JPH0916075A - 電子地図システム及びカーナビゲーション装置 - Google Patents

電子地図システム及びカーナビゲーション装置

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JPH0916075A
JPH0916075A JP16212195A JP16212195A JPH0916075A JP H0916075 A JPH0916075 A JP H0916075A JP 16212195 A JP16212195 A JP 16212195A JP 16212195 A JP16212195 A JP 16212195A JP H0916075 A JPH0916075 A JP H0916075A
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JP16212195A
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English (en)
Inventor
Iwao Sakoguchi
巌 砂古口
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EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
EKUSHINGU KK
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者自身が、例えば漢字以外にもアルファ
ベット等での表記の切換が可能なカーナビゲーション装
置を提供する。 【構成】 CPU6は、利用者によるパネル5上の複数
のモード指定ボタンの操作によって、モードの切換指定
を検出すると、その指定されたモードに対応するため、
映像制御回路7内のビデオRAMを全てクリアする。次
に、そのモードに該当する文字情報をCD媒体9内に格
納されている文字情報データから取り出し、フォントR
OM10を参照してそのデータをイメージデータに変換
し、映像制御回路7内の文字情報用ビデオRAMに展開
し、ディスプレイ8に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子化された地図をデ
ィスプレイに表示する電子地図システムに係り、特に、
2種類以上の表記態様で文字情報を表示できるようにし
た電子地図システム及びそれを利用したカーナビゲーシ
ョン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーナビゲーション装置において
は、現在位置を画面上に表示する際のベースとなる地図
情報中の地名や道路、あるいは特定の建物の名称等の文
字情報は、漢字ないしカタカナによる単一表記で固定さ
れているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、漢字等
を理解できない外国人等が利用する場合には、地図中に
記載されている文字情報が役に立たなくなる。また、た
とえ漢字が一応理解できたとしても、地名には独特の読
み方が多く、例えば「古河市」と表示されていた場合、
その発音が「フルカワシ」なのか「コガシ」なのか判ら
ないこともある。つまり、その漢字を音読みするのか訓
読みするのかは一定ではなく、その土地によって異なっ
ている。また、そのように音訓の読みの区別ではなく、
大抵の人には読めない難読地名というものも多数存在す
る。例えば「水主町」を「カコマチ」と発音するもの等
は全く予想もつかない読み方である。このように、漢字
だけの表示では不便なことが多い。
【0004】そうはいっても、全てをカタカナ表記だけ
にすると逆に漢字がイメージできない。上記難読地名を
除くと、特に日本人は、表意文字である漢字を基準に地
名等を考えるのが一般的であるため、仮名表記だけとい
うのも不便な場合も生じる。そこで本発明は、電子地図
システム及びカーナビゲーション装置において、地図情
報中に表示させる文字情報について、利用者自身が2種
類以上の表記態様を切り換え可能にすることにより、例
えば漢字以外にもカタカナ等の表記も可能にし、利用者
の便を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記目的
を達成するために、請求項1に記載の電子地図システム
は、基本となる地図情報を電子化して記憶した基本地図
情報記憶手段と、該基本地図情報記憶手段から必要な地
域の地図情報を抽出してディスプレイ上に画像として表
示させる地図表示制御手段とを備えた電子地図システム
において、前記地図情報中に表示させる文字情報につい
て、2種類以上の表記態様の切り換えを指定する表記切
換指定手段と、該表記切換指定手段によって切換指定が
可能な表記態様毎に、その文字フォントを記憶するフォ
ント記憶手段と、前記地図情報中の文字情報について、
前記切換指定が可能な表記態様毎に、表示する文字情報
を記憶する文字情報記憶手段と、前記フォント記憶手段
及び前記文字情報記憶手段より、前記表記切換指定手段
によって切換指定された表記態様種類に対応する文字フ
ォント及び文字情報を読み出して、前記地図情報中の所
定位置に表示させる文字表示制御手段とを備えることを
特徴とする。
【0006】この電子地図システムによれば、地図情報
中に表示させる文字情報について、2種類以上の表記態
様の切り換えを指定することができ、その切換指定が可
能な表記態様毎に、フォント記憶手段が文字フォントを
記憶しており、文字情報記憶手段が表示する文字情報を
記憶している。そして、文字表示制御手段が、フォント
記憶手段及び文字情報記憶手段より、表記切換指定手段
によって切換指定された表記態様種類に対応する文字フ
ォント及び文字情報を読み出して地図情報中の所定位置
に表示させるのである。
【0007】ここで、この電子地図システムにおいて、
請求項2に示すように、切換指定が可能な2種類以上の
表記態様として、少なくとも表意文字による表記態様と
表音文字による表記態様とを設定しておくことが考えら
れる。そして、その場合にはさらに、請求項3に示すよ
うに、切換指定が可能な2種類以上の表記態様として、
表意文字としての漢字による表記態様と表音文字として
の仮名あるいはアルファベットによる表記態様とを設定
しておくことが考えられる。アルファベットによる表記
態様として代表的なのはローマ字による表示である。
【0008】このようにすることで、従来技術の問題点
としても挙げたように、例えば漢字が理解できない外国
人にとっても、漢字表記以外にアルファベットを用いた
表記にすることでその読み方が判り、地名の理解に役立
つ。また、日本人であっても、例えばその漢字を音読み
するのか訓読みするのか判らない場合や、いわゆる難読
地名の場合にで読み方が全く判らないことがあるが、表
意文字である漢字以外に、表音文字としてのカタカナや
ひら仮名、あるいはアルファベットでの表記も可能にす
れば、その読み方を知りたいときに便利である。
【0009】なお、上記難読地名等の問題を考慮するの
であれば、漢字以外に、表音文字による表記態様として
1種類、例えばカタカナでの表記への切り換えができれ
ばよく、漢字・カタカナ・ひら仮名・アルファベットの
4種類を全て備える必要はない。もちろん、切換指定が
可能な2種類以上の表記態様として、請求項2に示すよ
うな表意文字による表記態様と表音文字による表記態様
とに限定されるわけではない。例えば、カタカナ表記と
アルファベット表記という2種類も考えられる。さらに
は、アルファベット以外の表音文字による表記をする国
もあるため、例えばハングル文字やアラビア文字あるい
はロシア文字といったような表音文字による表記への切
り換えも適用することができる。
【0010】また、請求項4に記載する本発明のカーナ
ビゲーション装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の
電子地図システムを搭載すると共に、自車の現在位置を
取得する現在位置取得手段を備え、前記地図表示制御手
段は、該取得した現在位置に基づいて、前記基本地図情
報記憶手段に記憶されている地図情報に基づいて、現在
位置を含む所定範囲の地図をディスプレイに表示するこ
とを特徴とする。
【0011】カーナビゲーション装置は、現在位置を含
む所定範囲の地図をディスプレイに表示することができ
るのであるが、周辺の地名等が理解できないと利用者に
とって不便な場合が多い。したがって、本カーナビゲー
ション装置によれば、利用者にとって理解できる表記へ
の切り換えが可能となり、地図に示された周辺の地名等
が理解できることで、カーナビゲーションの実効性を向
上させることができるようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。最初に図1を参照して、実施例とし
てのカーナビゲーション装置の構成を説明する。
【0013】このカーナビゲーション装置は、地図情報
11及び文字情報12を記憶しており、基本地図情報記
憶手段及び文字情報記憶手段に相当するCD媒体9と、
文字表示制御手段であり、かつ装置全体の制御手段とし
てのCPU6及びプログラムROM1と、CPU6のワ
ークエリアであるRAM2と、現在位置取得手段として
の位置認識部3及びGPS電波受信アンテナ(以下、単
にGPSアンテナと記す。)4と、表記切換指定手段と
してのパネル5と、地図表示制御手段としての映像制御
回路7及びディスプレイ8と、表記態様毎に、その文字
フォントを記憶するフォント記憶としてのフォントRO
M10とを備えている。
【0014】パネル5には、図2にその概略を示すよう
に、電源のオン・オフを指定する電源ボタン15と、地
図情報中に表示させる文字情報の表記態様を指定するた
めの3つのボタン、すなわち漢字モード指定ボタン16
と、ローマ字モード指定ボタン17と、カタカナモード
指定ボタン18とが設けられている。
【0015】CPU6は、このナビゲーション装置全体
の動作制御を行っている。そして、このCPU6の動作
プログラムは、プログラムROM1に格納されている。
映像制御回路7は、図3のブロック図に示す構成であ
り、表示内容を記憶するビデオRAMとそのビデオRA
Mの内容を定期的に読み出してNTSC信号等の映像信
号に変換する回路で構成される。ビデオRAMは、映像
イメージデータ格納バッファであって、ビデオRAM上
の各ビットが映像を構成するドットに対応し、同RAM
の内容を更新することで表示内容を制御する。
【0016】そして、本実施例では、このようなビデオ
RAMとして、地図イメージ用ビデオRAM20と文字
情報用ビデオRAM21とを備えている。地図イメージ
用ビデオRAM20は、図4(a)に示すように、地図
として表示する場合の地形イメージ、道路網、鉄道網、
河川、地図記号等の文字以外のイメージデータを展開す
るためのバッファである。また文字情報用ビデオRAM
21は、図5(b)に示すように地図として表示する場
合の地名、道路名、鉄道名、建物の名称等の文字フォン
トデータを展開するためのバッファである。
【0017】この2つのビデオRAM20,21の内容
については、文字情報用ビデオRAM21のビットがセ
ットされている場合、対応する映像上のビットを黒に表
示させ、同ビットがリセットされている場合に地図イメ
ージ用ビデオRAM20の内容をそのまま映像信号に変
換するように合成することで、図5(c)に示すような
地図イメージに文字情報を上書きした地図情報の映像信
号を生成する。この2種類のビデオRAM20,21
は、CPU6によって読み出し及び書き込みアクセスさ
れ、表示内容が更新される。
【0018】これら2つのビデオRAM20,21から
読み出されたデータは、映像合成回路22及びD/Aコ
ンバータ23を介して映像信号として出力される。そし
て、この出力された映像信号は、ディスプレイ8におい
て表示される。また、GPSアンテナ4は、GPS衛星
からの1.5GHzの電波を受信し、その信号を位置認
識部3に送る。位置認識部3は、稼働中のGPS衛星の
うち受信可能な4個以上のGPS衛星の電波を受信し、
既知であるGPS衛星の位置と受信電波から算出した各
GPS衛星−受信点間の距離とを基にして、受信点の位
置を取得し、緯度/経度データをCPU6に通知する。
【0019】CD媒体9に格納されている地図情報11
には、全国の主要な道路、鉄道線路等からなるイメージ
データが所定のブロック毎に区分されて格納されてい
る。この区分の仕方について説明する。本実施例では、
図5に示すように、ディスプレイ8で表示する範囲を9
等分した広さのブロック(…,30,31,32,3
3,…,50,51,52,53,…)毎になってい
る。そして、カーナビゲーション装置がカバーするエリ
アの全ブロックについて、ブロック単位でそれぞれ番号
が割り当てられている。
【0020】一方、文字情報12は、地図中に表示する
地名、道路名、その他の名称等の文字情報データの集ま
りであり、図6に1文字列のデータ形式を示す。ブロッ
クアドレス25は、その文字列が上書き表示すべき地図
情報ブロックの番号を示す。ブロック上表示開始位置2
6は、前記ブロック内のその文字列を表示すべき位置を
示す情報である。漢字モード用文字情報データ27は、
地図上の文字情報の表記態様モードが漢字モードである
場合の表示文字を指定する文字コード列データである。
例えば文字情報が「一宮」の場合、「一」の文字コード
である「306C」と、「宮」の文字コードである「3
55C」と、文字列の終端であることを示すコード「0
000」とが、順に格納されている。同様にローマ字モ
ード用文字情報データ28は、表記態様モードがローマ
字モードの場合の文字コード列データであり、カタカナ
モード用文字情報データ29は、表記態様モードがカタ
カナモードの場合の文字コード列データである。
【0021】フォントROM10は、文字コードを文字
イメージデータに変換するための変換テーブルを格納し
ている。これは、図7に示すように、文字コードと文字
イメージデータとが対応して記憶されたものである。次
に、本実施例のカーナビゲーション装置の作動を説明す
る。
【0022】本実施例のカーナビゲーション装置は、電
源投入によって地図表示処理を開始する。はじめに自車
の現在位置を位置認識部3によって取得して、自車の現
在位置を含むブロックが図5(a)中央のブロック(番
号「41」で示すブロック)となるように、自車の現在
位置があるブロック及びその周辺の8ブロックの地図情
報を、CD媒体9の地図情報11から読み出す。続い
て、読み出した現在位置周辺の地図情報を映像制御回路
7の地図イメージ用ビデオRAM20(図3参照)に展
開し、現在位置マークPを同じく映像制御回路7の文字
情報用ビデオRAM21に展開することで、現在位置周
辺の地図及び現在位置マークPをディスプレイ8上に表
示する。
【0023】次に、文字情報の表示を行うための手続き
を説明する。表示する9ブロックのブロック番号と同じ
ブロックアドレス25を持つ文字情報を、CD媒体9の
文字情報12から検索する。この検索によって取得した
文字情報について、はじめにデフォルト文字情報表示モ
ードである漢字モード用文字情報データ27を参照す
る。この文字情報データを構成する文字コード列をフォ
ントROM10を参照することでイメージデータに変換
する。上記の動作によって生成された文字イメージデー
タは、ブロックアドレス25で指定されるブロックの、
ブロック上表示開始位置26で指定される位置に対応す
る文字情報用ビデオRAM20上のエリアに展開する。
この動作によって地名等の文字情報を、デフォルト文字
情報表示モードである漢字でディスプレイ8に表示す
る。また数秒単位で定期的に現在位置を位置認識部3か
ら読み出して、自車の現在位置が隣接するブロックに移
った場合に、自車の存在するブロックが常に図5(a)
の中央のブロックとなるように、上記の手続きによって
地図表示を更新する。上記の処理によって自車の移動に
対して自動的に現在位置マークP及び地図表示を更新す
ることができる。
【0024】このような地図情報をディスプレイ8に表
示した例を図8に示す。図8(a)は、文字情報の表記
態様が漢字モードでの表示例である。現在位置マークP
は、本カーナビゲーション装置が現在位置している地点
を示していて、移動するに従ってこの現在位置マークP
も画面に表示されている地図上を自動的に移動する。同
図(b)は、文字情報の表記態様がローマ字モードの表
示例である。同図(c)は文字情報の表記態様がカタカ
ナモードの表示例である。これらのモード切り換えは、
図2に示すパネル5のモード指定ボタン16,17,1
8を押下することで行われるものとする。
【0025】利用者によるパネル5上のモード指定ボタ
ン16,17,18の操作によって、同モードの切り換
え指定を検出した場合、改めて指定された文字情報表示
モードに対応するため、はじめに文字情報用ビデオRA
M21を全てクリアする。次に現在表示中のブロックに
該当する文字情報を取得し、指定された文字情報表示モ
ードの文字列データを参照し、さらにフォントROM1
0を参照してイメージデータに変換する。変換したイメ
ージデータを、上書き対象のブロックの位置、及びブロ
ック上表示開始位置26(図6参照)で決まる文字情報
用ビデオRAM21のエリアに展開する。これによって
文字情報の表記態様を指定されたモードに切り換えるこ
とができる。
【0026】次に、上述した制御処理が、具体的にどの
ように実行されているのかについて、図9〜11のフロ
ーチャートに基づいてさらに説明する。図9は、実施例
のカーナビゲーション装置におけるメイン処理を示して
いる。最初のステップS1は、この装置の通電直後の初
期化処理であり、ワークエリア等の初期化を行う。取得
した現在位置に関する情報を記憶するワークエリアPO
SI_X,POSI_Yをはじめにゼロで初期化してお
く。また、現在の文字情報表示モードを管理するワーク
CHAR及びワークエリアBTMもそれぞれゼロで初期
化し、電源投入後のデフォルト表示モードが漢字表記に
なることを指定する。
【0027】続くS2では、位置認識部3から現在位置
の経度Xと緯度Yを読み出す。S3では、現在位置周辺
の地図情報をディスプレイ8に表示させるために、サブ
ルーチンSUB1をコールする。このサブルーチンSU
B1の処理について、図10のフローチャートを基にし
て説明する。
【0028】サブルーチンSUB1の最初のステップS
21では、現在位置情報を示すワークエリアX,Yを基
にしてその現在位置が含まれるブロックの地図情報ファ
イルとその周辺の8ブロックの地図情報ファイルをCD
媒体9の地図情報11から読み出す。先に述べたように
地図情報は、図5で示すように表示画面を9等分した広
さのブロック毎にファイル化してあり、図5(a)の例
では現在位置が含まれるブロック41が真ん中の表示ブ
ロックに表示されるように、9表示ブロック分の地図情
報ファイルを読み出し、映像制御回路7の地図イメージ
用ビデオRAM20に展開する。地図情報の展開処理終
了後、S22へ移行する。
【0029】S22では、読み出した9ブロックのエリ
アの文字情報をディスプレイ8に表示させるために、サ
ブルーチンSUB2をコールする。このサブルーチンS
UB2の処理について、図11のフローチャートを基に
して説明する。
【0030】サブルーチンSUB2の最初のステップS
31では、はじめに現在表示中の文字情報を消去して初
期化するために、文字情報用ビデオRAM21全体をゼ
ロでクリアする。同処理終了後、S32へ移行する。S
32では、表示中の9ブロックのブロック番号と同じブ
ロックアドレス25をもつ文字情報をCD媒体9の文字
情報12から検索して取得する。この検索処理の終了
後、S33へ移行する。
【0031】S33では、現在の文字情報表示モードを
管理するワークエリアCHARを参照し、その値がCH
AR=0であればS34へ移行する。またCHAR=0
でなければS35へ移行する。S34では、CHAR=
0であるため漢字モードと判断し、漢字による表記態様
で表示することから、先に検索した全ての文字情報を対
象として、その漢字モード用文字情報データ27を参照
して文字コード列を取得し、フォントROM10でイメ
ージデータに変換し、さらにブロック上表示開始位置2
6に対応する文字表示用ビデオRAM21上の位置に展
開する処理を行う。この文字情報の展開処理終了後、S
38へ移行する。
【0032】一方、S35では、現在の文字情報表示モ
ードを管理するワークエリアCHARを参照し、その値
がCHAR=1であればS36へ移行する。またCHA
R=1でなければS37へ移行する。S36では、CH
AR=1であるためローマ字モードと判断し、ローマ字
による表記態様で表示することから、先に検索した全て
の文字情報を対象として、そのローマ字モード用文字情
報データ28を参照して文字コード列を取得し、フォン
トROM10でイメージデータに変換し、さらにブロッ
ク上表示開始位置26に対応する文字表示用ビデオRA
M21上の位置に展開する処理を行う。この文字情報の
展開処理の終了後、S38へ移行する。
【0033】S37では、現在の文字情報表示モードを
管理するワークエリアCHARの値が0でも1でもない
ことから、カタカナモードと判断し、カタカナによる表
記態様で表示することから、先に検索した全ての文字情
報を対象として、そのカタカナモード用文字情報データ
29を参照して文字コード列を取得し、フォントROM
10でイメージデータに変換し、さらにブロック上表示
開始位置26に対応する文字表示用ビデオRAM21上
の位置に展開する処理を行う。この文字情報の展開処理
の終了後、S38へ移行する。
【0034】S34,S36,S37の処理終了後に実
行されるS38では、現在位置マークPのイメージを、
現在位置情報のワークエリアX,Yに対応する文字情報
用ビデオRAM21の位置に展開する。そして、S39
で現在位置マークの更新を行なう。同処理の終了後、サ
ブルーチンSUB2を終了する。
【0035】以上述べたように、サブルーチンSUB2
では、ディスプレイ8に表示する地図表示の中でも、現
在の文字情報表示モードに従った表記態様での文字情報
の出力を行うことを目的としている。サブルーチンSU
B1の説明に戻ると、S22でサブルーチンSUB2か
らリターンしたら、サブルーチンSUB1の処理を終了
する。以上述べたように、サブルーチンSUB1では、
ディスプレイ8に地図表示を行うために、現在位置周辺
の9ブロックの地図情報を読み出して、地図イメージ用
ビデオRAM20に展開し、さらに表示する9ブロック
内の文字情報を現在の文字表示モードに従って出力する
ことを目的としている。
【0036】図9のメイン処理の説明に戻ると、S3で
サブルーチンSUB1からリターンしたら、S4へ移行
する。S4では、位置認識部3から現在位置の経度Xと
緯度Yを読み出す。続くS5では、S4で取得した現在
位置データX,Yと、前回の現在位置データを記憶して
いるワークPOSI_X,POSI_Yをそれぞれ比較
し、現在位置が変化しているか調べる。XとPOSI_
X及びYとPOSI_Yが共に一致していれば現在位置
は変化していないので、S9のステップに移行する。そ
うでなければS6のステップに移行する。
【0037】S6では、図8の地図表示例の現在位置マ
ークPについて、その画面上の表示位置を上記S4で新
たに検出した現在位置に合わせて更新するために、映像
制御回路7の文字情報用ビデオRAM21(図3参照)
の現在位置マークPのイメージデータを移動を検出した
分だけビデオRAM上での展開する位置を更新し、その
表示を移動させる。また現在位置データ記憶ワークPO
SI_X及びPOSI_YをS4で新たに取得した現在
位置データX,Yで更新する。
【0038】S7では、S6で更新した現在位置マーク
Pが図5の表示画面ブロック図で真ん中のブロックのエ
リア41の外に出たかどうかをチェックする。図5
(a)の例でいうと、S4で取得した現在位置データ
(緯度,経度)が、真ん中の表示ブロックであるエリア
41の外に出たかチェックする。現在位置マークPがエ
リア41にある場合はS9のステップに移行し、そうで
なければS8のステップに移行する。
【0039】S8では、映像制御回路7に対して地図表
示の更新を行うため、サブルーチンSUB1をコールす
る。先にサブルーチンSUB1の処理内容は説明したの
で、その概要を図5の表示画面ブロックの例で説明す
る。S4のステップで取得した現在位置が図5(a)の
ブロック41からブロック42に移動した場合、図8
(b)のように地図表示が更新される。つまり図8
(a)で右側中段の表示ブロックで表示されていたブロ
ック42の地図情報が、図8(b)で示すように真ん中
の表示ブロックに表示されるように、必要な地図情報で
あるブロック33,43,53のファイルをCD媒体9
から読み出して、映像制御回路7において表示の更新を
行う。以上の地図表示更新処理を終了したら、S9へ移
行する。
【0040】S9では、図2に示したパネル5に設けら
れた3つのモード指定ボタン、すなわち漢字モード指定
ボタン16、ローマ字モード指定ボタン17、あるいは
カタカナモード指定ボタン18の内のいずれかが押され
ているかどうかをチェックする。そして、いずれのボタ
ンも押下されていなければS4へ移行するが、いずれか
のボタンが押下されている場合には、S10へ移行す
る。
【0041】S10では、押下されたボタンの種類に応
じてワークエリアBTMをセットする。具体的には、漢
字モード指定ボタン16であればBTM←0とし、ロー
マ字モード指定ボタン17であればBTM←1とし、カ
タカナモード指定ボタン18であればBTM←2とす
る。このS10の処理終了後、S11へ移行する。
【0042】S11では、現在の文字情報表示モードを
示すワークエリアCHARとS10で値(0,1,2の
いずれか)をセットされたワークエリアBTMとを比較
し、両者が一致すれば現在の文字情報表示モードと同じ
モードの指定なので、同表示更新の必要がなく、S4へ
移行する。一方、両者が一致しなければS12へ移行す
る。
【0043】S12では、現在の文字情報表示モードを
管理するワークエリアCHARを改めて指定されたモー
ドに更新するため、現在セットされているワークエリア
BTMの値をCHARに代入する。同処理終了後、S1
3へ移行する。S13では、現在表示中の文字情報表示
を更新するため、サブルーチンSUB2をコールする。
先に説明したようにサブルーチンSUB2では、文字情
報用ビデオRAM21を更新することで、地図表示上の
文字情報をワークエリアCHARで指定されるモードの
文字表示に変換する。サブルーチンSUB2からリター
ンしたらS4へ移行し、電源がONされている間、上記
の処理を繰り返す。
【0044】このように本実施例のカーナビゲーション
装置によれば、GPS衛星からの電波を受信して現在位
置を取得することでディスプレイ8の地図表示に現在位
置をスーパーインポーズ表示し、現在位置の移動に伴っ
て地図と現在位置マークPの表示を自動的に更新する。
そして、地図中に表示される地名等を示す文字情報につ
いては、パネル5上のモード指定ボタン16,17,1
8のいずれかで指定された表記態様(漢字表記、ローマ
字表記、カタカナ表記のいずれか)による表示に切り換
えることが可能である。
【0045】このようにすることで、例えば本カーナビ
ゲーション装置の利用者が漢字を理解できない外国人で
あったとしても、漢字表記以外にローマ字表記にするこ
とができるのでその地名等の読み方が判り、地図情報の
理解に役立つ。また、日本人であっても、例えばその漢
字を音読みするのか訓読みするのか判らないことや、い
わゆる難読地名のように読み方が全く判らないことがあ
るが、表意文字の漢字以外に、表音文字としてのカタカ
ナ表記あるいはローマ字表記も可能なので、その地名等
の読み方を知りたいときに便利である。
【0046】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、種
々なる態様を採用し得る。例えば、上記実施例では、漢
字表記・ローマ字表記・カタカナ表記の3種類の表記態
様を選択できるようにしたが、漢字表記とローマ字表記
の2種類であってもよい。ローマ字表記で難読地名等の
読み方も判るからである。但し、文字を見てからその内
容を認識するまでの時間は、通常の日本人にとってはロ
ーマ字表記よりもカタカナ表記の方が短くなると考えら
れるので、漢字表記とカタカナ表記の2つという組み合
せでもよい。いずれにしても、対象となる利用者によっ
てこれらの設定は変更して採用すればよい。
【0047】なお、日本以外で使用されている表音文字
としては、前記ローマ字以外にも、例えばハングル文字
やアラビア文字、あるいはロシア文字といったものもあ
る。したがって、そのような文字による表記が必要な利
用者を対象とするのであれば、その表音文字による文字
情報データを備えておけばよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のカーナビゲーション装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】 実施例のカーナビゲーション装置におけるパ
ネルの概略外観図である。
【図3】 実施例のカーナビゲーション装置における映
像制御回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施例における地図表示画面の説明図であ
る。
【図5】 実施例における表示画面ブロック分割の説明
図である。
【図6】 実施例における文字情報データファイル形式
の説明図である。
【図7】 実施例における文字コードを文字イメージデ
ータに変換するための変換テーブルの説明図である。
【図8】 実施例における地図表示画面の説明図であ
り、(a)は漢字モードでの表示、(b)はローマ字モ
ードでの表示、(c)はカタカナモードでの表示をそれ
ぞれ示す説明図である。
【図9】 実施例におけるメイン処理のフローチャート
である。
【図10】 実施例におけるサブルーチンSUB1処理
のフローチャートである。
【図11】 実施例におけるサブルーチンSUB2処理
のフローチャートである。
【符号の説明】
1…プログラムROM 2…RAM 3…位置認識部 4…GPS電波受信アンテ
ナ(GPSアンテナ) 5…パネル 6…CPU 7…映像制御回路 8…ディスプレ
イ 9…CD媒体 10…フォンTR
OM 11…地図情報 12…文字情報 15…電源ボタン 16…漢字モー
ド指定ボタン 17…ローマ字モード指定ボタン 18…カタカナ
モード指定ボタン 20…地図イメージ用ビデオRAM 21…文字情報
用ビデオRAM 22…映像合成回路 23…D/Aコ
ンバータ 26…ブロック上表示開始位置 27…漢字モー
ド用文字情報データ 28…ローマ字モード用文字情報データ 29…カタカナモード用文字情報データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本となる地図情報を電子化して記憶し
    た基本地図情報記憶手段と、 該基本地図情報記憶手段から必要な地域の地図情報を抽
    出してディスプレイ上に画像として表示させる地図表示
    制御手段とを備えた電子地図システムにおいて、 前記地図情報中に表示させる文字情報について、2種類
    以上の表記態様の切り換えを指定する表記切換指定手段
    と、 該表記切換指定手段によって切換指定が可能な表記態様
    毎に、その文字フォントを記憶するフォント記憶手段
    と、 前記地図情報中の文字情報について、前記切換指定が可
    能な表記態様毎に、表示する文字情報を記憶する文字情
    報記憶手段と、 前記フォント記憶手段及び前記文字情報記憶手段より、
    前記表記切換指定手段によって切換指定された表記態様
    種類に対応する文字フォント及び文字情報を読み出し
    て、前記地図情報中の所定位置に表示させる文字表示制
    御手段とを備えることを特徴とする電子地図システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子地図システムにお
    いて、 前記切換指定が可能な2種類以上の表記態様として、少
    なくとも表意文字による表記態様と表音文字による表記
    態様とが設定されていることを特徴とする電子地図シス
    テム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電子地図システムにお
    いて、 前記切換指定が可能な2種類以上の表記態様として、表
    意文字としての漢字による表記態様と表音文字としての
    仮名あるいはアルファベットによる表記態様とが設定さ
    れていることを特徴とする電子地図システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電子地
    図システムを搭載すると共に、 自車の現在位置を取得する現在位置取得手段を備え、 前記地図表示制御手段は、該取得した現在位置に基づい
    て、前記基本地図情報記憶手段に記憶されている地図情
    報に基づいて、現在位置を含む所定範囲の地図をディス
    プレイに表示することを特徴とするカーナビゲーション
    装置。
JP16212195A 1995-06-28 1995-06-28 電子地図システム及びカーナビゲーション装置 Pending JPH0916075A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570263B2 (en) 2005-04-21 2009-08-04 Denso Corporation Map display device and navigation system therewith

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