JPH09148777A - 薄膜シールド - Google Patents

薄膜シールド

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JPH09148777A
JPH09148777A JP8318841A JP31884196A JPH09148777A JP H09148777 A JPH09148777 A JP H09148777A JP 8318841 A JP8318841 A JP 8318841A JP 31884196 A JP31884196 A JP 31884196A JP H09148777 A JPH09148777 A JP H09148777A
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JP
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thin film
circuit board
conductor
key
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JP8318841A
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English (en)
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William P Alberth Jr
ウィリアム・ピー・アルバース、ジュニア
William C Fowler
ウィリアム・コリンズ・フォウラー
Jerry S Chorzepa
ジェリー・エス・コゼパ
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Motorola Solutions Inc
Original Assignee
Motorola Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/3827Portable transceivers
    • H04B1/3833Hand-held transceivers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2207/00Connections
    • H01H2207/008Adhesive means; Conductive adhesive
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2231/00Applications
    • H01H2231/022Telephone handset
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2239/00Miscellaneous
    • H01H2239/004High frequency adaptation or shielding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置のキー領域に対する改善されたシールド
を提供する。 【解決手段】 装置100は、薄膜体1602の底面上
にある薄膜導体層1608を備えるキーパッド薄膜16
00を具備する。導体層は、薄膜接触領域217を覆
い、接着剤1700により接地に接続される。薄膜上の
接地された導体層がRFシールドとなり、装置のキー領域
を貫通するRFエネルギの望ましくない結合を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシールドに関し、さらに
詳しくは、薄膜の接触領域におけるシールドに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】送信
機,受信機またはトランシーバなど、他の互換機と通信
するRF回路構成を備える種々の装置が知られている。こ
のような装置の例には、コードレスまたはセルラ電話な
どの無線電話,双方向無線機,ページャ,パーソナル・
デジタル・アシスタンツ(PDA )などがある。これらの
装置は、回路基板上に搭載された個々のスイッチ類を手
動で閉じるためのユーザによる作動が可能なキーを備え
るのが普通である。スイッチ類は、キーの作動に応答し
てRF回路構成の動作を制御するコントローラに結合され
る。
【0003】これらの装置では、キー付近の領域(キー
領域)と、ハウジングの他の領域とにシールドが採用さ
れることが多い。シールドは、装置の性能を低下させる
可能性のある雑音信号からRF回路構成を隔離する。従来
は、装置ハウジングのキー開口部周辺の内面に導電性材
料を吹き付けることにより、シールドが行われていた。
また、プリント回路基板上に導体層を用いることによっ
ても、シールドが行われていた。導体層を接地に接続す
ることにより、RF信号を接地に伝えてシールドとなる。
【0004】これらのシールド法はそれぞれ、既存の装
置において有効なRFシールドとなるが、技術的に改善さ
れた、より小型の装置を設けることが望ましい。これら
の新しい装置は、雑音信号に対する感受性がはるかに大
きくなっている。1つの特に利点を持つ新型装置は、開
位置と閉位置との間で旋回するカバー内にアンテナを備
える。閉位置では、カバー・アンテナがハウジングの回
路構成に近接してキー上に位置する。パッシブ・ラディ
エータ(受動放射器)がハウジングの内部に取り付けら
れて、カバーを閉じたときにカバー・アンテナを同調す
る。カバー・アンテナのこの近接性により、アンテナは
ハウジング内の回路構成からの雑音の受信に対して感受
性が高くなる。キー開口部のためにシールドが困難にな
り、パッシブ・ラディエータがキー開口部付近に位置す
るために、雑音を遮断することが特に困難になる。
【0005】従って、装置のキー領域に対する改善され
たシールドが必要になる。
【0006】
【実施例】装置は、ユーザが操作して装置の動作を制御
するためのキーを備える。装置のキーと連係する接触領
域を有するキーパッド薄膜は、その底面の上に導体層を
備える。導体層は、接触部の下の領域を覆う。薄膜導体
は接地に接続されて、キー領域を通るRF信号の通過を阻
止するシールドとなる。接地された薄膜導体がキーの接
触領域上に広がるので、接触領域への信号の透過が阻止
される。薄膜の底面に薄膜導体を設けることにより、薄
膜シールドと連係する回路基板とを電子装置に組み込む
ことが容易になる。
【0007】携帯セルラ電話100(図1)として図示
される無線電話は、本体101とキーパッド・カバー1
03とを備える。マスト・アンテナ104が本体101
に付着され、カバー・アンテナ106(想像線で図示)
がカバー103内部に装着される。マスト・アンテナは
固定サイトすなわち基地局102と、A で示されるRF信
号を介して通信し、カバー・アンテナ106はB で示さ
れるRF信号を介して基地局102と通信する。カバー
は、図1に示される延長位置と、キーパッド108を覆
う閉位置との間で旋回する。無線機は、キーパッド10
8,ディスプレイ107およびスピーカ開口部112を
備える。セルラ電話が図示されるが、本発明はコードレ
ス電話,双方向無線機,ページャおよびPDA にも応用さ
れ、ここでいう「装置」とは、これらとその等価物のそ
れぞれを指すものとする。
【0008】無線電話100は、前ハウジング210
(図2)と後ハウジング212とを備える。前後ハウジ
ングは、ポリマなどの適切な材料で一体成型される。キ
ー211(一部分だけを図示)は、前ハウジング210
の裏側に位置して、成型ポリマなどの適切な材料で作成
される。各キー211は、前ハウジング210内の各開
口部214と連係される。
【0009】薄膜216は、キー211の裏側に位置す
る。薄膜は、各キー211と連係された個々の接触領域
217(一部だけに番号が付される)を有する。薄膜
は、薄膜を通過して光を通すために延在する孔215も
備える。接触またはキー領域217は、ポップル(泡状
体)として図示される。ここでいうポップルとは、薄膜
本体のドーム部を指す。しかし、接触領域はキー211
の作動により撓曲しても元の形に戻るものであれば、平
坦なものでも凹状のものでも構わない。このように接触
領域は、キー211に押されたときに変形可能で、キー
211により解放されると元の位置に戻るだけの充分な
弾力性をもつ。
【0010】ディスプレイ基板アセンブリ218は、薄
膜216の裏側に位置する。ディスプレイ基板アセンブ
リは、接触部220(一部だけに番号が付される),発
光ダイオード(LED )223(一部だけに番号が付され
る),ディスプレイ107およびスピーカ222を備
え、これらはディスプレイ基板219に装着される。シ
ールド224は、ディスプレイ基板アセンブリ218と
RF回路基板アセンブリ226との間に位置する。RF回路
構成(図示せず)は、RF回路基板227に装着されるRF
トランシーバ(図2には図示せず),コントローラ(図
示せず)およびその他の回路構成(特に図示せず)を含
むRF回路基板アセンブリに装着される。クリップ22
8,230は、ディスプレイ基板に装着されて、薄膜2
16の接地接続を行う。これについては後で詳述する。
無線電話は、キャップ234とコネクタ236も備え
る。
【0011】無線電話100(図1)は、カバー・アン
テナ106を備える。カバー・アンテナ106は、プラ
スチック製ハウジング129に固定された2個の電気導
体により設けられるダイポール・アンテナである。導体
には、無線電話のトランシーバ回路構成(図1には図示
せず;図12および図14の1240)に、給電線と、
ヒンジ135を貫通して本体101内に延在するインピ
ーダンス・トランスフォーマ導体133とを介して接続
される個々の高電流部130を備える。
【0012】パッシブ・ラディエータ310(図3)
は、前ハウジング210の内面312に接続される。パ
ッシブ・ラディエータは、銅合金などの適切な導電性材
料で作成される。パッシブ・ラディエータ310は、シ
ョルダ314と2本のアーム316とを備える。ショル
ダは、2列の開口部214の間に延在するように配置さ
れる。アームは、前ハウジングの側面318,320に
沿って延在するよう配置される。ショルダとアームは、
接合部315により接続される。パッシブ・ラディエー
タ導体は、適切な接着剤を用いて前ハウジング210の
内部に装着される。パッシブ・ラディエータ310は、
カバー103を閉めたときにカバー・アンテナ106
(図1)を同調するよう設けられる。同調は、カバー・
アンテナ106の高電流部130とパッシブ・ラディエ
ータ310のショルダ314(図3)との間の電気的結
合により行われる。パッシブ・ラディエータとカバー・
アンテナとは、カバー103が開いたときは結合されな
い。
【0013】パッシブ・ラディエータ310(図3)
は、完全に組み立てられた無線電話100内に装着され
ると、他の導電性材料または回路素子と直接的に接続さ
れない。パッシブ・ラディエータがその他の回路構成ま
たは接地と直接的に電気接続されないので、キー開口部
214周囲の表面312は、従来の無線電話とは異な
り、導電性材料で覆われない。
【0014】薄膜216(図4)は、キーパッド108
のキー211のそれぞれについて個々の接触領域217
を有する。図示された接触領域217のそれぞれはポッ
プルであり、平面状のウェブ410から上方に延在する
一体型のドームである。各接触領域217の下側には、
ディスプレイ基板上の個々の接触部220(図2)と接
続する接触部510(図5)がある。接触領域217が
キー211により下方に変形されると、薄膜の底面にあ
る接触部510は押し下げられて接触部220にぶつか
る。この接触により回路が完成されて、スイッチが閉路
をなすことが示される。これによって、キーが作動され
たことを示す信号がコントローラに与えられ、コントロ
ーラは従来の方法でどのキーが作動されたかを識別す
る。接触領域は、キー211を離すと元の位置に戻る。
接触領域は、キー211が解放された後、ユーザに触覚
でそれを感じさせる。平面状ウェブ410は、薄膜を貫
通して延在し、LED 223(図2)からキー211の裏
側に光を通す孔215を備える。
【0015】発明者は、カバー103を閉じたときにカ
バー・アンテナ106(図1)をディスプレイ基板アセ
ンブリ218(図2)に近接して配置すると、マイクロ
プロセッサ・クロック(図2には図示せず;図13の1
311)からカバー・アンテナ106に対するRF信号の
経路ができることを発見した。マイクロプロセッサ・ク
ロックはトランシーバ(図2には図示せず;図13の1
240)の周波数帯域内の高調波周波数を有するクロッ
ク信号を生成する。この高調波は、カバー103が閉じ
られたときにカバー・アンテナ106により検出され
る。パッシブ・ラディエータ310の周辺領域は、パッ
シブ・ラディエータを持たない無線電話が従来そうであ
ったのとは異なり、導電性材料で覆われていない。しか
し、内部が導体で覆われていても、キー開口部214は
RF信号の経路となる。発明者は、接触部220,510
(図2およびキー作動されたスイッチを示す図5)が、
大量の雑音エネルギを放射することを発見した。従っ
て、前ハウジングの内面をシールドするか、あるいは接
触領域217に延在しない接地層を設けても、接触部2
20,510を形成する回路トレースからの雑音が開口
部214を通過するので、カバー・アンテナ106の有
効なシールドとはならない。
【0016】従来のシールド法に伴うこの問題を克服す
るために、薄膜216には少なくとも2層が設けられ
る。薄膜は、非導電性薄膜体624(図6)と薄膜導体
626とを備え、この薄膜導体が接触領域217を含む
薄膜体の上面全体を覆う。薄膜体624は、強力なポリ
エステル・ウェブなどの適切な材料で作成され、これに
は、たとえばMylar (商標)として市販されるものなど
がある。薄膜体は、弾力性を持ち、ドーム位置(非変形
時)と閉位置(変形時)との間でパチンとはまる。Myla
r は、キー211を押したときにユーザに触覚でそれを
感じさせる。
【0017】薄膜導体626(図6)は、吹き付けなど
の適切な方法を用いて塗布される導体層である。薄膜導
体626は、好ましくはDuPont(商標)から市販される
可撓性ポリマ導体組成物5007号などの市販の導体で
ある。接触部510は、スクリーニング法を用いて塗布
された銀塗料などの適切な手段により作成される。
【0018】クリップ228(図2),230は、薄膜
導体626(図2では識別せず)を接地に接続するため
に設けられる。これらのクリップは同じものである。従
って、クリップ228だけをここに詳述する。クリップ
228は、ショルダ712から延在する平行アーム71
0(図7〜図9;各図面では一部だけに番号が付され
る)を備える。アームは、それぞれ折目713(一部だ
けに番号が付される)を有する。上フィンガ716が、
ショルダ712の底面から外側に突き出す。上フィンガ
はそれぞれ、屈曲部715を備える。中間フィンガ71
8は、ショルダ712の中央から突き出す。タブ720
が、各ショルダ712の対向端から直角に延在する。ク
リップは、適切な導電性材料で作成され、たとえばニッ
ケルの上にスズをメッキしたベリリウム銅で作成され
る。クリップは導電性を有し、変形して、元の位置に戻
ることができる弾力性を有する。
【0019】キャップ234(図2)とコネクタ236
は、アルミニウム合金または銅合金などの適切な導電性
材料で作成される。キャップは、キャップ本体1218
から外方に延在するフィンガ1212(図12),12
14,1216を備える。コネクタ236(図2)は、
プレート240とスプリング242とを備える。
【0020】無線電話100(図10)を組み立てるに
は、接触領域217の底面の接触部510がディスプレ
イ基板219上の各接触部220と整合するように、薄
膜216をディスプレイ基板219上に配置する。適切
に配置すると、LED 223(図11)が薄膜216の孔
215を通じて見える。クリップ228(図10)は、
上フィンガ716が薄膜導体626に接するようにディ
スプレイ基板219と薄膜216とに付着される。タブ
720は、回路基板上の適切な位置にクリップ228が
位置するように壁1112(図11)に対して配置され
る。屈曲部715(図10)は薄膜導体626に接触
し、層に対して力を与えて、薄膜216の薄膜導体62
6に対する接続を確実にする。中間フィンガ718が、
ディスプレイ基板219の底面に係合する。ディスプレ
イ基板は、上フィンガ716と中間フィンガ718との
間に挟まれる。
【0021】クリップ228(図10)は導電性ストリ
ップ1010に接続する。クリップ228は、ストリッ
プ1010にはんだ付けして、その間に電気的接続を確
保することができる。ストリップは、ディスプレイ基板
219の周縁に走り、貫通導体1018を介してディス
プレイ基板219内の導体層1012(図15)に電気
的に接続される。導体層1012は、絶縁体層101
4,1016の間に位置し、実質的にディスプレイ基板
219全体の上に広がる。この導電性層1012は、デ
ィスプレイ基板219の接地導体である。これにより、
クリップ238が薄膜導体626をディスプレイ基板2
19の接地導体,導体層1012に接続する。
【0022】クリップ238のアーム710は、ショル
ダ712から外方に延在し、シールド224に接続す
る。アーム710の折目713がシールド224に係合
する。折目713はシールド224を押して、シールド
224とクリップとの間の電気的接続を確実にする。こ
れにより、クリップが薄膜導体626をシールド224
に電気的に接続する。
【0023】シールド224は、貫通導体1222によ
りRF回路基板227内の導体層1220(図12)に電
気的に接続される。RF回路基板導体層1220は、絶縁
体1224,1226の間に挟まれる。導体層1220
は、実質的にRF回路基板227全体の上に広がり、RF回
路基板227の接地導体となる。シールド224と導体
層1220により、RF回路構成の周囲に接地ボックスが
できる。クリップ228のアーム710は、ディスプレ
イ基板219およびRF回路基板227が組み立てられる
とシールド224に接続するので、図10で最もよくわ
かるように無線電話100では、クリップ228がRF回
路基板接地導体層1220に接続される。
【0024】本明細書では特に説明しないが、クリップ
230はクリップ228と同じ方法で無線電話100内
に組み込まれる。従って、クリップ230の取付の説明
は、簡潔性のために省略する。
【0025】前ハウジング210および後ハウジング2
12の内面には、スピーカ222の部分に導電性材料が
吹き付けられる。無線電話ハウジングを回路基板上に組
み立てると、キャップ234およびコネクタ236がRF
回路基板227の導体層1220を前ハウジング210
および後ハウジング212の表面に接続する。無線電話
ハウジングのこの層と導体層1220の接続とが、無線
電話の別の接地導体となる。
【0026】ハウジングを完全に組み立てると、LED 2
23は孔215(図11)内に位置して、キー211の
裏側に光を送る。動作中は、この光がキーパッド108
のキー211を照らす。発明者は、LED 領域(孔21
5)が、RFトランシーバ回路1240(図13)の動作
を妨害するような種類の大量のRFエネルギを透過しない
ことを発見した。
【0027】カバーを閉じたときの無線電話100の部
品の相対的配置を図13に示す。ここでは、カバー・ア
ンテナ106の位置は薄膜216に実質的に平行にな
る。パッシブ・ラディエータ310は、薄膜216とカ
バー・アンテナ106との間に位置する。パッシブ・ラ
ディエータのアーム316は、無線電話回路構成の側面
に沿って延在する。ディスプレイ基板219は薄膜の裏
側に位置し、シールド224はディスプレイ基板の下に
位置し、シールドはRF回路基板227に装着される。ク
リップ230は、薄膜216の導体層と、シールド22
4とに電気的に接続される。無線電話のマイクロプロセ
ッサ1310は、ディスプレイ基板219の底面に装着
され、接地されたシールド224によりRF基板から遮蔽
される。カバー・アンテナ106の高電流部130は、
パッシブ・ラディエータ310のショルダ314に結合
される。ショルダ314は、パッシブ・ラディエータの
高電流部である。パッシブ・ラディエータのこの高電流
部は、接合部315まで延在し、接合部はアーム316
に結合される。接合部315はクリップ228,230
に沿って延在し、クリップが追加のシールドとなる。ク
リップ228(図13には図示せず)は、接合部315
に関して同様に配置される。
【0028】パッシブ・ラディエータ310(図3)は
前ハウジング210の内面に装着され、ディスプレイ基
板アセンブリ218に装着されたクリップ228(図
2),230から隔てられていて、クリップ228,2
30はパッシブ・ラディエータに接しないことが理解頂
けよう。クリップ228,230は両方ともディスプレ
イ基板219上にあるので、パッシブ・ラディエータの
接合部315とディスプレイ基板219の側面との間に
位置する。
【0029】動作中は、マイクロプロセッサ1310
(図14)がクロック信号の高調波を含むRF雑音信号を
接触部510に供給する。接触部510,220は、ラ
ディエータとして働き、このようなRF雑音信号を放出す
る。接地された薄膜導体626がシールドとなり、カバ
ーを閉じたときにRF信号がカバー・アンテナ106に到
達しないようにする。これにより、RF信号はRFトランシ
ーバ回路1240に到達できない。その結果、トランシ
ーバに関して雑音フロア(noise floor )が下がり、こ
れによって、カバー103を閉じたときにRFトランシー
バが識別可能な信号を受信するために必要な信号B (図
1)の最小強度が下がる。
【0030】本発明は、カバー・アンテナ106(図
4)と共に用いると特に利点がある。カバー103を閉
じたときにカバー・アンテナ106はディスプレイ基板
アセンブリ218に近接するが、接地された薄膜導体6
26により設けられるシールドが、接触部220,51
0を形成する回路トレースとカバー・アンテナ106と
の間の信号の伝送を阻止する。このため、マイクロプロ
セッサ・クロック1311または接触部220,510
に現れる、RFトランシーバ回路1240の周波数帯域内
に入る信号を生成する任意の他の信号源により生成され
るクロック信号の高次の高調波が、接地された薄膜導体
626により阻止される。その結果、接触部220,5
10により放出された雑音信号のアンテナ106による
受信が実質的に削減され、実際にはなくなる。さらに、
接地された薄膜導体626により遮蔽される大きな表面
積は、無線電話100のキー領域のシールド部を改善す
る。本発明の代替の実施例による薄膜1600(図1
6)は、全体が平坦な薄膜体1602を備える。薄膜体
1602は矩形に図示されるが、これは使用される装置
に合う形状にすると便利であり、薄膜体624(図6)
と同じ形状と構造を有してもよい。平坦な薄膜体には接
触領域1606(図16)が含まれ、この接触領域は図
16および図17に示されるようにポップルの形とする
こともできる。薄膜体1602は、ポリマ材料などの適
切な変形可能な弾性材料で構築される。薄膜導体層16
08が薄膜体1602の底面に装着される。薄膜導体層
1608は、薄膜体1602の底面に吹き付けられた銀
塗料などで適切に製造される。薄膜導体層1608はキ
ー211の操作を妨害しないよう可撓性をもつ。薄膜導
体層1608は、接触領域1606の底面上およびそれ
を越えて広がり、実質的に薄膜体1602の底面全体に
広がることもできると便利である。
【0031】導電性接着剤1700(図17)が回路基
板1702と薄膜導体層1608の間に設けられる。導
電性接着剤は、電気導体に含浸された流体ポリマ,スコ
ッチ・ブランドNo. 9703転写テープなど、中に導電
性材料を有する転写テープなどの適切な材料とすること
ができる。
【0032】回路基板1702(図17)は、第1非導
電性外層1706を有する。この外層1706の開口部
1712が導体層1704への進入路となる。これによ
り、接着剤1700内のエア・ポケット1720が接触
部220を囲む。このエア・ポケットは、好ましくは周
囲の外気に開放されており、たとえば接触領域のつぶれ
を促進するために通気される。この接着剤1700は、
薄膜導体層1608と回路基板導体層1704との間の
接続を確実にする。もう1つの非導体層1714は、導
体層1704の底面に広がる。接地導体層が本体101
(図1)の内表面および/または回路基板アセンブリ2
26内の接地導体に接続される。
【0033】キーパッド接触部220は、行と列とに物
理的に編成される。第1行内の各キーと連係される接触
部220は導体1820に接続される。第2行内の各キ
ーと連係される接触部220は導体1822に接続され
る。第3行内の各キーと連係される接触部220は導体
1824に接続される。第1列内の各キーと連係される
接触部220は導体1826に接続される。第2列内の
各キーと連係される接触部220は導体1828に接続
される。第3列内の各キーと連係される接触部220は
導体1830に接続される。第4列内の各キーと連係さ
れる接触部220は導体1832に接続される。導体1
820,1822,1824は、マイクロプロセッサ1
310の行入力1802,1804,1806と、抵抗
1834,1836,1838をそれぞれ介して接続さ
れる。導体1826,1828,1830,1832
は、マイクロプロセッサ1310の列入力1810,1
812,1814,1816と、抵抗1840,184
2,1844,1846をそれぞれ介して接続される。
行入力1810,1812,1814,1816のそれ
ぞれは、個々の絶縁ダイオード1850〜1853を介
してマイクロプロセッサ1310の割込入力1808に
接続される。
【0034】薄膜1600を回路基板1702に組み込
むには、転写テープまたは流体接着剤を薄膜1600と
回路基板1702との間に置く。転写テープが用いられ
る場合は、まず転写テープを薄膜1600の導体層17
04に貼る。次に接着層を回路基板1702に付ける。
薄膜を回路基板1702に付けると、転写テープの接着
剤1700が開口部1712内に流れ込む。あるいは、
流体接着剤1700を薄膜1600および回路基板17
02のいずれか一方に塗布する。これで、薄膜が回路基
板1702に付着する。流体は、接触部220につかな
いように注意深く塗布しなければならない。流体接着剤
1700は、薄膜が回路基板1702に付着すると開口
部1712内に流れ込む。接着剤1700は、薄膜導体
層1608を回路基板導体層1704に物理的および電
気的に接続して、流体が硬化すると一体のアセンブリを
形成する。
【0035】図1ないし図15の実施例においては、キ
ー211(図10)を押すことにより、接触部510が
2つの接触部220に接続され、それによって2つの接
触部220が短絡される。これによりハードウェアの割
込が起こり、結果として接触対すなわち接触部の組22
0に連係するマトリクスの列と行の走査が行われること
は当業者には理解頂けよう。接触部が閉路をなすと、1
列と1行とが独自の電位レベルを有し、それによって作
動されたキーが識別される。
【0036】図16ないし図18の実施例においては、
キー211(図17)を作動させると、接地された層1
608(図1)が連係する接触部220内に押し込まれ
る。接続された接触部220は、接地された薄膜導体層
1608により接地になる。この接地接続により、入力
1808でハードウェア割込が起こる。接地になった接
触部を有する行と列により、どのポップルが閉じられた
か(すなわちどのキー211が作動されたか)が識別さ
れる。
【0037】図16および図17の実施例には、接着剤
を用いて薄膜層により設けられた薄膜シールドを回路接
地に接続するという利点がある。クリップ228,23
0は手動のはんだ付けを必要とすることがあるので、こ
れにより製造が簡素化される。このような場合は、下面
に薄膜を用いると、接地層を回路接地に接続するための
クリップが必要でなくなる。
【0038】以上、改善されたキー領域のシールドが開
示されたことは明らかである。このシールドにより、キ
ーパッドの表面部分が保護され、キーパッド・スイッチ
がキー開口部を通じて近接するアンテナにRFエネルギを
放出することを防ぐ。
【図面の簡単な説明】
【図1】開位置にあるカバーを備える無線電話を示す前
面図である。
【図2】図1の無線電話を示す分解,細分,前面,側面
および上面等角図である。
【図3】カバーが開位置にあるときの図2の電話の前ハ
ウジングの裏側を示す細分背面図である。
【図4】図1の無線電話内の薄膜を示す上面図である。
【図5】図4の薄膜を示す底面図である。
【図6】図4の平面6−6で切断した断面図である。
【図7】図2の無線電話のクリップを示す上面,背面お
よび側面等角図である。
【図8】図7のクリップを示す背面図である。
【図9】図7のクリップを示す上面図ある。
【図10】図1の平面10−10で切断した細分断面図
である。
【図11】組み立てられた薄膜と論理回路基板とを示す
上面,前面および右側面等角図である。
【図12】図1の平面12−12で切断した細分断面図
である。
【図13】カバーが閉位置にあるときの、図1の無線電
話のカバー・アンテナ,パッシブ・ラディエータ,薄
膜,ディスプレイ回路基板,クリップ,シールドおよび
RF回路基板の相対的配置を示す側面図である。
【図14】無線電話の電気部品を示す、一部分がブロッ
ク図の回路図である。
【図15】図10の部分の拡大細分図であり、クリッ
プ,薄膜シールドおよび接地導体の接続を示す。
【図16】本発明の代替の実施例による薄膜の底面等角
図である。
【図17】回路基板に装着され、図12と同様の平面で
切断した図16の薄膜の断面図である。
【図18】図16の実施例のためのキーパッド・マトリ
クスとマイクロプロセッサを示す回路図である。
【符号の説明】
100 無線電話 106 カバー・アンテナ 107 ディスプレイ 210 前ハウジング 211 キー 212 後ハウジング 214 開口部 215 孔 216 薄膜 217 接触領域 218 ディスプレイ基板アセンブリ 219 ディスプレイ基板 220 接触部 222 スピーカ 223 発光ダイオード 224 シールド 226 回路基板アセンブリ 227 RF回路基板 228,230 クリップ 234 キャップ 236 コネクタ 240 プレート 242 スプリング 318,320 前ハウジング側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェリー・エス・コゼパ アメリカ合衆国イリノイ州ホフマン・エス テーツ、ウエスト・オークモント1342

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性で柔軟性を有する非導電性部材で構
    築され、それぞれの接触領域を備える実質的に平坦な弾
    力体であって、接触領域が弾力的に変形可能につぶれ、
    元の位置に戻ることができる弾力体;および実質的に平
    坦な弾力体の底面上に配置され、接触領域の底面を覆っ
    て接触領域の底面を越えて広がる薄膜導体であって、接
    地に接続して接触領域内でシールドとして働く導体を提
    供する薄膜導体;によって構成されることを特徴とする
    キーパッド薄膜。
  2. 【請求項2】 薄膜導体が可撓性である請求項1記載の
    キーパッド薄膜。
  3. 【請求項3】 ユーザにより操作される複数のキー;各
    キーに連係された少なくとも1つの接触部を有する回路
    基板;および前記キーと前記回路基板との間に配置され
    た薄膜;によって構成されることを特徴とする請求項1
    記載のキーパッド薄膜を備える装置。
  4. 【請求項4】 前記回路基板が回路導体層を備え、前記
    装置が前記基板導体層と前記導電性薄膜層とに接続され
    た接着剤をさらに備える請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記回路基板が非導電層をさらに備え、
    前記非導電層が前記接着剤がそれを貫通して延在し前記
    導電性薄膜層に接続する開口部を備える請求項4記載の
    装置。
  6. 【請求項6】 前記接触領域が個々のポップルを備える
    請求項3記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記導電性薄膜層が可撓性である請求項
    3記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記装置が:本体を有するハウジング;
    本体内におかれた回路基板;および本体を貫通して延在
    し、ユーザにより操作されるキー;によって構成される
    無線電話である請求項3記載の装置。
  9. 【請求項9】 移動可能なキーパッド・カバーと、カバ
    ー上に備えられたアンテナと、カバーを閉じたときに接
    触部とカバーとの間に配置される薄膜とを備える請求項
    8記載の無線電話。
  10. 【請求項10】 その上にRF回路構成を有する第2回路
    基板と、薄膜と第2回路基板との間に配置される第1回
    路基板とをさらに備える請求項9記載の無線電話。
JP8318841A 1995-11-13 1996-11-13 薄膜シールド Pending JPH09148777A (ja)

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FR2741216B1 (fr) 1999-06-18
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