JPH0914932A - 管路測定装置及び管路測定方法 - Google Patents

管路測定装置及び管路測定方法

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JPH0914932A
JPH0914932A JP16340295A JP16340295A JPH0914932A JP H0914932 A JPH0914932 A JP H0914932A JP 16340295 A JP16340295 A JP 16340295A JP 16340295 A JP16340295 A JP 16340295A JP H0914932 A JPH0914932 A JP H0914932A
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JP16340295A
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Inventor
Ken Morita
謙 森田
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Raito Kogyo Co Ltd
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Raito Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】地中の管路の測定を可能にする管路測定装置の
改良と管路測定方法の改良とである。 【構成】第1のセンタライザ19と結合部11と一方の
端部が回転自在に結合部11に保持される第1の連結部
材12と、一方の端部が回転自在に結合部11に保持さ
れる第2の連結部材13と、前方を照光する第1の光線
15と、第1の光線15と平行に後方を照光する第2の
光線16とを有する第1の光源部1と、第2のセンタラ
イザ29と、第1の連結部材12の他端を回転自在に保
持する第1の端部21と、第1の光線15の照射点に対
応する信号を出力する第1の二次元受光センサー22と
を有する第1の受光部2と、第3のセンタライザ39
と、第2の連結部材13の他端を回転自在に保持する第
2の端部31と、第2の光線16の照射点に対応する信
号を出力する第2の二次元受光センサー31とを有する
第2の受光部3とを有する管路測定装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管路測定装置と管路測
定方法とに関する。特に、地中の管路の測定を可能にす
る改良に関する。
【0002】
【従来技術】従来は、地中の管の管路を測定するため
に、レーザー光を発し、任意の方向への直線距離lだけ
離隔した前方に設置されている二次元の受光センサーを
使用して受光し、二次元の受光センサー面における受光
点のxy座標を測定している。そして、距離lを順次離
隔させて測定し、得られたX座標値xiとY座標値yi
と直線距離liとレーザー光の方向とにより、地中の管
の管路としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
係る測定方法においては、管路が長くなって曲がりが大
きくなるとき、直進するレーザー光が二次元の受光セン
サーに照射されず、管路の測定をすることができなくな
る。
【0004】本発明の目的は、この問題を解消すること
にあり、曲がりのある管路においても管路を測定するこ
とのできる管路測定装置と管路測定方法とを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的の内、管路測
定装置については、次のいずれの手段によっても達成さ
れる。
【0006】第1の手段は、予め定められている断面空
間を有する橈み管(4)の中心軸上に中心軸を位置決め
する第1のセンタライザ(19)と、この第1のセンタ
ライザ(19)に支持される結合部(11)と、一方の
端部が回転自在に前記の結合部(11)に保持される第
1の連結部材(12)と、一方の端部が回転自在に前記
の結合部(11)に保持される第2の連結部材(13)
と、前記の結合部(11)に固定され前記の第1の連結
部材(12)の管内を通して前方を照光する第1の光線
(15)と、前記の結合部(11)に固定され前記の第
2の連結部材(13)の管内を通して前記の第1の光線
(15)と平行に後方を照光する第2の光線(16)と
を有する第1の光源部(1)と、前記の光源部(1)よ
り前方に位置し、前記の橈み管(4)の中心軸上に中心
を位置決めする第2のセンタライザ(29)と、この第
2のセンタライザ(29)に支持され、前記の第1の連
結部材(12)の他端を回転自在に保持する第1の端部
(21)と、前記の第1の連結部材(12)の他端に固
定され、前記の第1の光線(15)が照射する点の座標
(x1,y1)に対応する信号を出力する第1の二次元
受光センサー(22)とを有する第1の受光部(2)
と、前記の光源部(1)より後方に位置し、前記の橈み
管(4)の中心軸上に中心を位置決めする第3のセンタ
ライザ(39)と、この第3のセンタライザ(39)に
支持され、前記の第2の連結部材(13)の他端を回転
自在に保持する第2の端部(31)と、前記の第2の連
結部材(13)の他端に固定され、前記の第2の光線
(16)が照射する点の座標(x2,y2)に対応する
信号を出力する第2の二次元受光センサー(32)とを
有する第2の受光部(3)とを有する管路測定装置であ
る。
【0007】第2の手段は、地中掘削ロッド(8)の先
端部(81)に固定される結合部(11)と、一方の端
部が回転自在に前記の結合部(11)に保持される第1
の連結部材(12)と、一方の端部が回転自在に前記の
結合部(11)に保持される第2の連結部材(13)
と、前記の結合部(11)に固定され、前記の第1の連
結部材(12)の管内を通して前方を照光する第1の光
線(15)と、前記の第2の連結部材(13)の管内を
通して前記の第1の光線(15)と平行に後方を照光す
る第2の光線(16)とを有する光源部(1)と、前記
の光源部(1)より前方に位置し、前記の地中掘削ロッ
ド(8)に固定され、前記の第1の連結部材(12)の
他端を回転自在に保持する第1の端部(21)と、前記
の第1の連結部材(12)の他端に固定され、前記の第
1の光線(15)が照射する点の座標(x1,y1)に
対応する信号を出力する第1の二次元受光センサー(2
2)とを有する第1の受光部(2)と、前記の光源部
(1)より後方に位置し、前記の地中掘削ロッド(8)
に固定され、前記の第2の連結部材(13)の他端を回
転自在に保持する第2の端部(31)と、前記の第2の
連結部材(13)の他端に固定され、前記の第2の光線
(16)が照射する点の座標(x2,y2)に対応する
信号を出力する第2の二次元受光センサー(32)とを
有する第2の受光部(3)とを有する管路測定装置であ
る。
【0008】そして、上記の目的の内、管路測定方法に
ついては、次のいずれの手段によっても達成される。
【0009】第1の手段は、前記の結合部(11)の中
心から前記の第1の二次元受光センサー(22)または
前記の第2の二次元受光センサー(32)までの距離は
共に(L)とされている第1の手段の管路測定装置を使
用することゝし、前記の橈み管(4)の開口端(41)
から予め定められた距離入った前記の橈み管(4)の中
心(点A1)の固定座標系における座標と、この(点A
1)から距離(L)入った前記橈み管(4)の中心(点
A2)の固定座標系における座標とを測定し、前記の第
2の二次元受光センサー(32)が(点A1)に来るよ
うに、また、前記の結合部(11)の中心が(点A2)
に来るように、それぞれ設置し、前記の管路測定装置を
使用して、前記の第1の二次元受光センサー(22)が
出力する座標(x1,y1)と前記の第2の二次元受光
センサー(32)が出力する座標(x2,y2)とを計
測し、得られた座標(x1,y1)と座標(x2,y
2)と、すでに得た(点A1)の前記の固定座標系にお
ける座標と(点A2)の前記の固定座標系における座標
とを利用し、第1の二次元受光センサー(22)が位置
する(点A3)の前記の固定座標系における座標を演算
し、以下、前記の管路測定装置を前記橈み管(4)内
を、前記の管路測定装置を回転させることなく、管路長
方向に距離(L)づつ順次歩進させながら、前記の管路
測定装置を使用して歩進の都度計測し、第1の二次元受
光センサー(22)が順次位置する(点A4)、(点A
5)、(点A6)等のそれぞれの固定座標系における座
標を演算する管路測定方法である。
【0010】第2の手段は、前記の結合部(11)の中
心から前記の第1の二次元受光センサー(22)または
前記の第2の二次元受光センサー(32)までの距離は
共に(L)とされている第2の手段の管路測定装置を使
用することゝし、地中において土砂を掘削し、前記の地
中掘削ロッド(8)を回転させずに軸方向に牽引する地
中掘削ロボット(9)を、掘削開始時の予め定められて
いる位置において、前記の光源部(1)の固定座標系に
おける座標(A2)と前記の第2の二次元受光センサー
(32)の固定座標系における座標(A1)とを地上か
ら既存の測定装置を使用して測定し、同時に、前記の管
路測定装置を使用して、前記の第1の二次元受光センサ
ー(22)が出力する座標(x1,y1)と前記の第2
の二次元受光センサー(32)が出力する座標(x2,
y2)とを計測し、得られた座標(x1,y1)と座標
(x2,y2)とを、すでに得た(点A1)の固定座標
系における座標と(点A2)の固定座標系における座標
とを利用し、第1の二次元受光センサー(22)が位置
する(点A3)の固定座標系における座標を演算し、以
下、前記の地中掘削ロボット(9)が距離(L)づつ掘
削する毎に、前記の管路測定装置を使用して計測し、第
1の二次元受光センサー(22)が順次位置する(点A
4)、(点A5)、(点A6)等のそれぞれの座標を演
算する管路測定方法である。
【0011】
【作用】本発明に係る管路測定装置は、測定しようとす
る橈み管4に挿入して使用する管路測定装置と、地中掘
削ロボット9に牽引される地中掘削ロッド8に固定され
ている管路測定装置とがあり、光源部1と第1の受光部
2と第2の受光部3との支持または固定方法に差はある
が、管路測定の原理については同一である。
【0012】図3参照・図1併参照 図3は本発明に係る管路測定装置の光学系を説明する図
であり、図1は本発明の第1の実施例に係る管路測定装
置の断面図である。光源部1は前方を照光する第1の光
線15と第1の光線15と平行に後方を照光する第2の
光線16とを有し、第1の受光部2は第1の二次元受光
センサー22を有し、第2の受光部3は第2の二次元受
光センサー32を有している。点Oは結合部11の中心
点を示し、点Pは第1の受光部2の中心点を示し、点Q
は第2の受光部3の中心点を示している。点Rは第1の
連結部材12が結合部11に回転自在に保持されている
点を示し、点Sは第2の連結部材13が結合部11に回
転自在に保持されている点を示している。
【0013】測定する管路が曲がっていると、第1の光
線15は第1の二次元受光センサー22の座標(x1,
y1)を照射し、第2の光線16は第2の二次元受光セ
ンサー32の座標(x2,y2)を照射する。そして、
座標(x1,y1)と座標(x2,y2)とは、それぞ
れ、第1の二次元受光センサー22と第2の二次元受光
センサー32とから出力される。一方、距離OR、R
P、OS、SQはそれぞれ既知の値であるので、点Oと
点Qとの2点の固定座標値(XO O O )と(XQ
Q Q )とが既知であれば、座標(x1,y1)と座標
(x2,y2)と距離OR、RP、OS、SQとより、
点Pの固定座標値(XP P P )は容易に計算でき
る。なお、固定座標値は、任意の測定地点に対して固定
されている固定座標をもって測定した座標値である。
【0014】また、図3と図1とにおいて、第1の光線
15と第2の光線16とは、結合部11の中心点Oを通
る同一軸上の前方と後方とを照射しているが、同一軸上
になくとも平行でありさえすれば、原理的に変わる点は
ない。計算時に、第1の光線15と第2の光線16との
位置を示すパラメータを考慮に入れて計算すれば済むこ
とである。
【0015】光源部1と第1の受光部2と第2の受光部
3との支持または固定方法の差は、橈み管4にセンタラ
イザを使用して支持するか、地中掘削ロッド8に固定す
るかの、管路と光源部1、第1の受光部2、または、第
2の受光部3との相対位置関係を保持するための手段の
違いであり、各相対位置関係には違いがないから、いず
れであっても測定はできる。
【0016】次に、本発明に係る管路測定方法は、本発
明に係る管路測定装置を使用して、図3の点Oと点Qと
の間の距離づつ順次歩進させて、順次測定を繰り返す方
法である。
【0017】図3再参照・図4参照 図3は本発明に係る管路測定装置の光学系を説明する図
であり、図4は本発明に係る管路測定装置を、管路中を
歩進させて順次測定を実行する状態を示す概念図であ
る。
【0018】図において、4は管路であり、41はその
開口端であり固定座標の基準点である。A1は第1の測
定点であり、管路の開口端41から実測可能な任意の距
離管路中に入った点である。第1の測定点A1と管路の
開口端41とを離隔させた理由は、センタライザが厚さ
を有するからである。A2は第2の測定点であり、管路
の開口端41から実測可能であり、第1の測定点A1か
ら管路にそって距離Lだけ離れた点である。以下、点A
3、A4、・・・等はそれぞれ第3、第4、・・・等の
測定点であり、第2の測定点A2から、距離L、距離2
L、・・・等離れた点である。但し、管路の開口端41
から実測不可能であってもよい。
【0019】先ず、点Oと点Qとに対応する点A2の座
標(X2,Y2,Z2)と点A1の座標(X1,Y1,
Z1)とを測定し、これらの固定座標系の座標値と、本
発明に係る管路測定装置を使用して得られた座標(x
1,y1)と座標(x2,y2)とから点Pが位置する
点A3の固定座標系における座標(X3,Y3,Z3)
を演算する。
【0020】次に、点Oと点Qとを点A3と点A2とに
歩進させ、このときPが位置する点A4の座標(X4,
Y4,Z5)を演算して、以降、点A5、点A6と順次
固定座標系における座標を求める。
【0021】この間、管路測定装置を橈み管4に挿入し
て測定する方法(第1の手段)では、橈み管4内におい
て管路測定装置が回転しないようにし、地中掘削ロッド
8を地中掘削ロボット9により牽引して測定する方法
(第2の手段)では、地中掘削ロッドが回転しないよう
にして、いずれの方法にあっても、移動する座標系の正
確さを期している。
【0022】従来技術を使用した場合、管路が曲がって
いるため、点Qから光線を照射しても、点Pに置かれた
二次元受光センサーにおいて受光できず、そのため、管
路の測定ができない場合でも、本発明に係る管路測定装
置を使用すれば、管路の測定が可能であることが、図3
から判る。さらに、本発明に係る管路測定方法のよう
に、管路測定装置を移動させながら何回も測定を継続
し、次々と固定座標系における座標を求めていけば、曲
がりくねった管路であっても測定をすることができる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の1実施例に
係る管路測定装置ならびに管路測定方法についてさらに
詳細に説明する。
【0024】第1実施例(請求項1に対応) 図1参照 図1は本発明の第1実施例に係る管路測定装置の側面図
である。図1において1は光源部であり、2は第1の受
光部であり、3は第2の受光部であり、4は橈み管であ
り、19は第1のセンタライザであり、29は第2のセ
ンタライザであり、39は第3のセンタライザである。
光源部1には、結合部11と第1の連結部材12と第2
の連結部材13と第1のレーザー光源17と第2のレー
ザー光源18とがある。第1の受光部2には、第1の端
部21と第1の二次元受光センサー22とがあり、第2
の受光部3には、第2の端部31と第2の二次元受光セ
ンサー32とがある。二次元受光センサーとしては、C
CD(charge coupled device)やPSD(position sen
sor device)等が使用される。
【0025】結合部11は第1のセンタライザ19によ
り、橈み管4の中心軸上に結合部11の中心軸が来るよ
うに支持されている。すなわち、第1のセンタライザ1
9は、両端にローラーを有するセンタライザ軸の中央を
結合部11の中心において回転自在に支持されながら、
センタライザ軸が橈み管4と直交するように弾性体で押
圧されている。橈み管4の内径は第1のセンタライザ1
9の全長より短くされているから、第1のセンタライザ
19のローラーは橈み管4の内面に密着している。第1
のセンタライザ19は、2個が1組となり、前後に各1
組備えられている。2個1組の第1のセンタライザ19
は相互に直交するようにされているから、結合部11を
支持するセンタライザ軸の中央は、常に、橈み管4の中
心軸上に位置し、4個の第1のセンタライザ19によ
り、結合部11の中心軸は橈み管4の中心軸上に位置決
めされている。
【0026】第1の連結部材12と第2の連結部材13
とは、共に、円筒状をした金属製の剛体で製作されてい
て、それぞれの一端は結合部11の中心軸上にある点を
回転中心としてユニバーサルジョイント等を使用して回
転自在に保持されている。第1の連結部材12の他端
は、第1の端部21の中心軸上にある点を回転中心とし
てユニバーサルジョイント等を使用して回転自在に保持
されており、第2の連結部材13の他端は、第2の端部
31の中心軸上にある点を回転中心としてユニバーサル
ジョイント等を使用して回転自在に保持されている。第
1の端部21は第2のセンタライザ29によって支持さ
れ、第2の端部31は第3のセンタライザ39によって
支持されている。
【0027】そして、結合部11の中心近傍には、結合
部11の中心軸上において第1の受光部2の方向に第1
の光線15を発する第1のレーザー光源17と、結合部
11の中心軸上において第2の受光部3の方向に第2の
光線16を発する第2のレーザー光源18とが設置され
ている。第1の受光部2中に存在する第1の連結部材1
2の他端には、第1の光線15を受光する向きに第1の
二次元受光センサー22が固定されており、第1の光線
15を受光すると、第1の連結部材12の中心軸上に原
点を有し、受光面に予め定められているx軸y軸によっ
て決まる受光点の座標(x1,y1)に対応する信号を
第1の二次元受光センサー22は出力する。第2の受光
部3中に存在する第2の連結部材13の他端には、第2
の光線16を受光する向きに第2の二次元受光センサー
32が固定されており、第2の光線16を受光すると、
第2の連結部材13の中心軸上に原点を有し受光面に予
め定められているx軸y軸を有する座標によって決まる
受光点の座標値(x2,y2)に対応する信号を第2の
二次元受光センサー32は出力する。
【0028】橈み管4が一直線であると、第1の受光点
と第2の受光点との座標は(0,0)と(0,0)とな
り、共に、原点を示すが、橈み管4が橈むと、第1の受
光点と第2の受光点との座標は原点からずれ、橈み管4
の橈みに関係する座標(x1,y1)と座標(x2,y
2)とを出力する。この座標を使用して、第1の二次元
受光センサー22上の原点と結合部11の中心とを結ぶ
線分に対する結合部11の中心と第2の二次元受光セン
サー32上の原点とを結ぶ線分の位置関係を演算するこ
とができる。
【0029】第2実施例(請求項2に対応) 第1実施例に示す管路測定装置において、第1の連結部
材12の長さと第2の連結部材13の長さとを同一と
し、結合部11の中心から第1の二次元受光センサー2
2までの長さと、結合部11の中心から第2の二次元受
光センサー32までの長さとを同一(長さをLとする)
とした管路測定装置を使用し、次の手順により測定す
る。
【0030】図1参照・図4参照 1.橈み管4の開口端41から予め定められた距離入っ
た橈み管4の中心A1を固定した座標系で示した座標
と、点A1から距離L入った橈み管4の中心A2を固定
した座標系で示した座標とを、トランシットと巻き尺と
等を使用して測定する。 2.管路測定装置を橈み管4の開口端41から挿入し、
管路測定装置に索状スケールを取付け、開口端41近く
の地上固定箇所から管路測定装置までの距離を索状スケ
ールにより測定できるようにしておく。 3.第2の二次元受光センサー32が点A1に来るよう
に設置し(このとき結合部11の中心は点A2にあ
る)、管路測定装置を使用して、第1の二次元受光セン
サー22が出力する座標(x1,y1)と第2の二次元
受光センサー32が出力する座標(x2,y2)を計測
する。 4.得られた座標(x1,y1)と座標(x2,y2)
と、すでに得た点A1の固定座標値と点A2の固定座標
値とを利用し、第1の二次元受光センサー22が位置す
る点A3の固定した座標系における座標を演算する。 5.以下、管路測定装置を橈み管4内を、管路測定装置
を回転させることなく、管路長方向に距離Lづつ順次歩
進させながら、管路測定装置を使用して歩進の都度計測
し、第1の二次元受光センサー22が順次位置する点A
4、点A5、点A6等のそれぞれの固定した座標系にお
ける座標を演算する。 6.演算して得られたAi点の固定した座標系における
座標をもって、橈み管4の管路とする。
【0031】以上の手順により橈み管4の管路を測定す
る。
【0032】第3実施例(請求項3対応) 図2参照・図1併参照 図2は本発明の第3実施例に係る管路測定装置の側面図
である。図2において、1は光源部であり、2は第1の
受光部であり、3は第2の受光部である。いずれも既に
第1実施例において構成する手段について詳細に説明し
てあるものと同一であるので、説明を略し、その他の異
なっている箇所についてのみ説明する。
【0033】第3実施例では、前方から第1の端部2
1、結合部11、第2の端部31の順に、地中掘削ロッ
ド8の先端部81に固定されている。
【0034】9は地中掘削ロボットであり、地中を掘削
しながら地中掘削ロッド8を牽引していく。地中掘削ロ
ッド8は掘削に伴い地上に出ている末端部が短くなるの
で、末端部に地中掘削ロッド8が継ぎ足されながら掘削
される。
【0035】第4実施例(請求項4に対応) 第3実施例に示す管路測定装置において、第1の連結部
材12の長さと第2の連結部材13の長さとを同一と
し、結合部11の中心から第1の二次元受光センサー2
2までの長さと、結合部11の中心から第2の二次元受
光センサー32までの長さとを同一(長さをLとする)
とした管路測定装置を使用して、次の手順により測定す
る。 1.地中において土砂を掘削し、地中掘削ロッド8は回
転させずに軸方向に牽引しながら地中を推進する地中掘
削ロボット9を運転する。 2.地中掘削ロッド8の地上側開口端近くに設けた地上
固定箇所から管路測定装置までの距離を管路測定装置に
取付けた索状スケールにより測定する。 3.地中掘削ロボット9による掘削開始時の予め定めら
れている位置において、第1の光源部1の固定した座標
系における座標(以下点A2の座標と云う)と第2の二
次元受光センサー32の固定した座標系における座標と
(以下点A1の座標と云う)を地上から既存の測定装置
を使用して測定する。 4.同時に、管路測定装置を使用して、第1の二次元受
光センサー22が出力する座標(x1,y1)と第2の
二次元受光センサー32が出力する座標(x2,y2)
とを計測する。 5.得られた座標(x1,y1)と座標(x2,y2)
とを、すでに得た点A1の固定した座標系における座標
と点A2の固定座標系における座標とを利用し、第1の
二次元受光センサー22が位置する点A3の固定座標系
における座標を演算する。 6.以下、地中掘削ロボット9が距離Lづつ前進する毎
に、管路測定装置を使用して移動座標系における座標を
計測し、これと直前に得た固定座標系における座標とよ
り、第1の二次元受光センサー22が順次位置する点A
4、点A5、点A6等のそれぞれの固定座標系における
座標を演算する。 7.演算して得られたAi点の座標ををもって、地中掘
削ロッド8の管路とする。
【0036】以上の手順により地中掘削ロッド8の管路
を測定する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る管路
測定装置は、前方を照光する第1の光線と、これを受光
し受光点の座標を出力する第1の二次元受光センサー
と、第1の光線に平行で後方を照光する第2の光線と、
これを受光し受光点の座標を出力する第2の二次元受光
センサーとを有しているので、第1の光線に対する第1
の二次元受光センサーの位置関係と、第2の光線に対す
る第2の二次元受光センサーの位置関係とはそれぞれが
出力する座標より演算して求めることができる。すなわ
ち、第1の二次元受光センサーの原点と結合部の中心点
と第1の二次元受光センサーの原点との3点の相対位置
関係が得られ、2点の座標が分かれば残る1点の座標が
決定できる。さらに、本発明に係る管路測定方法によれ
ば、当初、2点の座標を既知の手段で測定し、管路測定
装置を使用して測定した3点の相対位置関係と2点の座
標より残る点の座標を知る。そして、順次歩進してその
都度、第1の二次元受光センサーの原点と結合部の中心
点と第1の二次元受光センサーの原点との3点の相対位
置関係を測定し、既知の2点の座標を利用して残る点の
座標を演算していけば、管路が曲がっていても問題なく
管路を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る管路測定装置の側面
図である。
【図2】本発明第3実施例に係る管路測定装置の側面図
である。
【図3】本発明の原理を説明する光学系の斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る管路測定装置を、管路中を歩進さ
せて順次測定を実行する状態を示す概念図である。
【符号の説明】
1 光源部 2 第1の受光部 3 第2の受光部 4 橈み管 8 地中掘削ロッド 9 地中掘削ロボット 11 結合部 12 第1の連結部材 13 第2の連結部材 15 第1の光線 16 第2の光線 19 第1のセンタライザ 21 第1の端部 22 第1の二次元受光センサー 29 第2のセンタライザ 31 第2の端部 32 第2の二次元受光センサー 39 第3のセンタライザ 41 開口端 81 先端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められている断面空間を有する橈
    み管(4)の中心軸上に中心軸を位置決めする第1のセ
    ンタライザ(19)と、 該第1のセンタライザ(19)に支持される結合部(1
    1)と、一方の端部が回転自在に前記結合部(11)に
    保持される第1の連結部材(12)と、一方の端部が回
    転自在に前記結合部(11)に保持される第2の連結部
    材(13)と、前記結合部(11)に固定され前記第1
    の連結部材(12)の管内を通して前方を照光する第1
    の光線(15)と、前記結合部(11)に固定され前記
    第2の連結部材(13)の管内を通して前記第1の光線
    (15)と平行に後方を照光する第2の光線(16)と
    を有する光源部(1)と、 前記光源部(1)から予め定められた距離だけ前方に位
    置し、前記橈み管(4)の中心軸上に中心を位置決めす
    る第2のセンタライザ(29)と、 該第2のセンタライザ(29)に支持され、前記第1の
    連結部材(12)の他端を回転自在に保持する第1の端
    部(21)と、前記第1の連結部材(12)の他端に固
    定され、前記第1の光線(15)が照射する点の座標
    (x1,y1)に対応する信号を出力する第1の二次元
    受光センサー(22)とを有する第1の受光部(2)
    と、 前記光源部(1)から予め定められた距離だけ後方に位
    置し、前記橈み管(4)の中心軸上に中心を位置決めす
    る第3のセンタライザ(39)と、 該第3のセンタライザ(39)に支持され、前記第2の
    連結部材(13)の他端を回転自在に保持する第2の端
    部(31)と、前記第2の連結部材(13)の他端に固
    定され、前記第2の光線(16)が照射する点の座標
    (x2,y2)に対応する信号を出力する第2の二次元
    受光センサー(32)とを有する第2の受光部(3)と
    を有することを特徴とする管路測定装置。
  2. 【請求項2】 前記結合部(11)の中心から前記第1
    の二次元受光センサー(22)または前記第2の二次元
    受光センサー(32)までの距離は共に(L)とされて
    なる請求項1記載の管路測定装置を使用することゝし、 前記橈み管(4)の開口端(41)から予め定められた
    距離入った前記橈み管(4)の中心(点A1)の固定座
    標系における座標と、該(点A1)から距離(L)入っ
    た前記橈み管(4)の中心(点A2)の前記固定座標系
    における座標とを測定し、 前記第2の二次元受光センサー(32)が前記(点A
    1)に来るように、また、前記結合部(11)の中心が
    前記(点A2)に来るように、それぞれ設置し、前記管
    路測定装置を使用して、前記第1の二次元受光センサー
    (22)が出力する座標(x1,y1)と前記第2の二
    次元受光センサー(32)が出力する座標(x2,y
    2)を計測し、 得られた座標(x1,y1)と座標(x2,y2)と、
    すでに得た(点A1)の前記固定座標系における座標と
    (点A2)の前記固定座標系における座標とを利用し、
    第1の二次元受光センサー(22)が位置する(点A
    3)の前記固定座標系における座標を演算し、 以下、前記管路測定装置を前記橈み管(4)内を、前記
    管路測定装置を回転させることなく、管路長方向に距離
    (L)づつ順次歩進させながら、前記管路測定装置を使
    用して歩進の都度計測し、第1の二次元受光センサー
    (22)が順次位置する(点A4)、(点A5)、(点
    A6)等のそれぞれの前記固定座標系における座標を演
    算することを特徴とする管路測定方法。
  3. 【請求項3】 地中掘削ロッド(8)の先端部(81)
    に固定される結合部(11)と、一方の端部が回転自在
    に前記結合部(11)に保持される第1の連結部材(1
    2)と、一方の端部が回転自在に前記結合部(11)に
    保持される第2の連結部材(13)と、前記結合部(1
    1)に固定され、前記第1の連結部材(12)の管内を
    通して前方を照光する第1の光線(15)と、前記第2
    の連結部材(13)の管内を通して前記第1の光線(1
    5)と平行に後方を照光する第2の光線(16)とを有
    する光源部(1)と、 前記光源部(1)より前方に位置し、前記地中掘削ロッ
    ド(8)に固定され、前記第1の連結部材(12)の他
    端を回転自在に保持する第1の端部(21)と、前記第
    1の連結部材(12)の他端に固定され、前記第1の光
    線(15)が照射する点の座標(x1,y1)に対応す
    る信号を出力する第1の二次元受光センサー(22)と
    を有する第1の受光部(2)と、 前記光源部(1)より後方に位置し、前記地中掘削ロッ
    ド(8)に固定され、前記第2の連結部材(13)の他
    端を回転自在に保持する第2の端部(31)と、前記第
    2の連結部材(13)の他端に固定され、前記第2の光
    線(16)が照射する点の座標(x2,y2)に対応す
    る信号を出力する第2の二次元受光センサー(32)と
    を有する第2の受光部(3)とを有することを特徴とす
    る管路測定装置。
  4. 【請求項4】 前記結合部(11)の中心から前記第1
    の二次元受光センサー(22)または前記第2の二次元
    受光センサー(32)までの距離は共に(L)とされて
    なる請求項3記載の管路測定装置を使用することゝし、 地中において土砂を掘削し、前記地中掘削ロッド(8)
    を回転させずに軸方向に牽引する地中掘削ロボット
    (9)を、掘削開始時の予め定められている位置におい
    て、前記光源部(1)の前記固定座標系における座標
    (A2)と前記第2の二次元受光センサー(32)の前
    記固定座標系における座標(A1)とを地上から測定
    し、 同時に、前記管路測定装置を使用して、前記第1の二次
    元受光センサー(22)が出力する座標(x1,y1)
    と前記第2の二次元受光センサー(32)が出力する座
    標(x2,y2)とを計測し、 得られた座標(x1,y1)と座標(x2,y2)と
    を、すでに得た(点A1)の固定座標系における座標と
    (点A2)の固定座標系における座標とを利用し、第1
    の二次元受光センサー(22)が位置する(点A3)の
    固定座標系における座標を演算し、 以下、前記地中掘削ロボット(9)が距離(L)づつ掘
    削する毎に、前記管路測定装置を使用して計測し、第1
    の二次元受光センサー(22)が順次位置する(点A
    4)、(点A5)、(点A6)等のそれぞれの座標を演
    算することを特徴とする管路測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104501744A (zh) * 2014-12-16 2015-04-08 中国石油天然气集团公司 一种管道弯曲角度测试方法
CN112082504A (zh) * 2020-09-13 2020-12-15 中北大学 基于线结构光检测法的深孔内壁几何结构检测机器人***
CN117078886A (zh) * 2023-10-16 2023-11-17 中国核电工程有限公司 一种用于乏燃料后处理厂的三维管线轴线定位方法和装置

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CN112082504B (zh) * 2020-09-13 2022-04-01 中北大学 基于线结构光检测法的深孔内壁几何结构检测机器人***
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