JPH0916160A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

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JPH0916160A
JPH0916160A JP18865095A JP18865095A JPH0916160A JP H0916160 A JPH0916160 A JP H0916160A JP 18865095 A JP18865095 A JP 18865095A JP 18865095 A JP18865095 A JP 18865095A JP H0916160 A JPH0916160 A JP H0916160A
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Kesatoshi Takeuchi
啓佐敏 竹内
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画の中の任意の形状の領域内の映像データ
を映像メモリに高速に転送する。 【構成】 バスアービタ240は、3つの動画転送コン
トローラ250,260,270のバスの使用権を調停
する。使用権を得たコントローラは、高速バス208を
介して動画の映像信号をビデオコントローラ212に転
送する。この際、各走査線の先頭アドレスに続いてその
走査線上の映像信号を連続して転送するので、映像信号
を高速に転送できる。ビデオコントローラ212は、ア
ドレスをVRAM222とマスクデータRAM223に
共通に与えるので、各画素位置に応じたマスクデータが
マスクデータRAM223から読出される。マスクデー
タは動画領域を表わすデータであり、このマスクデータ
に応じてVRAM222に対する各画素の書込信号のレ
ベルが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画の映像信号を映像
メモリに転送して動画を表示するコンピュータシステム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、外部から与えられた映像データ
をパーソナルコンピュータのフレームメモリに転送する
方法として、いわゆるDMA(Direct Memory Access)
転送が利用されていた。
【0003】図24は、映像データをビデオRAMに転
送するためのDMAコントローラを備えた従来のコンピ
ュータシステムを示すブロック図である。3つの映像メ
モリ51R,51G,51Bには、赤色(R)、緑色
(G)、青色(B)に色相分解された色データDr ,D
g ,Db がそれぞれ記憶されている。これらの色データ
Dr ,Dg ,Db は、例えばディザ法で予め2値化され
ている。DMAコントローラ55は、アドレスバス53
と、データバス52と、制御バス54の使用権をCPU
59から取得し、3つの映像メモリ51R,51G,5
1Bに記憶された2値色データDr ,Dg ,Db をリア
ルタイムに表示用のビデオRAM56R,56G,56
Bにそれぞれ転送する。転送された2値色データDr ,
Dg ,Dbは、VRAM56R、56G、56Bを通じ
てモニタ−制御部57に送られ、モニタ−58に映像を
表示させる。
【0004】DMA転送の際には、まず、CPU59
が、R成分用のVRAM56Rにおける表示開始アドレ
スをDMAコントローラ55に送ってDMAコントロー
ラ55を起動する。DMAコントローラ55は、バスの
使用権をCPU59から獲得して1ライン目のR成分の
2値色データDr をR成分用のVRAM56Rに転送
し、その後、CPU59にバスの使用権を戻す。次に、
CPU59がG成分用のVRAM56Gの表示開始アド
レスをDMAコントローラ55に送ってDMAコントロ
ーラ55を起動すると、R成分と同様に2値色データD
g の転送が行なわれる。さらに、B成分も同様に転送さ
れる。2ライン目の映像データを転送する際には、CP
U59はVRAM56R,56G,56Bそれぞれの2
ライン目の表示開始アドレスを算出してこれをDMAコ
ントローラ55に送り、RGB各色の2値色データDr
,Dg ,Db を順次転送する。
【0005】このように、CPU59は各ライン毎にV
RAM56R,56G,56Bの表示開始アドレスを算
出してDMAコントローラ55に教示し、DMAコント
ローラ55がこれに応じて各ラインの色データDr ,D
g ,Db を順次DMA転送していくことにより、1フィ
−ルド分の色データがVRAM56に転送される。な
お、「1フィールド」とは、画面の左上隅から右下隅ま
での1回の走査でカバーされる画像を言う。多くの場合
には、2:1のインターレス(飛び越し走査)が行なわ
れており、2フィールドで1フレーム(1画面)の画像
を構成している。こうして、1秒間に約60フィ−ルド
分の2値色データを順次DMA転送していくことによっ
て、動画がモニタ−58に表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】NTSC(National T
elevision System Commmittee )方式による映像信号を
利用した場合、水平1ラインの走査期間は63μsであ
る。一方、図24のシステムにおいて、CPU59が表
示開始アドレスを計算してDMAコントローラ55に転
送する時間と、DMAコントローラ55がCPU59か
ら各バスの使用権を取得する時間と、各2値色データD
r ,Dg ,Db の1ライン分をDMA転送する時間とを
合計すると、1秒間に数フィ−ルド分のデータしか転送
できない。これはCPU59が表示開始アドレスを計算
したり、DMAコントローラ55に表示開始アドレスを
設定したりするための時間が必要以上にかかるためと考
えられる。このように、従来の装置では、1秒間に数フ
ィールド分のデータしか転送できないため、スム−ズな
動画を表示することは不可能であった。
【0007】ところで、近年のCPUの高速化とメモリ
の大容量化に伴って、マルチウィンドウ機能を備えたパ
ーソナルコンピュータが急速に普及し始めている。特
に、ウィンドウの1つに動画を表示させることのできる
ものもある。
【0008】図25は、マルチウィンドウシステムにお
いて静止画SIa,SIbと動画MIとを同時に表示し
た場合を示す説明図である。従来は、図25(A)のよ
うに動画MIの表示領域が矩形の場合には、動画をDM
A転送することは可能であったが、矩形でない表示領域
内の動画を表わす映像データを転送することは不可能で
あった。ここで、「表示領域」とはディスプレイデバイ
スの画面上において表示される領域を意味している。例
えば、図25(A)において静止画SIaの領域がアク
ティブになり、図25(B)のように動画MIの上に重
ねられて表示されると、動画MIの表示領域が矩形でな
くなるので、DMA転送によって動画MIを表示するこ
とが不可能であった。更に、複数の動画MIを画面上に
おいて各々独立した任意の形状で表示させることも不可
能であった。
【0009】本発明は、従来技術における上述の課題を
解決するためになされたものであり、動画の中の任意の
形状の領域内の映像信号を映像メモリに高速に転送する
ことを目的とする。更に、複数の動画について各々独立
した任意の形状の領域内の映像信号を映像メモリに転送
することを他の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上述の課題の
少なくとも一部を解決するため、請求項1に記載された
発明は、動画を表示可能なコンピュータシステムであっ
て、ソフトウェアプログラムに従って各種の演算と制御
を実行するマイクロプロセッサと、前記マイクロプロセ
ッサに接続された第1のバスと、アドレスとデータが共
通の信号線によって時分割で転送される第2のバスと、
前記第1と第2のバスを接続するブリッジと、映像を表
示する表示デバイスと、前記表示デバイスに表示される
映像の映像信号を記憶する映像メモリと、前記映像メモ
リと同一の画像空間を有するとともに、前記映像メモリ
と同一のアドレス空間に割り当てられており、前記映像
メモリ内において動画映像信号が書き込まれるべき動画
領域を示すマスクデータを記憶するマスクデータメモリ
と、前記第2のバスに接続され、前記映像メモリへの映
像信号の書込みと読み出し、および、前記マスクデータ
メモリへのマスクデータの書込みと読み出しを制御する
ビデオコントローラと、動画映像信号で表わされる映像
の各走査線毎に、各走査線の先頭アドレスを生成して前
記第2のバス上に出力するとともに、前記先頭アドレス
の後に前記走査線上の各画素の映像信号を前記第2のバ
ス上に連続して出力する機能を有する映像転送手段と、
を備え、前記ビデオコントローラは、前記先頭アドレス
から、各走査線上の各画素に対する画素アドレスを生成
するアドレス生成手段と、前記映像メモリと前記マスク
データメモリに同一のアドレスを供給するとともに、前
記マスクデータメモリから読出された前記マスクデータ
に応じて、各画素の映像信号を前記映像メモリに書き込
むか否かを示す書込信号を生成する書込信号生成手段
と、前記書込信号と前記アドレス生成手段によって生成
された画素アドレスとに従って、各画素の映像信号を前
記映像メモリに書き込む書込手段と、を備える。
【0011】また、請求項2に記載された発明は、動画
を表示可能なコンピュータシステムであって、ソフトウ
ェアプログラムに従って各種の演算と制御を実行するマ
イクロプロセッサと、前記マイクロプロセッサに接続さ
れた第1のバスと、アドレスとデータが共通の信号線に
よって時分割で転送される第2のバスと、前記第1と第
2のバスを接続するブリッジと、映像を表示する表示デ
バイスと、前記表示デバイスに表示される映像の映像信
号を記憶する映像メモリと、前記映像メモリと同一の画
像空間を有するとともに、前記映像メモリと同一のアド
レス空間に割り当てられており、前記映像メモリ内にお
いて複数種類の動画映像信号が書き込まれるべき複数の
動画領域を示すマスクデータを記憶するマスクデータメ
モリと、前記第2のバスに接続され、前記映像メモリへ
の映像信号の書込みと読み出し、および、前記マスクデ
ータメモリへのマスクデータの書込みと読み出しを制御
するビデオコントローラと、動画映像信号で表わされる
動画の各走査線毎に、各走査線の先頭アドレスを生成し
て前記第2のバス上に出力するとともに、前記先頭アド
レスの後に前記走査線上の各画素の映像信号を前記第2
のバス上に連続して出力する機能をそれぞれ有する複数
の映像転送手段と、前記複数の映像転送手段による前記
第2のバスの使用権を調停するバス調停手段と、を備
え、前記ビデオコントローラは、前記第2のバスを介し
て与えられた前記先頭アドレスから、各画素に対する画
素アドレスを生成するアドレス生成手段と、前記映像メ
モリと前記マスクデータメモリに同一のアドレスを供給
するとともに、前記マスクデータメモリから読出された
前記マスクデータに応じて、各画素の映像信号を前記映
像メモリに書き込むか否かを示す書込信号を生成する書
込信号生成手段と、前記書込信号と前記アドレス生成手
段によって生成された画素アドレスとに従って、各画素
の映像信号を前記映像メモリに書き込む書込手段と、を
備える。
【0012】マスクデータメモリは映像メモリと同一の
画像空間を有し、また、同一のアドレス空間に割り当て
られているので、マスクデータメモリと映像メモリに同
一のアドレスを供給することによって、映像メモリの書
込みアドレスに対応するマスクデータがマスクデータメ
モリから読出される。そして、動画領域を示すマスクデ
ータに応じて映像信号を映像メモリに書込むので、任意
の形状の動画領域内の映像信号を映像メモリに書き込む
ことができる。また、映像転送手段は、各走査線に関し
て先頭アドレスと映像信号とを出力すればよいので、動
画の映像信号を高速に転送することができる。
【0013】
【実施例】
A.システムの構成と動作:図1は、本発明の一実施例
としてのコンピュータシステムの構成を示すブロック図
である。このコンピュータシステムでは、CPU200
とメインメモリ202とがホストバス204に接続され
ている。ホストバス204は、ブリッジ206を介して
高速バス208に接続されている。この高速バス208
は、アドレスとデータが共通の信号線によって時分割で
転送されるバスである。また、高速バス208はクロッ
ク信号に同期して動作する同期式のバスであるが、クロ
ック信号の周波数は33MHz以下であればよく、動作
の途中でクロック周波数を変更することも可能である。
【0014】高速バス208には、ビデオコントローラ
212と、拡張バスブリッジ214とが接続されてい
る。ビデオコントローラ212には、フレームメモリと
してのビデオRAM(VRAM)222と、マスクデー
タを記憶するマスクデータRAM223と、表示デバイ
スとしてのカラーCRT224またはカラー液晶ディス
プレイ(LCD)226とが接続されている。ビデオコ
ントローラ212は、高速バス208を介して与えられ
たデジタル映像信号(映像データ)をVRAM222に
書き込む書込機能と、VRAM222から映像信号を読
み出してカラーCRT224や液晶ディスプレイ226
に与えることによって映像を表示させる表示機能とを有
している。
【0015】拡張バスブリッジ214は、高速バス20
8に低速バス230を接続するためのブリッジである。
低速バス230には各種のI/Oコントローラ232や
コネクタ(図示せず)などが接続される。低速バス23
0は、高速バス208に比べてデータ転送速度が低く、
フロッピディスク装置やキーボードなどの比較的低速の
入出力装置が接続される。
【0016】高速バス208には、さらに、バス調整手
段としてのバスアービタ240と、映像転送手段として
の3つの動画転送コントローラ250,260,270
が接続されている。第1の動画転送コントローラ250
には、圧縮/伸長回路252が接続され、圧縮/伸長回
路252にはモデム254が接続されている。外部の通
信回線からモデム254に供給された圧縮動画映像信号
は、圧縮/伸長回路252で伸長され、伸長後の映像信
号が動画転送コントローラ250によって転送される。
【0017】第2の動画転送コントローラ260には、
A−D変換器262が接続され、A−D変換器262に
はビデオデコーダ264が接続されている。ビデオデコ
ーダ264には、さらに、テレビチューナ266が接続
されており、また、その入力端子にはビデオカメラが接
続される。ビデオデコーダ264は、テレビチューナ2
66やビデオカメラ等の動画映像信号供給デバイスから
与えられたコンポジット映像信号VSをデコードして、
コンポーネント映像信号(YUV信号またはRGB信
号)と同期信号VSYNC,HSYNCとフィールド指
示信号FISとを生成する。フィールド指示信号FIS
は、インターレース走査の場合に奇数フィールドか偶数
フィールドかを示す信号である。ビデオデコーダ264
内には、YUV信号からRGB信号に変換する色信号変
換回路が設けられている。A−D変換器262は、アナ
ログコンポーネント映像信号をデジタルコンポーネント
映像信号DSに変換する。デジタルコンポーネント映像
信号DSは、第2の動画転送コントローラ260によっ
て転送される。あるいは、圧縮/伸長回路252で圧縮
されて、第1の動画転送コントローラ250によってM
ODEM等の通信機器へ伝送されたり、また、ハードデ
ィスク等の外部記憶装置(図示せず)に転送される。第
3の動画転送コントローラ270にはCD−ROM装置
272が接続されており、CD−ROM装置272から
供給される動画の映像信号を転送する。
【0018】3つの動画転送コントローラ250,26
0,270は、それぞれが高速バス208を利用して動
画映像信号を転送することが可能である。バスアービタ
240は、これらの3つの動画転送コントローラが高速
バス208を使用する際の優先順位を調停する役割を果
たしている。3つの動画転送コントローラが高速バス2
08を使用する際には、それぞれがバス要求信号REQ
1#,REQ2#,REQ3#をバスアービタ240に
供給して、バスを使用したい旨を通知する。バスアービ
タ240は、内部の優先順位レジスタの値に従ってバス
の使用権をいずれに与えるかを決定し、3つの動画転送
コントローラに対するバス許可信号GNT1#,GNT
2#,GNT3#のいずれか1つをアクティブにする。
【0019】図2は、バスアービタ240内の循環優先
順位レジスタの内容を示す説明図である。循環優先順位
アルゴリズムでは、3つの動画転送コントローラ25
0,260,270に循環的にバスの優先権が与えられ
る。2つ以上の動画転送コントローラがバス要求信号を
アクティブにすると、循環優先順位レジスタに設定され
ている優先度が最も高いコントローラにバスの使用が許
可される。その際、最も優先度の高いコントローラ(例
えば第1の動画転送コントローラ250)がバスを使用
すると、次のコントローラ(例えば第2の動画転送コン
トローラ260)が次の優先権を持つこととなる。この
ようなバスアービタ240の調停の結果、3つの動画転
送コントローラからそれぞれ動画映像信号を転送するこ
とができる。
【0020】図3は、VRAM222とマスクデータR
AM223の構成を示す説明図である。図3(A)に示
すように、VRAM222は、RGBの各色8ビットの
コンポジット映像データを、表示デバイス(カラーCR
T224,液晶ディスプレイ226)の画面の各画素毎
に記憶するフレームメモリである。また、マスクデータ
RAM223は、動画が書き込まれるVRAM222の
領域(以下、「動画書込領域」または「動画領域」と呼
ぶ)を表わす2ビットのマスクデータを各画素毎に記憶
するメモリである。また、図3(B)に示すように、V
RAM222とマスクデータRAM223は、ビデオコ
ントローラ212から見て同一のアドレス空間にマッピ
ングされている。マスクデータを用いた動画の転送動作
については後述する。
【0021】図4は、動画転送コントローラの内部構成
を示すブロック図である。図1に示す3つの動画転送コ
ントローラは、すべて図4に示す構成を有している。動
画転送コントローラは、高速バス208とのインタフェ
イス300と、高速バス208の制御信号を生成するバ
ス制御信号生成部302と、アドレスとデータを切換え
て高速バス208内のアドレス/データバスADB上に
出力するための切換回路304と、バス制御信号生成部
302と切換回路304の動作を制御する切換制御部3
06と、アドレスを演算するアドレス演算部312と、
データ出力部314と、FIFOメモリユニット318
と、色調整部320とを備えている。
【0022】色調整部320に与えられるデジタル映像
信号DSは、24ビット(RGB各8ビット)のフルカ
ラー映像データである。色調整部320は、この24ビ
ットのデジタル映像信号DSを、必要に応じて16ビッ
ト(R:G:B=5:6:5ビットで6万色を再現可
能)、8ビット(R:G:B=3:3:2ビットで25
6色を再現可能)、4ビット(カラーパレットにより1
6色を再現可能)、3ビット(カラーパレットにより8
色を再現可能)の映像データに変換する回路である。4
ビットや3ビットの映像データに変換する場合には、デ
ィザ法による2値化が実行される。なお、どのタイプの
映像データに変換するかは、オペレータの指定に応じて
CPU200によって設定される。但し、以下では24
ビットのフルカラー映像データ(「コンポーネント映像
データ」と呼ぶ)を色調整部320がそのまま出力する
場合について説明する。
【0023】FIFOメモリユニット318から出力さ
れた映像データは、データ出力部314と切換回路30
4とを介してアドレス/データバスADB上に出力され
る。切換回路304は、切換制御部306から与えられ
る切換信号SWに従って、データ出力部314から出力
される映像データMDATAとアドレス演算部312か
ら出力されるアドレスMADDとを切換えて、アドレス
MADDとデータMDATAとを時分割で出力する。ま
た、切換回路304内の3ステートバッファ305は、
切換制御部306から与えられる第1の出力制御信号C
1に応じて出力状態とハイインピーダンス状態に切換え
られる。また、高速バス208用の各種の制御信号(C
/BEやFRAME#等)のためのバス制御信号生成部
302も、その出力部に3ステートバッファ303を有
している。この3ステートバッファ303は、切換制御
部306から与えられる第2の出力制御信号C2に応じ
て出力状態とハイインピーダンス状態に切換えられる。
【0024】図5は、ビデオコントローラ212(図
1)の内部構成を示すブロック図である。ビデオコント
ローラ212は、デコーダ350と、アドレスカウンタ
352と、アドレスラッチ354と、データ変換回路3
56と、VGAコントローラ358とを備えている。デ
コーダ350とアドレスカウンタ352とアドレスラッ
チ354は、高速バス208のアドレス/データバスA
DBを介して与えられた各走査線の先頭アドレスMAD
Dから、各走査線上の各画素のアドレス(画素アドレ
ス)PADDを生成するアドレス生成手段としての機能
を有する。また、VGAコントローラ358は、画素ア
ドレスPADDに従って各走査線の各画素の映像データ
PDATAをVRAM222に書き込む第1の書込手段
としての機能を有する。VGAコントローラ358は、
さらに、マスクデータをマスクデータRAM223に書
き込む第2の書込手段としての機能も有している。な
お、マスクデータは、高速バス208のアドレス/デー
タバスADBを介してCPU200からビデオコントロ
ーラ212に転送される。
【0025】デコーダ350は、高速バス208の各種
の制御信号から、アドレスカウンタ352とアドレスラ
ッチ354とデータ変換回路356とを制御するための
信号を生成する。データ変換回路356は、高速バス2
08を介してYUV信号が与えられた時に、これをRG
B信号に変換する回路である。RGB信号が供給されて
いる場合には、RGB信号はデータ変換回路356をそ
のまま通過する。なお、データ変換回路356がデータ
変換を行なうか否かは、デコーダ350から与えられる
モード信号に応じて決定される。
【0026】図6は、マスクデータを利用して、任意の
形状の領域内の映像データをVRAM222に転送する
方法を示す説明図である。VRAM222内に描かれて
いる3つの動画MR1〜MR3は、図1に示す3つの動
画転送コントローラ250,260,270によってそ
れぞれ転送される。それぞれの動画は元々矩形である
が、マスクデータTDATAに従って、図6のように重
なり合う部分が隠された状態でVRAM222内にそれ
ぞれの映像データが書き込まれる。アドレスラッチ35
4は、VRAM222のアドレス空間(すなわち表示デ
バイスの画面領域に対応する空間)内における各動画の
画素アドレスPADDを出力している。VGAコントロ
ーラ358は、この画素アドレスPADDをVRAM2
22とマスクデータRAM223とに共通に与えられ
る。従って、矩形の動画を表わす映像データPDATA
がVRAM222に与えられる時に、各画素のマスクデ
ータTDATAがマスクデータRAM223から読出さ
れてVGAコントローラ358に入力される。VGAコ
ントローラ358は、マスクデータTDATAに従って
各画素の映像データPDATAの書込みの有無を制御す
る。
【0027】図6に示すように、VGAコントローラ3
58は、2つのANDゲート362,364と、NAN
Dゲート366と、ORゲート368とを有している。
2つのANDゲート362,364は、2ビットのマス
クデータTDATAが各ビットと、デコーダ350から
出力される2ビットのモードデータMODEの各ビット
との論理積を取る。2つのANDゲート362,364
の出力は、NANDゲート366に入力されている。従
って、NANDゲート366の出力TTは、マスクデー
タTDATAとモードデータMODEとが完全に一致す
る場合にのみ0レベルとなる。図6のマスクデータRA
M223内に図示されているように、マスクデータTD
ATAは、各動画領域MR1,MR2,MR3でそれぞ
れ01b,10b,11bの値を取り、背景領域では0
0bの値を取る(bは2進数であることを示す)。従っ
て、これらのマスクデータTDATAと同じ値のモード
データMODEがデコーダ350から出力された時にの
み、NANDゲート366の出力TTが0レベルにな
る。
【0028】ORゲート368は、NANDゲート36
6の出力TTと、デコーダ350から出力される書込信
号PWE#との負論理の論理積(AND)を取り、その
出力EPWR#を書込信号としてVRAM222に与え
ている。なお、この明細書において、信号名の後ろに
「#」が付されているものは負論理の信号である。この
結果、マスクデータTDATAとモードデータMODE
の値に応じて、VRAM222への映像データPDAT
Aの書込みが許可されたり禁止されたりすることにな
る。例えば、VRAM222とマスクデータRAM22
3の全空間において、モードデータMODEの値がマス
クデータTDATAと一致していれば、3つの動画MR
1〜MR3の映像データをそれぞれVRAM222内に
書き込むことができる。また、モードデータMODEの
値を10bに固定しておけば、第2の動画MR2の映像
データのみを書き込むことができる。
【0029】マスクデータTDATAの分布を変更すれ
ば、各動画領域の形状を任意に変更することが可能であ
る。マスクデータTDATAは、元々は矩形である動画
の一部をマスクする機能を有すると言い換えることもで
きる。また、画素アドレスPADDの値とマスクデータ
TDATAの分布を変更すれば、表示デバイスの画面上
において動画が表示される領域の位置を任意に変更する
ことも可能である。さらに、後述するように、任意の形
状の動画領域内において、動画を水平方向と垂直方向に
任意の倍率で変倍することも可能である。
【0030】この実施例では、ORゲート368により
書込信号EPWR#のレベルを制御することによって、
映像データPDATAのVRAM222への書込みを制
御するようにしているので、回路構成が単純であるとい
う利点がある。また、映像データPDATAと画素アド
レスPADDは、矩形の動画を書き込む場合と同様にV
RAM222に供給すればよいので、映像データPDA
TAと画素アドレスPADDを動画領域の形状に応じて
調整する必要がない。
【0031】図7は、図6のVRAM222の走査線X
1−X2上のデータ転送の動作を示すタイミングチャー
トである。なお、図7(b)〜(e)はバスアービタ2
40に関する信号であり、図7(f)〜(j)は、高速
バス208を介して転送される信号、図9(k)〜
(m)はビデオコントローラ212からVRAM222
へ転送される信号である。なお、映像データの転送は、
FIFOメモリユニット318(図3)で生成されるド
ットクロック信号DCLK(図7(a))に同期して実
行される。
【0032】第1の動画転送コントローラ250(図
1)が動画を転送する際には、そのバスリクエスト信号
REQ1#(図7(b))をアサート(Lレベルに)す
ることによって、バスアービタ240にバスの使用権を
要求する。これに応じてバスアービタ240がバス許可
信号GNT1#(図7(c))をアサート(Lレベル
に)すると、第1の動画転送コントローラ250による
転送が開始される。すなわち、第1の動画転送コントロ
ーラ250は、まず、高速バス208のアドレス/デー
タバスADB上に1走査線の先頭アドレスMADDを出
力し、その後、その走査線上の全画素の映像データPA
DDを連続して出力する。第2の動画転送コントローラ
260が動画を転送する際には、そのバスリクエスト信
号REQ2#(図7(d))をアサートする。これに応
じてバスアービタ240がバス許可信号GNT2#(図
7(e))をアサートすると、第2の動画転送コントロ
ーラ260が高速バス208のアドレス/データバスA
DB上に1走査線の先頭アドレスMADDを出力し、そ
の後、その走査線上の全画素の映像データPADDを連
続して出力する。
【0033】図7(m)の下部に示す時点T1,T2
は、図6のVRAM222に示す画素位置T1,T2と
対応している。すなわち、バスアービタ240による調
停によって、複数の動画転送コントローラがバスの使用
権を順次獲得しながらそれぞれの動画の映像データを転
送していくことができる。
【0034】映像データの転送における動画転送コント
ローラとビデオコントローラ212の動作の関係は次の
通りである。図4に示す動画転送コントローラは、ま
ず、各走査線の先頭アドレスMADDをアドレス演算部
312で生成して、高速バス208のアドレス/データ
バスADB上に出力する。すると、切換制御部306か
ら与えられる切換信号SWによって切換回路304内の
スイッチ(マルチプレクサ)が、データ出力部314側
に切換えられる。この結果、先頭アドレスMADDの走
査線上の全画素に関する映像データPDATAがドット
クロック信号DCLKに同期してアドレス/データバス
ADB上に連続して出力される。
【0035】図7(f)〜(i)は、高速バス208と
してPCI(Peripheral ComponentInterconnect )バ
スを使用した場合の制御信号を示している。図7(f)
の信号FRAME#は、転送元(イニシエータ・デバイ
ス)である動画転送コントローラによって出力される信
号であり、信号FRAME#がアサートされると(Lレ
ベルになると)バスサイクルが開始される。また、信号
FRAME#がデアサートされると(Hレベルになる
と)、次のクロックでそのバスサイクルが終了する。図
7(g)の信号IRDY#はイニシエータである動画転
送コントローラがデータ転送可能であることを示す信号
であり、動画転送コントローラによって出力される。図
7(h)の信号TRDY#は、転送先(ターゲット・デ
バイス)であるビデオコントローラ212がデータ転送
可能である示す信号であり、ビデオコントローラ212
によって出力される。図7(i)の信号DEVSEL#
は、ターゲットであるビデオコントローラ212がデー
タ転送を受け入れることを示す信号であり、ビデオコン
トローラ212によって出力される。なお、高速バス2
08の制御信号はこの他にも存在するが図示の便宜上省
略されている。
【0036】図5に示すビデオコントローラ212内の
デコーダ350は、イニシエータである動画転送コント
ローラから出力されたアドレスをチェックして、ビデオ
コントローラ212がターゲット・デバイスであるか否
かを判断する。ビデオコントローラ212がターゲット
・デバイスである場合には、デコーダ350は制御信号
TRDY#(図7(h)),DEVSEL#(図7
(i))をアサートするとともに、アドレスカウンタ3
52とアドレスラッチ354とデータ変換回路356と
に制御信号を供給してそれらの動作を制御する。すなわ
ち、アドレス/データバスADB上にアドレスMADD
が出力されている場合には、アドレスカウンタ352の
ロード端子をアクティブにすることによって、アドレス
MADDをアドレスカウンタ352の初期値として設定
する。アドレスカウンタ352のクロック端子には、デ
コーダ350から画素書込信号PWR#が入力されてい
る。この画素書込信号PWR#は、高速バス208のク
ロック信号DCLKと同一周波数で同期しており、VG
Aコントローラ358がVRAM222に各画素の映像
データを書き込むタイミングを示す信号である。従っ
て、アドレスカウンタ352は、クロック信号DCLK
(図7(a))の1パルス毎にアドレスを1つインクリ
メントして、各画素に対する画素アドレスPADDを出
力する。アドレスラッチ354は、アドレスカウンタ3
52から出力された画素アドレスPADDをラッチして
VGAコントローラ358に出力している。
【0037】VGAコントローラ358は、図7(k)
〜(m)に示すように、各動画の1走査線上の全画素に
対する映像データを、画素書込信号EPWR#に同期し
てVRAM222内に書き込んでいく。なお、VGAコ
ントローラ358からVRAM222に与えられる画素
アドレスEPADDは、VGAコントローラ358にお
ける局所的なアドレス空間で定義されているので、高速
バス208における画素アドレスPADDの値とは異な
るが、その意味は同一である。すなわち、画素アドレス
EPADDの値は、その動画の各走査線の先頭アドレス
SPから1クロック毎に1ずつ増加した値である。
【0038】以上のように、このコンピュータシステム
では、複数ビットのマスクデータTDATAを用いてV
RAM222内をマスクすることによって、複数の動画
転送コントローラから1つのVRAM222内にそれぞ
れ動画映像データを転送することができる。上記の例で
はマスクデータTDATAを2ビットとしていたので、
3つの動画映像データを区別することができる。一般
に、マスクデータをnビットとすれば、{(2のn乗)
−1}個の動画転送コントローラから同じVRAM22
2にそれぞれ動画を転送することが可能である。
【0039】B.マスクデータの更新処理:図8は、マ
スクデータの更新処理の手順を示すフローチャートであ
る。ステップS1では、マスクデータの初期データがマ
スクデータRAM223に書き込まれる。ここで、マス
クデータの初期データとは、動画が初めて表示される際
に書き込まれるマスクデータのことを言い、通常は矩形
の動画領域を示すマスクデータである。
【0040】ステップS2では、CPU200が、表示
デバイスの画面上において動画ウィンドウの状態が変更
されたか否かを監視する。動画ウィンドウとは、画面上
の動画領域と同じ意味であり、VRAM222の画像空
間における動画領域に対応している。動画ウィンドウの
状態が変更されるのは、動画ウィンドウに重なる他のウ
ィンドウのサイズや位置を変更した場合、動画ウィンド
ウ自身のサイズや位置を変更した場合、および、ウィン
ドウ同士の重なりの上下関係を変更した場合などがあ
る。
【0041】動画ウィンドウの状態が変更されると、ス
テップS3においてVRAM222のチップイネーブル
信号CE1#(図5)がHレベルに立上げられてVRA
M222への書込みが禁止されるとともに、マスクデー
タRAM223のチップイネーブル信号CE2#がLレ
ベルに立下げられてマスクデータRAM223の書き込
みが許可される。ステップS4では、CPU200がマ
スクデータRAM223に新たなマスクデータを書き込
むことによって、マスクデータRAM223内のマスク
データを更新する。ステップS5では、チップイネーブ
ル信号CE1#がLレベルに立ち下げられ、VRAM2
22へのデータの書込みが許可される。
【0042】このように、ユーザが表示デバイスの画面
上で動画ウィンドウや静止画ウィンドウを変更すること
によって動画ウィンドウの位置や形状が変更されると、
その度にマスクデータが更新される。なお、図8のマス
クデータ更新処理はCPU200が所定のドライバ(ア
プリケーションソフトとハードウェアを連結させる部
分)プログラムを組み込むることによって実現されてい
る。
【0043】D.システム構成の変形例:上述した動画
転送コントローラは、必ずしも各走査線上の全画素に対
する映像データを連続して転送する必要はない。動画転
送コントローラは1つのアドレスに続いて、所望の画素
数の映像データを連続して転送することができる。ま
た、各画素のアドレスとデータとを交互に出力すること
も可能である。但し、各動画について、各走査線の先頭
アドレスMADDを出力した後に、その走査線上の全画
素に対する映像データを連続して転送するようにすれ
ば、より高速にデータ転送を行なうことができ、スムー
ズな動画表示を行なえるという利点がある。
【0044】なお、図6に示すように、書込信号EPW
R#のレベルをマスクデータTDATAとモードデータ
MODEで制御することによって映像データの書込みを
制御する代わりに、ビデオRAM特有の機能であるライ
トパービットモードにおいて、VRAM222の書込動
作をビット単位で禁止するようにしてもよい。
【0045】また、マスクデータTDATAを映像デー
タの書込み制御に利用する代わりに、映像データをビッ
ト反転させて動画の色を変更するために利用することも
可能である。図9は、動画映像データをビット反転させ
る場合の回路構成の一部を示す説明図である。ビット反
転回路615は、映像データのビット数と等しい数のE
XOR(排他的論理和)回路を備えており、VGAコン
トローラ358内に設けられている。各EXOR回路の
一方の入力端子にはNANDゲート366の出力TTが
共通に与えられており、他方の入力端子には映像データ
の各ビットの信号が与えられている。NANDゲート3
66の出力TTが0の時には映像データPDATAはそ
のままビット反転回路615を通過するが、出力TTが
1の時には映像データPDATAの各ビットの値が反転
される。この結果、出力TTの値が1の画素において映
像データPDATAの色が変更される。
【0046】E.アドレス演算のための回路構成:図1
0は、FIFOメモリユニット318の内部構成を示す
ブロック図である。図10(A)に示すように、FIF
Oメモリユニット318は、FIFO制御部321と、
2つのFIFOメモリ322,324を備えている。ま
た、図10(B)に示すように、FIFO制御部321
は5つのPLL回路325〜328,510と波形成形
部511とを有している。第1ないし第3のPLL回路
325〜327は、水平同期信号HSYNCの周波数を
NH0倍、(NH0*HX)倍、および、NH 倍した信号C
LKI,CLKO,DCLKをそれぞれ生成する。ま
た、第4のPLL回路328は、垂直同期信号VSYN
Cの周波数をNV 倍した信号HINCを生成する。第5
のPLL回路510は、図10(C)に示すように、水
平同期信号HSYNCの周波数をHX倍した信号HSY
NC*HXを生成し、波形成形部511はその立ち上が
りエッジを検出して第2の水平同期信号XHSYNCを
生成する。この第2の水平同期信号XHSYNCは、第
1の水平同期信号HSYNCのHX倍の周波数を有する
同期信号である。なお、各PLL回路内の設定値NH0,
(NH0*HX),NH ,NV ,HXは、CPU200に
よって設定される。これらのPLL回路325〜328
は、映像の拡大・縮小を行なうための回路であり、その
機能については後述する。
【0047】なお、2つのFIFOメモリ322,32
4は、所定量の映像データを一時的に記憶する映像デー
タバッファとしての機能を有しており、FIFO制御部
321は映像データバッファ制御部としての機能を有し
ている。また、第1のPLL回路325は入力クロック
生成手段として、第2のPLL回路326は出力クロッ
ク生成手段として、第3のPLL回路327はドットク
ロック生成手段として、第4のPLL回路328はライ
ンインクリメント信号生成手段としての機能をそれぞれ
有している。なお、第2と第4のPLL回路326,3
28およびFIFOメモリユニット318が協同して、
映像を垂直方向に変倍可能な変倍手段としての機能を発
揮する。また、第2と第3のPLL回路326,327
が協同して、映像データで表わされる映像を水平方向に
変倍可能な変倍手段としての機能を発揮する。
【0048】図11は、動画転送コントローラ内のアド
レス演算部312の内部構成を示すブロック図である。
アドレス演算部312は、オフセットアドレス記憶部3
30と、加算アドレス値記憶部332と、垂直カウンタ
部334と、加算器340とを有している。乗算器33
8は、加算アドレス値記憶部332に記憶された加算ア
ドレス値ADADと、垂直カウンタ部334から出力さ
れる垂直方向のカウント値VCNTとを乗算する。加算
器340は、オフセットアドレス記憶部330に予め記
憶されたオフセットアドレスOFADと乗算器338の
乗算結果MULとを加算することによって、映像データ
のアドレスMADDを生成する。後述するように、この
アドレスMADDは、各走査線の先頭アドレスである。
【0049】図12は、VRAM222のメモリマップ
である。このVRAM222の1ワードは24ビットで
あり、1ワードに映像データのR成分とG成分とB成分
とが含まれている。また、画面上の1画素(ドット)が
1ワードに対応している。
【0050】図13は、VRAM222のメモリ空間と
画面との対応関係を示す説明図である。この図では、V
RAM222の水平レンジ80の画素数は640(50
hワード)、垂直レンジ81の走査線本数は480本で
ある。図13の例では、簡単のために、動画の映像デー
タが書き込まれる動画領域MPAが、垂直方向に2ライ
ン目で水平方向に2画素目の開始位置から始まって水平
方向に8画素の幅を有し、垂直方向に2ラインの幅を有
する合計16画素の領域であるものと仮定している。な
お、動画領域MPAの位置とサイズは、オペレータがカ
ラーCRT224またはカラー液晶ディスプレイ226
の画面上で指定する。
【0051】図14は、カラーCRT224の画面上に
おいて指定された動画領域MPAを示す平面図である。
図13に示すメモリ空間は、図14に示すカラーCRT
224の表示画面と1:1で対応している。以下ではイ
ンターレース走査の行なわない場合のデータ転送につい
て最初に説明し、インターレース走査を行なう場合のデ
ータ転送については後述する。
【0052】図11に示すオフセットアドレス記憶部3
30に記憶されるオフセットアドレスOFADは、図1
2において、VRAM222の先頭アドレス0000h
から動画領域MPAの書込み開始位置のアドレス(00
51h)までのオフセットの値(51h)である。
【0053】動画領域MPAの最初の走査線の先頭アド
レス(=0051h)は、画面上においてオペレータが
指定した動画領域MPAの左上点P1(図14)の位置
に応じて決定される。すなわち、オペレータが動画領域
MPAを指定すると、CPU200が左上点P1に相当
するアドレス(=0051h)を算出し、このアドレス
(=0051h)をオフセットアドレスOFADとして
オフセットアドレス記憶部330に設定する。オペレー
タはカラーCRT224またはカラー液晶ディスプレイ
226の画面上で任意の位置に任意の大きさの動画領域
MPAを設定することができ、これに応じてオフセット
アドレスOFADが設定される。
【0054】インタレース走査を行なわない場合には、
加算アドレス値記憶部332に記憶される加算アドレス
ADADは、VRAM222のメモリ空間における1走
査線分の画素数に等しく、この実施例では50hに設定
されている。
【0055】乗算器338の出力MULと、加算器34
0の出力MADDは、それぞれ次の算術式で与えられ
る。 MUL=ADAD×VCNT …(1) MADD=OFAD+MUL …(2)
【0056】上記(1),(2)式をまとめると、各走
査線に対する加算器340の出力MADDは次の算術式
で与えられる。 MADD=(ADAD×VCNT)+OFAD …(3)
【0057】垂直カウントVCNTは動画領域MPA内
の走査線番号を示している。また、乗算器338の出力
MULは、動画領域MPAの書込開始位置P1から各走
査線の先頭画素までのアドレスの差(オフセット)を示
している。従って、加算器340の出力MADDは、各
走査線の先頭画素のアドレス(各走査線の先頭アドレ
ス)である。
【0058】F.インターレース走査を行なう場合のア
ドレス演算:図15は、インターレース走査を行なう場
合の奇数ラインフィールドと偶数ラインフィールドのメ
モリ空間を示す説明図であり、図13に対応する図であ
る。奇数ラインフィールドは、動画領域MPA内の16
個の画素アドレスのうちで1走査線分の8つの画素アド
レス00A1h〜00A8hを含んでおり、偶数ライン
フィールドは他の8つの画素アドレス0051h〜00
58hを含んでいる。
【0059】インターレースを行なう場合には、オフセ
ットアドレス記憶部330(図11)に奇数ラインフィ
ールド用のオフセットアドレスOFAD1=A1hと偶
数ラインフィールド用のオフセットアドレスOFAD2
=51hとを登録する。オフセットアドレス記憶部33
0は、これらの2つのオフセットアドレスOFAD1,
OFAD2の一方をフィールド指示信号FISに応じて
選択的に出力する。なお、2:1のインターレースの場
合には、加算アドレスADADはインターレースが無い
場合の値(=50h)の2倍(=A0h)となる。この
ように、インターレース走査の場合には、オフセットア
ドレスOFADと加算アドレスADADとを調整するこ
とによって、インターレースが無い場合と同様に、上記
(3)式に従って各走査線の映像データの先頭アドレス
MADDを算出できる。
【0060】なお、インターレースを行なうための映像
データを転送する場合にも、意図的にインターレースを
行なわずに同一のアドレスに奇数ラインフィールドと偶
数ラインフィールドの映像データを書き込むことも可能
である。この場合には、インターレースが無い場合のオ
フセットアドレスOFADと加算アドレスADADと
を、両方のフィールドに共通して使用すればよい。
【0061】G.映像の拡大・縮小処理:動画転送コン
トローラは、映像の拡大・縮小を行なう機能を有してい
る。映像の拡大・縮小処理は、主に、図4に示すアドレ
ス演算部312とFIFOメモリユニット318とによ
って実行される。図16は、アドレス演算部312内の
垂直カウンタ部334の内部構成と、FIFO制御部3
21内の関連部分を示すブロック図である。FIFO制
御部321のPLL回路327は、ビデオデコーダ22
0から与えられた水平同期信号HSYNCの周波数をN
H 倍したドットクロック信号DCLKを生成する。ま
た、PLL回路328は、垂直同期信号VSYNCの周
波数をNV 倍したラインインクリメント信号HINCを
生成する。ラインインクリメント信号HINCは、後述
するように、映像を垂直方向に縮小する際に用いられ
る。ラインインクリメント信号HINCの周波数が第2
の水平同期信号XHSYNCと同じである場合には、映
像の縮小が行なわれない。
【0062】垂直カウンタ部334は、バックポーチ記
憶部402と、比較器404と、バックポーチカウンタ
406と、垂直カウンタ408と、ラッチ410とを有
している。バックポーチ記憶部402は、高速バス20
8を介してCPU200から与えられたバックポーチ数
BPを記憶する。ここで、バックポーチ数BPはバック
ポーチ期間における水平同期信号HSYNCのパルス数
である。バックポーチカウンタ406には第1の水平同
期信号HSYNCが与えられ、ラッチ410のクロック
入力端子には第2の水平同期信号XHSYNCが与えら
れている。また、垂直カウンタ408のクロック入力端
子にはラインインクリメント信号HINCが与えられて
いる。また、バックポーチカウンタ406と垂直カウン
タ408のリセット入力端子には垂直同期信号VSYN
Cが与えられている。比較器404は、バックポーチ記
憶部402に記憶されたバックポーチ数BPと、バック
ポーチカウンタ406のカウント値BPCとを比較す
る。
【0063】比較器404の出力CMPはBP=BPC
の時にHレベルとなり、BP≠BPCの時にはLレベル
となる。また、バックポーチカウンタ406は比較器4
04の出力CMPがLレベルの時にイネーブルとなり、
垂直カウンタ408はCMPがHレベルの時にイネーブ
ルとなる。
【0064】垂直同期信号VSYNCが垂直カウンタ部
334に与えられるとバックポーチカウンタ406と垂
直カウンタ408とがリセットされる。このとき、比較
器404の出力CMPはLレベルなので、バックポーチ
カウンタ406がイネーブルとなり、水平同期信号HS
YNCのパルス数をカウントする。一方、垂直カウンタ
408は停止したままである。水平同期信号HSYNC
のパルスがバックポーチ数BPと等しい数だけバックポ
ーチカウンタ406に入力されると、BP=BPCとな
る。この結果、比較器404の出力CMPがHレベルと
なり、バックポーチカウンタ406が停止するととも
に、垂直カウンタ408がカウントアップを開始する。
垂直カウンタ408のカウント値CNTは、第2の水平
同期信号XHSYNCの立上がりエッジでラッチ410
に保持されて、垂直カウントVCNTとして出力され
る。この垂直カウントVCNTが画面上の走査線番号を
示している。なお、垂直方向に縮小を行なわない場合に
は、第2の水平同期信号XHSYNCとラインインクリ
メント信号HINCの周波数が等しく、従って、垂直カ
ウントVCNTは第2の水平同期信号XHSYNCのパ
ルス数に等しい。
【0065】このように、垂直カウンタ408とラッチ
410は、走査線番号を加算する手段としての機能を有
している。
【0066】図17は、垂直カウンタ部334の動作を
示すタイミングチャートである。バックポーチ期間が過
ぎ、有効映像期間において第2の水平同期信号XHSY
NCがLレベルになると、垂直カウンタ部334のカウ
ントアップが開始される。すなわち、有効映像期間にお
いて、第2の水平同期信号XHSYNCが1パルス発生
する度に垂直カウンタ部334から出力される垂直カウ
ントVCNTの値が1つずつ増加する。
【0067】このように、映像を垂直方向に縮小しない
場合には、垂直同期信号VSYNCが1パルス発生する
たびに垂直カウントVCNTが0にリセットされ、その
後、第2の水平同期信号XHSYNCが1パルス発生す
るたびに垂直カウントVCNTが1つずつ増加する。一
方、映像を垂直方向に縮小する場合には、第2の水平同
期信号XHSYNCとラインインクリメント信号HIN
Cとに応じて垂直カウントVCNTが増加するが、その
動作については後述する。
【0068】図18は、FIFOメモリユニット318
(図10)による垂直方向の拡大処理機能を説明する説
明図であり、(a)は入力映像データVDI 、(b)は
出力映像データVDO 、(c)は2つのFIFOメモリ
の動作をそれぞれ示している。但し、図18(a),
(b)では、図示の便宜上、映像データを元のアナログ
映像信号VSの形で描いている。
【0069】図18(c)に示すように、2つのFIF
Oメモリ322,324の入力端子と出力端子は、仮想
的なトグルスイッチ323a,323bによって相補的
に交互に切換えられている。これらの仮想的なトグルス
イッチ323a,323bは、FIFO制御部321か
ら与えられる入力イネーブル信号REと出力イネーブル
信号OEによって、2つのFIFOメモリ322,32
4の入出力が相補的に交互に切換えられることを等価的
に示したものである。2つのFIFOメモリ322,3
24には、入力クロック信号CLKIと出力クロック信
号CLKOとが共通に与えられている。入力クロック信
号CLKIの周波数fCLKIは、図10(B)からも解る
ように、水平同期信号HSYNCの周波数をNH0倍した
ものであり、ビデオデコーダ264に与えられた映像信
号VSがNTSC信号の場合には約6MHzの一定の周
波数である。一方、出力クロック信号CLKOの周波数
fCLKOは、入力クロック信号CLKIの周波数fCLKIの
HX倍(HXは整数)の値である(図10(B)参
照)。すなわち、出力クロック信号CLKOを生成する
PLL回路326の設定値(NH0*HX)は、入力クロ
ック信号CLKIを生成するPLL回路325の設定値
NH0のHX倍に設定される。この実施例では、HX=3
と仮定する。
【0070】図18(a),(b)の第1の期間TT1
1と第3の期間TT13では、第1のFIFOメモリ3
22に入力映像データVDI が書き込まれ、第2のFI
FOメモリ324から出力映像データVDO が読み出さ
れる。第2の期間TT12では、第2のFIFOメモリ
324に入力映像データVDI が書き込まれ、第1のF
IFOメモリ322から出力映像データVDO が読み出
される。この結果、第1の期間TT11では第1の走査
線L1に関する映像データが第1のFIFOメモリ32
2に書き込まれる。また、第2の期間TT12では、第
2の走査線L2に関する映像データが第2のFIFOメ
モリ324に書き込まれる。図18の例は出力クロック
信号CLKOの周波数fCLKOが入力クロック信号CLK
Iの周波数fCLKIの3倍に設定されているので、第2の
期間TT12において、第1の走査線L1に関する映像
データが第1のFIFOメモリ322から3回読み出さ
れる。
【0071】図19は、映像の垂直方向の拡大と縮小の
様子を示す説明図である。図19(A)は入力映像デー
タVDI を示し、図19(B)は出力映像データVDO
を示している。出力映像データVDO では、入力映像デ
ータVDI の各走査線がそれぞれHX(=3)回ずつ繰
り返されており、これによって映像が垂直方向にHX
(=3)倍に拡大されている。図19(B)において、
例えば「L1a」,「L1b」,「L1c」は、元の走
査線L1の映像データが3回繰り返して出力されている
ことを示している。このように、2つのFIFOメモリ
322,324を用いて出力クロック信号CLKOの周
波数fCLKOを入力クロック信号CLKIの周波数fCLKI
の整数倍に設定することによって、映像を垂直方向に整
数倍で拡大することが可能である。
【0072】垂直方向の縮小は、図16に示すFIFO
制御部321内のPLL回路328と、垂直カウンタ部
334内の垂直カウンタ408およびラッチ410とに
よって実現される。図20は、垂直方向の縮小動作を示
すタイミングチャートである。PLL回路328で生成
されるラインインクリメント信号HINC(図20
(a))は、垂直同期信号VSYNCの周波数fVSYNC
のNV 倍の周波数fHINCを有している。第2の水平同期
信号XHSYNC(図20(c))は、垂直同期信号V
SYNCの周波数fVSYNC の(NV0*HX)倍の周波数
fXHSYNCを有しており、NV0の値は元のアナログ映像信
号VSにおける1フィールドの走査線数(以下、「全画
ライン数」と呼ぶ)を示す一定値(NTSC信号の場合
にはNV0=262.5)である。なお、図21(A),
(B)に示すように、アナログ映像信号VSで表わされ
る映像の全画ライン数をNV0、有効画ライン数をNVLと
し、その映像をディスプレイデバイスに表示する際の表
示ライン数をNVMとすると、PLL回路328の設定値
NV は次式で与えられる。 NV =NVM*HX*NV0/(HX*NVL) =NVM*NV0/NVL ただし、NVM≦HX*NVLである。
【0073】上式において、例えば、NV0=262.
5,NVL=240,NVM=480を代入すれ、NV =5
25となる。
【0074】垂直カウンタ408(図16)は、ライン
インクリメント信号HINCの立上りエッジに応じてカ
ウント値CNT(図20(b))をカウントアップし、
また、ラッチ410は第2の水平同期信号XHSYNC
の立上りエッジに応じて垂直カウンタ408のカウント
値CNTをラッチして垂直カウントVCNT(図19
(d))として出力する。
【0075】図19の例では、ラインインクリメント信
号HINCの周波数fHINCと第2の水平同期信号XHS
YNCの周波数fXHSYNCの比(NV /NV0*HX)は2
/3であり、これに応じて、垂直カウントVCNT(図
19(d))は0,1,2,2,3,4,4,5…のよ
うに、2つ目毎に同じ値が1回繰り返される。垂直カウ
ントVCNTはVRAM222における垂直アドレスを
示しているので、3番目の垂直アドレスVCNT=2に
は、3本目の走査線L1cの映像データと4本目の走査
線L2aの映像データが書き込まれることになる。この
結果、3番目の垂直アドレスVCNT=2に最初に書き
込まれた走査線L1cの映像データは、次の走査線L2
aの映像データに置き換えられる。これが繰り返される
と、3の倍数の位置にある走査線の映像データが間引か
れて、垂直方向に縮小される結果となる。
【0076】図19(B),(C)には、図19の動作
によって映像が垂直方向に縮小される様子が示されてい
る。2つのFIFOメモリ322,324の切換によっ
てHX倍に拡大された映像データVDO は9つの走査線
L1a〜L3cに亘っているが、この中で、3番目の走
査線L1cの映像データはその次の走査線L2aの映像
データで置き換えられ、また、6番目の走査線L2cの
映像データもその次の走査線L3aの映像データで置き
換えられる。この結果、映像が垂直方向にNV/(NV0
*HX)倍される。なお、2つのFIFOメモリ32
2,324によって映像データが予め垂直方向にHX倍
に拡大されているので、総合的な垂直方向の倍率MV は
次式で与えられる。 MV =NV /NV0 …(4)
【0077】映像の水平方向の拡大・縮小の倍率MH
は、映像データをVRAM222に書き込む際のドット
クロック信号DCLK(図16)の周波数fDCLKと、F
IFOメモリ322,324から映像データを読み出す
際の出力クロック信号CLKO(図18(c))の周波
数fCLKOとの比fDCLK/fCLKOに等しい。図18におい
て述べたように、出力クロックCLKOの周波数fCLKO
は、入力クロック信号CLKIの周波数fCLKIのHX倍
であり、入力クロック信号CLKIはコンポジット映像
信号VSの周波数特性に応じた一定値である。従って、
水平方向の倍率MH は、次の(5)式で与えられる。 MH =fDCLK/fCLKO=fDCLK/(HX*fCLKI) …(5)
【0078】さらに、図10(B)からも解るように、
入力クロック信号CLKIの周波数fCLKIは、水平同期
信号HSYNCの周波数fHSYNC のNH0倍であり、fHS
YNC,NH0は定数である。また、ドットクロック信号D
CLKは、水平同期信号HSYNCの周波数fHSYNC の
NH 倍の周波数を有する。従って、上記(5)式は、次
のように書き換えられる。 MH =fDCLK/(HX*fCLKI) =fHSYNC *NH /(HX*fHSYNC *NH0) =NH /(HX*NH0) …(6)
【0079】垂直倍率MV を示す(4)式と水平倍率M
H を示す(6)式において、CPU200から設定でき
る値は、HX,NV ,NH の3つであり、これらはいず
れもFIFO制御部321内の設定値である。これらの
3つの値HX,NV ,NH は、例えば次の式で決定され
る。
【0080】HX=RND(MV ) …(7a) NV =NV0*MV …(7b) NH =NH0*MH *HX …(7c) ここで、演算子RNDは、括弧内の数値の小数点以下を
切り上げた整数を示している。
【0081】なお、(7b),(7c)式は、整数HX
としてどのような値を用いても成立するので、整数HX
の値を(7a)式以外の式で決定することも可能であ
る。
【0082】図21(A)は元のコンポジット映像信号
VSで表わされる映像ORを示しており、図21(B)
は拡大・縮小後の映像MRを記憶するVRAM空間を示
している。ここでは、水平方向の最大画素数780,有
効画素数640,垂直方向の最大ライン数525,有効
ライン数480としている。VRAM空間における映像
MRは、カラーCRT224やカラー液晶ディスプレイ
226にそのまま表示される。従って、垂直方向の倍率
MV と水平方向の倍率MH は、ディスプレイデバイス上
で設定された映像表示用ウィンドウのサイズと元の映像
ORのサイズとの比に等しい。CPU200は、ディス
プレイデバイス上に設定された映像表示用ウィンドウの
サイズから倍率MV ,MH を算出し、さらに、上記(7
a)〜(7c)に従って3つの値HX,NV ,NH を算
出して、FIFO制御部321内に設定する。
【0083】このように、上記実施例では、VRAM2
22に映像データを転送する際に、映像を任意の倍率で
拡大・縮小することができる。また、映像の表示位置も
アドレス演算部312によって任意に設定できるので、
ディスプレイデバイスの任意の位置に任意の倍率で動画
を表示することが可能である。
【0084】E.他の変形例:本発明は実施例に限ら
ず、以下のような種々の変形が可能である。
【0085】(1)上述した式(3)で与えられる先頭
アドレスMADDを算出する回路としては、図11に示
す構成以外の種々の構成が考えられる。例えば、アドレ
ス演算部312内の加算器を減算器に置き換えたり、加
算順序を変更させたりしても同様の結果が得られる。
【0086】また、図11に示す乗算器338を、加算
器とカウントアップ用カウンタとで置き換えて、加算ア
ドレス値記憶部332に記憶された加算アドレスADA
Dを垂直カウンタ部334の垂直カウントVCNTの回
数だけ加算するようにしてもよい。
【0087】(2)図22に示すように、図16におけ
るPLL回路328を1/N分周器329で置き換える
ことも可能である。この1/N分周器329は、垂直同
期信号VSYNCによってリセットされ、リセットされ
た後にドットクロック信号DCLKを1/Nに分周して
ラインインクリメント信号HINCを生成する。このよ
うに1/N分周器329を用いると、PLL回路を用い
た場合よりもラインインクリメント信号HINCのジッ
タを少なくすることができるという利点がある。
【0088】(3)図23は、3つのFIFOメモリを
用いて垂直方向の拡大とともに走査線間の補間を行なう
回路の構成と動作を示す説明図であり、図18に対応す
る図である。図23(c)に示すように、この回路は、
3つのFIFOメモリ421,422,423と、3つ
の等価的なスイッチ431,432,433と、2つの
乗算器441,442と、加算器450とを含んでい
る。図23(a),(b)に示すように、各期間TT2
1,TT22,TT23では、1つのFIFOメモリに
1走査線分の映像データが書き込まれ、他の2つのFI
FOメモリから映像データが読み出される。映像データ
が書き込まれるFIFOメモリと映像データが読み出さ
れるFIFOメモリは、所定の順番で選択される。図2
3(c)は、第3の期間TT23の前半におけるスイッ
チの接続状態を示している。この時、第1のFIFOメ
モリ421から読み出された第1の走査線L1の映像デ
ータは第1の乗算器441でk1倍され、第2のFIF
Oメモリ422から読み出された第2の走査線L2の映
像データは第2の乗算器442でk2倍される。2つの
乗算器441,442の出力は加算器450で加算され
るので、期間TT23の前半において加算器450から
出力される出力映像データVDO は、(L1*k1+L
2*k2)となる(図23(b))。ここで、係数k
1,k2をともに0.5とおけば、期間TT23の前半
における出力映像データVDO は、2本の走査線L1,
L2の映像データを単純平均したデータとなる。k1,
k2を0でない適当な値に設定すれば、重み付き平均を
得ることができる。なお、期間TT23の後半では、第
2の走査線L2の映像データがそのまま出力映像データ
VDOとして出力される。
【0089】(4)垂直方向を拡大させるためのFIF
Oメモリユニット318と同様に機能するFIFOメモ
リユニットをビデオデコーダ220と色調整部320の
間に設けることによっても、図23の構成と同様に垂直
方向の拡大と補間を行なうことができる。この場合に
は、図10(A)のFIFOメモリユニット318は映
像データVDの垂直方向の拡大を行なわず、データ転送
のタイミングを調整する回路として使用される。
【0090】なお、本発明において、「映像を垂直方向
に拡大する」という用語は、図18のように単純に拡大
する場合に限らず、図23のように垂直方向に補間しつ
つ拡大する場合も意味している。
【0091】(6)複数のFIFOメモリの代わりにR
AMなどの他のタイプの映像データバッファを用いるこ
とによってFIFOメモリユニットと等価な機能を有す
る回路を構成することも可能である。一般には、複数の
映像データバッファとバッファ制御回路を設け、バッフ
ァ制御回路によって複数の映像データバッファを所定の
順番で切換えることによって、上述したFIFOメモリ
ユニットの機能を実現することが可能である。
【0092】(7)図10(B)のPLL回路325と
等価な機能は、PLL回路326で得られた信号CLK
Oを入力として(1/NH0)で分周出力し、水平同期信
号HSYNCでリセットする回路を用いても実現でき
る。このように、図10(B)ではPLL回路を複数用
いているが、分周回路等の組み合わせによって等価な回
路を実現することも可能である。
【0093】(8)図4の色調整部320は、デジタル
映像信号DSをYUV信号で受けて色相変換を行なった
後、コンポーネント映像データVDをRGB信号として
出力する回路として構成してもよい。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
動画の中の任意の形状の領域内の映像信号を映像メモリ
に高速に転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としてのコンピュータシ
ステムを示すブロック図。
【図2】図2は、バスアービタ240内の循環優先順位
レジスタの内容を示す説明図である。
【図3】VRAM222とマスクデータRAM223の
構成を示す説明図。
【図4】動画転送コントローラの内部構成を示すブロッ
ク図。
【図5】ビデオコントローラ212の内部構成を示すブ
ロック図。
【図6】マスクデータを利用して任意の形状の表示領域
内の映像データをVRAM222に転送する方法を示す
説明図。
【図7】マスクデータを用いたデータ転送の動作を示す
タイミングチャート。
【図8】マスクデータの更新処理の手順を示すフローチ
ャート。
【図9】映像データをビット反転させる場合の回路構成
の一部を示す説明図。
【図10】FIFOメモリユニット318の内部構成を
示すブロック図
【図11】アドレス演算部312の内部構成を示すブロ
ック図。
【図12】VRAM222のアドレスマップ。
【図13】VRAM222と画面との対応関係を示す説
明図。
【図14】カラーモニタの画面内の動画領域MPAを示
す平面図。
【図15】インターレース走査を行なう場合の奇数ライ
ンフィールドと偶数ラインフィールドのメモリ空間を示
す説明図。
【図16】垂直カウンタ部334およびFIFO制御部
321の内部構成を示すブロック図。
【図17】垂直カウンタ部334の動作を示すタイミン
グチャート。
【図18】映像の垂直方向の拡大動作を示す説明図。
【図19】映像の垂直方向の拡大と縮小の様子を示す説
明図。
【図20】映像の垂直方向の縮小動作を示すタイミング
チャート。
【図21】映像の垂直方向と水平方向の拡大・縮小の様
子を示す説明図。
【図22】第2のPLL回路328を1/N分周器で置
き換えた場合の回路構成を示すブロック図。
【図23】3つのFIFOメモリを用いて垂直方向の拡
大とともに走査線間の補間を行なう構成と動作を示す説
明図。
【図24】従来のDMAコントローラを用いたコンピュ
ータシステムのブロック図。
【図25】従来技術によって静止画SIa,SIbと動
画MIとを同時に表示した場合を示す説明図。
【符号の説明】
51R,51G,51B…映像メモリ 52…データバス 53…アドレスバス 54…制御バス 55…DMAコントローラ 56R,56G,56B…VRAM 57…制御部 59…CPU 200…CPU 202…メインメモリ 204…ホストバス 206…ブリッジ 208…高速バス 212…ビデオコントローラ 214…拡張バスブリッジ 220…ビデオデコーダ 222…VRAM 223…マスクデータRAM 224…カラーCRT 226…カラー液晶ディスプレイ 230…低速バス 232…I/Oコントローラ 240…バスアービタ 250,260,270…動画転送コントローラ 252…圧縮/伸長回路 254…モデム 262…A−D変換器 264…ビデオデコーダ 266…テレビチューナ 272…CD−ROM装置 300…インタフェイス 302…バス制御信号生成部 304…切換回路 306…切換制御部 312…アドレス演算部 314…データ出力部 318…FIFOメモリユニット 320…色調整部 321…FIFO制御部 322,324…FIFOメモリ 323a,323b…トグルスイッチ 325〜328…PLL回路 330…オフセットアドレス記憶部 332…加算アドレス値記憶部 334…垂直カウンタ部 338…乗算器 340…加算器 350…デコーダ 352…アドレスカウンタ 354…アドレスラッチ 356…データ変換回路 358…VGAコントローラ 362,364…ANDゲート 366…NANDゲート 368…ORゲート 402…バックポーチ記憶部 404…比較器 406…バックポーチカウンタ 408…垂直カウンタ 410…ラッチ 421,422,423…FIFOメモリ 431,432,433…スイッチ 441,442…乗算器 450…加算器 510…PLL回路 511…波形成形部 615…ビット反転回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画を表示可能なコンピュータシステム
    であって、 ソフトウェアプログラムに従って各種の演算と制御を実
    行するマイクロプロセッサと、 前記マイクロプロセッサに接続された第1のバスと、 アドレスとデータが共通の信号線によって時分割で転送
    される第2のバスと、 前記第1と第2のバスを接続するブリッジと、 映像を表示する表示デバイスと、 前記表示デバイスに表示される映像の映像信号を記憶す
    る映像メモリと、 前記映像メモリと同一の画像空間を有するとともに、前
    記映像メモリと同一のアドレス空間に割り当てられてお
    り、前記映像メモリ内において動画映像信号が書き込ま
    れるべき動画領域を示すマスクデータを記憶するマスク
    データメモリと、 前記第2のバスに接続され、前記映像メモリへの映像信
    号の書込みと読み出し、および、前記マスクデータメモ
    リへのマスクデータの書込みと読み出しを制御するビデ
    オコントローラと、 動画映像信号で表わされる映像の各走査線毎に、各走査
    線の先頭アドレスを生成して前記第2のバス上に出力す
    るとともに、前記先頭アドレスの後に前記走査線上の各
    画素の映像信号を前記第2のバス上に連続して出力する
    機能を有する映像転送手段と、を備え、 前記ビデオコントローラは、 前記先頭アドレスから、各走査線上の各画素に対する画
    素アドレスを生成するアドレス生成手段と、 前記映像メモリと前記マスクデータメモリに同一のアド
    レスを供給するとともに、前記マスクデータメモリから
    読出された前記マスクデータに応じて、各画素の映像信
    号を前記映像メモリに書き込むか否かを示す書込信号を
    生成する書込信号生成手段と、 前記書込信号と前記アドレス生成手段によって生成され
    た画素アドレスとに従って、各画素の映像信号を前記映
    像メモリに書き込む書込手段と、を備えるコンピュータ
    システム。
  2. 【請求項2】 動画を表示可能なコンピュータシステム
    であって、 ソフトウェアプログラムに従って各種の演算と制御を実
    行するマイクロプロセッサと、 前記マイクロプロセッサに接続された第1のバスと、 アドレスとデータが共通の信号線によって時分割で転送
    される第2のバスと、 前記第1と第2のバスを接続するブリッジと、 映像を表示する表示デバイスと、 前記表示デバイスに表示される映像の映像信号を記憶す
    る映像メモリと、 前記映像メモリと同一の画像空間を有するとともに、前
    記映像メモリと同一のアドレス空間に割り当てられてお
    り、前記映像メモリ内において複数種類の動画映像信号
    が書き込まれるべき複数の動画領域を示すマスクデータ
    を記憶するマスクデータメモリと、 前記第2のバスに接続され、前記映像メモリへの映像信
    号の書込みと読み出し、および、前記マスクデータメモ
    リへのマスクデータの書込みと読み出しを制御するビデ
    オコントローラと、 動画映像信号で表わされる動画の各走査線毎に、各走査
    線の先頭アドレスを生成して前記第2のバス上に出力す
    るとともに、前記先頭アドレスの後に前記走査線上の各
    画素の映像信号を前記第2のバス上に連続して出力する
    機能をそれぞれ有する複数の映像転送手段と、 前記複数の映像転送手段による前記第2のバスの使用権
    を調停するバス調停手段と、を備え、 前記ビデオコントローラは、 前記第2のバスを介して与えられた前記先頭アドレスか
    ら、各画素に対する画素アドレスを生成するアドレス生
    成手段と、 前記映像メモリと前記マスクデータメモリに同一のアド
    レスを供給するとともに、前記マスクデータメモリから
    読出された前記マスクデータに応じて、各画素の映像信
    号を前記映像メモリに書き込むか否かを示す書込信号を
    生成する書込信号生成手段と、 前記書込信号と前記アドレス生成手段によって生成され
    た画素アドレスとに従って、各画素の映像信号を前記映
    像メモリに書き込む書込手段と、を備えるコンピュータ
    システム。
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