JPH09166974A - 文書処理装置及びキャッシュ機能方法 - Google Patents

文書処理装置及びキャッシュ機能方法

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JPH09166974A
JPH09166974A JP7328941A JP32894195A JPH09166974A JP H09166974 A JPH09166974 A JP H09166974A JP 7328941 A JP7328941 A JP 7328941A JP 32894195 A JP32894195 A JP 32894195A JP H09166974 A JPH09166974 A JP H09166974A
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JP7328941A
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Inventor
Masao Hara
真男 原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】限られたメモリ容量で効率的にビットパターン
を展開するキャッシュ機能を実行可能とする。 【解決手段】文字データ(属性データ含む)を読み込む
文字データ読込み部20と、文字データに応じてビット
パターンを展開するラスタライズ部26と、ビットパタ
ーンを格納するためのキャッシュ記憶部28と、ビット
パターンをキャッシュ記憶部28に格納すべきか否かを
属性データに基づいて判断するフォント判断部38と、
格納されたビットパターンと文字データとを対応づける
ハッシュ機能部30と、対応するビットパターンがキャ
ッシュ記憶部26に格納されているかをハッシュ機能部
30による対応づけにより判断するハッシュ判断部34
と、ビットパターンがキャッシュ記憶部28に格納され
ている場合にキャッシュ記憶部28からビットパターン
を読み込む展開フォント読込み機能部36とを具備す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字を表示または
印刷する際に文字データをもとにフォントを展開する文
書処理装置及びキャッシュ機能方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータ、日本語
ワードプロセッサ等の情報処理装置、あるいはプリンタ
装置など、文書中の各文字のテキストデータ(文字コー
ド)をもとにフォントを展開する文書処理装置において
は、キャッシュ機能が設けられている。
【0003】キャッシュ機能は、表示あるいは印刷の対
象とする文字の文字コード(さらには文字サイズ等の修
飾データ等)に応じて、例えばアウトラインフォントを
ビットパターンを展開してメモリに格納しておき、再
度、同じ文字を表示あるいは印刷する際には既にメモリ
に格納されたビットパターンを用いるようにする機能で
ある。これにより、ビットパターンを展開する処理を省
略することができ、文書の高速な表示または印刷が可能
となる。
【0004】通常、キャッシュ機能に用いられるメモリ
容量は予め確保されており、確保可能なメモリ容量に応
じてキャッシュ機能の方法にもいくつかの方法がある。
比較的大容量のメモリ容量を確保することができる場合
には、表示または印刷の対象とする全ての文字(全ての
文字サイズを含む)をキャッシュの対象とする(ビット
パターンをメモリに格納する)ことができる。ただし、
この場合、メモリ容量を全て使用した後にはキャッシュ
処理を行なわないため、キャッシュ機能の効果が低下し
てしまう。
【0005】また、大容量のメモリ容量を確保すること
ができない場合には、メモリ容量を全て使用した後に、
さらにビットパターンの展開が必要であると、古いビッ
トパターン(最初に展開して格納されたビットパター
ン)、あるいは使用頻度の最も少ないビットパターンを
捨ててメモリ容量を確保し、新たにビットパターンを展
開して格納する。メモリ容量が十分に確保されない場合
には、メモリ容量を全て使用した後には新たなビットパ
ターンを展開するための容量を新たに確保する処理を頻
繁に実行する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の文書
処理装置においては、キャッシュ機能を有効に稼働させ
るためには膨大なメモリ容量を必要となっていた。ま
た、限られたメモリ容量では、メモリ容量を全て使用し
ている際にはビットパターンを展開するために必要なメ
モリ容量を確保するための処理が頻繁に発生してキャッ
シュ機能の効率を低下させてしまう。
【0007】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、限られたメモリ容量で効率的にビットパタ
ーンを展開するキャッシュ機能を実行可能な文書処理装
置及びキャッシュ機能方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、文字の属性を
示す属性データを含む文字データを読み込む文字データ
読み込み手段と、前記文字データ読み込み手段によって
読み込まれた文字データに応じて、文字フォントを表わ
すビットパターンを展開するラスタライズ手段と、前記
ラスタライズ手段によって展開されたビットパターンを
一時的に格納するためのキャッシュ記憶手段と、前記文
字データ読み込み手段によって読み込まれた文字データ
の属性データをもとに、前記ラスタライズ手段によって
展開されたビットパターンを前記キャッシュ記憶手段に
格納すべきか否かを判断するフォント判断手段と、前記
フォント判断手段による判断結果に基づいて、前記キャ
ッシュ記憶手段に格納されたビットパターンと文字デー
タとを対応づけるハッシュ機能手段と、前記文字データ
読み込み手段によって読み込まれた文字データに対応す
るビットパターンが前記キャッシュ記憶手段に格納され
ているか否かを、前記ハッシュ機能手段による対応づけ
に基づいて判断するハッシュ判断手段と、前記ハッシュ
判断手段による判断の結果、該当するビットパターンが
前記キャッシュ記憶手段に格納されている場合に、前記
キャッシュ記憶手段からビットパターンを読み込む読み
込み手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】これにより、特定の属性の文字、すなわち
キャッシュ記憶手段(キャッシュ領域)に格納されたビ
ットパターンを利用されやすい文字についてのみキャッ
シュ処理の対象とすることで、限りあるキャッシュ容量
を効率的に利用したキャッシュ機能が実現される。
【0010】また前記フォント判断手段は、前記属性デ
ータをもとにフォントサイズからビットパターンを前記
キャッシュ記憶手段に記憶すべきか否かを判断すること
を特徴とする。
【0011】また前記フォント判断手段は、前記属性デ
ータをもとにフォント種類からビットパターンを前記キ
ャッシュ記憶手段に記憶すべきか否かを判断することを
特徴とする。
【0012】これにより、特定のフォントサイズ、ある
いはフォント種類(明朝体、ゴシック体等)をもとにし
て、キャッシュ処理の対象とする文字を特定することが
できる。一般の文書では特定の文字サイズ、あるいはフ
ォント種類の文字が大部分を占めるので、これらを対象
とすることでキャッシュ領域を有効に利用したキャッシ
ュ機能が実現される。
【0013】また前記文字データ読み込み手段によって
読み込まれた複数分の文字データの属性データをもと
に、前記フォント判断手段によってビットパターンを前
記キャッシュ記憶手段に記憶すべき文字の属性を決定す
る属性判断手段を具備し、前記フォント判断手段は、前
記属性判断手段によって決定された属性を参照して判断
することを特徴とする。
【0014】これにより、キャッシュ処理の対象とする
文字を特定できない場合には、実際に処理対象となる複
数分の文字の属性をもとに、キャッシュ領域に格納され
たビットパターンが有効に利用される文字の属性を決定
することで、最適に限りあるキャッシュ容量を効率的に
利用したキャッシュ機能が実現される。
【0015】また前記文字データ読み込み手段は、文書
の構造を示す構造属性情報と共に文字データを読み込
み、前記フォント判断手段は、前記文字データ読み込み
手段によって読み込まれた文字データに対応する前記構
造属性情報をもとにビットパターンを前記キャッシュ記
憶手段に記憶すべきか否かを判断することを特徴とす
る。
【0016】これにより、文字毎の属性だけではなく、
処理対象とする文書の構造を示す構造属性情報に基づい
て、キャッシュ処理の対象とする文字を判断することが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
文書処理装置のハードウェア構成を示すブロック図であ
る。図1に示すように、CPU10、表示装置11、入
力装置12、印刷装置13、外部記憶装置14、ROM
15、及びRAM16が、バス17を介して相互に接続
されて構成されている。
【0018】CPU10は、装置全体の制御を司るもの
であり、ROM15またはRAM16に格納されたプロ
グラム、データ等に従って動作する。CPU10は、プ
ログラムに従い各部を動作させることにより各種機能を
実現する。
【0019】表示装置11は、CRTや液晶ディスプレ
イ等によって構成されるもので、文書等の表示を行な
う。表示装置11は、表示すべき文書のテキストデータ
(文字コード列)に従い、文字サイズ、文字種類(ゴシ
ック、明朝体等の書体)、文字修飾等に応じて展開され
た各文字のビットパターンのデータを用いて文書を表示
する。
【0020】入力装置12は、キーボード、タブレット
等によって構成されるもので、装置(CPU10)に対
する各種指示、例えば文書作成の際の文字、表示装置1
1において表示すべき文書のファイル等を指示するため
に使用される。
【0021】印刷装置13は、インクジェットプリンタ
や熱転写プリンタ等によって構成されるもので、文書等
の印刷を行なう。印刷装置13は、表示装置11におけ
る表示と同様にして、印刷すべき文書のテキストデータ
(文字コード列)に従い、文字サイズ、文字種類(ゴシ
ック、明朝体等の書体)、文字修飾等に応じて展開され
た各文字のビットパターンのデータを用いて文書を印刷
する。
【0022】外部記憶装置14は、ハードディスク装置
等によって構成されるもので、プログラム、データ、文
書ファイル等を格納する。ROM15は、CPU10に
よってアクセスされるプログラムやデータ等を格納する
ためのメモリである。ROM15にはアウトラインデー
タ領域15aが設けられており、アウトラインフォント
を生成するためのアウトラインデータが格納されてい
る。
【0023】RAM16は、CPU10によってアクセ
スされるプログラムやデータ等を格納するためのメモリ
である。RAM16にはキャッシュ領域16a、ハッシ
ュテーブル領域16b、属性テーブル領域16c、高頻
度属性データ領域16dが設けられている。
【0024】キャッシュ領域16aは、文字フォントの
ためのキャッシュ機能を実現するために確保されるメモ
リ領域であり、文書を表示または印刷する際に文字デー
タをもとに展開された文字フォント(ビットパターン)
を格納するための領域である。
【0025】ハッシュテーブル領域16bは、キャッシ
ュ領域16aに格納される各文字のフォントデータ(ビ
ットパターン)を管理するためのハッシュテーブルを格
納するための領域である。ハッシュテーブルには、文字
データと同文字データに対応するフォントのビットパタ
ーンが格納されているキャッシュ領域16aの位置を示
すアドレスとが対応づけられてエントリとして格納され
る。なお、詳細については後述する。
【0026】属性テーブル領域16cは、キャッシュ機
能の対象となる文字、すなわちキャッシュ領域16aに
文字フォントのビットパターンを格納すべき属性を判断
するために用いられる属性テーブルを格納するための領
域である。属性テーブルには、ビットパターンを展開す
る対象となる各文字毎に、文字コードに付加された属性
データ(例えばフォント種類、サイズ)と、同文字(文
字コード)に対応するハッシュテーブル32のエントリ
を示すポインタ(またはアドレス)とが対応づけられて
格納されている。
【0027】高頻度属性データ領域16dは、キャッシ
ュ機能の対象となる文字、すなわちキャッシュ領域16
aに文字フォントのビットパターンを格納すべき属性を
示すデータ(高頻度属性データ)を格納するための領域
である。詳細については後述する。
【0028】図2は本実施形態に係わる文書処理装置の
機能構成を示すブロック図である。図2に示すように文
書処理装置は、文字データ読込み部20、文字情報読込
み部22、アウトラインデータ蓄積部24、ラスタライ
ズ部26、キャッシュ記憶部28、ハッシュ機能部3
0、ハッシュテーブル32、ハッシュ判断部34、展開
フォント読込み機能部36、フォント判断部38、フォ
ント認識部40、及び割合判断部42を含んで構成され
ている。
【0029】文字データ読込み部20は、表示または印
刷の対象となる文字の文字データ、すなわち文字コード
と同文字データに付加された属性データとを、CPU1
0においてアプリケーションプログラムを実行すること
によって実現される機能から読み込む。
【0030】文字情報読込み部22は、文字データ読込
み部20によって読み込まれた文字データに対応する文
字情報、すなわち文字コード、属性データ、及びアウト
ラインデータ蓄積部に格納された文字コードに対応する
アウトラインデータとを読み込む。
【0031】アウトラインデータ蓄積部24は、表示ま
たは印刷に供される文字のアウトラインデータを格納す
るもので、文字情報読込み部22によって指定された文
字コードに対応するアウトラインデータが読み出され
る。
【0032】ラスタライズ部26は、文字データ読込み
部20によって読み込まれた表示または印刷の対象とな
る文字のフォント(ビットパターン)がキャッシュ記憶
部28に格納されていないことがハッシュ判断部34か
ら通知された場合に、文字情報読込み部22によって読
み出された文字情報に応じて、アウトラインデータをも
とに文字フォント(ビットパターン)を展開する。ラス
タライズ部26は、キャッシュ機能の処理対象とする文
字については、展開したビットパターンをキャッシュ記
憶部28に格納し、対象としない文字のビットパターン
をキャッシュ記憶部28に格納することなく直接、表示
または印刷に供する。また、ラスタライズ部26は、展
開したビットパターンをキャッシュ記憶部28に格納す
る際、対象としている文字の文字コード、及びビットパ
ターンを格納したキャッシュ記憶部28における位置
(ビットパターンのデータの先頭位置を示すアドレス)
とをハッシュ機能部30に出力する。
【0033】キャッシュ記憶部28は、RAM16に確
保されたキャッシュ領域16aであり、ラスタライズ部
26によって展開されたビットパターンを一時的に格納
する。キャッシュ記憶部28に既にビットパターンが格
納された文字が表示または印刷の対象となる際には、ラ
スタライズ部26におけるビットパターンの展開を行な
わずに、このキャッシュ記憶部28から展開フォント読
込み機能部36によって読み出される。
【0034】ハッシュ機能部30は、キャッシュ記憶部
28に格納される各文字のフォントデータ(ビットパタ
ーン)を、ハッシュテーブル32を用いて管理する。ハ
ッシュ機能部30は、文字データと同文字データに対応
するフォントのビットパターンが格納されているキャッ
シュ記憶部28(キャッシュ領域16a)の位置を示す
アドレスとをラスタライズ部26より入力し、対応づけ
てハッシュテーブル32に格納する。
【0035】ハッシュテーブル32は、文字データ(文
字コード、属性データ)と同文字データに対応するフォ
ントのビットパターンが格納されているキャッシュ領域
16aの位置を示すアドレスとを対応づけて格納するた
めのデータ構造である。
【0036】ハッシュ判断部34は、文字データ読込み
部20によって読み込まれた文字データに対応する文字
のフォント(ビットパターン)がキャッシュ記憶部28
に既に格納されているか否かを判断する。ハッシュ判断
部34は、文字データ読込み部20からの文字データを
もとにハッシュテーブル32のエントリを検索し、該当
する文字データが存在するか否かによって判断する。ハ
ッシュ判断部34は、文字データ読込み部20によって
読み込まれた表示または印刷の対象となる文字データの
フォント(ビットパターン)がキャッシュ記憶部28に
格納されていないと判断した場合にはラスタライズ部2
6にこの旨を通知する。
【0037】展開フォント読込み機能部36は、文字デ
ータ読込み部20によって読み込まれた表示または印刷
の対象となる文字データに対応するフォント(ビットパ
ターン)をキャッシュ記憶部28から読出して表示また
は印刷に供する。
【0038】フォント判断部38は、文字データ読込み
部20によって読み込まれた表示または印刷の対象とな
る文字データが、対応するフォント(ビットパターン)
をキャッシュ記憶部28に格納すべき対象であるか否か
を判断し、判断結果をラスタライズ部26に通知する。
フォント判断部38は、例えば外部より与えられるキャ
ッシュ処理の対象とする属性の指示、あるいは割合判断
部42における判断結果に応じて設定される高頻度属性
データ38cをもとに判断する。フォント判断部38に
は、属性によって指定されるフォントのサイズを判断す
るフォントサイズ判断部38a、フォント種を判断する
フォント種判断部38bが設けられている。
【0039】フォント認識部40は、キャッシュ機能の
対象となる文字、すなわちキャッシュ領域16aに文字
フォントのビットパターンを格納すべき属性を判断する
ための属性テーブル40aを生成する。属性テーブル4
0aには、ビットパターンを展開する対象となる各文字
毎に、文字コードに付加された属性データ(例えばフォ
ント種類、サイズ)と、同文字(文字コード)に対応す
るハッシュテーブル32のエントリを示すポインタ(ま
たはアドレス)とが対応づけられて格納されている。フ
ォント認識部40は、予め設定されている所定の文字数
分の文字データに基づいて属性テーブル40aを生成す
る。
【0040】割合判断部42は、フォント認識部40に
よって生成された属性テーブル40aに登録されたデー
タに基づいて、キャッシュ機能の対象となる文字、すな
わちキャッシュ領域16aに文字フォントのビットパタ
ーンを格納すべき属性を判断する。割合判断部42は、
属性テーブル40aに格納されたフォント種類、または
フォントのサイズの割合をもとに判断する。(例えば使
用頻度の最も高いフォント種類、あるいはフォントサイ
ズをキャッシュ処理の対象とするものと判断する)。割
合判断部42は、判断結果をラスタライズ部26に通知
する。
【0041】図3はハッシュテーブル32の詳細なデー
タ構造を示す図である。図3に示すようにハッシュテー
ブル32は、文字データ中の文字コード(例えば16ビ
ットで表現されるものとする)の下位4ビット毎にエン
トリが配列(行方向)されている。各エントリは、文字
データ(文字コード、属性データ)と、同文字データに
対応するフォントのビットパターンが格納されているキ
ャッシュ記憶部28の位置を示すアドレスとが対応づけ
られて構成される。なお、図3中では文字データの属性
データを省略している。
【0042】ハッシュ機能部30は、ラスタライズ部2
6が展開したビットパターンをキャッシュ記憶部28に
格納する場合に、対象となっている文字の文字コードの
下位4ビットの値に応じてハッシュテーブル32の配列
中のエントリ位置を決定する。例えば文字「あ」の文字
コードを「0402」(16進表記)とすると下位4ビ
ットの値「2」に応じて、ハッシュテーブル32の
「2」に対応する配列中に文字データとアドレスとを対
応づけて格納する。
【0043】ハッシュテーブル32を図3に示す構造と
することで、ハッシュ判断部34が、キャッシュ記憶部
28に所望する文字のビットパターンが格納されている
か否かを判別する際に、対象とする文字コードの下位4
ビットを参照して該当する配列(列方向)のみを検索す
るだけで良くなり、処理を効率化することができる。
【0044】次に、本実施形態における、文書を表示ま
たは印刷する際のビットパターンの生成の動作(キャッ
シュ処理)について、図4に示すフローチャートを参照
しながら説明する。
【0045】本実施形態では表示または印刷の対象とな
る文字の全てを無条件にキャッシュ処理の対象とするの
ではなく、特定の属性を持った文字のみをキャッシュ処
理の対象(展開したビットパターンをキャッシュ領域1
6aに格納する)とする。すなわち、キャッシュ処理の
対象とする文字を選択的に限定することで、キャッシュ
記憶部28の限られたメモリ容量を有効に利用する機能
を提供する。
【0046】まず、入力装置12から入力される文字デ
ータに応じた文書作成や、外部記憶装置14に格納され
た文書ファイルの表示または印刷等を行なう場合には、
ハッシュテーブル32の初期化(オールクリア)が行な
われる(ステップA1)。
【0047】文字データ読込み部20は、表示または印
刷の対象とする文書(文字列)の文字データを、アプリ
ケーションプログラムをもとに実現される機能から読み
込む(ステップA2)。文字データは、例えばシフトJ
ISコードによる文字コードや、文字の属性(フォント
種類、フォントサイズ、各種修飾等)を示す属性データ
が含まれているものとする。
【0048】ハッシュ判断部34は、文字データ読込み
部20によって読み込まれた文字データをもとにハッシ
ュテーブル32を検索し、対象とする文字データに対応
する文字フォント(ビットパターン)が既にキャッシュ
記憶部28に格納されているか否かを判断する(ステッ
プA3)。この際、ハッシュ判断部34は、ハッシュテ
ーブル32を、対象とする文字コードの下位4ビットの
値に応じた配列のみを検索する。
【0049】ここで、ハッシュテーブル32に一致する
文字コードが存在しない場合には(ステップA4)、文
字データ読込み部20によって読み込まれた文字データ
に応じた文字フォント(ビットパターン)を展開する処
理が実行される(ステップA5)。すなわち、文字情報
読込み部22は、文字データ読込み部20によって読み
込まれた文字コードに対応するアウトラインデータをア
ウトラインデータ蓄積部24から読み込み、文字データ
と共にラスタライズ部26に出力する。
【0050】ラスタライズ部26は、文字情報読込み部
22からのアウトラインデータをもとに、属性データに
従って文字フォントを表わすビットパターンへ展開す
る。一方、フォント判断部38は、文字データ読込み部
20によって読み込まれた文字データの属性データをも
とに文字の属性をチェックし、ラスタライズ部26によ
って展開されるフォントのビットパターンをキャッシュ
記憶部28に格納すべきか否かを判断し、ラスタライズ
部26に通知する(ステップA6)。
【0051】フォント判断部38は、例えば外部より与
えられるキャッシュ処理の対象とする属性の指定をもと
に判断する。ここでの属性の指定は、予め設定しておい
て設定内容を読み込んでも良いし、表示または印刷を実
行する際に入力装置12から入力しても良く、その他、
どのような方法を用いても良い。
【0052】一般的な文書においては、通常、同じサイ
ズ及びフォント種類(例えば10ポイント、明朝体)の
文字が大部分を占めている。従って、この文字のサイ
ズ、フォント種類を指定することで、主に使用されてい
る文字についてのみキャッシュ処理の対象とすることが
できる。
【0053】フォント判断部38のフォントサイズ判断
部38aは、属性の指示のフォントサイズについて判断
し、フォント種判断部38bはフォント種類に応じて判
断する。この結果、入力された文字データの属性データ
の内容が属性の指示と一致した場合には、フォント判断
部38は、入力された文字データをキャッシュ処理の対
象とするものとしてラスタライズ部26に通知する。
【0054】従って、文書中に存在する少数の文字、例
えば文書中の「見出し」に用いられるような拡大された
文字や、斜体などの修飾が施された文字などのビットパ
ターンはキャッシュ処理の対象とはならない。
【0055】なお、必ずしもフォントサイズとフォント
種類の両方が一致した場合にキャッシュ処理の対象とす
るのではなく、何れか一方が一致した場合にキャッシュ
処理の対象とするものと判断するようにしても良い。
【0056】ラスタライズ部26は、展開したフォント
のビットパターンをフォント判断部38からの指示に応
じて出力する。すなわち、ラスタライズ部26は、処理
対象としている文字がキャッシュ処理の対象とする場合
には、ビットパターンをキャッシュ記憶部28に格納す
ると共に、文字データ及びキャッシュ記憶部28にビッ
トパターンを格納した位置、すなわちビットパターンの
データの先頭位置を示すアドレスをハッシュ機能部30
に出力する。ハッシュ機能部30は、ラスタライズ部2
6からの文字データとアドレスとを対応づけてハッシュ
テーブル32に格納する(ステップA7)。
【0057】そして、展開フォント読込み機能部36
は、キャッシュ記憶部28に格納されたビットパターン
を出力し、表示または印刷の処理に供する(ステップA
8)。また、ラスタライズ部26は、処理対象としてい
る文字がキャッシュ処理の対象としない場合には、ビッ
トパターンをキャッシュ記憶部28に格納することなく
出力し、表示または印刷の処理に供する(ステップA
8)。
【0058】なお、ステップA4において、ハッシュテ
ーブル32に一致する文字コードが存在した場合には、
ハッシュ判断部34は、展開フォント読込み機能部36
に通知する。この場合、展開フォント読込み機能部36
は、ラスタライズ部26におけるビットパターンの処理
を待たずに、ハッシュテーブル32に格納された該当す
るエントリのアドレスをもとにキャッシュ記憶部28か
らビットパターンを読み出して出力する(ステップA
8)。
【0059】以上のような文字毎の処理を表示または印
刷の対象とする文書(文字列)分について実行する(ス
テップA9)。このようにして、表示または印刷の対象
とする文書に対して、主に使用されている文字のサイズ
及びフォント種類を指示することで、フォント判断部3
8によってキャッシュ処理の対象として判断され、ラス
タライズ部26によって展開されたビットパターンがキ
ャッシュ記憶部28に格納されるので、1度展開された
ビットパターンを有効に利用することができる。また、
対象とする属性以外の文書中に存在する数が少ない文
字、すなわちキャッシュ記憶部28にビットパターンを
格納しても使用される機会の少ない文字のビットパター
ンはキャッシュ記憶部28に格納されないので、限られ
たメモリ容量を無駄に費やすことがない。従って、限ら
れたメモリ容量で効率的にビットパターンを展開するキ
ャッシュ機能が実現される。
【0060】なお、前述した実施形態では、キャッシュ
処理の対象とする文字を、各文字に付加された属性デー
タに基づいて判断しているが、その他の条件に基づいて
判断できるようにすることもできる。
【0061】例えば、一般に文書は、特定の文書構造を
もって作成されることが多い。このような文書は、「見
出し」や「段落」が設けられ、文書作成等を行なうアプ
リケーションによって実現される機能によって文書構造
が構造属性情報によって管理される。
【0062】文字データ読込み部20は、文書作成等の
機能から文字コードと共に構造属性情報を読み込む。フ
ォント判断部38は、構造属性情報に基づいて、表示ま
たは印刷の対象とする文字のビットパターンをキャッシ
ュ記憶部28に格納すべきか否かを判別する。
【0063】通常、「見出し」に用いられる文字は、
「段落」における一般の文字と異なる属性、例えば拡
大、斜体等の修飾属性が付加されている。そして、「見
出し」で使用される文字は、「段落」において使用され
る文字よりも使用頻度が低い。従って、フォント判断部
38は、構造属性情報の「段落」に対応する文字のビッ
トパターンのみをフォント判断部38に格納するものと
判断し、「見出し」に対応する文字のビットパターンを
格納しないものと判別する。
【0064】こうして文書構造を表わす構造属性情報を
用いることによって、文字コード毎の属性データに基づ
いて判断する場合と同様にして、限られたメモリ容量で
効率的にビットパターンを展開するキャッシュ機能を実
現することができる。
【0065】また、前述した実施形態では一般的な文書
(使用される主の文字の属性を特定できる)を対象とし
ているが、一般的ではない文書(使用される主の文字の
属性を特定できない)を対象とした場合においても、図
5のフローチャートに示す処理を行なうことでキャッシ
ュ記憶部28の容量を有効に利用したキャッシュ機能を
実現することができる。
【0066】この場合、キャッシュ処理の対象とする文
字の属性を予め設定しておくのではなく、実際の処理対
象とする文書中に含まれる文字の属性に応じて決定す
る。まず、入力装置12から入力される文字データに応
じた文書作成や、外部記憶装置14に格納された文書フ
ァイルの表示または印刷等を行なう場合には、ハッシュ
テーブル32の初期化(オールクリア)が行なわれる
(ステップB1)。
【0067】文字データ読込み部20は、表示または印
刷の対象とする文書(文字列)の文字データを、アプリ
ケーションプログラムをもとに実現される機能から読み
込む(ステップB2)。文字データは、例えばシフトJ
ISコードによる文字コードや、文字の属性(フォント
種類、フォントサイズ、各種修飾等)を示す属性データ
が含まれているものとする。
【0068】ハッシュ判断部34は、文字データ読込み
部20によって読み込まれた文字データをもとにハッシ
ュテーブル32を検索し、対象とする文字データに対応
する文字フォント(ビットパターン)が既にキャッシュ
記憶部28に格納されているか否かを判断する(ステッ
プB3)。この際、ハッシュ判断部34は、ハッシュテ
ーブル32を、対象とする文字コードの下位4ビットの
値に応じた配列のみを検索する。
【0069】ここで、ハッシュテーブル32に一致する
文字コードが存在しない場合には(ステップB4)、文
字データ読込み部20によって読み込まれた文字データ
に応じた文字フォント(ビットパターン)を展開する処
理が実行される。すなわち、文字情報読込み部22は、
文字データ読込み部20によって読み込まれた文字コー
ドに対応するアウトラインデータをアウトラインデータ
蓄積部24から読み込み、文字データと共にラスタライ
ズ部26に出力する。
【0070】ラスタライズ部26は、文字情報読込み部
22からのアウトラインデータをもとに、属性データに
従って文字フォントを表わすビットパターンへ展開する
(ステップB5)。
【0071】一方、フォント認識部40は、文字データ
読込み部20によって読み込まれた文字データの数が予
め設定された所定数以上でなければ(ステップB6)、
文字データを属性テーブル40aに順次格納する(ステ
ップB7)。
【0072】フォント認識部40は、属性テーブル40
aに図6に示すように、処理対象とする文字の文字コー
ドと属性データ(フォント種類、フォントサイズ)の内
容を示すデータと対応するハッシュテーブル32のエン
トリを示すポインタ(またはアドレス)とを対応づけて
格納する。ただし、対応するハッシュテーブル32のエ
ントリを示すポインタ(またはアドレス)は、ハッシュ
機能部30がハッシュテーブル32に文字コードとアド
レスを格納する際にハッシュ機能部30から通知され
る。属性テーブル40aには、予め設定された所定数の
文字データを格納することができる。
【0073】ラスタライズ部26は、展開したフォント
のビットパターンをキャッシュ記憶部28からの指示に
応じて出力する。すなわち、ラスタライズ部26は、処
理対象としている文字がキャッシュ処理の対象とする場
合には、ビットパターンをキャッシュ記憶部28に格納
すると共に、文字データ及びキャッシュ記憶部28にビ
ットパターンを格納した位置、すなわちビットパターン
のデータの先頭位置を示すアドレスをハッシュ機能部3
0に出力する。ハッシュ機能部30は、ラスタライズ部
26からの文字データとアドレスとを対応づけてハッシ
ュテーブル32に格納すると共に、ハッシュテーブル3
2のエントリを示す位置(アドレス)を示すデータをフ
ォント認識部40に通知する(ステップB8)。
【0074】ただし、フォント判断部38において高頻
度属性データ38cが格納されていない場合、ラスタラ
イズ部26によって展開された全てのビットパターンが
キャッシュ記憶部28に格納される。
【0075】展開フォント読込み機能部36は、キャッ
シュ記憶部28に格納されたビットパターンを出力し、
表示または印刷の処理に供する(ステップB9)。以上
のような文字毎の処理を表示または印刷の対象とする文
書(文字列)分について実行する(ステップA9)。そ
の処理過程において、フォント認識部40は、文字デー
タ読込み部20によって読み込まれた文字データが、予
め設定された所定数以上となったことを判別した場合
(ステップB6)、割合判断部42に通知する。割合判
断部42は、属性テーブル40aに格納された所定数分
の文字の属性データ、ここではフォント種類とフォント
サイズについて出現頻度の割合が高い(使用頻度が高
い)属性を判断し、この属性を示すデータを高頻度属性
データとしてフォント判断部38に格納すると共にハッ
シュ機能部30に通知する(ステップB11)。この
際、割合判断部42は、フォント種類と、フォントサイ
ズのそれぞれを別個に判断しても良いし、両者の組み合
わせによって判断しても良く、それに応じた高頻度属性
データ38cを設定する。
【0076】ハッシュ機能部30は、割合判断部42か
らの通知に応じてハッシュテーブル32を再構築する
(ステップB12)。すなわち、高頻度属性データ38
cを設定してキャッシュ処理の対象とする属性を決定す
ると、決定以前にキャッシュ記憶部28に格納されたビ
ットパターンのうち高頻度属性データ38cに対応する
文字データのエントリのみを残し、その他の文字データ
のエントリを削除する。
【0077】この際、ハッシュ機能部30は、属性テー
ブル40aに格納された属性内容に対応するポインタを
参照して、ハッシュテーブル32から不要なエントリを
削除し、高頻度属性データ38cの内容と一致する属性
を持つ文字データのエントリの配列位置を変更する(ハ
ッシュ判断部34による検索が容易な形式に変更す
る)。
【0078】こうして、高頻度属性データ38cを決定
する以前にキャッシュ記憶部28に格納されたビットパ
ターンを有効に利用できるようにすると共に、キャッシ
ュ記憶部28において使用可能なメモリ容量を確保す
る。
【0079】また、フォント認識部40は、属性テーブ
ル40aをクリアする。以下、文字データ読込み部20
によって読み込まれた文字データについて、フォント判
断部38は、高頻度属性データ38cに格納された高頻
度属性データ38cに基づいて、ラスタライズ部26に
おいて展開されたビットパターンをキャッシュ記憶部2
8に格納すべきか否かを判別する(ステップB13)。
【0080】読み込まれた文字データの属性データが高
頻度属性データ38cに格納された属性と一致する場
合、すなわち使用頻度の高い(キャッシュ記憶部28に
格納されたビットパターンを利用する)文字データであ
る場合には、フォント判断部38はラスタライズ部26
に通知する(ステップB13)。ラスタライズ部26
は、展開したビットパターンをキャッシュ記憶部28に
格納する。
【0081】また、ハッシュ機能部30は、ラスタライ
ズ部26からの文字データとアドレスとを対応づけてハ
ッシュテーブル32に格納すると共に、ハッシュテーブ
ル32のエントリを示す位置(アドレス)を示すデータ
をフォント認識部40に通知する(ステップB8)。
【0082】展開フォント読込み機能部36は、キャッ
シュ記憶部28に格納されたビットパターンを出力し、
表示または印刷の処理に供する(ステップB9)。以上
のような文字毎の処理を表示または印刷の対象とする文
書(文字列)分について実行する(ステップB15)。
【0083】このようにして、一般的ではない文書(使
用される主の文字の属性を特定できない)を対象とする
場合においても、限られたメモリ容量で効率的にビット
パターンを展開するキャッシュ機能を実現することがで
きる。
【0084】なお、前述した実施形態においては、キャ
ッシュ記憶部28(キャッシュ領域16a)に格納すべ
きビットパターンがキャッシュ領域16aの容量を越え
た場合について説明していないが、この場合、古いビッ
トパターン(最初に格納されたパターン)、あるいは使
用頻度の低いビットパターンを削除して、メモリ容量を
確保する処理を併用することも可能である。
【0085】また、前述した実施形態では、文字の属性
としてフォント種類とフォントサイズのみを例にして説
明しているが、その他の属性を対象とすることも勿論可
能である。
【0086】また、前述した実施形態においては、アウ
トラインフォントを展開する場合を例にして説明してい
るが、文字の芯線を表わすインラインデータをもとにし
てフォントを生成する場合にも同様にして適用すること
ができる。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、キ
ャッシュ領域に文字フォント(ビットパターン)を格納
する対象となる文字をキャッシュ処理に有効な属性のみ
を対象として限定するので、限られたメモリ容量で効率
的にビットパターンを展開するキャッシュ機能の実現が
可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる文書処理装置のハー
ドウェア構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態に係わる文書処理装置の機能構成を
示すブロック図。
【図3】本実施形態におけるハッシュテーブルの詳細な
データ構造を示す図。
【図4】本実施形態における文書を表示または印刷する
際のビットパターンの生成の動作(キャッシュ処理)を
説明するためのフローチャート。
【図5】本実施形態における一般的ではない文書を対象
とした場合のビットパターンの生成の動作(キャッシュ
処理)を説明するためのフローチャート。
【図6】本実施形態における属性テーブルとハッシュテ
ーブルとの対応関係を示す図。
【符号の説明】
10…CPU 11…表示装置 12…入力装置 13…印刷装置 14…外部記憶装置 15…ROM 15a…アウトラインデータ領域 16…RAM 16a…キャッシュ領域 16b…ハッシュテーブル領域 16c…属性テーブル領域 16d…高頻度属性データ領域 20…文字データ読込み部 22…文字情報読込み部 24…アウトラインデータ蓄積部 26…ラスタライズ部 28…キャッシュ記憶部 30…ハッシュ機能部 32…ハッシュテーブル 34…ハッシュ判断部 36…展開フォント読込み機能部 38…フォント判断部 38a…フォントサイズ判断部 38b…フォント種判断部 38c…高頻度属性データ 40…フォント認識部 40a…属性テーブル 42…割合判断部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字の属性を示す属性データを含む文字
    データを読み込む文字データ読み込み手段と、 前記文字データ読み込み手段によって読み込まれた文字
    データに応じて、文字フォントを表わすビットパターン
    を展開するラスタライズ手段と、 前記ラスタライズ手段によって展開されたビットパター
    ンを一時的に格納するためのキャッシュ記憶手段と、 前記文字データ読み込み手段によって読み込まれた文字
    データの属性データをもとに、前記ラスタライズ手段に
    よって展開されたビットパターンを前記キャッシュ記憶
    手段に格納すべきか否かを判断するフォント判断手段
    と、 前記フォント判断手段による判断結果に基づいて、前記
    キャッシュ記憶手段に格納されたビットパターンと文字
    データとを対応づけるハッシュ機能手段と、 前記文字データ読み込み手段によって読み込まれた文字
    データに対応するビットパターンが前記キャッシュ記憶
    手段に格納されているか否かを、前記ハッシュ機能手段
    による対応づけに基づいて判断するハッシュ判断手段
    と、 前記ハッシュ判断手段による判断の結果、該当するビッ
    トパターンが前記キャッシュ記憶手段に格納されている
    場合に、前記キャッシュ記憶手段からビットパターンを
    読み込む読み込み手段とを具備したことを特徴とする文
    書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記フォント判断手段は、前記属性デー
    タをもとにフォントサイズからビットパターンを前記キ
    ャッシュ記憶手段に記憶すべきか否かを判断することを
    特徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フォント判断手段は、前記属性デー
    タをもとにフォント種類からビットパターンを前記キャ
    ッシュ記憶手段に記憶すべきか否かを判断することを特
    徴とする請求項1記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記文字データ読み込み手段によって読
    み込まれた複数分の文字データの属性データをもとに、
    前記フォント判断手段によってビットパターンを前記キ
    ャッシュ記憶手段に記憶すべき文字の属性を決定する属
    性判断手段を具備し、 前記フォント判断手段は、前記属性判断手段によって決
    定された属性を参照して判断することを特徴とする請求
    項1記載の文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記文字データ読み込み手段は、文書の
    構造を示す構造属性情報と共に文字データを読み込み、 前記フォント判断手段は、前記文字データ読み込み手段
    によって読み込まれた文字データに対応する前記構造属
    性情報をもとにビットパターンを前記キャッシュ記憶手
    段に記憶すべきか否かを判断することを特徴とする請求
    項1記載の文書処理装置。
  6. 【請求項6】 文字データに応じてフォントを表わすビ
    ットパターンを展開してメモリに格納しておき、再度、
    同じ文字を使用する際には既にメモリに格納されたビッ
    トパターンを用いるキャッシュ機能方法において、 前記文字データに含まれる文字の属性を示す属性データ
    をもとに、文字データに応じて展開されたビットパター
    ンをメモリに格納すべきか否かを判断し、 この判断の結果、格納すべきではないと判断した場合に
    は、ビットパターンをメモリに格納しないことを特徴と
    するキャッシュ機能方法。
  7. 【請求項7】 文字データに応じてフォントを表わすビ
    ットパターンを展開してメモリに格納しておき、再度、
    同じ文字を使用する際には既にメモリに格納されたビッ
    トパターンを用いるキャッシュ機能方法において、 複数分の文字データの属性データをもとに、ビットパタ
    ーンをメモリに記憶すべき文字の属性を決定し、 この決定された属性を参照して、前記文字データに含ま
    れる文字の属性を示す属性データをもとに、文字データ
    に応じて展開されたビットパターンをメモリに格納すべ
    きか否かを判断し、 この判断の結果、格納すべきではないと判断した場合に
    は、ビットパターンをメモリに格納しないことを特徴と
    するキャッシュ機能方法。
JP7328941A 1995-12-18 1995-12-18 文書処理装置及びキャッシュ機能方法 Pending JPH09166974A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013169763A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Kyocera Document Solutions Inc 画像形成装置および文字描画プログラム
JP2014233861A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2015016617A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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JP2014233861A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
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