JPH09180898A - プラズマ発生器及び発生方法 - Google Patents

プラズマ発生器及び発生方法

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JPH09180898A
JPH09180898A JP8321417A JP32141796A JPH09180898A JP H09180898 A JPH09180898 A JP H09180898A JP 8321417 A JP8321417 A JP 8321417A JP 32141796 A JP32141796 A JP 32141796A JP H09180898 A JPH09180898 A JP H09180898A
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plasma
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microwave
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JP8321417A
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Shuta Kanayama
カナヤマ シュータ
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Applied Materials Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ発生領域を有する真空室を含み、真
空室には少なくとも1つの導波器が結合されているプラ
ズマ発生器を提供する。 【解決手段】 真空導波器はその一方の端にマイクロ波
導入窓を有している。真空室は、真空導波器から導入さ
れるマイクロ波に共振状態を生じさせる空洞を限定する
壁と、プラズマ発生領域に通じているガス導入入口とを
有している。周縁と、1つの面とを有するターゲットが
真空室の壁の1つの上に配置され、その面をプラズマ発
生領域に曝している。プラズマ発生器はプラズマ発生領
域内にターゲットの面を横切る磁場を確立する手段も含
むことが好ましい。ターゲットの面の近傍にガスを供給
する段階と、ターゲットの周縁の周囲にマイクロ波を導
入しターゲットの面を横切って渡るプラズマを発生させ
るようにマイクロ波を導く段階とを含むプラズマを発生
方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、より強いプラズマ
を発生し、そして物理蒸着に使用した場合、スパッタさ
れる材料をより均一にサブストレート上に堆積させるこ
とができる、半導体デバイスサブストレート処理のため
のマイクロ波プラズマ発生器に関する。より詳しく述べ
れば、本発明は、マイクロ波を近接するプラズマ発生領
域へ導くための1またはそれ以上の真空導波器を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの堆積プロセスにおいては、プロセ
スガスを真空室内へ導入し、この真空室に磁気コイルか
らの磁界と、マイクロ波源からの電界とを印加する。真
空室内において磁界及び電界に曝されると、プロセスガ
スは公知の電子サイクロトロン共振(ECR)現象によ
ってプラズマに変換される。プラズマによって生成され
たイオンはターゲットに衝突し、ターゲット材料をスパ
ッタさせる。スパッタされた粒子はターゲットから離脱
し、真空室内に配置されたサブストレート上に堆積す
る。スパッタされた粒子はサブストレート上に堆積して
薄膜を形成する。物理蒸着(PVD)のプロセスをEC
Rと共に使用した場合、ターゲットをスパッタさせるの
に使用される高密度プラズマは、ターゲットからスパッ
タされた原子の少なくとも一部をもイオン化する。これ
は、スパッタ方法に伴う一つの問題を解消する。従来の
PVDにおいては、ターゲット原子は特定の運動エネル
ギでターゲットからスパッタされ、サブストレートまた
は室の内部構成要素に衝突するまで直線経路を走行す
る。ターゲットからスパッタされたターゲット原子の軌
跡は、サブストレートに対して平行から垂直までの範囲
にわたっている。従って、垂直軌跡をもつターゲット原
子の一部だけがサブストレートに衝突する。その結果、
サブストレートの露出された表面内の設けられた深くて
狭い孔、または溝は、ターゲットからの材料が孔の入口
を塞いでその後にターゲットからスパッタされた材料が
孔の底に到達するのを阻止するので、通常は完全に満た
されなくなる。ECR PVDを使用すると、ターゲッ
ト原子は従来のスパッタリングで発生するよりも高い割
合でイオン化される。そのためイオンを電気的に吸引
し、サブストレートの表面に垂直な経路でサブストレー
トに向かわせるバイアスをサブストレートに使用するこ
とが可能になり、狭く深い孔、または溝を満たすことが
できるようになる。
【0003】従来の一つの薄膜堆積装置は平坦なマグネ
トロンスパッタリング装置であり、始めに平坦な表面を
プラズマに露出させたターゲットをスパッタする。正に
帯電したプラズマイオンが負にバイアスされたターゲッ
ト表面に吸引されることによってターゲットがスパッタ
される。スパッタリング現象を強めるためにターゲット
の背後に磁石構造を配置し、サブストレートの未侵食表
面に全面的に、または部分的に平行な磁力線を形成させ
る。プラズマ内の電子は、軌道経路内の磁力線の周囲に
捕捉され始める。電子がガス原子に衝突すると、ガス原
子はイオン化され得る。典型的には、磁界はターゲット
の背後に磁石を配置することによって形成され、極間の
磁力線はターゲットの露出された表面に部分的に平行で
ある。従って、磁石が位置している場所に電子が捕捉さ
れ、イオン化及びスパッタリングは局所的に増加する。
スパッタの均一性を改善するために、磁石をターゲット
の背後で、好ましくは円形の経路で移動させる。従っ
て、磁界が電界に垂直になれば、スパッタの生産性が高
められる。
【0004】ECR用の従来のプラズマ発生器の例が、
米国特許第 4,492,620号に開示されている。プラズマ形
成室の側に沿って配列された磁気コイルが、室の一方の
端から導波器によって導入されたマイクロ波のマイクロ
波電界と相互作用してプラズマを形成させる。このプラ
ズマは、マイクロ波導波器とは反対側のプラズマ形成室
の端に位置決めされた開口を通して処理室内へ発射され
る。この開示された装置の一つの欠陥は、開口の大きさ
が処理室内に導入されるプラズマの発射角を制限するた
めに、スパッタを受けるウェーハの半径が装置の長さに
よって制限されることである。従って、サブストレート
が大きくなる程、室の長さを長くする必要がある。この
装置の別の欠陥は、プラズマ形成室の側に配列されてい
る磁界発生用コイルまでの物理的距離とプラズマの向き
のために、磁界がプラズマ領域内に均一に発生しないこ
とである。更に、装置はプラズマを別の処理室内へ発射
させる必要があり、単一のウェーハ及び平坦なターゲッ
トを有するマグネトロンスパッタリング装置に比して、
装置の複雑さが増加している。
【0005】ECR装置の別の例が、特開平 6-2128 に
開示されている。この装置では、プロセスガス及びマイ
クロ波エネルギは、マイクロ波導入窓内のスリット開口
を通して室内に供給される。装置の側壁上に位置してい
るターゲット上に磁力線を導くための磁気コイルが設け
られている。この装置に伴う問題の一つは、磁気コイル
が導波器の側に配列されていて、プラズマ形成室及びサ
ブストレートの領域からは離れているので、磁界が均一
ではないことである。プラズマと磁気コイルとの間の物
理的距離が増加するにつれて、均一な磁力の場を発生さ
せて維持することが困難になる。ECRプラズマ源の別
の設計が、米国特許第 5,133,826号に開示されている。
磁界は、円筒形の室の周囲に円周状に配列された磁石に
よって形成される。マイクロ波電力は、エネルギッシュ
な電子が室の一方の軸方向端の出口に直線的に通じてし
まう( line-of-sight communication ) のを防ぐため
に、室の長手方向軸に垂直に注入される。出口に接近す
るプラズマ流内のプラズマ分布を均一にするためには、
マイクロ波電源を含むプラズマ形成領域と、円周状の磁
石との間に磁界が存在しない領域を必要とする。しかし
ながら、この磁界が存在しない領域が室を大きくし、磁
石、マイクロ波源、及び試料の間の物理的距離を増加さ
せている。
【0006】更にどの場合も、プラズマ形成室の構造の
ために、(マグネトロンスパッタリングに使用されるよ
うな)サブストレートの背後に磁石を配置することはで
きない。従って、ターゲットの背後に磁石を配置するイ
オン捕捉効果を使用することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】より大きいサブストレ
ート上に薄膜層を堆積させることができ、しかも従来技
術において使用可能であったものよりも一層制御可能
で、且つ均一な磁界を発生させる要望が存在し続けてい
る。これらの問題を解消して得られる長所には、サブス
トレート上に高品質の薄膜が形成されること、及び大き
いサブストレートをより効率的に製造処理できることが
含まれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って本発明は、一実施
例において、プラズマ発生器を提供する。このプラズマ
発生器は、プラズマ発生領域を有する真空室と、真空室
に結合されている複数の真空導波器とを含む。各真空導
波器は、その一方の端にプラズマ発生領域付近の真空室
に結合されているマイクロ波導入窓を有している。真空
室は、複数の真空導波器から導入することができるマイ
クロ波を共振状態にさせるための空洞を限定する壁を有
している。真空室は、プラズマ発生領域に通じているガ
ス導入入口を有している。周縁と、1つの面とを有する
ターゲットは、真空室の壁の1つの上に配置され、該面
はプラズマ発生領域に露出されている。各真空導波器
は、ターゲットの周縁付近の真空室に結合されている。
ターゲットは、そのスパッタリング表面がサブストレー
ト堆積表面と平行で、サブストレートに対面しているこ
とが好ましい。
【0009】本発明の別の実施例においては、プラズマ
発生器は、プラズマ発生領域内にターゲットの面を横切
る磁界を確立する手段を含んでいる。各マイクロ波導入
窓は、ターゲット上のどの点から発する直線も到達しな
いような真空室内の位置に配置することが好ましい。本
発明の別の実施例では、プラズマ発生器は真空室を含
み、真空室はプラズマ発生領域と、真空室に結合されて
いる少なくとも1つの真空導波器とを有している。真空
導波器は、その一方の端に、プラズマ発生領域付近の真
空室に結合されているマイクロ波導入窓を有している。
真空室は、真空導波器から導入されるマイクロ波を共振
状態にさせるための空洞を限定する壁を有している。真
空室は、プラズマ発生領域に通じているガス導入入口を
有している。周縁と、1つの面とを有するターゲット
は、真空室の壁の1つの上に配置され、その面はプラズ
マ発生領域に露出されている。真空導波器は、ターゲッ
トの周縁付近の真空室に結合されている。サブストレー
トを支持するサブストレートホールダが、真空室内でタ
ーゲットに対面してターゲットとほぼ平行に配置されて
いる。プラズマ発生器は、ターゲットとサブストレート
ホールダとの間のプラズマ発生領域内に磁界を確立する
手段をも含んでいる。磁界手段が、真空室の1つの壁上
のターゲットの背後に位置決めされている。真空室は、
壁を有する環を含むことが好ましい。各マイクロ波導入
窓が、この環の壁内に配置されている。環はターゲット
の周縁のかなりの部分に沿って垂直に伸びており、それ
によってマイクロ波はターゲットの周縁のかなりの部分
に沿って各マイクロ波導入窓から導入される。
【0010】周縁と、1つの面とを有するターゲットに
近接する真空室内にプラズマを発生させるための方法も
開示される。本方法は、ターゲットの面の近傍にガスを
供給する段階と、ターゲットの周縁に沿ってマイクロ波
を導入し、プラズマを発生させるようにターゲットの面
を横切るマイクロ波を導く段階とを含む。本発明のこれ
らの、及び他の特色及び長所は、以下の添付図面に基づ
く説明から明白になるであろう。
【0011】
【実施例】図1に示す本発明によるプラズマ発生器10
は、プラズマ発生領域14を限定している真空室12を
含んでいる。複数の真空導波器16、18の端20、2
2は、プラズマ発生領域14付近の真空室12に結合さ
れている。各真空導波器16、18は、1またはそれ以
上のマイクロ波導入窓17、19を含んでいる。各マイ
クロ波導入窓は、石英のような材料で作られたマイクロ
波透過部分を含んでいる。プラズマ発生領域14に曝さ
れる真空室10の部分は、陽極酸化処理されたアルミニ
ウムのような、処理に影響を与えない材料で作るべきで
ある。真空室12は上側壁26及び側壁28を含み、こ
れらの壁は真空導波器16、18から導入されるマイク
ロ波を共振状態にさせる空洞30を限定している。導波
器16、18は、環を形成しているマイクロ波導入窓1
7、19内で終端している。各マイクロ波導入窓17、
19に弓形のセグメントを形成させ、各マイクロ波源毎
に1つの窓を設け、各窓の弓形の半環状の広がりが 360
°をマイクロ波源の数で除した値に等しくすることが好
ましい。しかしながら、窓の数が異なっていても、また
は窓の間隔が異なっていても差し支えない。
【0012】真空室12を矩形にして4つの側壁を設け
ることが好ましいが、他の形状であっても差し支えな
い。スパッタリングによってサブストレート上に堆積さ
せる材料のターゲット32を含む上側電極が、窓17、
19の周縁内に、そして真空室の上側壁26上に位置決
めされている。後述するように、ターゲット32は、始
めはほぼ平坦な面36(この面36から金属原子をスパ
ッタすることができる)を有する面電極板であることが
好ましい。真空室12にエネルギを供給し、その中のガ
スをプラズマに変換するために、マイクロ波導入メカニ
ズムに接続されているマグネトロンのようなマイクロ波
源から導波器16、18及び窓17、19を通してマイ
クロ波エネルギが供給される。公知のようにマイクロ波
導入メカニズムは、マッチングデバイス、マイクロ波電
力計、アイソレータ、等(図示してない)を含むことが
できる。真空導波器16、18及び窓17、19を通し
て導入されたマイクロ波は、複数の方向からターゲット
の周縁34に沿ってプラズマ領域を同時に照射し、ター
ゲットの面36に平行な面内を伝播する成分を含む。そ
の結果、従来の技術に比してより高密度のプラズマが発
生する。
【0013】図1には、ターゲット32が配置されてい
る上側壁26に真空導波器16、18が接続されている
ように示してあるが、本発明はそのように限定されるも
のではない。また、本発明はマイクロ波をターゲット3
2の背後から導入する真空導波器16、18に限定され
るものでもない。真空導波器は、真空室の側壁28のよ
うな他の壁に結合することも可能である。更に、マイク
ロ波は、プラズマ発生領域14またはターゲット32の
反対の側からプラズマ発生領域14へ導入することもで
きる。真空室12は、サブストレート38を支持するた
めのサセプタ、即ちサブストレートホールダ40を含ん
でいる。サブストレートホールダ40は、ターゲット3
2と平行関係に整列させることが好ましい。サブストレ
ートホールダ40は、プラズマ発生領域14に曝すこと
ができる上側表面42を有する導電性部材であることが
好ましい。サブストレートホールダ40には、サブスト
レート38を加熱するためのヒーターを組込むことがで
きる。更に、薄膜をサブストレート38上に形成させる
時、またはサブストレート38のスパッタ清浄を行う時
のような場合に、バイアス電位として直流または交流電
圧をサブストレート38に印加することができる。サブ
ストレートホールダの少なくとも上側表面42は、陽極
酸化処理したアルミニウムのような、プロセスに影響を
与えない材料で作られる。半導体ウェーハは、その後の
処理のためにサブストレートホールダの上側表面42に
よって支持されているサブストレート38であることが
好ましい。
【0014】スパッタされた材料がサブストレート38
以外の真空室12の領域に堆積するのを防ぐために、1
またはそれ以上のシールド37、39が、マイクロ波導
入窓17、19から真空室の上側壁26までと、サブス
トレートホールダ40が整列している面まで伸びてい
る。マイクロ波導入窓17、19の構造と同様に、シー
ルド37、39も壁を形成している。各シールド37、
39は1つの環の弓形セグメントを形成し、各シールド
の弓形半環状の広がりは 360°をマイクロ波導入窓の数
で除した値に等しい。しかしながら、シールドの数が異
なっていても、シールドの間隔が異なっていても、また
は連続したシールドを使用しても差し支えない。電源4
4がターゲット32に接続されている。電源44は直
流、または高周波電力の何れかであることができる。後
述するように、直流または高周波電力は、サブストレー
トホールダ40だけに、ターゲット32を含む上側電極
だけに、またはサブストレートホールダ及び上側電極の
両方に、任意選択的に印加することができる。本発明の
別の実施例では、どのような直流または高周波電力も使
用していない。しかしながら、ターゲットの直流スパッ
タリングのために、ターゲット32にはサブストレート
ホールダ40に対して負の電位を印加する。サブストレ
ートホールダ40は電気的なバイアス41に接続されて
いる。高周波電源を使用する場合には、高周波電源のイ
ンピーダンスをプラズマ発生器10の残余のインピーダ
ンスに整合させるマッチング回路網に接続する。
【0015】図2を参照する。プラズマ発生器10は、
ターゲット32の面36と少なくとも部分的に平行な磁
界をプラズマ発生領域14内に確立する磁界発生器46
を含むことも好ましい。磁界発生器46は、ターゲット
32の直ぐ後の位置、またはターゲット32自体の上部
にターゲット32に接して位置決めされている。図示実
施例では、磁界発生器46の極間に伸びる磁力線は、タ
ーゲットの面36に少なくとも部分的に平行に伸びてい
るので、真空導波器16、18から導入されたマイクロ
波が室内にプラズマを発生させる。磁界発生器46が発
生する磁界の強さは、真空室12へ供給されるマイクロ
波エネルギから電子サイクロトロン共振を生じさせるよ
うな条件をプラズマ発生領域14内に確立できるように
制御することができる。例えば、約 2.45 GHzの周波
数のマイクロ波エネルギに電子サイクロトロン共振を生
じさせるための条件は、約 875Gの磁束密度である。以
上のように、ECR(または、マイクロ波)源とターゲ
ットの背後の磁石とを組合わせて平坦なサブストレート
に対面している平坦なターゲットをスパッタさせること
ができ、一方ターゲット外縁の周囲からマイクロ波を導
入すると、ターゲットを横切る比較的均一なプラズマが
得られる。
【0016】本発明にはいろいろな型の磁界発生器46
を使用することができる。例えば、限定するものではな
いが、永久磁石、電磁石、または磁気材料、またはこれ
らの磁気源のどのような組合わせも磁界発生器46とし
て使用できる。適当な磁界発生器46の一つの例は、図
2に示すように、1またはそれ以上の永久磁石47のよ
うな磁気の源を、真空室の壁26に接する回転プラット
フォーム49上に、そしてターゲット32の背後に位置
決めすることである。磁石はそれらの極を、連続するN
及びS極を形成する内側及び外側磁極片に取付けて、磁
界の均一な分布を増すことができる。サブストレート3
8の表面上の処理速度の均一性が空間的に変化するのを
減少させるために、Applied Materials, Inc.,製の Mod
el 5000Eのようなスパッタリングシステムがターゲット
32と同心状に、且つターゲット32に垂直な軸51を
中心として回転する方向に沿って、ターゲット32の表
面に実質的に平行な磁界を発生する。矢印53によって
表されているこの回転は、ターゲット32の表面にほぼ
円筒形に対称の時間平均された磁界を発生し、これがタ
ーゲット32上の平均均一性を改善するので処理の均一
性が改善される。磁界発生器46からの磁力線は異なる
位置からターゲットの面36を横切って伸びるが、それ
でもマイクロ波55が真空導波器から導入されて磁力線
と交差すると、ターゲットの面36を横切るより強いプ
ラズマを発生する。ターゲットの面36の周辺に沿っ
て、面36を横切るマイクロ波を導入すると、プラズマ
発生領域14内にプラズマが発生する。被膜の厚みの均
一性を改善する平坦マグネトロンスパッタリング源が、
Avi の米国特許第 5,320,728号に開示されているので参
照されたい。
【0017】適当な磁界発生器46の別の例は、真空室
12内の複数の位置に磁気材料を配置してプラズマ発生
領域14内の磁界を調整し、それによって公知のように
ECRプラズマの分布及び特性を変化させることを含
む。サブストレート38に磁気材料を密着させるとサブ
ストレート38の各点における処理速度を微細に調整す
ることができるので、サブストレートホールダ40の内
側にプラズマ分布及び変更のための別の磁気材料を組込
むことも好ましい。またサブストレートホールダ40内
に磁気材料を包み込むとプラズマが磁気材料と反応する
ことが防ぐことができ、真空室12内のこのような磁気
材料の存在がウェーハプロセスに不要の汚染をもたらす
ことがなくなる。サブストレート38付近の磁界の大き
さ及び均一性は、付加される磁気材料の厚み、付加され
る磁気材料の透磁率、及びサブストレート38の上面か
らこの付加される磁気材料までの間隔に依存する。
【0018】真空室12は、プロセスガスを導入してそ
れをプラズマ発生領域14内でマイクロ波と反応させる
ために分散させる別のガス入口マニホルド48を含む。
ガス、イオン、粒子、及び他の望ましくない物質をプラ
ズマ発生領域14から除去するための排気マニホルド5
0が真空室12に結合されている。図3に示す本発明の
代替実施例(図1と同一の要素に対しては同一の番号を
付してある)では、磁界発生器346がターゲット32
に対して図1とは異なる位置に配置されている。磁界発
生器346は、プラズマ発生領域14の側壁28に接し
て位置決めされている。また磁界発生器346は、ター
ゲット32に対して垂直位置に位置決めされている。磁
界発生器346からの磁力線がターゲットの面36を横
切るようにし、ターゲット32の表面付近に電子捕捉が
得られるようにすることが好ましい。
【0019】図1及び3に示す本発明の実施例によれ
ば、従来技術におけるようにターゲットの背後または付
近にECR構造を位置決めする必要性を排除したことか
ら、ターゲット32により接近して磁界発生器46、3
46を位置決めすることができる。また本発明は、導波
器16、18及び窓17、19をターゲットの周縁34
に密接して位置決めしており、それによってプラズマ形
成及び処理のための別の室の必要性をも排除している。
その結果、本発明は、それ程複雑ではない設計の単一の
真空室内においてより大きいサブストレートまたはウェ
ーハ上の薄膜層の処理のような、従来技術に優る長所を
提供する。図4に示す本発明の別の実施例(図1の要素
と同一の要素に対して同一の番号を使用している)では
磁界発生器を使用せず、プラズマはマイクロ波を使用し
て発生させる。ターゲットの周縁34に沿って、面36
を横切るマイクロ波を導入すると、プラズマ発生領域1
4内にプラズマが発生する。本発明による磁界発生器の
使用は任意選択的である。
【0020】図4に示す本発明の実施例は、ターゲット
32の前面上の何れの点からの直線も到達しない真空室
12内の位置に各マイクロ波導入窓17、19を配置す
ることも示している。この配列は、ターゲット32の面
からスパッタされた粒子が直線経路を走行してマイクロ
波導入窓17、19上に堆積することを阻止する。その
結果、本発明は、従来の技術で利用可能であったよりも
高密度のプラズマをターゲットの近傍に発生させ、しか
もターゲットからスパッタされた粒子が直線経路を走行
してマイクロ波導入窓上に堆積するのを防ぐ。図4で
は、マイクロ波は1またはそれ以上の源から導波器1
6、18内へ導入される。マイクロ波は表面21、23
によって反射され、ターゲットの面36を横切り、プラ
ズマ発生領域14内へ導かれる。マイクロ波エネルギを
反射させるような公知のどの材料も反射表面21、23
として使用するのに適している。
【0021】図5は、特定構成の導波器16、18を有
する本発明の別の実施例(図1と同一の要素に対しては
同一の番号を付してある)を示している。駆動組立体6
4が、サブストレートホールダ40及びサブストレート
38を排気孔66付近の位置まで上昇させる。図2に関
して説明したように、電動機61がターゲット32の背
後の真空室に接してプラットフォーム49を回転させ
る。プラットフォーム49は、それに取付けられている
1またはそれ以上の永久磁石47を含む。図5の例で
は、導波器16及び/または18は、室の側壁102を
通して真空室12に結合されている。アルミニウム製で
あることが好ましい、そしてターゲット32の直径とほ
ぼ等しい直径を有する環60が、ターゲット32(環の
一部を切り欠いて示されている)の周縁を取り巻いてい
る。環60は連続した環状部材であることが好ましい
が、本発明は離散し、区分化された部分によってターゲ
ット32の周縁を取り巻くことも含む。環60は、清浄
中に室から取り外すことができるので、マイクロ波導入
窓上に堆積した材料の積層を除去することが可能であ
る。
【0022】図6により詳細に示してあるように、環状
マイクロ波分配チャネル104が環60と室の壁100
との間に形成されている。チャネル104は、均一な高
さ及び幅を有していることが好ましく、単一のマイクロ
波源及び単一の導波器16または18を使用してマイク
ロ波をチャネル104全体に分配できるような大きさに
なっている。環60は、ほぼ矩形の形状の複数のマイク
ロ波導入窓106を含んでいる。各窓は、石英のような
材料で作られたマイクロ波透過部分と、窓を環に取付け
るための取付け用ブラケットとを含んでいる。窓106
は環60の周囲に等間隔であり、ターゲット32の周囲
に放射状に等間隔でマイクロ波を導入できるようにして
いる。窓が矩形ではあるが、方形ではない場合には、全
ての窓は(図5に窓106で示してあるように)それら
の長い方の辺をターゲットの面36に平行に配置するこ
とが好ましい。
【0023】複数のマイクロ波導入窓106は、ターゲ
ットの面36の周縁のかなりの部分に沿って、面36を
横切るマイクロ波を導入し、プラズマ発生領域14内に
プラズマを発生させる。環60の全周に沿ってマイクロ
波導入窓106を配置することによって、従来技術に見
られる設計程複雑ではない単一の室を使用して複数の方
向からプラズマ領域を同時に照射することができる。好
ましい実施例として2つの導波器16、18を図示して
あるが、本発明は、好ましくは分配チャネル104を使
用して、1またはそれ以上のマイクロ波導入窓に結合さ
れた1またはそれ以上の導波器の如何なる組合わせをも
含むことを理解されたい。しかしながら、各マイクロ波
導入窓を1つの導波器毎に設けることもできる。もし複
数の導波器を使用するのであれば、これらの導波器には
単一の、または複数の源からマイクロ波エネルギを供給
することができる。
【0024】図5において、プラズマは、磁界発生器4
6を用いて室内に形成させることができる。ターゲット
の周縁34に沿って、面36を横切るマイクロ波を導入
すると、プラズマがプラズマ発生領域14内に発生す
る。真空室を、ターゲットの後側が導波器または他の構
造的ECR装置によって妨げられないような構造にして
ある本発明は、従来の技術とは対照的に、ターゲットの
直ぐ背後に磁界発生器の構造を配置することを可能にす
る。その結果、磁界は、従来の技術に比して一層制御可
能になり、ターゲットを横切る強いプラズマが発生す
る。再度図4を参照する。複数のマイクロ波導入窓10
6を有する環60は、上述したように真空室内に位置決
めすることができる。マイクロ波分配チャネル104
は、室の側壁26と環60との間に形成されている。こ
の実施例における環60の使用は任意選択的である。
【0025】動作を説明する。磁界発生器46または3
46によって磁界がプラズマ発生領域14に印加される
と、ターゲット32の面を横切る磁力線が発生する。タ
ーゲットの周縁36の周囲の複数の方向からマイクロ波
が導入されると、プロセスガスはプラズマに変換され
る。スパッタされる粒子が効率的に生成されるから、タ
ーゲット材料は高速でサブストレート上に堆積し、薄膜
を迅速にサブストレート38上に形成する。本発明のプ
ラズマ発生器は、堆積プロセスに適した、スパッタされ
る材料のイオンを生成する手段を提供する。本発明のプ
ラズマ発生器は、物理蒸着(PVD)スパッタリング装
置に、またはECRスパッタリングに、そして詳しく述
べれば高密度プラズマECRに使用することが好まし
い。本発明のプラズマ発生器はガス流が、エッチング、
化学蒸着(CVD)、等に使用されるプロセスガスであ
るような、また導入されるマイクロ波がプロセスガスを
イオン化するような、プラズマ反応室内に使用すること
もできる。詳しく述べれば、本発明のプラズマ発生器
は、プラズマエッチング、反応性イオンエッチング、モ
ードプラズマエッチング、及び半導体、導体及び誘電体
材料のエッチングのための関連プロセスに使用すること
ができる。本発明のプラズマ発生器の別の特に有用な応
用は、高周波の場の中において低圧反応ガス放電を発生
させるようなプラズマ強化CVDプロセスにおける使用
である。
【0026】本発明の一実施例は、CVD及びエッチン
グプロセスに特に適用可能である。図1において電源4
4を除去して磁界発生器46として永久磁石を使用すれ
ば、従来の技術に見られる構造よりも外形寸法がより小
型になり、設計の複雑さが少なくなる。この簡易な構造
は、システムの製造費用をも減少させる。前述したよう
に、磁気源をその上に有している回転プラットフォーム
は、永久磁石に置換することができる。本発明の別の実
施例は、CVD及び約 0.5μmより薄い薄膜層を含むエ
ッチングプロセスに特に適用可能である。直流または高
周波電力はサブストレートホールダ40だけに印加され
る。直流または高周波電力は、ターゲット32、または
サブストレート38、または両方の何れかに印加するバ
イアス電位を変化させることによって、イオン化された
ガス原子の形成を独立的に制御する能力が与えられる。
前述したように、永久磁石または磁気源をその上に有し
ている回転プラットフォームのような、どのような磁界
発生器46も使用することができる。
【0027】本発明のさらなる実施例は、PVDプロセ
スに特に適用可能である。直流または高周波電力は、タ
ーゲット32を含む上側電極だけに印加される。この実
施例では、永久磁石または磁気源をその上に有している
回転プラットフォームのような、どのような磁界発生器
46も使用することができる。本発明の更に別の実施例
は、約 0.5μmより薄い薄膜層を含むPVDに特に適用
可能である。直流または高周波電力は、サブストレート
ホールダ40だけに印加される。前述したように、永久
磁石または磁気源をその上に有している回転プラットフ
ォームのような、どのような磁界発生器46も使用でき
る。本発明の方法は、周縁及び面によって限定されるタ
ーゲットに近接する真空室内の磁界の中にプラズマを発
生させる。この方法は、ターゲットの面に近接してプロ
セスガスを導入する段階と、ターゲットの周縁に沿って
マイクロ波を導入する段階とを含む。マイクロ波を導い
て、ターゲットの面を横切るプラズマを発生させる。マ
イクロ波はターゲットの周縁に沿う1またはそれ以上の
位置から導入することが好ましい。一実施例では、マイ
クロ波はターゲットに曝されている1またはそれ以上の
窓から室へ進入する。別の実施例では、窓はターゲット
の側にあり、シールドがマイクロ波をターゲットの面に
向け直す反射性表面をなしている。
【0028】本方法は、ターゲットの背後に位置決めさ
れた源から磁界を発生させる段階をも含むことができ
る。磁界はプラズマ内に発生し、磁束の一部はターゲッ
トの面と実質的に平行である。本方法は、ターゲットと
対面して真空室内に配置されているサブストレートホー
ルダ上のサブストレートを、ターゲットとほぼ平行な位
置に整列させる段階をも含んでいる。その結果、マイク
ロ波を導入する段階は、マイクロ波をターゲットの面
と、整列したサブストレートとの間に導く。直流スパッ
タリングでは、サブストレートに対して負の電圧をター
ゲットに印加する。以上に本発明の特定の実施例及び現
在における応用に関して説明したが、当業者ならば本発
明の思想及び範囲から逸脱することなく、開示した本発
明の配列、動作、及び構造の細部に対する種々の変化及
び変更が明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマ発生器の概要を示す断面
図である。
【図2】本発明によって提供される磁界発生器の一実施
例を分離してその概要を示す断面図である。
【図3】図1とは異なる位置に本発明による磁界発生器
を有するプラズマ発生器の別の実施例の概要を示す断面
図である。
【図4】本発明による磁界発生器を使用しないプラズマ
発生器の別の実施例の概要を示す断面図である。
【図5】その中に容れたサブストレートを処理するため
に位置決めされた本発明のマイクロ波導入窓の好ましい
実施例を含む処理室の断面図である。
【図6】図5の6−6矢視断面図であって、本発明によ
って提供されるマイクロ波分配チャネル及び複数のマイ
クロ波導入窓を分離して示す図である。
【符号の説明】
10 プラズマ発生器 12 真空室 14 プラズマ発生領域 16、18 導波器 17、19 マイクロ波導入窓 20、22 導波器の端 26 上側壁 28 側壁 30 空洞 32 ターゲット 34 ターゲットの周縁 36 ターゲットの面 37、39 シールド 38 サブストレート 40 サブストレートホールダ 41 電気的バイアス 42 サブストレートホールダの上側表面 44 電源 46 磁界発生器 47 永久磁石 48 ガス入口マニホルド 49 回転プラットフォーム 50 排気マニホルド 55 マイクロ波 60 環 61 電動機 64 駆動組立体 66 排気孔 100 室の壁 102 側壁 104 マイクロ波分配チャネル 106 マイクロ波導入窓 346 磁界発生器

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ発生器であって、 プラズマ発生領域と、少なくとも1つの導波器とを有す
    る真空室を備え、上記導波器は上記真空室に通じてお
    り、上記導波器は上記導波器の一方の端を上記プラズマ
    発生領域付近の上記真空室に結合しているマイクロ波導
    入窓を有し、上記真空室は上記導波器から導入されるマ
    イクロ波に共振状態を生じさせるための空洞を限定する
    壁を有し、そして上記真空室は上記プラズマ発生領域に
    通じているガス導入入口を有し、 周縁と、1つの面とを有するターゲットをも備え、上記
    ターゲットは上記真空室の壁の1つの上に配置されてい
    て上記プラズマ発生領域に曝されている面を有し、上記
    導波器は上記ターゲットの周縁付近において上記真空室
    に通じており、それによって上記マイクロ波導入窓を通
    して上記真空室内に進入するマイクロ波が上記ターゲッ
    トの上記面を横切るように導かれることを特徴とするプ
    ラズマ発生器。
  2. 【請求項2】 上記各マイクロ波導入窓は、上記ターゲ
    ットの上記面上のどの点からも直線では到達しない上記
    真空室内の位置に配置されている請求項1に記載のプラ
    ズマ発生器。
  3. 【請求項3】 上記プラズマ発生器は、上記上記マイク
    ロ波導入窓を通るマイクロ波が上記ターゲットの上記面
    を横切るように反射させる反射器をも上記真空室内に含
    んでいる請求項2に記載のプラズマ発生器。
  4. 【請求項4】 上記導波器は、上記ターゲットの周縁の
    かなりの部分に沿ってマイクロ波を導入する請求項1に
    記載のプラズマ発生器。
  5. 【請求項5】 上記導波器の端は、上記ターゲットが配
    置されている上記真空室の壁と同一の壁に結合されてい
    る請求項1に記載のプラズマ発生器。
  6. 【請求項6】 上記プラズマ発生器は、上記ターゲット
    に近接した上記真空室内に配置されているサブストレー
    トホールダをも含んでいる請求項1に記載のプラズマ発
    生器。
  7. 【請求項7】 上記真空室は、 壁を有する環と、 上記環と上記真空室の表面との組合わせによって限定さ
    れているマイクロ波分配チャネルと、を含み、 上記マイクロ波導入窓は、上記環の上記壁内に配置され
    ていて上記チャネルからのマイクロ波を通過させること
    が可能であり、上記環は上記ターゲットの周縁の周囲を
    伸びており、それによってマイクロ波が上記ターゲット
    の上記面を横切るように導入される請求項1に記載のプ
    ラズマ発生器。
  8. 【請求項8】 上記環は、上記環の壁を通って伸びる複
    数のマイクロ波導入窓を含んでいる請求項7に記載のプ
    ラズマ発生器。
  9. 【請求項9】 上記プラズマ発生器は、複数のマイクロ
    波導入窓に向かう複数の導波器を含んでいる請求項1に
    記載のプラズマ発生器。
  10. 【請求項10】 上記プラズマ発生器は、上記複数の導
    波器へマイクロ波を供給する単一のマイクロ波源を含ん
    でいる請求項9に記載のプラズマ発生器。
  11. 【請求項11】 プラズマ発生器であって、 プラズマ発生領域と、少なくとも1つの導波器とを有す
    る真空室を備え、上記導波器は上記真空室に通じてお
    り、上記導波器は上記導波器の一方の端を上記プラズマ
    発生領域付近の上記真空室に結合しているマイクロ波導
    入窓を有し、上記真空室は上記導波器から導入されるマ
    イクロ波に共振状態を生じさせるための空洞を限定する
    壁を有し、そして上記真空室は上記プラズマ発生領域に
    通じているガス導入入口を有し、 周縁と、1つの面とを有するターゲットをも備え、上記
    ターゲットは上記真空室の壁の1つの上に配置されてい
    て上記プラズマ発生領域に曝されている面を有し、 上記ターゲットの上記面を横切って伸びる成分を有する
    磁力線を発生する磁界発生器をも備えている、ことを特
    徴とするプラズマ発生器。
  12. 【請求項12】 上記マイクロ波導入窓は、上記ターゲ
    ットの上記面上のどの点からも直線では到達しない上記
    真空室内の位置に配置されている請求項11に記載のプ
    ラズマ発生器。
  13. 【請求項13】 上記磁界発生器は、上記プラズマ発生
    器の動作中にプラズマに曝されない上記ターゲットの表
    面に接して位置決めされている請求項11に記載のプラ
    ズマ発生器。
  14. 【請求項14】 上記磁界発生器は、上記ターゲットに
    ほぼ垂直な上記真空室の壁に沿って配置されている請求
    項11に記載のプラズマ発生器。
  15. 【請求項15】 複数の導波器を、上記ターゲットの周
    縁の周囲の複数の位置からマイクロ波を導入するように
    した請求項11に記載のプラズマ発生器。
  16. 【請求項16】 上記複数の導波器の端は、上記ターゲ
    ットが配置されている上記真空室の壁と同一の壁に結合
    されている請求項15に記載のプラズマ発生器。
  17. 【請求項17】 上記プラズマ発生器は、上記ターゲッ
    トに近接した上記真空室内に配置されているサブストレ
    ートホールダをも含んでいる請求項11に記載のプラズ
    マ発生器。
  18. 【請求項18】 上記真空室は、 壁を有する環と、 上記環の壁内に配置され、マイクロ波を通過させること
    ができるマイクロ波導入窓と、を含み、 上記環は上記ターゲットの周縁の周囲を伸びており、そ
    れによってマイクロ波が上記ターゲットの上記面を横切
    るように導入される請求項11に記載のプラズマ発生
    器。
  19. 【請求項19】 上記プラズマ発生器は、上記環と上記
    真空室の表面との組合わせによって限定されるマイクロ
    波分配チャネルを含む請求項18に記載のプラズマ発生
    器。
  20. 【請求項20】 プラズマ発生器であって、 プラズマ発生領域と、少なくとも1つの導波器とを有す
    る真空室を備え、上記導波器は上記真空室に通じてお
    り、上記導波器は上記導波器の一方の端を上記プラズマ
    発生領域付近の上記真空室に結合しているマイクロ波導
    入窓を有し、上記真空室は上記導波器から導入されるマ
    イクロ波に共振状態を生じさせるための空洞を限定する
    壁を有し、そして上記真空室は上記プラズマ発生領域に
    通じているガス導入入口を有し、 周縁と、1つの面とを有するターゲットをも備え、上記
    ターゲットは上記真空室の壁の1つの上に配置されてい
    て上記プラズマ発生領域に曝されている面を有し、上記
    導波器は上記ターゲットの周縁付近の上記真空室に結合
    され、 上記真空室内に配置され、上記ターゲットと対面し、上
    記ターゲットの上記面とほぼ平行な位置にあるサブスト
    レートホールダをも備え、上記サブストレートホールダ
    はサブストレートを支持し、 上記ターゲットと上記サブストレートホールダとの間の
    上記プラズマ発生領域内に磁界を確立する手段をも備
    え、上記磁界手段は上記ターゲットの背後の上記真空室
    の壁の1つの上に位置決めされている、ことを特徴とす
    るプラズマ発生器。
  21. 【請求項21】 上記導波器の端は、上記ターゲットが
    配置されている上記真空室の壁と同一の壁に結合されて
    いる請求項20に記載のプラズマ発生器。
  22. 【請求項22】 上記マイクロ波導入窓は、上記ターゲ
    ットのどの点からも直線では到達しない上記真空室内の
    位置に配置されている請求項20に記載のプラズマ発生
    器。
  23. 【請求項23】 上記導波器は、上記ターゲットの周縁
    のかなりの部分に沿って上記ターゲットの上記面を横切
    るマイクロ波を導入する請求項20に記載のプラズマ発
    生器。
  24. 【請求項24】 上記真空室は壁を有する環を含み、上
    記マイクロ波導入窓は上記環の上記壁内に配置されてい
    てマイクロ波を通過させることが可能であり、上記環は
    上記ターゲットの周縁の周囲を伸びており、それによっ
    てマイクロ波が上記ターゲットの上記面を横切るように
    導入される請求項20に記載のプラズマ発生器。
  25. 【請求項25】 上記プラズマ発生器は、上記環と上記
    真空室の表面との組合わせによって限定されるマイクロ
    波分配チャネルを含み、上記導波器が上記環の上記マイ
    クロ波導入窓を通過したマイクロ波を上記マイクロ波分
    配チャネルへ導くようにした請求項24に記載のプラズ
    マ発生器。
  26. 【請求項26】 周縁と、1つの面とを有するターゲッ
    トに近接して真空室内にプラズマを発生させる方法であ
    って、 上記ターゲットの上記面の近傍にガスを供給する段階
    と、 上記ターゲットの周縁の周囲の複数の位置からマイクロ
    波を導入し、上記ターゲットの上記面を横切るプラズマ
    を発生させるように上記マイクロ波を導く段階と、を含
    んでいることを特徴とする方法。
  27. 【請求項27】 上記ターゲットの非スパッタリング表
    面に接して位置決めされている磁界発生器から磁界を発
    生させる段階をも含む請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 部分的に上記ターゲットの周縁に沿っ
    て位置決めされている磁界発生器から磁界を発生させる
    段階をも含む請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】 上記真空室内に配置され、上記ターゲ
    ットに対面しているサブストレートホールダを、上記タ
    ーゲットの上記面とほぼ平行な位置に整列させる段階
    と、上記ターゲットの上記面と上記整列したサブストレ
    ートホールダとの間に向けてマイクロ波を導入する段階
    をも含む請求項26に記載の方法。
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