JPH09177965A - 変速機におけるチェンジショック防止装置 - Google Patents

変速機におけるチェンジショック防止装置

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JPH09177965A
JPH09177965A JP34114195A JP34114195A JPH09177965A JP H09177965 A JPH09177965 A JP H09177965A JP 34114195 A JP34114195 A JP 34114195A JP 34114195 A JP34114195 A JP 34114195A JP H09177965 A JPH09177965 A JP H09177965A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変速機を中立位置からLow位置へ切換える
シフトペダル軸を回動したとき、Lowギヤ列の確立前
に入力系に制動力を付与して、クラッチの引き摺りに起
因するチェンジショックの発生を防止する。 【解決手段】 入力軸6に固着された被動ギヤ9の両側
面に対向する一対のブレーキアーム61,62をシフト
ペダル軸6に軸方向摺動可能に設け、シフトペダル軸6
のシフトアップ側への回動に応動するボールカム機構6
4,65,66により両ブレーキアーム61,62を被
動ギヤ9の両側面に圧接させる。 【効果】 被動ギヤ6の制動時、入力軸への偏荷重防
止。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動二輪
車に適用される変速機におけるチェンジショック防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の変速機として、ミッション
ケースに入力軸、出力軸及びシフトペダル軸を支承し、
このシフトペダル軸の往復回動により作動が順次切換え
られる複数段の変速ギヤ列を入、出力軸間に構成し、ま
た入力軸には、エンジンからクラッチを介して駆動され
る被動ギヤを固着した多段変速機が従来広く実施されて
いる。
【0003】この種の変速機では、車両の発進のため
に、変速ギヤ列を、中立状態からLowギヤ列の作動に
切換える際には、先ずクラッチのオフ操作を行うが、そ
のクラッチはオフ状態となっても引き摺り現象を生じ、
エンジンの出力トルクを僅かながら被動ギヤ及び入力軸
へ伝達し続ける特性を有するので、次いで行われるシフ
ト操作時に、出力側の負荷抵抗により入力系の回転が急
停止させられ、これがチェンジショックとして車体に伝
達し、乗心地を多少とも害することになる。
【0004】従来、このようなチェンジショックを防止
するために、シフト操作に連動して、Lowギヤ列の確
立前に前記被動ギヤに制動力を加わるようにしたチェン
ジショック防止装置が知られている(特公昭44−40
66号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のチェ
ンジショック防止装置では、入力軸に固着された被動ギ
ヤに制動をかけるとき、ブレーキ片を該ギヤの一側面に
のみ押しつけるようになっているので、その制動の都
度、入力軸に偏荷重が加わり、その軸受の耐久性を多少
とも損じることが考えられ、したがって該ギヤに大なる
制動力を加えることができない。
【0006】本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたも
ので、前記被動ギヤに大なる制動力を加えて、チェンジ
ショックを確実に防止すると共に、その制動力が入力軸
に偏荷重として作用しないようにした、変速機における
チェンジショック防止装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、変速ギヤ列を、中立状態からLowギヤ
列の作動に切換えるべくシフトペダル軸を回動すると
き、その回動に連動してLowギヤ列の確立前に前記被
動ギヤを両側面から挟圧して制動せしめるブレーキ手段
をシフトペダル軸に連結したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】先ず図1において、自動二輪車用パワーユ
ニットPは、エンジンEのクランク軸1を支持するクラ
ンクケース2と、変速機Mの入力軸3、出力軸4、シフ
トドラム5及びシフトペダル軸6を支持するミッション
ケース7とを一体化して構成される。クランク軸1の右
端には、小径の1次減速駆動ギヤ8が回転自在に支承さ
れると共に、クランク軸1及び該ギヤ8間を連結する遠
心クラッチCが取付けられ、この遠心クラッチCは、ク
ランクケース2に結合されるサイドカバー10により覆
われる。上記1次減速駆動ギヤ8に噛合する1次減速被
動ギヤ9は入力軸3の右端にスプライン結合される。
【0010】遠心クラッチCは多板湿式であって、その
駆動板11の大径ボス11aをクランク軸1の右端にス
プライン嵌合してナット12で固着することにより、ク
ランク軸1に取付けられる。上記大径ボス11aの外周
には、前記1次減速駆動ギヤ8に連結した出力リング1
3が回転可能且つ軸方向移動不能に支承され、この出力
リング13の外周にクラッチインナ14が回転及び摺動
可能に装着される。
【0011】また駆動板11は、前記ナット12を囲繞
するように右側面から突出する案内筒11bと、外周部
右側面から突出する複数の小径ボス11c(図にはその
うちの一つを示す)とを有し、その案内筒11bには、
駆動板11及びクラッチインナ14を囲繞するドラム状
クラッチアウタ15の端壁15aが摺動自在に嵌合され
る。また小径ボス11cは、上記端壁15aの透孔16
を貫通するように配置され、その外端には、端壁15a
の外側面に対向するストッパ板17が固着される。そし
て上記端壁15aをストッパ板17に当接させるように
付勢するクラッチばね18が小径ボス11cに装着され
る。
【0012】クラッチアウタ15の内周面には複数枚の
駆動摩擦板19が摺動可能にスプライン嵌合され、これ
ら駆動摩擦板19と交互に重なるように配置される複数
枚の被動摩擦板20が前記クラッチインナ14の外周面
に摺動可能にスプライン嵌合される。またクラッチアウ
タ15には、最内側位置の被動摩擦板20に対面する加
圧板21が摺動可能にスプライン嵌合され、さらに最外
側位置の駆動摩擦板19に対向する受圧環22が係止さ
れる。
【0013】駆動板11には、その円周上等間隔置きに
配置される複数の遠心ウエイト23(図にはそのうちの
一個を示す)がリング状の枢軸24を介して取付けられ
る。この遠心ウエイト23は、遠心力の作用により半径
方向外方へ揺動するとき加圧板31を押圧する作動腕2
3aを有する。さらに駆動板11には、遠心ウエイト2
3の半径方向外方への最大揺動量を規制するストッパリ
ング25が固設される。
【0014】加圧板21及び最外側の駆動摩擦板19の
外周において、その一方には他方を摺動可能に貫通する
支持ピン29が固着され、この支持ピン29に加圧板2
1及び最外側の駆動摩擦板19間を離反方向へ付勢する
フリースプリング30が装着される。
【0015】出力リング13及びクラッチインナ14間
には、出力リング13からクラッチインナ14に逆負荷
が作用したときクラッチインナ14に左向きのスラスト
を与えるカム機構31が設けられる。そのようなスラス
ト発生時には、最内側の被動摩擦板20を受圧環22に
向って押圧し得る加圧フランジ36がクラッチインナ1
4の内端に一体に形成される。
【0016】クラッチアウタ15の端壁15aにはスラ
スト板35がビス36により固着されており、その中心
部にレリーズ板37がレリーズベアリング38を介して
支承され、このレリーズ板37にレリーズカム機構39
が連結される。レリーズカム機構39は、クランク軸1
の軸線上でサイドカバー10に取付けられた調節ボルト
40と、この調節ボルト40にボスを螺合させた固定カ
ム板41と、この固定カム板41のボスに回転自在に支
承された可動カム板42と、両カム板41,42の相対
向する凹部43,44間に挿入されたスラストボール4
5とから構成される。固定カム板41は、それに固着さ
れた回り止めピン46をサイドカバー10の止め孔47
に嵌合させて回転しないようになっており、可動カム板
42は、レリーズ板37に重ねられ、且つピン48を介
して回転方向に連結される。この可動カム板42の一側
には切欠49が設けられ、そこにクラッチレバー50の
先端が係合される。このクラッチレバー50は、前記シ
フトペダル軸6に固着され、該軸6の左方外端にシフト
ペダル51が固着される(図2参照)。
【0017】而して、車両を発進すべくエンジン回転
数、即ちクランク軸6の回転数を上昇させれば、遠心ウ
エイト23が遠心力により半径方向外方へ揺動して作動
腕23aにより加圧板21を受圧環22に向って押圧
し、駆動及び被動摩擦板19,20相互を圧接させ、そ
の圧接力は遠心ウエイト23の遠心力に比例するもので
あるから、クラッチCはエンジン回転数の上昇に応じて
半クラッチ状態を経てオン状態となり、クランク軸1の
出力トルクは出力リング13、1次減速駆動、被動ギヤ
8,9へと伝達し、入力軸3を駆動する。
【0018】後述する変速ギヤ列の作動切換えのために
シフトペダル軸6をシフトアップ側若しくはシフトダウ
ン側に所定角度回動すると、その前半の回動でクラッチ
レバー50が可動カム板42を回動し、これに伴いスラ
ストボール45が両カム板41,42の凹部43,44
の斜面を登りつゝ可動カム板41を図1で左方へ押動す
るので、その押圧力を受けてレリーズ板37がレリーズ
ベアリング38及びスラスト板35を介してクラッチア
ウタ15を左動させ、受圧環22を駆動及び被動摩擦板
19,20から離間させるので、クラッチCはオフ状態
となる。そして、シフトペダル軸6の後半の回動により
変速ギヤ列の作動切換えが行われるのである。
【0019】入、出力軸3,4間には、Low、2n
d、Topの3段のギヤ列52〜54が配設され、これ
らのギヤ列52〜54の作動の切換えは、前記シフトド
ラム5の回転によりシフトされる2本のシフトフォーク
55,56により行われる。また前記シフトドラム5
は、シフトペダル軸6に固着したシフトアーム57によ
り図示しない公知の間欠送り機構を介して駆動される。
【0020】而して、シフトペダル軸6をシフトアップ
側へ所定角度繰返し回動すると、中立状態からLowギ
ヤ列22、2ndギヤ列23、Topギヤ列24へとそ
れらの作動が順次切換えられ、またシフトダウン側へ所
定角度繰返し回動すると、Topギヤ列24から2nd
ギヤ列23、Lowギヤ列22、中立状態へとそれらの
作動が順次切換えられる。
【0021】ところで、ギヤ列22〜24が全て不作動
となっている中立状態のとき、エンジンEが作動状態に
あれば、クランク軸1の回転はクラッチオン状態の遠心
クラッチC及び1次減速駆、被動ギヤ8,9を介して入
力軸3まで伝達し、これまでの入力系が回転し続ける。
【0022】このような中立状態から車両を発進させる
べく、即ちLowギヤ列22を作動すべくシフトペダル
軸6をシフトアップ側へ回動すると、先ずその前半の回
動により、前述のように遠心クラッチCはオフ状態とな
るものゝ、実際には、駆動及び被動摩擦板19,20間
に介在する油の粘性抵抗等により、遠心クラッチCに引
き摺り現象が残り、入力系を微小トルクにより回転し続
ける。
【0023】そこで、シフトペダル軸6の回動が後半に
移ってLowギヤ列22が確立されるや否や、入力系の
回転慣性力がこれまで停止していた出力軸4に伝わり、
これがチェンジショックとして車体に伝達する。尚、こ
のとき出力側の負荷抵抗により遠心クラッチCの引き摺
りは無くなるので、車両が発進するには至らない。
【0024】本発明は、上記のようなチェンジショック
の発生を防止すべく、Lowギヤ列52の確立前に遠心
クラッチCの引き摺りを無くそうとするもので、そのた
めのブレーキ手段Bについて図2ないし図7により以下
に説明する。
【0025】図2において、シフトペダル軸6の外周に
相対回転及び摺動可能に嵌合する筒軸60の一端に、前
記1次減速被動ギヤ9の左側面に対向する第1ブレーキ
アーム61が固着され、またその他端部外周には、該ギ
ヤ9の右側面に対向する第2ブレーキアーム62を先頭
としてスラストボールベアリング63、第1カム板6
4、複数のスラストボール65、第2カム板66及び皿
ばね67が順次嵌装され、サークリップ68により保持
される。第2ブレーキアーム62及び第2カム板66は
筒軸60に摺動可能且つ相対回転不能に嵌合され、また
第1カム板64は筒軸60に回転及び摺動可能に嵌合さ
れる。
【0026】第1,第2両ブレーキアーム61,62に
は、1次減速被動ギヤ9との対向面に摩擦ライニング6
1a,62aが付設されており、平時、これら摩擦ライ
ニング61a,62aを該ギヤ9が離間させるように、
両ブレーキアーム61,62間に介在させる戻しばね6
9が筒軸60に装着されている。
【0027】第1ブレーキアーム61は、図3に示すよ
うに、その半径方向外方へ延びる一本の回止め片70を
備えており、これをミッションケース7の内隅部71に
筒軸60の軸方向のみ移動可能に係合させることにより
第1ブレーキアーム61及び筒軸60は軸方向へのみ移
動可能になっている。
【0028】また第1カム板64は、図2ないし図4に
示すように、その外周部から一側方へ屈曲した係合片7
2を備えており、この係合片72の先端は、前記シフト
アーム57のボス外周に形成された連結凹部73に摺動
可能に係合される。したがって、第1カム板64は、常
にシフトアーム57と一体となって回動するが、軸方向
には単独で移動が可能である。
【0029】図4ないし図6に示すように、第1カム板
64及び第2カム板66の対向面には、複数のスラスト
ボール65が係合する複数のカム溝74,75がそれぞ
れ形成される。第1カム板64のカム溝74は、周方向
へ延びる深底部74aと、この深底部74aの一端に連
なる浅底部74bとから構成される。第2カム板66の
カム溝74も、上記カム溝74と同様に深底部75aと
浅底部75bとから構成されるが、深底部75a及び浅
底部75bの位置が上記カム溝74と逆になっている。
【0030】而して、シフトペダル軸6が休止位置にあ
れば、図6に示すように、スラストボール65は両カム
溝74,75の深底部74a,75a間に挟まれ、両カ
ム板64,66は相互に近接した状態に置かれ、これに
伴い第1,第2ブレーキアーム61,62は戻しばね6
9の弾発力をもって1次減速被動ギヤ9の両側面から離
れている。
【0031】いま、車両を発進させるべくシフトペダル
軸6をシフトアップ側Uへ回動すると、シフトアーム5
7を介して第1カム板64が同時に回動される。すると
図6に示すように、第1カム板64及び第2カム板66
の相対回動により、それらのカム溝74,75は、スラ
ストボール65を挟んで浅底部74b,75bを対向さ
せるようになる。その結果、両カム板64,66はスラ
ストボール65を介して相互に軸方向の離反力を及ぼ
し、これにより右動する第2カム板66は、皿ばね6
7、サークリップ68及び筒軸60を介して第1のブレ
ーキアーム61を1次減速被動ギヤ9の左側面に圧接さ
せ、また左動する第1カム板64は、スラストボールベ
アリング63を介して第2ブレーキアーム62を該ギヤ
9の右側面に圧接させる。こうして両ブレーキ板61,
62は、互いに釣合った押圧力をもって1次減速被動ギ
ヤ9を両側面から挟圧し、該ギヤ9に摩擦制動力を付与
するので、シフトペダル軸6の回動の前半で遠心クラッ
チCをオフ状態にしたとき、その引き摺りを無くするこ
とができる。したがって、シフトペダル軸6の回動が後
半へ進むと、チェンジショックを生じることなく、Lo
wギヤ列52をスムーズに確立させることができる。
【0032】ところで、第1及び第2ブレーキアーム6
1,62は協働して1次減圧被動ギヤ9を等しい押圧力
をもって挟圧するので、該ギヤ9にスラスト荷重が加わ
ることを回避し、入力軸3への偏荷重の作用を防ぎ、そ
れを支持するベアリングの耐久性を確保し得る。
【0033】また1次減速被動ギヤ9に対する制動を常
に確実に行うべく、シフトペダル軸6の回動による第1
及び第2スラストカム板64,64の離反ストローク
は、第1,第2ブレーキアーム61,62と1次減速被
動ギヤ9との総合間隙よりも大きく設定してあるが、両
ブレーキアーム61,62が該ギヤ9に圧接してからの
両スラストカム板64,66の離反作用は、皿ばね67
の変形により吸収されるので、シフトペダル軸6の後半
の回動に支障を来たすこともない。
【0034】次に、車両の運転中、シフトペダル軸6を
シフトダウン側Dへ回動したときは、図8に示すよう
に、スラストボール45は両スラストカム板64,66
のカム溝74,75の深底部74a,75a内を単に転
がるだけであるから、両スラストカム板64,66間に
離反力は発生せず、1次減速被動ギヤ9に制動力を付与
しない。これは、Lowギヤ列52の作動状態を中立状
態へ戻すべくシフトペダル軸6を回動するときはチェン
ジショックが元々生じないことを考慮したもので、これ
により該ギヤ9に必要以上の制動力が加わることを極力
回避し得る。
【0035】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨の範囲を逸脱することなく種々の設計
変更が可能である。例えば、遠心クラッチCに代えて独
立したクラッチ操作レバーによりオン・オフ操作される
手動クラッチを設置することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、変速ギヤ
列を、中立状態からLowギヤ列の作動に切換えるべく
シフトペダル軸を回動するとき、その回動に連動してL
owギヤ列の確立前に前記被動ギヤを両側面から挟圧し
て制動せしめるブレーキ手段をシフトペダル軸に連結し
たので、両ブレーキアームによる被動ギヤの挟圧制動
時、両ブレーキアームの押圧力が釣合って被動ギヤ及び
入力軸に偏荷重が作用することがなく、したがってその
制動力を強化することが可能となってチェンジショック
を確実に防止することができる。しかも、シフトペダル
軸の比較的大なる回動を利用してブレーキ手段を作動さ
せるので、その作動をLowギヤ列の確立前に確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチェンジショック防止装置を備える自
動二輪車用パワーユニットの要部縦断平面図
【図2】上記チェンジショック防止装置の縦断側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図5の6−6線断面図
【図7】図6に対応した作用説明図
【図8】図6に対応した別の作用説明図
【符号の説明】
B ブレーキ手段 C クラッチとしての遠心クラッチ E エンジン 3 入力軸 4 出力軸 6 シフトペダル軸 7 ミッションケース 9 被動ギヤとしての1次減速被動ギヤ 52 Lowギヤ列 53 2ndギヤ列 54 Topギヤ列 52〜54 変速ギヤ列

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミッションケース(7)に入力軸
    (3)、出力軸(4)及びシフトペダル軸(6)を支承
    し、このシフトペダル軸(6)の往復回動により作動が
    順次切換えられる複数段の変速ギヤ列(52〜54)を
    入、出力軸(3,4)間に構成し、また入力軸(3)に
    は、エンジン(E)からクラッチ(C)を介して駆動さ
    れる被動ギヤ(9)を固着した変速機において、 変速ギヤ列(52〜54)を、中立状態からLowギヤ
    列(52)の作動に切換えるべくシフトペダル軸(6)
    を回動するとき、その回動に連動してLowギヤ列(5
    2)の確立前に前記被動ギヤ(9)を両側面から挟圧し
    て制動せしめるブレーキ手段(B)をシフトペダル軸
    (6)に連結したことを特徴とする、変速機におけるチ
    ェンジショック防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017065318A (ja) * 2015-09-28 2017-04-06 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型電動車両

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