JPH09179604A - プラントの運転制御システム及び方法 - Google Patents

プラントの運転制御システム及び方法

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JPH09179604A
JPH09179604A JP8243338A JP24333896A JPH09179604A JP H09179604 A JPH09179604 A JP H09179604A JP 8243338 A JP8243338 A JP 8243338A JP 24333896 A JP24333896 A JP 24333896A JP H09179604 A JPH09179604 A JP H09179604A
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energy
plant
production
control system
operation control
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JP8243338A
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Minoru Iino
野 穣 飯
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントの生産活動の高効率化を達成できる
とともに、地球環境保護への貢献をすることを可能にす
る。 【解決手段】 プラント内に設けられたエネルギー生産
手段と、このエネルギー生産手段により生産されたエネ
ルギーを用いてプラント内で製品を生産する製品生産手
段と、製品の生産スケジュールをもとにエネルギーの生
産スケジュールを設定するエネルギー生産スケジューリ
ング手段と、エネルギーに関する情報をもとに、エネル
ギー生産スケジューリング手段を調整するスケジューリ
ング調整手段と、前記スケジューリング調整手段により
調整されたスケジュールに応じてエネルギーをプラント
外に出力するプラント外出力手段と、を有することを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自家発電機能を有
する各種プラントにおける製品生産と売電との協調をと
るプラントの運転制御システム及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石油精製、石油化学、鉄鋼、セメント、
紙パルプなどの各種産業プラントでは、それぞれのプラ
ント運用のために、可燃性副産物、蒸気、熱などの大量
のエネルギーを扱い、時には余剰なそれらのエネルギー
をプラント外部へ放出している。それらの余剰エネルギ
ーの有効な活用方法として、自家発電により電気エネル
ギーへ変換し、プラント内の電力として利用することが
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の各種プラント
は、それぞれの生産計画に従って運用されるため、プラ
ントで必要なエネルギーは時間とともに変動する。一般
には生産サイクルにより決定されるある周期でエネルギ
ーが増減する。この変動により、一次的に大量の余剰エ
ネルギーが生じ、生産コスト上、運転効率上の問題とな
っている。
【0004】一方、各電力会社等においては、電力需要
は24時間のサイクル、1週間のサイクル、あるいは1
年のサイクルで変動し、発電機器や電力系統をそれらの
電力需要変動に追従させるのに多くの労力やエネルギー
の損失を生じている。
【0005】したがって、これらのプラントの余剰エネ
ルギーを電気エネルギーへ変換して電力会社等へ売電
し、電力需要と協調させることができれば、都市全体と
して膨大なエネルギーの節約が可能となる。その結果、
生産活動の高効率化と同時に省エネによる地球環境保護
への貢献も実現できる。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、プラントの生産活動の高効率化を達成できる
とともに地球環境保護への貢献をすることのできるプラ
ントの運転制御システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるプラントの
運転制御システムの第1の態様は、プラント内に設けら
れたエネルギー生産手段と、このエネルギー生産手段に
より生産されたエネルギーを用いてプラント内で製品を
生産する製品生産手段と、前記製品の生産スケジュール
をもとに前記エネルギーの生産スケジュールを設定する
エネルギー生産スケジューリング手段と、エネルギーに
関する情報をもとに、前記エネルギー生産スケジューリ
ング手段を調整するスケジューリング調整手段と、前記
スケジューリング調整手段により調整されたスケジュー
ルに応じて前記エネルギーをプラント以外に出力するプ
ラント外出力手段と、を有することを特徴する。
【0008】ここでスケジューリング調整手段は、エネ
ルギーの価値情報をもとにエネルギー生産スケジューリ
ング手段を調整することも可能である。またスケジュー
リング調整手段は、エネルギーの価格情報をもとに前記
エネルギー生産スケジューリング手段を調整することも
可能である。またスケジューリング調整手段は、エネル
ギーの販売利益および製品の販売利益を含むプラント総
利益が最大となるような指令値を出力することも可能で
ある。
【0009】またスケジューリング調整手段は、エネル
ギーの販売価格の変動に応じたスケジュール調整が可能
であるようにしても良い。またスケジューリング調整手
段は、エネルギーの販売価格の予測手段を備えているよ
うにしても良い。またスケジューリング調整手段は、プ
ラントの運転条件,運転制約,想定故障条件,エネルギ
ー余裕条件の少なくともいずれかを考慮する手段を備え
ているようにしても良い。
【0010】またエネルギー生産スケジューリング手段
は、製品の生産に必要なエネルギー量の予測手段を備え
ているようにしても良い。またエネルギー生産スケジュ
ーリング手段は、プラント内における再生エネルギー量
の予測手段を備えているようにしても良い。
【0011】また本発明によるプラントの運転制御シス
テムの第2の態様は、プラント内に設けられたエネルギ
ー生産手段により生産されたエネルギーを用いてプラン
ト内で製品を生産するためのスケジューリングにかかわ
る要求内容を表示する第1の表示手段と、前記製品の生
産スケジュールをもとに設定された前記エネルギーの生
産スケジュールを表示する第2の表示手段と、エネルギ
ーに関する情報を表示する第3の表示手段と、前記エネ
ルギーに関する情報をもとに、前記エネルギー生産スケ
ジュールを調整するためのスケジューリングにかかわる
要求内容を表示する第4の表示手段と、調整された前記
エネルギー生産スケジュールに応じて前記エネルギーを
プラント外に出力するための要求内容を表示する第5の
表示手段と、を有することを特徴とする。
【0012】前記第3の表示手段は、エネルギーの価値
情報を表示する機能を有することも可能である。前記第
3の表示手段は、エネルギーの価格情報を表示する機能
を有することも可能である。
【0013】また第4の表示手段は、エネルギーの販売
利益および前記製品の販売利益を含むプラント総利益に
関する情報を表示することも可能である。また第4の表
示手段は、エネルギーの販売価格の変動に応じたスケジ
ュール調整が可能である。また第4の表示手段は、エネ
ルギーの販売価格の予測内容を表示する機能を備えてい
ても良い。また第4の表示手段は、プラントの運転条
件,運転制約,想定故障条件,エネルギー余裕条件の少
なくともいずれかを表示する機能を備えても良い。
【0014】また第2の表示手段は、製品の生産に必要
なエネルギー量の予測内容を表示する機能を備えても良
い。また第2の表示手段は、プラント内における再生エ
ネルギー量の予測内容を表示する機能を備えていても良
い。
【0015】また本発明の第3の態様は、プラント内で
発生したエネルギーを用いてプラント内で製品を生産す
るプラントの運転制御方法において、前記製品の生産ス
ケジュールをもとに前記エネルギーの生産スケジュール
を設定する第1の工程と、エネルギーに関する情報をも
とに、前記第1の工程により設定された前記エネルギー
生産スケジュールを調整する第2の工程と、前記第2の
工程により調整されたスケジュールに応じて前記エネル
ギーの少なくとも一部をプラント外に出力する第3の工
程と、を有することを特徴とする。
【0016】また本発明の第4の態様の最適運転制御シ
ステムは、各種生産プラントにおいて、予め用意された
一種あるいは多種の燃料あるいはプラントの生産過程で
生じる一種あるいは多種の副産物燃料を用いて蒸気を発
生させるボイラと、前記発生された蒸気のエネルギーに
よって回転されるタービンと、このタービンに駆動され
て発電を行う発電機とを有し、発電した電力の一部を売
電する機能を有するプラントの運転を制御する運転制御
システムに用いられる最適運転制御システムにおいて、
各燃料あるいはプラントの各副産物燃料の消費上下限、
ボイラの蒸気発生量上下限、発電機の発電量上下限、売
電量上下限、売電量変化率制限、所内消費電力要求量、
所内消費あるいは発生蒸気量、および生産プラントの動
作条件に関する制約条件の何れかを考慮しながら、プラ
ントの生産利益、売電利益の和から各燃料あるいは各副
産物燃料のコスト、プラント運用コストを差し引いたプ
ラント全体利益を最大化するような各燃料消費量の比
率、ボイラの蒸気発生量、発電量、売電量を決定する、
最適化計算手段と、その結果得られた最適値を、プラン
ト、ボイラ、タービン、発電機のローカル制御系へ指令
値として出力する手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0017】また本発明の第5の態様の最適運転制御シ
ステムは、第4の態様の最適運転制御システムにおい
て、現在から指定された未来までの時間幅に対し、前記
プラントの生産計画を決定あるいは設定する生産計画設
定手段と、前記プラントの特性モデルから、副産物燃料
発生量、蒸気発生あるいは消費量、所内消費電力を予測
する予測手段と、売電価格の未来の変動あるいは、供給
すべき売電電力量の上下限、変化率制限条件を設定・記
憶する手段と、前記生産計画、前記副産物燃料発生量の
予測値、前記蒸気発生あるいは消費量の予測値、前記所
内消費電力の予測値、前記売電価格の未来値、供給すべ
き売電電力量の上限値、変化率制限条件、およびプロセ
スの動作条件の変更速度制限条件に基づいて最適化計算
を行う最適化演算手段と、を備えていることを特徴とす
る。
【0018】また本発明の第6の態様は、第3または第
4の態様の最適運転制御システムに接続されたプラント
生産計画決定システムにおいて、プラントのモデルに基
づくプラントシミュレータと、プラント生産計画を最適
化する生産計画最適化手段と、この生産計画最適化手段
により変更されたプラント生産計画を運転員に表示する
表示手段と、前記運転員が変更した生産計画を前記最適
運転制御システムへ入力する手段とを有し、前記生産計
画最適化手段は、前記プラントシミュレータに前記最適
運転制御システムを接続し、生産計画の変更に対し、前
記プラントの生産利益、売電利益の和から各燃料あるい
は各副産物燃料のコスト、プラント運用コストを差し引
いた前記プラント全体利益を最大化するような生産計画
を探索アルゴリズムにより算出することを特徴とする。
【0019】また本発明による第7の態様の売電強調シ
ステムは、売電能力を有する複数のプラント、工場、企
業などの発電源に対し、各発電源の売電可能量の未来値
を入力する手段と、電力需要予測値を算出あるいは入力
する手段と、前記電力需要予測値、送電能力、前記各発
電源の売電可能量に基づき、各々発電源に対する最適な
売電要求量あるいは売電価格を決定する手段と、前記売
電要求量あるいは売電価格を各発電源に送信する手段と
を備えていることを特徴とする。
【0020】なお、本発明において対象となるエネルギ
ーは主として電気エネルギーであるが、蒸気エネルギ
ー、燃料がガスエネルギー、冷媒エネルギーなどであっ
てもよい。また、エネルギー生産手段としては、例えば
ボイラー、タービン、発電機、コンプレッサ等が挙げら
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明によるプラントの運転制御
システムの第1の実施の形態を図1乃至図8を参照して
説明する。この実施の形態の運転制御システムが適用さ
れるプラントは石油化学プラントである。
【0022】このプラントは原料のナフサからエチレン
などの各種石油化学製品を精製する傍ら、ボイラ、ター
ビン、発電機からなるエネルギー供給系(以下ユーティ
リティ系ともいう)を有し、ボイラでは、重油、石炭な
どのベースとなる燃料と生産プラントから発生する余剰
ガスなどの可燃性副産物を混焼するものである。また、
ボイラから発生する蒸気の一部を生産プラントで消費、
あるいは生産プラントから生じた蒸気を回収し、タービ
ンと発電機で発電した電力の一部は生産プラントで消費
し、残りは電力会社、送電会社、配電会社等(以下、単
に電力会社ともいう)へ売電し、あるいは電力が不足の
ときは電力会社から買電する。
【0023】そのプラントの構成を図2に示す。プラン
トは生産プラント11と燃料ガス、蒸気、電力などのユ
ーティリティ系から構成される。ユーティリティ系は、
ボイラ15、タービン16、発電機17より構成され
る。ボイラ15では、生産プラントから排出され、燃料
ガスタンク19に蓄えられたn−2種類の燃料ガス(可
燃性副産物)ガスg1 〜ガスgn-2 および石炭(微粉
炭)と重油あるいは廃油を燃料として蒸気を発生し、蒸
気ライン13へ供給する。燃料ガスは燃料ガスライン1
2へ供給される。複数台のタービン16および発電機1
7は蒸気ライン13から送出される蒸気に基づいて発電
した電力を電力ライン14へ供給する。
【0024】さらに燃料ガスライン12は、燃料ガスの
一部を生産プラントへ供給し、蒸気ライン13は蒸気の
一部を生産プラント(たとえば蒸留塔のリボイラなど)
に供給し、電力ライン14は、電力の一部を所内電力と
して供給し、残りを売電、すなわち電力会社の電力系統
5へ送電する。場合によっては、電力の所内需要の急増
で電力会社から買電することもある。
【0025】この様なプラントに対する本実施の形態の
運転制御システムの構成を図1に示す。主制御システム
1は上位系の売電協調システム1A、中位系のプラント
生産計画決定システム1B、最適運転制御システム1C
より構成される。さらに最適運転制御システム1Cは上
述のボイラ、タービン、発電機、蒸留塔などの個々の要
素機器(ユニット)に対するユニット制御システム2
へ、ユニット制御システム2は個々のバルブにより個々
のプロセス量(ボイラのドラム液面レベル、蒸気発生
量、タービン入り口圧力など)を制御するローカル制御
ループから構成される分散型制御システム3、さらにそ
こからプラント4の内部の個々のバルブ、センサーなど
に接続されている。
【0026】まず、図2および図3を参照して最適運転
制御システム1Cに関して説明する。最適化制御演算を
定式化するために、図2において、下記の記号を定義す
る。制御周期をτ[分]とし、現在の時刻をk、現在か
らjステップだけ将来の時刻をk+jと離散時間で表現
する。 燃料ガスg1 〜gn-2 の単位時間供給量 u1 (k+j) 〜un-2 (k+j) (カロリー換算値/分) 重油単位時間供給量 un-1 (k+j) (カロリー換算値/分) 石炭単位時間供給量 un (k+j) (カロリー換算値/分) ボイラの効率 λ (ジュール/カロリー) n種類の各燃料のコスト αi (i=1〜n) (円/カロリー) n種類の各燃料の貯蔵量 Xi (i=1〜n) (カロリー換算値) n種類の各燃料の単位時間供給量上限 uimax(k+j) (カロリー換算値/分) 各種燃料ガスの発生量あるいは石炭、 重油燃料のタンクへの供給量 vi (i=1〜n) (カロリー換算値/分) 燃料ガスの生産プラントへの単位時間供給量(需要) Fload(k+j) (ジュール/分) 蒸気単位時間発生量 Stotal (k+j) (ジュール/分) 蒸気の生産プラントへの単位時間供給量(需要) Sload(k+j) (ジュール/分) タービンにおける単位時間蒸気消費量 Sgen (k+j) (ジュール/分) タービン、発電機の発電効率 η (ワット/[ジュール/分]) 単位時間発電量 Egen (k+j) (ワット) 所内電力単位時間消費量 Eload(k+j) (ワット) 単位時間売電量 Eout (k+j) (ワット) 売電価格 αe (k+j) (円/ワット×分) このとき、各変数間に成立する関係式(制約条件)は以
下のとおりである。
【0027】
【数1】
【0028】上式の(1)〜(8)式は燃料、蒸気、電
力といった形態の異なる各エネルギーのバランス式およ
びそれぞれの変換に伴う関係式、各変数の制約式など
で、最適化計算上の拘束・制約条件である。さらに、個
々のエネルギー配分設定値の変化率制限条件を以下の様
に設定することも可能である。 Δuimin(k+j) ≦Δui (k+j) ≦Δuimax(k+j) Δui (k+j) =ui (k+j) −ui (k+j-1) (i=1〜n) ΔSmin (k+j) ≦ΔStotal (k+j) ≦ΔSmax (k+j) ΔStotal (k+j) =Stotal (k+j) −Stotal (k+j-1) ΔEoutmin(k+j) ≦ΔEout (k+j) ≦ΔEoutmax(k+j) ΔEout (k+j) =Eout (k+j) −Eout (k+j-1) (10) 評価関数(9)式は、売電による利益から燃料コストを
差し引いた、ユーティリティ系の生ずる利益を意味す
る。なお、ここでは、ユーティリティ系に対するプラン
ト最適運転制御システムなので、生産プラント側の生産
利益は含めていないが、それらの項を含めることにより
同時に考慮することも可能である。
【0029】最適運転制御システム1Cの構成を図3に
示す。プラント生産計画設定手段1C1 では、上位系で
あるプラント生産計画決定システム1Bから送出される
プラント生産計画すなわち現時刻から例えば24時間先
までの未来の各プロセス量設定値(未来目標値)を記憶
する。プラント状態予測手段1C2 では、プラント生産
計画設定手段1C1 から受け取ったプラント生産計画と
プラントモデル1C2aを用いたシミュレーションによ
り、生産プラントの未来の副産物(燃料ガス)の発生量
i (k+j) 、蒸気要求量(あるいは発生量)Sload(k+
j) 、燃料ガス要求量Fload(k+j) 、所内電力需要E
load(k+j) を予測し、制約・拘束条件設定手段1C5
送信する。制約・拘束条件設定手段1C5 では、その他
にプラントの各種制約条件として、 燃料消費量上限値 uimax (i=1〜n) 燃料貯蔵量上下限値 Ximax,Ximin (i=1〜n) 蒸気発生量上限値 Stotalmax 発電量上限値 Egenmax ボイラ効率λ、 発電効率η およびユニット制御システム2から(10)式に示すプ
ラント動作条件変更速度制限値、などを入力し、(1)
〜(8)、(10)式の制約式、拘束式を準備する。売
電価格(または要求量)未来値設定手段1C3 では、売
電協調システム1Aから売電価格あるいは要求量の未来
値を受け取り、記憶し、評価関数設定手段1C4 や制約
・拘束条件設定手段1C5 へ売電価格αe (k+j) 、売電
上下限値Eoutmax(k+j) 、Eoutmin(k+j) などを送信す
る。評価関数設定手段1C4 では、(9)式の評価関数
を準備する。最適化演算手段1C6 では、制約式、拘束
式(1)〜(8)、(10)式および評価関数(9)式
を受け取り、線形計画法あるいは非線形計画法に基づく
最適化計算を行う。
【0030】本実施の形態のケースでは、全ての評価関
数、制約条件は線形であり、線形計画法が適用できる。
そのために(1)〜(10)式を 評価関数 J=cTX (11) 制約条件 AX≧b (12) X=[u1 (k+1) 〜un (k+jmax)、Stotal (k+1) 〜、
out (k+1) 〜]T (X,c,bはベクトル、Aは行列)という行列・ベク
トル表現に変換し、評価関数(11)式を制約条件(1
2)式の元で最大化する解を線形計画法で算出する。線
形計画法の具体的手順は、例えば 今野 浩:線形計画法、日科技連(1987) などに記載されている手法を用いる。求められた最適解
Xから最適燃料消費量ui (k+j) (i=1〜n,j=1
〜jmax)、最適蒸気発生量Stotal (k+j) 、(j=1〜
jmax)、最適売電量Eout (k+j) 、(j=1〜jmax)を
求め、これらのエネルギー配分最適値を設定値として、
ボイラ、タービン、発電機などの個々のユニットに対す
るユニット制御システム2へ指令値として送信する。こ
れらの最適化計算を含む一連の処理は制御周期τごとに
実時間で実行される。また、各指令値は現在の目標値の
みではなく、現在時刻kから未来時刻k+jmaxまでの一
連の未来目標値応答である。その理由は、各ユニット制
御システム2の内部で、未来目標値を用いてモデル予測
制御方式による先行的制御を行い、各ユニットの目標値
への追従性を改善するためである。以上が図3に示した
最適運転制御システム1Cの概要である。
【0031】次に、プラント生産計画決定システム1B
について説明する。その構成を図4に示す。プラント管
理者インターフェイス1B1 では、オペレータに生産計
画(プラント運転スケジュール)を表示したり、その入
力、修正、および最終的に決定した生産計画の最適運転
制御システム1Cへの送信などを可能にする。生産計画
設定部1B2 では生産計画すなわちプラントの各プロセ
ス量設定値の未来値が記憶されている。
【0032】売電量予測手段1B3 では、生産計画設定
部1B2 から読み出した生産計画データに基づき、プラ
ントシミュレータ1B4 を用いて、現在から例えば72
時間先までのユーティリティ系におけるエネルギー配分
および売電量Eout (k+j) をシミュレーション計算す
る。ここで、プラント管理者インターフェイス1B1
らオペレータにより、製品の在庫状況、燃料単価、原料
単価、市場状況などのデータを設定することができる。
また、プラントシミュレータ1B4 へはオペレータがプ
ラント、機器の起動や停止あるいは突然の故障などのト
ラブルのシナリオを設定したり、実際のプラント側から
最適運転制御システム1Cを通じて現在の運転条件、機
器の稼働・停止状況、故障状況などを入力し、それらの
条件を踏まえたシミュレーションができるようになって
いる。
【0033】生産・売電利益予測手段1B5 では、売電
量予測手段1B3 で予測されたエネルギー配分、売電量
の予測値、および生産計画、燃料単価や原料単価などの
価値情報や、売電協調システム1Aから受信した売電予
定価格αe などの情報(エネルギーに関する情報)に基
づき生産利益と売電利益の総和であるプラント運用利益
の予測値を算出する。生産計画最適化手段1B6 では、
生産計画設定部に記憶された生産計画データを微小量変
更しながら以下の手順で徐々に生産・売電利益が増加す
る方向に生産計画を変更していく。
【0034】ステップ1:生産計画初期値をX(i) 、i
=0とし、それに対する生産・売電利益予測値を売電予
測手段1B3 、プラントシミュレータ1B4 および生産
・売電利益予測手段1B5 を用いて計算する。 ステップ2:m個の乱数を発生させそれに基づきm種類
の生産計画微小変更ΔX(j) を決定する。 ステップ3:生産計画X(i) +ΔX(j) 、j=1〜mに
対する生産・売電利益予測値を同様に計算し、そのなか
で最も利益向上度合いの大きいものを選定する。 ステップ4:X(i+1) =X(i) +γΔX(j) (ただし、jは利益向上度合いが最も大きいもの)と
し、|ΔX(j) |≦εなら計算終了、そうでなければi
→i+1としてステップ2へ戻る。ただし、εは最適化
計算収束判定しきい値、γは収束加速係数(0≦γ≦
1)で、ともにオペレータが設定するものである。
【0035】これらの過程は1ステップずつ、あるいは
連続的にプラント管理者インターフェイス1B1 を通じ
てオペレータへ提示され、オペレータがパラメータγの
調整により変更を加速、減速あるいは逆戻り、中断させ
ることができる。最終的にオペレータが満足する生産計
画が得られた時点でオペレータの判断により、生産計画
データが最適運転制御システム1Cへ送られる。同時
に、売電協調システム1Aからの指令値である売電価格
αe (k+j) 、売電量上下限値Eoutmax(k+j) ,Eoutmin
(k+j) 、(j=1〜jmax)も最適運転制御システム1C
へ送信される。
【0036】次に、売電協調システム1Aについて説明
する。その構成を図5に示す。本システムは、複数のプ
ラント、工場、企業におけるプラント生産計画決定シス
テムにオンライン接続されている。また、電力会社の中
央給電司令所にもオンライン接続されており、そこから
総電力要求量Etotal (k+j) 、その分の電力確保に費や
すことが可能な電力費用上限値αemax(k) を受け取る。
ここで、制約条件設定手段1A1 は次の制約条件を準備
する。
【0037】
【数2】
【0038】ここで、Eout i はi番目の発電源に対
する売電予定量、αe i はi番目の発電源に対して売
電を要求する際の売電価格である。上記の制約条件は各
発電源の売電量の総和が電力会社の要求する総電力要求
量Etotal 以上になること、同じく総和の変化率が総電
力許容変化幅ΔEtotal 以内に収まること、各発電源に
支払う売電に対するコストの総和が電力会社の許可した
最大の電力費用αemax以下になること、を要求するもの
である。また、上記の評価関数は売電のコストの総和を
最小化することを意味している。
【0039】最適化計算手段1A3 では、上記の制約条
件、評価関数を受け取り、制約条件のもとで評価関数を
最小化する変数αe i (k+j) 、i=1〜imax、j=1
〜jmaxを求める。ここで、各発電源の売電予定量Eout
i (k+j) は一般には変数αe i (k+j) の非線形関数
であり、その評価は、 (i) 各発電源のプラント生産計画決定システムへ売電価
格αe i を送信し、その返答として売電予定量Eout
i を受け取る。 (ii)各発電源に対する過去の売電実績を記憶したデータ
ベース1A6 から売電価格αe i に対応する売電量期
待値Eout i を引き出す。の何れか、あるいは組み合
わせで計算する。これらの切り替えはスイッチ1A5
行う。従って、最適化計算は非線形計画法を用いる。具
体的手法は、例えば 今野 浩、山下 浩:非線形計画法、日科技連(197
8)に記載されている方法を用いる。
【0040】また、これらの最適化計算の収束状況は電
力管理者インターフェイス1A4 へ表示され、オペレー
タが監視することができる。
【0041】最終的に最適化計算手段1A3 で決定され
た売電価格αe i (k+j) 、およびそれに対応する売電
量期待値Eout i から許容変更幅Eerror に基づき決
定した売電量上下限値 Emax i (k+j) =Eout i (k+j) +Eerror (16) Emin i (k+j) =Eout i (k+j) −Eerror (17) を各発電源のプラント生産計画システムへ送信する。以
上が売電協調システム1Aの機能である。
【0042】次に、本システムによる実際のプラント運
転例を図6乃至図8に示す。図6はグラフ(f)が売電
協調システム1Aにより決定された売電価格、他のグラ
フはプラント生産計画決定システム1Bにより決定され
た諸条件の24時間分のスケジュールデータである。
【0043】本プラントでは、3種類の燃料ガス、廃油
(オイル)と石炭を燃料としている。3番目の燃料ガス
であるエタンの許容消費量予測値u3maxはグラフ(b)
に示されている様に分解炉のデコーキング運転時に若干
過剰気味になり、そのあとの再起動時に若干不足気味に
なるという予測に基づき変動している。廃油(オイル)
の許容消費量予測値u4maxもグラフ(a)の様に生産プ
ラントの状態により使用可能な時間帯が限定されてい
る。生産プラントの生産計画に基づく燃料ガス負荷(要
求量)予測値Floadは、隣接する他の工場のあるプラン
トの起動、停止スケジュールによりグラフ(c)の様な
変動が予測されている。同様に蒸気負荷(要求量)予測
値Sloadはデコーキング運転によりグラフ(d)の様に
一時的に低下する。また、グラフ(c)、(d)の様
に、この日の夜間は雨天になるとの天気予報のデータに
基づき、各蒸留塔のリボイラ出力を増加させる必要性が
見込まれ、燃料ガスと蒸気の要求量予測値が夜間に増加
している。所内電力は従業員の勤務形態に基づいて、グ
ラフ(e)の様な予測値が算出されている。売電協調シ
ステム1Aから受信した売電コストはグラフ(f)の様
に昼間は電力不足を想定して高価格、夜間は電力過剰を
想定して低価格に設定されている。
【0044】次に、これらの生産計画に伴う諸条件に対
して、最適運転制御システム1Cが算出した現時刻から
24時間先までの各燃料ガス消費量、蒸気発生量、発電
量、売電量の最適な分配は図7に示されている。グラフ
(a)は実線が石炭燃料の消費量u5 で破線がその上限
値u5maxである。石炭は高価なため、売電利益が石炭燃
料単価を上回る昼間のみ、上限値ぎりぎりに消費され、
その他の時間帯は可能な限り節約されている。グラフ
(b)は実線が燃料ガス(ブタン)の消費量u1で破線
がその上限値u1maxである。この燃料ガスは生産プラン
トの完全な副産物なのでコストは0であり、常に上限値
ぎりぎりに最大限消費されている。グラフ(c)は実線
が燃料ガス(エタン)の消費量u3 で破線がその上限値
3maxである。グラフ(b)と同様に副産物燃料である
ため、上限値内で最大限消費されている。グラフ(d)
は実線が廃油燃料の消費量u4 で破線がその上限値u
4maxである。グラフ(b)、(c)と同様に副産物燃料
であるため、上限値内で最大限消費されている。グラフ
(e)は実線が蒸気発生量Stotal で破線が生産プラン
トでの蒸気負荷Sloadである。売電価格の高い昼間は積
極的に蒸気が発電に使われている。グラフ(f)は実線
が発電量Egen で破線が所内電力負荷Eloadである。グ
ラフ(g)は実線が供給する燃料ガスの総和Ftotal
Σui で破線が生産プラントでの燃料ガス負荷Fload
ある。基本的に燃料ガスは副産物でコストが安いため、
総消費量は生産計画で決定される上限により決まる。グ
ラフ(h)は売電量である。売電価格の高い昼間のみ最
大限に売電が行われ、売電価格の安い夜間はほとんど売
電されないことがわかる。グラフ(i)は売電価格であ
る。グラフ(j)は売電により得る各時間での利益であ
る。グラフ(h)の結果と同様に売電価格の高額な昼間
に売電利益がでていることがわかる。
【0045】以上の様に、24時間をサイクルとして、
売電価格の安い夜間はできるだけ燃料を節約して貯蔵
し、売電価格の高い昼間に最大限に蒸気発生、発電、売
電をするようなエネルギー配分が求められている。これ
により、生産プラント側の燃料ガス、蒸気、電力の需要
を満たしながら、売電による運用利益(=売電利益−燃
料コスト)を最大にするプラント運転が実現できる。
【0046】次に、これらの最適なエネルギー配分を指
令値として受けた各ユニット制御システム2が実際に燃
料消費量を制御する様子を図8に示す。このユニット制
御システムではモデル予測制御方式が用いられている。
すなわち、プラントの個々のユニットに対する詳細な動
特性モデルに基づき、ある時間未来までの制御量予測値
を計算しながら、それが上述の指令値(未来目標値)に
最適に追従するような制御を逐次最適化計算により求め
ていく方式である。ここでは、1分周期で制御演算(制
御量予測計算と操作量最適化計算)が実行されている。
予測計算は、約30分先までを1分毎に予測・修正して
いく。このユニット制御システムはボイラに対し各燃料
(石炭、廃油、ブタンガス、エタンガスなど)の消費量
を調整する部分で、制御量は燃料ガスラインのガス圧力
および蒸気ラインの蒸気圧力で、操作量は各燃料消費量
である。
【0047】図8は各変数の応答を表示したもので、縦
の実線が現在時刻、それより左側が過去の応答履歴曲
線、右側が予測応答曲線である。グラフ(a)は燃料ガ
スライン圧力(実線)が与えられた設定値(破線)に追
従しながら定値制御されている様子がわかる。グラフ
(b)では、蒸気ライン圧力(実線)が設定値(破線)
に完全に追従して一定値に保持されている様子がわか
る。グラフ(c)では、最適運転制御システム1Cから
受けた石炭消費量指令値u5 (破線)に実際の石炭消費
量が追従している様子がわかる。ここでは、ボイラの運
転条件による燃料変化率制限を考慮しているため、急激
な追従は避けられている。グラフ(d)では、同様に最
適運転制御システム1Cから受けたエタンガス消費量指
令値u3 (破線)に実際のエタンガス消費量が追従して
いる様子がわかる。グラフ(e)も同様に、最適運転制
御システム1Cから受けたブタンガス消費量指令値u1
(破線)に実際のブタンガス消費量が追従している。
【0048】以上の様に、各ユニット制御システム2で
は、上位系である最適運転制御システム1Cから受けた
各変数の指令値への追従と各プロセス量(燃料ガス圧
力、蒸気圧力など)の一定値保持との妥協点を見いだす
制御を実行する。
【0049】最後に本システムの働きについて補足す
る。本システムは売電協調システムでは与えられた電力
要求を満たす条件下で売電コストの総和を最小化する売
電価格を決定する。一方、プラント生産計画決定システ
ムは与えられた売電価格の元で売電利益を最大化する売
電量を決定する。これらはお互いに売電コスト(あるい
は利益)を最小化および最大化するミニマックス問題の
一種になる。すなわち、 という形の最適化問題として表現できる。その結果、個
々のプラントにとっては最も利益の高い運用が実現で
き、全体からみれば最も安価に電力を供給できる最適な
売電量配分が決定される。
【0050】本実施の形態にかかる最適運転制御システ
ム1Cにより、各種生産プラントの余剰エネルギーを自
家発電および売電により有効に活用し、プラント運用コ
ストの低減が図れるとともに、都市全体の省エネ効果に
より地球環境保護に役立つ。特に、プラントの生産計画
やエネルギー需要予測を考慮した最適制御により、プラ
ントに急激な変動を与えずにエネルギー損失を最小にで
き、また一定周期ごとの修正計算によりプラント運転条
件・環境条件の急変に対しエネルギー供給バランスをす
ばやく修正することができる。
【0051】また本実施の形態にかかるプラント生産計
画決定システム1Bにより、プラントの生産計画を売電
価格変動や電力会社からの売電要求量変動のサイクルに
対応して最適に調整することができ、従来と同レベルの
生産利益を得ながら売電利益を最大にする生産計画を立
案できる。また、それらの最適な生産計画をプラントオ
ペレータが対話的に調整、シミュレーション評価しなが
ら有効性を事前に確認することができる。
【0052】また、その結果として、都市の電力需要変
動とプラントの生産計画変動を逆位相で同期させ、地域
全体としてエネルギー消費量の平滑化に役立てることが
できる。
【0053】また本実施の形態にかかる売電協調システ
ム1Aでは、複数の工場、生産プラントを含む地域全体
の売電量を調整し、電力会社あるいは都市の電力需要に
追従させることにより、電力需要・供給バランスの平滑
化に役立たせることができる。特に、個々の生産プラン
トの発電量、売電量が小規模の場合、変動幅が大きい場
合でも、複数プラント(発電源)による電力安定供給、
平滑供給が実現でき、都市への電力供給源として通常の
発電所と同等の役割を果たすことができる。
【0054】次に、前述の第1の実施の形態で説明した
プラント生産計画決定支援システム1、2(図1、4)
の他の実施の形態を説明する。その概観を図9に示す。
第1の実施の形態と異なるのは、プラント生産計画決定
支援システムが単独の形で利用される点である。システ
ム本体30にはオペレータ90に運転状況の表示やアラ
ーム表示など各種の表示を行うディスプレイ32とキー
ボード、ポインティングデバイス33などの入力装置よ
り構成される。また、他の同種システムとデータ交換す
るための通信回線38および分散型制御システムDCS
との通信回線36のインターフェイス(図示せず)を有
する。なお、これらの回線は同期通信でも非同期通信で
もよく、また公衆回線、無線通信、衛星通信、光通信な
どいずれの通信手段も有り得る。
【0055】本システムの機能構成を図10に示す。以
下、この図に従って各機能を説明する。オペレータ90
は生産スケジュール設定画面41を通して対話的に生産
プラントの最適スケジュール(運転計画データ)を作成
する。オペレータ90はプラント個々の生産計画データ
を手入力あるいは運転のシナリオが格納されたシナリオ
データベース42から選択して入力する。
【0056】プラントシミュレータ43では、プラント
の静特性モデル(マスバランスモデル、エネルギーバラ
ンスモデル)などをモデルデータベース44から入力
し、設定されたプラントの運転計画データに基づき現在
から将来に渡る所内動力(電力、蒸気、各種燃料、冷媒
など)の需要予測データと、所内で生成される再生燃料
(たとえば鉄鋼における高炉ガスBFG、コークスガス
COGなど)の発生量予測値を計算する。
【0057】また、売電価格予測機能45では、電力の
変動要因である季節、曜日、天候、気象条件などの条件
データを入力し、過去の売電価格に関するデータベース
46から類似した条件の売電価格を検索することによ
り、現在から将来に渡る売電価格変動の予測値を算出す
る。あるいは、売電価格のかわりに、売電要求量の将来
変動予測値を算出する場合もある。
【0058】これらの現在から将来に渡る所内動力需要
予測値、再生燃料予測値、売電価格(あるいは要求量)
予測値のデータに基づき、最適化計算機能47では、最
適な売電計画、各ユニット(ボイラー、タービン、ジェ
ネレータなど)に対する最適な負荷配分計画を算出す
る。その具体的計算方法は、前述の第1の実施の形態で
示した(1)〜(12)式の手順と同様である。
【0059】また、そこではプラントの諸変数に対する
制約条件として、生産量の下限、品質の下限などを規定
する運転制約条件、個々のユニットに関する発電量制
約、蒸気量制約などの機器制約条件、一部の機器の故障
などに伴う運転形態の変更などの制御モード条件、トー
タルの蒸気発生量、発電量の現在値から最大値までの最
低限の余裕に関するエネルギー余裕条件などを外部から
設定することにより考慮して最適化計算を行う。
【0060】さらに、対故障エネルギー余裕算出機能4
8では、過去に生じた機器故障などの代表的な故障に対
するシナリオが格納された故障シナリオデータベース4
9から選択した故障シナリオに従って、その場合に、総
発電量>要求発電量、総蒸気発生量>蒸気要求量、個々
の燃料消費量<燃料消費量上限、などの条件が満たされ
るようなエネルギー余裕条件を算出し、最適化計算機能
47に入力することもできる。
【0061】最適化計算機能47より算出された最適売
電計画データ、ボイラ、タービン、ジェネレータ等に対
する最適負荷配分計画データなどに基づき、利益評価計
算機能50でプラントの生産利益、売電利益などが計算
され、オペレータ端末上に表示される。オペレータ90
はこの結果を見ながら試行錯誤的にプラント運転スケジ
ュールを調整する。
【0062】もう一つの機能として、スケジュール自動
調整機能51により自動的にスケジュールの最適化を行
うこともできる。たとえば、あるプラントの運転時間を
変数にして、生産利益の売電利益の和を最大化する場
合、評価関数 最大化:全体利益=運転利益(運転時間)+売電利益
(余剰電力(運転時間)) の非線形最適化問題になり、山登り法などの手法を用い
て自動的に全体利益が最大になる運転時間を求めること
ができる。なお、ここで、運転利益(運転時間)は運転
利益が運転時間のある非線形関数になることを意味して
いる。他も同様である。
【0063】次に、本システムのディスプレイ上での表
示画面の実施例を図11及び図12を参照して説明す
る。図11(a)の符号61は、売電価格予測機能45
により算出された売電価格、(あるいは買電価格)の予
測値を表示する画面である。したがって、この画面は、
エネルギーに関する情報を表示したものである。図11
(b)の符号62は生産プラントの生産スケジュールを
オペレータが対話的に立案、調整するための画面であ
る。生産量調整ノブ63や起動停止タイミング調整ノブ
64の調整により画面上の特定のプラントの生産量など
の運転計画データを調整できる。したがって、この画面
は、プラント内で製品を生産するためのスケジューリン
グにかかわる要求内容を表示したものである。
【0064】図11(c)の符号65はプラントシミュ
レータ43から算出された所内動力予測値の表示画面で
ある。図11(d)の符号66は同じく、算出された再
生燃料や余剰蒸気、冷媒などの再生エネルギー発生量の
予測値データを表示する画面である。したがって、これ
らの画面は、製品の生産スケジュールをもとに設定され
たエネルギーの生産スケジュールを表示したものであ
る。
【0065】図12(a)の符号71は、最適化計算機
能A7により算出された最適売電計画データの表示画面
である。図12(a)の符号72は、利益評価計算機能
A10が算出した単位時間あたりの売電利益、燃料コス
ト、生産利益などの予測値を表示するものである。した
がって、これらの画面もまた、エネルギーに関する情報
を表示したものである。
【0066】図12(b)の符号73は、あらかじめ設
定された、あるいは74で選択された故障モードに従っ
て対故障エネルギー余裕算出機能48が算出したエネル
ギー余裕(電力余裕、蒸気余裕、燃料余裕(燃料蓄積
量)など)を表示する画面である。したがって、この画
面は、エネルギーに関する情報をもとに、エネルギー生
産スケジュールを調整するためにスケジューリングにか
かわる要求内容を表示したものである。
【0067】図12(b)の符号74は、複数の代表的
故障モードから一つを選択する画面で、これに従って、
その故障においても所望の売電量、蒸気量、燃料を確保
できるエネルギー余裕が対故障エネルギー余裕算出機能
48で計算される。
【0068】図12(c)の符号75は売電の運転モー
ドを切り替え、管理するための画面である。これを売電
モード管理機能と称する。ここでは、 ケース1:強制的に指定した量を売電する運転モード ケース2:売電なしで自家発電量で所内電力をまかなう
運転モード、 ケース3:買電しながらプラントを運転するモード ケース4:売電、自家発電のみ、買電のモードのうち、
経済的に最適なものを自動的に選択設定する自由設定モ
ード があり、いずれかの運転モードをオペレータが選択する
ことができる。ここで、ケース1を選択すると、 売電量=設定値、あるいは売電量≧0 という形の制約条件が自動的に設定される。ケース2を
選択すると、 売電量=0 という形の制約条件が自動的に設定される。ケース3を
選択すると、 売電量≦0 という形の制約条件が自動的に設定される。ケース4を
選択すると、売電量に関する制約条件は設定が解除され
る。これらの制約条件は、図10に示す最適化計算機能
47において考慮される。したがって、この画面は、調
整されたエネルギー生産スケジュールに応じてエネルギ
ーをプラント外に出力するための要求内容を表示するも
のである。
【0069】図12(d)の符号76は、最適化計算機
能47で用いられる最適化計算のための評価関数、たと
えば(9)式の係数(燃料単価など)や制約条件の上下
限値、ボイラ、タービン、発電機などのエネルギー変換
効率係数などを入力設定、変更するための画面である。
【0070】なお、オペレータが画面62を見ながらノ
ブ63,64のスライダーをポインティングデバイスに
よって操作することにより、プラントの個々の生産計画
を変更すると、それに連動して図10に示す各機能が動
作し、画面65〜76にはその結果が直ちに反映され
る。従って、オペレータは、プラントの運転状況、エネ
ルギー余裕、最終的な利益の予測値を確認しながら最適
な生産スケジュールを対話的に決定することができる。
【0071】次に、図13において本システムのネット
ワーク機能を説明する。本システムは図9に示した様に
他のシステムとの相互通信機能を有する。図の様にn個
所の発電機能を有するプラントが電力系統で接続され、
相互に電力供給が可能な場合、n台のプラント生産計画
決定支援システムが用意され、それらは通信回線を通じ
て接続される。あるシステムは他のn−1台のシステム
と以下の情報のやりとりを実時間で行う機能を有する。
【0072】(1)他のプラントの最低売電可能量を受
信する機能 この機能では他のシステムから発信された個々のプラン
トの最低売電可能量を受信し、これにより他のn−1個
のプラントから供給される総売電量の下限が計算され
る。これとn個のプラント全体として電力会社等への供
給義務がある売電下限量との差から自分のプラントの最
悪時の必要売電量を計算する。すなわち、 最悪時の必要売電量=売電下限量−Σ(他プラントの最
低売電可能量) となる。ただしΣは他のn−1プラントについての総和
を取るという意味である。この様にして計算された最悪
時の必要売電量を確保できるようなエネルギー余裕条件
が最適化計算機能A7に設定される。最適化計算機能A
7では、設定された生産計画のもとで、実現可能な最大
売電量を計算し、それが最悪時の必要売電量未満の場合
は、エネルギー余裕が十分でないという意味の警告メッ
セージを表示しオペレータに知らしめる。
【0073】(2)任意の事故シナリオに耐え得る最低
売電可能量の発信機能 図10の故障シナリオ49で想定された全ての故障シナ
リオについて、その結果の売電可能量を対故障エネルギ
ー余裕算出機能48で算出し、他のシステムへ実時間で
発信する。
【0074】以上の様なネットワークによる情報通信機
能により、相互に最悪のケースを考慮することで、プラ
ントの最悪の故障時でも全体として必要最小限の売電量
が確保できるようなプラントの運転計画が作成できる。
また、この機能によって、第1の実施の形態における上
位系の売電協調制御システムと同様の機能が実現でき
る。
【0075】またオペレータは売電による利益を含めた
プラント操業利益予測値や、所内のエネルギーの余裕な
どの情報を確認しながら、最適な生産スケジュールを対
話的にかつ効率的に作成、修正、確認することができ
る。
【0076】また売電モード管理機能により、対象プラ
ントの運転状態を生産を優先するか売電を優先するか、
トータルの利益を優先するかといったオペレータの意志
決定結果に従って、容易に管理することができる。
【0077】またシステム間の情報通信機能により、相
互に最悪のケースを考慮することで、プラントの最悪の
故障時でも全体として必要最小限の売電量が確保できる
ようなプラントの運転計画が作成できる。
【0078】なお、本発明のこのような機能は、例えば
磁気的あいるは光学的な記録媒体にソフトウエアの形態
で記憶され、コンピュータへのインストール作業によっ
てプラントに所望の運転制御を実現するものであっても
よい。つまり、本発明の制御方式は、記録媒体に記憶さ
れたソフトウェアであってもよく、そのような形態であ
っても同様の効果を期待することができる。
【0079】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、プラ
ントの生産活動の高効率化を達成できるとともに、地球
環境保護への貢献をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラントの運転制御システムの構
成を示す構成図。
【図2】石油化学プラントにおける生産プラント、ユー
ティリティの構成を示す図。
【図3】本発明によるプラントの運転制御システムにか
かる最適運転制御システムの構成図。
【図4】本発明によるプラントの運転制御システムにか
かるプラント生産計画決定システムの構成図。
【図5】本発明によるプラントの運転制御システムにか
かる売電協調システムの構成図。
【図6】本発明による生産計画に基づく運転条件の時間
変化パターンを示すタイムチャート。
【図7】最適運転制御システムの算出した最適エネルギ
ー配分を示すタイムチャート。
【図8】ユニット制御システムによる動的制御応答を示
すタイムチャート。
【図9】本発明にかかるプラント生産計画決定支援シス
テムの概観を示す図。
【図10】本発明にかかるプラント生産計画決定支援シ
ステムの構成を示すブロック図。
【図11】本発明に用いられる表示画面の表示例を示す
図。
【図12】本発明に用いられる表示画面の表示例を示す
図。
【図13】本発明にかかるプラント生産計画決定支援シ
ステムのネットワーク機能を説明する図。
【符号の説明】
1 主制御システム 1A 売電協調システム 1A1 制約条件設定手段 1A2 評価関数設定手段 1A3 最適化計算手段 1A4 電力管理者インターフェイス 1A5 スイッチ 1A6 データベース 1B プラント生産計画決定システム 1B1 プラント管理者インターフェイス 1B2 生産計画設定部 1B3 売電量予測手段 1B4 プラントシミュレータ 1B5 生産・売電利益予測手段 1B6 生産計画最適化手段 1C 最適運転制御システム 1C1 プラント生産計画設定手段 1C2 プラント状態予測手段 1C2a プラントモデル 1C3 売電価格(または要求量)未来値設定手段 1C4 評価関数設定手段 1C5 制約・拘束条件設定手段 1C6 最適化演算手段 2 ユニット制御システム 3 分散型制御システム 4 プラント 4a 生産系(生産プラント) 4b ユーティリティ系(ユーティリティプラント) 5 電力系統 11 生産プラント 11a〜11c 蒸留塔(生産プラントの一部) 12 燃料ガスライン 13 蒸気ライン 14 電力ライン 15 ボイラ 16 タービン 17 発電機 18 燃料ガス供給ライン 19 燃料ガス貯蔵タンク 30 プラント生産計画決定支援システムの本体 32 ディスプレイ 33 ポインティングデバイス&キーボード 36 DCSへの通信接続回線 38 他システムとの通信回線 40 生産スケジュール設定画面 42 シナリオデータベース 43 プラントシミュレータ 44 モデルデータベース 45 売電価格予測機能 46 価格データベース 47 最適化計算機能 48 対故障エネルギー余裕算出機能 49 故障シナリオデータベース 50 利益(コスト)評価計算機能 51 スケジュール自動調整機能 61 売(買)電価格予測機能によって表示された画面 62 生産スケジュールを立案・設定するための画面 63 生産量調整ノブ 64 起動・停止タイミング機能ノブ 65 所内動力需要予測機能によって表示された画面 66 再生燃料発生予測機能によって表示された画面 71 最適売電計画データの表示画面 72 売電利益、燃料コスト、生産利益などの予測値の
表示画面 73 エネルギー余裕の表示画面 74 故障モード表示画面 75 売電モード管理画面 76 評価関数設定画面
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/21 R

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント内に設けられたエネルギー生産手
    段と、 このエネルギー生産手段により生産されたエネルギーを
    用いてプラント内で製品を生産する製品生産手段と、 前記製品の生産スケジュールをもとに前記エネルギーの
    生産スケジュールを設定するエネルギー生産スケジュー
    リング手段と、 エネルギーに関する情報をもとに、前記エネルギー生産
    スケジューリング手段を調整するスケジューリング調整
    手段と、 前記スケジューリング調整手段により調整されたスケジ
    ュールに応じて前記エネルギーをプラント外に出力する
    プラント外出力手段と、を有することを特徴するプラン
    トの運転制御システム。
  2. 【請求項2】前記スケジューリング調整手段は、エネル
    ギーの価値情報をもとに前記エネルギー生産スケジュー
    リング手段を調整することを特徴とする請求項1記載の
    プラントの運転制御システム。
  3. 【請求項3】前記スケジューリング調整手段は、エネル
    ギーの価格情報をもとに前記エネルギー生産スケジュー
    リング手段を調整することを特徴とする請求項2記載の
    プラントの運転制御システム。
  4. 【請求項4】前記スケジューリング調整手段は、エネル
    ギーの販売利益および前記製品の販売利益を含むプラン
    ト総利益が最大となるような指令値を出力することを特
    徴とする請求項3記載のプラントの運転制御システム。
  5. 【請求項5】前記スケジューリング調整手段は、エネル
    ギーの販売価格の変動に応じたスケジュール調整が可能
    であることを特徴とする請求項3記載のプラントの運転
    制御システム。
  6. 【請求項6】前記スケジューリング調整手段は、エネル
    ギーの販売価格の予測手段を備えていることを特徴とす
    る請求項3記載のプラントの運転制御システム。
  7. 【請求項7】前記スケジューリング調整手段は、プラン
    トの運転条件,運転制約,想定故障条件,エネルギー余
    裕条件の少なくともいずれかを考慮する手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のプラントの運転制御
    システム。
  8. 【請求項8】前記エネルギー生産スケジューリング手段
    は、製品の生産に必要なエネルギー量の予測手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1記載のプラントの運転
    制御システム。
  9. 【請求項9】前記エネルギー生産スケジューリング手段
    は、プラント内における再生エネルギー量の予測手段を
    備えていることを特徴とする請求項1記載のプラントの
    運転制御システム。
  10. 【請求項10】前記エネルギーは電気エネルギーである
    ことを特徴とする請求項1記載のプラントの運転制御シ
    ステム。
  11. 【請求項11】プラント内に設けられたエネルギー生産
    手段により生産されたエネルギーを用いてプラント内で
    製品を生産するためのスケジューリングにかかわる要求
    内容を表示する第1の表示手段と、 前記製品の生産スケジュールをもとに設定された前記エ
    ネルギーの生産スケジュールを表示する第2の表示手段
    と、 エネルギーに関する情報を表示する第3の表示手段と、 前記エネルギーに関する情報をもとに、前記エネルギー
    生産スケジュールを調整するためのスケジューリングに
    かかわる要求内容を表示する第4の表示手段と、 調整された前記エネルギー生産スケジュールに応じて前
    記エネルギーをプラントに出力するための要求内容を表
    示する第5の表示手段と、を有することを特徴とするプ
    ラントの運転制御システム。
  12. 【請求項12】前記第3の表示手段は、エネルギーの価
    値情報を表示する機能を有することを特徴とする請求項
    11記載のプラントの運転制御システム。
  13. 【請求項13】前記第3の表示手段は、エネルギーの価
    格情報を表示する機能を有することを特徴とする請求項
    12記載のプラントの運転制御システム。
  14. 【請求項14】前記第4の表示手段は、エネルギーの販
    売利益および前記工業製品の販売利益を含むプラント総
    利益に関する情報を表示することを特徴とする請求項1
    3記載のプラントの運転制御システム。
  15. 【請求項15】前記第4の表示手段は、エネルギーの販
    売価格の変動に応じたスケジュール調整が可能であるこ
    とを特徴とする請求項13記載のプラントの運転制御シ
    ステム。
  16. 【請求項16】前記第4の表示手段は、エネルギーの販
    売価格の予測内容を表示する機能を備えていることを特
    徴とする請求項13記載のプラントの運転制御システ
    ム。
  17. 【請求項17】前記第4の表示手段は、プラントの運転
    条件,運転制約,想定故障条件,エネルギー余裕条件の
    少なくともいずれかを表示する機能を備えていることを
    特徴とする請求項11記載のプラントの運転制御システ
    ム。
  18. 【請求項18】前記第2の表示手段は、製品の生産に必
    要なエネルギー量の予測内容を表示する機能を備えてい
    ることを特徴とする請求項11記載のプラントの運転制
    御システム。
  19. 【請求項19】前記第2の表示手段は、プラント内にお
    ける再生エネルギー量の予測内容を表示する機能を備え
    ていることを特徴とする請求項11記載のプラントの運
    転制御システム。
  20. 【請求項20】前記エネルギーは電気エネルギーである
    ことを特徴とする請求項11記載のプラントの運転制御
    システム。
  21. 【請求項21】プラント内で発生したエネルギーを用い
    てプラント内で製品を生産するプラントの運転制御方法
    において、 前記製品の生産スケジュールをもとに前記エネルギーの
    生産スケジュールを設定する第1の工程と、 エネルギーに関する情報をもとに、前記第1の工程によ
    り設定された前記エネルギー生産スケジュールを調整す
    る第2の工程と、 前記第2の工程により調整されたスケジュールに応じて
    前記エネルギーの少なくとも一部をプラント外に出力す
    る第3の工程と、を有することを特徴とするプラントの
    運転制御方法。
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