縮空気を生成する吸着型
酸素濃縮装置がある。
【0003】また,このような吸着型酸素濃縮装置は,
生成可能な酸素濃縮空気の最大流量に基づいて,高流量
タイプ(例えば,6リットル/分,5リットル/分)と
低流量タイプ(例えば,3リットル/分,2リットル/
分)とに大別でき,それぞれ呼吸器疾患患者の症状・状
態に応じて適正な流量のものが使用されている。
【0004】換言すれば,高流量タイプと低流量タイプ
との2種類の装置が存在し,かつ,これらが独立した装
置として製造・販売されているので,患者は必要とする
適正な流量に応じて,該当する流量の装置を購入または
レンタルで準備し,使用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の吸着型酸素濃縮装置によれば,例えば,患者の症状
の改善または悪化によって適正な流量が変化した場合,
必要とする適正な流量に応じて,使用中の高流量タイプ
または低流量タイプの装置を,低流量タイプまたは高流
量タイプの装置に取り替える必要があるため,患者が装
置を自費で購入している場合には,あらたに異なる流量
タイプの装置を購入する必要が発生し,患者のコスト負
担が大きくなるという問題点があった。
【0006】また,レンタル等の場合には,患者側のコ
スト負担は変わらないものの,レンタル店側で2種類の
装置を準備する必要があるため,コスト負担が大きいと
いう問題点があった。特に,当該装置の使用者となる呼
吸器疾患患者は,季節による症状の改善・悪化が見られ
るため,同一の時期に同一のタイプの装置の需要が集中
する傾向にあり,レンタル店側のコスト負担も無視でき
ない問題であった。
【0007】また,従来の吸着型酸素濃縮装置は,コン
プレッサーを使用するため,ノイズの発生が避けられ
ず,ノイズの低減が望まれている。特に,装置を患者の
近傍に設置して使用するのが一般的であるため,コンプ
レッサーから漏れるノイズが,直接,使用時の不快感に
なっていた。
【0008】さらに,従来の吸着型酸素濃縮装置では,
コンプレッサーに空気を取り入れるための空気取入口を
通じて,コンプレッサーからのノイズが室内に漏れるた
め,種々の防音・遮音対策を施しても完全にコンプレッ
サーのノイズを除くことができないという問題点があっ
た。
【0009】また,従来の吸着型酸素濃縮装置では,コ
ンプレッサーが装置本体内に配置されており,装置本体
と共に患者と同一の室内に設置されているため,コンプ
レッサーからの排気熱によって室温が上昇するという問
題点もあった。
【0010】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,使用中の高流量タイプまたは低流量タイプの装置
を,低流量タイプまたは高流量タイプの装置に取り替え
る際のコスト負担を軽減することを第1の目的とする。
【0011】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,コンプレッサーから漏れるノイズを低減する
ことを第2の目的とする。
【0012】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,コンプレッサーから漏れるノイズによる不快
感をなくし,かつ,コンプレッサーの排気熱による室温
の上昇を回避することを第3の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る吸着型酸素濃縮装置は,酸素濃縮
空気の流量調整および各種警告を表示するための操作パ
ネルと,空気取入口を介して室内から装置内部に取り込
んだ空気を圧縮して圧縮空気を送出するコンプレッサー
と,前記コンプレッサーで圧縮した圧縮空気を冷却する
圧縮空気冷却器と,前記圧縮空気冷却器で冷却した圧縮
空気を取り込み,前記圧縮空気から窒素を選択的に吸着
する吸着器と,を備えた吸着型酸素濃縮装置において,
前記コンプレッサーが,装置本体に着脱・交換可能に取
り付けられており,必要に応じて前記コンプレッサーと
して高流量のコンプレッサーまたは低流量のコンプレッ
サーを選択的に取り付けるものである。
【0014】すなわち,コンプレッサーとして高流量の
コンプレッサーを取り付けて,装置そのものを高流量タ
イプの装置として使用可能であり,また,コンプレッサ
ーとして低流量のコンプレッサーを取り付けて,装置そ
のものを低流量タイプの装置として使用可能である。
【0015】また,請求項2に係る吸着型酸素濃縮装置
は,前記操作パネルが,装置本体に着脱・交換可能に取
り付けられており,前記コンプレッサーとして高流量の
コンプレッサーを取り付けた場合に,前記操作パネルと
して高流量対応の操作パネルを取り付け,前記コンプレ
ッサーとして低流量のコンプレッサーを取り付けた場合
に,前記操作パネルとして低流量対応の操作パネルを取
り付けるものである。
【0016】すなわち,コンプレッサーとして高流量の
コンプレッサーを取り付けて,操作パネルとして高流量
対応の操作パネルを取り付けることにより,装置そのも
のを高流量タイプの装置として使用可能であり,また,
コンプレッサーとして低流量のコンプレッサーを取り付
けて,操作パネルとして低流量対応の操作パネルを取り
付けることにより,装置そのものを低流量タイプの装置
として使用可能である。
【0017】また,請求項3に係る吸着型酸素濃縮装置
は,前記コンプレッサーが,装置本体から引き出し可能
なスライド部材に固定されており,前記スライド部材を
引き出した状態で前記コンプレッサーの着脱・交換を行
うものである。
【0018】すなわち,スライド部材を引き出した状態
でコンプレッサーの着脱・交換を行うので,作業性が良
い。
【0019】また,請求項4に係る吸着型酸素濃縮装置
は,酸素濃縮空気の流量調整および各種警告を表示する
ための操作パネルと,空気取入口を介して室内から装置
内部に取り込んだ空気を圧縮して圧縮空気を送出するコ
ンプレッサーと,前記コンプレッサーで圧縮した圧縮空
気を冷却する圧縮空気冷却器と,前記圧縮空気冷却器で
冷却した圧縮空気を取り込み,前記圧縮空気から窒素を
選択的に吸着する吸着器と,を備えた吸着型酸素濃縮装
置において,前記空気取入口が前記吸着器の近傍に配置
されており,かつ,前記空気取入口および吸着器を配置
した領域と前記コンプレッサーを配置した領域とを隔て
る遮蔽隔壁と,前記遮蔽隔壁によって隔てられた前記空
気取入口および吸着器を配置した領域から前記コンプレ
ッサーを配置した領域へ空気を送るための空気通路と,
を備えたものである。
【0020】すなわち,遮蔽隔壁によってコンプレッサ
ーからの大部分のノイズを遮蔽する。また,空気取入口
から室内に取り込んだ空気は,空気通路を介してコンプ
レッサー側へ送られる。
【0021】また,請求項5に係る吸着型酸素濃縮装置
において,前記吸着器の下部には,前記吸着器を支持固
定する支持固定台が配設されており,前記支持固定台
は,前記空気取入口を介して取り込んだ空気を前記空気
通路へ導くと共に,前記空気通路を介して前記コンプレ
ッサー側から漏れてくる音を遮音するものである。
【0022】すなわち,支持固定台で吸着器を支持固定
すると共に,空気取入口を介して取り込んだ空気を空気
通路へ導いてコンプレッサー側へ送ると共に,コンプレ
ッサー側から漏れてくる音を遮音してさらにノイズの低
減を図る。
【0023】また,請求項6に係る吸着型酸素濃縮装置
は,酸素濃縮空気の流量調整および各種警告を表示する
ための操作パネルと,取り込んだ空気を圧縮して圧縮空
気を送出するコンプレッサーと,前記コンプレッサーで
圧縮した圧縮空気を冷却する圧縮空気冷却器と,前記圧
縮空気冷却器で冷却した圧縮空気を取り込み,前記圧縮
空気から窒素を選択的に吸着する吸着器と,を備えた吸
着型酸素濃縮装置において,前記コンプレッサーおよび
圧縮空気冷却器が装置本体から分離した一つのユニット
で構成され,かつ,前記圧縮空気を送出するための圧縮
空気送出通路を介して前記ユニットと装置本体とを連結
し,前記ユニット側のコンプレッサーおよび圧縮空気冷
却器で圧縮・冷却した圧縮空気を前記圧縮空気送出通路
を介して前記装置本体側の吸着器へ供給するものであ
る。
【0024】すなわち,ユニット(コンプレッサーおよ
び圧縮空気冷却器)と装置本体とを分離させて離れた場
所に配置し,ユニット側のコンプレッサーおよび圧縮空
気冷却器で圧縮・冷却した圧縮空気を圧縮空気送出通路
を介して装置本体側の吸着器へ供給することにより,装
置本体が配置された場所における,コンプレッサーのノ
イズを低減したものである。
【0025】また,請求項7に係る吸着型酸素濃縮装置
は,前記コンプレッサーを含むユニットが交換可能であ
るものである。
【0026】すなわち,コンプレッサーとして高流量の
コンプレッサーを取り付けて,装置そのものを高流量タ
イプの装置として使用可能であり,また,コンプレッサ
ーとして低流量のコンプレッサーを取り付けて,装置そ
のものを低流量タイプの装置として使用可能である。
【0027】また,請求項8に係る吸着型酸素濃縮装置
は,前記操作パネルが装置本体に着脱・交換可能に取り
付けられており,前記コンプレッサーとして高流量のコ
ンプレッサーを取り付けた場合に,前記操作パネルとし
て高流量対応の操作パネルを取り付け,前記コンプレッ
サーとして低流量のコンプレッサーを取り付けた場合
に,前記操作パネルとして低流量対応の操作パネルを取
り付けるものである。
【0028】すなわち,ユニットを高流量のコンプレッ
サーを有するユニットに交換し,操作パネルとして高流
量対応の操作パネルを取り付けることにより,装置その
ものを高流量タイプの装置として使用可能であり,ま
た,ユニットを低流量のコンプレッサーを有するユニッ
トに交換し,操作パネルとして低流量対応の操作パネル
を取り付けることにより,装置そのものを低流量タイプ
の装置として使用可能である。
【0029】また,請求項9に係る吸着型酸素濃縮装置
は,前記ユニットを室外に配置したものである。
【0030】すなわち,コンプレッサーを室外に配置す
ることにより,装置本体から漏れるコンプレッサーのノ
イズを完全になくすと共に,コンプレッサーからの排気
熱を室外に排気する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下,本発明の吸着型酸素濃縮装
置について,〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例
3〕,〔実施例4〕の順で,図面を参照して詳細に説明
する。
【0032】〔実施例1〕図1(a),(b)は,実施
例1の吸着型酸素濃縮装置の外観図を示す。図示の如
く,吸着型酸素濃縮装置100は,取り外し可能な前部
パネル101と,取り外し可能な後部パネル102と,
後述する装置各部を載置した本体底部ボックス103か
ら成るボックス型の筐体で構成されている。
【0033】前部パネル101には,吸着型酸素濃縮装
置100で生成した酸素濃縮空気を取り出すためのアウ
トレット104を有する窪み部105が設けられてお
り,必要に応じてこの窪み部105に湿潤器(図示せ
ず)を配置可能な構成である。また,106は酸素濃縮
空気の流量調整および各種警告を表示するための操作パ
ネルを示し,後述する本体底部ボックス103に固定さ
れた遮蔽隔壁110(図2参照)に取り付けられてい
る。
【0034】また,後部パネル102には,装置内部に
空気を取り入れるための空気取入口107が設けられて
いる。この空気取入口107には,空気中の汚れを除去
するための防塵フィルター(図示せず)が配設されてい
る。
【0035】図2(a),(b)は,吸着型酸素濃縮装
置100の内部構造を示し,本体底部ボックス103上
には,空気取入口107を介して室内から装置内部に取
り込んだ空気を圧縮して圧縮空気を送出するコンプレッ
サー108と,コンプレッサー108で圧縮した圧縮空
気を冷却する圧縮空気冷却器としての熱交換器(図示せ
ず)と,熱交換器で冷却した圧縮空気を取り込み,該圧
縮空気から窒素を選択的に吸着する吸着器109と,空
気取入口107および吸着器109を配置した領域とコ
ンプレッサー108を配置した領域とを隔てる遮蔽隔壁
110と,遮蔽隔壁110によって隔てられた空気取入
口107および吸着器109を配置した領域からコンプ
レッサー108を配置した領域へ空気を送るための空気
通路111と,空気通路111を介してコンプレッサー
108側へ効率的に空気を取り入れるためのシロッコフ
ァン112と,コンプレッサー108を収納したコンプ
レッサーボックス108aと,吸着器109を支持固定
するために吸着器109の下部に配置された支持固定台
113と,から構成される。
【0036】次に,図3(a),(b)を参照して,コ
ンプレッサー108の取り付け構造について説明する。
コンプレッサー108は,装置本体(ここでは,本体底
部ボックス103)に着脱・交換可能に取り付けられて
おり,必要に応じてコンプレッサー108として高流量
のコンプレッサーまたは低流量のコンプレッサーを選択
的に取り付け可能な構造である。具体的には,図示の如
く,本体底部ボックス103から引き出し可能なスライ
ド部材114に固定されており,スライド部材114を
引き出した状態でコンプレッサー108の着脱・交換が
行える構造である。
【0037】なお,実施例1では,前述したようにコン
プレッサー108を本体底部ボックス103上に載置
し,かつ,コンプレッサーボックス108aに収納する
構成としたため,実際にコンプレッサー108の取り付
け作業または交換作業を行う場合の作業を容易にするた
めに,本体底部ボックス103の一部103aを取り外
し可能な構造とし,さらにコンプレッサーボックス10
8aの前部108bを開閉可能な構造としている。これ
によって,スライド部材114を引き出して,コンプレ
ッサー108を容易に着脱・交換することが可能とな
る。
【0038】また,図3では,前部パネル101と後部
パネル102との両方を取り外した状態を示している
が,図1の状態から前部パネル101を取り外しただけ
で,コンプレッサー108の着脱・交換作業を行うこと
ができるのは明らかである。
【0039】次に,図4(a),(b)を参照して,操
作パネル106の取り付け構造について説明する。操作
パネル106には,図示の如く,酸素濃縮空気の流量調
整を行うための流量調整スイッチや,設定流量を表示す
るための表示部,各種警告を表示するための表示ラン
プ,電源スイッチ等が配設されている。また,操作パネ
ル106の内部には,図示を省略するが,操作表示制御
および流量調整制御を行うためのMPU(マイクロ・プ
ロセッシング・ユニット)が搭載されている。
【0040】なお,同図(a)の106aは,制御信号
および電源電圧線の接続を行うためのコネクターを示
し,操作パネル106と装置本体側とは,該コネクター
106aを装置本体側に設けられたコネクターに嵌合す
るだけで容易に接続できる構成である。
【0041】また,操作パネル106は,同図(b)に
示すように,つまみネジ106bおよびボルト106c
を用いて,本体底部ボックス103に固定された遮蔽隔
壁110に2箇所でネジ留めして,固定する構成であ
る。
【0042】換言すれば,操作パネル106の取り付け
は,遮蔽隔壁110に操作パネル106をネジ留め固定
し,コネクター106aを装置本体側のコネクターに嵌
合させるだけで容易に行うことができるものである。
【0043】図5は,遮蔽隔壁110および空気通路1
11の形状と,熱交換器の配置を示す説明図である。遮
蔽隔壁110は,前述したように空気取入口107およ
び吸着器109を配置した領域とコンプレッサー108
を配置した領域とを隔てて,コンプレッサー108のノ
イズが空気取入口107から装置外へ漏れるのを低減す
るためのものであり,その形状は,図1に示した前部パ
ネル101および後部パネル102を取り付けた状態
で,装置内部において空気取入口107および吸着器1
09を配置した領域とコンプレッサー108を配置した
領域とを互いに密閉できる形状に加工されている。ただ
し,所定の位置に設けられた通風口110aを介して,
後述する支持固定台113の通風口113a側から空気
通路111へ空気の通過(流通)を可能としている。
【0044】空気通路111は,空気を送るためにその
内部が中空となっており,入口部111aから取り込ん
だ空気が内部(中空部分)を通過して出口部111bか
ら送出される構造である。図示の如く,出口部111b
はシロッコファン112に連結されており,シロッコフ
ァン112の回転によって吸着器109側から支持固定
台113,遮蔽隔壁110および空気通路111を介し
て空気を強制的・効率的に取り込める構造である。
【0045】さらに,空気の通路である中空部分に熱交
換器115が配置されている。熱交換器115は,コン
プレッサー108で圧縮した圧縮空気を冷却するための
ものであり,空気通路111内を流れる空気を利用して
熱交換を行い,コンプレッサー108側から送られてき
た圧縮空気を冷却して吸着器109へ送出する。
【0046】図6(a),(b)は,支持固定台113
の構造を示す説明図である。支持固定台113は,吸着
器109を支持固定すると共に,空気取入口107を介
して取り込んだ空気を空気通路111に導き,さらに空
気通路111を介してコンプレッサー108側から漏れ
てくるノイズ(音)を遮音するものである。
【0047】図示の如く,支持固定台113には,吸着
器109と嵌合して支持固定するための嵌合部113b
と,空気取入口107から装置内に取り込んだ空気を空
気通路111へ導くための開口部113cおよび通風口
113aが設けられている。また,同図(b)のA−A
断面図で示すように,開口部113cの下方には,通風
口113aを通して漏れてくるコンプレッサー108の
ノイズが直接,開口部113cへ到達しないようにする
ための複数の遮蔽板113dが配置されている。
【0048】以上の構成において,実施例1の概略動
作,コンプレッサーの交換作業,操作パネルの交換
作業の順に,その動作を説明する。
【0049】実施例1の概略動作 図7を参照して,実施例1の概略動作について説明す
る。図7は,実施例1の吸着型酸素濃縮装置100にお
ける空気および圧縮空気の流れを示す説明図である。
【0050】先ず,使用者(患者)が操作パネル106
の電源スイッチを投入すると,シロッコファン112お
よびコンプレッサー108が回転駆動を開始する。続い
て,流量調整スイッチを用いて流量の設定を行うと,ア
ウトレット104の近傍に設けられた調整バルブ(図示
せず)が設定された流量に調整される。
【0051】シロッコファン112およびコンプレッサ
ー108の回転駆動によって,装置内に空気の流れが発
生し,図7に示すように,空気取入口107から取り込
まれた空気が,吸着器109の近傍を通過して,支持固
定台113の開口部113cおよび通風口113aを介
して空気通路111へ流入する。
【0052】シロッコファン112に吸引されて空気通
路111へ流入した空気は,空気通路111内に配設さ
れた熱交換器115と接触しながら空気通路111の内
部を通過し,コンプレッサーボックス108a内部に排
出される。
【0053】コンプレッサー108は,コンプレッサー
ボックス108a内部の空気を取り込んで圧縮し,圧縮
空気を熱交換器115へ送出する(図中に点線矢印で示
す方向に送出する)。
【0054】熱交換器115に送られた圧縮空気は,熱
交換器115によって熱交換(すなわち,冷却)された
後,吸着器109へ送られる。このとき,熱交換器11
5が空気通路111内に配設されており,かつ,該空気
通路111には空気取入口107から取り込んだ空気
(圧縮空気より温度の低い空気)がシロッコファン11
2によって吸引されて流れているので,効率良く熱交換
を行って,圧縮空気を冷却することができる。
【0055】吸着器109は,冷却後の圧縮空気を取り
込み,該圧縮空気から窒素を選択的に吸着して酸素濃縮
空気を生成する。吸着器109で生成された酸素濃縮空
気は調整バルブへ送られ,設定流量の酸素濃縮空気がア
ウトレット104から送出される。
【0056】次に,図7を参照して,コンプレッサー1
08から漏れるノイズの防音・遮音効果について説明す
る。コンプレッサー108の回転駆動によって生じる騒
音(ノイズ)は,先ず,コンプレッサーボックス108
aによって遮音されて,大幅に低減される。次に,コン
プレッサーボックス108aから漏れたノイズの大部分
は,遮蔽隔壁110によって遮蔽されるため,ノイズが
直接,空気取入口107から漏れることを防止できる。
【0057】一方,ノイズの一部は,支持固定台11
3,空気通路111およびシロッコファン112で形成
された空気の流路を遡って空気取入口107へ漏れる
が,その大部分は空気通路111および支持固定台11
3の複数の遮蔽板113dによって遮蔽(消音)される
ので,空気取入口107に到達するノイズは大幅に低減
される。なお,空気通路111を消音材で形成すること
により,さらに消音効果を高めて,ノイズを低減するこ
とが可能である。
【0058】コンプレッサーの交換作業 次に,コンプレッサー108の交換作業について説明す
る。吸着型酸素濃縮装置は,生成可能な酸素濃縮空気の
最大流量に基づいて,高流量タイプ(例えば,6リット
ル/分,5リットル/分)と低流量タイプ(例えば,3
リットル/分,2リットル/分)とに大別でき,それぞ
れ呼吸器疾患患者の症状・状態に応じて適正な流量のも
のが使用されている。
【0059】実施例1の吸着型酸素濃縮装置100で
は,コンプレッサー108が装置本体に着脱・交換可能
に取り付けられているため,必要に応じて,コンプレッ
サー108を高流量タイプまたは低流量タイプに交換す
ることが可能である。したがって,使用中の高流量タイ
プまたは低流量タイプの装置を低流量タイプまたは高流
量タイプの装置に取り替える場合,コンプレッサー10
8の費用のみを負担すれば良く,取り替え時のコスト負
担を大幅に軽減することができる。
【0060】具体的には,先ず,図1(a)の状態から
前部パネル101を取り外し,次に,図3(a)に示す
ように,本体底部ボックス103の一部103aを取り
外すと共に,コンプレッサーボックス108aの前部1
08bを上方に引き抜いて,コンプレッサー108を開
き,さらに,図3(b)に示すように,スライド部材1
14を引き出して,コンプレッサー108を所望のタイ
プのコンプレッサーに交換する。
【0061】このようにコンプレッサー108の交換を
容易に行えるので,交換時の作業性・利便性を向上させ
ることができる。
【0062】操作パネルの交換作業 図4(b)に示したように,操作パネル106の取り付
けは,つまみネジ106bおよびボルト106cを用い
て,本体底部ボックス103に固定された遮蔽隔壁11
0に2箇所でネジ留めして,固定する構成である。した
がって,操作パネル106の交換作業は,図1(a)の
状態から前部パネル101を取り外し,次に,コネクタ
ー106aを装置本体側のコネクターから抜き取り,ネ
ジ留めを外して遮蔽隔壁110から取り外し,その後,
新しい操作パネル106を取り付け作業と同様に取り付
けることで容易に行うことができる。
【0063】したがって,コンプレッサー108として
高流量のコンプレッサーを取り付けた場合に,操作パネ
ル106として高流量対応の操作パネルを取り付け,コ
ンプレッサー108として低流量のコンプレッサーを取
り付けた場合に,操作パネル106として低流量対応の
操作パネルを取り付けることができる。
【0064】なお,一つの操作パネルで高流量のコンプ
レッサーおよび低流量のコンプレッサーの両方に対応さ
せることも可能であり,この場合には,操作パネルの交
換の必要がないのは勿論である。ただし,操作パネルの
操作性の向上および誤操作を低減する目的から,コンプ
レッサーのタイプに応じて操作パネルを取り替えること
が望ましい。特に,実施例1のように同一の装置で,2
つのタイプのコンプレッサーを搭載可能な場合には,現
在,使用中のコンプレッサーが何れのタイプのコンプレ
ッサーであるか確実に認識し,誤操作を回避するために
操作パネルを取り替えることが望ましい。
【0065】〔実施例2〕図8(a),(b)は,実施
例2の吸着型酸素濃縮装置の概略構成を示し,図7に示
した実施例1の空気通路111に代えて,空気通路20
1を配置したものである。なお,基本的な構成は実施例
1と同様であるため,ここでは異なる部分のみを説明す
る。
【0066】図7に示したように,実施例1では,空気
通路111を遮蔽隔壁110で分割した領域のコンプレ
ッサー108側に配置したが,実施例2では,図8に示
すように,空気通路201を遮蔽隔壁110で分割した
領域の吸着器109側に配置したものである。
【0067】図示の如く,空気通路201を支持固定台
113の上に載置することにより,装置全体の幅を,図
7に示す実施例1の幅w1 から図8に示す実施例2の幅
2のように小さくすることができ,装置全体の小型化
を図ることができる。
【0068】なお,この場合,支持固定台113の開口
部113c,通風口113aや,遮蔽隔壁110の通風
口110aは,それぞれ適切な位置に設けるものとす
る。また,空気通路201の形状は,吸着器109と遮
蔽隔壁110との間のスペースおよび形状に応じて効率
的な形状を採るものとする。
【0069】〔実施例3〕図9(a),(b)は,実施
例3の吸着型酸素濃縮装置の概略構成を示し,図7に示
した実施例1の遮蔽隔壁110および空気通路111に
代えて,空気通路を兼ねた遮蔽隔壁301を配置したも
のである。なお,基本的な構成は実施例1と同様である
ため,ここでは異なる部分のみを説明する。
【0070】図10(a),(b)に示すように,実施
例3では,遮蔽隔壁301を中空の壁とし,かつ,支持
固定台113から開口部113cから空気を取り込むた
めの通風口301aおよびシロッコファン112に連結
するための通風口301bを設けたものである。したが
って,図9(a)に示すように,支持固定台113から
通風口301aに流入した空気は,遮蔽隔壁301内を
通過して通風口301bからシロッコファン112へ送
出される。
【0071】なお,図示を省略するが,熱交換器115
は遮蔽隔壁301内に配設されているものとする。ま
た,遮蔽隔壁301の上部は,後部パネル102を設置
した状態で後部パネル102の所定部位と嵌合し,装置
内部において空気取入口107および吸着器109が一
つの領域として閉じられる。
【0072】このような形状の遮蔽隔壁301を用いる
ことにより,装置全体の小型化を図ることができる。ま
た,遮蔽隔壁301が中空であるので,遮音・防音効果
を高くすることができる。
【0073】また,実施例3では,遮蔽隔壁301に操
作パネル106を取り付けることができないので,図1
0(a),(b)に示すように,支持部材302を配置
し,つまみネジおよびボルトを用いて,操作パネル10
6を着脱・交換可能に支持部材302に取り付ける構造
とする。
【0074】〔実施例4〕実施例4の吸着型酸素濃縮装
置は,コンプレッサーおよび熱交換器を装置本体から分
離させて一つのコンプレッサーユニットとして構成し,
圧縮空気を送出するための圧縮空気送出通路を介してコ
ンプレッサーユニットと装置本体とを連結し,コンプレ
ッサーおよび熱交換器で圧縮・冷却した圧縮空気を圧縮
空気送出通路を介して装置本体側の吸着器へ供給するも
のである。
【0075】図11は,実施例4の吸着型酸素濃縮装置
の外観図を示し,操作パネルおよびアウトレットを有
し,内部に吸着器(図示せず)を収納した装置本体40
0と,シロッコファン(図示せず),コンプレッサー
(図示せず)および熱交換器(図示せず)を搭載したコ
ンプレッサーユニット401と,装置本体400および
コンプレッサーユニット401を連結する圧縮空気送出
通路であるパイプ402とを備えている。なお,401
aは,コンプレッサーユニット401内に空気を取り込
むための空気取入口を示す。
【0076】前述したコンプレッサーユニット401
は,パイプ402を着脱するだけで交換可能な構造であ
り,必要とするコンプレッサーのタイプ(高流量タイプ
または低流量タイプ)に応じて容易に取り替えることが
できる。
【0077】また,実施例1と同様に,操作パネルの着
脱・交換可能に取り付けられており,コンプレッサーと
して高流量のコンプレッサーを取り付けた場合に,操作
パネルとして高流量対応の操作パネルを取り付け,コン
プレッサーとして低流量のコンプレッサーを取り付けた
場合に,操作パネルとして低流量対応の操作パネルを取
り付けることができる。
【0078】以上の構成において,シロッコファンの回
転によって空気取入口401aからコンプレッサーユニ
ット401内に取り込まれた空気は,コンプレッサーで
圧縮された後,熱交換器で冷却され,パイプ402を介
して装置本体400の吸着器へ送られ,吸着器で生成さ
れた酸素濃縮空気がアウトレットから送出される。
【0079】図12(a),(b)は,実施例4の吸着
型酸素濃縮装置(装置本体400およびコンプレッサー
ユニット401)の配置例を示し,同図(a)に示すよ
うに,装置本体400を患者の居るベッドサイドに配置
し,コンプレッサーユニット401をベッドサイドから
離れた場所に配置することが可能である。このようにノ
イズの発生源であるコンプレッサー(コンプレッサーユ
ニット401)を患者から離れた場所に配置できるの
で,コンプレッサーから漏れるノイズによる不快感をな
くすことができる。また,コンプレッサーユニット40
1を別の部屋に配置することにより,コンプレッサーの
排気熱による室温の上昇を回避するもできる。
【0080】さらに,同図(b)に示すように,コンプ
レッサーユニット401を室外に配置することも可能で
あり,これによって,完全にコンプレッサーから漏れる
ノイズによる不快感をなくし,かつ,コンプレッサーの
排気熱による室温の上昇を回避することができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように,本発明の吸着型酸
素濃縮装置(請求項1)は,コンプレッサーが,装置本
体に着脱・交換可能に取り付けられており,必要に応じ
て前記コンプレッサーとして高流量のコンプレッサーま
たは低流量のコンプレッサーを選択的に取り付けること
が可能であるため,使用中の高流量タイプまたは低流量
タイプの装置を,低流量タイプまたは高流量タイプの装
置に取り替える際のコスト負担を軽減することができ
る。
【0082】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項2)は,操作パネルが,装置本体に着脱・交換可能に
取り付けられており,コンプレッサーとして高流量のコ
ンプレッサーを取り付けた場合に,操作パネルとして高
流量対応の操作パネルを取り付け,コンプレッサーとし
て低流量のコンプレッサーを取り付けた場合に,操作パ
ネルとして低流量対応の操作パネルを取り付けるため,
コンプレッサーが交換可能な装置において,現在,使用
中のコンプレッサーが何れのタイプのコンプレッサーで
あるか確実に認識し,誤操作を回避することができる。
【0083】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項3)は,コンプレッサーが,装置本体から引き出し可
能なスライド部材に固定されており,スライド部材を引
き出した状態でコンプレッサーの着脱・交換を行えるた
め,コンプレッサーの交換を容易に行うことができる。
【0084】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項4)は,空気取入口が吸着器の近傍に配置されてお
り,かつ,空気取入口および吸着器を配置した領域とコ
ンプレッサーを配置した領域とを隔てる遮蔽隔壁と,遮
蔽隔壁によって隔てられた空気取入口および吸着器を配
置した領域からコンプレッサーを配置した領域へ空気を
送るための空気通路とを備えたため,遮蔽隔壁によって
コンプレッサーからの大部分のノイズを遮蔽してノイズ
の低減を図ると共に,また,空気取入口から室内に取り
込んだ空気を空気通路を介してコンプレッサー側へ送出
することができる。
【0085】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項5)は,吸着器の下部に吸着器を支持固定する支持固
定台が配設されており,支持固定台が,空気取入口を介
して取り込んだ空気を空気通路へ導くと共に,空気通路
を介してコンプレッサー側から漏れてくる音を遮音する
ため,吸着器の取り付け作業を容易に行えると共に,さ
らにコンプレッサー側から漏れてくる音を遮音してノイ
ズの低減を図ることができる。
【0086】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項6)は,コンプレッサーおよび圧縮空気冷却器が装置
本体から分離した一つのユニットで構成され,かつ,圧
縮空気を送出するための圧縮空気送出通路を介してユニ
ットと装置本体とを連結し,ユニット側のコンプレッサ
ーおよび圧縮空気冷却器で圧縮・冷却した圧縮空気を圧
縮空気送出通路を介して装置本体側の吸着器へ供給する
ため,ユニット(コンプレッサーおよび圧縮空気冷却
器)と装置本体とを分離させて離れた場所に配置するこ
とが可能であり,コンプレッサーのノイズによる不快感
を低減することができる。
【0087】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項7)は,コンプレッサーを含むユニットが交換可能で
あるため,使用中の高流量タイプまたは低流量タイプの
装置を,低流量タイプまたは高流量タイプの装置に取り
替える際のコスト負担を軽減することができる。
【0088】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項8)は,操作パネルが装置本体に着脱・交換可能に取
り付けられており,コンプレッサーとして高流量のコン
プレッサーを取り付けた場合に,操作パネルとして高流
量対応の操作パネルを取り付け,コンプレッサーとして
低流量のコンプレッサーを取り付けた場合に,前記操作
パネルとして低流量対応の操作パネルを取り付けること
ができるため,コンプレッサーが交換可能な装置におい
て,現在,使用中のコンプレッサーが何れのタイプのコ
ンプレッサーであるか確実に認識し,誤操作を回避する
ことができる。
【0089】また,本発明の吸着型酸素濃縮装置(請求
項9)は,ユニットを室外に配置したため,コンプレッ
サーから漏れるノイズによる不快感を完全になくことが
でき,さらにコンプレッサーの排気熱による室温の上昇
を完全に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の吸着型酸素濃縮装置の外観図であ
る。
【図2】実施例1の吸着型酸素濃縮装置の内部構造を示
す説明図である。
【図3】実施例1のコンプレッサーの取り付け構造を示
す説明図である。
【図4】実施例1の操作パネルの取り付け構造を示す説
明図である。
【図5】実施例1の遮蔽隔壁および空気通路の形状と,
熱交換器の配置を示す説明図である。
【図6】実施例1の支持固定台の構造を示す説明図であ
る。
【図7】実施例1の吸着型酸素濃縮装置における空気お
よび圧縮空気の流れを示す説明図である。
【図8】実施例2の吸着型酸素濃縮装置の概略構成を示
す説明図である。
【図9】実施例3の吸着型酸素濃縮装置の概略構成を示
す説明図である。
【図10】実施例3の空気通路を兼ねた遮蔽隔壁の構造
を示す説明図である。
【図11】実施例4の吸着型酸素濃縮装置の外観図を示
す説明図である。
【図12】実施例4の吸着型酸素濃縮装置(装置本体お
よびコンプレッサーユニット)の配置例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
100 吸着型酸素濃縮装置 101 前部パネル 102 後部パネル 103 本体底部ボックス 104 アウトレット 105 窪み部 106 操作パネル 107 空気取入口 108 コンプレッサー 108a コンプレッサーボックス 109 吸着器 110 遮蔽隔壁 111 空気通路 112 シロッコファン 113 支持固定台 113a 通風口 113b 嵌合部 113c 開口部 113d 遮蔽板 114 スライド部材 115 熱交換器 201 空気通路 301 遮蔽隔壁 301a,301b 通風口 302 支持部材 400 装置本体 401 コンプレッサーユニット 401a 空気取入口 402 パイプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素濃縮空気の流量調整および各種警告
    を表示するための操作パネルと,空気取入口を介して室
    内から装置内部に取り込んだ空気を圧縮して圧縮空気を
    送出するコンプレッサーと,前記コンプレッサーで圧縮
    した圧縮空気を冷却する圧縮空気冷却器と,前記圧縮空
    気冷却器で冷却した圧縮空気を取り込み,前記圧縮空気
    から窒素を選択的に吸着する吸着器と,を備えた吸着型
    酸素濃縮装置において,前記コンプレッサーが,装置本
    体に着脱・交換可能に取り付けられており,必要に応じ
    て前記コンプレッサーとして高流量のコンプレッサーま
    たは低流量のコンプレッサーを選択的に取り付けること
    を特徴とする吸着型酸素濃縮装置。
  2. 【請求項2】 前記操作パネルが,装置本体に着脱・交
    換可能に取り付けられており,前記コンプレッサーとし
    て高流量のコンプレッサーを取り付けた場合に,前記操
    作パネルとして高流量対応の操作パネルを取り付け,前
    記コンプレッサーとして低流量のコンプレッサーを取り
    付けた場合に,前記操作パネルとして低流量対応の操作
    パネルを取り付けることを特徴とする請求項1記載の吸
    着型酸素濃縮装置。
  3. 【請求項3】 前記コンプレッサーは,装置本体から引
    き出し可能なスライド部材に固定されており,前記スラ
    イド部材を引き出した状態で前記コンプレッサーの着脱
    ・交換を行うことを特徴とする請求項1または2記載の
    吸着型酸素濃縮装置。
  4. 【請求項4】 酸素濃縮空気の流量調整および各種警告
    を表示するための操作パネルと,空気取入口を介して室
    内から装置内部に取り込んだ空気を圧縮して圧縮空気を
    送出するコンプレッサーと,前記コンプレッサーで圧縮
    した圧縮空気を冷却する圧縮空気冷却器と,前記圧縮空
    気冷却器で冷却した圧縮空気を取り込み,前記圧縮空気
    から窒素を選択的に吸着する吸着器と,を備えた吸着型
    酸素濃縮装置において,前記空気取入口が前記吸着器の
    近傍に配置されており,かつ,前記空気取入口および吸
    着器を配置した領域と前記コンプレッサーを配置した領
    域とを隔てる遮蔽隔壁と,前記遮蔽隔壁によって隔てら
    れた前記空気取入口および吸着器を配置した領域から前
    記コンプレッサーを配置した領域へ空気を送るための空
    気通路と,を備えたことを特徴とする吸着型酸素濃縮装
    置。
  5. 【請求項5】 前記吸着器の下部には,前記吸着器を支
    持固定する支持固定台が配設されており,前記支持固定
    台は,前記空気取入口を介して取り込んだ空気を前記空
    気通路へ導くと共に,前記空気通路を介して前記コンプ
    レッサー側から漏れてくる音を遮音することを特徴とす
    る請求項4記載の吸着型酸素濃縮装置。
  6. 【請求項6】 酸素濃縮空気の流量調整および各種警告
    を表示するための操作パネルと,取り込んだ空気を圧縮
    して圧縮空気を送出するコンプレッサーと,前記コンプ
    レッサーで圧縮した圧縮空気を冷却する圧縮空気冷却器
    と,前記圧縮空気冷却器で冷却した圧縮空気を取り込
    み,前記圧縮空気から窒素を選択的に吸着する吸着器
    と,を備えた吸着型酸素濃縮装置において,前記コンプ
    レッサーおよび圧縮空気冷却器が装置本体から分離した
    一つのユニットで構成され,かつ,前記圧縮空気を送出
    するための圧縮空気送出通路を介して前記ユニットと装
    置本体とを連結し,前記ユニット側のコンプレッサーお
    よび圧縮空気冷却器で圧縮・冷却した圧縮空気を前記圧
    縮空気送出通路を介して前記装置本体側の吸着器へ供給
    することを特徴とする吸着型酸素濃縮装置。
  7. 【請求項7】 前記コンプレッサーを含むユニットが交
    換可能であることを特徴とする請求項6記載の吸着型酸
    素濃縮装置。
  8. 【請求項8】 前記操作パネルが装置本体に着脱・交換
    可能に取り付けられており,前記コンプレッサーとして
    高流量のコンプレッサーを取り付けた場合に,前記操作
    パネルとして高流量対応の操作パネルを取り付け,前記
    コンプレッサーとして低流量のコンプレッサーを取り付
    けた場合に,前記操作パネルとして低流量対応の操作パ
    ネルを取り付けることを特徴とする請求項7記載の吸着
    型酸素濃縮装置。
  9. 【請求項9】 前記ユニットを室外に配置したことを特
    徴とする請求項6,7または8記載の吸着型酸素濃縮装
    置。
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