JPH09164209A - 弯曲型スパイラルジグザグステント - Google Patents

弯曲型スパイラルジグザグステント

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JPH09164209A
JPH09164209A JP34775895A JP34775895A JPH09164209A JP H09164209 A JPH09164209 A JP H09164209A JP 34775895 A JP34775895 A JP 34775895A JP 34775895 A JP34775895 A JP 34775895A JP H09164209 A JPH09164209 A JP H09164209A
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JP
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curved
spiral
elastic wire
stent
wire rod
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JP34775895A
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Hideo Uchida
日出夫 打田
Munehiro Maeda
宗宏 前田
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MEDEIKOSU HIRATA KK
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MEDEIKOSU HIRATA KK
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/82Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/86Stents in a form characterised by the wire-like elements; Stents in the form characterised by a net-like or mesh-like structure
    • A61F2/88Stents in a form characterised by the wire-like elements; Stents in the form characterised by a net-like or mesh-like structure the wire-like elements formed as helical or spiral coils

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弯曲型の血管又は器官等の管腔部に載置する
場合にも管腔部壁に望ましくない応力を及ぼさないよう
に予め弯曲されており、かつその弯曲方向を管腔部の屈
曲方向と正確に一致させるのが容易なスパイラル状のジ
グザグステントを提供する。 【解決手段】 弯曲型スパイラルジグザグステントは、
屈曲部間の線材部11a、11bの長さが長短の繰り返しと
なるようにジグザグ状に変形されスパイラル状に旋回す
る弾性線材11と、前記弾性線材11の屈曲部に形成された
係止部13に結着された糸15とからなる。スパイラルの周
期と同じ周期で前記屈曲部間の線材部長さが実質的に徐
々に増減しているために、前記弾性線材11全体の包絡面
が弯曲円筒状である。凸曲側及び凹曲側の少なくとも一
方の位置にある前記弾性線材11の一部にマーカー16が設
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の血管又は器
官等の管腔部内に挿入するスパイラルステントに関し、
特に弯曲した管腔部内に挿入されたときに管腔部に望ま
しくない応力を与えないように、管腔壁の屈曲に追従可
能な弯曲型スパイラルジグザグステントに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近、
閉塞した血管又は器官等の管腔部を拡張したり、脆化し
た管腔壁を補強したりする目的で、管腔部内にステント
を載置する処置が広く行われるようになってきた。特に
狭窄した血管、尿管、消化管、気管等の管腔状器官の流
路再開、例えば動脈硬化性閉塞症における血流再開等の
目的で、ステントの重要性は高まっている。
【0003】ステントには種々の形状及びサイズがある
が、一般に弾性線材で構成された管状構造のもの(管状
ステント又はワイヤステント)が有望視されており、ス
テントを利用した多くの臨床例がある。このようなステ
ントの弾性線材としては、ステンレス鋼ワイヤ等の金属
線をジグザグ状に変形したものが好適である。
【0004】このようなジグザグ状の弾性線材からなる
ステントとして、例えば多数の直線部分が互いに屈曲部
により接続されてジグザグ状構造の閉ループに形成され
たワイヤからなるステント(いわゆる「Z−ステン
ト」)が提案されている(特公平4-32662 号)。Z−ス
テントとしては、その外に実開平4-114310号、実開平6-
41754 号及び特開平7-24072 号等に記載されているもの
もある。
【0005】このようなZ−ステントは、一般に図6
(a) に示す構造を有する。ジグザグ状に屈曲された弾性
線材61は円筒状に巻かれ、各円筒状ユニット62a、62b
・・・を構成する。図6(b) に示すように、ジグザグ状
に屈曲された弾性線材61は、Z−ステントの外径に対応
する長さを有するとともに、その屈曲部間の線材部長さ
は全て等しくなっている。また、弾性線材61の屈曲部は
曲率半径が小さな半円環状に形成され、結着糸の係止部
63となる。隣接するユニット62a、62b・・・の係止部
63が交互に位置するように一本の糸で結着され、各ユニ
ット62a、62b・・・は連結されて、円筒状のステント
となる。このような構造のステントでは、弾性線材が円
周方向にジグザグ状であるので、縮径するのが容易であ
る。しかし係止部63は竹の節のように同一円周上にある
ので、縮径の際にかさばる。そのため、図6(c) に示す
ように、カテーテル65内に挿入する際に係止部63の縮径
に限度があるという欠点があることが分かった。
【0006】このようなZ−ステントの欠点を解消する
ために、弾性線材をスパイラル状に巻回することが考え
られる。その場合、図7(a) に示すように、弾性線材71
の全長はステントの全長に対応する長さとするととも
に、その屈曲部間の線材部長さA、Bを長短の繰り返し
とする。ジグザグ状の弾性線材71の屈曲部には糸結着用
の係止部73が形成されている。図7(b) に示すように、
係止部73に糸を結着することにより、弾性線材71はスパ
イラル状に巻回され、全体的に円筒状となる。このよう
なスパイラル状のジグザグステントの場合、カテーテル
内に挿入しても係止部73が同一円周上に位置しないので
かさばらないという利点が得られる。
【0007】しかし、スパイラル状のジグザグステント
を弯曲型の管腔部(特に十二指腸C-loopの様に弯曲型の
血管又は器官路)内に載置する場合、管腔部の屈曲方向
にステントが弯曲させられるために、管腔部の内壁に望
ましくない応力がかかり、損傷又は障害の恐れがあるこ
とが分かった。
【0008】従って、本発明の目的は、弯曲型の血管又
は器官等の管腔部に載置する場合にも管腔部壁に望まし
くない応力を及ぼさないように予め弯曲されており、か
つその弯曲方向を管腔部の屈曲方向と正確に一致させる
のが容易なスパイラル状のジグザグステントを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、長短を繰り返す屈曲部間線材部
長さからなるスパイラルジグザグステントにおいて、ス
パイラルの周期と同じ周期で前記屈曲部間線材部長さを
実質的に徐々に増減させることにより弾性線材全体の包
絡面を弯曲させることができるとともに、凸曲側及び凹
曲側の少なくとも一方の位置にある弾性線材の一部にマ
ーカーを設けることにより、ステントが管腔部の弯曲に
沿って正しく載置されているか否かをモニターにより容
易に判定することができることを見出し、本発明に想到
した。
【0010】すなわち、本発明の弯曲型スパイラルジグ
ザグステントは、屈曲部間の線材部長さが長短の繰り返
しとなるようにジグザグ状に変形されスパイラル状に旋
回する弾性線材と、前記弾性線材の屈曲部に形成された
係止部に結着された糸とからなり、前記スパイラルの周
期と同じ周期で前記屈曲部間の線材部長さが実質的に徐
々に増減しているために前記弾性線材全体の包絡面が弯
曲円筒状であるとともに、凸曲側及び凹曲側の少なくと
も一方の位置にある前記弾性線材の一部にマーカーが設
けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】添付図面を参照して、本発明を以
下を詳細に説明する。
【0012】[1] 第一の実施例 図1は本発明の弯曲型スパイラルジグザグステントの一
例を示す。図1において、簡単化のために領域Cでは、
弾性線材は手前側のもののみ表示しているが、スパイラ
ル状の糸は省略されていない。
【0013】この弯曲型スパイラルジグザグステント10
は、屈曲部間の線材部長さが長短の繰り返しとなるよう
にジグザグ状に変形されスパイラル状に旋回する弾性線
材11と、弾性線材11の屈曲部に形成された係止部13に結
着された糸15とからなる。図中Lは弯曲型スパイラルジ
グザグステント10の中心線を示す。
【0014】弾性線材11は、管腔部内に載置された時
に、管腔部の収縮力に抵抗して管腔部を拡開状態に保持
するのに十分な弾性力及び強度を有し、長期間管腔部
内に載置しておいても劣化、腐食、溶解等を起こしたり
有害物質を放出したりせず、かつジグザグ加工が容易
であることが必要である。このような条件を満たす材料
として、ステンレス鋼、タンタル、プラチナ等の金属が
好ましい。特に好ましい金属線の例は直径0.2 〜0.5 mm
のステンレス鋼製ワイヤーである。
【0015】糸15は、弾性線材11の係止部13に結着さ
れて、弾性線材11の弾性力に抵抗するのに十分な強度を
有し、長期間管腔部内に載置しておいても劣化、腐
食、溶解等を起こしたり有害物質を放出したりせず、か
つ弾性線材11への結着が容易であることが必要であ
る。このような条件を満たす材料として、ナイロン、ポ
リエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アラミド
等が好ましい。
【0016】弾性線材11の全長は弯曲型スパイラルジグ
ザグステント10の全長に対応する長さを有し、その屈曲
部間の線材部長さは、長短の繰り返しとするととも
に、スパイラルの周期と同じ周期で実質的に徐々に増
減することが必要である。
【0017】図2(a) の例では、隣接する線材部A1
1 、A2 ,B2 、A3 ,B3 ・・・の長さは、実質的
にA1 >B1 、A2 >B2 、A3 >B3 ・・・となって
おり、かつスパイラルの一周期に相当する長さ部分12
a、12b・・・において、線材部の長さA1 、A2 、A
3 ・・・及びB1 、B2 、B3 ・・・は、一周期の前半
部では実質的に徐々に大きく(又は小さく)なるが、一
周期の後半部では実質的に徐々に小さく(又は大きく)
なる。なお、例えば実質的に増とは、常にAn >A n-1
及びBn >B n-1(ただしnは線材部の任意の位置を表
す。)の関係が成り立たなくても、全体の傾向としてA
n >A n-1及びBn >B n-1となっていれば良いことを
意味する。これは実質的に減についても同様である。
【0018】原理的には、屈曲部間の線材部長さは、
A、Bいずれの列でも図2(c) に示すように、正弦曲線
状に変化するようにしてもよい。ただし、弯曲型スパイ
ラルジグザグステント10の曲率半径は全長で同一である
必要はなく、載置する管腔部の形状に合わせて長手方向
に変化していてもよい。好ましい一実施例では、屈曲部
間の線材部長さ(単位:mm)は、20−24−20−24−20−
20−18−15−18−15−20−18−22−・・・と変化する。
このような形状のために、弾性線材11の係止部13を糸で
結着すると、図2(b) に示すように、弾性線材11の包絡
面は弯曲した円筒状となる。
【0019】ジグザグ状の弾性線材11の屈曲部に設けら
れた糸結着用の係止部13は、好ましい一実施例では、図
3に示す形状を有する。隣接する線材部11a、11bは小
さな曲率半径の半円環部11cを介して連結しており、半
円環部11cの根元のネック部11dは幅が狭く設定されて
いる。半円環部11cは線材部11a、11bのヒンジとして
作用するので、ステントの縮径が非常に容易である。
【0020】図3(a) に示すように、半円環部11cに糸
15を一回以上巻回することにより、係止部13への糸15の
結着を良好にすることができる。しかしながら、弾性線
材11を実質的にスパイラル状の糸に固定出来る限り、係
止部13の形状自体は限定されない。
【0021】[2] 第二の実施例 図4(a) は本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント
の別の例を概略的に示す。この実施例では弯曲型スパイ
ラルジグザグステント40は先細状であるが、それ以外の
点は第一の実施例と同じである。先細状となるために
は、弾性線材41の屈曲部間の線材部長さは、長短の繰
り返しであり、スパイラルの周期と同じ周期で実質的
に徐々に増減し、かつ実質的に徐々に短くなることが
必要である。この条件を例示すると図4(b) の通りであ
る。ただし、A、BはそれぞれA1、A2 ,A3 ・・・
列、及びB1 、B2 、B3 ・・・列の線材部長さを表す
(図2(a) 参照)。
【0022】具体的には、上記3つの傾向〜は次の
通りである。については、線材部は長い方の系列A
(A1 、A2 、A3 ・・・)と短い方の系列B(B1
2 、B3 ・・・)とがあるが、各隣接する線材部の組
み合わせ[(A1 ,B1 )、(A2 ,B2 )、(A3
3 )、・・・]において、線長が実質的にA1
1、A2 >B2 、A3 >B3 ・・・の関係になってい
る。については、スパイラルの一周期に相当する長さ
部分において、線材部の各系列の長さA1 、A2 、A3
・・・及びB1 、B2 、B3 ・・・は、一周期の前半部
では実質的に徐々に大きく(又は小さく)なるが、一周
期の後半部では実質的に徐々に小さく(又は大きく)な
る傾向を有する。またについては、両系列ともステン
トの先方に行くに従って実質的に徐々に短くなる。すな
わち、An <A n-1及びBn <B n-1の傾向を示す。従
って、ステント全体における線材部の長さの傾向は、3
つの傾向の積(××)に相当する。
【0023】図4(b) の包絡線Eは直線である必要はな
く、曲線でも良い。また包絡線Eの傾きを変えることに
より、先細の度合いを管腔部の形状に合わせて変化させ
ることができる。
【0024】[3] マーカー 弯曲型スパイラルジグザグステントを弯曲型の管腔部内
に載置する場合、管腔部の屈曲方向とステントの屈曲方
向とが正確に一致しないと、管腔部の内壁に望ましくな
い応力がかかり、損傷又は障害の恐れがある。そのた
め、弯曲型スパイラルジグザグステントに屈曲方向を示
すマーカーを設ける。マーカーの条件は、十分にX線
不透過性であり、弾性線材11への密着が良好かつ容易
であり、かつ長期間管腔部内に載置しておいても劣
化、腐食、溶解等を起こしたり有害物質を放出したりし
ないことが必要である。このような条件を満たす材料と
して、錫及び銀を主体とするハンダ合金が好ましい。具
体的には、スズ95.5〜97.5重量%、銀1.0 〜2.0 重量
%、ビスマス1.5 〜2.5 重量%のハンダ合金が好まし
い。一例として、スズ96.5重量%、銀1.5 重量%、及び
ビスマス2.0 重量%のハンダ合金が挙げられる。
【0025】図1に示すように、マーカー16は、弯曲型
スパイラルジグザグステント10の凸曲側及び凹曲側の少
なくとも一方の位置に設ける。またマーカー16の設置位
置は、図3に示すように、係止部13を構成する半円環部
11cのネック部11d付近とするのが好ましい。マーカー
16の形状は、点状(ネック部dに設ける場合)でも、線
状(線材部上に設ける場合)でも良い。なおマーカー16
の他に、半円環部11cの各ネック部11dにハンダ合金を
付着して、糸15がずれないようにするのが好ましい。こ
の場合、糸15保持用のハンダ部とマーカー16とを明確に
区別できるように、マーカー16の方を大きく形成するの
が好ましい。
【0026】弯曲型スパイラルジグザグステント10の管
腔部内での位置決めはX線像をモニターで見ながら行う
ので、弯曲型スパイラルジグザグステント10の凸曲側又
は凹曲側にないと、屈曲方向が正しいか否か判定できな
い。凸曲側では糸15が半円環部11cから直線的な線材部
11a、11bの方にずれやすいので、マーカー16を凸曲側
に設けるのが好ましい。しかし、全ての半円環部11cの
ネック部11dに糸15保持用のハンダ合金を付着させれ
ば、マーカー16を凹曲側に設けてもよい。いずれにして
も、マーカー16を弯曲型スパイラルジグザグステント10
の凸曲側又は凹曲側に設ける場合には、マーカー16の形
状及び/又は配置は任意でよい。しかし、両方に設ける
場合には、凸曲側のマーカー16の形状及び/又は配置と
凹曲側のマーカー16の形状及び/又は配置とを異なるも
のとしなければならない。好ましい設置例としては、
(イ) 凸曲側又は凹曲側の係止部13付近のみに点状に複数
設けるか、(ロ) 凸曲側(又は凹曲側)の係止部13付近に
点状に複数設けるとともに、反対側の線材部上に線状に
複数設けるのが考えられるが、その他の設置方法でも良
いのは勿論である。
【0027】[4] 作成方法 図5に、弯曲型スパイラルジグザグステントの作成手順
を示す。まず、弾性線材11に所定の間隔毎に半円環部11
cを形成する(図5(a) )。この時、半円環部11cの両
側の線材部11a、11bの長さは上記条件を満たさなけれ
ばならない。次に、半円環部11cを中心にして弾性線材
11を屈曲させ、ジグザグ状にする(図5(b) )。ジグザ
グ状の弾性線材11の半円環部11cからなる係止部13に糸
15を結着し、全体を弯曲スパイラル状にする。この時、
糸15に結着する係止部13の間隔はほぼ均等にするのが好
ましい。
【0028】[5] 管腔部内への載置 本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント10は、まず
圧縮した状態でカテーテル先端の空孔部内に挿入され
る。弯曲型スパイラルジグザグステント10を収容したカ
テーテルは、患者の動脈等の管腔部内を移動し、所定の
位置に到達したらカテーテル先端から弯曲型スパイラル
ジグザグステント10が排出される。排出された弯曲型ス
パイラルジグザグステント10は、自身の弾性により拡開
した形状に復元し、もって管腔部を拡張する。その後カ
テーテルだけ引き抜くことにより、弯曲型スパイラルジ
グザグステント10は管腔部内に残される。このようにし
て、弯曲型スパイラルジグザグステント10は管腔部内の
所定の位置に載置される。
【0029】ステント10の位置及び屈曲方向をX線モニ
ターにより確認することにより、管腔部内への弯曲型ス
パイラルジグザグステント10の正確な載置を容易に行う
ことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の弯曲型スパイラルジグザグステ
ントは、スパイラルジグザグステントが有する優れた拡
張性及び縮径性に加えて、管腔部の屈曲部に正確に追従
した弯曲形状を有するように形成することができる。そ
のため、管腔部内に載置した後で管腔部壁に望ましくな
い応力をかけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント
の全体形状を概略的に示す斜視図である。
【図2】 本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント
の弾性線材を示す概略図であり、(a) は弾性線材の屈曲
部間の線材部長さの関係を示し、(b) はスパイラル状に
巻回した弾性線材を示し、(c) はスパイラル一周期にお
ける弾性線材の屈曲部間の線材部長さの変動を示す。
【図3】 本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント
の係止部の詳細を示す拡大部分断面図である。
【図4】 本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント
の別の例を示し、(a) は斜視図であり、(b) は屈曲部間
の線材部長さの変動を表すグラフである。
【図5】 本発明の弯曲型スパイラルジグザグステント
の弾性線材の作成工程を示す図であり、(a) は半円環部
を形成した弾性線材を示し、(b) はジグザグ状に変形し
た弾性線材を示す。
【図6】 従来のジグザグステントの概略図であり、
(a) はその外観を示し、(b) はその弾性線材を示し、
(c) はカテーテル内に挿入する状態を示す。
【図7】 スパイラルジグザグステントの概略図であ
り、(a) はその弾性線材を示し、(b) はその外観を示
す。
【符号の説明】
10、40・・・・弯曲型スパイラルジグザグステント 11、41、61、71・・・・弾性線材 11a、11b・・・・直線的な線材部 11c・・・・半円環部 11d・・・・ネック部 12a、12b・・・・スパイラルの一周期に相当する長さ
部分 13、63、73・・・・係止部 15・・・・糸 16・・・・マーカー 65・・・・カテーテル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲部間の線材部長さが長短の繰り返し
    となるようにジグザグ状に変形されスパイラル状に旋回
    する弾性線材と、前記弾性線材の屈曲部に形成された係
    止部に結着された糸とからなり、前記スパイラルの周期
    と同じ周期で前記屈曲部間の線材部長さが実質的に徐々
    に増減しているために前記弾性線材全体の包絡面が弯曲
    円筒状であるとともに、凸曲側及び凹曲側の少なくとも
    一方の位置にある前記弾性線材の一部にマーカーが設け
    られていることを特徴とする弯曲型スパイラルジグザグ
    ステント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の弯曲型スパイラルジグ
    ザグステントにおいて、前記屈曲部間の線材部長さは、
    長短の繰り返しでスパイラルの周期と同じ周期で実質的
    に増減し、かつ先方にいくに従って実質的に徐々に短く
    なり、もってステント全体として先細形状を有すること
    を特徴とする弯曲型スパイラルジグザグステント。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の弯曲型スパイラ
    ルジグザグステントにおいて、前記マーカーは錫及び銀
    を主体とするハンダ合金からなることを特徴とする弯曲
    型スパイラルジグザグステント。
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WO2002000288A1 (fr) * 2000-06-26 2002-01-03 Kanji Inoue Dispositif de transport pour instrument de transplantation
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