JPH09160290A - 磁気潜像現像用トナー - Google Patents

磁気潜像現像用トナー

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JPH09160290A
JPH09160290A JP32024695A JP32024695A JPH09160290A JP H09160290 A JPH09160290 A JP H09160290A JP 32024695 A JP32024695 A JP 32024695A JP 32024695 A JP32024695 A JP 32024695A JP H09160290 A JPH09160290 A JP H09160290A
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toner
weight
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magnetic
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JP32024695A
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English (en)
Inventor
Atsushi Fujino
篤史 藤野
Shigenori Taniguchi
重徳 谷口
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Iwatsu Electric Co Ltd
Original Assignee
Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は磁気潜像現像用トナーに関し、この
トナーを使用することにより、画像が良好で高速プリン
トによっても十分な定着が可能であり、保存安定性が良
く、ヘッド汚れのない常に安定で良好な画像を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、結着性樹脂、磁性粉から主と
して構成される磁気潜像現像用トナーにおいて、四級ア
ンモニウム塩基含有共重合体を含む永久帯電防止剤を
0.1〜5重量部含有し、かつ導電性粉末をトナー10
0重量部に対し0.1〜3重量部外部添加することによ
り、該トナーの電気抵抗が108 〜1014Ωcmの範囲に
ある磁気潜像現像用トナーに関する。このトナーの摩擦
帯電量は外添剤及び/または電荷制御剤によって−5〜
5μC/gの範囲にある磁気潜像現像用トナーに関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真法、静電記
録法、静電印刷法、磁気記録法などに用いられる現像剤
に関し、特に磁気記録法に用いられる磁気潜像現像用ト
ナーに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録法は記録媒体である磁気ドラム
上に磁気ヘッドを使用して磁気潜像を書き込み、磁性粉
を含む1成分系トナーで現像し、転写し、定着する方法
である(例えば、特開昭54−32328号公報参
照)。この方法は1回の磁気潜像の形成により多数の複
写物を得る事ができ、また電子写真方式のような感光体
疲労がなく、数万枚コピーごとの感光体の交換が不要で
あり、メンテナンスが容易であるという利点を有する。
【0003】また、最近環境破壊の問題からオゾン発生
の少ないプリンターが望まれているが、本方式では転写
プロセスとして樹脂ローラー等で紙などの記録媒体の背
面より圧接するプロセスを用いるため、オゾン発生はほ
とんどなく最近特に注目されている方法である。この方
法に用いられる磁気潜像現像用トナーは、最終の記録紙
等に定着させる定着樹脂と磁気潜像の現像を可能とする
磁気特性及び現像部位への搬送性を満足する磁性粉を含
有する。
【0004】また、最近の高画質化の要求により文字の
シャープさが求められており、さらに近年省エネルギー
高速化の要求が高まり低温でも十分定着し、良好な画像
性を持ったトナーが求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】転写プロセスに関し樹
脂ローラー等で紙などの記録媒体の背面より圧接するプ
ロセスにおいては、記録媒体の種類や紙厚により大きく
画像濃度が変化し、文字のシャープさが変化するという
欠点があった。さらに転写電圧を大きくすると、記録媒
体の種類や紙厚による変化は少なくなるものの、トナー
と紙表面で放電現象が発生し、転写電圧を大きく出来ず
結果的に反射濃度が低下するという問題があった。
【0006】そのためトナーの電気抵抗値は比較的低い
方が好ましい。トナーの電気抵抗を下げる方法として、
例えば特開平2−7071号公報に記載されている様
に、トナー表面に導電性物質をくわえる方法が提案され
ている。しかしながら、この方法では多量の導電性物質
をトナー表面に加えなければならず、トナーの流動性の
悪化が起きたり、導電性物質がトナーから分離し記録媒
体に転写することで、文字のシャープさが劣化するとい
う欠点があった。
【0007】特開平4−151166号公報に示される
ように、カーボンブラックを含有して電気抵抗を下げる
方法は、比表面積、吸油量の大きいカーボンブラックを
使用するために、定着性が低下しかつ文字のシャープさ
が劣るものだった。そのため上記課題を解決するために
本発明者等は、すでに特許出願した特願平7−1827
65号に示すように、4級アンモニウム塩基含有共重合
体を含む永久帯電防止剤を含有し、樹脂自体の電気抵抗
値を下げることで、紙の種類によらず良好な画像性を有
し、かつ高速プリントでも十分な定着性を有し、ヘッド
汚れを生じない磁気潜像現像用トナーを得ることができ
た。
【0008】しかしながら、4級アンモニウム塩基含有
共重合体を含む永久帯電防止剤のみでは厚い紙の場合や
使用環境条件により、画像濃度が十分に上がらないとい
う欠点があった。さらに、4級アンモニウム塩基含有共
重合体を含む永久帯電防止剤は、保存時にブロッキング
が生じやすいという欠点があった。
【0009】本発明が解決しようとする問題点は、紙の
種類によらず良好な画像性を有し、かつ高速プリントで
も十分な定着性を有し、ヘッド汚れを生じなく、さらに
保存安定性の良好な磁気潜像現像用トナーを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題を
解決し紙の種類により画像性が変化せず良好な画像性を
有し、高速プリントでも十分な定着性を有し、保存安定
性が良くヘッド汚れを生じない磁気潜像現像用トナーを
提供するために、4級アンモニウム塩基含有共重合体を
含む永久帯電防止剤を0.1〜5重量部含有し、かつ導
電性粉末をトナー100重量部に対し0.1〜3重量部
外部添加した電気抵抗値が108 〜10 14Ωcmの範囲に
あるトナーを供することで問題点を解決した。
【0011】4級アンモニウム塩基共重合体を含む永久
帯電防止剤をトナー内部に添加することにより、トナー
母体自身の電気抵抗値を下げることができる。4級アン
モニウム塩基共重合体を含む永久帯電防止剤で電気抵抗
値をコントロールしたものは、導電性物質を内部に含有
して同抵抗値程度にしたものと比較し文字のシャープ
さ、かつ定着率が非常に優れるものである。この理由と
して、導電性物質を含有して作製したトナーは、トナー
作製工程中にトナー母体から導電性物質が脱離し、それ
が転写時に記録媒体に転写して画像の劣化を起こすと考
えられる。また、導電性物質を内部に含有する場合、相
対的に樹脂成分が不足するため定着性が悪化する。
【0012】文字のシャープさを保つ程度に導電性物質
を内部添加した場合は、トナー自体の電気抵抗値が高
く、厚い紙の場合放電現象が発生してしまう。これは導
電性物質を外部添加でのみ加えた場合も、同様の結果で
ある。このように導電性物質を加えた場合、反射濃度は
高くなるものの文字のシャープさに欠けるものとなって
いた。
【0013】本発明では、4級アンモニウム塩基含有共
重合体を含む永久帯電防止剤をトナーに内部添加し、ト
ナー自体の電気抵抗値を下げ、かつ表面に導電性物質を
外部添加することで目的を達する。この時、導電性物質
は文字のシャープさを保つ程度に加えることが重要であ
り、この添加量は、4級アンモニウム塩基含有共重合体
を含む永久帯電防止剤を含まないものとほぼ同量であ
る。導電性物質の添加量はトナーの粒径、導電性の程度
によっても大きく異なるが、トナー100重量部に対し
0.1〜3重量部程度が好ましい。
【0014】本発明に係る磁気潜像現像用トナーについ
て、より詳しく説明する。本発明に使用する4級アンモ
ニウム塩基含有共重合体を含む永久帯電防止剤は、例え
ば、特開平4−198308号公報、特開平6−271
780号公報、特開平6−329923号公報、特開平
6−179716号公報に記載されているものを含め、
さらに4級アンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート
共重合体、4級アンモニウム塩基含有マレイミド共重合
体、4級アンモニウム塩基含有メタクリルイミド共重合
体等からなる4級アンモニウム塩基含有共重合体を包含
するものである。
【0015】本発明の磁気潜像現像用トナー中の4級ア
ンモニウム塩基含有共重合体を含む永久帯電防止剤の割
合は、0.1〜5重量部が好ましい。磁気潜像現像用ト
ナー中の4級アンモニウム塩基含有共重合体を含む永久
帯電防止剤の割合が、0.1重量部よりも少ないと電気
抵抗値を下げる効果が減り、結果的に転写電圧を高くで
きず、例えば厚紙等の記録媒体に画像出力したときに反
射濃度の低下が見られる。また5重量部よりも多いと、
保存安定性の低下が見られるという欠点がある。
【0016】使用できる導電性粉末としては、カーボン
ブラック、導電性酸化錫、導電性酸化チタン、導電性磁
性体等が挙げられる。市販品ではカーボンブラックとし
てはデグサ製「Printex L6」等が使用でき、
導電性酸化錫としては触媒化成工業製「ELCOM T
L−30」等、導電性酸化チタンとしてはチタン工業製
「EC−300」、石原産業製「FT−1000」等、
また導電性磁性体としてはチタン工業製「RB−BL」
等が使用できる。
【0017】本発明の磁気潜像現像用トナーへ外部添加
する導電性粉末の割合は、トナー100重量部に対し
0.1〜3重量部、好ましくは0.1〜1重量部であ
る。外部添加する導電性カーボンブラックの割合が、
0.1重量部より少ないと電気抵抗値を下げる効果が減
り、また3重量部より多いと文字のシャープさが劣って
くる。さらに、トナーの流動性が悪化するため好ましく
ない。
【0018】本発明に使用する樹脂は、一般に電子写真
用に使用されるほとんどの樹脂が使用でき、ポリスチレ
ン樹脂、スチレンとアクリル酸あるいはメタクリル酸の
各種エステル類と共重合したスチレン/アクリル樹脂、
及びこれらスチレン系重合体の一部を架橋したもの、さ
らにはポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリオレフィン樹脂及びエチレン・酢酸ビニル共重
合体樹脂等が使用できる。これらの樹脂は単独、あるい
は数種混合して使用できる。これらの樹脂は定着方式に
より選定して使用し、磁気潜像現像用トナーには20〜
60重量部の範囲で使用される。
【0019】本発明に使用する磁性粉としては、Ni,
Zn,Cu,Co,Fe,Mg、フェライトFe、マグ
ネタイト、γ−フェマタイト等金属化合物が挙げられ
る。本発明の磁気潜像現像用トナー中の磁性粉の割合
は、50〜70重量部の範囲が好ましい。磁性粉の割合
が50重量部より少ないとトナーの磁力が弱くなり、ト
ナーの搬送性が低下し、かぶりが増加する傾向にあり好
ましくない。また70重量部よりも多い場合、定着性が
低下するため好ましくない。
【0020】さらに、磁気ヘッドが磁気記録媒体表面に
極わずかに浮上しながら記録することから、トナーの摩
擦帯電量が大きい場合トナーが磁気ヘッドに付着し、浮
上が不安定になり、磁気記録媒体と磁気ヘッドとの間隔
が不均一になり、画像性が劣化する。この問題を解決す
るために、磁気潜像現像用トナーの摩擦帯電量は−5〜
5μC/gが好ましい。これをコントロールする方法と
して、外添剤及び/または電荷制御剤による方法があ
る。疎水性シリカや酸化アルミニウム、酸化チタンを加
えることで摩擦帯電量を−5〜5μC/gにコントロー
ルできる。またこの場合の外添剤は複数使用しても、同
様の結果が得られることは明らかである。
【0021】外添剤として使用できる市販品としては、
日本アエロジル(株)製「RA200H」やワッカーケ
ミカルズ イーストアジア(株)製「HDKH2050
EP」、「HDKH2015EP」等が使用でき、酸化
アルミニウムとしては日本アエロジル(株)製「RFY
−C」等、酸化チタンとしては日本アエロジル(株)製
「T−805」等が使用できる。このように、外添剤の
みでも−5〜5μC/gにコントロールすることができ
る。
【0022】また、電荷制御剤によって−5〜5μC/
gにコントロールすることも可能である(特開平3−2
10568号公報参照)。電荷制御剤としては、ニグロ
シン、第4級アンモニウム化合物、トリフェニルメタン
染料等を使用できる。電荷制御剤の市販品としては、例
えばオリエント化学(株)製の「ボントロンN−0
1」、「ボントロンN−04」やヘキストジャパン
(株)製の「コピーブルーPR」等が挙げられる。この
ように外添剤及び/または電荷制御剤によりトナーの帯
電量はコントロールできる。本発明にはオフセットや定
着性改良のためにワックスを含有することもできる。本
発明に使用できるワックスとしてはポリエチレンワック
ス又はポリプロピレンワックス等のポリオレフィンワッ
クスが使用可能である。ポリエチレンワックスとしては
三井石油化学工業(株)製「ハイワックスNL−50
0」(軟化点110℃)等が使用でき、ポリプロピレン
ワックスとしては三井石油化学工業(株)製「ハイワッ
クスNP055」(軟化点136℃)等が使用できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を説明
するが、これらの例は本発明の実施の態様を示すもので
あって、本発明の範囲を逸脱しない限りこれに限定され
るものではない。
【0024】
【実施例】
実施例1 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170 3重量部 (第一工業製薬製4級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を混合、溶融混練し室温まで冷却した後、粗粉
砕、中粉砕したのちジェットミルで微粉砕、分級し平均
粒径9ミクロンの磁性トナーを得た。 T−805 1重量部 (日本アエロジル製酸化チタン) Printex L6 0.3重量部 (デグサ製導電性カーボンブラック)この磁性トナー1
00重量部に対して上記成分を外添混合することによ
り、実施例1の磁気潜像現像用トナーを得た。なお、こ
の時の摩擦帯電量は−2.0μC/gであり、電気抵抗
値は2.3×1013Ωcmであった。
【0025】比較例1 Printex L6を外添混合しない以外は、実施例
1と同様にして比較例1の磁気潜像現像用トナーとし
た。なお、この時の摩擦帯電量は−2.8μC/gであ
り、電気抵抗値は7.8×1013Ωcmであった。
【0026】実施例2 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170 20重量部 (第一工業製薬製4級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を使用した以外は、実施例1と同様にして実施
例2の磁気潜像現像用トナーを得た。なお、この時の摩
擦帯電量は+1.1μC/gであり、電気抵抗値は5.
4×108 Ωcmであった。
【0027】比較例2 Printex L6を外添混合しない以外は、実施例
2と同様にして比較例2の磁気潜像現像用トナーとし
た。なお、この時の摩擦帯電量は+1.9μC/gであ
り、電気抵抗値は1.7×109 Ωcmであった。
【0028】実施例3 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170 10重量部 (第一工業製薬製4級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を使用した以外は、実施例1と同様にして実施
例3の磁気潜像現像用トナーを得た。なお、この時の摩
擦帯電量は−0.8μC/gであり、電気抵抗値は8.
3×1011Ωcmであった。
【0029】比較例3 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170 0.5重量部 (第一工業製薬製4級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を混合、溶融混練し室温まで冷却した後、粗粉
砕、中粉砕したのちジェットミルで微粉砕、分級し平均
粒径9ミクロンの磁性トナーを得た。 T−805 1重量部 (日本アエロジル製酸化チタン) Printex L6 0.1重量部 (デグサ製導電性カーボンブラック) この磁性トナー100重量部に対して上記成分を外添混
合することにより、比較例3の磁気潜像現像用トナーを
得た。なお、この時の摩擦帯電量は−3.5μC/gで
あり、電気抵抗値は3.6×1014Ωcmであった。
【0030】比較例4 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170 20重量部 (第一工業製薬製4級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分で平均粒径9ミクロンの磁性トナーとした。 T−805 1重量部 (日本アエロジル製酸化チタン) Printex L6 5重量部 (デグサ製導電性カーボンブラック) この磁性トナー100重量部に対して上記成分を外添混
合することにより、比較例4の磁気潜像現像用トナーを
得た。なお、この時の摩擦帯電量は+0.2μC/gで
あり、電気抵抗値は7.8×105 Ωcmであった。
【0031】比較例5 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) レオレックスAS−170 35重量部 (第一工業製薬製4級アンモニウム塩基含有共重合体) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を使用した以外は、実施例1と同様にして比較
例5の磁気潜像現像用トナーを得た。なお、この時の摩
擦帯電量は+2.0μC/gであり、電気抵抗値は1.
0×108 Ωcmであった。
【0032】比較例6 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を使用した以外は、実施例1と同様にして比較
例6の磁気潜像現像用トナーを得た。なお、この時の摩
擦帯電量は−2.8μC/gであり、電気抵抗値は9.
1×1013Ωcmであった。
【0033】比較例7 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を平均粒径9ミクロンの磁性トナーとした。 T−805 1重量部 (日本アエロジル製酸化チタン) Printex L6 2重量部 (デグサ製導電性カーボンブラック) この磁性トナー100重量部に対して上記成分を外添混
合することにより、比較例7の磁気潜像現像用トナーを
得た。なお、この時の摩擦帯電量は−2.5μC/gで
あり、電気抵抗値は7.0×109 Ωcmであった。
【0034】比較例8 KBF−100S 250重量部 (関東電化工業製四三酸化鉄) FC−051 120重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) FC−344 20重量部 (三菱レイヨン製ポリエステル樹脂) カーボンブラックPrintex L6 15重量部 (デグサ製導電性カーボンブラック) ハイワックスNL−500 10重量部 (三井石油化学工業製ポリエチレンワックス) コピーブルーPR 3重量部 (ヘキストインダストリー製電荷制御剤) 上記成分を使用した以外は、実施例1と同様にして比較
例8の磁気潜像現像用トナーを得た。なお、この時の摩
擦帯電量は−2.1μC/gであり、電気抵抗値は8.
3×109 Ωcmであった。
【0035】次に、岩崎通信機株式会社製MG−810
0型プリンターを使用して、上記各実施例及び各比較例
で得た磁気潜像現像用トナーを画像出力を行った。その
結果を表−1に示す。
【0036】なお、評価方法は次の通りである。 1)画像濃度 マクベス反射濃度計RD−918(阪田商会製)を使用
し、1cm×1cmのベタ濃度を測定した。 2)摩擦帯電量 粒径200〜300メッシュの範囲にある表面酸化鉄粉
(パウダーテック社製〔TEFV〕)100重量部と各
磁気潜像現像用トナー3重量部を、100mlのガラス容
器にて10分間混合し、東芝ケミカル社製ブローオフ帯
電量測定装置で測定した。 3)ヘッド汚れ 岩崎通信機株式会社製MG−8100型プリンターを使
用して、1記録1コピーを5000回繰り返し、そのと
きの磁気ヘッドへのトナーの付着を評価した。 ○ ヘッド汚れなし、又は極わずかの汚れがある。 △ ヘッドへのトナーの付着がある。 × ヘッドへトナーが付着し、記録中に画像の薄れがあ
る。
【0037】4)電気抵抗 磁気潜像現像用トナーを、3 ton/cm2 の圧力で径が5
cmで厚みが5.0mmになるように成形し、DC10Vの
電圧で測定した。 5)文字のシャープさ ○ 文字周辺にトナーの飛散がない、または極わずかの
飛散がある。 △ 文字周辺にトナーの飛散がある。 × 文字周辺にトナーの飛散が非常に多く、文字がにじ
んで見える。 6)定着率 プリントされた1×1cmのべたの反射濃度を測定し、そ
の後セロハンテープを張り付け、上から10kg/cmの圧
力で押しつけたのち、1cm/sの速度ではがし反射濃度
を測定した。その結果を(セロハンテープ剥離後の反射
濃度)/(セロハンテープ剥離前の反射濃度)×100
(%)に代入し求めた。 7)保存性 45℃一定の恒温槽に1週間安置した後篩いにかけ、メ
ッシュ上に残ったトナーブロッキングを目視により評価
した。 ○ ブロッキング無し、または極わずかのブロッキン
グ。 △ 数mm角のブロッキングがある。 × 5mm角以上のブロッキングがある。
【0038】
【表1】
【0039】表−1に示すように、4級アンモニウム塩
基含有共重合体を含む永久帯電防止剤を含有し、導電性
粉末を外部添加したトナーは、紙の種類によって反射濃
度、文字のシャープさが変化せず良好な画像が得られ
る。なお、各実施例で得られた磁気潜像現像用トナー
は、繰り返し複写しても文字のちり、かぶりは増加せず
良好な画像で、十分な定着性が得られ、さらに良好な保
存安定性が得られる。
【0040】
【発明の効果】本発明により、画像性が良好で高速プリ
ントでも十分な定着性を有し、保存安定性が良く、ヘッ
ド汚れもなく常に安定で良好な画像を提供することがで
きる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着性樹脂、磁性粉から主として構成さ
    れる磁気潜像現像用トナーにおいて、四級アンモニウム
    塩基含有共重合体を含む永久帯電防止剤を0.1〜5重
    量部含有し、そして導電性粉末をトナー100重量部に
    対し0.1〜3重量部外部添加し、該トナーの電気抵抗
    が108 〜1014Ωcmの範囲にあることを特徴とする磁
    気潜像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 該トナーの摩擦帯電量が外添剤及び/ま
    たは電荷制御剤によって−5〜5μC/gの範囲にある
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気潜像現像用トナ
    ー。
  3. 【請求項3】 該トナーに外部添加する導電性粉末がカ
    ーボンブラック、導電性酸化錫、導電性酸化チタン、及
    び導電性磁性体から選ばれることを特徴とする請求項1
    記載の磁気潜像現像用トナー。
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