JPH0915311A - 組電池の故障検出装置 - Google Patents

組電池の故障検出装置

Info

Publication number
JPH0915311A
JPH0915311A JP7183393A JP18339395A JPH0915311A JP H0915311 A JPH0915311 A JP H0915311A JP 7183393 A JP7183393 A JP 7183393A JP 18339395 A JP18339395 A JP 18339395A JP H0915311 A JPH0915311 A JP H0915311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal voltage
battery
module
discharging
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7183393A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Murata
真一 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Storage Battery Co Ltd filed Critical Japan Storage Battery Co Ltd
Priority to JP7183393A priority Critical patent/JPH0915311A/ja
Publication of JPH0915311A publication Critical patent/JPH0915311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 主たる充放電が終了してから2分以上の時間
が経過し各単電池の端子電圧が安定してからモジュール
電池の端子電圧を測定して、単電池の劣化による充放電
時の端子電圧のバラツキに影響されることなく、過放電
等による故障を確実に検出することができる組電池の故
障検出装置を提供する。 【構成】 組電池1の主たる充放電が終了してから2分
以上経過後に、各モジュール電池2の端子電圧を測定す
る測定部6aを検出ユニット6に設ける。また、これら
の端子電圧の平均値又は最大値を求めて基準電圧とする
推定部6bを設ける。さらに、この基準電圧と各端子電
圧との差が1V以上の場合に故障と判定する判定部6c
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気自動車等に搭載
する組電池において、過放電等の故障が発生した単電池
を含むモジュール電池を検出するための故障検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車等のバッテリには、ニッケル
−カドミウム電池やニッケル−金属水素化物電池又は鉛
蓄電池等の組電池が用いられる。この組電池は、所定の
電圧を得るために、複数の単電池(鉛蓄電池の場合には
単位セルに相当)を直列接続したモジュール電池をさら
に複数個組み合わせて接続したものである。
【0003】ところで、ニッケル−カドミウム電池やニ
ッケル−金属水素化物電池等は、繰り返しの過放電を受
けると電界液の喪失によりドライアップ現象に至り、ま
た、微小短絡やデッドショ−トが発生すると発熱等の問
題が生じる。従って、このような故障の発生を検出し、
早急に電池交換等の対策を講じなければならない。組電
池を構成する各単電池にこのような過放電等の故障が発
生すると、端子電圧が異常に低下する。しかし、単電池
の端子電圧は、この単電池が正常な場合にも、温度環境
や放電の深度等によって変動する。従って、組電池全体
の端子電圧のみを測定したとしても、この端子電圧が異
常であるかどうかを直ちに判定することはできない。即
ち、故障による端子電圧の異常を検出するには、故障の
発生した単電池の端子電圧を同じ環境や同じ使用条件に
おいた正常な他の単電池の端子電圧と比較する必要があ
る。また、このような事情は鉛蓄電池に故障が発生した
場合も同様である。
【0004】そこで、組電池を構成する各単電池や各モ
ジュール電池の端子電圧を測定し、これらの端子電圧を
相互に比較することにより異常を検出する検出装置が従
来から種々提案されている。例えば、特願昭58−53
187号で提案した検出装置は、充電時の各単電池や各
モジュール電池の端子電圧を測定するものであり、これ
らの端子電圧の最高値と最低値の差が所定値以上になっ
た場合に異常と判定する。また、特開昭55−1132
77号公報に記載の検出装置は、充放電時や無負荷時の
各モジュール電池の端子電圧を測定するものであり、こ
れらの端子電圧の差又は最高値と最低値の差が所定値以
上となった場合に異常と判定する。さらに、特開昭57
−105975号公報に記載の検出装置は、充放電時の
各単電池の端子電圧を測定するものであり、これらの端
子電圧の平均値との差が所定値以上となった場合に異常
と判定する。また、特開昭58−97273号公報に記
載の検出装置は、各モジュール電池の端子電圧の標準偏
差又は分散等が所定値以上となった場合に異常と判定す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、単電池は、
使用に伴う劣化により電池容量が各単電池の固体差に応
じて減少すると、充放電時に一部の単電池の端子電圧が
故障時よりも大きく低下することがあるので、この充放
電時には劣化による端子電圧の低下と故障による端子電
圧の低下を区別することが困難になる。しかしながら、
従来の検出装置では、充放電時にも単電池やこれを直列
接続したモジュール電池の端子電圧を測定するので、こ
の充放電時に劣化がある程度進んだ正常な単電池の端子
電圧が大きく低下した場合に異常を誤判定するおそれが
生じるという問題があった。即ち、従来の検出装置は、
個々の単電池の故障を検出するよりは、各単電池が劣化
によって充放電時の端子電圧に大きなバラツキが発生し
たことを検出して寿命の末期を判定することを主目的と
したものであった。
【0006】また、各単電池やモジュール電池の端子電
圧は、通常は数m秒程度の時間をかけて走査により順に
測定するので、電気自動車等のように放電電流がパルス
的に断続して流れる場合には、最初と最後の測定時で放
電電流の状態に大きな差が生じることがあり、端子電圧
の測定条件が相違して誤判定を生じ易くなるという問題
もあった。
【0007】さらに、従来の検出装置が各単電池ごとに
端子電圧を測定する場合には、電気自動車に使用する組
電池のように多数の単電池が用いられていると、測定の
ために膨大な量の配電線が必要となり、各単電池間の空
間がこの配電線に塞がれて放熱が不十分になったり、多
数の配電線間の高電圧対策が必要になるという問題も生
じる。
【0008】この発明は、かかる事情に鑑みてなされた
ものであり、充放電が終了して各単電池の端子電圧が安
定したときにモジュール電池の端子電圧を測定すること
により、過放電等の故障による端子電圧の異常のみを確
実に検出することができる組電池の故障検出装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、上記
課題を解決するために、複数の単電池を直列接続した
モジュール電池をさらに複数個組み合わせて接続した組
電池において、この組電池の主たる充電及び/又は放電
が終了してから所定時間経過後における各モジュール電
池の端子電圧を測定する端子電圧測定手段と、この端子
電圧測定手段が測定した各モジュール電池の端子電圧を
パラメータとして演算を行うことにより基準電圧を推定
する基準電圧推定手段と、この基準電圧推定手段が推定
した基準電圧と端子電圧測定手段が測定した各モジュー
ル電池の端子電圧との差をそれぞれ演算し、これらの差
が所定値を超えた場合に単電池の故障と判定する故障判
定手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】また、複数のニッケル−カドミウム電池
又はニッケル−金属水素化物電池からなる単電池を直列
接続したモジュール電池をさらに複数個組み合わせて接
続した組電池において、この組電池の主たる充電及び/
又は放電が終了してから2分間以上の所定時間経過後に
おける各モジュール電池の端子電圧を測定する端子電圧
測定手段と、この端子電圧測定手段が測定した各モジュ
ール電池の端子電圧の最大値又は平均値を基準電圧とし
て推定する基準電圧推定手段と、この基準電圧推定手段
が推定した基準電圧と端子電圧測定手段が測定した各モ
ジュール電池の端子電圧との差をそれぞれ演算し、これ
らの差が1Vを超えた場合に単電池の故障と判定する故
障判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】の手段によれば、端子電圧測定手段は、組電
池の主たる充電及び/又は放電が終了してから所定時間
が経過した後に、各モジュール電池の端子電圧を測定す
る。ここで、正常な単電池は、寿命末期に達しない程度
の劣化によって充放電時の端子電圧にバラツキが生じる
ようになった場合であっても、この充放電が終了すれ
ば、時間の経過に伴って端子電圧がほぼ均一な値に回復
し安定する。従って、全ての単電池が正常であれば、あ
る程度劣化したものが含まれていたとしても、端子電圧
測定手段が測定した端子電圧にはほとんどバラツキがな
くなる。
【0012】しかし、単電池に過放電による故障が発生
すると、端子電圧は、充放電が終了した後も正常な単電
池のレベルまで回復するのが遅くなる。また、微小短絡
による故障が発生した場合には、充放電の終了後に単電
池の端子電圧が徐々に低下する。さらに、デッドショー
トによる故障が発生した場合には、充放電後の単電池の
電圧が0Vとなる。従って、これらの故障が発生した単
電池を含むモジュール電池の端子電圧は、充放電が終了
してから所定時間が経過した後も、正常な単電池のみか
らなるモジュール電池の端子電圧よりもある程度低下し
たものとなる。
【0013】このため、基準電圧推定手段が各モジュー
ル電池の端子電圧に基づいて基準電圧を推定し、故障判
定手段がこれら各モジュール電池の端子電圧とこの基準
電圧との差をそれぞれ演算すれば、故障が発生した単電
池を含むモジュール電池の端子電圧との差のみが大きく
なるので、この差が所定値を超えた場合に当該モジュー
ル電池の単電池に故障が発生したと判定することができ
る。
【0014】なお、主たる充電及び/又は放電とは、外
部電源等からの充電と、モータ等の主となる負荷に電力
を供給するための放電を意味し、計器等への微小な電力
の供給のための放電は除外される。また、電気自動車等
の場合には、加速時にモータに電力を供給すると共にエ
ンジンブレーキを用いた場合には回生制動を行うので、
これら電力の供給による放電と回生制動による充電とが
繰り返されることによる充放電の場合も主たる充電及び
放電に含む。主たる充電及び/又は放電が行われている
かどうかは、充放電電流が所定値以上であるかどうかに
よって判断できる。
【0015】さらに、基準電圧推定手段による各モジュ
ール電池の端子電圧をパラメータとした演算は、測定時
における同じ条件での正常な単電池のみからなるモジュ
ール電池の端子電圧を推定するための演算であれば、ど
のような演算であってもよい。
【0016】また、の手段によれば、前記の単電池
としてニッケル−カドミウム電池又はニッケル−金属水
素化物電池を用い、前記の端子電圧測定手段における
所定時間を2分間以上の時間とし、前記の基準電圧推
定手段が推定する基準電圧を各モジュール電池の端子電
圧の最大値又は平均値とし、前記の故障判定手段にお
ける所定値を1Vとすることにより、ニッケル−カドミ
ウム電池やニッケル−金属水素化物電池における過放
電、微小短絡又はデッドショートの故障の検出に最適な
故障検出装置が提供される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
【0018】図1乃至図10は本発明の一実施例を示す
ものであって、図1は組電池の故障検出装置の構成を示
すブロック図、図2は放電時における正常な単電池の端
子電圧の変化を示すタイムチャート、図3は放電時にお
ける正常なモジュール電池の端子電圧の変化を示すタイ
ムチャート、図4は放電時における過放電が発生した単
電池の端子電圧の変化を示すタイムチャート、図5は放
電時における微小短絡が発生した単電池の端子電圧の変
化を示すタイムチャート、図6は充電時における微小短
絡が発生した単電池の端子電圧の変化を示すタイムチャ
ート、図7は放電時におけるデッドショートが発生した
単電池の端子電圧の変化を示すタイムチャート、図8は
充電時におけるデッドショートが発生した単電池の端子
電圧の変化を示すタイムチャート、図9は放電時におけ
る各モジュール電池の端子電圧の相違を示す図、図10
は充電時における各モジュール電池の端子電圧の相違を
示す図である。
【0019】本実施例は、電気自動車に搭載する組電池
の故障検出装置について説明する。図1に示すように、
組電池1は、10セルの単電池2aを直列接続したモジ
ュール電池2をさらに20個直列に接続したものであ
る。単電池2aとしては、角型のニッケル−カドミウム
電池を用いるものとする。そして、モジュール電池2
は、この単電池2aを10個図示しないホルダに収納し
て直列に接続したものである。この組電池1は、コント
ローラ3を介してモータ4に電源を供給するようになっ
ている。モータ4は、電気自動車を走行させるための駆
動装置であり、コントローラ3は、電気自動車のドライ
バの操作に応じて、このモータ4に供給される組電池1
からの電源を制御する回路である。また、この組電池1
は、図示しない残存容量計等の計器類にも電源を供給す
る。
【0020】上記各モジュール電池2の両極端子は、検
出走査回路5を介して検出ユニット6に接続されてい
る。検出走査回路5は、無接点リレー等からなる2個1
組の同時に動作するスイッチ5a,5bを20個のモジ
ュール電池2に対応させて20組設けた回路であり、検
出ユニット6から送られて来る走査信号によって、各組
のスイッチ5a,5bが順番に1回ずつ導通することに
より走査を行うようになっている。そして、各モジュー
ル電池2の正極端子は、それぞれが対応する各組のスイ
ッチ5aを介した後に1本にまとめられて検出走査回路
5の正極入力に接続されると共に、各モジュール電池2
の負極端子は、それぞれが対応する各組のスイッチ5b
を介した後に1本にまとめられて検出走査回路5の負極
入力に接続されている。従って、検出ユニット6は、検
出走査回路5に走査信号を送ることにより、組電池1の
各モジュール電池2の端子電圧を順次切り替えながら走
査し、数m秒程度の時間をかけて順番に入力することに
なる。また、組電池1からコントローラ3等に至る配電
線上には、この組電池1に流れる充放電電流を検出する
ための変流器7が設けられていて、検出ユニット6に
は、この変流器7の検出出力も入力されるようになって
いる。
【0021】検出ユニット6は、組電池1とは別のバッ
テリである補機8から電源の供給を受けて動作するマイ
クロコンピュータ等の制御演算回路である。この検出ユ
ニット6は、上記各モジュール電池2の端子電圧を測定
する測定部6aと、全てのモジュール電池2の端子電圧
の平均値又はその中の最高値を求めて基準電圧とする推
定部6bと、この基準電圧を各モジュール電池2の端子
電圧と比較して故障の判定を行う判定部6cとからな
る。
【0022】測定部6aは、上記変流器7によって組電
池1の充放電電流を常時監視し、この充放電電流が所定
値以下となる状態が所定時間持続すると、検出走査回路
5に走査信号を送って走査を実行させる。また、この走
査が実行されると、各モジュール電池2の端子電圧をA
D変換器等を介して順次入力しRAM等の記憶装置に一
旦記憶させる。ここで、組電池1には、電気自動車の走
行中の加速時等にモータ4に供給するための放電電流が
流れると共に、エンジンブレーキを用いたときに回生制
動による充電電流が流れ込む。また、充電スタンド等で
充電を行った場合には、外部電源からの充電電流が流れ
込む。さらに、この組電池1には、残存容量計等の計器
類に電源を供給するために、常時mAオーダーの微弱な
放電電流が暗電流として流れている。測定部6aは、こ
れら走行中の加速時等や充電中の充放電電流よりも十分
に低い電流値であり、かつ、暗電流として流れる微弱な
放電電流よりは十分に高い電流値となるように所定値を
設定し、組電池1の充放電電流がこの所定値を超えるこ
とによって、主たる充電若しくは放電又は充放電が行わ
れていることを検出する。そして、組電池1の充放電電
流が所定値以下となり微弱な暗電流のみが流れるように
なるとタイマを起動し、充放電電流がこの所定値を超え
ることなく所定時間が経過すると、検出走査回路5に走
査信号を送ることになる。この所定時間は、正常な単電
池2aが容量等の相違によって充放電時に端子電圧にバ
ラツキが生じた場合にも、これらの端子電圧が安定した
ほぼ均一な電圧に達するまでの十分な時間に設定され
る。例えばニッケル−カドミウム電池やニッケル−金属
水素化物電池等の場合には、端子電圧が安定するまでに
2分間程度を要するので、本実施例ではこの所定時間を
2分以上の時間に設定する。
【0023】推定部6bは、測定部6aが記憶した全て
のモジュール電池2の端子電圧を読み出し、これらの平
均値又は最大値を求めると共に、この平均値又は最大値
を基準電圧としてRAM等の記憶装置に一旦記憶させ
る。モジュール電池2の安定時の端子電圧は、各単電池
2aが全て正常である場合にも、環境や使用条件に応じ
て変動する。そこで、推定部6bは、このように測定部
6aが測定した実際の端子電圧に基づいて演算を行うこ
とにより、対象となる組電池1と同じ環境かつ同じ使用
条件においた場合の正常な単電池2aのみからなるモジ
ュール電池2の端子電圧を基準電圧として推定してい
る。従って、この基準電圧は、正常なモジュール電池2
の端子電圧として推定するものであれば、平均値(相加
平均又は算術平均)や最大値に限らず、例えば中央値や
最小値を除外した平均値等のように他の演算によって求
めたものであってもよい。
【0024】判定部6cは、測定部6aが記憶した各モ
ジュール電池2の端子電圧を順次読み出すと共に、この
端子電圧と推定部6bが記憶した基準電圧との差を求
め、これらの差が所定値を超えたかどうかをそれぞれ判
断する。そして、端子電圧と基準電圧との差が所定値を
超えたと判断した場合には、その端子電圧のモジュール
電池2に含まれる単電池2aに故障が発生したと判定し
て、例えば図示しない表示装置等に警告を発する。ニッ
ケル−カドミウム電池やニッケル−金属水素化物電池等
の場合には、単電池2aの定格電圧が1.2Vであるた
め、所定値は1V程度とするのが適当である。
【0025】上記組電池1を構成する正常な単電池2a
の主たる放電時の端子電圧の変化を図2に示す。ただ
し、ここでは4個の単電池A〜Dの端子電圧の変化を示
している。ほとんど劣化が生じていない3個の単電池A
〜Cは、放電時に残存容量の減少に伴って端子電圧が徐
々に低下する。この際、端子電圧の低下の程度には多少
の固体差が生じるが、その差はわずかである。そして、
放電が終了すると端子電圧が徐々に上昇し、2分間が経
過すると全ての単電池A〜Cが定格電圧である1.2V
までほぼ回復して安定する。しかし、ある程度劣化が進
んだ単電池Dの場合には、電池容量が減少しているため
に、放電時に残存容量がほとんどなくなると急激に端子
電圧が低下する。もっとも、放電が終了すると、この端
子電圧も急速に上昇して、2分経過後には単電池A〜C
と同じ1.2Vまでほぼ回復して安定する。また、主た
る放電の終了後に上記暗電流が流れ続ける場合にも、こ
の暗電流はmAオーダーの微弱な放電電流にすぎないの
で、単電池A〜Eの端子電圧は同様に2分経過後にはほ
ぼ安定する。
【0026】従って、上記正常な単電池2aを10個直
列接続したモジュール電池2も、図3に示すように、主
たる放電時には端子電圧が低下するが、放電が終了する
とこの端子電圧が上昇して定格電圧である12V程度ま
で回復し安定する。ただし、ここでも4個のモジュール
電池E〜Hの端子電圧の変化を示している。これら4個
のモジュール電池E〜Hの放電時の端子電圧の低下の程
度は、それぞれのモジュール電池2を構成する各単電池
2aの劣化の進み具合に応じて相違する。そして、ここ
では3個のモジュール電池E〜Gの端子電圧は徐々に低
下するが、1個のモジュール電池Hの端子電圧は急激に
低下する場合を示す。従って、放電終了時には、モジュ
ール電池Eとモジュール電池Hの端子電圧の差は2V近
くになり、その少し後でも1V以上の差が生じている。
しかし、このモジュール電池Hの端子電圧は、放電が終
了してから2分経過後には、他のモジュール電池E〜G
と同じ12Vまでほぼ回復し、これらの間にほとんど差
がなくなる。
【0027】ところが、単電池2aに過放電が発生する
と、図4に示すように、端子電圧が主たる放電時に負電
圧である−1V近くまで低下し、放電が終了すると0V
程度まではすぐに回復するが、それ以上の電圧への回復
が遅くなる。即ち、過放電が発生した単電池2aの端子
電圧は、放電が終了してから2分経過以降も正常な単電
池2aの端子電圧と1V以上の差を有することになる。
【0028】また、単電池2a内部の正負極間にセパレ
ータを介して微小な短絡が生じる微小短絡が発生する
と、図5に示すように、主たる放電時には大きな放電電
流が流れるために端子電圧が正常な単電池2aとほぼ同
様の特性となるが、放電終了後には内部の短絡電流によ
ってこの端子電圧が徐々に0V付近まで低下する。そし
て、このように微小短絡が発生した単電池2aは、主た
る充電時にも、図6に示すように、大きな充電電流が流
れることにより正常な単電池2aと同様に満充電の端子
電圧が1.5V程度まで達するが、充電終了後には、内
部の短絡電流によってこの端子電圧が徐々に0V付近ま
で低下する。即ち、微小短絡の場合には、充放電が終了
してから2分以上の時間が経過すると、正常な単電池2
aの端子電圧との差が1V以上に達するようになる。
【0029】さらに、単電池2aの内部の正負極間が完
全に短絡するデッドショートが発生すると、図7に示す
ように、主たる放電時には分極により端子電圧が負電圧
である−1V以上となり、放電終了後は直ちに0Vに戻
る。そして、このようなデッドショートが発生した単電
池2aは、主たる充電時とこの充電後にも、図8に示す
ように、端子電圧が0V程度となる。即ち、デッドショ
ートの場合には、充放電が終了して2分経過以降も正常
な単電池2aの端子電圧と1V以上の差を有することに
なる。
【0030】この結果、各モジュール電池2の端子電圧
は、全ての単電池2aが正常である場合にも、主たる放
電時やその直後には、各単電池2aの劣化の程度の相違
によって1V以上の電圧のバラツキが発生する可能性が
ある。しかし、正常な単電池2aのみからなるモジュー
ル電池2の場合には、放電が終了してから2分以上の時
間が経過すると、端子電圧が安定してほとんどバラツキ
がなくなる。これに対して、過放電やデッドショートが
発生した単電池2aを含むモジュール電池2は、放電が
終了してから2分以上の時間が経過しても端子電圧が回
復せず、正常な単電池2aのみのモジュール電池2の端
子電圧よりも1V以上低い電圧となる。また、微小短絡
が発生した単電池2aを含むモジュール電池2の端子電
圧は、主たる放電時やその直後及び主たる充電時やその
直後には、正常な単電池2aのみのモジュール電池2の
端子電圧とほとんど差が生じないが、充放電の終了から
2分以上の十分な時間が経過すれば、正常な単電池2a
のみのモジュール電池2の端子電圧よりも1V以上低い
電圧となる。
【0031】そして、本実施例の故障検出装置は、検出
ユニット6の測定部6aが主たる充放電が終了して2分
以上の時間が経過した後に各モジュール電池2の端子電
圧を測定し、この端子電圧と基準電圧との差が1Vを超
えた場合に故障と判定するので、各単電池2aの劣化の
程度に影響されることなく、過放電や微小短絡又はデッ
ドショートによる故障が発生した単電池2aを含むモジ
ュール電池2を確実に検出することができるようにな
る。これに対して、例えば主たる放電が終了した直後に
各モジュール電池2の端子電圧を検出した場合には、劣
化の進んだ正常な単電池2aを含むモジュール電池2を
故障と誤判定するおそれがあり、また、微小短絡が発生
した単電池2aの故障を見逃す場合が生じる。
【0032】20個の各モジュール電池2の端子電圧を
放電終了直後に測定した場合と放電終了から2分後に測
定した場合の各電圧値の相違の具体例を表1と図9に示
す。
【表1】この場合、放電終了直後には、各モジュール電
池2の端子電圧に大きなバラツキが生じ、これらの平均
値である10.0Vに対して、モジュール番号が3番と
5番と13番のモジュール電池2の端子電圧が1Vの差
を生じると共に、これらの最大値である11.0Vに対
しても多くのモジュール電池2の端子電圧が1V以上の
差を有することになる。しかし、放電終了から2分後に
は、ほとんどのモジュール電池2の端子電圧が12.0
V前後に収まり、モジュール番号が5番のモジュール電
池2の端子電圧である10.8Vのみが、平均値である
11.9Vや最大値である12.1Vに対して1V以上
の差となる。従って、本実施例の故障検出装置を用いた
場合には、このモジュール番号が5番のモジュール電池
2のみを確実に故障と判定することができる。
【0033】また、20個の各モジュール電池2の端子
電圧を充電終了直後に測定した場合と充電終了から2分
後に測定した場合の各電圧値の相違の具体例を表2と図
10に示す。
【表2】この場合、充電終了直後には、各モジュール電
池2の端子電圧に大きなバラツキが生じ、これらの平均
値である15.0Vに対して、モジュール番号が4番と
5番と10番のモジュール電池2の端子電圧が1V以上
の差を有すると共に、これらの最大値である16.0V
に対しても多くのモジュール電池2の端子電圧が1V以
上の差を有することになる。しかし、充電終了から2分
後には、ほとんどのモジュール電池2の端子電圧が1
4.0V前後に収まり、モジュール番号が5番のモジュ
ール電池2の端子電圧である12.6Vのみが、平均値
である13.9Vや最大値である14.0Vに対して1
V以上の差となる。従って、この場合にも、本実施例の
故障検出装置を用いた場合には、モジュール番号が5番
のモジュール電池2のみを確実に故障と判定することが
できる。
【0034】上記のようにしていずれかのモジュール電
池2が故障であると判定された場合には、このモジュー
ル電池2を正常なものに交換するか、又は、このモジュ
ール電池2の故障が発生した単電池2aのみを交換す
る。
【0035】以上説明したように本実施例の故障検出装
置によれば、主たる充放電が終了してから2分以上の時
間が経過してから各モジュール電池2の端子電圧を測定
するので、各単電池2aの劣化の程度に影響されること
なく、故障の発生した単電池2aを含むモジュール電池
2のみを確実に検出することができるようになる。
【0036】また、検出ユニット6の測定部6aは、全
てのモジュール電池2の端子電圧を測定する際に、検出
走査回路5による走査に数m秒程度の時間を要するが、
主たる充放電の電流が流れなくなった安定した時期にこ
の測定を行うので、各モジュール電池2の測定のタイミ
ングが多少ずれたとしても、この測定条件が大きく相違
して誤判定を生じるようなおそれもなくなる。
【0037】なお、本実施例では、電気自動車に用いる
組電池1の故障検出装置について説明したが、他の種々
の機器に用いる組電池についても、本発明を同様に実施
することができる。また、本実施例では、単電池2aと
してニッケル−カドミウム電池を用いたが、ニッケル−
金属水素化物電池やその他の各種2次電池を用いること
もできる。さらに、本実施例では、組電池1を20個の
モジュール電池2を直列接続したものとし、各モジュー
ル電池2を10個の単電池2aを直列接続したものとし
たが、複数の単電池を直列接続したモジュール電池をさ
らに複数個組み合わせて接続したものであれば、いずれ
の構成の組電池についても同様に実施することができ
る。しかも、複数のモジュール電池を並列接続又は直並
列接続することにより組電池を構成することもできる。
また、本実施例では、各モジュール電池2の端子電圧を
検出走査回路5により走査して順番に測定したが、これ
らの端子電圧を同時に測定するように構成することも可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の組電池の故障検出装置によれば、充放電が終了して
から所定時間が経過し各単電池の端子電圧が安定した後
にモジュール電池の端子電圧を測定するので、単電池の
劣化による充放電時の端子電圧のバラツキに影響される
ことなく、過放電等の故障による端子電圧の異常のみを
確実に検出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、組電池
の故障検出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、放電時
における正常な単電池の端子電圧の変化を示すタイムチ
ャートである。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、放電時
における正常なモジュール電池の端子電圧の変化を示す
タイムチャートである。
【図4】本発明の一実施例を示すものであって、放電時
における過放電が発生した単電池の端子電圧の変化を示
すタイムチャートである。
【図5】本発明の一実施例を示すものであって、放電時
における微小短絡が発生した単電池の端子電圧の変化を
示すタイムチャートである。
【図6】本発明の一実施例を示すものであって、充電時
における微小短絡が発生した単電池の端子電圧の変化を
示すタイムチャートである。
【図7】本発明の一実施例を示すものであって、放電時
におけるデッドショートが発生した単電池の端子電圧の
変化を示すタイムチャートである。
【図8】本発明の一実施例を示すものであって、充電時
におけるデッドショートが発生した単電池の端子電圧の
変化を示すタイムチャートである。
【図9】本発明の一実施例を示すものであって、放電時
における各モジュール電池の端子電圧の相違を示す図で
ある。
【図10】本発明の一実施例を示すものであって、充電
時における各モジュール電池の端子電圧の相違を示す図
である。
【符号の説明】
1 組電池 2 モジュール電池 2a 単電池 5 検出走査回路 6 検出ユニット 6a 測定部 6b 推定部 6c 判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の単電池を直列接続したモジュール
    電池をさらに複数個組み合わせて接続した組電池におい
    て、 この組電池の主たる充電及び/又は放電が終了してから
    所定時間経過後における各モジュール電池の端子電圧を
    測定する端子電圧測定手段と、 この端子電圧測定手段が測定した各モジュール電池の端
    子電圧をパラメータとして演算を行うことにより基準電
    圧を推定する基準電圧推定手段と、 この基準電圧推定手段が推定した基準電圧と端子電圧測
    定手段が測定した各モジュール電池の端子電圧との差を
    それぞれ演算し、これらの差が所定値を超えた場合に単
    電池の故障と判定する故障判定手段とを備えたことを特
    徴とする組電池の故障検出装置。
  2. 【請求項2】 複数のニッケル−カドミウム電池又はニ
    ッケル−金属水素化物電池からなる単電池を直列接続し
    たモジュール電池をさらに複数個組み合わせて接続した
    組電池において、この組電池の主たる充電及び/又は放
    電が終了してから2分間以上の所定時間経過後における
    各モジュール電池の端子電圧を測定する端子電圧測定手
    段と、 この端子電圧測定手段が測定した各モジュール電池の端
    子電圧の最大値又は平均値を基準電圧として推定する基
    準電圧推定手段と、 この基準電圧推定手段が推定した基準電圧と端子電圧測
    定手段が測定した各モジュール電池の端子電圧との差を
    それぞれ演算し、これらの差が1Vを超えた場合に単電
    池の故障と判定する故障判定手段とを備えたことを特徴
    とする組電池の故障検出装置。
JP7183393A 1995-06-26 1995-06-26 組電池の故障検出装置 Pending JPH0915311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7183393A JPH0915311A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 組電池の故障検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7183393A JPH0915311A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 組電池の故障検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0915311A true JPH0915311A (ja) 1997-01-17

Family

ID=16134998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7183393A Pending JPH0915311A (ja) 1995-06-26 1995-06-26 組電池の故障検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0915311A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999045402A1 (fr) * 1998-03-06 1999-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Instrument de mesure de tension a condensateur volant
WO2000016108A1 (fr) * 1998-09-11 2000-03-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur de tension de batterie
KR20030033463A (ko) * 2001-10-23 2003-05-01 현대자동차주식회사 전기자동차용 배터리 모듈 페일 판단방법
WO2003041210A1 (en) * 2001-11-09 2003-05-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for judging state of assembled battery
WO2005017545A1 (ja) * 2003-08-14 2005-02-24 Panasonic Ev Energy Co., Ltd. 二次電池の電圧補正方法および装置、並びに二次電池の残存容量推定方法および装置
JP2009170397A (ja) * 2007-12-18 2009-07-30 Mitsumi Electric Co Ltd 電池パック、電池パックを用いる携帯機器、電池パックにおける内部ショート検出方法、内部ショート検出プログラム
JP2012088097A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Ntt Facilities Inc 組電池管理装置および組電池管理方法ならびに組電池システム
DE112011104434T5 (de) 2010-12-16 2013-09-12 Honda Motor Co., Ltd. Batterie-Steuer-/Regelvorrichtung und Batterie-Steuer-/Regelverfahren
JP2013185861A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Hioki Ee Corp 蓄電池の自己放電検査装置および蓄電池の自己放電検査方法
JP2014072992A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Mitsubishi Motors Corp 電池の充電可否判断装置
JP5930342B2 (ja) * 2012-07-27 2016-06-08 トヨタ自動車株式会社 二次電池の短絡検査方法
EP3040732A4 (en) * 2013-08-30 2017-06-21 NGK Insulators, Ltd. Device, method, and program for specifying abnormality-occurrence area of secondary battery system
EP3040733A4 (en) * 2013-08-30 2017-06-28 NGK Insulators, Ltd. Device, method, and program for specifying abnormality-occurrence area of secondary battery system
WO2019176602A1 (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社Gsユアサ 検査方法、検査装置、学習モデル及び蓄電素子ユニットの製造方法
JP2020532737A (ja) * 2017-11-13 2020-11-12 オッポ広東移動通信有限公司Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. 端末装置及びそのバッテリー安全性監視方法及び監視システム
JP2022522342A (ja) * 2019-11-05 2022-04-18 エルジー エナジー ソリューション リミテッド バッテリー診断装置、バッテリー診断方法及びエネルギー貯蔵システム

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999045402A1 (fr) * 1998-03-06 1999-09-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Instrument de mesure de tension a condensateur volant
WO2000016108A1 (fr) * 1998-09-11 2000-03-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Detecteur de tension de batterie
US6462510B1 (en) 1998-09-11 2002-10-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Battery voltage detector
KR20030033463A (ko) * 2001-10-23 2003-05-01 현대자동차주식회사 전기자동차용 배터리 모듈 페일 판단방법
WO2003041210A1 (en) * 2001-11-09 2003-05-15 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for judging state of assembled battery
US7129707B2 (en) 2001-11-09 2006-10-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Apparatus for judging state of assembled battery
WO2005017545A1 (ja) * 2003-08-14 2005-02-24 Panasonic Ev Energy Co., Ltd. 二次電池の電圧補正方法および装置、並びに二次電池の残存容量推定方法および装置
US7528575B2 (en) 2003-08-14 2009-05-05 Panasonic Ev Energy Co., Ltd. Method and apparatus for correcting voltage of secondary battery, and method and apparatus for estimating state of charge of secondary battery
JP2009170397A (ja) * 2007-12-18 2009-07-30 Mitsumi Electric Co Ltd 電池パック、電池パックを用いる携帯機器、電池パックにおける内部ショート検出方法、内部ショート検出プログラム
JP2012088097A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Ntt Facilities Inc 組電池管理装置および組電池管理方法ならびに組電池システム
DE112011104434T5 (de) 2010-12-16 2013-09-12 Honda Motor Co., Ltd. Batterie-Steuer-/Regelvorrichtung und Batterie-Steuer-/Regelverfahren
US9438059B2 (en) 2010-12-16 2016-09-06 Honda Motor Co., Ltd. Battery control apparatus and battery control method
JP2013185861A (ja) * 2012-03-06 2013-09-19 Hioki Ee Corp 蓄電池の自己放電検査装置および蓄電池の自己放電検査方法
JP5930342B2 (ja) * 2012-07-27 2016-06-08 トヨタ自動車株式会社 二次電池の短絡検査方法
JP2014072992A (ja) * 2012-09-28 2014-04-21 Mitsubishi Motors Corp 電池の充電可否判断装置
EP3040732A4 (en) * 2013-08-30 2017-06-21 NGK Insulators, Ltd. Device, method, and program for specifying abnormality-occurrence area of secondary battery system
EP3040733A4 (en) * 2013-08-30 2017-06-28 NGK Insulators, Ltd. Device, method, and program for specifying abnormality-occurrence area of secondary battery system
US10203377B2 (en) 2013-08-30 2019-02-12 Ngk Insultors, Ltd. Device, method, and non-transitory recording medium storing program for specifying abnormality-occurrence area of secondary battery system
JP2020532737A (ja) * 2017-11-13 2020-11-12 オッポ広東移動通信有限公司Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. 端末装置及びそのバッテリー安全性監視方法及び監視システム
US11204393B2 (en) 2017-11-13 2021-12-21 Guangdong Oppo Mobile Telecommunications Corp., Ltd. Terminal device, method for monitoring battery safety therefor
WO2019176602A1 (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社Gsユアサ 検査方法、検査装置、学習モデル及び蓄電素子ユニットの製造方法
JP2022522342A (ja) * 2019-11-05 2022-04-18 エルジー エナジー ソリューション リミテッド バッテリー診断装置、バッテリー診断方法及びエネルギー貯蔵システム
US11796599B2 (en) 2019-11-05 2023-10-24 Lg Energy Solution, Ltd. Battery diagnosis apparatus, battery diagnosis method and energy storage system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1837944B1 (en) Electric power supply control apparatus
CN100428559C (zh) 估计二次电池充电状态的方法和设备
US7800345B2 (en) Battery management system and method of operating same
US9252624B2 (en) Battery control device and battery system
JP5092812B2 (ja) 組電池の監視装置および故障診断方法
JP5274110B2 (ja) 車両用の電源装置
JPH0915311A (ja) 組電池の故障検出装置
KR20020064998A (ko) 배터리 성능 측정 시스템 및 측정방법
JP6382453B2 (ja) 電池監視装置
JP2002033135A (ja) 組電池診断装置
EP3958006B1 (en) Battery diagnosis apparatus and method
US20070024242A1 (en) Battery management system and driving method thereof
JP7371203B2 (ja) 充電可能電池異常検出装置および充電可能電池異常検出方法
JP7302765B2 (ja) バッテリー診断装置及び方法
US20220097566A1 (en) Cell Balancing Device
JP2005160233A (ja) 組電池及び電池パック
JP2018136314A (ja) 故障診断装置、蓄電装置、故障診断方法
EP3876384A1 (en) Battery pack and charging management method thereof
US11381095B2 (en) Management device, energy storage apparatus, and management method for energy storage device
JP2007205977A (ja) 二次電池の監視装置
JP2009257923A (ja) 組電池の異常検出装置
JP3654058B2 (ja) 電池検査装置
JP2003045387A (ja) 電池パックシステムおよび電池パックの劣化判定方法
US20100327808A1 (en) Control unit
US20200400749A1 (en) Current measuring device, energy storage apparatus, and current measurement method

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070718

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees