JPH09163713A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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Publication number
JPH09163713A
JPH09163713A JP33825495A JP33825495A JPH09163713A JP H09163713 A JPH09163713 A JP H09163713A JP 33825495 A JP33825495 A JP 33825495A JP 33825495 A JP33825495 A JP 33825495A JP H09163713 A JPH09163713 A JP H09163713A
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JP
Japan
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yokes
yoke
pair
rotor
hole
Prior art date
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Application number
JP33825495A
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English (en)
Inventor
Koichi Sato
浩一 佐藤
Hiroyasu Numaya
宏康 沼屋
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Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
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Publication date
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の増加をなくして、各環状ヨーク同
志の磁気干渉を抑制させ得るステッピングモータを提供
すること。 【解決手段】 ロータ2の周囲には、対向して配設され
る複数の極歯5を備えた内ヨーク6を設けてある。この
内ヨーク6は平板部6aを備えている。そして、内ヨー
ク6の極歯5と互い違いに離れて配設される複数の極歯
5を備えた外ヨーク7を備えている。この内ヨーク6と
外ヨーク7とで環状ヨーク9を構成し、励磁コイル4を
巻いたボビン3を装着している。内ヨーク6の平板部6
aには、互いに隣接する内ヨーク6に向かって突出した
凸部10を、各内ヨーク6の平板部6aに 120度毎に間隔
を空けて3つ形成してあり、組み付け時に凸部10は60度
間隔で互い違いに平板部6aに当接し、隣接する内ヨー
ク6の間に空間部11を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PM(永久磁石)
型ステッピングモータに関し、特に指示計器の可動部と
して有用なステッピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりOA機器、家電製品、自動車等
の分野におけるアクチュエータ部品として、広く用いら
れているステッピングモータの構造にPM型ステッピン
グモータがあり、以下図8に基づいてステッピングモー
タ1を説明する。
【0003】2は、磁極を一定ピッチで交互に異極着磁
してなる永久磁石からなるロータで、3は、このロータ
2を環状に取り囲み励磁コイル4が巻かれているボビン
である。このボビン3には、ロータ2の周囲に環状に配
設される櫛歯状の複数の極歯5,5をそれぞれ備えた内
ヨーク6と外ヨーク7とを備えている。外ヨーク7は周
囲を覆う延長部7aを備えており、カップ状である。そ
して、この内ヨーク6と外ヨーク7とでロータ2を収納
する中空部8を形成するドーナツ形状の環状ヨーク9を
構成し、2つの環状ヨーク9は内ヨーク6同志を平板部
6aを隣接して積層配設されている。
【0004】ヨーク6,7の極歯はロータ2の磁極に対
応しており、各励磁コイル4への位相をずらした励磁信
号供給により各励磁コイル4を同時もしくは交互に励磁
し、各環状ヨーク9のいづれか一方もしくは双方の極歯
に形成される励磁極とロータ2の磁極との磁気吸引力ま
たは磁気反発力によって、ロータ2を一定の回転角づつ
正逆回転させるもので(例えば特開平5−161333号公
報,特開平3−145960号公報,特開平1−190249号公
報,特開平1−190248号公報参照)、低価格かつ累積誤
差が小さく、また駆動トルクによっては小型化が可能で
ある等種々の利点を有している。
【0005】このような2相励磁によるPM型ステッピ
ングモータは、単相励磁によるPM型ステッピングモー
タと比較して正逆回転制御が容易であり、また駆動トル
クも得やすいことから、近年では端なるアクチュエータ
部品のみならず、例えば速度計やエンジン回転計といっ
た指示計器の動力源としても注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
PM型ステッピングモータは、上述のように、各励磁コ
イル4を同時もしくは交互に励磁することにより、対応
する環状ヨーク9を通じてロータ2を正逆回転させるも
のであるが、各環状ヨーク9は通常、各内ヨーク6同志
が互いに接触した状態で積層されるので、磁気回路のリ
ークにより各環状ヨーク9が互いに磁気干渉してロータ
2の回転動作に悪影響を及ぼすことがあり、特に円滑な
指示運動特性が要求される指示計器の可動部として適さ
ないことがある。
【0007】このため、各環状ヨーク9間に磁気シール
ド板を介装し、環状ヨーク9間の磁気干渉を低減させる
ものが知られている。
【0008】しかしながら、前者のステッピングモータ
は、専用の磁気シールド板を必要とするため、部品点数
が増加しコスト上昇を招いてしまうと共に、磁気シール
ド板の材質によっては、各環状ヨーク同志の溶接固定が
難しいものとなる。
【0009】本発明は、この点に鑑みてなされたもの
で、部品点数の増加をなくして、各環状ヨーク9同志の
磁気干渉を抑制させ得るステッピングモータ1を提供せ
んとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、1対の励磁コ
イルと、永久磁石からなるロータと、前記ロータの周囲
に対向する複数の極歯を備えて互いに隣接する1対の内
ヨークと、前記内ヨークの極歯に互い違いに離れて配設
される複数の極歯を備え前記各内ヨークを挟んで積層さ
れる1対の外ヨークと、前記内ヨークと外ヨークとの間
に挟装され前記各励磁コイルを巻いた1対のボビンと、
を備え前記各極歯に前記各励磁コイルの励磁極を導いて
前記ロータを回転させるステッピングモータであって、
前記各内ヨークの少なくとも一方側内ヨークに他方側内
ヨークに当接して前記各内ヨーク間に空間部を形成する
凸部を設けたものである。
【0011】また、1対の励磁コイルと、永久磁石から
なるロータと、前記ロータの周囲に対向する複数の極歯
を備えて互いに隣接する1対の内ヨークと、前記内ヨー
クの極歯に互い違いに離れて配設される複数の極歯を備
え前記各内ヨークを挟んで積層される1対の外ヨーク
と、前記内ヨークと外ヨークとの間に挟装され前記各励
磁コイルを巻いた1対のボビンと、を備え前記各極歯に
前記各励磁コイルの励磁極を導いて前記ロータを回転さ
せるステッピングモータであって、前記1対のボビンの
一方側に、同じ側の前記内ヨークを貫通するとともに他
方側の内ヨークに当接し、前記各内ヨーク間に空間部を
形成する突出部を設けたものである。あるいは、1対の
励磁コイルと、永久磁石からなるロータと、前記ロータ
の周囲に対向する複数の極歯を備えて互いに隣接する1
対の内ヨークと、前記内ヨークの極歯に互い違いに離れ
て配設される複数の極歯を備え前記各内ヨークを挟んで
積層される1対の外ヨークと、前記内ヨークと外ヨーク
との間に挟装され前記各励磁コイルを巻いた1対のボビ
ンと、を備え前記各極歯に前記各励磁コイルの励磁極を
導いて前記ロータを回転させるステッピングモータであ
って、前記1対の内ヨークの少なくとも一方側内ヨーク
の平板部に孔を形成し、この孔に対応する前記ボビン位
置に前記孔を貫通して他方側内ヨークに当接し前記各内
ヨーク間に空間部を形成する突出部を設けたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、環状ヨークを構成する
内ヨークを互いに隣接させてなるステッピングモータに
おいて、内ヨークの凸部若しくはボビンの突出部によ
り、隣接する内ヨーク間に空間部を形成したことによ
り、部品点数の増加をなくして、各環状ヨーク同志の磁
気干渉を抑制することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から7に基づい
て説明する。なお、前記従来例と相当箇所には同様の符
合を付してその詳細な説明を省略する。図1,2は、本
発明に係るステッピングモータの第1実施例を示すもの
である。
【0014】2は、永久磁石からなるロータであり、こ
のロータ2の周囲に対向して配設される複数の極歯5を
備えた内ヨーク6が設けてある。この内ヨーク6は、平
板部6aを備えている。そして、この内ヨーク6の極歯
5と互い違いに離れて配設される複数の極歯5を備えた
外ヨーク7を備えている。この内ヨーク6と外ヨーク7
とで構成される環状ヨーク9は、励磁コイル4を巻いた
ボビン3を挟んだ状態で装着している。そして、この外
ヨーク7には外側を筒状に覆う延長部7aを備えカップ
状で、励磁コイル4とボビン3とは環状ヨーク9で包ま
れた状態となる。
【0015】この内ヨーク6の平板部6aには、互いに
隣接する内ヨーク6に向かって突出した凸部10を各内ヨ
ーク6の平板部6aに 120度毎に間隔を空けて3つ形成
してある。そして組み付け時に凸部10は平板部6aに互
い違いに当接するように60度間隔で組み付け、互いに凸
部10の端部を互いの平板部6aに当接させて、隣接する
内ヨーク6の間に空間部11を形成する。なお、図中13
は、ロータ2の回転軸12を受ける軸受で、この軸受13
は、保持板14によって保持されている。
【0016】前記構成により、ステッピングモータの内
ヨーク6間に磁気シールド板などのスペーサを要するこ
となく、空間部10を形成することができ、環状ヨーク9
間の磁気干渉を低減することができる。
【0017】また、互い違いに内ヨーク6を組み付ける
ことにより、内ヨーク6を同一形状とすることができ、
内ヨークを個別に形成する必要がなく、部品点数を抑え
ることができる。
【0018】なお、前記実施例において、平板部を60度
毎に互い違いに組み付けていたが、前記第1実施例の変
形例として図3に示すように、凸部10同志を当接させ
て、内ヨーク6間にスペーサを要することなく、空間部
11を形成してもよく。この場合も、前記実施例と同様に
環状ヨーク9間の磁気干渉を低減することができる。
【0019】本発明の第2実施例として、図4に示すも
のがある。前記実施例と相当する部分には、同一の符合
を付してその詳細な説明は省略する。
【0020】各内ヨーク6の平板部6aに 120度毎に孔
15を形成し、内ヨーク6と外ヨーク7に挟まれるボビン
3には、この孔15を貫通する突出部16を 120度毎に形成
してある。そして、一方側内ヨーク6の孔15を貫通し、
他方側内ヨーク6の平板部6aに当接させる。すなわ
ち、一方側の一組の内ヨーク6とボビン3と、他方側の
一組の内ヨーク6とボビン3とを組み付けた時に60度毎
に互い違い当接するように組み付けられる。そして、隣
接する内ヨーク6間に空間部11を形成する。この時、突
出部16が平板部6aに当接することにより、内ヨーク6
を固定保持している。
【0021】前記構成により、ステッピングモータの内
ヨーク6間に磁気シールド板等のスペーサを要すること
なく、空間部11を形成することができ、環状ヨーク9間
の磁気干渉を低減することができる。また、互い違いに
内ヨーク6を組み付けることにより、内ヨーク6を同一
形状とすることができ、内ヨークを個別に形成する必要
がなく、部品点数を抑えることができる。
【0022】なお、前記実施例においては、各内ヨーク
6に孔15を形成し、各ボビン3に突出部16を形成し、互
い違いに組み付けていたが、一方の内ヨーク6にのみ孔
15を形成し、この内ヨーク6に対応するボビン3に突出
部16を形成し、他方側の内ヨーク6とボビン3には何も
形成しない構成としてもよい。
【0023】本発明の第3実施例として、図5に示すも
のがある。前記各実施例と相当する部分には、同一の符
合を付してその詳細な説明は省略する。
【0024】内ヨーク6の平板部6aに第1の孔17を 1
20度毎に形成し、さらに同一の平板部6aに第1の孔17
より径小の第2の孔18を 120度毎に形成する。すなわ
ち、第1の孔17と第2の孔18とは同一の平板部6aに交
互に 60度毎に形成してある。内ヨーク6と外ヨーク7
に挟まれて収納されるボビン3には、第1の孔17に対応
する第1の突出部19と第2の孔18に対応する第2の突出
部20とを60度毎に交互に備えている。そして、この第1
の突出部19は第1の孔17を、第2の突出部20は第2の孔
18をそれぞれ貫通している。さらに、第1の突出部19の
端部には凹部21を備えている。
【0025】そして、一方側のボビン3の第1の突出部
19と他方側のボビン3の第2の突出部20と、一方側のボ
ビン3の第2の突出部20と他方ボビン3の第1の突出部
19とが対応し、交互に組み付けられる。
【0026】第1の突出部19は一方側の内ヨーク6の第
1の孔17を貫通するとともに他方側の内ヨーク6の第2
の孔18の周辺に端部を当接させて内ヨーク6間に空間部
11を形成するとともに、内ヨーク6を固定保持してい
る。さらに、第2の突出部20と凹部21とは、位置決め手
段を構成しており、他方側のボビン3に形成した第2の
突出部20を第2の孔18に臨ませて貫通し、第1の突出孔
19の凹部21に合致させて位置決めがなされる。
【0027】前記構成により、ステッピングモータの内
ヨーク6間にスペーサを要することなく、空間部11を形
成することができ、環状ヨーク9間の磁気干渉を低減す
ることができる。
【0028】また、第1の突出部19に形成した凹部21と
第2の突出部20により、ボビン3を挟装した内外ヨーク
3,6の位置決めを同時に行なうことができる。
【0029】また、互い違いに内ヨーク6を組み付ける
ことにより、内ヨーク6を同一形状とすることができ、
内ヨークを個別に形成する必要がなく、部品点数を抑え
ることができる。
【0030】なお、前記実施例においては、各内ヨーク
6にそれぞれ第1の孔17と第2の孔18とを同一平板部6
aに交互に形成し、ボビン3には、孔17,18に対応する
第1の突出部19と第2の突出部20とを交互に形成してあ
ったが、しかし、一方側のヨーク3の平板部6aには第
1の孔17のみを他方側のヨーク3の平板部6aには第2
の孔18のみを形成し、この各ヨーク3に対応するボビン
3にもそれぞれ第1の突出部19のみと第2の突出部20の
みを形成したものを用いてもよい。
【0031】さらに、本発明の第4実施例として、図6
に示すものがある。前記各実施例と相当する部分には、
同一の符合を付してその詳細な説明は省略する。
【0032】内ヨーク6の平板部6aに第1の孔17を 1
20度毎に形成し、さらに同一の平板部6aに第1の孔17
より径小の第2の孔18を 120度毎に形成する。すなわ
ち、第1の孔17と第2の孔18とは同一の平板部6aに互
い違いに 60度毎に形成してある。内ヨーク6と外ヨー
ク7に挟まれて収納されるボビン3には、第1の孔17に
対応する第1の突出部19と第2の孔18に対応する第2の
突出部20とを60度毎に交互に備えている。そして、この
第1の突出部19は第1の孔17を、第2の突出部20は第2
の孔18をそれぞれ貫通している。さらに、第1の突出部
19の端部には凸22を備えており、第2の突出部20の端部
には凸22に対応する凹部23を備えている。
【0033】そして、一方側のボビン3の第1の突出部
19と他方側のボビン3の第2の突出部20と、一方側のボ
ビン3の第2の突出部20と他方ボビン3の第1の突出部
19とが対応し、交互に組み付けられる。
【0034】第1の突出部19は一方側の内ヨーク6の第
1の孔17を貫通するとともに他方側の内ヨーク6の第2
の孔18の周辺に端部を当接させて内ヨーク6間に空間部
11を形成するとともに、内ヨーク6を固定保持してい
る。さらに、第1の突出部20の凸22と第2の突出部20の
凹部23とは、位置決め手段を構成しており、第1の突出
部19の凸22を他方側の内ヨーク6の第2の孔18に挿入
し、他方側のボビン3に形成した第2の突出部20を第2
の孔18に臨ませ、第2の孔18に挿入された凸22と凹部23
と合致させて、位置決めがなされる。
【0035】前記構成により、ステッピングモータの内
ヨーク6間にスペーサを要することなく、空間部11を形
成することができ、環状ヨーク9間の磁気干渉を低減す
ることができる。
【0036】また、第1第2の突出部19,20に形成した
凸22と凹部23とにより、ボビン3を挟装した内外ヨーク
3,6の位置決めを同時に行なうことができる。
【0037】また、互い違いに内ヨーク6を組み付ける
ことにより、内ヨーク6を同一形状とすることができ、
内ヨークを個別に形成する必要がなく、部品点数を抑え
ることができる。
【0038】なお、前記実施例においては、各内ヨーク
6にそれぞれ第1の孔17と第2の孔18とを同一平板部6
aに交互に形成し、ボビン3には、孔17,18に対応する
第1の突出部19と第2の突出部20とを交互に形成してあ
ったが、しかし、一方側のヨーク3の平板部6aには第
1の孔17のみを他方側のヨーク3の平板部6aには第2
の孔18のみを形成し、この各ヨーク3に対応するボビン
3にもそれぞれ第1の突出部19のみと第2の突出部20の
みを形成したものを用いてもよい。
【0039】さらに、本発明の第5実施例として、図7
に示すものがある。前記各実施例と相当する部分には、
同一の符合を付してその詳細な説明は省略する。
【0040】内ヨーク6の平板部6aに第1の孔17を 1
20度毎に形成し、さらに同一の平板部6aに第1の孔17
より径小の第2の孔18を 120度毎に形成する。すなわ
ち、第1の孔17と第2の孔18とは同一の平板部6aに互
い違いに60度毎に形成してある。内ヨーク6と外ヨーク
7に挟まれて収納されるボビン3には、第1の孔17に対
応する第1の突出部19を 120度毎に備えている。この第
1の突出部19の端部には第2の孔18に対応する凸22を備
えている。さらに、ボビン3には、凸22が合致する貫通
孔24を 120度毎に備えている。すなわち、組み付けると
2つのボビン3,3で60度毎に交互に第1の突出部19と
貫通孔24を備えている。そして、この第1の突出部19は
第1の孔17を貫通し、次いで、凸22が第2の孔18を貫通
し、ボビン3の貫通孔24に合致する。
【0041】そして、一方側のボビン3の第1の突出部
19と他方側のボビン3の貫通孔24と、一方側のボビン3
の貫通孔24と他方ボビン3の第1の突出部19とが対応
し、交互に組み付けられる。
【0042】第1の突出部19は一方側の内ヨーク6の第
1の孔17を貫通するとともに他方側の内ヨーク6の第2
の孔18の周辺に端部を当接させて内ヨーク6間に空間部
11を形成するとともに、内ヨーク6を固定保持してい
る。さらに、第1の突出部20の凸22と貫通孔24とは、位
置決め手段を構成しており、第1の突出部19の凸22を他
方側の内ヨーク6の第2の孔18に挿入し、他方側のボビ
ン3に形成した貫通孔24に貫通し、位置決めがなされ
る。
【0043】前記構成により、ステッピングモータの内
ヨーク6間にスペーサを要することなく、空間部11を形
成することができ、環状ヨーク9間の磁気干渉を低減す
ることができる。
【0044】また、第1の突出部19に形成した凸22と貫
通孔24とにより、ボビン3を挟装した内外ヨーク3,6
の位置決めを同時に行なうことができる。
【0045】また、互い違いに内ヨーク6を組み付ける
ことにより、内ヨーク6を同一形状とすることができ、
内ヨークを個別に形成する必要がなく、部品点数を抑え
ることができる。
【0046】なお、前記実施例においては、各内ヨーク
6にそれぞれ第1の孔17と第2の孔18とを同一平板部6
aに交互に形成し、ボビン3には、孔17,18に対応する
第1の突出部19と第2の突出部20とを交互に形成してあ
ったが、しかし、一方側のヨーク3の平板部6aには第
1の孔17のみを他方側のヨーク3の平板部6aには第2
の孔18のみを形成し、この各ヨーク3に対応するボビン
3にもそれぞれ第1の突出部19のみと貫通孔24のみを形
成したものを用いてもよい。
【0047】また、前記第3,第4,第5実施例におい
て、位置決め手段を突出部と一体に形成したが、前記実
施例に限定されるものではなく、位置決め手段を別体に
形成したものでもよい。
【0048】なお、前記実施例において、外ヨーク7は
カップ状であったが、前記実施例に限定されるものでは
なく、内ヨーク6と同様の形状とし、ヨークとボビンの
積層体を筒状のケース体に収納する構成としてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スペー
サを要することなく、内ヨーク間に空間を形成すること
ができ、環状ヨーク同志の磁気干渉を防止することがで
きる。また、磁気シールド板などの部品点数を削減する
ことができ、コストの削減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】同実施例の内ヨークの斜視図である。
【図3】同実施例の変形例を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図7】本発明の第5実施例を示す断面図である。
【図8】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 ロータ 3 ボビン 4 励磁コイル 5 極歯 6 内ヨーク 6a 平板部 7 外ヨーク 7a 延長部 8 中空部 9 環状ヨーク 10 凸部 11 空間部 15 孔 16 突出部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の励磁コイルと、永久磁石からなる
    ロータと、前記ロータの周囲に対向する複数の極歯を備
    えて互いに隣接する1対の内ヨークと、前記内ヨークの
    極歯に互い違いに離れて配設される複数の極歯を備え前
    記各内ヨークを挟んで積層される1対の外ヨークと、前
    記内ヨークと外ヨークとの間に挟装され前記各励磁コイ
    ルを巻いた1対のボビンと、を備え前記各極歯に前記各
    励磁コイルの励磁極を導いて前記ロータを回転させるス
    テッピングモータであって、前記各内ヨークの少なくと
    も一方側内ヨークに他方側内ヨークに当接して前記各内
    ヨーク間に空間部を形成する凸部を設けたことを特徴と
    するステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 1対の励磁コイルと、永久磁石からなる
    ロータと、前記ロータの周囲に対向する複数の極歯を備
    えて互いに隣接する1対の内ヨークと、前記内ヨークの
    極歯に互い違いに離れて配設される複数の極歯を備え前
    記各内ヨークを挟んで積層される1対の外ヨークと、前
    記内ヨークと外ヨークとの間に挟装され前記各励磁コイ
    ルを巻いた1対のボビンと、を備え前記各極歯に前記各
    励磁コイルの励磁極を導いて前記ロータを回転させるス
    テッピングモータであって、前記1対のボビンの一方側
    に、同じ側の前記内ヨークを貫通するとともに他方側の
    内ヨークに当接し、前記各内ヨーク間に空間部を形成す
    る突出部を設けたことを特徴とするステッピングモー
    タ。
  3. 【請求項3】 1対の励磁コイルと、永久磁石からなる
    ロータと、前記ロータの周囲に対向する複数の極歯を備
    えて互いに隣接する1対の内ヨークと、前記内ヨークの
    極歯に互い違いに離れて配設される複数の極歯を備え前
    記各内ヨークを挟んで積層される1対の外ヨークと、前
    記内ヨークと外ヨークとの間に挟装され前記各励磁コイ
    ルを巻いた1対のボビンと、を備え前記各極歯に前記各
    励磁コイルの励磁極を導いて前記ロータを回転させるス
    テッピングモータであって、前記1対の内ヨークの少な
    くとも一方側内ヨークの平板部に孔を形成し、この孔に
    対応する前記ボビン位置に前記孔を貫通して他方側内ヨ
    ークに当接し前記各内ヨーク間に空間部を形成する突出
    部を設けたことを特徴とするステッピングモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005110463A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Tgk Co Ltd モータアクチュエータ
JP2010035254A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Hitachi Ltd 電動機

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