JPH09152889A - 話速変換装置 - Google Patents

話速変換装置

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JPH09152889A
JPH09152889A JP7310242A JP31024295A JPH09152889A JP H09152889 A JPH09152889 A JP H09152889A JP 7310242 A JP7310242 A JP 7310242A JP 31024295 A JP31024295 A JP 31024295A JP H09152889 A JPH09152889 A JP H09152889A
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JP
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Application number
JP7310242A
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Inventor
Koji Tanaka
浩司 田中
Masayuki Iida
正幸 飯田
Masanori Miyatake
正典 宮武
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、劣化の少ない出力音声が得られ
る話速変換装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 入力音声信号を時間軸圧縮伸長処理する
ための時間軸圧縮伸長手段51を含む話速変換手段4
3、入力音声信号の近傍の波形の類似度を算出する類似
度算出手段61、および算出された類似度に基づいて話
速変換手段43を制御する制御手段42を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音声信号の話速
を変換する話速変換装置に関し、例えば、映像を伴うレ
ーザディスク、VTR、TV、TV電話、ディジタルビ
デオディスク等の音声の早聞きまたは遅聞きを行なう音
声再生装置、聴覚障害者のために音声信号をゆっくりし
た聞き取りやすい音声に変換する聴覚補助機能付きラジ
オ、電話機、補聴器、ネイティブスピードで話された英
語音声をゆっくりした聞きやすい音声に変換する英語学
習器、音声の早聞きあるいは遅聞きを行なうテープレコ
ーダー、ステレオシステム、CDプレイヤー、MDプレ
イヤー、音声ガイダンスシステム等に利用される話速変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力音声信号を時間軸圧縮伸長処理する
ことにより、音声信号の話速を変換する技術が既に開発
されている。入力音声は、音声区間と非音声区間とに分
けられる。また、音声区間は、母音区間、子音区間およ
び母音区間と子音区間との間の遷移区間に分けられる。
母音区間の音声信号は、周期性があり、時間軸圧縮伸長
処理しても加工時の歪みが少なく再生音声が劣化するこ
とは少ない。しかしがら、子音区間の音声信号は白色雑
音に近い波形であり、時間軸圧縮伸長処理すると加工時
の歪みが多く再生音声が劣化する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、劣化の少
ない出力音声が得られる話速変換装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明による話速変換
装置は、入力音声信号を時間軸圧縮伸長処理するための
時間軸圧縮伸長手段を含む話速変換手段、入力音声信号
の近傍の波形の類似度を算出する類似度算出手段、およ
び算出された類似度に基づいて話速変換手段を制御する
制御手段を備えていることを特徴とする。入力音声信号
が無音区間の音声であるか否かを判別する判別手段、お
よび継続長が所定以上の無音区間の音声信号を削除する
手段を設けてもよい。
【0005】制御手段としては、たとえば、波形の類似
度が小さい入力音声信号ほど、時間軸圧縮伸長手段によ
る圧縮の度合いまたは伸長の度合いが小さくなるよう
に、話速変換手段を制御するものが用いられる。
【0006】また、制御手段としては、たとえば、波形
の類似度が大きい入力音声信号ほど、時間軸圧縮伸長手
段による圧縮の度合いまたは伸長の度合いが大きくなる
ように、話速変換手段を制御するものが用いられる。
【0007】また、制御手段としては、たとえば、算出
された類似度に基づいて、入力音声信号を、母音区間、
子音区間、母音区間と子音区間との間の遷移区間および
雑音区間に分類し、母音区間の入力音声に対しては圧縮
または伸長の度合いを大きくして圧縮伸長処理を行なう
ように、子音区間の入力音声に対しては圧縮または伸長
の度合いを小さくして圧縮伸長処理を行なうように、遷
移区間の入力音声に対しては時間軸圧縮伸長手段による
圧縮または伸長の度合いを中程度にして圧縮伸長処理を
行なうように、雑音区間の入力音声に対しては削除する
ように、話速変換手段を制御するものが用いられる。
【0008】また、制御手段としては、たとえば、算出
された類似度に基づいて、入力音声信号を、母音区間、
子音区間、母音区間と子音区間との間の遷移区間に分類
し、分類した母音区間内、子音区間内、または母音区間
と子音区間との間の遷移区間内において、類似度が大き
いときは該区間の圧縮または伸長の度合いが大きくなる
ように、類似度が小さいときは、該区間の圧縮または伸
長の度合いが小さくなるように、話速変換手段を制御す
るものが用いられる。
【0009】入力音声の近傍の波形の類似度が小さいほ
ど、入力音声波形に周期性がなく白色雑音に近いと考え
られる。したがって、近傍の類似度が小さい入力音声ほ
ど、時間軸圧縮伸長処理手段の圧縮または伸長の度合い
を小さくすることによって、再生音声の劣化を防止する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。
【0011】図1は、話速変換装置の構成を示してい
る。
【0012】話速変換装置は、音声信号入力部41、区
間判別部42、信号処理部43、音声メモリ44および
音声信号出力部46を備えている。信号処理部43は、
時間軸圧縮伸長部51、削除部52等を備えている。区
間判別部42は、波形類似度算出部61、継続長算出部
62および区間分類部63を備えている。
【0013】音声信号入力部41は、たとえば、増幅
部、A/D変換部、フレームメモリ等を備えている。音
声信号入力部41に入力された信号は、増幅された後、
ディジタル信号に変換されて、フレームメモリに格納さ
れる。音声信号入力部41の出力は、区間判別部42お
よび信号処理部43に送られる。この実施例では、話速
変換装置にアナログ信号が入力される場合を示したが、
ICメモリ等から読み出されたディジタル信号を話速変
換装置に入力するようにしてもよい。この場合には、音
声信号入力部41にA/D変換部を設ける必要はない。
【0014】区間判別部42では、入力音声信号の近傍
の波形の類似度に基づいて、入力音声を分類し、分類結
果を信号処理部43に送る。入力音声信号は、音声区間
と非音声区間とからなる。音声区間には、母音区間、子
音区間および母音から子音または子音から母音の遷移区
間がある。非音声区間には、定常雑音区間および非定常
雑音区間からなる雑音区間と、無音区間とがある。
【0015】母音区間においては、音声信号波形は周期
性のある波形となるため、近傍の波形の類似度は大きく
なる。子音区間においては、音声信号波形は白色雑音に
近い波形となるため、近傍の波形の類似度は小さくな
る。また、子音から母音への遷移期間および母音から子
音への遷移期間においては、近傍の波形の類似度は母音
区間の場合の類似度と子音区間の場合の類似度との中間
となる。
【0016】定常雑音区間においては、音声信号波形は
周期性のある波形となるため、近傍の波形の類似度は大
きくなるが、その継続時間が母音区間に比べて長くな
る。非定常雑音区間においては、近傍の波形の類似度は
小さくなるが、その継続時間が子音区間に比べて長くな
る。
【0017】波形類似度算出部61は、まず、近傍の波
形の類似度を算出し、類似度を大、中、小の3段階に分
類する。継続長算出部62では、判定された類似度の状
態の継続時間が算出される。区間分類部63は、波形類
似度算出部61による分類結果および継続長算出部62
によって算出された継続時間に基づいて、入力音声信号
を、定常雑音区間、非定常雑音区間、母音区間、遷移区
間、子音区間に分類し、その分類結果を信号処理部43
に送る。
【0018】つまり、類似度が中の場合には、当該入力
音声信号は、遷移区間であると判定する。類似度が大で
ありかつその状態の継続時間が所定時間以内であれば、
当該入力音声信号は、母音区間であると判定する。類似
度が大でありかつその状態の継続時間が所定時間より長
いときには、当該入力音声信号は、定常雑音区間である
と判定する。類似度が小でありかつその状態の継続時間
が所定時間以内であれば、当該入力音声信号は、子音区
間であると判定する。類似度が小でありかつその状態の
継続時間が所定時間より長いときには、当該入力音声信
号は、非定常雑音区間であると判定する。
【0019】近傍の波形の類似度の算出方法としては、
次のような方法が用いられる。
【0020】(1)波形間の振幅の差分または差分の2
乗を算出する方法 この場合には、差分量が大きいほど類似度は小さくな
る。
【0021】(2)波形間の振幅の差分の平均値または
平均値の2乗を算出する方法 この場合には、差分の平均値が大きいほど類似度は小さ
くなる。
【0022】(3)波形間の相互相関値を算出する方法 この場合には、相互相関値が大きいほど類似度は大きく
なる。信号波形x(t)と、信号波形y(t)との間の
相互相関関数R(τ)は、たとえば、次の数式1に基づ
いて算出される。
【0023】
【数1】
【0024】(4)周波数分析によって波形間のスペク
トルの差分値または差分値の2乗を算出する方法。この
場合には、差分量が大きいほど類似度は小さくなる。
【0025】(5)周波数分析によって信号のエネルギ
ー(パワー)の波形間の差分値または差分値の2乗を算
出する方法。この場合には、差分量が大きいほど類似度
は小さくなる。
【0026】信号処理部43では、次のような処理が行
なわれる。
【0027】(A)まず、話速変換装置がVTR等の再
生装置に用いられており、高速で再生された音声の話速
を遅くする場合について説明する。
【0028】(1)区間判別部42によって定常雑音区
間または非定常雑音区間であると判定された入力音声信
号は削除部52によって削除される。
【0029】(2)区間判別部42によって遷移区間で
あると判定された入力音声信号は、時間軸圧縮伸長部5
1によって、再生速度倍率nによって決められた基準圧
縮率αで圧縮処理される。基準圧縮率αoは、再生速度
倍率をnとして1/n以上に設定される。VTRの2倍
速再生時に、入力音声信号を圧縮率1/2で圧縮した場
合には、2ピッチ周期が1ピッチ周期に間引かれ、出力
音声は標準音声速度の2倍となる。ただし、音程は元の
ままとなる。
【0030】再生速度が2倍速である場合には、基準圧
縮率αoは、1/2以上の値、たとえば、2/3に設定
される。つまり、3ピッチ周期が2ピッチ周期に間引か
れる。この場合には、出力音声速度は、標準音声速度の
3/2倍となる。ただし、音程は元のままとなる。
【0031】(3)区間判別部42によって母音区間で
あると判定された入力音声信号は、時間軸圧縮伸長部5
1によって、基準圧縮率αoより小さい圧縮率αsで圧
縮処理される。つまり、母音区間と判定された入力音声
は、遷移区間と判定された入力音声に比べて、圧縮の度
合いが大きくされる。したがって、母音区間と判定され
た入力音声に対する出力音声速度は、遷移区間と判定さ
れた入力音声に対する出力音声に比べて速くなる。
【0032】(4)区間判別部42によって子音区間で
あると判定された入力音声信号は、時間軸圧縮伸長部5
1によって、基準圧縮率αoより大きい圧縮率αsで圧
縮処理される。つまり、子音区間と判定された入力音声
は、遷移区間と判定された入力音声に比べて、圧縮の度
合いが小さくされる。したがって、子音区間と判定され
た入力音声に対する出力音声速度は、遷移区間と判定さ
れた入力音声に対する出力音声に比べて遅くなる。
【0033】(B) 話速変換装置が聴覚補助装置に用
いられており、標準速度で再生された音声の話速を遅く
させる場合について説明する。
【0034】(1)区間判別部42によって定常雑音区
間または非定常雑音区間であると判定された入力音声信
号は削除部52によって削除される。
【0035】(2)区間判別部42によって遷移区間で
あると判定された入力音声信号は、時間軸圧縮伸長部5
1によって、基準伸長率βoで伸長処理される。基準伸
長率βoは、たとえば、3/2に設定される。つまり、
2ピッチ周期が3ピッチ周期に伸長される。この場合に
は、出力音声速度は、標準音声速度の2/3倍となる。
【0036】(3)区間判別部42によって母音区間で
あると判定された入力音声信号は、時間軸圧縮伸長部5
1によって、基準伸長率βoより大きい伸長率β1で伸
長処理される。β1は、たとえば、2/1に設定され
る。つまり、1ピッチ周期が2ピッチ周期に伸長され、
この場合の出力音声速度は、標準音声速度の1/2倍と
なる。つまり、母音区間と判定された入力音声は、遷移
区間と判定された入力音声に比べて、伸長の度合いが大
きくされる。したがって、母音区間と判定された入力音
声に対する出力音声速度は、遷移区間と判定された入力
音声に対する出力音声に比べて遅くなる。
【0037】(4)区間判別部42によって子音区間で
あると判定された入力音声は、時間軸圧縮伸長部51に
よって、基準伸長率βoより小さい伸長率β2で伸長処
理される。つまり、子音区間と判定された入力音声は、
遷移区間と判定された入力音声に比べて、伸長の度合い
が小さくされる。したがって、子音区間と判定された入
力音声に対する出力音声速度は、遷移区間と判定された
入力音声に対する出力音声に比べて速くなる。
【0038】以上、VTR等の高速再生と聴覚補助装置
の例について説明した。上記実施の形態では、分類した
母音区間内、子音区間内および母音区間と子音区間との
間の遷移区間内では、圧縮・伸長の度合いは一定とし
た。しかし、該母音区間内、子音区間内または母音区間
と子音区間との間の遷移区間内において、該区間内の波
形の類似度に基づいて圧縮・伸長の度合いを変更しても
よい。
【0039】すなわち、VTR等の高速再生時には、該
区間内で算出された波形の類似度が大きければ、圧縮の
度合いを大きくし、類似度が小さければ圧縮の度合いを
小さくする。聴覚補助用途では、該区間内で算出された
類似度が大きければ、伸長の度合いを大きくし、類似度
が小さければ伸長の度合いを小さくする。
【0040】時間軸圧縮伸長部51で用いられる時間軸
圧縮伸長法としては、たとえば、ポインタ移動制御によ
る重複加算法(Pointer Interval Control Overlap and
Add: PICOLA)、TDHS(Time Domain Harmonic Scaling)
法等がある。
【0041】PICOLAを用いて、入力信号(時間軸
圧縮伸長部51への入力音声データ)を圧縮率2/3で
圧縮する方法について、図2を用いて簡単に説明する。
まず、入力信号からピッチ周期が抽出される。抽出され
たピッチ周期をTpとする。波形Aに対しては、1から
0へ直線的に向かう重み(重み関数K1)がつけられ
て、波形A’が作成される。波形Bに対しては0から1
に向かう重み(重み関数K2)がつけられて、波形B’
が作成される。
【0042】そして、これらの波形A’およびB’が加
え合わされ、長さTpの波形A’*B’が作成される。
これらの重みは、波形A’*B’の前後の接続点での連
続性を保つためにつけられている。次に、ポインタが、
圧縮率に基づいて決定される長さである3Tp分だけ移
動され、同様な操作が行われる。これにより、3つの波
形A、B、Cから2つの波形A’*B’とCとが得られ
る。このようにして、3ピッチ周期分の信号が、2ピッ
チ周期分の信号に圧縮される。
【0043】信号処理部43の出力は、音声メモリ44
に一旦蓄積された後、音声信号出力部46に送られて出
力される。音声信号出力部46は、D/A変換部を備え
ている。音声メモリ44から音声信号出力部46に送ら
れてきたディジタル信号は、アナログ信号に変換されて
音声信号出力部46から出力される。この実施例では、
話速変換装置から音声信号をアナログ信号として出力す
る場合を示したが、話速変換装置から音声信号をディジ
タル信号として出力するようにしてもよい。この場合に
は、音声信号出力部46にD/A変換部を設ける必要は
ない。
【0044】なお、話速変換装置の入出力信号が共にア
ナログ信号である場合には、音声信号出力部46内のD
/A変換部のサンプリング周波数は、標準サンプリング
周波数fSOに設定され、音声信号入力部41内のA/D
変換部のサンプリング周波数は、再生速度倍率をnとす
ると、n・fSOに設定される。したがって、高速再生時
においても、出力音声の音程は元の音程となる。
【0045】また、話速変換装置の入出力信号が共にデ
ィジタル信号である場合には、再生速度倍率をnとする
と、音声信号出力部46から出力されるデータの出力速
度に対して、音声信号入力部41に入力されるデータの
入力速度は、n倍となるように設定される。したがっ
て、高速再生時においても、出力音声の音程は元の音程
となる。
【0046】なお、非音声区間内に無音区間が存在する
か否かを判別するようにしてもよい。そして、継続長が
所定長以上の無音区間の音声信号を削除するようにして
もよい。このようにすると、音声メモリの蓄積量の増加
が抑えられ、メモリのオーバーフローを低減できるとい
う利点がある。
【0047】無音区間であるか否かの判定は、音声信号
入力部41からの所定数の音声データのパワー平均が所
与のしきい値より小さいか否かによって行われる。つま
り、パワー平均が所与のしきい値より小さければ、無音
区間と判定される。
【0048】より具体的に説明すると、音声信号入力部
41からの所定数の音声データの平均パワー値Pが計算
される。この平均パワー値Pは、サンプリングされた所
定数の各音声データの振幅をi0 ,i1 ,…iN -1(N
は所定数の音声データ数)とすると、次の数式2によっ
て算出される。
【0049】
【数2】
【0050】なお、継続長が所定長未満の無音区間は、
類似度を計算した後、話速変換してもよいし、ある決め
られた圧縮伸長率で話速変換してもよい。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、劣化の少ない出力音
声が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】話速変換装置の概略構成を示す構成図である。
【図2】PICOLAを用いた時間軸圧縮伸長法を説明
するための模式図である。
【符号の説明】
41 音声信号入力部 42 区間判別部 43 信号処理部 44 音声メモリ 46 音声信号出力部 51 時間軸圧縮伸長部 52 削除部 61 波形類似度算出部 62 継続長算出部 63 区間分類部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声信号を時間軸圧縮伸長処理する
    ための時間軸圧縮伸長手段を含む話速変換手段、 入力音声信号の近傍の波形の類似度を算出する類似度算
    出手段、および算出された類似度に基づいて話速変換手
    段を制御する制御手段、 を備えていることを特徴とする話速変換装置。
  2. 【請求項2】 制御手段は、波形の類似度が小さい入力
    音声信号ほど、時間軸圧縮伸長手段による圧縮の度合い
    または伸長の度合いが小さくなるように、話速変換手段
    を制御するものである請求項1に記載の話速変換装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、波形の類似度が大きい入力
    音声信号ほど、時間軸圧縮伸長手段による圧縮の度合い
    または伸長の度合いが大きくなるように、話速変換手段
    を制御するものである請求項1に記載の話速変換装置。
  4. 【請求項4】 制御手段は、算出された類似度に基づい
    て、入力音声信号を、母音区間、子音区間、母音区間と
    子音区間との間の遷移区間および雑音区間に分類し、母
    音区間の入力音声に対しては圧縮または伸長の度合いを
    大きくして圧縮伸長処理を行なうように、子音区間の入
    力音声に対しては圧縮または伸長の度合いを小さくして
    圧縮伸長処理を行なうように、遷移区間の入力音声に対
    しては時間軸圧縮伸長手段による圧縮または伸長の度合
    いを中程度にして圧縮伸長処理を行なうように、雑音区
    間の入力音声に対しては削除するように、話速変換手段
    を制御するものである請求項1に記載の話速変換装置。
  5. 【請求項5】 制御手段は、算出された類似度に基づい
    て、入力音声信号を、母音区間、子音区間、母音区間と
    子音区間との間の遷移区間に分類し、分類した母音区間
    内、子音区間内、または母音区間と子音区間との間の遷
    移区間内において、類似度が大きいときは該区間の圧縮
    または伸長の度合いが大きくなるように、類似度が小さ
    いときは、該区間の圧縮または伸長の度合いが小さくな
    るように、話速変換手段を制御するものである請求項1
    に記載の話速変換装置。
  6. 【請求項6】 入力音声信号が無音区間の音声であるか
    否かを判別する判別手段、および継続長が所定以上の無
    音区間の音声信号を削除する手段を備えている請求項
    1、2、3、4および5のいずれかに記載の話速変換装
    置。
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