JPH09176608A - 導電性接着剤 - Google Patents

導電性接着剤

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JPH09176608A
JPH09176608A JP7349005A JP34900595A JPH09176608A JP H09176608 A JPH09176608 A JP H09176608A JP 7349005 A JP7349005 A JP 7349005A JP 34900595 A JP34900595 A JP 34900595A JP H09176608 A JPH09176608 A JP H09176608A
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JP
Japan
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epoxy resin
conductive adhesive
glycidyl ether
ether epoxy
weight
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JP7349005A
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English (en)
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Masafumi Tanaka
政史 田中
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Epoxy Resins (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルプリント基板に対応しうる可撓
性を備え、かつ導電性、接着性、耐湿性に優れた硬化物
を与える導電性接着剤を提供する。 【解決手段】 本発明の第1のものは、グリシジルエー
テルエポキシ樹脂を8〜17重量%、ヒドラジド類硬化
剤を1〜5重量%含み、残部が実質的に銀粉からなる導
電性接着剤である。また、本発明の第2のものは、グリ
シジルエーテルエポキシ樹脂を8〜13重量%、ヒドラ
ジド類硬化剤を1〜5重量%含み、残部が実質的に銀・
パラジウム粉からなる導電性接着剤である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LED、IC等の
半導体素子およびチップ抵抗、チップLED等のチップ
部品をリードフレーム、プリント配線基板(PWB)、
フレキシブルプリント基板(FPC)等の基板に接着す
るために使用される導電性接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】導電性接着剤は、半導体素子やチップ部
品をリードフレームや各種基板に接着し、電気的および
熱的導通を得るために用いられる。従来、この接着方法
としては、半導体素子やチップ部品をリードフレームや
基板の上に金−シリコン共晶ハンダや錫−鉛ハンダ等の
ハンダを用いて接着することが主流であった。しかし、
これらの方法では、接着層が可撓性や耐熱性に欠けるこ
と、作業温度が比較的高温であることなどの問題があ
る。さらに、金−シリコン共晶ハンダは、高価であると
いう問題もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体素子やチ
ップ部品の実装は高密度化、小型化、さらに低価格化が
求められ、基板の材料は多種多様になり、3次元曲面も
簡単に作れるポリイミド、ポリエステル、ポリエチレン
テレフタレート等、柔軟性のあるプラスティック製のフ
レキシブルプリント基板(FPC基板)が用いられる機
会が多くなっている。このようなFPC基板に部品を実
装する際には、上記のようなハンダを使うと、耐熱性が
低い基板を使用できないが、低い硬化温度で用いられる
導電性接着剤を使うことにより、多くの種類の基板が使
用できるという利点から、導電性接着剤の使用が主流に
なりつつある。
【0004】これらの導電性接着剤は一般に導電性粉
体、有機樹脂、溶剤、触媒などから構成され、導電性粉
体には金、銀、銅、カーボン等が用いられ、有機樹脂に
はエポキシ樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂、
ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂が用
いられ、溶剤はこれらの樹脂と相溶性のあるものが用い
られている。これらの導電性接着剤を用いた実装作業で
は、リードフレームや基板に該導電性接着剤を印刷して
その上に半導体素子やチップ部品を載せた後、加熱、硬
化させる。
【0005】しかし、これまでの導電性接着剤で、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いた場
合、FPC基板に対応できる可撓性がなく、ポリエステ
ル樹脂、ウレタン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いた場合、
可撓性はあるが収縮性が大きい等の欠点があり、そのよ
うな点の克服が強く望まれている。そこで、本発明の目
的は、前記の欠点を解消し、FPC基板に対応しうる可
撓性を備え、かつ導電性、接着性、耐湿性に優れた硬化
物を与える導電性接着剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のもの(以下、第1発明という)
を、グリシジルエーテルエポキシ樹脂を8〜17重量
%、ヒドラジド類硬化剤を1〜5重量%含み、残部が実
質的に銀粉からなる導電性接着剤とした。また、本発明
の第2のもの(以下、第2発明という)を、グリシジル
エーテルエポキシ樹脂を8〜13重量%、ヒドラジド類
硬化剤を1〜5重量%含み、残部が実質的に銀・パラジ
ウム粉からなる導電性接着剤とした。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、第1発明の導電性接着剤に
ついて説明する。第1発明において、銀粉は、導電性粉
末として使用するので、形成される接着層は高い導電性
(1×10-3Ω・cm以下)のものが得られる必要があ
る。そのため、銀粉の形状は、フレーク状が望ましい。
また、接着剤の印刷性の点で、銀粉の平均粒径は10μ
m以下が望ましい。第1発明において用いるエポキシ樹
脂は、グリシジルエーテルエポキシ樹脂である。グリシ
ジルエーテルエポキシ樹脂としてはビスフェノールAジ
グリシジルエーテルエポキシ樹脂およびその変性物、ビ
スフェノールFジグリシジルエーテルエポキシ樹脂およ
びその変性物、フェノールノボラックグリシジルエーテ
ルエポキシ樹脂等があげられる。使用の際印刷するの
で、液状のものが望ましく、また、接着する電子材料の
腐食の点で、塩素イオンをはじめとするイオン性不純物
などが800重量ppm以下であることが望ましい。
【0008】グリシジルエーテルエポキシ樹脂の量が8
重量%未満では、接着強度および可撓性が低下し、一
方、17重量%を超えると、接着層の導電性および耐熱
性が低下する。硬化剤は、ヒドラジド類である。ヒドラ
ジド類は、加熱時にグリシジルエーテルエポキシ樹脂と
速やかに硬化反応を生じ、生じた硬化物は、室温で長期
間の貯蔵安定性を満足できる。
【0009】ヒドラジド類の中では、ジヒドラジド化合
物が望ましい。ジヒドラジド化合物は、一般に下記の式
(化1)に示すような反応性ヒドラジド基を2基有して
おり、有機ラジカルとの反応でエポキシ樹脂と高分子化
合物を形成しうるのでエポキシ樹脂を硬化させることが
できる。
【化1】 このようなヒドラジド類としては、アジピン酸ジヒドラ
ジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒドラ
ジド、イソフタル酸ジヒドラジド、エイコサン二酸ジヒ
ドラジド等の二塩基酸ジヒドラジドや7,11−オクタ
デカジエン−1,18−ジカルボヒドラジド等があげら
れ、単独または混合して使用しても構わない。また、F
PC基板で使用される場合、融点が190℃以下のもの
が望ましい。
【0010】ヒドラジド類は、グリシジルエーテルエポ
キシ樹脂の硬化剤として、1〜5重量%添加する。本発
明の導電性接着剤の粘度を調整するために、溶剤を用い
てもよい。用いる溶剤は、本発明で用いるグリシジルエ
ーテルエポキシ樹脂と相溶性があるものが望ましい。例
としては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレングリコールモノエチルエーテル、2−ヒドロオキ
シプロパン酸エチル等が挙げられる。そのほかにモノエ
ポキシ化合物も使用できる。
【0011】次に、第2発明の導電性接着剤について説
明する。第2発明において、銀・パラジウム粉は、導電
性粉末として使用するので、形成される接着層は高い導
電性(1×10-3Ω・cm以下)のものが得られる必要
がある。そのため、上記粉の形状は、フレーク状が望ま
しい。銀・パラジウム粉としては、銀−パラジウム合金
粉、パラジウムで被覆された銀粉、銀粉とパラジウム粉
との混合粉などが例示できる。また、接着剤の印刷性の
点で、銀・パラジウム粉の平均粒径は10μm以下が望
ましい。
【0012】グリシジルエーテルエポキシ樹脂の量が8
重量%未満では、接着強度、耐熱性および可撓性が低下
し、一方、13重量%を超えると、接着層の導電性およ
び耐熱性が低下する以外は、第1発明でグリシジルエー
テルエポキシ樹脂について述べたことと同様である。ヒ
ドラジド類および溶剤についても、第1発明で述べたこ
とと同様である。なお、導電性粉末として銀・パラジウ
ム粉を用いた導電性接着剤の方が、銀粉を用いた導電性
接着剤より耐マイグレーション性は向上する。
【0013】
【実施例】
[実施例1〜5、比較例1〜5]表1に第1発明の実施
例、表2に第1発明の比較例を示す。なお、表1および
表2中の組成は重量%で表している。表1および表2中
において銀粉は、導電性接着剤ではよく使用される、平
均粒径が2μmのフレーク状のものを用いた。グリシジ
ルエーテルエポキシ樹脂は、ビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル(エポキシ樹脂A)、ウレタン変性ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル(エポキシ樹脂B)お
よびテトラグリシジルジアミノフェニルメタン(エポキ
シ樹脂C)を使用した。
【0014】硬化剤は、7,11−オクタデカジエン−
1,18−ジカルボヒドラジド(硬化剤A)、アジピン
酸ジヒドラジド(硬化剤B)およびジシアンジアミド
(硬化剤C)を用いた。また全ての試料に溶剤として、
ジエチレングリコールモノブチルエーテルを5.0重量
%加えた。表1および表2中の重量割合に従って上記原
料を配合し、3本ロール型混練機で混練することによ
り、導電性接着剤の試料を作製した。得られた試料につ
いて、シート抵抗値、接着強度、耐熱強度、可撓性、高
温耐湿性を次のようにして測定、評価した。そして、そ
れらの結果を表1および表2に示す。
【0015】(1)シート抵抗値の測定 ポリエステル製のフレキシブル基板上の2mm離れた電
極間に該電極に重ねて幅2mm、長さ5mmの長方形状
に導電性接着剤を印刷し、180℃のオーブン中に60
分間放置し、硬化させた後室温まで冷却し、電極間の抵
抗値を測定した。
【0016】(2)接着強度の測定 銀メッキを施した2.5cm角の銅基板上に導電性接着
剤を滴下し、1.5mm角のシリコンチップを載せ、1
80℃のオーブン中に60分間放置して硬化させた。室
温まで冷却した後、上記銅基板に対し水平方向から上記
シリコンチップに力を加え、該シリコンチップが剥がれ
たときの力を接着強度として測定した。
【0017】(3)耐熱強度の測定 銀メッキを施した2.5cm角の銅基板上に導電性接着
剤を滴下し、1.5mm角のシリコンチップを載せ、1
80℃のオーブン中に60分間放置して硬化させた後、
室温まで冷却した。続いて、350℃に加熱してあるホ
ットプレート上に上記銅基板を20秒間放置し、その後
加熱したまま、該銅基板に対し水平方向から上記シリコ
ンチップに力を加え、該シリコンチップが剥がれたとき
の力を耐熱強度として測定した。
【0018】(4)可撓性の評価 5cm角のポリエステル製のフレキシブル基板上に導電
性接着剤を2.5mm離して2カ所塗布し、その上にチ
ップ抵抗を接着し、180℃のオーブン中に60分間放
置し、硬化した。その後室温に戻し、断面の円の半径が
10mmの円筒上に上記ポリエステル基板を徐々に巻き
付けその際にチップ抵抗が該ポリエステル基板から全く
剥がれなかったら良(○)、1カ所でも剥がれたら不可
(×)とした。
【0019】(5)高温耐湿性の評価 上記(1)で作製したシート抵抗値の測定試料を、湿度
95%、温度65℃で1000時間保持した後、室温ま
で冷却し、(1)と同様にしてシート抵抗値を測定し
た。そして、この測定値の、(1)で測定したシート抵
抗値に対する倍率を求めた。
【0020】また、上記(2)で作製した接着強度の測
定試料を、湿度95%、温度65℃で1000時間保持
した後、室温まで冷却し、(2)と同様にして接着強度
を測定した。そして、この測定値の、(2)で測定した
接着強度に対する倍率を求めた。上で得た結果に対し
て、シート抵抗値に対する倍率が1.2倍以内、かつ接
着強度に対する倍率が50%以上であれば良(○)と
し、それ以外の場合は不可(×)とした。
【0021】表1から明らかなように、実施例1〜5の
導電性接着剤は、可撓性に優れ、かつ高導電性(500
mΩ以下)、高接着性(40N以上)、高耐熱性(2N
以上)、高耐湿性を有している。また、表2から明らか
なように、比較例1および2の導電性接着剤は、エポキ
シ樹脂Bの重量割合が本発明の組成範囲外の例である。
比較例1では、エポキシ樹脂Bの量が多すぎるために、
シート抵抗値が高くなり、耐熱強度が弱くなってしまっ
た。比較例2では、エポキシ樹脂Bの量が少なすぎるた
めに、接着強度が弱くなり、可撓性がなくなってしまっ
た。
【0022】比較例3の導電性接着剤は、本発明で使用
されるエポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂を使用した場合
である。シート抵抗値が高く、可撓性もなくなってしま
った。比較例4および5の導電性接着剤は、本発明で使
用する硬化剤以外の硬化剤を使用した場合である。どち
らも可撓性がなくなってしまった。
【0023】
【表1】 実施例No. 1 2 3 4 5 組 銀 粉 80.0 90.0 85.0 90.0 85.0 エポキシ樹脂A − − 12.5 8.3 12.5 エポキシ樹脂B 16.6 8.3 − − − 硬化剤A 3.4 1.7 2.5 1.7 − 成 硬化剤B − − − − 2.5 特 シート抵抗値(mΩ) 470 70 380 65 450 性 室温での接着強度(N) 60 40 52 42 72 評 耐熱強度(N) 2.5 3.1 2.4 2.8 3.1 価 可撓性 ○ ○ ○ ○ ○ 高温耐湿性 ○ ○ ○ ○ ○
【0024】
【表2】 比較例No. 1 2 3 4 5 組 銀 粉 75.0 92.0 85.0 85.0 85.0 エポキシ樹脂A − − − 13.5 − エポキシ樹脂B 20.8 6.7 − − 13.5 エポキシ樹脂C − − 12.5 − − 硬化剤A 4.2 1.3 2.5 − − 成 硬化剤C − − − 1.5 1.5 特 シート 抵抗値(mΩ ) 3000 50 1100 150 220 性 室温での接着強度(N) 68 25 60 70 62 評 耐熱強度(N) 1.8 2.2 3.2 7.8 3.5 価 可撓性 ○ × × × × 高温耐湿性 ○ ○ ○ ○ ×
【0025】[実施例6〜10、比較例6〜10]表3
に第2発明の実施例、表4に第2発明の比較例を示す。
なお、表3および表4中の組成比は重量%で表してい
る。表3および表4中において銀−パラジウム合金粉
は、パラジウムを30重量%含み、平均粒径が10μm
のフレーク状のものを用いた。グリシジルエーテルエポ
キシ樹脂は、実施例1〜5および比較例1〜5において
使用した、エポキシ樹脂A、B、Cを用いた。硬化剤
は、実施例1〜5および比較例1〜5において使用し
た、硬化剤A、B、Cを用いた。また、全ての試料に溶
剤として、ジエチレングリコールモノブチルエーテルを
5.0重量%加えた。
【0026】表3および表4中の重量割合に従って上記
原料を配合し、3本ロール型混練機で混練することによ
り、導電性接着剤の試料を作製した。これ以後は、実施
例1〜5および比較例1〜5と同様に測定、評価を行っ
た。そして、それらの結果を表3および表4に示す。な
お、比較例6〜10においては、高温耐湿性の評価を行
わなかった。
【0027】表3から明らかなように、実施例6〜10
の導電性接着剤は、可撓性に優れ、かつ高導電性(60
0mΩ以下)、高接着性(40N以上)、高耐熱性(2
N以上)、高耐湿性を有している。また、表4から明ら
かなように、比較例6および7の導電性接着剤は、エポ
キシ樹脂Bの重量割合が本発明の組成範囲外の例であ
る。比較例6では、エポキシ樹脂Bが多すぎるために、
シート抵抗値が高くなり、耐熱強度が弱くなってしまっ
た。比較例7では、エポキシ樹脂Bが少なすぎるため
に、接着強度、耐熱強度が弱くなり、可撓性がなくなっ
てしまった。
【0028】比較例8の導電性接着剤は、本発明で使用
されるエポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂を使用した場合
である。シート抵抗値が高く、可撓性もなくなってしま
った。比較例9および10の導電性接着剤は、本発明で
使用する硬化剤以外の硬化剤を使用した場合である。ど
ちらも可撓性がなくなってしまった。
【0029】
【表3】 実施例No. 6 7 8 9 10 組 銀−パラジウム合金粉 85.0 90.0 85.0 90.0 85.0 エポキシ樹脂A − − 12.5 8.3 12.5 エポキシ樹脂B 12.5 8.3 − − − 硬化剤A 2.5 1.7 2.5 1.7 − 成 硬化剤B − − − − 2.5 特 シート抵抗値(mΩ) 580 160 420 165 480 性 室温での接着強度(N) 53 44 57 42 61 評 耐熱強度(N) 2.4 3.4 2.2 2.9 2.8 価 可撓性 ○ ○ ○ ○ ○ 高温耐湿性 ○ ○ ○ ○ ○
【0030】
【表4】 比較例No. 6 7 8 9 10 組 銀−パラジウム合金粉 80.0 92.0 85.0 85.0 85.0 エポキシ樹脂A − − − 13.5 − エポキシ樹脂B 16.6 6.7 − − 13.5 エポキシ樹脂C − − 12.5 − − 硬化剤A 3.4 1.3 2.5 − − 成 硬化剤C − − − 1.5 1.5 特 シート 抵抗値(mΩ ) ∞ 85 ∞ 350 320 性 室温での接着強度(N) 68 15 53 48 41 評 耐熱強度(N) 1.8 1.8 2.5 5.2 4.1 価 可撓性 ○ × × × ×
【0031】
【発明の効果】本発明の導電性接着剤によれば、銀粉ま
たは銀・パラジウム粉とグリシジルエーテルエポキシ樹
脂とヒドラジド類硬化剤を混合することにより、優れた
可撓性が得られるため、リードフレームやプリント配線
基板(PWB)だけでなく、柔軟性のあるフレキシブル
プリント基板(FPC)上にも接着でき、かつ導通の安
定性、高い接着強度を確保することができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリシジルエーテルエポキシ樹脂を8〜
    17重量%、ヒドラジド類硬化剤を1〜5重量%含み、
    残部が実質的に銀粉からなる導電性接着剤。
  2. 【請求項2】 グリシジルエーテルエポキシ樹脂を8〜
    13重量%、ヒドラジド類硬化剤を1〜5重量%含み、
    残部が実質的に銀・パラジウム粉からなる導電性接着
    剤。
  3. 【請求項3】 グリシジルエーテルエポキシ樹脂は、ビ
    スフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂、ビ
    スフェノールFジグリシジルエーテルエポキシ樹脂、フ
    ェノールノボラックグリシジルエーテルエポキシ樹脂お
    よびこれらの変性物よりなる群から選ばれる1種以上で
    ある請求項1または2に記載の導電性接着剤。
  4. 【請求項4】 ヒドラジド類硬化剤は、アジピン酸ジヒ
    ドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン二酸ジヒ
    ドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、エイコサン二酸
    ジヒドラジドおよび7,11−オクタデカジェン−1,
    18−ジカルボヒドラジドよりなる群から選ばれる1種
    以上である請求項1、2または3に記載の導電性接着
    剤。
  5. 【請求項5】 グリシジルエーテルエポキシ樹脂の溶剤
    をさらに添加した請求項1〜4のいずれかに記載の導電
    性接着剤。
  6. 【請求項6】 溶剤は、エチレングリコールモノメチル
    エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、2
    −ヒドロオキシプロパン酸エチル、またはモノエポキシ
    化合物である請求項5に記載の導電性接着剤。
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Cited By (2)

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KR100966260B1 (ko) * 2007-11-28 2010-06-28 (주)에버텍엔터프라이즈 저습성 및 고신뢰성을 갖는 다이 접착용 전기 전도성 접착조성물
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