JPH09182321A - 指令制御装置 - Google Patents

指令制御装置

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JPH09182321A
JPH09182321A JP33338395A JP33338395A JPH09182321A JP H09182321 A JPH09182321 A JP H09182321A JP 33338395 A JP33338395 A JP 33338395A JP 33338395 A JP33338395 A JP 33338395A JP H09182321 A JPH09182321 A JP H09182321A
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JP
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command
control
slave station
tuning fork
signal
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JP33338395A
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English (en)
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Masaru Oguwa
勝 小桑
Takao Uno
隆雄 宇野
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Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
Original Assignee
Sankosha Corp
Sankosha Co Ltd
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Publication date
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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で、遠隔の制御対象に制御指令を送
り、制御できるようにすること。 【解決手段】制御対象対応に無線子局30a 〜30N を設け
ると共に、親局20には子局指令用のそれぞれ異なる複数
種の周波数発振手段TFa 〜TFN を設け、子局側にはそれ
ぞれ異なる特定周波数に同調する共振手段を設け、制御
対象に指令を与える際には親局側よりその指令対象とな
る制御対象対応の周波数発振手段の発振出力を指令信号
として送信し、受信した子局側ではそれぞれ自己の持つ
共振手段にこの受信した指令信号を与えて、同調出力を
得ることにより、自局対応の制御対象に所定の指令を行
うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠方の制御対象に指
令を送って制御する遠隔制御用の指令制御装置にかかわ
り、特に需要家の電源線に配設されて電力量を監視制御
する最大需要電力管理装置(デマンドコントロール装
置)に適用して最適な遠隔制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、需要家において、電力会社から
商用電力の供給を受けて負荷となる設備を稼動させる場
合、契約電力を超えることがないようにする必要があ
る。そこで、そのための監視制御装置としてデマンドコ
ントロール装置(最大需要電力管理装置)がある。この
デマンドコントロール装置は、電力の使用状況を常時監
視して契約電力量オーバの可能性のあるとき、負荷しゃ
断制御することで契約電力オーバを未然に防ぎ、契約電
力を確保するものであり、オフィスや工場等において、
実用に供されている。
【0003】図5に、従来のデマンドコントロール装置
の構成を示す。図において、6はデマンドコントロール
装置であり、情報端子付電力量計(デマンドメータ)
1、情報検出器3、デマンドコントローラ(最大需要電
力管理装置)4、負荷制御ユニット7とから構成されて
いる。また、9は電力線(給電線)、2は電源線であ
る。
【0004】電源線2は、電力線9により導かれた電力
を情報端子付電力量計1を介して受け、負荷8a,〜8
Nに供給するものであり、負荷制御ユニット7a,〜7
Nは負荷8a,〜8N対応に設けられ、デマンドコント
ローラ4からの制御信号(しゃ断情報信号)を受けて対
応する負荷8a,〜8Nの電源をオンオフ制御するもの
である。
【0005】情報端子付電力量計1は、需要家の給電入
口に設置される積算電力量計であり、所定電力量の消費
がある毎にパルスを発生する機能を有するものであり、
情報検出器3はこの情報端子付電力量計1の出力するパ
ルスを受けて現在の使用電力を検出し、その情報を出力
するものである。
【0006】デマンドコントローラ4は、契約電力に基
づき算出された所定時間単位での目標デマンド(目標電
力)と情報検出器3から得た使用電力量、経過時間に基
づき算出された使用電力予測値の予測デマンド(予測電
力値)、および目標電力値と予測電力値の現在時限での
差である調整電力値を演算すると共に、予測電力値が目
標デマンド値を超えると警報を発生し、また、調整電力
値がしゃ断電力量を超えるとしゃ断情報信号を出力する
ように構成されている。
【0007】デマンドコントローラ4と負荷制御ユニッ
ト7a,〜7Nとはそれぞれ有線回線である制御線5
a,〜5Nを介して接続される。このような構成におい
て、負荷8a,〜8Nには情報端子付電力量計1を介し
て電源線2から電力供給がなされ、稼動するが、これら
負荷8a,〜8Nの使用電力量は情報端子付電力計1で
計測されると共に、その計測情報は逐次、情報検出器3
で検出され、デマンドコントローラ4に入力されて、使
用電力が契約電力をオーバしないようにこのデマンドコ
ントローラ4により監視制御している。
【0008】デマンドコントローラ4は、契約電力に基
づき算出された所定時間の目標デマンド値(目標電力
値)と使用電力量、経過時間に基づき算出された使用電
力予測値の予測デマンド値(予測電力値)、および目標
電力値と予測電力値の現在時限での差である調整電力値
を演算する。
【0009】そして、この演算の結果からデマンドコン
トローラ4は、予測デマンド値が目標デマンド値を超え
ていると、制御線5a,〜5Nを介して警報を発した
り、更には調整電力がしゃ断電力量を超えるとしゃ断情
報信号を出力する。そして、デマンドコントローラ4か
らのしゃ断情報信号は制御線5a,〜5Nを介し、負荷
制御ユニット7a〜7Nに与えられ、負荷8a,〜8N
のうち、予測デマンド値が目標を下回るに必要な負荷の
みをしゃ断する。負荷8a,〜8Nのうち、どの負荷か
らしゃ断するかは、重用度や消費電力の兼ね合いから予
め制定してあり、その制定した順に、必要な分だけ、負
荷をしゃ断する。
【0010】このように、従来のデマンドコントロール
装置6は、予測デマンド値が目標デマンド値をオーバす
る時に警報を発したり、また、調整電力量がしゃ断電力
量をオーバする時に、予め制定した順序に従って負荷8
a,〜8Nをしゃ断し、使用電力量が目標デマンド値を
オーバしないように監視制御する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
ようなデマンドコントロール装置6にあっては、負荷8
a,〜8Nが広範囲に、また、長距離に分散設置されて
いる場合、各負荷8a,〜8Nに応じて複数の制御線を
デマンドコントローラ4の間に、配線しなければなら
ず、制御線の工事費および維持費がデマンドコントロー
ル装置の費用に比べて膨大なものとなる。
【0012】そのため、デマンドコントロール装置の実
用が阻害されたり、デマンドコントロール装置が持って
いる能力の一部分しか使用されていないといった問題が
あったた。
【0013】そこで、この発明の目的とするところは、
負荷が広範囲に、また、離れたところに分散設置されて
いる場合であっても、確実に制御できて、しかも、シス
テムコストを安価に済ませることができ、制御品質の良
い制御が可能な指令制御装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、所要の指
令を遠隔地の制御対象に与える遠隔制御装置において、
制御対象対応に無線子局を設けると共に、親局には子局
指令用のそれぞれ異なる複数種の周波数発振手段を設
け、子局側にはそれぞれ異なる特定周波数に同調する共
振手段を設け、制御対象に指令を与える際には親局側よ
りその指令対象となる制御対象対応の周波数発振手段の
発振出力を指令信号として送信し、受信した子局側では
それぞれ自己の持つ共振手段にこの受信した指令信号を
与えて、同調出力を得ることにより、自局対応の制御対
象に所定の指令を行うようにした。
【0015】このように構成すると、特定子局に所要の
指令を与える場合、親局はそれぞれ異なる複数種の周波
数発振手段の中から、当該子局指令用の周波数発振手段
を選択して、その発振出力を無線送信する。子局側には
それぞれ異なる特定周波数に同調する共振手段を設けて
あり、親局からの受信信号を子局側ではそれぞれ自己の
持つ共振手段に与えて、同調出力を得る。この同調出力
が得られるのは、親局で指令送信に使用した周波数発振
手段の発振出力周波数に共振する共振手段を有する子局
のみであり、従って、親局ではどの子局に指令を与える
かにより、周波数発振手段を選択してその発振出力を送
信すれば良い。子局では同調出力を得た場合に、その出
力を所要の指令として自局対応の制御対象に与える。
【0016】このように、制御対象に指令を与える際に
は親局側よりその指令対象となる制御対象対応の周波数
発振手段の発振出力を指令信号として送信し、受信した
子局側ではそれぞれ自己の持つ共振手段にこの受信した
指令信号を与えて、同調出力を得ることにより、自局対
応の制御対象に所定の指令を行うようにしたので、制御
対象が遠隔地にあっても、有線回線を引かずに済み、そ
の分、コストダウンを図ることができると共に、周波数
と同調により制御指令を伝達する構成であるから、シン
プルでシステムコストの低減を図ることができる。
【0017】また、本発明は、制御対象対応に無線子局
を設けると共に、親局と各無線子局には指令信号源とし
てそれぞれチューニングフォーク発振器を用意し、子局
側のチューニングフォーク発振器はその子局固有の周波
数のチューニングフォーク発振器とし、また、親局側の
チューニングフォーク発振器は各子局の持つチューニン
グフォーク発振器対応の周波数のチューニングフォーク
発振器とし、制御対象に指令を与える際には親局側より
その指令対象となる制御対象対応のチューニングフォー
ク発振器の発振出力を指令信号として送信し、受信した
子局側ではそれぞれ自己の持つチューニングフォーク発
振器にこの受信した指令信号を与えてその同調出力に
て、自局対応の制御対象に所定の指令を行うようにし
た。
【0018】この構成の場合、所要の指令、例えば、負
荷しゃ断の指令を与える際には、親局側よりその制御対
象(しゃ断対象)の接続子局の持つチューニングフォー
ク発振器の発振出力を例えば、特定小電力用トランシー
バを用いて送信し、受信した子局側ではそれぞれ自己の
持つチューニングフォーク発振器にこの受信信号を与え
ることで、受信信号の周波数に同調するチューニングフ
ォーク発振器を有する場合に励振されて励振出力が得ら
れることを利用して、この励振出力の有無により、自己
の局に対するしゃ断指令であることを識別し、自局対応
の制御対象にその指令対応の指令(負荷のしゃ断)を行
う。
【0019】このように、制御対象に指令を与える際に
は親局側よりその指令対象となる制御対象対応のチュー
ニングフォーク発振器の発振出力を指令信号として送信
し、受信した子局側ではそれぞれ自己の持つチューニン
グフォーク発振器にこの受信した指令信号を与えて、同
調出力を得ることにより、自局対応の制御対象に所定の
指令を行うようにしたので、制御対象が遠隔地にあって
も、有線回線を引かずに済み、その分、コストダウンを
図ることができると共に、周波数と同調により制御指令
を伝達する構成であるから、シンプルでシステムコスト
の低減を図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明装置は、例えば、最大需要
電力が電力会社との契約量を超えないようにすると云っ
た場合の制御に最適であり、この場合、具体的には電力
会社のデマンドメータ(取引計)より現在の需要情報を
得るようにする。デマンドメータは需要量対応にパルス
を発生するので、このパルスをパルス検出器で受けて、
正規化する。
【0021】つまり、デマンドメータの出力パルス数/
KWhの値はメータによりまちまちなため、パルス検出
器の設定で一定の条件に収まるように変換し、これによ
ってデマンドコントローラ側では、正規化された信号を
受け取れるようにする。デマンドコントローラに目標値
をプログラムしておけば、内部のコンピュータにより、
複数の負荷しゃ断信号を出力する。この出力はノーマリ
ークローズ接点、またはノーマリーオープン1接点によ
る出力であり、この従来ならばこの接点出力を負荷まで
配線した有線回線により導き、しゃ断を行うのである
が、配線不可能であったり、膨大な配線工事費がかか
る、そして、1回路でしゃ断できる負荷など殆ど存在し
ない、等の事情を考慮すると、目的を達成するには、こ
こで工夫凝らす必要がある。
【0022】本発明では、送信側および受信側にそれぞ
れチューニングフォーク発振器(音叉発振器)を設けて
おき、指令信号の送受信にこのチューニングフォーク発
振器を用いるようにするとともに、この指令信号の発
信、受信を特定小電力用のトランシーバにより行うよう
にする。
【0023】そして、しゃ断する必要のある状況が生じ
たとき、しゃ断対象の制御負荷に対応して設置されてい
る子局(受信トランシーバ)のチューニングフォーク発
振器出力をトランシーバによる送信手段により送信す
る。指令は時分割で行う。
【0024】指令を時分割パルス方式で送信する方式で
は、ノイズが混入した時、受信不可能となるため、子局
対応の発振周波数出力をしゃ断指令として用いるこの方
式により大幅に信号伝達距離が改善されることになる。
チューニングフォーク発振器は負荷しゃ断回線数に対応
して増加させる。また、1回線に同一受信の子機を追加
することにより、無制限に子機の数を増やすことができ
る。また、チューニングフォーク発振と、時分割方式を
併用しているために、更に安定した性能が確保できるよ
うになる。
【0025】以下、本発明の具体例について、図面を参
照して説明する。本発明は、微弱電波を利用した無線局
開局の免許が不要な特定電力用のトランシーバを用いて
通信回線を確保する構成とすることにより、デマンドコ
ントローラから負荷に至る制御線の敷設を不要としたデ
マンドコントロール装置であり、また、送信側および受
信側にそれぞれチューニングフォーク発振器を設けて、
送信側ではこのチューニングフォーク発振器を用いて、
その発振出力を指令信号として送り、受信側ではこの指
令信号の発振出力に同調する周波数のチューニングフォ
ーク発振器を有する場合に、その同調出力を用いて制御
負荷のしゃ断制御を行うようにするもので、以下、詳細
を説明する。
【0026】図1は本発明のデマンドコントロール装置
の構成を示すブロック図であり、また、図2は図1のデ
マンドコントロール装置の親局のインターフェイスの構
成図、図3はデマンドコントロール装置の子局のインタ
ーフェイスの構成図である。
【0027】図1に示すように、本発明のデマンドコン
トロール装置は、大別して情報発信機能付電力量計(デ
マンドメータ)1と、無線通信機能を有すると共に監視
制御を司る親局20と、無線通信機能を有すると共に親
局20からの監視制御信号を受信し、この受信した監視
制御信号対応に負荷に指示を与える複数の子局30a〜
30Nと、これらの子局30a〜30Nのうち、対応す
る子局からの指示に従い、対応する制御負荷8a〜8N
の制御を行う制御ユニット7a〜7Nとから構成され
る。
【0028】9は電力線であり、例えば、商用電源を利
用して電力の供給を受けるためのものである。制御負荷
8a〜8Nは、対応する制御ユニット7a〜7Nを介し
て変圧器14の二次側に接続され、また、変圧器14の
一次側は電力線9に接続されている。そして、電力線9
からの電力を変圧器14で変圧してから制御ユニット7
a〜7Nを介して電力の供給を受けて各制御負荷8a〜
8Nは駆動される構成である。
【0029】制御ユニット7a〜7Nは、それぞれに対
応して一つずつ設けてある子局30a〜30Nからの制
御信号を受けて制御負荷をしゃ断したり、また、しゃ断
を解除する等の制御を行う装置である。
【0030】各子局30a〜30Nは、それぞれ無線機
31、インターフェイス32、シーケンサ33からな
り、また、親局20は信号検出器21、デマンドコント
ローラ22、シーケンサ23、インターフェイス24、
無線機25よりなる。
【0031】情報発信機能付電力量計1は需要家への給
電入口に配設された電力量計であって、需要家の使用電
力量を計測するものであり、当該需要家での使用電力量
対応にパルス信号を発信する機能を有する電力量計であ
る。この情報発信機能付電力量計1は所定電力量毎にパ
ルスを発生する構成としてある。
【0032】また、親局20の構成要素のうち、信号検
出器21は、この情報発信機能付電力量計1の信号を検
出処理するものであり、情報発信機能付電力量計(デマ
ンドメータ)1の単位パルスが、その電力量計1により
異なるので(つまり、出力する単位パルス当たりのパル
ス数/KWhの値がまちまちなため)、正規化して電力
量対応の信号に変換して出力するものである。
【0033】また、デマンドコントローラ22は、CP
U(プロセッサ)を制御の中枢に持つ装置であり、前記
信号検出器21からの信号を受けて当該CPUにてデマ
ンド予測電力を演算し、予め設定した目標電力を超えな
いように制御負荷に対するしゃ断指令(制御負荷しゃ断
指令)を発令したり、また、しゃ断指令発令中に目標電
力に余裕ができた場合には、しゃ断中の状態にある制御
負荷に対する接続指令を発生して出力する機能を有する
ものである。
【0034】シーケンサ23は、デマンドコントローラ
22からのしゃ断指令に応じて制御負荷8a〜8Nに対
するしゃ断指令信号を発生するものである。複数ある制
御負荷8a〜8Nのしゃ断順位はデマンド予測電力や目
標電力に対する超過の大きさの予測値等に応じて予め決
めてあり、シーケンサ23には、制御負荷のこの制御す
べき順序を予めプログラミングしてあって、このプログ
ラムに従って、どの制御負荷に対して何の制御指令を発
信するかが定まるようにしてある。
【0035】本発明では、デマンドコントローラ22か
らしゃ断指令を受ける間、シーケンサ23側では選定し
たしゃ断対象に対するしゃ断指令を間欠的に発生し、制
御負荷側ではしゃ断指令を受けると、所定時間にわた
り、しゃ断状態に保つように、制御負荷側では作用する
構成とする。
【0036】インターフェイス24は、シーケンサ23
の出力するしゃ断対象別のしゃ断指令に基づき、そのし
ゃ断対象用のしゃ断指令信号を発生するものであり、し
ゃ断対象別に固有の周波数信号を発生して、これをその
しゃ断対象用のしゃ断指令信号とする仕組みである。本
発明では、しゃ断指令はシーケンサ23から間欠的に与
えられるようにしてあるので、発生するしゃ断指令信号
も間欠的となる。
【0037】このインターフェイス24は、具体的には
図2の如く構成されている。すなわち、インターフェイ
ス24は、リレーRY0 ,RYa ,RYb ,RYc ,〜
RYN と、チューニングフォーク発振器(音叉発振器)
TFa ,TFb ,TFc ,〜TFN 、そして、増幅器A
MPよりなるもので、各チューニングフォーク発振器T
Fa ,TFb ,TFc ,〜TFN はそれぞれリレーRY
a ,RYb ,RYc ,〜RYN と1対1に対応に配され
ていて、対応するリレーの付勢によりその接点が閉じら
れることにより、発振するように構成されている。
【0038】各チューニングフォーク発振器TFa ,T
Fb ,TFc ,〜TFN はそれぞれその発振周波数が異
なるものであり、駆動させるとそれぞれ固有の発振周波
数で発振して発振信号を出力するものである。また、前
記増幅器AMPはチューニングフォーク発振器TFa ,
TFb ,TFc ,〜TFN からの発振信号を増幅して出
力するものである。
【0039】なお、VCCは所定電圧の直流電源で、リ
レーRY0 ,RYa ,RYb ,RYc ,〜RYN の動作
電源となるものであり、また、リレーRY0 はトランシ
ーバ送信用リモートコントロール信号発生のためのリレ
ーであり、このリレーRY0が付勢されることによって
無線機25を送信状態(PTT)にすることができるよ
うにしてある。このリレーRY0 の付勢は、無線機25
を構成するトランシーバの発信釦をオンにすることによ
り発生するが、もちろん、デマンドコントローラ22の
指令により、送信の必要時に付勢制御するようにして良
い。
【0040】リレーRYa はシーケンサ23からの“制
御負荷(8a)しゃ断指令”を受ける間、付勢される制
御負荷しゃ断指令出力用リレー(8aしゃ断指令出力用
リレー)、リレーRYb はシーケンサ23からの“制御
負荷(8b)しゃ断指令”を受ける間、付勢される制御
負荷しゃ断指令出力信号用リレー(8bしゃ断指令出力
信号用リレー)、リレーRYc はシーケンサ23からの
“制御負荷(8c)しゃ断指令”を受ける間、付勢され
る制御負荷しゃ断指令出力信号用リレー(8cしゃ断指
令出力信号用リレー)、〜リレーRYN はシーケンサ2
3からの“制御負荷(8N)しゃ断指令”を受ける間、
付勢される制御負荷しゃ断指令出力信号用リレー(8N
しゃ断指令出力信号用リレー)である。
【0041】また、無線機25は上述したようにトラン
シーバを用いて構成されるが、このトランシーバとし
て、特定小電力用のトランシーバを用いており、インタ
ーフェイス24のリレーRY0 が付勢されることによっ
て送信状態(PTT)になり、このとき当該インターフ
ェイス24を介して与えられる励振されているチューニ
ングフォーク発振器の発振出力(そのチューニングフォ
ーク発振器の固有の発振周波数の信号)を、しゃ断指令
信号として送信する構成である。
【0042】また、複数ある子局30a〜30Nもそれ
ぞれ特定小電力用のトランシーバを用いて構成されてお
り、これら子局30a〜30Nは制御負荷8a〜8Nに
対応して配置される。図では、制御負荷8aに対して子
局30aを対応させ、制御負荷8bに対して子局30b
を対応させ、 …制御負荷8aに対して子局30Nを対
応させてある。
【0043】すなわち、前記子局30a〜30Nは親局
20から無線機信号を受信する特定小電力用のトランシ
ーバの無線機31と、親局20の発振周波数に該当し、
発振するチューニングフォーク発振器TFn を有する子
局インターフェイス32と、この子局インターフェイス
32からの信号(しゃ断指令信号)を受ける毎に、所定
の期間にわたり、しゃ断制御信号を出力する子局用のシ
ーケンサ33とから構成されている。
【0044】そして、実際には子局30a〜30Nは制
御負荷8a〜8Nを制御するための制御ユニット7a〜
7Nと1対1に対応させて設けてあり、対応する子局3
0a〜30Nのしゃ断指令信号出力を受けて制御ユニッ
ト7a〜7Nはしゃ断動作したりしゃ断解除動作するこ
とにより、対応する制御負荷8a〜8Nの電源しゃ断を
したり、電源オン制御する。
【0045】また、それぞれの子局30a〜30Nにお
ける子局インターフェイス32は、それぞれ一つのチュ
ーニングフォーク発振器を有しており、そのチューニン
グフォーク発振器の発振周波数は、各子局で固有のもの
となっている。
【0046】例えば、親局20側には前記N種のチュー
ニングフォーク発振器TFa 〜TFN を設けてあり、N
種の固有周波数で発振できるので、子局側ではこれら発
振周波数のうち、いずれか一つの周波数に同調できるよ
うに、これらN種のチューニングフォーク発振器TFa
〜TFN のうち、互いに異なる一つのチューニングフォ
ーク発振器と同じものを用いる。
【0047】図3は、子局30a〜30Nにおける子局
インターフェイス32の構成例を示す回路図であり、子
局インターフェイス32はリレーRYCと、受信用のチ
ューニングフォーク発振器TFn (n=a,b,…N)
と増幅器AMPとより構成されている。
【0048】そして、無線機31で受信し、復調したし
ゃ断指令信号を、子局インターフェイス32のチューニ
ングフォーク発振器TFn に印加することにより、その
信号(復調したしゃ断指令信号)の周波数と同調する場
合にチューニングフォーク発振器TFn は、励振されて
発振出力を出し、この出力を増幅器AMPで増幅し、整
流してリレーRYCに与えることで、リレーRYCが付
勢される仕組みである。このリレーRYCの付勢によっ
て、このリレーRYCの接点が閉じることにより、得ら
れる接点信号が、子局インターフェイス32からシーケ
ンサ33へ渡されるしゃ断指令信号となる。
【0049】子局インターフェイス32の構成要素であ
る子局用のシーケンサ33は、タイマを有しており、子
局インターフェイス32からのしゃ断指令信号を受ける
と当該タイマをリセットして動作を開始し、所定時間を
経過するまでの間に次のしゃ断指令信号が与えられない
ときは当該所定時間経過時にタイムアップする構成であ
る。タイムアップする前にしゃ断指令信号を受けると、
再びその時点でタイマをリセットして、最初から計時を
やり直す。また、シーケンサ33は、計時期間中、しゃ
断制御信号を出力して、制御ユニット7a〜7Nのう
ち、自己の対応する制御ユニットに与える構成である。
【0050】制御ユニット7a〜7Nは制御負荷8a〜
8N対応に設けられており、対応する子局30からのし
ゃ断制御信号を受けて制御負荷をしゃ断したり、また、
しゃ断した負荷を接続するなどの制御負荷8a〜8Nに
対する直接的な制御を行うものである。制御監視される
制御負荷8a〜8Nはこのような制御を受けながら、変
圧器14を介して電力線9から電力を受けて稼動する。
【0051】つぎに本発明装置の動作を説明する。制御
負荷8a〜8Nで使用される電力量は情報発信機付電力
量計1で計測され、その情報信号は信号検出器21で検
出され、デマンドコントローラ22に入力される。デマ
ンドコントローラ22に内蔵されたCPUは目標値と予
測値の現在時限の差である調整電力を演算し、そして、
予測値が目標値よりも超過しているか否かを判断し、そ
の結果、超過していると判断したならば、デマンドコン
トローラ22は第1レベルの制御負荷しゃ断指令Aをシ
ーケンサ23に入力する。
【0052】シーケンサ23はプログラムコントローラ
の役割を担うものであり、制御負荷しゃ断指令を受ける
と、予めプログラムされた順序工程で図2に示す如きの
親局20のインターフェイス24におけるリレーRY0
の接点を閉じ、無線機25を送信状態(PTT)に保持
する。
【0053】次にシーケンサ23は、第1レベルの制御
負荷しゃ断指令Aを受けたことにより、インターフェイ
ス24におけるリレーRYa ,RYb ,RYc ,RYd
〜の接点のうち、第1レベルの制御負荷しゃ断指令Aで
定まる特定の負荷しゃ断のためのリレー接点、例えば、
これがリレーRYa の接点であるとすると、当該リレ−
RYa を励磁してそのリレ−接点を閉じる。これによ
り、リレ−RYa の接点を介して電源が供給されてチュ
ーニングフォーク発振器TFa が動作し、当該チューニ
ングフォーク発振器TFa が固有の発振周波数で発振す
る。
【0054】チューニングフォーク発振器TFa の発振
信号は増幅器AMPにより増幅された後に、負荷しゃ断
指令信号として無線機25に送られ、この無線機25よ
りアンテナANT1を介して各子局30a〜30Nへと
送信される。
【0055】親局20から送信された信号は全子局30
a〜30Nの各アンテナANT2を介してそれぞれの子
局30a〜30Nにおける無線機31に受信され、復調
されて負荷しゃ断指令信号成分が抽出される。
【0056】このようにして負荷しゃ断指令信号成分信
号を受信した全子局30a〜30Nではそれぞれの無線
機31よりそれぞれのインターフェイス32に与えられ
る。そして、それぞれそのインターフェイス32の持つ
チューニングフォーク発振器TFa 〜TFN に印加され
ることになる。
【0057】子局側ではインターフェイス32の持つチ
ューニングフォーク発振器は一つであり、自己の持つチ
ューニングフォーク発振器の同調周波数が親局20のイ
ンターフェイス24において発振させたチューニングフ
ォーク発振器の発信周波数の信号に該当する周波数に合
う場合に、そのチューニングフォーク発振器を有する一
つの子局のみが、発振することになる。
【0058】上述の例の場合、親局20のインターフェ
イス24において発振させたチューニングフォーク発振
器は、TFa 〜TFN のN種のうち、TFa であった。
従って、親局側と同じ周波数のチューニングフォーク発
振器TFa を持つ子局、例えば、これが子局30aであ
ったとすると、当該子局30aのチューニングフォーク
発振器TFa が同調して発振し、その子局30aにおい
てそのインターフェイス32の増幅器で増幅されて直流
化された後、リレーRYCに印加されてこれを付勢す
る。そのため、当該リレーRYCでは自己のリレ−接点
を閉じて接点信号をシーケンサ33に入力することとな
る。
【0059】そして、これにより子局30aのシーケン
サ33は、予めプログラムされた工程順序に従い、負荷
しゃ断信号を発生して制御ユニット7aに与え、当該制
御ユニット7aは負荷しゃ断信号に基づいて制御負荷8
aのしゃ断を実行することになる。シーケンサ33は、
インターフェイス32からの接点信号を受けるとタイマ
をリセットして計時を開始し、所定の計時時間を経過す
るまでの間に、接点信号が再度、発生すればタイマを再
びリセットして最初から計時を開始し、負荷しゃ断信号
の出力を継続し、また、所定の計時時間を経過するまで
の間に、接点信号が再度、発生しなければタイムアップ
して負荷しゃ断信号の出力を停止することになる。
【0060】従って、負荷しゃ断が必要な状況が継続し
ていれば、親局20側ではこのタイマのタイムアップ前
に接点信号をシーケンサ33に与えることができるよう
に、定期的(リセットスタートからタイムアップまでの
時間の1/2程度の短い時間)に負荷しゃ断指令を発生
するようにする。
【0061】このようにして制御負荷8aをしゃ断する
ことによって、使用電力量が低減し、目標電力を超えな
いようにすることができる。さらに制御負荷8aのしゃ
断でも目標電力を超えているような場合、親局20では
そのデマンドコントローラ22が第2レベルでの負荷し
ゃ断指令Bを発令し、上記と同様な工程でつぎの負荷に
対応する周波数のチューニングフォーク発振器を励振さ
せて、その発振周波数の信号を子局あてに送信する。第
2レベルでの負荷しゃ断指令Bのための発振周波数のチ
ューニングフォーク発振器がTFb であったとし、TF
b に同調する周波数のチューニングフォーク発振器を持
つ子局が30bであったとすると、これにより、子局3
0bのインターフェイス32で接点出力が発生して、子
局30bのシーケンサ33は、予めプログラムされた工
程順序に従い、負荷しゃ断信号を発生して制御ユニット
7bに与え、当該制御ユニット7bは負荷しゃ断信号に
基づいて制御負荷8bのしゃ断を実行することになる。
【0062】制御負荷8aに加えて制御負荷8bのしゃ
断でも目標電力を超えているような場合、親局20では
そのデマンドコントローラ22が第3レベルでの負荷し
ゃ断指令Cを発令し、上記と同様な工程でつぎの負荷に
対応する周波数のチューニングフォーク発振器を励振さ
せて、その発振周波数の信号を子局あてに送信する。そ
して、その周波数に同調する該当の子局において制御負
荷のしゃ断を実行することになる。
【0063】このようにして、電力量超過の危険がある
時は、子局固有の周波数信号により、重要度の低い負荷
から順にしゃ断して、使用電力量を低減し、目標電力量
内に収まるように監視制御する。
【0064】つぎに使用電力量に余裕が生じた場合、親
局20ではデマンドコントローラ22が電力量超過の判
定をしなくなる。例えば、第1レベルの段階から第3レ
ベルの段階までの制御負荷しゃ断指令A〜Cを前回まで
に発生している状態で、使用電力量に余裕が生じた場
合、まず初めに第3レベル用の制御負荷しゃ断指令Cの
間欠出力を中止する。但し、第1レベル用と第2レベル
用の制御負荷しゃ断指令A,Bの間欠出力は継続する。
【0065】これにより、チューニングフォーク発振器
TFa ,〜TFc までのうち、TFc による発振出力の
送信はなくなるので、TFc に該当する子局30cでは
その局のシーケンサ33のタイマのタイムアップと共
に、負荷しゃ断指令信号がなくなるので、子局30cに
対応する制御ユニット7cがしゃ断を解除して、制御負
荷8cが稼動をはじめる。
【0066】それでも使用電力量に余裕がある場合、親
局20ではデマンドコントローラ22が電力量超過の判
定をしないので、第2レベル用の制御負荷しゃ断指令B
の間欠出力を中止する。但し、第1レベル用の制御負荷
しゃ断指令Aの間欠出力は継続する。
【0067】これにより、チューニングフォーク発振器
TFa ,TFb までのうち、TFbによる発振出力の送
信はなくなるので、TFb に該当する子局30bではそ
の局のシーケンサ33のタイマのタイムアップと共に、
負荷しゃ断指令信号がなくなるので、子局30bに対応
する制御ユニット7bがしゃ断を解除して、制御負荷8
bが稼動をはじめる。
【0068】それでも使用電力量に余裕がある場合、親
局20ではデマンドコントローラ22が電力量超過の判
定をしないので、第1レベル用の制御負荷しゃ断指令A
の間欠出力を中止する。
【0069】これにより、チューニングフォーク発振器
TFa による発振出力の送信はなくなるので、TFa に
該当する子局30aではその局のシーケンサ33のタイ
マのタイムアップと共に、負荷しゃ断指令信号がなくな
るので、子局30aに対応する制御ユニット7aがしゃ
断を解除して、制御負荷8aが稼動をはじめる。
【0070】このように、電力量超過状態が解消されれ
ば、電力量の余裕度に応じて、しゃ断状態の制御負荷の
しゃ断を解除して復旧させる。なお、親局20と子局3
0との距離が長かったり、電波が障害物等で受信できな
い場合、図4に示すように、親局20と子局30との間
に中継用の子局(つまり、中継局)40を配置すること
で解決することができる。中継局の設置台数は1台に限
るものではなく、複数台を分散配置してこれらを中継し
て目的の子局に信号を伝達するようにすることもでき
る。
【0071】上記例において、子局1局に対し、制御負
荷の1個を監視制御する構成について説明したが、これ
に限るものではなく、複数の制御負荷を1組のグループ
にして、グループ毎の制御を行うようにすれば、子局を
グループ毎に1局設置することで間に合うようになり、
システムコストを下げることができるようになる。
【0072】このように、本具体例にかかるデマンドコ
ントロール装置では、制御負荷対応に無線子局を設ける
と共に、親局と送信側と受信側にそれぞれチューニング
フォーク発振器を用意し、子局側にはその子局固有の周
波数のチューニングフォーク発振器を、また、親局側に
は各子局の持つチューニングフォーク発振器対応の周波
数のチューニングフォーク発振器をそれぞれ備えると共
に、負荷しゃ断の際には親局側よりしゃ断対象の負荷対
応のチューニングフォーク発振器の発振出力を特定小電
力用トランシーバを用いてしゃ断指令信号として送信
し、受信した子局側ではそれぞれ自己の持つチューニン
グフォーク発振器にこの受信しゃ断指令信号を与えるこ
とで、受信しゃ断指令信号の周波数に同調するチューニ
ングフォーク発振器を有する場合に励振されて励振出力
が得られることを利用して、この励振出力の有無によ
り、自己の局に対するしゃ断指令であることを識別し
て、自局対応の負荷のしゃ断を行うようにした。
【0073】そのため、シンプルな構成でありながら、
しゃ断したい負荷についてのみ、しゃ断操作することが
できるようになり、また、無線回線を使用するので、親
局と子局は遠くに離れていても有線回線を敷設する必要
がない分、システム構成が楽で安価となる。
【0074】また、親局からのしゃ断指令は間欠的に発
令し、子局側ではしゃ断指令を受ける毎にタイマをリセ
ットさせて所定時間、計時動作させ、このタイマのタイ
ムアップにより、しゃ断を解くように構成することで、
所望の負荷に対して所望の期間、電源をしゃ断して稼動
を停止させることができるようになる。
【0075】また、チューニングフォーク発振器の発振
信号を親局から特定小電力用トランシーバで無線伝送
し、子局においては、特定小電力用トランシーバで親局
からの信号を受信し、受信周波数に対応するチューニン
グフォークの発信器の周波数に応答する子局では自己に
対応する制御負荷をしゃ断制御するようにしたので、親
局と子局の引き回し制御線を無線化により、不要とした
ばかりでなく、指令の授受の仕組みを単純化することが
でき、更にシーケンサを用いることによって多数の複雑
な負荷しゃ断を極めて簡単に行えるようになる。
【0076】また、更に無線機として特定小電力用トラ
ンシーバを用いるようにしたので、特別の許認可手続き
を要することなくシステム構成が可能であり、簡便でか
つ増設も極めて容易にできる等の効果が得られる。
【0077】なお、本発明は上述した具体例に限定され
るものではなく、種々変形して利用可能である。特に、
本発明は、電力量超過の場合の負荷しゃ断制御に使用す
る例を中心に説明したが、負荷しゃ断制御ばかりでな
く、制御対象一般に適用でき、子局側での設置チューニ
ングフォーク発振器の台数を増やして周波数の組み合わ
せにより、指令内容を特定するようにしたりすれば、各
種の指令の伝達と制御に広く応用可能である。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デマンドコントロール装置にかかわる制御線の引き回し
を不要とし、これを特定小電力用トランシーバを用いて
無線回線化したこと、および、シーケンサとのインター
フェイスにチューニングフォークを用いたことで、多数
の複雑な負荷しゃ断等の指令制御を極めて簡単かつ容易
に行うことができ、安価なシステム構成で、しかも、確
実な制御ができるようになる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体例の全体構成を示すブロック図。
【図2】図1の構成における親局側のインターフェイス
の構成例を示す回路図。
【図3】図1の構成における子局側のインターフェイス
の構成例を示す回路図。
【図4】本発明の他の具体例を説明するブロック図。
【図5】従来例を説明するための図。
【符号の説明】
1…情報発信機付電力量計 7a〜7N…制御負荷 8a〜8N…制御負荷 9…電力線 14…変圧器 21…信号検出器 22…デマンドコントローラ 20…親局 23…シーケンサ 24…親局側のインターフェイス 25…親局側の無線機 30a〜30N…子局 31…子局側の無線機 32…子局インターフェイス 33…シーケンサ RY0 ,RYa ,RYb ,RYc ,〜RYN ,RYC…
リレー TFa ,TFb ,〜TFN …チューニングフォーク発振
器(音叉発振器) AMP…増幅器 ANT1,ANT2…アンテナ A,B,C,D,〜 …制御負荷しゃ断指令。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要の指令を遠隔地の制御対象に与える
    指令制御装置において、 制御対象対応に無線子局を設けると共に、親局には子局
    指令用のそれぞれ異なる複数種の周波数発振手段を設
    け、子局側にはそれぞれ異なる特定周波数に同調する共
    振手段を設け、制御対象に指令を与える際には親局側よ
    りその指令対象となる制御対象対応の周波数発振手段の
    発振出力を指令信号として送信し、受信した子局側では
    それぞれ自己の持つ共振手段にこの受信した指令信号を
    与えて、同調出力を得ることにより、自局対応の制御対
    象に所定の指令を行うようにしたことを特徴とする指令
    制御装置。
  2. 【請求項2】 所要の指令を遠隔地の制御対象に与える
    指令制御装置において、 制御対象対応に無線子局を設けると共に、親局と各無線
    子局には指令信号源としてそれぞれチューニングフォー
    ク発振器を用意し、子局側のチューニングフォーク発振
    器はその子局固有の周波数のチューニングフォーク発振
    器とし、また、親局側のチューニングフォーク発振器は
    各子局の持つチューニングフォーク発振器対応の周波数
    のチューニングフォーク発振器とし、制御対象に指令を
    与える際には親局側よりその指令対象となる制御対象対
    応のチューニングフォーク発振器の発振出力を指令信号
    として送信し、受信した子局側ではそれぞれ自己の持つ
    チューニングフォーク発振器にこの受信した指令信号を
    与えてその同調出力にて、自局対応の制御対象に所定の
    指令を行うようにしたことを特徴とする指令制御装置。
JP33338395A 1995-12-21 1995-12-21 指令制御装置 Pending JPH09182321A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012186965A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 可視光線通信を利用したデマンド制御システム
JP2014099802A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Denso Corp 通信システム
JP2014513787A (ja) * 2011-04-22 2014-06-05 クーパー テクノロジーズ カンパニー ダクトなし分離型システム用のはん用需要応答型リモコン

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