JPH09159575A - レンズ検査装置 - Google Patents

レンズ検査装置

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JPH09159575A
JPH09159575A JP31794995A JP31794995A JPH09159575A JP H09159575 A JPH09159575 A JP H09159575A JP 31794995 A JP31794995 A JP 31794995A JP 31794995 A JP31794995 A JP 31794995A JP H09159575 A JPH09159575 A JP H09159575A
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lens
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JP31794995A
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Toshiaki Matsuzawa
聡明 松沢
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズの性能を数値化して客観的に評価できる
装置を提供すること。 【解決手段】テストチャート2に形成されたピンホール
を照明部1で透過照明して作られる点光源を、被検査レ
ンズ4により一次像位置7に結像させる。被検査レンズ
4は回転部5に支持され、光軸回りに回転可能である。
一次像7は対物レンズ8を介して撮像素子10で撮像さ
れ、画像処理装置14を介してパソコン16に取り込ま
れ、像の形状の特徴が数値化される。これを元に被検査
レンズ4の性能評価値が算出される。被検査レンズ4を
回転させながら複数の点光源像を取得して処理すること
により、撮像光学系が性能評価値に与える影響が除去さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学用レンズとし
て、特に光学顕微鏡に用いられる対物レンズの性能を検
査し、または合否を評価するためのレンズ検査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光学用レンズとしての対物レンズには、
組立て工程における種々の要因、例えばレンズの面精度
やレンズの間隔等、により性能にばらつきが生じる。そ
こで、組立て後に個々の対物レンズの性能を評価基準に
基づいて合否評価を行う必要がある。
【0003】従来、このレンズ性能の評価は熟練した作
業者の目視によって行われていた。すなわち、検査を行
う対物レンズによりテストチャートを顕微鏡観察し、そ
の観察像に不良症状が認められるか否かで判断される。
テストチャートは検査目的に合わせて数種類が使用され
る。このうち、主に視野中心の結像状態を評価するもの
としてピンホールがあり、このピンホール像の形状の歪
み具合により、対物レンズの性能が検査される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法は熟練した
技能が必要とされるため、判定作業を行える作業者は限
られていた。また、目視検査であるため判定基準の曖昧
さや作業者間の個人差の問題が避けられず、判定結果の
安定性、信頼性の確保が困難であった。
【0005】本発明は、以上のような点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、レンズの性能を数値化して
客観的に評価を行える装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次のような手段を講じた。請求項1に係る
本発明は、点光源と、被検査レンズによる前記点光源の
像を撮像する撮像手段と、撮像された点光源像の、中心
点及び所定強度の点を結んだ等強度線を求める画像処理
手段と、算出された前記中心点と前記等強度線上の点と
の距離を求め、この距離に基づいて被検査レンズの性能
評価値を算出する評価手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0007】請求項2に係る本発明は、前記画像処理手
段が記点光源像の所定強度以上の領域の重心点を算出す
る手段を有し、この重心点を前記中心点とすることを特
徴としている。
【0008】請求項3に係る本発明は、前記撮像手段が
前記点光源を合焦位置から所定量ずれた状態で撮像する
ための合焦調節手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4に係る本発明は、前記撮像手段が
被検査レンズと前記点光源とを相対的に回転させる回転
手段を備え、被検査レンズと前記点光源とを相対的に回
転させて複数の点光源像を撮像することを特徴としてい
る。
【0010】請求項5に係る本発明は、前記評価手段が
求められた前記距離を前記中心点に関する角度の関数と
して周波数解析する手段を有しており、この周波数解析
の結果から被検査レンズの性能評価値を算出することを
特徴としている。
【0011】請求項6に係る本発明は、前記回転手段を
用いて撮像された前記複数の点光源像のそれぞれについ
て前記中心点と前記等強度線上の点との距離を求め、こ
のそれぞれの距離の平均に基づいて被検査レンズの性能
評価値を算出することを特徴としている。
【0012】請求項7に係る本発明は、前記評価手段に
より前記回転手段を用いて撮像された前記複数の点光源
像のそれぞれから被検査レンズの性能評価値を求め、こ
のそれぞれの性能評価値に基づいて前記撮像手段の光学
的性能を示す補正値を算出し、前記求められた性能評価
値をこの補正値により補正するようにしたことを特徴と
している。
【0013】請求項8に係る本発明は、前記補正値を、
前記求められた性能評価値をベクトル平均したものと
し、この補正値を前記求められた性能評価値のうちの一
つからベクトル減算することにより、前記求められた性
能評価値を補正するようにしたことを特徴としている。
【0014】請求項1に係る本発明によれば、被検査レ
ンズにより結像された点光源の像を撮像し、得られた像
の中心点と所定強度の等強度線とを算出してこれらの位
置的関係を数値化することにより、被検査レンズの性能
を定量的、客観的に評価できる。
【0015】請求項2に係る本発明によれば、撮像され
た点光源像の所定強度以上の領域の重心点を算出して前
記中心点とすることで、必ずしも像の中心にあるとは限
らない最高強度点に影響されることなく、安定した評価
値の算出が可能になる。
【0016】請求項3に係る本発明によれば、被検査レ
ンズの合焦位置を所定量ずらした状態の点光源像を撮像
することにより点光源像の異常が明瞭に現れるので、被
検査レンズの性能を正確に数値化することが可能であ
る。
【0017】請求項4に係る本発明によれば、被検査レ
ンズと点光源とを相対的に回転させて複数の点光源像を
撮像して評価値を算出することにより、点光源の形状の
影響が除去された正確な被検査レンズの評価が可能にな
る。
【0018】請求項5に係る本発明によれば、点光源像
から求められた像の中心点と等強度線との距離から、周
波数解析によってこの点光源像の特徴を抽出して数値化
することにより、被検査レンズの不良の種類および程度
を数値により判定することが可能になる。
【0019】請求項6に係る本発明によれば、被検査レ
ンズと点光源とを回転させて撮像した複数の点光源像か
ら、像の中心点と前記等強度線上の点との距離の平均が
求められる。この平均の距離に基づいて性能評価値を算
出することにより、撮像する点光源の形状の影響が除去
される。
【0020】請求項7に係る本発明によれば、被検査レ
ンズと前記点光源とを相対的に回転させて撮像された複
数の点光源像から、それぞれについて被検査レンズの性
能評価値が求められる。これらの各性能評価値から、点
光源を撮像する撮像手段の光学系の性能を示す補正値が
算出されるので、先に求められた性能評価値をこの補正
値により補正することで、撮像手段の光学的性能の影響
が除去された性能評価値が算出される。
【0021】請求項8に係る本発明によれば、求められ
た各性能評価値をベクトル平均することにより撮像手段
の光学系の性能を示す補正値が算出され、求められてい
る性能評価値からこの補正値をベクトル減算すること
で、撮像手段の光学的性能の影響が除去された性能評価
値が算出される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の一実施の形態に
よる装置の構成を示すブロック図である。本装置の光学
系は、一般的な透過型の光学顕微鏡と基本的に同一であ
る。図1で照明部1は、ハロゲンランプ等の光源とコン
デンサレンズを含み、テストチャート2を下側から透過
照明する。テストチャート2は、一方の面に不透明膜を
積層したスライドガラス板上にピンホールを形成したも
のである。照明部1とテストチャート2のピンホールと
で点光源を構成している。テストチャート2を載置する
ステージ3は光軸方向およびこれに垂直な面内で互いに
直交する2方向に移動可能な周知のXYZ駆動ステージ
であり、鏡台19の支柱19aの下部に設置されてい
る。このステージ3には、テストチャート2に対する照
明光の焦点調節のためのコンデンサレンズが光軸方向に
移動可能に設けられている。
【0023】なお、テストチャート2のピンホールの直
径は、検査対象である被検対物レンズ4の回折限界と同
等あるいはそれ以下となるように設定されている。回折
限界とは、使用する照明の中心波長λと被検対物レンズ
4の開口数NAとにより、 1.22λ/(NA2 ) で表される値である。被検対物レンズ4の倍率によって
は、ピンホール径はサブミクロンオーダーの値となる。
【0024】このような微小なピンホールは、フォトリ
ソグラフィにより製作すると良い。すなわち、スライド
ガラス上に不透明膜を薄く蒸着し、そこにフォトリソグ
ラフィにより所望のピンホールを焼き付け、エッチング
して完成させる。このようにして製作されたピンホール
は形状精度が良好で、かつ蒸着膜で形成されているため
に厚さが十分薄いので、高倍率の対物レンズの評価にも
好適である。
【0025】被検対物レンズ4は、テストチャート2を
挾んで照明部1と対向する位置に配置され、光軸を中心
として回転可能な回転部5に支持されている。回転部5
は、鏡台19の支柱19a中段に固定された鏡筒6に支
持され、その回転中心軸が顕微鏡光軸に合致するように
配置された回転機構である。
【0026】7は被検対物レンズ4によって結像された
テストチャート2の像(一次像と称する)であって、被
検対物レンズ4の設計上の像位置に空中像として結像す
る。対物レンズ8は、この一次像7を拡大して、鏡筒9
に固定された撮像素子10の撮像面上に結像させる。鏡
筒9は対物レンズ8と撮像素子10とを一体的に支持し
ており、鏡台19の支柱19a上部に固定されXYZ方
向に移動可能な三軸駆動部11により光軸方向およびこ
れと垂直な平面内で互いに直交する2方向に移動させる
ことによって、一次像7の任意の部分を拡大観察するこ
とができる。
【0027】なお、ステージ3、回転部5、三軸駆動部
11は、いずれもモータによって移動量または回転量を
任意に制御可能に構成されている。各モータは、パソコ
ン16(後述)により、モータドライバ12を介して駆
動制御される。
【0028】撮像素子10には、CCDコントローラ1
3を介して画像処理装置14が接続される。CCDコン
トローラ13は、撮像素子10からのセンサ信号をビデ
オ信号に変換する。画像処理装置14は、得られたビデ
オ信号を所定時間積分し、後の演算処理に適切な明るさ
の画像を作る。作られた画像は、モニタTV15に表示
される。
【0029】パソコン16は本検査装置全体の制御及び
画像データの処理を行うもので、画像処理装置14とモ
ータドライバ12が接続されている。具体的な機能は次
の通りである。 1.画像処理装置14の画像データ取得及び画像積分処理
の制御。 2.画像処理装置14からの画像データ受取り、及び画像
データの演算処理と被検対物レンズ4の性能を示す数値
(評価値)の算出。 3.モータドライバ12を介して、ステージ3、三軸駆動
部11および回転部5の制御。
【0030】また、パソコン16にはモニタTV17と
キーボード18が接続されている。本検査装置への各種
の設定及び動作指示は、作業者がモニタTV17を見な
がらキーボード18を用いて行う。画像データの処理結
果などの各種データ、装置の状態などはモニタTV17
に表示される。
【0031】なお、撮像素子10としては、一般的なC
CDの他にいわゆる冷却CCDと呼ばれるタイプも使用
可能である。冷却CCDはセンサ部の冷却により暗電流
を低減させS/N比を向上させているため、長時間露光
が可能である。したがって撮像素子10として冷却CC
Dを使用すれば、露光時間を長くすることで取得する画
像を演算処理に適した明るさにできるので、画像処理装
置14及びモニタTV15を省略できる。
【0032】次に、このような構成を有する本実施の形
態の動作について説明する。まず、対物レンズ8の設計
上の像位置が被検対物レンズ4の設計上の像位置に一致
するように、三軸駆動部11を駆動して鏡筒9の位置を
設定する。なお被検対物レンズ4の後側(撮像素子10
側)焦点の焦点深度は数mmあるため、位置決めの精度は
0.1mmオーダーのラフなもので良く、例えば、三軸駆動
部11の対応する位置に透過形光センサを設けてこのセ
ンサによりステージの停止位置を決定する方法や、モー
タ回転量等により駆動部の原点位置からの移動距離を制
御する方法で必要な精度を確保できる。
【0033】次に被検対物レンズ4を回転部5に装着し
た後、ステージ3をXYZ方向に移動させて、テストチ
ャート2のピンホールと被検対物レンズ4との芯合わせ
及び焦点合わせを行う。本実施の形態では、ピンホール
像の最大強度点の位置を画像処理装置14を介してパソ
コン16で検出し、その結果に基づいてパソコン16が
モータドライバ12を介してステージ3を光軸に直交す
る二軸方向に移動させ、芯合わせを行う。つぎに、像の
最大強度値をパソコン16で検出しながらステージ3を
光軸方向に移動させ、この最大強度値が最大となる位置
(合焦位置)でステージ3を止め、焦点合わせを行う。
なお、合焦検出については、別途公知の焦点検出器を設
けて行っても良い。
【0034】この状態で撮像されるピンホール像は、図
2の22または25に示されるような像である。図2
は、撮像されたピンホール像の所定強度の点を結んだ等
強度線だけを示したものである。被検対物レンズ4が正
常な場合では、図2(a)に示すように、前ピン像21
(テストチャート2を被検対物レンズ4に近づける方向
に移動させてボケさせた像)及び後ピン像23(前ピン
と逆方向にボケさせた像)は、中心点27に対してほぼ
回転対称である。
【0035】一方、被検対物レンズ4が不良の場合で
は、これらが回転対称にならない。例えば、いわゆる
「アス(非点収差)」と呼ばれる不良では、図2(b)
に示すように等強度線が楕円状になり、その長軸方向は
前ピン像と後ピン像とでほぼ直交する。一般に、合焦時
の像22または25ではこのような異常が現れにくいた
め、正確な評価のためには前ピン像、後ピン像による判
断が必要になる。したがって、合焦動作後は次のように
動作を行う。
【0036】まず、ステージ3又は三軸駆動部11を所
定量だけ光軸方向に移動し、前ピン状態にする。ここで
所定量とは、例えば焦点深度の2〜3倍程度の距離であ
る。これより小さいと像の異常が現れにくく、また大き
いとボケの度合いが強過ぎて像の形状が不明確になり、
いずれも異常の判別がしにくい。なお、ボケ像を得るた
めの移動量は焦点深度に応じて変化し、焦点深度が深い
ほうが移動量も大きくなって制御しやすい。被検対物レ
ンズ4の前側(テストチャート2側)焦点深度はサブμ
m〜数十μm程度、一方後側(撮像素子10側)焦点深
度は数mmであるので、後側である対物レンズ8を三軸駆
動部11により移動させてボケ像を得るのが好ましい。
【0037】次に、この前ピン像を画像処理装置14で
適切な明るさの画像にした後、パソコン16に取り込
む。この画像を、以下の手順で処理して評価を行う。な
お、図3には画像の評価に際して使用するパラメータが
示されている。
【0038】1)像の最大強度値Imax を求める。 2)第1のしきい値以上の強度の領域32の重心点31を
算出する。第1のしきい値とは、例えば最大強度値Ima
x の50%程度の値である。最大強度値Imax の位置は
不安定で評価の基準としては適切でないため、第1のし
きい値以上の領域の重心を求めることで、像の実質的な
中心点を安定して算出できるようにしている。この重心
点をもって像の中心点とする。
【0039】3)第2のしきい値に等しい強度の点を結ん
だ等強度線33を求める。第2のしきい値とは、例えば
最大強度値Imax の12.5%程度の値である。第1のしき
い値より小さな値とするのは、ボケたピンホール像の形
状を忠実に取り出すため、なるべく広範囲の領域の像を
取り込むためであって、この等強度線をもって像の形状
とする。
【0040】4)この等強度線33で囲まれる領域の面積
に等しく、前記重心点31を中心とする仮想円34を求
める。 5)θに対する重心点31から等強度線33までの距離r
(θ)を、θ=0°〜360°の範囲で求める。 6)次式により、仮想円34の半径で規格化された偏差δ
+ (θ)を求める。ここで、r0 は仮想円34の半径で
ある。 δ+ (θ)=(r(θ)−r0 )/r0 仮想円34の半径r0 で規格化した偏差δ+ (θ)を算
出するのは、評価しているのがボケ像であって、このボ
ケ量が多少のばらつきを含むためにボケ像の大きさ、す
なわち仮想円34の大きさにもばらつきが生じるため、
このばらつきが評価に影響しないようにキャンセルする
ためである。 7)次に、対物レンズ8を移動させて後ピン状態にした
後、上記手順と同様にして後ピン側の偏差δ- (θ)を
求める。
【0041】図4には、一例として、図2(b)に示す
「アス」不良がある場合の偏差δ+(θ)が実線で、ま
たδ- (θ)が破線で示されている。これらの振幅の大
小が被検対物レンズ4の不良度を表す。図2(a)に示
す正常なレンズの場合では、偏差δ+ (θ)及びδ
- (θ)はほぼゼロとなる。
【0042】たとえば予め被検対物レンズ4の合格限界
サンプルの偏差を測定して偏差の基準値δ0 を決め、パ
ソコン16に格納しておく。検査で得られた偏差をパソ
コン16内で基準値δ0 と比較し、基準値を越えている
場合は不良品としてモニタTV17にメッセージを表示
することにより、被検対物レンズ4の良否判定を行うこ
とができる。本発明によれば、作業者は特別の技能がな
くても評価でき、しかも評価結果は作業者によらず一定
なので、簡単に客観的な評価を実現することができる。
【0043】<第2の実施の形態>次に、偏差δ
+ (θ)、δ- (θ)から各不良の成分を抽出してそれ
ぞれの評価値を求め、良否判定だけでなく不良の種類を
判別する実施の形態について述べる。対象となる不良の
種類は、「アス」、「芯より」及び「ヨジレ」である。
【0044】まず「アス」の判別について説明する。
「アス」は、前述の通り前後ピン像が長軸が互いに直交
する楕円になる不良である。そこで、図6のように長軸
をa、短軸をb、前ピン像の長軸の方向をψt2とすれ
ば、前後ピン像の偏差δ+ (θ)、δ- (θ)は、次式
から求められる。ただし、τ2 =(a−b)/aであ
り、これは一般に楕円の偏平率と呼ばれる値である。
【数1】
【数2】
【0045】これら二つの偏差の差D(θ)をとり、τ
2 の3次以上の項を無視する近似を行うと、
【数3】 となる。つまり、図5に示すように、「アス」がある場
合は偏差の差D(θ)に2周期の正弦波の成分が現れ
る。従って、逆に測定した偏差の差D(θ)から周波数
解析により同成分を抽出すれば、その振幅{τ2 (τ2
+2)}/2と位相2ψt2とから、「アス」による楕円
の偏平率τ2 と方向ψt2が求められる。この偏平率τ2
(0≦τ2 <1)をもって「アス」の評価値とし、予め
定められた「アス」の基準値τ20より大きいとき、その
被検対物レンズを「アス」による不良であると判定す
る。
【0046】以上の方法は、具体的には次のような手順
で実施される。偏差δ+ (θ)、δ- (θ)は、それぞ
れN個の等間隔離散データδ+i、δ-i(i=0,1,
…,N−1)として求められており、その和Si と差D
i も、 Si =δ+i+δ-i Di =δ+i−δ-i として求められる。これより、図7のフローチャートに
示す手順にしたがって「アス」の評価が行われる。 1)「アス」成分の抽出ステップ40で、偏差の差Di に
含まれる2周期正弦波成分の振幅Cを求める。このと
き、「アス」の方向ψt2も得る。 2)「アス」の評価値算出ステップ41で、評価値τ2
得る。 3)「アス」の良否判定ステップ42で、評価値τ2 を基
準値τ20と比較し、良否を判定する。この結果は、モニ
タTV17に表示され、評価は終了する。 なお、各ステップの処理は、予め入力されたプログラム
に従いパソコン16によって実行される。
【0047】次に「芯より」の判別について説明する。
「芯より」は、図8に示すように前後ピン像が像中心3
1に対して同じ方向へ片寄る不良である。そこで、その
方向をψs 、片寄った距離をρとすれば、前後ピンの偏
差δ+ (θ)、δ- (θ)は次式から求められる。ただ
しσ=ρ/r0 である。
【数4】
【0048】これら二つの偏差の和S(θ)は、
【数5】 となる。ここでS(θ)の周波数成分に着目すると、第
1項は、1周期の正弦波成分であるのに対し、第2項
は、2n周期(n=0,1,2,…)の成分しか持たな
い。このように、偏差の和S(θ)に1周期の正弦波成
分が現れるのが「芯より」の特徴であり、逆に測定した
偏差の和S(θ)から周波数解析により同成分を抽出す
れば、その振幅2σと位相ψs から「芯より」の評価値
σ(0≦σ<1)と方向ψs が求められる。この評価値
σが、予め定められた基準値σ0 より大きいとき、その
被検対物レンズを「芯より」による不良と判定する。
【0049】以上の方法は、具体的には図9のフローチ
ャートに示す手順で実施される。 1)「芯より」成分抽出ステップ43で、偏差の和Si に
含まれる1周期の正弦波成分の振幅Cを求める。このと
き、「芯より」の方向ψs も得る。 2)「芯より」の評価値算出ステップ44で、「芯より」
の評価値σを得る。 3)「芯より」の良否判定ステップ45で、評価値σを基
準値σ0 と比較し、良否を判定する。この結果はモニタ
TV17に表示され、評価は終了する。 これらの各処理は、「アス」の場合と同様パソコン16
により実行される。
【0050】次に「ヨジレ」の判別について説明する。
「ヨジレ」は、図10に示すように前ピン像の1箇所が
突出し、後ピン像の2箇所が突出する(あるいはその
逆)という不良である。そして、突出する3方向はほぼ
1周360°を3等分する方向になるという特徴を持
つ。したがって、図11に示すように偏差δ+ (θ)、
δ - (θ)の和S(θ)は、3周期の正弦波成分が現
れ、かつ2本の対称軸ψt1及びψt1+πを持つ。そこ
で、測定した偏差の和S(θ)から周波数解析によって
3周期の正弦波の成分を抽出すれば、それを「ヨジレ」
の評価値τ1 とすることができる。また、対称軸ψt1
「ヨジレ」の方向と規定する。この評価値τ1 が、予め
定められた「ヨジレ」の基準値τ10より大きいとき、そ
の被検対物レンズを「ヨジレ」による不良と判定する。
【0051】以上の方法は、具体的には図12のフロー
チャートに示す手順に従って実施される。 1)「ヨジレ」成分の抽出ステップ46で、偏差の和Si
に含まれる3周期正弦波成分の振幅Cを求める。 2)「ヨジレ」の評価値算出ステップ47で、「ヨジレ」
の評価値τ1 を得る。(これは、Cに等しい。) 3)「ヨジレ」の良否判定ステップ48で、評価値τ1
基準値τ10と比較し、良否を判定する。この結果はモニ
タTV17に表示され、評価は終了する。 これらの各処理は、前実施の形態と同様にパソコン16
により実行される。なお、以上説明したように、3種類
の不良はそれぞれ異なる周波数成分に特徴が現れるた
め、抽出する順序は評価値に影響を与えない。
【0052】次に、図13のフローチャートを参照し
て、フーリエ変換処理によって3種類の不良成分の抽出
を一括して行う実施の形態について説明する。 1)フーリエ変換ステップ49で、偏差の和Si と差Di
をFFT(高速フーリエ変換)によりフーリエ変換す
る。 2)各評価値の算出ステップ50で、各不良の評価値σ、
τ1 、τ2 を得る。 3)良否判定ステップ51で各評価値をそれぞれの基準値
σ0 、τ10、τ20と比較し、良否を判定する。この結果
はモニタTV17に表示され、評価は終了する。 これらの各処理は、パソコン16により実行される。
【0053】このように、ピンホール像の形状をその中
心点と等強度線に基づいて数値化し、これを周波数解析
することで、不良の種類および度合い(良否の判定)を
客観的に評価することができる。なお、各不良は前後ピ
ン像の偏差の和S(θ)と差D(θ)をとると特徴が明
確になるため、S(θ)、D(θ)についての周波数成
分を調べることとして実施の形態を説明したが、偏差δ
+ (θ)、δ- (θ)の周波数成分を直接調べても数学
的には等価であるから、そのような方法を採用しても良
い。
【0054】<第3の実施の形態>ピンホール像の形状
は、被検対物レンズ4だけでなくテストチャート2のピ
ンホール形状にも依存する。その直径が被検対物レンズ
4の回折限界以下であっても、多少は形状の影響が現れ
てくる。したがって、被検対物レンズ4の目標性能が高
い場合には、このピンホール形状による影響も除去する
必要がある。これは、図1の回転部5を使用してテスト
チャート2に対して被検対物レンズ4を回転させながら
ピンホール像を取得し、これら複数の像から算出される
複数の偏差δ(θ)を平均化することで実現可能であ
る。複数の像は、等しい角度間隔で取得するのが良い。
例として、1回転を4分割する場合について述べる。
【0055】パソコン16によりモータドライバ12を
介して回転部5を制御し、被検対物レンズ4を90度ず
つ回転させる。それぞれの状態でピンホール像を取得
し、合計4つの偏差δ1 (θ)、δ2 (θ)、δ
3 (θ)、δ4 (θ)を算出する。
【0056】被検対物レンズ4の影響による像の歪み
は、各偏差で90度ずつ位相がずれて現れる。一方、テ
ストチャート2のピンホール形状の影響は、すべての偏
差で同相に現れてくる。そこで、4つの偏差を平均化し
た偏差δm (θ)を次の式で算出する。
【数6】
【0057】この様にして得られた平均化偏差δ
m (θ)から前記の手順で評価値を求めることで、ピン
ホール形状の影響が除去された、より正確な評価値を得
ることができる。なお、このときの角度分割数は多いほ
ど効果的であるが、分割数が10程度以上になると得ら
れる平均化偏差δm (θ)の値はほとんど変化せず、実
質的な意味はなくなる。また、被検対物レンズ4の代わ
りにテストチャート2を回転させても同様な効果を得る
ことができる。しかし、通常は被検対物レンズ4を回転
させるほうが設計、製作上容易である。
【0058】<第4の実施の形態>ピンホール像の形状
は、被検対物レンズ4により形成された一次像7を拡大
して撮像素子10に投影するための、対物レンズ8の性
能にも依存している。しかしながら、対物レンズ8を通
過する光束の広がり角は被検対物レンズ4のそれと比べ
て十分小さいため、通常は対物レンズ8の収差等による
影響は無視して考えることができる。第1〜第3の実施
の形態では、このような理由により対物レンズ8の影響
を考慮していなかった。本実施の形態では、被検対物レ
ンズ4の性能レベルが高く、上述の対物レンズ8の影響
をも考慮する必要がある場合のために、これをキャンセ
ルする方法について説明する。なお、本実施の形態で
は、評価項目として「芯より」を例にして説明する。
【0059】周知の「収差の相加定理」によれば、撮像
素子10上のピンホール像の収差は被検対物レンズ4と
対物レンズ8の収差の和によって表される。この相加定
理は収差の種類毎に成り立つ。「芯より」の原因はコマ
収差であるが、このコマ収差の大きさと方向を被検対物
レンズ4と対物レンズ8についてそれぞれベクトルで表
すと、図14の(a),(b)のようにコマ61、62
となる。したがって、撮像素子10に投影される最終的
なピンホール像のコマは、図14(c)のように両者の
ベクトル和であるコマの和63となる。このコマの和6
3の大きさと方向が、前述の実施の形態において測定さ
れるσとψs である。
【0060】次に、回転部5により被検対物レンズ4を
回転すると、それに伴ってコマ61の方向が変わるの
で、コマの和63も変化する。このとき、コマの和63
の軌跡は、図14(d)に示されるように、対物レンズ
8のコマ62の終端64を中心とし、被検対物レンズ4
のコマ61の大きさを半径とした円65になる。したが
って、この軌跡を測定することにより、被検対物レンズ
4のコマ61と、それ以外の光学素子によるコマ62と
を分離することができる。
【0061】以上の方法は、具体的には次のような手順
で実施される。 1) パソコン16によりモータドライバ12を介して回
転部5を制御し、被検対物レンズ4を90°ずつ回転さ
せる。それぞれの状態でのピンホールの前ピン像、後ピ
ン像を取得し、各回転角度における目的とする不良の評
価値(大きさと方向)を測定する。
【0062】2) 各回転角度における評価値のベクトル
平均を求める。これが被検対物レンズ4以外の光学素子
(対物レンズ8など)による不良であって、図14にお
けるベクトル62が算出されたことになる。以下これを
補正値(これもベクトル量である)と称する。補正値
は、パソコン16内に記憶させておく。
【0063】3) 1)で算出された被検対物レンズ4の評
価値(回転角度を変えて算出された4つのうちの任意の
一つで良い)から補正値をベクトル減算し、求める評価
値とする。なお、一旦1)、2)のステップにより補正値を
算出した後に他の被検対物レンズ4を評価する場合は、
被検対物レンズ4を回転させて複数の評価値を測定する
必要はなく、測定した一つの評価値からパソコン16に
記憶された補正値を減算することにより、ただちに求め
る評価値が得られる。
【0064】また、不良の種類として「アス」(非点収
差による不良)、「ヨジレ」(矢形収差による不良)を
評価する場合は、それぞれの不良の種類ごとに上述の操
作を行えば良い。ただし、「アス」、「ヨジレ」はそれ
ぞれ2階、3階の回転対称性を有するため、収差の方向
ψt2、ψt1をそれぞれ2倍、3倍してからベクトル和を
求める必要がある。
【0065】本実施の形態において、点光源像を撮像す
る際の角度分割数を細かく(手順1)での回転角度を小さ
く)することにより、補正値の精度を向上できる。ま
た、手順2)において、4つの評価値をベクトル平均する
代わりに、4つの評価値の軌跡である円65を最小2乗
法を用いて求め、この円の中心点(64)を表すベクト
ルを求めて補正値としてもよい。
【0066】各実施の形態中では前ピン像、後ピン像に
より評価する方法を述べたが、被検対物レンズ4の目標
性能がさほど高くない場合は、合焦像だけを用いて評価
しても実用上差支えない。また、点光源としては、ピン
ホールの代わりに蛍光ビーズ、レーザースポットなどを
用いることができる。本発明は光学顕微鏡用の対物レン
ズの評価に好適であるが、これに限らず同様の性能評価
が必要な光学レンズであれば適用が可能である。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、対物レンズの性能を数
値化することで客観的に評価を行うことができ、判定結
果の安定性、信頼性に優れたレンズ検査装置を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による装置構成を表すブ
ロック図。
【図2】図1の装置でそれぞれ正常、不良の被検対物レ
ンズによりピンホールを撮像したときの画像の様子を示
す図。
【図3】図1の装置で撮像された画像の評価に使用する
パラメータを説明する図。
【図4】図2(b)に対応する被検対物レンズ(「ア
ス」不良有)の偏差δ+ (θ)、δ- (θ)を示す図。
【図5】「アス」不良を有する被検対物レンズの偏差の
和S(θ)、差D(θ)を示す図。
【図6】「アス」不良の場合の像を示す模式図。
【図7】「アス」不良を判定する手順を示すフローチャ
ート。
【図8】「芯より」不良の場合の像を示す模式図。
【図9】「芯より」不良を判定する手順を示すフローチ
ャート。
【図10】「ヨジレ」不良の場合の像を示す模式図
【図11】「ヨジレ」不良の場合の偏差の和S(θ)を
示す図。
【図12】「ヨジレ」不良を判定する手順を示すフロー
チャート。
【図13】フーリエ変換処理により3種類の不良を一括
して判定する手順を示すフローチャート。
【図14】(a)〜(c)は、それぞれ被検査レンズ、
対物レンズのコマ収差およびそれらが合成された状態を
示す図。(d)は、被検査レンズを回転したときのコマ
収差の変化を示す図。
【符号の説明】
1 照明部 2 テストチャート(ピンホール) 3 ステージ 4 被検対物レンズ 5 回転部 6 鏡筒 7 一次像 8 対物レンズ 9 鏡筒 10 撮像素子 11 三軸駆動部 12 モータドライバ 13 CCDコントローラ 14 画像処理装置 15 モニタTV 16 パソコン 17 モニタTV 18 キーボード 19 鏡台 21、24 前ピン像 22、25 合焦像 23、26 後ピン像 27 像中心点 31 重心点 32 第1のしきい値以上の領域 33 第2のしきい値による等強度線 34 仮想円 40 「アス」成分の抽出ステップ 41 「アス」の評価値算出ステップ 44 「芯より」の評価値算出ステップ 45 「芯より」の良否判定ステップ 46 「ヨジレ」成分の抽出ステップ 47 「ヨジレ」の評価値算出ステップ 49 フーリエ変換ステップ 50 各評価値の算出ステップ 61 被検査レンズ4のコマ 62 対物レンズ8のコマ 63 コマの和 64 対物レンズ8のコマの終端 65 コマの和の軌跡

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点光源と、 被検査レンズによる前記点光源の像を撮像する撮像手段
    と、 撮像された点光源像の、中心点及び所定強度の点を結ん
    だ等強度線を求める画像処理手段と、 算出された前記中心点と前記等強度線上の点との距離を
    求め、この距離に基づいて被検査レンズの性能評価値を
    算出する評価手段と、を備えたことを特徴とするレンズ
    検査装置。
  2. 【請求項2】 前記画像処理手段は、前記点光源像の所
    定強度以上の領域の重心点を算出する手段を有し、この
    重心点を前記中心点とすることを特徴とする請求項1記
    載のレンズ検査装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段は、前記点光源を合焦位置
    から所定量ずれた状態で撮像するための合焦調節手段を
    備えていることを特徴とする請求項1記載のレンズ検査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段は、被検査レンズと前記点
    光源とを相対的に回転させる回転手段を備え、被検査レ
    ンズと前記点光源とを相対的に回転させて複数の点光源
    像を撮像することを特徴とする請求項1記載のレンズ検
    査装置。
  5. 【請求項5】 前記評価手段は、求められた前記距離を
    前記中心点に関する角度の関数として周波数解析する手
    段を有しており、この周波数解析の結果から被検査レン
    ズの性能評価値を算出することを特徴とする請求項1記
    載のレンズ検査装置。
  6. 【請求項6】 前記評価手段は、前記回転手段を用いて
    撮像された前記複数の点光源像のそれぞれについて前記
    中心点と前記等強度線上の点との距離を求め、このそれ
    ぞれの距離の平均に基づいて被検査レンズの性能評価値
    を算出することを特徴とする請求項4記載のレンズ検査
    装置。
  7. 【請求項7】 前記評価手段は、前記回転手段を用いて
    撮像された前記複数の点光源像のそれぞれから被検査レ
    ンズの性能評価値を求め、このそれぞれの性能評価値に
    基づいて前記撮像手段の光学的性能を示す補正値を算出
    し、前記求められた性能評価値をこの補正値により補正
    するようにしたことを特徴とする請求項4記載のレンズ
    検査装置。
  8. 【請求項8】 前記補正値は、前記求められた性能評価
    値をベクトル平均したものとし、この補正値を前記求め
    られた性能評価値のうちの一つからベクトル減算するこ
    とにより、前記求められた性能評価値を補正するように
    したことを特徴とする請求項7記載のレンズ検査装置。
JP31794995A 1995-12-06 1995-12-06 レンズ検査装置 Withdrawn JPH09159575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281395A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Olympus Corp 光学系評価装置、光学系評価方法および光学系評価プログラム
JP4505989B2 (ja) * 1998-05-19 2010-07-21 株式会社ニコン 収差測定装置並びに測定方法及び該装置を備える投影露光装置並びに該方法を用いるデバイス製造方法、露光方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4505989B2 (ja) * 1998-05-19 2010-07-21 株式会社ニコン 収差測定装置並びに測定方法及び該装置を備える投影露光装置並びに該方法を用いるデバイス製造方法、露光方法
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