JPH09152294A - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JPH09152294A
JPH09152294A JP7335948A JP33594895A JPH09152294A JP H09152294 A JPH09152294 A JP H09152294A JP 7335948 A JP7335948 A JP 7335948A JP 33594895 A JP33594895 A JP 33594895A JP H09152294 A JPH09152294 A JP H09152294A
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tank
heat exchanger
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tube element
tube elements
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Kunihiko Nishishita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片側にのみタンクが設けられ、チューブエレ
メントをフィンを介して複数段に積層してなる積層型熱
交換器において、異なるタイプのチューブエレメントを
組付ける場合に、チューブエレメントの種類が多い場合
でも誤組付を少なくし、目視ないしは検出装置による誤
判定を少なくする。 【解決手段】 チューブエレメントを構成する成形プレ
ートの反タンク側の端部にフィン側へ突出するフランジ
部38を設け、各チューブエレメント間で対向するフラ
ンジ部38を隙間を開けて対峙させる。各フランジ部3
8に切欠き39a,39b,39dを形成し、異なるタ
イプの成形プレートで切欠きをコア本体の通風方向に沿
った巾方向にずらして形成する。フンラジ部38の任意
の箇所に任意の大きさで切欠き39a,39b,39d
を形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
や住設用空調装置等で用いられる積層型熱交換器、より
具体的には、内部に折り返し通路が形成されたチューブ
エレメントをフィンを介して複数段に積層し、片側にの
みタンクが設けられている積層型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】多数のチューブエレメントを積層して構
成され、各チューブエレメントを流れる熱交換媒体を分
配、集合するためのタンクが片側に設けられている所謂
片タンク型熱交換器としては、例えば、特開平3−28
6997号公報に示されるものが公知である。これは、
一端に形成された一対のタンク構成部とこの一対のタン
ク構成部を連通する折り返し通路部とが形成されたチュ
ーブエレメントをタンク構成部を突き合わせて多数積層
し、チューブエレメント間に形成される通風路にフィン
を介在させるようにしたもので、タンク構成部に連通孔
が形成されている第1チューブエレメントとタンク構成
部に連通孔が形成されずに閉鎖されている第2チューブ
エレメントとを組み合わせ、流入された熱交換媒体をチ
ューブエレメントを複数回通過させた後に流出するよう
にしている。
【0003】特にこの積層型熱交換器にあっては、反タ
ンク側にフィン側へ折り曲げられたフランジ部が形成さ
れ、このフランジ部にドレン排出孔を形成し、タンプの
異なるチューブエレメント(第1チューブエレメントと
第2チューブエレメントと)でドレン排出孔の数を異な
らせ、これにより、チューブエレメントの組付け順序が
正しいか否かを目視によって、あるいは検出装置によっ
て容易に把握することができるようにした点が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のエバポレータに
あっては、チューブエレメントの識別マークがドレン排
出孔で代用されるものであるが、ドレン排出孔は水はけ
を確保するために大きくするか複数箇所に形成すること
が望ましく、前記公報の構成例では各フランジ部に少な
くとも3つのドレン排出孔を共通に形成する構成となっ
ている。このため、第1チューブエレメントと第2チュ
ーブエレメントとを区別するには、共通に形成されたド
レン排出孔の形成箇所を除くフランジ部の残余部分に新
たなドレン排出孔を追加することで対応するようにして
いるが、残余部分を利用して識別用の孔を形成しなけれ
ばならないので、上述のようにチューブエレメントが2
種類であればよいが、種類が多くなれば識別する孔を追
加するにもスペース的に困難となる。
【0005】また、孔の数が多い場合には、目視による
識別にも誤りが生じやすく、検出装置を用いたとして
も、特に前記公報に開示されているプランジャピン方式
の場合には誤判定が起こりやすい。
【0006】そこで、この発明においては、異なるタイ
プのチューブエレメントを組付ける場合に、チューブエ
レメントの種類が多い場合でも目視ないしは検出装置に
よる誤判定を少なくし、また、誤組付の恐れを少なくす
ることができる積層型熱交換器を提供することを課題と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願人は、次期型熱交
換器を開発する過程で、図1や図8で示す2種類の熱交
換器を出来るかぎり共通の部品を用いつつ作成する場合
に、積層途中のチューブエレメントにあっては、該チュ
ーブエレメントを構成する成形プレートとして数種類用
意しなければならないこと、熱交換器の反タンク側には
組付段階でのフィンの脱落を防止するフランジ部が成形
プレートの端部からフィン側へ突設し、互いに対向する
フランジ部が所定の隙間を残して接触しないように対峙
されており、仮に反タンク側を下方にした場合であって
も、かかる隙間によって排水性が保たれ、しかもフラン
ジ部全体を利用して識別マークを施すことができること
等の点に着目し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本願発明にかかる積層型熱交換器
は、2枚の成形プレートを対面接合してチューブエレメ
ントを形成し、このチューブエレメントを複数段に積層
すると共にチューブエレメント間にフィンを介在させて
コア本体を構成し、前記チューブエレメントの内部に折
り返し通路を設けてこの折り返し通路の両端部を前記コ
ア本体の一端側に設けられたタンクと連通し、前記コア
本体の他端側に前記成形プレートからフィン側へ突出す
るフランジ部を設け、各チューブエレメント間で対向す
るフランジ部を隙間を開けて対峙させると共にこのフラ
ンジ部に切欠きを形成し、異なるタイプの成形プレート
で前記切欠きを前記コア本体の通風方向に沿った巾方向
にずらして形成したことを特徴としている(請求項
1)。
【0009】ここで、コア本体の一端側に設けられるタ
ンクは、チューブエレメントと一体のものであっても、
別体の部材で構成されるものであってもよく、チューブ
エレメントと一体に形成する場合には、各チューブエレ
メントの一端部にタンク構成部を形成し、隣合うチュー
ブエレメントをタンク構成部を突き合わせてこの部分で
適宜連通する構成とすればよい。
【0010】また、積層型熱交換器としては、積層方向
の最端部のプレートに熱交換媒体の流出入口が形成され
るタイプのものであっても、積層途中において流出入口
が通風方向(積層方向と直角方向)に突出開口するタイ
プのものであってもよい。
【0011】さらに、成形プレートのフランジ部に形成
される切欠きは、異なるタイプの成形プレートで通風方
向巾を異ならせる等によって大きさを異ならせるように
してもよい(請求項2)。
【0012】したがって、コア本体の反タンク側に設け
られるフランジ部は、所定の隙間を開けて対峙されてい
るので、フランジ部自体に孔を設ける等によって排水性
を確保する必要がなく、種類の異なる成形プレートを識
別するためにフランジ部の任意の位置に任意の大きさの
切欠きを形成することができ、多くの種類の成形プレー
トを識別するのに対応できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
【0014】図1及び図2において、車両用空調装置等
に用いられる積層型熱交換器1が示され、積層型熱交換
器1は、フィン2とチューブエレメント3とを交互に複
数段に積層してコア本体を形成し、チューブエレメント
3の積層方向の一端側に冷媒の流入口4及び流出口5が
設けられている例えば4パス方式のものであり、チュー
ブエレメント3は、コア本体の積層方向両端部のチュー
ブエレメント3a,3b、後述する拡大タンク構成部を
有するチューブエレメント3c、ほぼ中央のチューブエ
レメント3dを除いて図3に示す成形プレート6を2枚
対面接合して構成されている。
【0015】成形プレート6は、ろう材が両面にクラッ
ドされたアルミニウムを主原料とするアルミニウム合金
をプレス加工して形成されているもので、一端部に碗状
の2つのタンク形成用膨出部8,8が形成されていると
共に、これに続いて通路形成用膨出部9が形成されてお
り、タンク形成用膨出部間には後述する連通パイプ35
を取り付けるための凹部10が形成されている。また、
各タンク形成用膨出部8には連通孔20が形成され、通
路形成用膨出部9には、所定の規則性をもって配列され
たビード7と、2つのタンク形成用膨出部8,8の間か
ら成形プレート6の他端近傍まで延びる隔壁11が形成
されている。
【0016】タンク形成用膨出部8は通路形成用膨出部
9より積層方向に大きく膨出形成され、また、隔壁11
は成形プレート周縁の接合代12と同一面上になるよう
形成されており、2つの成形プレート6がその周縁で接
合されると互いの隔壁11も接合され、対向するタンク
形成用膨出部8によって一対のタンク構成部13、13
が形成されると共に、対向する通路形成用膨出部9によ
って、タンク構成部間を結ぶ折り返し通路14が形成さ
れている。
【0017】積層方向両端のチューブエレメント3a,
3bは、図3の成形プレート6に平板状のプレート1
5、16(図1参照)を接合して構成され、チューブエ
レメント3bの平板状プレート16には、さらにエンド
プレート17が接合されている。また、チューブエレメ
ント3c(チューブエレメント3bから5段目のチュー
ブエレメント)は、図4に示されるように、一方のタン
ク形成用膨出部8aが他方のタンク形成用膨出部8に近
づくように拡大された成形プレート18と、図5に示さ
れるように、成形プレート18とほぼ対称的に形成され
た成形プレート19とを対面接合して構成され、したが
って、チューブエレメント3cには、他のチューブエレ
メント3に形成されるタンク構成部と同じ大きさのタン
ク構成部13と、凹部を埋めるように拡大されたタンク
構成部13aとが形成されている。このチューブエレメ
ント3cにあっても、各タンク形成用膨出部には連通孔
20が形成されており、図4で示す一方の成形プレート
18には、拡大されたタンク形成用膨出部8aに連通パ
イプ35を接続する接続孔21が形成され、他方の成形
プレート19には、前記接続孔21と対峙する部分に熱
交換媒体から受ける力を緩和する湾曲部22が形成され
ている。
【0018】さらに、チューブエレメント3dは、図3
の成形プレート6に図6又は図7で示されるような連通
孔が形成されていないタンク形成用膨出部8bを備えた
成形プレート23、24を対面接合して構成され、一方
のタンク構成部13bをタンク形成用膨出部8bで閉塞
して盲タンク構成部13bとすると共に、図7の成形プ
レートを用いた場合には他方のタンク構成部13に連通
孔20の径を小さくした絞り25が形成されている。
【0019】そして、積層型熱交換器1は、図1及び図
2に示すように、隣合うチューブエレメント3、3a、
3b、3c、3dがタンク構成部13、13a、13b
で突き合わされ、この突き合わされた一連のタンク構成
部により積層方向(通風方向に対して直交する方向)に
第1及び第2の2つのタンク27、28が構成されてお
り、拡大されたタンク構成部13aを含む第1のタンク
27は、積層方向のほぼ中央に位置するチューブエレメ
ント3dの盲タンク構成部13bを除いてタンク形成用
膨出部に形成された連通孔20を介して各タンク構成部
が連通されている。
【0020】即ち、盲タンク構成部13bによって第1
のタンク27は、拡大されたタンク構成部13aを含む
第1タンクブロックαと、流出口5と連通する第2タン
クブロックβとに区画されている。また、第2のタンク
28は,仕切られることなく連通孔20を介して全タン
ク構成部が連通されており、第3タンクブロックγを構
成している。
【0021】積層方向の一端には、図1及び図2に示さ
れるように、平板状のプレート15に分配プレート29
が接合され、この分配プレート29には、第1及び第2
の2つの張出し部30、31がプレス加工等によって膨
出形成され、第1張出し部30の一方の端部に流入口4
が、第2張出し部31の同じ側の端部には流出口5がそ
れぞれ形成されている。そして、この分配プレート29
をプレート15に接合することでこれらプレート間に流
入口4に通じる流入通路32と流出口5に通じる流出通
路33とが形成され、流入通路32には、前記接続孔2
1に一端が接続される連通パイプ35の他端がプレート
15を介して接続開口され、流出通路24は第2タンク
ブロックβと平プレート15を介して連通している。そ
して、流入口4及び流出口5には、図示しない膨張弁を
固定するための継手36が接合されている。
【0022】従って、流入口4から流入された冷媒は、
流入通路32、連通パイプ35を通って拡大されたタン
ク構成部13aに入り、第1タンクブロックα全体に分
散され、この第1タンクブロックαに対応するチューブ
エレメントの折り返し通路14を隔壁11に沿って流れ
る(第1パス)。そして、隔壁11の上方をUターンし
て下降し(第2パス)、反対側のタンク(第3タンクブ
ロックγ)に至る。その後、第3タンクブロックγを構
成する残りのチューブエレメントに平行移動し、その残
りのチューブエレメントの折り返し通路14を隔壁11
に沿って流れる(第3パス)。そして、隔壁11の上方
をUターンして下降し(第4パス)、第2タンクブロッ
クβを構成するタンク構成部に導かれ、しかる後に流出
通路33を通って流出口5から流出する。このため、冷
媒の熱は、第1パス〜第4パスを構成する折り返し通路
14を流れる過程において、フィン2に伝達され、フィ
ン間を通過する空気と熱交換される。
【0023】図8に片タンク型熱交換器の他のタイプが
示され、この熱交換器は、図8に示されるように、盲タ
ンク構成部13bによって画成された第1のタンク27
の各々の領域(前記第1タンクブロックαと第2タンク
ブロックβに相当)において、所定位置に配されたチュ
ーブエレメント3e、3eのタンク構成部13を通風方
向(積層方向と直角方向)へ突出開口して流入口4と流
出口5を構成し、前記分配プレート、連通パイプ、拡大
タンク構成部を有しない構成としてもよい。
【0024】チューブエレメント3eは、図9に示され
る成形プレート37と、この成形プレート37と対称的
に形成された成形プレートとを対面接合して構成され、
各々の成形プレートは、一方のタンク形成用膨出部8c
が他方のタンク形成用膨出部8から遠ざかるように突出
開放され、各タンク形成用膨出部8、8aには連通孔2
0が形成されている。熱交換器の他の構成にあっては、
前記形態と基本的に同様であるので同一箇所に同一番号
を付して説明を省略する。
【0025】上述した2種類の積層型熱交換器におい
て、各成形プレートには、反タンク側の一端(図中の上
端)にフィン側へ折り曲げられたフランジ部38が一体
に形成されている。このフランジ部38は、チューブエ
レメント間で突き合わされることなく所定の隙間を開け
て対峙しており、ろう付前の組付状態でチューブエレメ
ント間に介在されるフィンの脱落を防止する機能を有す
ると共に、以下述べるように、誤組付を防止すると共に
組付後に所定のチューブエレメントが所定位置に組付け
られたか否かを判定するために利用される。
【0026】即ち、上述した2種類の積層型熱交換器の
うち、図1及び図2で示す前者の積層型熱交換器にあっ
ては、両端部を除いて積層途中のチューブエレメントが
図3〜図5の成形プレートと図6又は図7の一方の成形
プレートとを組み合わせて構成され、図8で示す後者の
積層型熱交換器にあっては、両端部を除く積層途中が図
3、図6又は図7の一方、図9とその対称形の成形プレ
ートを組み合わせて構成され、両タイプの積層型熱交換
器で部品を共通化させるとしても合計7種類の成形プレ
ートが必要となる。
【0027】このうち、図4と図5の成形プレート、図
9とその対称形の成形プレートにあっては、拡大タンク
構成部を有するチューブエレメント又は流出入口を有す
るチューブエレメントを構成するために常に対をなす関
係にあり、他のチューブエレメントとの違いを識別する
上では図4と図5、図9とその対称形はそれぞれ同一タ
イプのプレートとして扱ってもよく、このため、各成形
プレートのフランジ部38には次のような識別マークが
施されている。
【0028】先ず、図3に示す最も標準的な成形プレー
ト6にあっては、同図(a)に示されるように、フラン
ジ部38の中央(隔壁11の延長線上)に所定巾Aの切
欠き39aが形成されており、図4及び図5の成形プレ
ート18、19にあっては、同図(a)に示されるよう
に、フランジ部38の中央から拡大されたタンク形成用
膨出部8a側へL1の距離だけ寄った部位に所定巾Aの
切欠き39bが形成されている。また、図6の成形プレ
ート23にあっては、同図(a)に示されるように、フ
ランジ部38の中央からタンク形成用膨出部8b側へL
2(L2>L1)の距離だけ寄った部位にAよりも大き
い所定巾Bの切欠き39cが形成されており、図7の成
形プレート24にあっては、同図(a)に示されるよう
に、フランジ部38の中央から絞り25側へL2の距離
だけ寄った部位に所定巾Bの切欠き39dが形成され、
図9の成形プレート37とその対称形の成形プレートに
あっては、同図(a)に示されるように、フランジ部3
8の中央からタンク形成用膨出部8cと反対側へL1の
距離だけ寄った部位に所定巾Aの切欠き39eが形成さ
れている。
【0029】従って、上述のチューブエレメント(成形
プレート)を積層した図1や図8に示される積層型熱交
換器は、フランジ部38を下方して用いる場合には、凝
縮水がフランジ部とフランジ部との間の隙間から滴下さ
れるので排水性もよく、異なるタイプのチューブエレメ
ント(成形プレート)には、コア本体の通風方向に沿っ
た巾方向で異なる位置に切欠き39a〜39eが形成さ
れているので、組付けられた熱交換器をフランジ側から
見ると、図1の熱交換器にあっては図10のようにな
り、また、図8の熱交換器にあっては図11のようにな
り、異なるタイプの成形プレートを切欠き39a〜39
eのずれをもって容易に識別することができる。
【0030】したがって、成形プレートの組付順序を間
違えれば、決められた積層位置に決められた成形プレー
トが配置されないので、切欠きの配列パターンが図10
や図11で示すようにはならず、目視によっても困難な
く配列パターンに違いを認識することができ、特に検出
装置によって配列パターンを判定すれば、極めて高い精
度で配列の適否を検査することができる。
【0031】ここで、検査方法としては、機械的な手法
であっても画像処理による手法であってもよく、機械的
な手法による場合には、図12に示されるように、可動
ブロック41に切欠きにフィットする突起40を所定の
配列パターンで設けておき、熱交換器のフランジ部側の
端面にこの可動ブロック41を矢視方向に所定量動か
し、全ての突起40が各フランジ部38の切欠きにフィ
ットすれば正確な配列で熱交換器が組付けられていると
判定する。また、一か所でも突起40が切欠きにフィッ
トしない場合には、突起40がフランジ部38に当たっ
て可動ブロック41の前進が妨げられるため、この場合
には可動ブロック41の支持部42に設けられたバネ4
3が押し戻される構成としておき、この押し戻された状
態を認識するセンサ若しくはスイッチを介してアラーム
を鳴らし、これにより成形プレートが誤組付けされてい
ると判定するようにしてもよい。
【0032】また、画像処理による検出にあっては、例
えば、図13に示されるように、チューブエレメント間
に通風方向にそって光を照射し、フランジ部38の隙間
や切欠き(39a等)から漏れる光をCCDカメラで検
出し、この透過光によるパターンを予め記憶された所定
のパターンと比較して正確な配列であるか否かを判定す
るようにしてもよい。
【0033】いずれの手法にしろ、上述の熱交換器にあ
っては、各フランジ部に一箇所しか切欠きが形成されて
いないので、検出装置による場合はもとより目視による
場合であっても誤判定の恐れを少なくすることができ、
また、組付時にあっても、誤組付の恐れを少なくするこ
とができる。しかも、フランジ部38の任意の位置に任
意の大きさの切欠きを形成することができるので、多種
類の成形プレートが必要になる場合でも、それらを識別
する切欠きを形成するだけの十分なスペースがあり、異
種の成形プレート間で切欠きの位置や切欠きの巾を大き
く異ならせて容易に識別し得る状態とすることができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
反タンク側に形成された成形プレートのフランジ部に成
形プレートの種類によって位置や大きさの異なる切欠き
を形成するようにしたので、切欠きが所定の配列をなす
ように成形プレートを組付けていけば、決められた位置
に決められたチューブエレメントを組付けることができ
る。また、切欠きがフランジ部の任意の箇所に任意の大
きさで形成できることから、フランジ部のそれぞれに複
数の切欠きを設けなくても多種類の成形プレートを識別
することができ、このため、目視による識別が容易にな
ると共に識別装置によってチューブエレメントの配列を
検査する場合でも誤判定を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明にかかる積層型熱交換器の構
成例を示す正面図である。
【図2】図2(a)は、図1の積層型熱交換器を側方か
ら見た図であり、図2(b)は、図1の積層型熱交換器
を下方から見た図である。
【図3】図3は、図1の積層型熱交換器に用いられる標
準的な成形プレートを示す図であり、図3(a)は
(b)を上方から見た図、図3(b)は正面図である。
【図4】及び
【図5】図4及び図5は、図1の積層型熱交換器に用い
られる拡大されたタンク構成部を有するチューブエレメ
ントの成形プレートを示す図であり、それぞれの(a)
は(b)を上方から見た図、(b)は正面図である。
【図6】図6は、積層型熱交換器に用いられる盲タンク
構成部を有するチューブエレメントの成形プレートを示
す図であり、図6(a)は(b)を上方から見た図、図
6(b)は正面図である。
【図7】図7は、積層型熱交換器に用いられる盲タンク
構成部及び絞りを有するチューブエレメントの成形プレ
ートを示す図であり、図7(a)は(b)を上方から見
た図、図7(b)は正面図である。
【図8】図8は、積層型熱交換器の他の構成例を示し、
図8(a)はその正面図、図8(b)は(a)を下方か
ら見た図である。
【図9】図9は、図8の積層型熱交換器に用いられる流
出入口を有するチューブエレメントの成形プレートを示
す図であり、図9(a)は(b)を上方から見た図、図
9(b)は正面図である。
【図10】図10は、図1に示す積層型熱交換器を上方
から見た一部分を示す図である。
【図11】図11は、図8に示す積層型熱交換器を上方
から見た一部分を示す図である。
【図12】図12(a)及び図12(b)は、チューブ
エレメント(成形プレート)の配列を検査するための機
械的手法を説明する図である。
【図13】図13は、チューブエレメント(成形プレー
ト)の配列を検査するための画像処理による手法を説明
する図である。
【符号の説明】
1 積層型熱交換器 2 フィン 3,3a,3b,3c,3d,3e チューブエレメン
ト 6,18,19,23,24,37 成形プレート 38 フランジ部 39a,39b,39c,39d,39e 切欠き
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】特にこの積層型熱交換器にあっては、反タ
ンク側にフィン側へ折り曲げられたフランジ部が形成さ
れ、このフランジ部にドレン排出孔を形成し、タプの
異なるチューブエレメント(第1チューブエレメントと
第2チューブエレメントと)でドレン排出孔の数を異な
らせ、これにより、チューブエレメントの組付け順序が
正しいか否かを目視によって、あるいは検出装置によっ
て容易に把握することができるようにした点が開示され
ている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の成形プレートを対面接合してチュ
    ーブエレメントを形成し、このチューブエレメントを複
    数段に積層すると共にチューブエレメント間にフィンを
    介在させてコア本体を構成し、前記チューブエレメント
    の内部に折り返し通路を設けてこの折り返し通路の両端
    部を前記コア本体の一端側に設けられたタンクと連通
    し、前記コア本体の他端側に前記成形プレートからフィ
    ン側へ突出するフランジ部を設け、各チューブエレメン
    ト間で対向するフランジ部を隙間を開けて対峙させると
    共にこのフランジ部に切欠きを形成し、異なるタイプの
    成形プレートで前記切欠きを前記コア本体の通風方向に
    沿った巾方向にずらして形成したことを特徴とする積層
    型熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記フランジ部に形成される切欠きは、
    異なるタイプの成形プレートで大きさが異なっている請
    求項1記載の積層型熱交換器。
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