JPH0914857A - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents
焼結鉱の製造方法Info
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- JPH0914857A JPH0914857A JP18501095A JP18501095A JPH0914857A JP H0914857 A JPH0914857 A JP H0914857A JP 18501095 A JP18501095 A JP 18501095A JP 18501095 A JP18501095 A JP 18501095A JP H0914857 A JPH0914857 A JP H0914857A
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- JP
- Japan
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- pallet
- support stand
- side wall
- sinter
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 支持スタンドによりシンターケーキを支持し
ながら焼結する際、焼結パレット幅方向の焼結速度の分
布を均一化し、焼結鉱の生産性を向上させる。 【構成】 下方吸引式焼結機の焼結パレット７上に設置
した支持スタンド２１、２２によりシンターケーキを支
持しながら焼結する。焼結パレット幅方向に複数設置し
た支持スタンドの高さを側壁部支持スタンド２２より中
央部支持スタンド２１で高くして焼結する。側壁部支持
スタンド２２に対する中央部支持スタンド２１の高さを
１２０〜２００％とすることが好ましい。
ながら焼結する際、焼結パレット幅方向の焼結速度の分
布を均一化し、焼結鉱の生産性を向上させる。 【構成】 下方吸引式焼結機の焼結パレット７上に設置
した支持スタンド２１、２２によりシンターケーキを支
持しながら焼結する。焼結パレット幅方向に複数設置し
た支持スタンドの高さを側壁部支持スタンド２２より中
央部支持スタンド２１で高くして焼結する。側壁部支持
スタンド２２に対する中央部支持スタンド２１の高さを
１２０〜２００％とすることが好ましい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉等で製銑する原料
となる焼結鉱の製造方法に関する。
となる焼結鉱の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５に示す従来の焼結鉱の製造方法によ
れば、主原料の鉱石、副原料の石灰石、燃料のコーク
ス、および返鉱を調湿、造粒した焼結原料１をサージホ
ッパー２に搬送し、ドラムフィーダー３から切り出し、
シュート４を介して焼結パレット７に装入し、充填層５
を形成する。鉄鉱石を主原料とする焼結鉱の場合、充填
層５の厚さは通常６００ｍｍ程度である。この充填層５
の表層のコークスに点火炉８でガスの燃焼熱により点火
して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃焼させ、
この燃焼熱で上層から下層にかけて順次焼結原料を焼結
する。
れば、主原料の鉱石、副原料の石灰石、燃料のコーク
ス、および返鉱を調湿、造粒した焼結原料１をサージホ
ッパー２に搬送し、ドラムフィーダー３から切り出し、
シュート４を介して焼結パレット７に装入し、充填層５
を形成する。鉄鉱石を主原料とする焼結鉱の場合、充填
層５の厚さは通常６００ｍｍ程度である。この充填層５
の表層のコークスに点火炉８でガスの燃焼熱により点火
して、下方に空気を吸引しながらコークスを燃焼させ、
この燃焼熱で上層から下層にかけて順次焼結原料を焼結
する。
【０００３】また、図７、図８に示すように、焼結パレ
ット７上の焼結塊（以下、焼結が終了した焼結パレット
の一体化した焼結塊をシンターケーキという）の荷重を
解消し、焼結層の通気を改善する生産性向上技術とし
て、支持スタンド１１を設置した焼結パレットが特開平
４−１６８２３４号公報に記載されている。この焼結パ
レットの代表仕様例は、パレット幅５ｍの焼結パレット
７に支持スタンド１１を４列設置してシンターケーキ１
０を支持するもので、支持スタンド高さ４１は４００ｍ
ｍ、支持スタンド底面長さ４２は１．０ｍ、支持スタン
ド上面長さ４４は０．７ｍ、支持スタンド間隔４４は
１．０ｍというものである。シンターケーキ１０を支持
することにより下層の原料層と焼結反応帯にシンターケ
ーキ１０の荷重が掛からず、下層の原料層と焼結反応帯
が圧密化されず、通気が改善され、焼結速度が速くな
り、生産性が向上する。
ット７上の焼結塊（以下、焼結が終了した焼結パレット
の一体化した焼結塊をシンターケーキという）の荷重を
解消し、焼結層の通気を改善する生産性向上技術とし
て、支持スタンド１１を設置した焼結パレットが特開平
４−１６８２３４号公報に記載されている。この焼結パ
レットの代表仕様例は、パレット幅５ｍの焼結パレット
７に支持スタンド１１を４列設置してシンターケーキ１
０を支持するもので、支持スタンド高さ４１は４００ｍ
ｍ、支持スタンド底面長さ４２は１．０ｍ、支持スタン
ド上面長さ４４は０．７ｍ、支持スタンド間隔４４は
１．０ｍというものである。シンターケーキ１０を支持
することにより下層の原料層と焼結反応帯にシンターケ
ーキ１０の荷重が掛からず、下層の原料層と焼結反応帯
が圧密化されず、通気が改善され、焼結速度が速くな
り、生産性が向上する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】支持スタンド１１を設
置しない図５に示した従来方法によると、図６に示すよ
うに、焼結パレット側壁部は壁効果により通気が過剰と
なり、焼結パレット中央部より焼結速度が速くなる。こ
のため焼結パレット７幅方向において、焼結中期以降に
焼結速度に差が生じる。この焼結パレット７幅方向にお
ける焼結速度差は焼結後半にかけて大きくなり、焼結後
半においては、焼結パレット側壁部の焼結は終了し、焼
結パレット中央部の焼結は終了していない状態となる。
このため、焼結後半は焼結が終了したパレット側壁部の
通気の大きいシンターケーキ１０から吸引空気が吹き抜
けることにより、焼結の終了していない焼結パレット中
央部の焼結層に通風が少なくなり、中央部の焼結層の焼
結速度は遅くなる。このため中央部の焼結層の焼結が大
幅に遅れ、焼結時間の延長を来し、生産性が低下する問
題がある。
置しない図５に示した従来方法によると、図６に示すよ
うに、焼結パレット側壁部は壁効果により通気が過剰と
なり、焼結パレット中央部より焼結速度が速くなる。こ
のため焼結パレット７幅方向において、焼結中期以降に
焼結速度に差が生じる。この焼結パレット７幅方向にお
ける焼結速度差は焼結後半にかけて大きくなり、焼結後
半においては、焼結パレット側壁部の焼結は終了し、焼
結パレット中央部の焼結は終了していない状態となる。
このため、焼結後半は焼結が終了したパレット側壁部の
通気の大きいシンターケーキ１０から吸引空気が吹き抜
けることにより、焼結の終了していない焼結パレット中
央部の焼結層に通風が少なくなり、中央部の焼結層の焼
結速度は遅くなる。このため中央部の焼結層の焼結が大
幅に遅れ、焼結時間の延長を来し、生産性が低下する問
題がある。
【０００５】特開平４−１６８２３４号公報記載の焼結
パレットは、シンターケーキ１０を支持しない上記の従
来方法より焼結速度は速くなるものの、パレット側壁部
と焼結パレット中央部の焼結速度の差は解消できず、焼
結後半に焼結パレット中央部焼結層の通風が少なくなる
事態は避けられず、中央部の焼結層の焼結速度が遅くな
ることにより中央焼結層の焼結が遅れ、焼結時間の延長
を来し、生産性が低下する問題がある。
パレットは、シンターケーキ１０を支持しない上記の従
来方法より焼結速度は速くなるものの、パレット側壁部
と焼結パレット中央部の焼結速度の差は解消できず、焼
結後半に焼結パレット中央部焼結層の通風が少なくなる
事態は避けられず、中央部の焼結層の焼結速度が遅くな
ることにより中央焼結層の焼結が遅れ、焼結時間の延長
を来し、生産性が低下する問題がある。
【０００６】本発明は、支持スタンドによりシンターケ
ーキを支持しながら焼結する焼結鉱の製造方法における
焼結パレット幅方向の焼結速度の分布を均一化し、焼結
鉱の生産性を向上させることを目的とする。
ーキを支持しながら焼結する焼結鉱の製造方法における
焼結パレット幅方向の焼結速度の分布を均一化し、焼結
鉱の生産性を向上させることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、下方吸引式焼
結機の焼結パレット上に設置した支持スタンドによりシ
ンターケーキを支持しながら焼結する焼結鉱の製造方法
において、焼結パレット幅方向に複数設置した支持スタ
ンドの高さを側壁部支持スタンドより中央部支持スタン
ドで高くして焼結することを特徴とする焼結鉱の製造方
法である。側壁部支持スタンドに対する中央部支持スタ
ンドの高さは１２０〜２００％とすることが好ましい。
結機の焼結パレット上に設置した支持スタンドによりシ
ンターケーキを支持しながら焼結する焼結鉱の製造方法
において、焼結パレット幅方向に複数設置した支持スタ
ンドの高さを側壁部支持スタンドより中央部支持スタン
ドで高くして焼結することを特徴とする焼結鉱の製造方
法である。側壁部支持スタンドに対する中央部支持スタ
ンドの高さは１２０〜２００％とすることが好ましい。
【０００８】なお、ここで焼結パレット側壁部の範囲
は、焼結パレット内壁面から幅方向の焼結パレット中央
に向かってパレット全幅の２５％までであり、焼結パレ
ット中央部の範囲は、焼結パレット両側壁部を除いた残
りの５０％の範囲である。そして、側壁部支持スタンド
とは、焼結パレット側壁部の範囲内にある支持スタンド
をいい、中央部支持スタンドとは、焼結パレット中央部
の範囲内にある支持スタンドをいう。
は、焼結パレット内壁面から幅方向の焼結パレット中央
に向かってパレット全幅の２５％までであり、焼結パレ
ット中央部の範囲は、焼結パレット両側壁部を除いた残
りの５０％の範囲である。そして、側壁部支持スタンド
とは、焼結パレット側壁部の範囲内にある支持スタンド
をいい、中央部支持スタンドとは、焼結パレット中央部
の範囲内にある支持スタンドをいう。
【０００９】
【作用】焼結パレット幅方向に複数設置した支持スタン
ドの高さを側壁部支持スタンドより中央部支持スタンド
で高くして焼結する本発明の方法によれば、下記のよう
に焼結パレット幅方向の焼結速度が均一化し、焼結時間
が短くなり、生産性が向上する。
ドの高さを側壁部支持スタンドより中央部支持スタンド
で高くして焼結する本発明の方法によれば、下記のよう
に焼結パレット幅方向の焼結速度が均一化し、焼結時間
が短くなり、生産性が向上する。
【００１０】図１に支持スタンドを設置した焼結パレッ
ト７を示す。
ト７を示す。
【００１１】中央部支持スタンド２１の頂部にシンター
ケーキが掛かるまでの焼結前半においては、焼結パレッ
ト中央部と焼結パレット側壁部の焼結速度差はそれ程大
きなものではなく、シンターケーキの厚みの差も大きな
ものではない。
ケーキが掛かるまでの焼結前半においては、焼結パレッ
ト中央部と焼結パレット側壁部の焼結速度差はそれ程大
きなものではなく、シンターケーキの厚みの差も大きな
ものではない。
【００１２】さらに焼結が進行し、図２に示すように中
央部支持スタンド２１によりシンターケーキ１０を支持
し始める焼結中期以降は、中央部支持スタンド２１によ
りシンターケーキ１０が支持されるため、焼結パレット
中央部では焼結反応層１３と原料層５ａにシンターケー
キ１０の荷重が掛からず、通気が改善される。一方、側
壁部支持スタンド２２の高さを中央部支持スタンド２１
に対して低くしたことにより、中央部支持スタンド２１
がシンターケーキを支持し始めた段階では側壁部支持ス
タンド２２はシンターケーキ１０を支持する状態には達
していない。このためシンターケーキ１０の荷重を軽減
することによる焼結反応層１３と原料層５ａの通気改善
はない。しかし焼結パレット側壁部の焼結層は壁効果に
より焼結パレット中央部の焼結層より通気が大きく、焼
結パレット中央部より焼結速度が速くなる傾向にあるこ
とから、焼結パレット側壁部の焼結層の通気は中央部支
持スタンド２１によりシンターケーキ１０が支持され、
通気が改善された中央部の焼結層に近い通気水準とな
る。このため、焼結パレット中央部と焼結パレット側壁
部の焼結速度差は小さくなる。
央部支持スタンド２１によりシンターケーキ１０を支持
し始める焼結中期以降は、中央部支持スタンド２１によ
りシンターケーキ１０が支持されるため、焼結パレット
中央部では焼結反応層１３と原料層５ａにシンターケー
キ１０の荷重が掛からず、通気が改善される。一方、側
壁部支持スタンド２２の高さを中央部支持スタンド２１
に対して低くしたことにより、中央部支持スタンド２１
がシンターケーキを支持し始めた段階では側壁部支持ス
タンド２２はシンターケーキ１０を支持する状態には達
していない。このためシンターケーキ１０の荷重を軽減
することによる焼結反応層１３と原料層５ａの通気改善
はない。しかし焼結パレット側壁部の焼結層は壁効果に
より焼結パレット中央部の焼結層より通気が大きく、焼
結パレット中央部より焼結速度が速くなる傾向にあるこ
とから、焼結パレット側壁部の焼結層の通気は中央部支
持スタンド２１によりシンターケーキ１０が支持され、
通気が改善された中央部の焼結層に近い通気水準とな
る。このため、焼結パレット中央部と焼結パレット側壁
部の焼結速度差は小さくなる。
【００１３】さらに焼結が進行し焼結後半になると、中
央部支持スタンド２１でシンターケーキ１０を支持する
ことによる通気改善により、焼結パレット中央部の焼結
速度は焼結パレット側壁部の焼結速度より速くなる傾向
を示し、焼結パレット中央部の焼結が少し先行するよう
になる。その後、側壁部支持スタンド２２により側壁部
のシンターケーキ１０を支持し始めるので、焼結パレッ
ト側壁部の通気は改善され、焼結パレット中央部と焼結
パレット側壁部の焼結層の通気はバランスが取れるよう
になる。このため焼結パレット７幅方向において焼結速
度に差が生じず、焼結パレット７幅方向に均一に焼結が
終了し、焼結時間が短縮する。この焼結時間の短縮によ
り生産性が向上する。
央部支持スタンド２１でシンターケーキ１０を支持する
ことによる通気改善により、焼結パレット中央部の焼結
速度は焼結パレット側壁部の焼結速度より速くなる傾向
を示し、焼結パレット中央部の焼結が少し先行するよう
になる。その後、側壁部支持スタンド２２により側壁部
のシンターケーキ１０を支持し始めるので、焼結パレッ
ト側壁部の通気は改善され、焼結パレット中央部と焼結
パレット側壁部の焼結層の通気はバランスが取れるよう
になる。このため焼結パレット７幅方向において焼結速
度に差が生じず、焼結パレット７幅方向に均一に焼結が
終了し、焼結時間が短縮する。この焼結時間の短縮によ
り生産性が向上する。
【００１４】側壁部支持スタンドに対する中央部支持ス
タンドの高さが１２０％未満では、側壁部支持スタンド
と中央部支持スタンドの高さの差が小さく、また側壁部
支持スタンドに対する中央部支持スタンドの高さが２０
０％超では、側壁部支持スタンドと中央部支持スタンド
の高さの差が大きすぎて、焼結パレット幅方向の焼結速
度が均一化せず、したがって焼結時間が短くならず、生
産性は向上しない。
タンドの高さが１２０％未満では、側壁部支持スタンド
と中央部支持スタンドの高さの差が小さく、また側壁部
支持スタンドに対する中央部支持スタンドの高さが２０
０％超では、側壁部支持スタンドと中央部支持スタンド
の高さの差が大きすぎて、焼結パレット幅方向の焼結速
度が均一化せず、したがって焼結時間が短くならず、生
産性は向上しない。
【００１５】支持スタンドの形状は特に限定するもので
はないが、焼結機の長手方向に平行な断面として台形、
長方形、または正方形とするのが良く、排出部でのシン
ターケーキの支持スタンドからの脱落がよい台形が特に
好ましい。
はないが、焼結機の長手方向に平行な断面として台形、
長方形、または正方形とするのが良く、排出部でのシン
ターケーキの支持スタンドからの脱落がよい台形が特に
好ましい。
【００１６】
【実施例１】焼結工程は図７に示した従来方法と同様と
し、充填層厚は６００ｍｍとした。主原料の鉱石、副原
料の石灰石、燃料のコークス、および返鉱を調湿、造粒
した焼結原料１をサージホッパー２に搬送し、ドラムフ
ィーダー３から切り出し、シュート４を介して焼結パレ
ット７に装入し、充填層５を形成した。この充填層５の
表層のコークスに点火炉８でガスの燃焼熱により点火し
て、下方に空気を吸引しながらコークスを燃焼させ、こ
の燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を焼結した。
し、充填層厚は６００ｍｍとした。主原料の鉱石、副原
料の石灰石、燃料のコークス、および返鉱を調湿、造粒
した焼結原料１をサージホッパー２に搬送し、ドラムフ
ィーダー３から切り出し、シュート４を介して焼結パレ
ット７に装入し、充填層５を形成した。この充填層５の
表層のコークスに点火炉８でガスの燃焼熱により点火し
て、下方に空気を吸引しながらコークスを燃焼させ、こ
の燃焼熱で上層から下層にかけて順次原料を焼結した。
【００１７】図１に示すように、実施例１における焼結
パレット長さ１２は１．５ｍ、パレット幅は５ｍとし
た。この焼結パレット７に中央部支持スタンド２１と側
壁部支持スタンド２２を各２列、計４列設置した。各支
持スタンドの仕様は表１のとおりである。
パレット長さ１２は１．５ｍ、パレット幅は５ｍとし
た。この焼結パレット７に中央部支持スタンド２１と側
壁部支持スタンド２２を各２列、計４列設置した。各支
持スタンドの仕様は表１のとおりである。
【００１８】
【表１】
【００１９】焼結パレット７に上記仕様の支持スタンド
を設置して焼結したところ、焼結パレット中央部と焼結
パレット側壁部の焼結層の通気のバランスが取れるた
め、焼結パレット７幅方向において焼結速度に差が生じ
ず、均一に焼結が終了し、焼結時間が短縮した。この焼
結時間の短縮により生産性が向上した。図５、図７に示
した従来方法の生産性３３．４ｔ／ｄ／ｍ2 より５．１
ｔ／ｄ／ｍ2 高い３８．５ｔ／ｄ／ｍ2 の生産性であっ
た。
を設置して焼結したところ、焼結パレット中央部と焼結
パレット側壁部の焼結層の通気のバランスが取れるた
め、焼結パレット７幅方向において焼結速度に差が生じ
ず、均一に焼結が終了し、焼結時間が短縮した。この焼
結時間の短縮により生産性が向上した。図５、図７に示
した従来方法の生産性３３．４ｔ／ｄ／ｍ2 より５．１
ｔ／ｄ／ｍ2 高い３８．５ｔ／ｄ／ｍ2 の生産性であっ
た。
【００２０】
【実施例２】焼結工程は図７に示した従来方法と同様と
し、充填層厚は６００ｍｍとした。また操業形態も図７
に示した従来方法と同様とした。
し、充填層厚は６００ｍｍとした。また操業形態も図７
に示した従来方法と同様とした。
【００２１】図３に示すように、実施例２における焼結
パレット長さ１２は１．５ｍ、パレット幅は５ｍとし
た。この焼結パレット７に中央部支持スタンド２１を１
列、側壁部支持スタンド２２を各２列、計３列設置し
た。各支持スタンドの仕様は表２のとおりである。
パレット長さ１２は１．５ｍ、パレット幅は５ｍとし
た。この焼結パレット７に中央部支持スタンド２１を１
列、側壁部支持スタンド２２を各２列、計３列設置し
た。各支持スタンドの仕様は表２のとおりである。
【００２２】
【表２】
【００２３】焼結パレット７に上記仕様の支持スタンド
を設置して焼結したところ、実施例１と同様に焼結パレ
ット７幅方向において焼結速度に差が生じず、均一に焼
結が終了し、焼結時間が短縮した。この焼結時間の短縮
により生産性が向上した。図５、図７に示した従来方法
の生産性３３．４ｔ／ｄ／ｍ2 より４．７ｔ／ｄ／ｍ2
高い３８．１ｔ／ｄ／ｍ2 の生産性であった。
を設置して焼結したところ、実施例１と同様に焼結パレ
ット７幅方向において焼結速度に差が生じず、均一に焼
結が終了し、焼結時間が短縮した。この焼結時間の短縮
により生産性が向上した。図５、図７に示した従来方法
の生産性３３．４ｔ／ｄ／ｍ2 より４．７ｔ／ｄ／ｍ2
高い３８．１ｔ／ｄ／ｍ2 の生産性であった。
【００２４】
【実施例３】焼結工程は図７に示した従来方法と同様と
し、充填層厚は６００ｍｍとした。また操業形態も図７
に示した従来方法と同様とした。
し、充填層厚は６００ｍｍとした。また操業形態も図７
に示した従来方法と同様とした。
【００２５】図４に示すように、実施例３における焼結
パレット長さ１２は１．０ｍ、パレット幅は４ｍとし
た。この焼結パレット７に中央部支持スタンド２１を１
列、側壁部支持スタンド２２を各２列、計３列設置し
た。各支持スタンドの仕様は表３のとおりである。
パレット長さ１２は１．０ｍ、パレット幅は４ｍとし
た。この焼結パレット７に中央部支持スタンド２１を１
列、側壁部支持スタンド２２を各２列、計３列設置し
た。各支持スタンドの仕様は表３のとおりである。
【００２６】
【表３】
【００２７】焼結パレット７に上記仕様の支持スタンド
を設置して焼結したところ、実施例１と同様に焼結パレ
ット７幅方向において焼結速度に差が生じず、均一に焼
結が終了し、焼結時間が短縮した。この焼結時間の短縮
により生産性が向上した。図５、図７に示した従来方法
の生産性３３．４ｔ／ｄ／ｍ2 より４．１ｔ／ｄ／ｍ2
高い３７．５ｔ／ｄ／ｍ2 の生産性であった。
を設置して焼結したところ、実施例１と同様に焼結パレ
ット７幅方向において焼結速度に差が生じず、均一に焼
結が終了し、焼結時間が短縮した。この焼結時間の短縮
により生産性が向上した。図５、図７に示した従来方法
の生産性３３．４ｔ／ｄ／ｍ2 より４．１ｔ／ｄ／ｍ2
高い３７．５ｔ／ｄ／ｍ2 の生産性であった。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、焼結パレット幅方向に
均一に焼結が終了し、焼結時間が短縮する。
均一に焼結が終了し、焼結時間が短縮する。
【図１】本発明の実施に使用する焼結パレットの例を示
す図である。
す図である。
【図２】本発明における焼結過程を模式的に示す断面図
である。
である。
【図３】本発明の実施に使用する焼結パレットの例を示
す図である。
す図である。
【図４】本発明の実施に使用する焼結パレットの例を示
す図である。
す図である。
【図５】従来の焼結工程を示す図である。
【図６】従来方法における焼結過程を模式的に示す断面
図である。
図である。
【図７】支持スタンドを設置する従来の焼結工程を示す
図である。
図である。
【図８】従来の支持スタンドを設置したパレットを示す
図である。
図である。
１ 焼結原料 ２ サージホッパー ３ ドラムフィーダー ４ シュート ５ 充填層 ５ａ 原料層 ６ 返鉱ホッパー ７ 焼結パレット ７ａ 焼結パレット側壁 ８ 点火炉 １０ シンターケーキ １１ 支持スタンド １２ 焼結パレット長さ １３ 焼結反応層 ２１ 中央部支持スタンド ２２ 側壁部支持スタンド ２３ 中央部支持スタンド高さ ２４ 側壁部支持スタンド高さ ２５ 中央部支持スタンド間隔 ２６ 側壁部支持スタンド間隔 ２７ 中央部支持スタンド底面長さ ２８ 中央部支持スタンド上面長さ ２９ 側壁部支持スタンド底面長さ ３０ 側壁部支持スタンド上面長さ ４１ 支持スタンド高さ ４２ 支持スタンド底面長さ ４３ 支持スタンド上面長さ ４４ 支持スタンド間隔
Claims (2)
- 【請求項１】 下方吸引式焼結機の焼結パレット上に設
置した支持スタンドによりシンターケーキを支持しなが
ら焼結する焼結鉱の製造方法において、焼結パレット幅
方向に複数設置した支持スタンドの高さを側壁部支持ス
タンドより中央部支持スタンドで高くして焼結すること
を特徴とする焼結鉱の製造方法。 - 【請求項２】 側壁部支持スタンドに対する中央部支持
スタンドの高さを１２０〜２００％とすることを特徴と
する請求項１記載の焼結鉱の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18501095A JPH0914857A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 焼結鉱の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18501095A JPH0914857A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 焼結鉱の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914857A true JPH0914857A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=16163199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18501095A Withdrawn JPH0914857A (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | 焼結鉱の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914857A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011118840A1 (ja) * | 2010-03-24 | 2011-09-29 | 新日本製鐵株式会社 | 焼結パレット台車、それを備えた焼結機及び焼結鉱の製造方法 |
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1995
- 1995-06-29 JP JP18501095A patent/JPH0914857A/ja not_active Withdrawn
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