JPH09145370A - 電磁誘導用コイルの設置方法 - Google Patents

電磁誘導用コイルの設置方法

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JPH09145370A
JPH09145370A JP34537495A JP34537495A JPH09145370A JP H09145370 A JPH09145370 A JP H09145370A JP 34537495 A JP34537495 A JP 34537495A JP 34537495 A JP34537495 A JP 34537495A JP H09145370 A JPH09145370 A JP H09145370A
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JP
Japan
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coil
shield machine
electromagnetic induction
space
excavator
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Application number
JP34537495A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Kimura
宏一 木村
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KIDO GIKEN KK
Original Assignee
KIDO GIKEN KK
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】推進工法において先端のシールド掘進機の位置
を電磁誘導計測する時のコイルの設置方法に関するもの
で、シールド掘進機による電磁的影響を取り除き、正確
に計測できる方法を提供するものである。 【構成】推進工法で、発信コイルが発する磁界を探査コ
イルで受信してシールド掘進機の位置を計測していく電
磁誘導計測方法において、発信コイルと探査コイルの各
々を導電性及び透磁性の極めて小さい部材で封入し、そ
のどちらか一方を金属製シールド掘進機の所定の箇所に
必要な大きさの非金属性空間を形成するように設置する
か或いは金属製シールド掘進機の後端に非金属性部材だ
けで製作したコイルセット管に設置するかして、コイル
周辺の金属部材による電磁的影響を実用上差し支えない
ようにすることを特徴とする電磁誘導用コイルの設置方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シールド掘進機の位置
計測方法に関するもので、詳しくは、電磁誘導計測方法
におけるコイルの設置方法に係わるものである。
【0002】
【従来技術】推進工法では、埋設管が計画線に沿って精
度良く布設されているかは非常に重要なことであり、推
進精度を維持するためには、埋設管の先端に設置したシ
ールド掘進機の姿勢を絶えず正確に管理していくことが
必要である。一般に推進工法における姿勢計測方法は、
光学機器等によって発進立坑側からシールド掘進機内ま
でを計測する方法が用いられている。推進区間が直線の
場合は、発進立坑内からレーザ光を照射し、シールド掘
進機内に設置したターゲットにレーザスポットを受光す
ることにより、シールド掘進機の位置を迅速に計測する
方法が用いられている。
【0003】しかし、曲線を含む推進施工の場合には、
先端のシールド掘進機内のターゲットにレーザ光を照射
することができなくなり、一般的な光学機器によるトラ
バース測量による方法となり、可視範囲内で光学器械を
何回も盛り替えすることが必要となり、一回の計測に多
くの時間必要とする。このため、地上部に発信コイルを
設置し、発信コイルが発する交番磁界を、シールド掘進
機内に設置した受信コイルで受信し、この時の受信レベ
ルの強弱によりシールド掘進機の位置を計測する電磁誘
導計測方法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した電磁誘導計測
方法による従来技術では、曲線を含む推進施工でも、シ
ールド掘進機の姿勢を計測することは可能となった。し
かし、シールド掘進機は、地中を掘進しながら摺動して
いくために、外圧や磨耗に対してシールド掘進機の外殻
を比較的強度のある鋼材で製作しているのが現状であ
る。このため、発信コイルが発する磁界が、シールド掘
進機の金属物質により影響を受けて変形し、探査コイル
による正確な位置計測ができなくなっている。
【0005】そこで本発明は、上記した技術の問題点を
解決するために、シールド掘進機の金属性物質による電
磁的影響を解消する計測方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、発信
コイルと探査コイルの各々を導電性及び透磁性の極めて
小さい部材で封入し、そのどちらか一方を金属製シール
ド掘進機の所定の箇所に必要な大きさの非金属性空間を
形成するように設置するか或いは金属製シールド掘進機
の後端に非金属性部材だけで製作したコイルセット管に
設置するかして、コイル周辺の金属性部材による電磁的
影響を実用上差し支えないようにすることを特徴とする
電磁誘導用コイルの設置方法である。
【0007】発信コイルや探査コイルの構成としては、
従来用いられている技術を使用すればよく、導電性及び
透磁性の極めて小さい樹詣材等で封入されている。シー
ルド掘進機側では、頂部の所定の位置に金属による磁界
への影響がない必要な大きさの非金属性の空間が形成さ
れ、その空間に前記したコイルを設置する。発信コイル
を設置する場合は、シールド掘進機の推進方向の中心線
上に発信コイルを固定し、回りを導電性及び透磁性の極
めて小さい樹脂材で充填する。発信コイルを地上に設置
して、探査コイルをシールド掘進機側に設置する場合に
は、発信コイルの発する磁界の強弱による変化により発
信コイル位置を得るために、探査コイルを移動させる必
要があるため、上部のみを樹脂材等で充填し、探査コイ
ル部分は稼働できる構造とすることが必要である。
【0008】金属製シールド掘進機の後端に設置するコ
イルセット管としては、周辺地盤の土圧や水圧に耐える
ことのできる強度が必要であり、セラミック材や樹脂材
等が用いられる。コイルの設置方法としては、全体が非
金属性物質で形成されているので、コイルセット管内へ
の取り付けが可能である。
【0009】
【作用】上記した発明によれば、例えば発信コイルを地
上に設置した場合、発信コイルから発射される磁界が、
シールド掘進機に所定の大きさで設置した非金属性空間
により影響されることなく探査コイルにより受信され、
精度良く計測が行える。また、シールド掘進機の後端に
コイルセット管を設置する方法によれば、発信コイルか
ら発射される磁界は、全く電磁的影響を受けることがな
くなり、高精度の計測が行える。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を基に
説明する。図1は、本発明の一実施例である電磁誘導用
コイルの設置方法を説明する縦断面図である。先端に掘
削機構をもち、外殻6が鋼材で製作されたシールド掘進
機5−ルド掘進機1の後方には埋設管9が接続されてい
る。シールド掘進機5頂部の外殻6部分には、磁界に影
響を及ぼさない範囲で導電性及び透磁性の極めて小さい
部材で非金属性空間1が形成されている。非金属性空間
1を形成する枠部材3としては、セラミック材や樹脂材
が用いられる。枠部材3の形状としては、シールド掘進
機5側に探査コイル2を設置する場合に、磁界の強弱の
変化を知るために探査コイル2を移動させることが必要
であり、推進方向と直角方向に長さをもった形状のもの
が必要となり、矩形形状のものが好ましい。シールド掘
進機5側に発信コイル7を設置する場合は、発信コイル
7を稼働させる必要がないため推進方向と直角側に長く
非金属性空間1を取る必要はないが、鋼材による電磁的
影響をなくすために所定の大きさは必要となる。
【0011】枠部材3内に探査コイル2または発信コイ
ル7を設置すると、コイルを保護するために導電性及び
透磁性の極めて小さい樹脂材4で充填される。シールド
掘進機5側に探査コイル2を設置する場合は、推進方向
と直角方向への移動が必要のため、探査コイル2の上部
のみを樹脂材4で充填して、探査コイル2本体は固定し
ない構造とすることが必要である。
【0012】図2は、非金属性空間1を詳細に説明する
平面図である。シールド掘進機5の外殻6上には枠部材
3が設けられ、枠部材3の中央部には発信コイル7が設
置されている。発信コイル7の位置は、推進埋設される
埋設管の布設位置に合致するようにシールド掘進機5の
軸方向の中心線上に設置されている。また、地上に発信
コイル7を設置する場合は、地上に埋設管の布設計画位
置を表示し、所定の間隔をおいて発信コイル7設置す
る。
【0013】図3は、シールド掘進機5の後端に導電性
や透磁性のない非金属性物質だけで製作されたコイルセ
ット管8を説明する縦断面図である。コイルセット管8
の部材としては、外周の土圧や水圧に耐える強度が必要
となり、セラミック材や樹脂材が用いられる。コイルセ
ット管8に設置するコイルの位置は、コイルセット管8
自体が非金属性物質であり、管内に設置しても磁界に何
等影響を受けることはないため、取付、点検が容易な管
内に設置とするほうが好ましい。
【0014】4図は、本発明の電磁誘導用コイルの設置
方法による位置計測方法を、より高精度に計測するため
の方法を説明する縦断面図である。電磁誘導計測方法で
は、磁界強度は計測距離の3乗に反比例して弱くなり、
測定深度に限界があり、埋設管の土被りが深くなると、
計測精度の悪化や測定が不可能となる場合も出てくるた
め、公知技術として有効な実開昭64−42415号技
術を用い、あらゆる条件での電磁誘導計測を可能とする
ものである。前記公知技術は、発信コイル7と探査コイ
ル2との離間距離を常に一定の少ない距離とすることに
より、強い磁界を受信できるようにする技術であり、そ
の方法として、地上より所定の位置にボーリングにより
シールド掘進機5の近傍まで孔10を削孔し、孔内先端
に発信コイル7を設置し、シールド掘進機5側から探査
コイル2により、発信コイル7位置を計測してシールド
掘進機5の中心線位置からのズレを測定する方法であ
る。
【0015】電磁誘導の計測方法としては、前記した1
つの探査コイル2を移動させることにより、発信コイル
7の発する磁界のもっとも強い位置を検出する方法や左
右対称に配置した2つの探査コイル2を移動することに
より、発信コイル7が2つの探査コイル2の中点にきた
とき磁界が相殺しあう0点を探す方法等の従来技術を用
いれば良い。
【0016】
【発明の効果】本発明の電磁誘導用コイルの設置方法に
より、シールド掘進機部で発信コイルの発する磁界が金
属等による影響を受けないように、所定の大きさで非金
属性空間を形成するで、磁界の変形及び減衰を極力抑
え、正確にシールド掘進機位置を計測することが可能と
なった。また、コイルセット管内にコイルを設置する方
法は、磁界に悪影響を及ぼす金属性物質がないため、正
確な磁界の受信が可能となる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁誘導用コイルの設置方法を説明す
る縦断面図である。
【図2】非金属性空間を詳細に説明する平面図である。
【図3】本発明のコイルセット管を説明する縦断面図で
ある。
【図4】本発明技術と従来技術を利用した電磁誘導探査
方法を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
1 非金属性空間 2 探査コイル 3 枠部材 4 樹脂材 5 シールド掘進機 6 外殻 7 発信コイル 8 コイルセット管 9 埋設管 10 ボウリング孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01V 15/00 G01V 3/10 B 3/10 3/00 E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進工法で、発信コイルが発する交番磁界
    を探査コイルで受信してシールド掘進機の位置を計測し
    ていく電磁誘導計測方法において、発信コイルと探査コ
    イルの各々を導電性及び透磁性の極めて小さい部材で封
    入し、そのどちらか一方を金属製シールド掘進機の所定
    の箇所に必要な大きさの非金属性空間を形成するように
    設置するか或いは金属製シールド掘進機の後端に非金属
    性部材だけで製作したコイルセット管に設置するかし
    て、コイル周辺の金属性部材による電磁的影響を実用上
    差し支えないようにすることを特徴とする電磁誘導用コ
    イルの設置方法。
JP34537495A 1995-11-27 1995-11-27 電磁誘導用コイルの設置方法 Pending JPH09145370A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100439179B1 (ko) * 2001-10-22 2004-07-05 주식회사 삼부커뮤닉스 지하 매설물 탐지용 자성체
JP2007113385A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Juro Hamada 推進シールド工法におけるシールド掘進機の掘進方向制御装置

Cited By (3)

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