JPH09167235A - 図面認識処理方法及び図面認識処理装置 - Google Patents

図面認識処理方法及び図面認識処理装置

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JPH09167235A
JPH09167235A JP7327628A JP32762895A JPH09167235A JP H09167235 A JPH09167235 A JP H09167235A JP 7327628 A JP7327628 A JP 7327628A JP 32762895 A JP32762895 A JP 32762895A JP H09167235 A JPH09167235 A JP H09167235A
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recognition
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JP7327628A
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English (en)
Inventor
Koji Nishida
弘二 西田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重ベクトル化を引き起こすことなく、対話
型認識処理と一括認識処理とを用いて、効率よく認識処
理することができる図面認識処理方法を提供する。 【解決手段】 まず、図面をスキャナ12で読み取って
得られた二値画像データに基づいて特定の認識対象につ
いて対話型認識処理を行う。対話型認識処理をして得ら
れた第一のベクトルデータは第一の記憶手段22に記憶
される。次に、図面を読み取って得られた二値画像デー
タから対話型認識処理を行った認識対象についての二値
画像データを削除した残余の二値画像データについて一
括認識処理を行う。一括認識処理をして得られた第二の
ベクトルデータは第二の記憶手段24に記憶される。そ
の後、第一のベクトルデータと第二のベクトルデータと
を重ね合わせる処理を行い、こうして得られたデータが
認識結果として出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば地図等の
図面を読み取り、認識処理を行うことにより図面をデー
タベース化する図面認識処理方法及び図面認識処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地図等の既存の図面についてデータベー
スを構築するために、図面を読み取って得られた二値画
像データをベクトルデータに変換する図面認識処理方法
としては、一括認識処理と、対話型認識処理との二通り
の方法がある。一括認識処理は、一括して認識対象を認
識処理するものであり、処理が完了するまで作業者とコ
ンピュータとの対話は存在しない。一括認識処理では、
処理時間の短縮が図れると共に、作業者の労力が節約さ
れるという利点がある。その反面、コンピュータにすべ
ての処理を任せているので、誤認識した結果も含むこと
がある。一方、対話型認識処理は、作業者が認識対象に
ついての指示をコンピュータに与えながら、その認識対
象を認識処理するものである。対話型認識処理では、誤
認識した場合は作業者が対話的に修正していくため、誤
りのない理想的な認識結果が得られるという利点がある
が、対話的に処理を行うため処理に長時間を要し、作業
者の多大な労力を要するという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地図等を読
み取って得られた二値画像データをベクトルデータに変
換するにあたって、たとえば、ある特定の対象(たとえ
ば道路を表す図形)については、正確に認識して理想的
なベクトルデータを得る必要があり、一方、他の対象に
ついては、それ程正確に認識する必要がないという場合
が多々ある。このような場合、理想的なベクトルデータ
に変換する必要がある対象に関しては対話型認識処理を
行い、それ程正確に認識する必要がない対象に関しては
一括認識処理を行うのが望ましい。しかし単に、従来の
一括認識処理と対話型認識処理の両方の処理を行うだけ
では、対話型認識処理を行った後に、その対話型認識処
理を行った対象についてもさらに一括認識処理を行うこ
とになる。したがって、同じ対象が重複してベクトル化
(二重ベクトル化)されてしまうので、効率よく認識処
理することができないという問題がある。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、二重ベクトル化を引き起こすことなく、対話型
認識処理と一括認識処理とを用いて、効率よく認識処理
することができる図面認識処理方法及び図面認識処理装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の発明に係る図面認識処理方法は、予
め図面を読み取って得られた二値画像データに基づいて
特定の認識対象について対話型認識処理を行うことによ
り第一の画像データを得ると共に、前記図面を読み取っ
て得られた二値画像データのうち前記対話型認識処理を
行わなかった残余の二値画像データについて一括認識処
理を行うことにより第二の画像データを得た後、前記第
一の画像データと前記第二の画像データとを重ね合わせ
て第三の画像データを得ることを特徴とするものであ
る。
【0006】請求項2記載の発明に係る図面認識処理方
法は、請求項1記載の発明において、前記第一の画像デ
ータを得たときに、前記図面を読み取って得られた二値
画像データから前記特定の認識対象についての二値画像
データを削除し、前記削除して残った二値画像データを
前記残余の二値画像データとして前記一括認識処理を行
うことを特徴とするものである。
【0007】請求項3記載の発明に係る図面認識処理方
法は、請求項1記載の発明において、前記第一の画像デ
ータを得たときに、前記図面を読み取って得られた二値
画像データのうち、前記特定の認識対象についての二値
画像データに所定の符号を付し、前記符号が付されてい
ない二値画像データを前記残余の二値画像データとして
前記一括認識処理を行うことを特徴とするものである。
【0008】請求項4記載の発明に係る図面認識処理方
法は、請求項1乃至3記載の発明において、前記対話型
認識処理は、図形認識処理、文字認識処理、及びシンボ
ル認識処理を含むものであることを特徴とするものであ
る。請求項5記載の発明に係る図面認識処理方法は、請
求項4記載の発明において、前記文字認識処理を行って
得られた前記第一の画像データはキャラクターコードで
あることを特徴とするものである。
【0009】請求項6記載の発明に係る図面認識処理方
法は、請求項1乃至5記載の発明において、前記第一の
画像データを検索用のデータとして使用することを特徴
とするものである。上記の目的を達成するための請求項
7記載の発明に係る図面認識処理装置は、予め図面を読
み取って得られた二値画像データに基づいて特定の認識
対象について対話型認識処理を行うことにより第一の画
像データを得る第一の処理手段と、前記図面を読み取っ
て得られた二値画像データのうち前記対話型認識処理を
行わなかった残余の二値画像データについて一括認識処
理を行うことにより第二の画像データを得る第二の処理
手段と、前記第一の画像データと前記第二の画像データ
とを重ね合わせて第三の画像データを得る処理を行う第
三の処理手段と、前記重ね合わせる処理を行って得られ
た前記第三の画像データを記憶する記憶手段と、を備え
ることを特徴とするものである。
【0010】請求項8記載の発明に係る図面認識処理装
置は、請求項7記載の発明において、前記第一の画像デ
ータを得たときに、前記図面を読み取って得られた二値
画像データから前記特定の認識対象についての二値画像
データを削除する削除手段を有し、前記第二の処理手段
は、前記削除して残った二値画像データを前記残余の二
値画像データとして前記一括認識処理を行うことを特徴
とするものである。
【0011】請求項9記載の発明に係る図面認識処理装
置は、請求項7記載の発明において、前記第一の画像デ
ータを得たときに、前記図面を読み取って得られた二値
画像データのうち、前記特定の認識対象についての二値
画像データに所定の符号を付す符号化手段を有し、前記
第二の処理手段は、前記符号が付されていない二値画像
データを前記残余の二値画像データとして前記一括認識
処理を行うことを特徴とするものである。
【0012】請求項10記載の発明に係る図面認識処理
装置は、請求項7乃至9記載の発明において、前記対話
型認識処理は、図形認識処理、文字認識処理、及びシン
ボル認識処理を含むものであることを特徴とするもので
ある。請求項11記載の発明に係る図面認識処理装置
は、請求項10記載の発明において、前記文字認識処理
を行って得られた前記第一の画像データはキャラクター
コードであることを特徴とするものである。
【0013】請求項12記載の発明に係る図面認識処理
装置は、請求項7乃至11記載の発明において、前記記
憶手段は、前記第一の画像データと前記第二の画像デー
タとをレイヤーに分けて記憶しており、そのうち前記第
一の画像データのみを検索用のデータとして使用するこ
とを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明は前記の構成によって、予
め図面を読み取って得られた二値画像データに基づいて
特定の認識対象について対話型認識処理を行うことによ
って第一の画像データを得ると共に、図面を読み取って
得られた二値画像データのうち対話型認識処理を行わな
かった残余の二値画像データについて一括認識処理を行
うことによって第二の画像データを得た後、第一の画像
データと第二の画像データとを重ね合わせて第三の画像
データを得ることにより、たとえば、正確に認識する必
要がある対象については対話型認識処理し、それ程正確
に認識する必要がない対象については一括認識処理する
ことにすると、少なくとも必要な情報については正確な
認識結果を得ることができる。また、対話型認識処理を
行った対象と一括認識処理を行った対象とは重複しない
ので、二重ベクトル化が起こることもない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
である図面認識処理方法を適用した図面認識処理装置の
概略構成図である。図1に示す図面認識処理装置は、画
像入力装置としてのスキャナ12と、CRT表示装置1
4と、位置入力装置(pointing device )16と、中央
処理装置18と、画像記憶手段22と、第一の記憶手段
24と、第二の記憶手段26と、第三の記憶手段28
と、出力装置としてのプリンタ32とを備えるものであ
る。
【0016】本実施形態では、かかる図面認識処理装置
を用いて、特に地図を読み取り、地図中に描かれた図
形、文字、シンボル等の対象を認識してベクトルデータ
を得ることにより、図面をデータベース化する場合につ
いて考える。ところで、たとえばデータベースの使用目
的によっては、ある特定の対象については正確に認識し
て理想的なベクトルデータを得る必要があるが、他の対
象についてはそれ程正確なベクトルデータを得る必要性
が少ないことがある。このため、本実施形態では、正確
に認識する必要がある対象については対話型認識処理を
行い、一方、それ程正確に認識する必要がない対象につ
いては一括認識処理を行う。
【0017】スキャナ12は、図面を光学的に走査し、
二値画像データ化して取り込むものである。ここで、ス
キャナ12から取り込まれた二値画像データとしては、
ファクシミリ等で使用されているランレングス形式を基
本としたラスターデータを採用している。この二値画像
データは、画像記憶手段22に記憶される。CRT表示
装置14は、取り込んだ図面を表示するものである。位
置入力装置16は、たとえば対話型認識処理を行う際に
認識しようとする対象を選択するものであり、キーボー
ドやマウス等が用いられる。特に、文字認識、又はシン
ボル認識を対話的に行う際には、マウスを用いてCRT
表示装置14の画面上で枠を指定し、その枠内に含まれ
る文字又はシンボルを選択する。また、プリンタ32
は、図面を認識処理した結果を出力するものである。
【0018】中央処理装置18は、対話型認識プログラ
ムにしたがって、取り込まれた二値画像データに基づい
て特定の認識対象について対話型認識処理を行うことに
より、第一の画像データとしての第一のベクトルデータ
を得たり、また、第一のベクトルデータを得たときに、
図面を読み取って得られた二値画像データから対話型認
識処理を行った対象についての二値画像データを削除す
る処理を行う。さらに、一括認識プログラムにしたがっ
て、その削除して残った二値画像データ(以下、残余の
二値画像データとも称する。)について一括認識処理を
行うことにより、第二の画像データとしての第二のベク
トルデータを得たりする。ここで、認識処理としては、
具体的には、図形認識処理、文字認識処理、シンボル認
識処理を行い、これら各種の認識処理を行った後は、二
値画像データはベクトルデータに変換される。また、中
央処理装置18は、第一のベクトルデータと第二のベク
トルデータとを重ね合わせて第三の画像データとしての
第三のベクトルデータを得る処理を行う。尚、中央処理
装置18におけるこれらの各処理は、CRT表示装置1
4の画面上に表示されたメニューの中から所定のコマン
ドを位置入力装置16で指定することにより、実行され
る。
【0019】第一の記憶手段24は、中央処理装置18
で対話型認識処理を行って得られた第一のベクトルデー
タを記憶するものである。この第一の記憶手段24で
は、図形認識処理して得られた第一のベクトルデータを
図形レイヤーに、文字認識処理して得られた第一のベク
トルデータを文字レイヤーに、そして、シンボル認識処
理して得られた第一のベクトルデータをシンボルレイヤ
ーに分けて記憶している。第二の記憶手段26は、中央
処理装置18で一括認識処理して得られた第二のベクト
ルデータを記憶するものである。また、第三の記憶手段
28は、中央処理装置18で第一のベクトルデータと第
二のベクトルデータとを重ね合わせる処理を行って得ら
れた第三のベクトルデータを記憶するものである。この
第三のベクトルデータが、最終的な認識結果となる。こ
こで、第三の記憶手段28では、第一のベクトルデータ
と第二のベクトルデータをレイヤーに分けて記憶してい
る。
【0020】次に、本実施形態である図面認識処理方法
について図2乃至図9を用いて説明する。図2はその図
面認識処理方法における処理手順を説明するための図、
図3はその図面認識処理方法における対話型認識処理に
ついての処理手順を説明するための図、図4乃至図9は
その図面認識処理方法の処理内容を画像を用いて説明す
るための図である。
【0021】まず、図2のフローチャートに示すよう
に、認識処理すべき図面をスキャナ12により読み取
り、二値画像データを得る (step12) 。この二値画像デ
ータは画像記憶手段22に記憶される。ここでは、認識
処理すべき図面として図4に示すような地図を用いるこ
とにし、学校に関するデータベースを構築する場合を考
える。したがって、図5に示すように、学校の建物(図
5では破線で示している。)を表す図形A1 ,A2 ,A
3 と、学校名を表す「西田小」という文字Bと、学校を
表す地図記号であるシンボルCとについては正確に認識
することにする。
【0022】次に、対話型認識処理 (step14) を図3の
フローチャートにしたがって行う。作業者は、まず、C
RT表示装置14の画面上に所定のメニューを表示し、
認識対象の種別、すなわち、認識対象が図形であるか、
文字であるか、シンボルであるかを選択する (step52)
。ここでは、最初に図形A1 ,A2 ,A3 、次に文字
B、最後にシンボルCの順で対話型認識処理を行うもの
とする。
【0023】作業者は、最初に、認識対象の種別として
「図形」を選択し、その後、認識すべき図形の要素の指
定法を選択する (step54) 。この図面認識処理装置で
は、認識すべき図形要素を指定するには、位置入力装置
16によりCRT表示装置14の画面上で、図形要素上
の一点をピックする方法と、図形要素を枠で囲んで領域
を指定する方法とのいずれかを用いることができる。こ
のいずれかの方法により、図形A1 ,A2 ,A3 が指定
されると、中央処理装置18は、この指定された図形A
1 ,A2 ,A3 について図形認識処理を行う (step56)
。この図形認識処理の結果は、CRT表示装置14上
に表示される (step58) 。次に、作業者は、かかる図形
認識の結果の正誤を判断する。そして、図形認識の結果
が正しいと判断した場合には、CRT表示装置14の画
面上に表示された「登録」のボタンを押す。一方、図形
認識の結果に誤りがあると判断した場合には、作業者は
修正を施した後、画面上に表示された「登録」のボタン
を押す (step62) 。このように対話的に図形認識処理を
行うことにより、特定の図形について正確な認識結果が
得られ、このとき得られた第一のベクトルデータは、第
一の記憶手段24の中の図形レイヤーに記憶される (st
ep64) 。
【0024】次に、作業者は、認識対象の種別として
「文字」を選択した後 (step52) 、位置入力装置16に
よりCRT表示装置14の画面上で、認識対象である文
字Bを枠で囲んで領域を指定する (step66) 。ここで、
文字認識の場合は、全画面からの認識も可能である。こ
うして文字Bが指定されると、中央処理装置18は、こ
の指定された文字Bについて文字認識処理を行う (step
68) 。この文字認識処理の結果は、CRT表示装置14
上に表示される (step72) 。次に、作業者は、かかる文
字認識の結果の正誤を判断する。そして、文字認識の結
果が正しいと判断した場合には、CRT表示装置14の
画面上に表示された「登録」のボタンを押す。一方、文
字認識の結果に誤りがあると判断した場合には、作業者
は修正を施した後、画面上に表示された「登録」のボタ
ンを押す (step74) 。このように対話的に文字認識処理
を行うことにより、特定の文字について正確な認識結果
が得られ、このとき得られた第一のベクトルデータは、
第一の記憶手段24の中の文字レイヤーに記憶される
(step76) 。
【0025】次に、作業者は、認識対象の種別として
「シンボル」を選択した後 (step52)、位置入力装置1
6によりCRT表示装置14の画面上で、認識対象であ
るシンボルCを枠で囲んで領域を指定する (step78) 。
ここで、シンボル認識の場合も、全画面からの認識が可
能である。こうしてシンボルCが指定されると、中央処
理装置18は、この指定されたシンボルCについてシン
ボル認識処理を行う (step82) 。このシンボル認識処理
の結果は、CRT表示装置14上に表示される (step8
4) 。次に、作業者は、かかるシンボル認識の結果の正
誤を判断する。そして、シンボル認識の結果が正しいと
判断した場合には、CRT表示装置14の画面上に表示
された「登録」のボタンを押す。一方、シンボル認識の
結果に誤りがあると判断した場合には、作業者は修正を
施した後、画面上に表示された「登録」のボタンを押す
(step86) 。このように対話的にシンボル認識処理を行
うことにより、特定のシンボルについて正確な認識結果
が得られ、このとき得られた第一のベクトルデータは、
第一の記憶手段24の中のシンボルレイヤーに記憶され
る (step88) 。ここで、図形A1 ,A2 ,A3 、文字
B、シンボルCについて対話型認識処理した結果の画像
を、図6に示す。
【0026】そして、第一のベクトルデータを得たとき
には (step16) 、対話型認識処理を行った認識対象、す
なわち、図形A1 ,A2 ,A3 と、文字Bと、シンボル
Cとについての二値画像データを、画像記憶手段22に
記憶された二値画像データから削除する (step18) 。こ
れにより、対話型認識処理を行った後は、画像記憶手段
22には、図面を読み取って得られた二値画像データか
ら対話型認識処理を行った認識対象についての二値画像
データを削除した残余の二値画像データが記憶されてい
ることになる。この残余の二値画像データについての画
像を、図7に示す。
【0027】次に、この残余の二値画像データ、すなわ
ち、図形A1 ,A2 ,A3 、文字B及びシンボルC以外
の対象についての二値画像データについて一括認識処理
を行う (step22) 。ここで、一括認識処理では、当然の
ことながら、認識結果に誤りを含む場合もある。たとえ
ば、一本の線を、途中で一部が欠けて二本の線として認
識したり、また、略平行な二本の線を、交差する二本の
線として認識したりすることがある。本実施形態では、
一括認識処理して得られた第二のベクトルデータについ
ては、修正を施すことなく、そのまま第二の記憶手段2
6に記憶する (step24) 。図形A1 ,A2 ,A3 、文字
B、シンボルC以外の対象についての情報は作業者にと
ってあまり重要ではないからである。この一括認識処置
した結果の画像を、図8に示す。
【0028】その後、第一のベクトルデータと第二のベ
クトルデータとを重ね合わせる処理を行う (step26) 。
この重ね合わせ処理して得られた第三のベクトルデータ
は、第三の記憶手段28に第一のベクトルデータと第二
のベクトルデータとをレイヤーに分けて記憶される。こ
の第三のベクトルデータが最終的な認識結果となる。こ
の最終的な認識結果の画像を、図9に示す。
【0029】本実施形態である図面認識処理方法では、
予め図面を読み取って得られた二値画像データに基づい
て特定の認識対象について対話型認識処理を行うことに
よって第一のベクトルデータを得ると共に、図面を読み
取って得られた二値画像データから対話型認識処理を行
った特定の認識対象についての二値画像データを削除し
た残余の二値画像データについて一括認識処理を行うこ
とによって第二のベクトルデータを得た後、第一のベク
トルデータと第二のベクトルデータとを重ね合わせたも
のを認識結果とすることにより、正確に認識する必要が
ある対象については対話型認識処理し、それ程正確に認
識する必要がない対象については一括認識処理すると、
少なくとも必要な情報については正確な認識結果を得る
ことができる。また、対話型認識処理を行った対象と一
括認識処理を行った対象とは重複しないため、二重ベク
トル化が起こることがないので、効率よく認識処理する
ことができる。
【0030】さらに、第三の記憶手段には、第一のベク
トルデータと第二のベクトルデータとをレイヤーに分け
て記憶しておくことにより、第一のベクトルデータだけ
を容易に取り出すことができる。対話型認識処理して得
られた第一のベクトルデータは正確なものであるので、
この第一のベクトルデータは特に検索用データとして使
用するのに好適である。
【0031】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が
可能である。たとえば、上記の実施形態では、第一のベ
クトルデータを得たときに、図面を読み取って得られた
二値画像データから対話型認識処理を行った対象につい
ての二値画像データを削除する場合について説明した
が、第一のベクトルデータを得たときには、図面を読み
取って得られた二値画像データのうち、対話型認識処理
を行った対象についての二値画像データに所定の符号を
付するようにしてもよい。この場合、その符号が付され
ていない二値画像データを残余の二値画像データとして
一括認識処理を行うことになる。いま、この場合の処理
手順を図10乃至図12を用いて具体的に説明する。認
識処理すべき図面には、図10に示すように、中央部に
交差した二本線が描かれ、左側及び右側に上下に伸びた
線が描かれている。ここでは、上下に伸びた二つの線を
対話型認識処理することにする。まず、この図面をスキ
ャナで読み込むと、図11(a)又は図11(b)に示
すような二値画像データが得られる。ここで、「1」の
値を持つ画素が認識対象を、「0」の値を持つ画素が対
象が存在しない部分を表し、図11(a)では、認識対
象を黒で、対象が存在しない部分を白で示している。一
方、図11(b)では、認識対象を「1」で、対象が存
在しない部分を「0」で示している。次に、上下に伸び
た二つの線を対話型認識処理し、図12(a)に示すよ
うな第一のベクトルデータを得る。そして、図12
(b)に示すように、図面を読み取って得られた二値画
像データのうち、この対話型認識処理を行った二つの線
についての二値画像データには所定の符号を付す。たと
えば、この符号は二値画像データとは別のデータとして
記憶する。または、画像記憶手段には、図面を読み取っ
て得られた二値画像データを三値画像データとして記憶
することにし、対話型認識処理を行った二つの線につい
ては「1」の値をたとえば「2」という値に変えるよう
にしてもよい。次に、かかる符号が付されていない二値
画像データを残余の二値画像データとして一括認識処理
を行い、図12(c)に示すような第二のベクトルデー
タを得る。その後、図12(d)に示すように、第一の
ベクトルデータと第二のベクトルデータとを重ね合わせ
たものを認識結果とする。このように、図面を読み取っ
て得られた二値画像データのうち、対話型認識処理を行
った対象についての二値画像データに所定の符号を付し
ておくことにより、対話型認識処理を行った対象につい
ての二値画像データは削除されず残っているので、対話
型認識処理をやり直すことができるという利点がある。
【0032】また、上記の実施形態では、図形認識処
理、文字認識処理、シンボル認識処理を行った後は、二
値画像データをベクトルデータに変換する場合について
説明したが、特に文字認識処理を行った後には、キャラ
クターコードに変換するようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、予め図面を読み取って得られた二値画像デー
タに基づいて特定の認識対象について対話型認識処理を
行うことによって第一の画像データを得ると共に、図面
を読み取って得られた二値画像データのうち対話型認識
処理を行わなかった残余の二値画像データについて一括
認識処理を行うことによって第二の画像データを得た
後、第一の画像データと第二の画像データとを重ね合わ
せて第三の画像データを得ることにより、正確に認識す
る必要がある対象については対話型認識処理し、それ程
正確に認識する必要がない対象については一括認識処理
すると、少なくとも必要な情報については正確な認識結
果を得ることができると共に、対話型認識処理を行った
対象と一括認識処理を行った対象とは重複しないため、
二重ベクトル化が起こることがないので、効率よく認識
処理することができる図面認識処理方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である図面認識処理方法を
適用した図面認識処理装置の概略構成図である。
【図2】その図面認識処理方法における処理手順を説明
するための図である。
【図3】その図面認識処理方法における対話型認識処理
についての処理手順を説明するための図である。
【図4】その図面認識処理方法の処理内容を画像を用い
て説明するための図である。
【図5】その図面認識処理方法の処理内容を画像を用い
て説明するための図である。
【図6】その図面認識処理方法の処理内容を画像を用い
て説明するための図である。
【図7】その図面認識処理方法の処理内容を画像を用い
て説明するための図である。
【図8】その図面認識処理方法の処理内容を画像を用い
て説明するための図である。
【図9】その図面認識処理方法の処理内容を画像を用い
て説明するための図である。
【図10】その図面認識処理方法の他の例を説明するた
めの図である。
【図11】その図面認識処理方法の他の例を説明するた
めの図である。
【図12】その図面認識処理方法の他の例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
12 スキャナ 14 CRT表示装置 16 位置入力装置 18 中央処理装置 22 画像記憶手段 24 第一の記憶手段 26 第二の記憶手段 28 第三の記憶手段 32 プリンタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め図面を読み取って得られた二値画像
    データに基づいて特定の認識対象について対話型認識処
    理を行うことにより第一の画像データを得ると共に、前
    記図面を読み取って得られた二値画像データのうち前記
    対話型認識処理を行わなかった残余の二値画像データに
    ついて一括認識処理を行うことにより第二の画像データ
    を得た後、前記第一の画像データと前記第二の画像デー
    タとを重ね合わせて第三の画像データを得ることを特徴
    とする図面認識処理方法。
  2. 【請求項2】 前記第一の画像データを得たときに、前
    記図面を読み取って得られた二値画像データから前記特
    定の認識対象についての二値画像データを削除し、前記
    削除して残った二値画像データを前記残余の二値画像デ
    ータとして前記一括認識処理を行うことを特徴とする請
    求項1記載の図面認識処理方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の画像データを得たときに、前
    記図面を読み取って得られた二値画像データのうち、前
    記特定の認識対象についての二値画像データに所定の符
    号を付し、前記符号が付されていない二値画像データを
    前記残余の二値画像データとして前記一括認識処理を行
    うことを特徴とする請求項1記載の図面認識処理方法。
  4. 【請求項4】 前記対話型認識処理は、図形認識処理、
    文字認識処理、及びシンボル認識処理を含むものである
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の図面認識処理方
    法。
  5. 【請求項5】 前記文字認識処理を行って得られた前記
    第一の画像データはキャラクターコードであることを特
    徴とする請求項4記載の図面認識処理方法。
  6. 【請求項6】 前記第一の画像データを検索用のデータ
    として使用することを特徴とする請求項1乃至5記載の
    図面認識処理方法。
  7. 【請求項7】 予め図面を読み取って得られた二値画像
    データに基づいて特定の認識対象について対話型認識処
    理を行うことにより第一の画像データを得る第一の処理
    手段と、 前記図面を読み取って得られた二値画像データのうち前
    記対話型認識処理を行わなかった残余の二値画像データ
    について一括認識処理を行うことにより第二の画像デー
    タを得る第二の処理手段と、 前記第一の画像データと前記第二の画像データとを重ね
    合わせて第三の画像データを得る処理を行う第三の処理
    手段と、 前記重ね合わせる処理を行って得られた前記第三の画像
    データを記憶する記憶手段と、 を備えることを特徴とする図面認識処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第一の画像データを得たときに、前
    記図面を読み取って得られた二値画像データから前記特
    定の認識対象についての二値画像データを削除する削除
    手段を有し、前記第二の処理手段は、前記削除して残っ
    た二値画像データを前記残余の二値画像データとして前
    記一括認識処理を行うことを特徴とする請求項7記載の
    図面認識処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第一の画像データを得たときに、前
    記図面を読み取って得られた二値画像データのうち、前
    記特定の認識対象についての二値画像データに所定の符
    号を付す符号化手段を有し、前記第二の処理手段は、前
    記符号が付されていない二値画像データを前記残余の二
    値画像データとして前記一括認識処理を行うことを特徴
    とする請求項7記載の図面認識処理装置。
  10. 【請求項10】 前記対話型認識処理は、図形認識処
    理、文字認識処理、及びシンボル認識処理を含むもので
    あることを特徴とする請求項7乃至9記載の図面認識処
    理装置。
  11. 【請求項11】 前記文字認識処理を行って得られた前
    記第一の画像データはキャラクターコードであることを
    特徴とする請求項10記載の図面認識処理装置。
  12. 【請求項12】 前記記憶手段は、前記第一の画像デー
    タと前記第二の画像データとをレイヤーに分けて記憶し
    ており、そのうち前記第一の画像データのみを検索用の
    データとして使用することを特徴とする請求項7乃至1
    1記載の図面認識処理装置。
JP7327628A 1995-12-15 1995-12-15 図面認識処理方法及び図面認識処理装置 Withdrawn JPH09167235A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6642935B1 (en) 1999-05-14 2003-11-04 Nec Corporation Image displaying apparatus and method thereof

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