JPH0918222A - 窓ガラスアンテナ装置 - Google Patents
窓ガラスアンテナ装置Info
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- JPH0918222A JPH0918222A JP7162229A JP16222995A JPH0918222A JP H0918222 A JPH0918222 A JP H0918222A JP 7162229 A JP7162229 A JP 7162229A JP 16222995 A JP16222995 A JP 16222995A JP H0918222 A JPH0918222 A JP H0918222A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/1271—Supports; Mounting means for mounting on windscreens
- H01Q1/1278—Supports; Mounting means for mounting on windscreens in association with heating wires or layers
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チョークコイルを削除した、低コストの窓ガ
ラスアンテナ装置を提供する。 【構成】 窓ガラス２上に形成したアンテナ３（専用ア
ンテナ）、防曇用ヒータ線５（兼用アンテナ）、インピ
ーダンス変換用トランス７を備えた窓ガラスアンテナ装
置１。
ラスアンテナ装置を提供する。 【構成】 窓ガラス２上に形成したアンテナ３（専用ア
ンテナ）、防曇用ヒータ線５（兼用アンテナ）、インピ
ーダンス変換用トランス７を備えた窓ガラスアンテナ装
置１。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の窓ガラス上に
アンテナを形成し、ラジオ放送やテレビ放送を受信する
窓ガラスアンテナ装置に関する。
アンテナを形成し、ラジオ放送やテレビ放送を受信する
窓ガラスアンテナ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の窓ガラスアンテナ装置において、
自動車の窓ガラス上に形成した防曇用ヒータ線を兼用す
る兼用アンテナと、兼用アンテナと容量結合する近距離
に形成した専用アンテナの受信感度の低下を防止するた
めに、ヒータ線を加熱するための電流を供給する直流電
源とバスバー間にチョークコイルを設け、ラジオのＡＭ
周波数帯域に対してインピーダンスを高め、受信感度の
向上を図ることは知られている。
自動車の窓ガラス上に形成した防曇用ヒータ線を兼用す
る兼用アンテナと、兼用アンテナと容量結合する近距離
に形成した専用アンテナの受信感度の低下を防止するた
めに、ヒータ線を加熱するための電流を供給する直流電
源とバスバー間にチョークコイルを設け、ラジオのＡＭ
周波数帯域に対してインピーダンスを高め、受信感度の
向上を図ることは知られている。
【０００３】図６に従来の窓ガラスアンテナ装置の構成
図を示す。図６において、従来の窓ガラスアンテナ装置
５０は、窓ガラス５１上の防曇用ヒータ線５４（兼用ア
ンテナ）の上方余白部に、一端に給電端子５２ａを設け
たアンテナ５２（専用アンテナ）が導体パターンで、ヒ
ータ線と容量結合する近距離に形成される。
図を示す。図６において、従来の窓ガラスアンテナ装置
５０は、窓ガラス５１上の防曇用ヒータ線５４（兼用ア
ンテナ）の上方余白部に、一端に給電端子５２ａを設け
たアンテナ５２（専用アンテナ）が導体パターンで、ヒ
ータ線と容量結合する近距離に形成される。
【０００４】給電端子５２ａには、給電ケーブル５５の
心線５５ａが接続され、給電ケーブル５５の外側導体５
５ｂは、自動車のボディに接続される。
心線５５ａが接続され、給電ケーブル５５の外側導体５
５ｂは、自動車のボディに接続される。
【０００５】防曇用ヒータ線５４からの受信信号は、防
曇用ヒータ線５４とアンテナ５２間に形成された結合容
量を介してアンテナ５２に伝達される。
曇用ヒータ線５４とアンテナ５２間に形成された結合容
量を介してアンテナ５２に伝達される。
【０００６】アンテナ５２が直接受信した受信信号は、
防曇用ヒータ線５４からの受信信号と合成されて給電端
子５２ａに接続された給電ケーブル５５を介して図示し
ない外部の受信機に提供される。
防曇用ヒータ線５４からの受信信号と合成されて給電端
子５２ａに接続された給電ケーブル５５を介して図示し
ない外部の受信機に提供される。
【０００７】直流電源ＰＳの（＋極）、（−極）間に
は、電源ラインに生じたノイズを吸収するコンデンサＣ
が接続されるとともに、それぞれの電極は、例えば１ｍ
Ｈのインダクタンスを有するチョークコイルＣＨを介し
てバスバー５３ａ、５３ｂに接続される。
は、電源ラインに生じたノイズを吸収するコンデンサＣ
が接続されるとともに、それぞれの電極は、例えば１ｍ
Ｈのインダクタンスを有するチョークコイルＣＨを介し
てバスバー５３ａ、５３ｂに接続される。
【０００８】防曇用ヒータ線５４を加熱する電流は、直
流電源ＰＳの（＋極）から、チョークコイルＣＨ、バス
バー５３ａ、防曇用ヒータ線５４、バスバー５３ｂ、チ
ョークコイルＣＨと流れて直流電流ＰＳの（−極）に流
入する。
流電源ＰＳの（＋極）から、チョークコイルＣＨ、バス
バー５３ａ、防曇用ヒータ線５４、バスバー５３ｂ、チ
ョークコイルＣＨと流れて直流電流ＰＳの（−極）に流
入する。
【０００９】チョークコイルＣＨは、ＡＭ周波数帯域
（５００〜１７００ＫＨｚ）で、防曇用ヒータ線５４の
交流インピーダンス（＝２πｆＬ、周波数：ｆ、コイル
インダクタンス：Ｌ）を十分高くするために設けられ
る。
（５００〜１７００ＫＨｚ）で、防曇用ヒータ線５４の
交流インピーダンス（＝２πｆＬ、周波数：ｆ、コイル
インダクタンス：Ｌ）を十分高くするために設けられ
る。
【００１０】チョークコイルＣＨにより、防曇用ヒータ
線５４の交流インピーダンスが高められるため、アンテ
ナとして作用する防曇用ヒータ線５４が受信した受信信
号が、バスバー５３を介して低インピーダンスの直流電
源ＰＳで電力の消費が行なわれるのを低減でき、受信感
度の低下を防止することができる。
線５４の交流インピーダンスが高められるため、アンテ
ナとして作用する防曇用ヒータ線５４が受信した受信信
号が、バスバー５３を介して低インピーダンスの直流電
源ＰＳで電力の消費が行なわれるのを低減でき、受信感
度の低下を防止することができる。
【００１１】このように、従来の窓ガラスアンテナ装置
５０は、受信感度の低下を防止するため、防曇用ヒータ
線５４を加熱するための電流を供給する直流電源ＰＳと
バスバー５３間に、ＡＭ周波数帯域に対して交流インピ
ーダンスを高めるチョークコイルＣＨが設けられる。
５０は、受信感度の低下を防止するため、防曇用ヒータ
線５４を加熱するための電流を供給する直流電源ＰＳと
バスバー５３間に、ＡＭ周波数帯域に対して交流インピ
ーダンスを高めるチョークコイルＣＨが設けられる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】従来の窓ガラスアンテ
ナ装置は、受信感度の低下を防止するために設けられた
チョークコイルは、防曇用ヒータ線を加熱するための数
十アンペア以上の電流に耐えるだけの容量が必要とされ
るとともに、ＡＭ周波数帯域に対して十分に交流インピ
ーダンスを高めるための大きなインダクタンスが必要な
ので、形状が大きくなり、取付けスペースの確保が難し
い課題がある。
ナ装置は、受信感度の低下を防止するために設けられた
チョークコイルは、防曇用ヒータ線を加熱するための数
十アンペア以上の電流に耐えるだけの容量が必要とされ
るとともに、ＡＭ周波数帯域に対して十分に交流インピ
ーダンスを高めるための大きなインダクタンスが必要な
ので、形状が大きくなり、取付けスペースの確保が難し
い課題がある。
【００１３】また、従来の窓ガラスアンテナ装置は、チ
ョークコイルの形状が大きくなるので、チョークコイル
を内蔵する外装ケースも含めて材料コスト等が上昇し、
製品コストが高くなる課題がある。
ョークコイルの形状が大きくなるので、チョークコイル
を内蔵する外装ケースも含めて材料コスト等が上昇し、
製品コストが高くなる課題がある。
【００１４】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的はチョークコイルが不要で受
信感度を確保することのできる窓ガラスアンテナ装置を
提供することにある。
なされたもので、その目的はチョークコイルが不要で受
信感度を確保することのできる窓ガラスアンテナ装置を
提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る窓ガラスアンテナ装置は、専用アンテナ
に一次側巻線の一端を接続し、一次側巻線の途中の位置
から兼用アンテナに接続するとともに、二次側巻線を給
電ケーブルに接続してインピーダンス変換するトランス
を設けたことを特徴とする。
この発明に係る窓ガラスアンテナ装置は、専用アンテナ
に一次側巻線の一端を接続し、一次側巻線の途中の位置
から兼用アンテナに接続するとともに、二次側巻線を給
電ケーブルに接続してインピーダンス変換するトランス
を設けたことを特徴とする。
【００１６】
【作用】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置は、専用
アンテナに一次側巻線の一端を接続し、一次側巻線の途
中の位置から兼用アンテナに接続するとともに、二次側
巻線を給電ケーブルに接続してインピーダンス変換する
トランスを設けたので、チョークコイルを削除して実使
用上問題の無い受信感度を得ることができる。
アンテナに一次側巻線の一端を接続し、一次側巻線の途
中の位置から兼用アンテナに接続するとともに、二次側
巻線を給電ケーブルに接続してインピーダンス変換する
トランスを設けたので、チョークコイルを削除して実使
用上問題の無い受信感度を得ることができる。
【００１７】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図１はこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置の構成図である。図１において、窓ガラスアンテナ装
置１は、窓ガラス２上に、導体パターンでアンテナ３
（専用アンテナ）と引き出し線５ａを形成し、４ａ、４
ｂからなるバスバー４に接続された防曇用ヒータ線５
（兼用アンテナ）を形成する。
て説明する。図１はこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置の構成図である。図１において、窓ガラスアンテナ装
置１は、窓ガラス２上に、導体パターンでアンテナ３
（専用アンテナ）と引き出し線５ａを形成し、４ａ、４
ｂからなるバスバー４に接続された防曇用ヒータ線５
（兼用アンテナ）を形成する。
【００１８】アンテナ３、引き出し線５ａの導体パター
ンは、例えば銀の微細な粒子、低融点ガラス粉末等を有
機溶媒でペースト状にした導電ペーストを窓ガラス２上
にスクリーン印刷し、さらに焼成して形成する導電性線
条、導電性金属細線、または導電性金属箔等の導電性部
材を用いて形成する。
ンは、例えば銀の微細な粒子、低融点ガラス粉末等を有
機溶媒でペースト状にした導電ペーストを窓ガラス２上
にスクリーン印刷し、さらに焼成して形成する導電性線
条、導電性金属細線、または導電性金属箔等の導電性部
材を用いて形成する。
【００１９】防曇用ヒータ線５は、例えば細いニクロム
線、または銀の導電ペーストを窓ガラス２上にスクリー
ン印刷し、さらに焼成して形成したヒータ線であり、ヒ
ータ線を加熱する電源は、両極間にノイズを吸収するコ
ンデンサＣを接続した、例えば自動車用バッテリの直流
電源ＰＳからバスバー４を介して供給される。
線、または銀の導電ペーストを窓ガラス２上にスクリー
ン印刷し、さらに焼成して形成したヒータ線であり、ヒ
ータ線を加熱する電源は、両極間にノイズを吸収するコ
ンデンサＣを接続した、例えば自動車用バッテリの直流
電源ＰＳからバスバー４を介して供給される。
【００２０】インピーダンス変換用トランス７は、例え
ば図示しないインピーダンス変換を行なうトランスを内
蔵し、一次側の端子７ａ、７ｂをそれぞれ、アンテナ
３、引き出し線５ａに接続する。
ば図示しないインピーダンス変換を行なうトランスを内
蔵し、一次側の端子７ａ、７ｂをそれぞれ、アンテナ
３、引き出し線５ａに接続する。
【００２１】インピーダンス変換用トランス７の二次側
の端子７ｃ、７ｄはそれぞれ、例えば同軸ケーブルで形
成した給電ケーブル６の心線６ａ、外側導体６ｂに図示
しない同軸コネクタを介して接続し、外側導体６ｂは自
動車のボディに接続する。
の端子７ｃ、７ｄはそれぞれ、例えば同軸ケーブルで形
成した給電ケーブル６の心線６ａ、外側導体６ｂに図示
しない同軸コネクタを介して接続し、外側導体６ｂは自
動車のボディに接続する。
【００２２】アンテナ３の利得は、アンテナ容量が給電
ケーブル６の容量に比較して大きいほど増加し、受信感
度は向上する。
ケーブル６の容量に比較して大きいほど増加し、受信感
度は向上する。
【００２３】ＡＭアンテナとしてのアンテナ３からの受
信信号は、インピーダンス変換用トランス７の端子７ａ
に伝達され、受信感度の向上は、アンテナ３と給電ケー
ブル６間のインピーダンス変換を行なうインピーダンス
変換用トランス７によって図られ、インピーダンス変換
用トランス７を設けた場合には、アンテナ３からみた給
電ケーブル６の容量を小さくでき、伝送損失を低減する
ことができる。
信信号は、インピーダンス変換用トランス７の端子７ａ
に伝達され、受信感度の向上は、アンテナ３と給電ケー
ブル６間のインピーダンス変換を行なうインピーダンス
変換用トランス７によって図られ、インピーダンス変換
用トランス７を設けた場合には、アンテナ３からみた給
電ケーブル６の容量を小さくでき、伝送損失を低減する
ことができる。
【００２４】インピーダンス変換用トランス７を設けた
場合には、給電ケーブル６からみたアンテナ３の容量が
大きくなったとも言える。
場合には、給電ケーブル６からみたアンテナ３の容量が
大きくなったとも言える。
【００２５】一方、ＡＭ／ＦＭアンテナとして作用する
防曇用ヒータ線５からの受信信号は、引き出し線５ａを
介して防曇用ヒータ線５と給電ケーブル６間のインピー
ダンス変換を行なうインピーダンス変換用トランス７の
端子７ｂに提供される。
防曇用ヒータ線５からの受信信号は、引き出し線５ａを
介して防曇用ヒータ線５と給電ケーブル６間のインピー
ダンス変換を行なうインピーダンス変換用トランス７の
端子７ｂに提供される。
【００２６】アンテナ３、防曇用ヒータ線５からの受信
信号は、ＡＭ／ＦＭ帯の合成受信信号としてインピーダ
ンス変換用トランス７から図示しない同軸コネクタを介
して給電ケーブル６を通じて外部の受信機に伝達され
る。
信号は、ＡＭ／ＦＭ帯の合成受信信号としてインピーダ
ンス変換用トランス７から図示しない同軸コネクタを介
して給電ケーブル６を通じて外部の受信機に伝達され
る。
【００２７】なお、アンテナ部で受信感度を向上させる
ためには、アンテナ３のアンテナインピーダンスを下げ
ることが有効であり、アンテナインピーダンスを下げる
ためには、アンテナ３の導体パターンをできるだけ大き
く、かつ長く形成してアンテナ容量を大きくすることが
好ましく、線状の導体パターンの代りに、例えば透明の
平面状の導体パターンで形成してもよい。
ためには、アンテナ３のアンテナインピーダンスを下げ
ることが有効であり、アンテナインピーダンスを下げる
ためには、アンテナ３の導体パターンをできるだけ大き
く、かつ長く形成してアンテナ容量を大きくすることが
好ましく、線状の導体パターンの代りに、例えば透明の
平面状の導体パターンで形成してもよい。
【００２８】また、受信感度を向上させるためには、給
電ケーブル６の容量は小さいことが望ましいが、インピ
ーダンス変換用トランス７を設けた場合の受信感度を、
設けない場合の受信感度と比較すると、むしろ給電ケー
ブル６の容量が大きい場合の方が受信感度差が顕著にで
る。
電ケーブル６の容量は小さいことが望ましいが、インピ
ーダンス変換用トランス７を設けた場合の受信感度を、
設けない場合の受信感度と比較すると、むしろ給電ケー
ブル６の容量が大きい場合の方が受信感度差が顕著にで
る。
【００２９】このように、この発明に係る窓ガラスアン
テナ装置１は、チョークコイルの代りに、インピーダン
ス変換用トランス７を備え、アンテナ３およびアンテナ
として作用する防曇用ヒータ線５と、給電ケーブル６間
のインピーダンス変換を行ない、受信感度を確保するこ
とができる。
テナ装置１は、チョークコイルの代りに、インピーダン
ス変換用トランス７を備え、アンテナ３およびアンテナ
として作用する防曇用ヒータ線５と、給電ケーブル６間
のインピーダンス変換を行ない、受信感度を確保するこ
とができる。
【００３０】図２にこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置のインピーダンス変換用トランスの構成図を示す。図
２の説明を図１を参照して行なう。図２において、イン
ピーダンス変換用トランス７は、一端に直流を阻止する
コンデンサＣ１を接続した一次側の巻線１０と二次側の
巻線１１を巻いたコア９で形成したトランス８、二次側
の巻線１１の両端に接続した同軸コネクタ１２、導電性
の端子７ａ、７ｂを備える。
置のインピーダンス変換用トランスの構成図を示す。図
２の説明を図１を参照して行なう。図２において、イン
ピーダンス変換用トランス７は、一端に直流を阻止する
コンデンサＣ１を接続した一次側の巻線１０と二次側の
巻線１１を巻いたコア９で形成したトランス８、二次側
の巻線１１の両端に接続した同軸コネクタ１２、導電性
の端子７ａ、７ｂを備える。
【００３１】また、インピーダンス変換用トランス７
は、端子７ａと巻線１０、コンデンサＣ１の他端と端子
７ｂ、巻線１１と同軸コネクタ１２のそれぞれの端子部
を接続し、コア９とともに、例えば絶縁性の合成樹脂で
ケース７ｅを設け、一体的に密閉して形成する。
は、端子７ａと巻線１０、コンデンサＣ１の他端と端子
７ｂ、巻線１１と同軸コネクタ１２のそれぞれの端子部
を接続し、コア９とともに、例えば絶縁性の合成樹脂で
ケース７ｅを設け、一体的に密閉して形成する。
【００３２】トランス８を形成するコア９は、例えばド
ーナツ形状のフェライトで形成し、エナメル線またはフ
ォルマル線を使用して巻線１０を一次側に、巻線１１を
二次側にしてそれぞれ所定の回数を巻き、巻線１０の途
中の位置にコンデンサＣ１を接続する。
ーナツ形状のフェライトで形成し、エナメル線またはフ
ォルマル線を使用して巻線１０を一次側に、巻線１１を
二次側にしてそれぞれ所定の回数を巻き、巻線１０の途
中の位置にコンデンサＣ１を接続する。
【００３３】巻線１０、１１の巻数は、主に一次側の端
子７ａに接続するアンテナ３と、二次側の端子７ｃ、７
ｄ間に接続する給電ケーブル６のインピーダンス、受信
信号の周波数帯域等の条件に応じて設定する。
子７ａに接続するアンテナ３と、二次側の端子７ｃ、７
ｄ間に接続する給電ケーブル６のインピーダンス、受信
信号の周波数帯域等の条件に応じて設定する。
【００３４】例えば、給電ケーブル６のインピーダンス
が５０Ω、容量が１２０ｐＦで、ＡＭ／ＦＭのラジオ放
送を受信する場合には、アンテナ３側と給電ケーブル６
側のインピーダンスを整合させて最適な感度が得られる
ように、トランス８の一次側と二次側の巻線比を設定す
る。
が５０Ω、容量が１２０ｐＦで、ＡＭ／ＦＭのラジオ放
送を受信する場合には、アンテナ３側と給電ケーブル６
側のインピーダンスを整合させて最適な感度が得られる
ように、トランス８の一次側と二次側の巻線比を設定す
る。
【００３５】トランス８の一次側と二次側の巻線比は、
カットアンドトライした実験結果より、実用上問題の無
い受信感度が得られる４：１に形成するのが望ましく、
一次側の巻線１０の途中にコンデンサＣ１を接続する接
続点を設ける。
カットアンドトライした実験結果より、実用上問題の無
い受信感度が得られる４：１に形成するのが望ましく、
一次側の巻線１０の途中にコンデンサＣ１を接続する接
続点を設ける。
【００３６】コンデンサＣ１を接続する接続点は、この
接続点側（防曇用ヒータ線５側）と二次側（給電ケーブ
ル６側）のインピーダンスを整合させ、最適な感度が得
られるようにトランス８の一次側の巻線の所定の位置に
設け、この位置はカットアンドトライした実験結果よ
り、実用上問題の無い受信感度が得られる一次側の巻線
を１５：１に分割した位置に形成するのが望ましい。
接続点側（防曇用ヒータ線５側）と二次側（給電ケーブ
ル６側）のインピーダンスを整合させ、最適な感度が得
られるようにトランス８の一次側の巻線の所定の位置に
設け、この位置はカットアンドトライした実験結果よ
り、実用上問題の無い受信感度が得られる一次側の巻線
を１５：１に分割した位置に形成するのが望ましい。
【００３７】なお、トランス８自体による受信信号の伝
達損失を低減するためには、コア９に巻く巻線１０、１
１の線径を太くしたり、透磁率の大きなコア９を選定
し、より少ない巻数でトランス８を形成するようにして
もよい。
達損失を低減するためには、コア９に巻く巻線１０、１
１の線径を太くしたり、透磁率の大きなコア９を選定
し、より少ない巻数でトランス８を形成するようにして
もよい。
【００３８】端子７ａはアンテナ３に、端子７ｂは引き
出し線５ａに、例えば半田付けで接続され、アンテナ３
からの受信信号は端子７ａを介してトランス８の巻線１
０に、防曇用ヒータ線５からの受信信号は端子７ｂを介
してコンデンサＣ１からトランス８の巻線１０に伝達さ
れ、それぞれの受信信号は電磁的に結合した巻線１１に
合成受信信号として提供される。
出し線５ａに、例えば半田付けで接続され、アンテナ３
からの受信信号は端子７ａを介してトランス８の巻線１
０に、防曇用ヒータ線５からの受信信号は端子７ｂを介
してコンデンサＣ１からトランス８の巻線１０に伝達さ
れ、それぞれの受信信号は電磁的に結合した巻線１１に
合成受信信号として提供される。
【００３９】合成受信信号は、巻線１１に接続した雌型
の同軸コネクタ１２の端子７ｃ、７ｄから、同軸コネク
タ１２に接続した雄型の同軸コネクタ１３を介して給電
ケーブル６に伝達される。
の同軸コネクタ１２の端子７ｃ、７ｄから、同軸コネク
タ１２に接続した雄型の同軸コネクタ１３を介して給電
ケーブル６に伝達される。
【００４０】なお、本実施例では、直流を阻止するコン
デンサＣ１をインピーダンス変換用トランス７に内蔵し
た例を示したが、自動車の直流電源ＰＳが自動車のボデ
ィに接地されない場合には、防曇用ヒータ線５を加熱す
る直流電源ＰＳからの電流はトランス８に流入しないの
で省略することができる。
デンサＣ１をインピーダンス変換用トランス７に内蔵し
た例を示したが、自動車の直流電源ＰＳが自動車のボデ
ィに接地されない場合には、防曇用ヒータ線５を加熱す
る直流電源ＰＳからの電流はトランス８に流入しないの
で省略することができる。
【００４１】また、同軸コネクタ１２の代りに端子板を
ケースの外に突出させ、この端子板に直接給電ケーブル
６の心線、外側導体を接続してもよい。
ケースの外に突出させ、この端子板に直接給電ケーブル
６の心線、外側導体を接続してもよい。
【００４２】このように、インピーダンス変換用トラン
ス７は、トランス８を備え、アンテナ側と給電ケーブル
側間のインピーダンス変換を行なって受信感度の向上を
図るよう構成する。
ス７は、トランス８を備え、アンテナ側と給電ケーブル
側間のインピーダンス変換を行なって受信感度の向上を
図るよう構成する。
【００４３】図３にこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置のインピーダンス変換用トランスの要部ブロック図を
示す。図３において、インピーダンス変換用トランス７
は、一次側（端子７ａ―ＣＯＭ間）、二次側（端子７ｃ
―ＣＯＭ間）の巻線比が図２で説明したように４：１に
なるように、巻線１０、１１を所定の回数、図２に示す
コア９に巻き、巻線１０、１１の一端は、それぞれ内部
でまとめて端子７ｄ（ＣＯＭ）に接続する。
置のインピーダンス変換用トランスの要部ブロック図を
示す。図３において、インピーダンス変換用トランス７
は、一次側（端子７ａ―ＣＯＭ間）、二次側（端子７ｃ
―ＣＯＭ間）の巻線比が図２で説明したように４：１に
なるように、巻線１０、１１を所定の回数、図２に示す
コア９に巻き、巻線１０、１１の一端は、それぞれ内部
でまとめて端子７ｄ（ＣＯＭ）に接続する。
【００４４】巻線１０の途中に接続点Ｐを、端子７ａ―
接続点Ｐ間、接続点Ｐ―ＣＯＭ間の巻線比が図２で説明
したように１５：１になる位置に設け、接続点Ｐに一端
が端子７ｂに接続された直流を阻止するコンデンサＣ１
の他端を接続する。
接続点Ｐ間、接続点Ｐ―ＣＯＭ間の巻線比が図２で説明
したように１５：１になる位置に設け、接続点Ｐに一端
が端子７ｂに接続された直流を阻止するコンデンサＣ１
の他端を接続する。
【００４５】端子７ｂは、図１に示す防曇用ヒータ線５
の上部中央から延びた引き出し線５ａに接続され、アン
テナとして作用する防曇用ヒータ線５からの受信信号が
提供される。
の上部中央から延びた引き出し線５ａに接続され、アン
テナとして作用する防曇用ヒータ線５からの受信信号が
提供される。
【００４６】コンデンサＣ１は、防曇用ヒータ線５から
の受信信号だけを通し、防曇用ヒータ線５を加熱する直
流電源ＰＳからの電流は阻止する。
の受信信号だけを通し、防曇用ヒータ線５を加熱する直
流電源ＰＳからの電流は阻止する。
【００４７】なお、自動車の直流電源ＰＳが自動車のボ
ディに接地されない場合にはコンデンサＣ１は省略で
き、端子７ｂは接続点Ｐに直接接続される。
ディに接地されない場合にはコンデンサＣ１は省略で
き、端子７ｂは接続点Ｐに直接接続される。
【００４８】図４にこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置の受信感度周波数特性図を示す。図４において、Ａは
チョークコイルＣＨを備えた従来の窓ガラスアンテナ装
置５０（図６参照）の受信感度を表わし、実際には各周
波数に対してさまざまなレベルとなるが、他の窓ガラス
アンテナ装置の受信感度との相対比較をするために周波
数帯域全体に亘って０ｄＢと表わす。
置の受信感度周波数特性図を示す。図４において、Ａは
チョークコイルＣＨを備えた従来の窓ガラスアンテナ装
置５０（図６参照）の受信感度を表わし、実際には各周
波数に対してさまざまなレベルとなるが、他の窓ガラス
アンテナ装置の受信感度との相対比較をするために周波
数帯域全体に亘って０ｄＢと表わす。
【００４９】Ｂはこの発明に係る窓ガラスアンテナ装置
１（図１参照）の受信感度を表わし、Ａに比較してＡＭ
周波数帯で（−３.５〜−６.３ｄＢ）の低下を示すが、
実使用上問題無い受信感度レベルである。
１（図１参照）の受信感度を表わし、Ａに比較してＡＭ
周波数帯で（−３.５〜−６.３ｄＢ）の低下を示すが、
実使用上問題無い受信感度レベルである。
【００５０】Ｃは窓ガラスアンテナ装置１で、インピー
ダンス変換用トランス７を取付けない場合の受信感度を
表わし、ＡＭ周波数帯で（−２３.４〜−２５.２ｄＢ）
と大きなレベルで低下を示している。
ダンス変換用トランス７を取付けない場合の受信感度を
表わし、ＡＭ周波数帯で（−２３.４〜−２５.２ｄＢ）
と大きなレベルで低下を示している。
【００５１】なお、ＦＭ周波数帯の受信感度は、チョー
クコイルＣＨを取り外しても、影響がないので、ここで
は図示していない。
クコイルＣＨを取り外しても、影響がないので、ここで
は図示していない。
【００５２】このように、この発明に係る窓ガラスアン
テナ装置１は、チョークコイルＣＨを削除してインピー
ダンス変換用トランス７を取付け、実使用上問題無い受
信感度を得ることができる。
テナ装置１は、チョークコイルＣＨを削除してインピー
ダンス変換用トランス７を取付け、実使用上問題無い受
信感度を得ることができる。
【００５３】図５にこの発明に係る窓ガラスアンテナ装
置の別実施例構成図を示す。図５において、窓ガラスア
ンテナ装置１４は、窓ガラス２上に導体パターンによ
り、インピーダンス変換用トランス７の二次側の端子７
ｃ、７ｄから窓ガラス２の側縁に沿って給電線１５、１
６を形成するとともに、それぞれの給電端子１５ａ、１
６ａに給電ケーブル６の心線６ａ、外側導体６ｂを図示
しない同軸ケーブルを介して接続し、受信信号を外部の
受信機に伝達する点が、図１に示した窓ガラスアンテナ
装置１と異なる。
置の別実施例構成図を示す。図５において、窓ガラスア
ンテナ装置１４は、窓ガラス２上に導体パターンによ
り、インピーダンス変換用トランス７の二次側の端子７
ｃ、７ｄから窓ガラス２の側縁に沿って給電線１５、１
６を形成するとともに、それぞれの給電端子１５ａ、１
６ａに給電ケーブル６の心線６ａ、外側導体６ｂを図示
しない同軸ケーブルを介して接続し、受信信号を外部の
受信機に伝達する点が、図１に示した窓ガラスアンテナ
装置１と異なる。
【００５４】給電線１５、１６は、自動車または窓ガラ
ス２の構造上の都合で、給電ケーブル６を窓ガラス２の
上部に接続ができず、窓ガラス２の下部から受信信号を
取り出す場合に形成する。
ス２の構造上の都合で、給電ケーブル６を窓ガラス２の
上部に接続ができず、窓ガラス２の下部から受信信号を
取り出す場合に形成する。
【００５５】給電線１５、１６の導体パターン幅は、給
電線１５、１６自体による受信信号の伝達損失を低減す
るために、例えば３〜５ｍｍに設定するのが望ましい。
電線１５、１６自体による受信信号の伝達損失を低減す
るために、例えば３〜５ｍｍに設定するのが望ましい。
【００５６】給電線１６とバスバー４ａ間の距離は、給
電線１６と、バスバー４ａを窓ガラス２上に接着してい
る接着剤とが接触しないように、３〜５ｍｍに設定する
のが望ましいが、接触することがなければ、例えば２ｍ
ｍに設定してもよい。
電線１６と、バスバー４ａを窓ガラス２上に接着してい
る接着剤とが接触しないように、３〜５ｍｍに設定する
のが望ましいが、接触することがなければ、例えば２ｍ
ｍに設定してもよい。
【００５７】このように、この発明に係る窓ガラスアン
テナ装置１は、トランス８で形成したインピーダンス変
換用トランス７を備え、アンテナ３（専用アンテナ）お
よびアンテナとして作用する防曇用ヒータ線５（兼用ア
ンテナ）と、給電ケーブル６間のインピーダンス変換を
行なって受信信号の伝達損失の低減を図るとともに、そ
れぞれのアンテナからの受信信号を合成して信号レベル
を高め受信感度の向上を図る。
テナ装置１は、トランス８で形成したインピーダンス変
換用トランス７を備え、アンテナ３（専用アンテナ）お
よびアンテナとして作用する防曇用ヒータ線５（兼用ア
ンテナ）と、給電ケーブル６間のインピーダンス変換を
行なって受信信号の伝達損失の低減を図るとともに、そ
れぞれのアンテナからの受信信号を合成して信号レベル
を高め受信感度の向上を図る。
【００５８】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る窓
ガラスアンテナ装置は、専用アンテナに一次側巻線の一
端を接続し、一次側巻線の途中の位置から兼用アンテナ
に接続するとともに、二次側巻線を給電ケーブルに接続
してインピーダンス変換するトランスを設け、形状の大
きなチョークコイルを削除して実使用上問題の無い受信
感度を得ることができるので、製品コストの低減を図る
ことができる。
ガラスアンテナ装置は、専用アンテナに一次側巻線の一
端を接続し、一次側巻線の途中の位置から兼用アンテナ
に接続するとともに、二次側巻線を給電ケーブルに接続
してインピーダンス変換するトランスを設け、形状の大
きなチョークコイルを削除して実使用上問題の無い受信
感度を得ることができるので、製品コストの低減を図る
ことができる。
【００５９】よって、チョークコイルを削除した、低コ
ストの窓ガラスアンテナ装置を提供することができる。
ストの窓ガラスアンテナ装置を提供することができる。
【図１】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置の構成図
【図２】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置のインピ
ーダンス変換用トランスの構成図
ーダンス変換用トランスの構成図
【図３】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置のインピ
ーダンス変換用トランスの要部ブロック図
ーダンス変換用トランスの要部ブロック図
【図４】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置の受信感
度周波数特性図
度周波数特性図
【図５】この発明に係る窓ガラスアンテナ装置の別実施
例構成図
例構成図
【図６】従来の窓ガラスアンテナ装置の構成図
１，１４…窓ガラスアンテナ装置、２…窓ガラス、３…
アンテナ、４，４ａ，４ｂ…バスバー、５…防曇用ヒー
タ線、６…給電ケーブル、７…インピーダンス変換用ト
ランス、８…トランス、９…コア、１０，１１…巻線、
１２，１３…同軸コネクタ、１５，１６…給電線、５ａ
…引き出し線、６ａ…心線、６ｂ…外側導体、７ａ〜７
ｄ…端子、７ｅ…ケース、１５ａ，１６ａ…給電端子、
ＰＳ…直流電源、Ｃ，Ｃ１…コンデンサ。
アンテナ、４，４ａ，４ｂ…バスバー、５…防曇用ヒー
タ線、６…給電ケーブル、７…インピーダンス変換用ト
ランス、８…トランス、９…コア、１０，１１…巻線、
１２，１３…同軸コネクタ、１５，１６…給電線、５ａ
…引き出し線、６ａ…心線、６ｂ…外側導体、７ａ〜７
ｄ…端子、７ｅ…ケース、１５ａ，１６ａ…給電端子、
ＰＳ…直流電源、Ｃ，Ｃ１…コンデンサ。
Claims (1)
- 【請求項１】 自動車の窓ガラス上に形成した専用アン
テナと、防曇用ヒータパターンで兼用した兼用アンテナ
と、これらのアンテナからの受信信号を伝達する給電ケ
ーブルとを備えた窓ガラスアンテナ装置において、 前記専用アンテナに一次側巻線の一端を接続し、この一
次側巻線の途中の位置から前記兼用アンテナに接続する
とともに、二次側巻線を前記給電ケーブルに接続してイ
ンピーダンス変換するトランスを設けたことを特徴とす
る窓ガラスアンテナ装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7162229A JPH0918222A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 窓ガラスアンテナ装置 |
| DE69626450T DE69626450T2 (de) | 1995-06-28 | 1996-06-28 | Scheibenantenne |
| US08/672,406 US5821904A (en) | 1995-06-28 | 1996-06-28 | Window glass antenna device |
| ES96304774T ES2194079T3 (es) | 1995-06-28 | 1996-06-28 | Antena de luna de ventana. |
| EP96304774A EP0751580B1 (en) | 1995-06-28 | 1996-06-28 | Window glass antenna device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7162229A JPH0918222A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 窓ガラスアンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0918222A true JPH0918222A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15750432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7162229A Pending JPH0918222A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | 窓ガラスアンテナ装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5821904A (ja) |
| EP (1) | EP0751580B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0918222A (ja) |
| DE (1) | DE69626450T2 (ja) |
| ES (1) | ES2194079T3 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0942486A2 (en) | 1998-03-11 | 1999-09-15 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna device for vehicle |
| JP2006514509A (ja) * | 2003-10-30 | 2006-04-27 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 車両ウィンドウアンテナ |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0854534A1 (en) * | 1997-01-16 | 1998-07-22 | Nippon Sheet Glass Co. Ltd. | Window glass antenna apparatus |
| US6211831B1 (en) * | 1999-06-24 | 2001-04-03 | Delphi Technologies, Inc. | Capacitive grounding system for VHF and UHF antennas |
| US6320558B1 (en) * | 1999-07-08 | 2001-11-20 | The Ohio State University | On-glass impedance matching antenna connector |
| US6614922B1 (en) | 2000-01-04 | 2003-09-02 | The Ohio State University | Wire pattern test system |
| US6239758B1 (en) * | 2000-01-24 | 2001-05-29 | Receptec L.L.C. | Vehicle window antenna system |
| US6396741B1 (en) | 2000-05-04 | 2002-05-28 | Saifun Semiconductors Ltd. | Programming of nonvolatile memory cells |
| US7295154B2 (en) * | 2002-01-17 | 2007-11-13 | The Ohio State University | Vehicle obstacle warning radar |
| US6693597B2 (en) | 2002-04-23 | 2004-02-17 | The Ohio State University Research Foundation | Layout for automotive window antenna |
| US6860081B2 (en) * | 2002-12-04 | 2005-03-01 | The Ohio State University | Sidelobe controlled radio transmission region in metallic panel |
| US7196657B2 (en) * | 2003-01-31 | 2007-03-27 | The Ohio State University | Radar system using RF noise |
| US20050040151A1 (en) * | 2003-08-20 | 2005-02-24 | Robert Dyrdek | Heated side window glass |
| US10343535B2 (en) | 2010-04-08 | 2019-07-09 | Witricity Corporation | Wireless power antenna alignment adjustment system for vehicles |
| US9561730B2 (en) | 2010-04-08 | 2017-02-07 | Qualcomm Incorporated | Wireless power transmission in electric vehicles |
| DE102010052411A1 (de) * | 2010-11-24 | 2012-05-24 | Daimler Ag | Vorrichtung zum Betrieb einer in und/oder an einem bewegbaren transparenten Flächenelement angeordneten elektrischen Last |
| KR101962499B1 (ko) | 2011-10-28 | 2019-03-26 | 코닝 인코포레이티드 | 적외선 반사도를 갖는 유리 제품 및 이의 제조방법 |
| US9425516B2 (en) | 2012-07-06 | 2016-08-23 | The Ohio State University | Compact dual band GNSS antenna design |
| CN104777893B (zh) * | 2014-01-10 | 2018-02-27 | 联想(北京)有限公司 | 一种穿戴式电子设备 |
| CN107531562B (zh) | 2015-04-30 | 2021-05-28 | 康宁股份有限公司 | 具有离散的金属银层的导电制品及其制造方法 |
| US11695194B2 (en) * | 2018-03-16 | 2023-07-04 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Rear glass |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US1597379A (en) * | 1919-05-29 | 1926-08-24 | Fed Telegraph Co | Radio method and apparatus |
| DE3410415A1 (de) * | 1984-03-21 | 1985-09-26 | Gerhard Prof. Dr.-Ing. 8012 Ottobrunn Flachenecker | Aktive antenne in der heckscheibe eines kraftfahrzeugs |
| DE3423205A1 (de) * | 1984-06-22 | 1986-01-02 | Gerhard Prof. Dr.-Ing. 8012 Ottobrunn Flachenecker | Antenne in der heckscheibe eines kraftfahrzeugs |
| DE68922797T2 (de) * | 1988-07-14 | 1996-02-08 | Asahi Glass Co Ltd | Kraftfahrzeugantenne. |
| GB2227908B (en) * | 1988-11-23 | 1993-12-08 | Gen Electric Co Plc | Radio receiver antenna systems |
| JPH03104301A (ja) * | 1989-09-19 | 1991-05-01 | Mitsubishi Electric Corp | 自動車用ガラスアンテナ |
| NL9100247A (nl) * | 1991-02-13 | 1992-09-01 | Philips Nv | Transformator. |
| JPH04298102A (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-21 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 自動車用ガラスアンテナ |
| GB2266189B (en) * | 1992-04-08 | 1996-09-11 | Antiference Ltd | Vehicle antenna |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP7162229A patent/JPH0918222A/ja active Pending
-
1996
- 1996-06-28 EP EP96304774A patent/EP0751580B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-28 ES ES96304774T patent/ES2194079T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-28 US US08/672,406 patent/US5821904A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-28 DE DE69626450T patent/DE69626450T2/de not_active Expired - Fee Related
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| EP0942486A2 (en) | 1998-03-11 | 1999-09-15 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna device for vehicle |
| US6121934A (en) * | 1998-03-11 | 2000-09-19 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna device for vehicle |
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| US7616162B2 (en) | 2003-10-30 | 2009-11-10 | Robert Bosch Gmbh | Window-integrated antenna in a vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69626450T2 (de) | 2003-12-24 |
| DE69626450D1 (de) | 2003-04-10 |
| EP0751580B1 (en) | 2003-03-05 |
| EP0751580A3 (en) | 1999-03-03 |
| ES2194079T3 (es) | 2003-11-16 |
| EP0751580A2 (en) | 1997-01-02 |
| US5821904A (en) | 1998-10-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040427 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040907 |