JPH09144084A - 湯水混合栓 - Google Patents

湯水混合栓

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JPH09144084A
JPH09144084A JP32804195A JP32804195A JPH09144084A JP H09144084 A JPH09144084 A JP H09144084A JP 32804195 A JP32804195 A JP 32804195A JP 32804195 A JP32804195 A JP 32804195A JP H09144084 A JPH09144084 A JP H09144084A
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JP
Japan
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water
hot
spout
cold water
bathtub
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JP32804195A
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English (en)
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Atsushi Toyohara
篤 豊原
Kazuyo Nakamura
和世 中村
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管工事なしに湯水の配管がなされた位置と
異なる位置との2箇所から混合湯水を吐水すると共に、
配管位置と異なる位置での吐水に必要な水路を形成する
部材の少なくとも一部を載置台として利用する。 【解決手段】 湯水混合栓10は、湯水を混合する混合
弁とカラン80とを有する本体20と、シャワーヘッド
150と、浴槽用吐水口178を有する浴槽用吐水部1
60と、各部に必要な電力を供給するバッテリ100
と、本体20及び浴槽用吐水部160を覆うと共に石鹸
等の小物が載置できるよう上面を平坦に形成してなるカ
ウンタ200とから構成される。本体20には、シャワ
ーヘッド150や浴槽用吐水部160へ混合湯水を送る
水路と、各水路に設けられた各電磁弁と、各操作パネル
82,180の操作に基づき各電磁弁を開閉駆動する制
御装置とが設けられ、カラン80及び浴槽用吐水口17
8からの吐水を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水混合栓に関
し、詳しくは、湯水の混合比を調節する混合弁を備える
湯水混合栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、バスルー
ム内に配設される洗面カウンタの一方の側端部を浴槽の
上方まで延出し、この側端部の下部に浴槽内に吐水可能
な吐水口を設けた洗面カウンタが提案されている(例え
ば、実開平4−27887号公報等)。この洗面カウン
タは、ビジネスホテルなどに用いられているトイレと洗
面台と浴槽とを一室に収納するユニットバスルームに用
いられ、浴槽の直ぐ隣に配置される。この洗面カウンタ
では、カウンタの側端部の上部に設けられた湯用および
水用のハンドルを回して所望の温度の混合湯水を下部に
設けられた吐水口から浴槽に吐水する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般住宅において浴室
を改装する場合には、浴室内のレイアウトの変更に伴
い、浴室内の従前とは異なる位置に湯水混合水栓を設置
しようとする場合がある。この場合、浴室の壁に埋め込
まれた湯および水の配管を浴室のレイアウトに合わせて
再配管しなければならない。こうした再配管を伴う改装
では、工事は大がかりなものとなり、改装費用も多くな
る。一方、新築住宅における浴室でも、浴室の構造等に
よっては所望の位置に湯水混合栓を取り付けるのに必要
な配管ができない場合もある。
【0004】このような場合、壁に埋め込まれた配管の
再配管工事をせずに、浴室内に配管することも考えられ
るが、インテリア的に優れず、入浴中に使用者が配管に
接触することもあり好ましくない。上述の洗面カウンタ
を用いることも考えられるが、この洗面カウンタはユニ
ットバスルームに設置されることが前提であるから、洗
面台を必要としない浴槽と洗い場という一般住宅で採用
される浴室には適さない。
【0005】本発明は、配管工事なしに湯水の配管がな
された位置と異なる位置との2箇所から混合湯水を吐水
すると共に、配管位置と異なる位置での吐水に必要な水
路を形成する部材の少なくとも一部を載置台として利用
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の湯水混合栓は、湯水の混合比を調節する混合弁
と、該混合弁により混合された混合湯水を吐水する第1
の吐水口とを備えた湯水混合栓であって、前記混合弁か
ら前記第1の吐水口に至る主水路から分岐し第2の吐水
口から前記混合湯水を吐水する分岐水路を有し、外表面
の少なくとも一部に載置部を形成してなる水路部材を備
えることを要旨とする。
【0007】本発明の湯水混合栓では、混合弁が湯水の
混合比を調節し、第1の吐水口からこの混合弁により混
合された混合湯水を吐水する。第2の吐水口は、混合弁
から第1の吐水口に至る主水路から分岐した分岐水路に
より送られる混合湯水を吐水する。この分岐水路を有す
る水路部材の外表面の少なくとも一部に形成された載置
部は、石鹸やシャンプー等の小物を載置可能な台として
用いられる。
【0008】本発明の湯水混合栓によれば、湯水混合栓
の取付用に湯水の配管がなされた位置へ設置するだけ
で、配管工事なしに第1の吐水口および第2の吐水口の
少なくとも2箇所から吐水することができる。しかも、
第2の吐水口への分岐水路を有する水路部材の少なくと
も一部に載置部を形成することにより石鹸やシャンプー
などを載置することができると共に、分岐水路を露出配
管とすることがなくインテリア上優れたものとすること
ができる。
【0009】ここで、前記湯水混合栓において、前記第
1の吐水口は、浴室の洗い場に配置されたカランであ
り、前記第2の吐水口は、前記浴室に設置された浴槽の
上方に配置され、該浴槽に吐水する浴槽用吐水口である
構成とすることもできる。こうすれば、洗い場に配管さ
れ浴槽用に配管されていない場合でも、浴槽用の吐水口
を簡易に設けることができる。この構成において、更
に、前記第2の吐水口は、前記水路部材に収納自在に取
り付けてなる構成とすることもできる。こうすれば、第
2の吐水口から吐水しないときには、第2の吐水口を水
路部材に収納することができる。
【0010】また、前記湯水混合栓において、前記第1
の吐水口は、浴室に設置された浴槽の上方に配置され、
該浴槽に吐水する浴槽用吐水口であり、前記第2の吐水
口は、前記浴室の洗い場に配置されたカランである構成
とすることもできる。こうすれば、浴槽に配管され洗い
場に配管されていない場合でも、洗い場に混合湯水の吐
水口を簡易に設けることができる。
【0011】前記湯水混合栓において、前記主水路に設
けられ、開弁してから該主水路を通過する前記混合湯水
が第1の所定量になったときに閉弁して前記第1の吐水
口からの吐水を停止する第1定量止水弁を備える構成と
することもできる。こうすれば、第1の吐水口からの吐
水を、吐水開始から第1の所定量となったときに停止す
ることができる。
【0012】前記湯水混合栓において、前記分岐水路に
設けられ、開弁してから該分岐水路を通過する前記混合
湯水が第2の所定量になったときに閉弁して前記第2の
吐水口からの吐水を停止する第2定量止水弁を備える構
成とすることもできる。こうすれば、第2の吐水口から
の吐水を、吐水開始から第2の所定量となったときに停
止することができる。
【0013】前記湯水混合栓において、前記水路部材
は、前記分岐水路を形成する分岐水路部材と、該分岐水
路部材を収納し前記載置部が形成された分岐水路収納部
材とからなる構成とすることができる。こうすれば、載
置部の形成の自由度を増すことができる。
【0014】こうした分岐水路収納部材を備えた湯水混
合栓において、前記分岐水路収納部材は、前記分岐水路
部材に加え前記混合弁と前記主水路とを収納する部材で
ある構成とすることもできる。こうすれば、広い載置部
を形成することができる。また、一体化されるからシン
プルなデザインとなり掃除も容易となる。
【0015】こうした分岐水路収納部材を備えた湯水混
合栓において、前記分岐水路収納部材は、前記載置部と
して外表面の上面全体を平坦に形成してなる構成とする
こともできる。こうすれば、水路部材をカウンター等と
して利用する等、付加価値を高めることができると共
に、更に掃除しやすいシンプルな形状となる。
【0016】これらの前記湯水混合栓において、前記水
路部材は、前記載置部に加えて手すり部を形成してなる
構成とすることもでき、あるいは、前記水路部材は、前
記載置部に代えて手すり部を形成してなる構成とするこ
ともできる。これらの構成とすれば、水路部材を手すり
として利用できる。
【0017】前記湯水混合栓において、前記第1の吐水
口近傍に該第1の吐水口および/または前記第2の吐水
口からの吐水を操作する第1の操作部を備える構成とす
ることもできる。こうすれば、第1の吐水口近傍に設け
られた第1の操作部による操作で第1の吐水口および/
または第2の吐水口からの吐水を指示することができ
る。
【0018】前記湯水混合栓において、前記第2の吐水
口近傍に該第2の吐水口および/または前記第1の吐水
口からの吐水を操作する第2の操作部を備える請求項1
ないし10いずれか記載の湯水混合栓。こうすれば、第
2の吐水口近傍に設けられた第2の操作部による操作で
第2の吐水口および/または第1の吐水口からの吐水を
指示することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は本発明の一実施例である湯
水混合栓10を備える浴室用キャビネット5の概略を例
示する斜視図、図2は湯水混合栓10の構成の概略を例
示する分解斜視図、図3は湯水混合栓10の構成の概略
を例示するブロック図である。
【0020】浴室用キャビネット5は、図1に示すよう
に、湯水を混合してカラン80,シャワーヘッド150
および浴槽用吐水口178から各々吐水可能な湯水混合
栓10と、平面鏡212,小物棚214,216,照明
装置218およびシャワーヘッド取付具220からなる
キャビネット210とから構成されている。
【0021】湯水混合栓10は、図2および図3に示す
ように、混合弁22により混合された混合湯水をカラン
80から吐水すると共に接続継手44B,44Cにより
他の吐水部材に接続可能な本体20と、本体20の接続
継手44Bに接続されるシャワー部140と、同じく本
体20の接続継手44Cに接続される浴槽用吐水部16
0と、本体20の下面に取り付けられ本体20等に必要
な電力を電力供給ライン130を介して供給するバッテ
リ100と、本体20および浴槽用吐水部160の上面
および側面を覆うカウンタ200と、本体20の下部お
よびバッテリ100を覆う下部カバー132とを備え、
止水栓16Bを内蔵する湯側取付金具16と、止水栓1
8Bおよび調圧部18Cを有する水側取付金具18とに
より給湯管および給水管に取り付けられる。なお、水側
取付金具18の調圧部18Cの背圧室は、連絡管18D
により湯側取付金具16の止水栓16Bの下流側に接続
されており、湯側取付金具16から湯水混合栓10に供
給される湯圧と水側取付金具18から湯水混合栓10に
供給される水圧とが等しくなるよう調節されている。以
下、湯水混合栓10の各部の構成について説明する。
【0022】本体20は、湯水の混合比を調節する混合
弁22と、この混合弁22により混合された混合湯水を
カラン80に送る主水路41と、主水路41から分岐す
る第一分岐水路41Bおよび第二分岐水路41Cと、各
分岐水路の端部に取り付けられた接続継手44B,44
Cと、主水路41の分岐部の下流側および各分岐水路に
設けられたカラン吐水用電磁弁42A,第一分岐水路電
磁弁42B,第二分岐水路電磁弁42Cと、本体20の
正面に取り付けられカラン80からの吐水およびシャワ
ーヘッド150からの吐水をオン・オフするカラン・シ
ャワー操作パネル82と、カラン・シャワー操作パネル
82等の操作により湯水混合栓10からの吐水を制御す
る制御装置90とを備える。
【0023】図4は、混合弁22の構造の概略を例示す
る説明図である。混合弁22は、図示するように、内側
に混合室30が形成されると共にこの混合室30に湯側
取付金具16および水側取付金具18からの湯水を供給
する湯側ポート26および水側ポート28が周方向に形
成された混合弁ハウジング24と、混合室30に配置さ
れ湯側ポート26および水側ポート28の混合室30へ
の開口面積を調節することによって混合室30へ供給さ
れる湯水の混合比を調節する可動弁体32と、可動弁体
32を図中右側に付勢するバイアスバネ34と、ハンド
ル40(図2および図3参照)の左右の回転に伴って図
4中左右方向に移動してバイアスバネ34の付勢力を調
整する付勢力調節部材38と、可動弁体32を挟んでバ
イアスバネ34と対向して配置されバネ押え35を介し
て可動弁体32を図中左側に付勢する感温バネ36とを
備える。
【0024】可動弁体32の中央部には、連絡孔33が
形成されており、湯側ポート26から混合室30に流入
した湯がこの連絡孔33を通って、水側ポート28から
流入した水と混合するようになっている。感温バネ36
は、温度によってバネ定数Kが変化する金属材料、例え
ばニッケル・チタン合金からなる形状記憶合金等により
形成されている。実施例では、温度が高くなるほどバネ
定数Kが大きくなる材料により感温バネ36を形成する
と共に、感温バネ36を、この感温バネ36の付勢力に
より可動弁体32が湯側ポートを塞ぐ方向に配置してい
る。したがって、外乱等よって混合室30に流入する湯
の温度が変化したり、湯圧または水圧が変化したりして
混合湯水の温度が変化すれば、感温バネ36のバネ定数
Kが混合湯水の温度の変化を打ち消す方向に変化し、可
動弁体32を移動させて混合湯水の温度を設定された温
度に保つ。すなわち、感温バネ36は、混合湯水の温度
が高くなると、この温度上昇に伴ってバネ定数Kが大き
くなり、可動弁体32を湯の混合室30への流入が減少
する方向に移動させて、混合湯水の温度を低くする。ま
た、混合湯水の温度が低くなると、この温度降下に伴っ
てバネ定数Kが小さくなり、可動弁体32を湯の混合室
30への流入が増加する方向に移動させて、混合湯水の
温度を高くする。混合弁22では、こうして混合湯水の
温度を設定された温度に保つ。
【0025】カラン吐水用電磁弁42A,第一分岐水路
電磁弁42Bおよび第二分岐水路電磁弁42Cは、いず
れも電力が供給されていないときには閉となる常時閉の
電磁弁として構成されている。これらの電磁弁は、導電
ラインにより制御装置90に接続されており、制御装置
90による駆動制御を受ける。
【0026】図5は接続継手44Bの外観を示す平面
図、図6は図5の接続継手44Bの6−6線断面とシャ
ワー部140のシャワー接続継手142の断面を示す断
面図、図7は接続継手44Bとシャワー接続継手142
とを接続した状態を示す断面図、図8は接続継手44B
とシャワー接続継手142との接続を解除する際の様子
を示す説明図である。なお、説明を簡易にするため、シ
ャワー部140が備え、本体20の接続継手44Bに接
続可能なシャワー接続継手142の構成についてもここ
で説明する。
【0027】図5および図6に示すように、接続継手4
4Bは、供給流路48および接続室50を形成する継手
ハウジング46と、供給流路48と接続室50との境に
設置され弁体62と弁体62の下部中央に嵌挿された軸
64と弁体62を図6中上方に付勢するバネ66とを有
する弁部材60と、接続継手44Bに接続されるシャワ
ー部140が備えるシャワー接続継手142の挿入部1
43の先端部をガイドするカップ68と、外部に混合湯
水が漏れるのを防止するVパッキン70と、挿入部14
3に噛み込んで挿入部143の抜脱を防止する爪部75
が形成された固定部材74と、この固定部材74を図6
中上下から支持する下部固定リング72および上部固定
リング76と、鍔部78Aを有しシャワー接続継手14
2を取り外す際に固定部材74の爪部75の噛み込みを
解除する着脱リング78とを備える。
【0028】継手ハウジング46の接続室50の入口部
には、弁体62に当接する弁座52が形成され、接続室
50の鉛直下部には弁部材60の軸64が嵌挿される軸
ガイド54が形成されている。また、継手ハウジング4
6には、接続継手44Bとシャワー部140のシャワー
接続継手142とを電気的に接続するための複数の端子
を有するソケット部56が形成されている。このソケッ
ト部56の各端子には、接続継手44Bにシャワー接続
継手142が接続されたときに本体20側からシャワー
部140側へ電力を供給する電力供給ラインと、シャワ
ー部140の吐水の形態を電気的な信号として受け取る
信号線と、シャワー部140からの吐水の指示に必要な
信号線とからなる導電ライン群58が接続されている。
【0029】一方、シャワー接続継手142は、切り欠
け形状の先端部144を有する挿入部143と、継手ハ
ウジング46に形成されたソケット部56に差込可能な
プラグ部146とから構成される。プラグ部146に
は、複数の端子が設けられており、この端子には、接続
継手44Bに接続されたときに本体20側から供給され
る電力を受けシャワー部140の各部に供給する電力供
給ラインと、シャワー部140の吐水の形態を電気的な
信号として接続継手44Bを介して本体20側に伝える
信号線と、その他シャワー部140からの吐水の指示等
に必要な信号線とからなる導電ライン群148が接続さ
れている。
【0030】こうして着脱自在で吐水の形態を識別可能
な接続継手44Bとシャワー接続継手142とが構成さ
れる。ここで、この接続継手44Bとシャワー接続継手
142との着脱の様子について説明する。シャワー接続
継手142に形成されたプラグ部146が継手ハウジン
グ46のソケット部56に整合するようシャワー接続継
手142の挿入部143を継手ハウジング46の接続室
50に挿入すると、挿入部143はカップ68にガイド
されて進み、挿入部143の先端部144が弁部材60
の弁体62に当接して、弁部材60のバネ66に抗して
弁部材60を押し下げる。すると、弁体62と継手ハウ
ジング46の弁座52との係合が解かれるから、生じた
隙間から供給流路48の混合湯水の流入が可能になる。
挿入部143は、固定部材74の爪部75がその外周面
に噛み込むことにより固定され、Vパッキン70により
シールされる。Vパッキン70は、図示するように、供
給流路48に「V」字の開口部を向けて装着されている
から、第一分岐水路電磁弁42Bが開弁されて、シャワ
ー部140に水圧が伝えられると、開口部を開こうとす
る力が働いて挿入部143のシール力を高める。
【0031】こうして接続したシャワー接続継手142
を接続継手44Bからはずすには、着脱リング78の鍔
部78Aに図8の鍔部78A近傍の矢印の方向に力を加
えて着脱リング78をこの矢印の方向に移動させ、この
状態でシャワー接続継手142の挿入部143を引き抜
く。着脱リング78を図8に示すように移動させると、
着脱リング78のガイド部78Bの先端が固定部材74
の爪部75を押しのけるから、爪部75による挿入部1
43への噛み込みが解除されて挿入部143は引き抜け
るようになる。
【0032】この接続継手44Bとシャワー接続継手1
42とによるシャワー部140の吐水の形態の識別は次
のようになされる。図9は、接続継手44Bのソケット
部56とシャワー接続継手142のプラグ部146とに
より接続される信号線の一部の接続の様子を例示する説
明図である。図示するように、接続継手44Bの導電ラ
イン群58のうち、信号線58Aは本体20側でハイレ
ベル(例えば5ボルト)にプルアップされており、信号
線58Dは本体20側でグラウンド接地されている。ま
た、信号線58Bと58Cは制御装置90に接続されて
いると共に、接続継手44Bにシャワー接続継手142
が接続されていないときには信号線58Dに結線されて
グラウンド接地されるようになっている。一方、シャワ
ー接続継手142の導電ライン群148のうち信号線1
48Bは信号線148Aに結線されており、信号線14
8Cは信号線148Dに結線されている。
【0033】いま、こうしたソケット部56にプラグ部
146を差し込むと、ソケット部56の信号線58A〜
58Dにプラグ部146の信号線148A〜148Dが
それぞれ接続される。信号線148Bが信号線148A
に結線され、信号線148Cが信号線148Dに結線さ
れているから、信号線58Bはハイレベルとなり、信号
線58Cはロウレベルのまま維持され、これらの信号が
制御装置90に入力される。したがって、制御装置90
では、信号線58B,58Cの信号レベルに基づいて接
続継手44Bに接続されたシャワー部140の吐水口の
吐水の形態がシャワーであると判断することができる。
この信号線58B,58Cのレベルの組み合わせは4種
であり、共にロウレベルのときが接続継手44Bに何も
接続されていないときであるから、3種の吐水の形態の
識別が可能である。例えば、後述する浴槽用吐水部16
0の浴槽用吐水口接続継手162に形成されたプラグ部
166では、図10に示すように、導電ライン群168
のうち信号線168Bは信号線168Dに、信号線16
8Cは信号線168Aに結線されているから、制御装置
90では、信号線58Bからのロウレベルの信号と信号
線58Cからのハイレベルの信号とにより、浴槽用吐水
部160の吐水口の吐水の形態が浴槽用の吐水であると
判断することができる。もとより、吐水の形態に関与す
る信号線を増やせば吐水の形態の識別は何種類でも可能
である。
【0034】接続継手44Cは、接続継手44Bと同一
の構成をしているから、その説明は省略する。
【0035】カラン・シャワー操作パネル82には、カ
ラン80からの吐水をオン・オフするカラン開閉ボタン
84と、シャワーヘッド150からの吐水をオン・オフ
するシャワー開閉ボタン86とが設けられている。各ボ
タンは、シートボタンの上に透光性の樹脂により形成さ
れたボタンを取り付けて構成されている。なお、カラン
・シャワー操作パネル82は、導電ラインにより制御装
置90に接続されている。
【0036】シャワー部140は、上述したシャワー接
続継手142と、シャワーヘッド150と、シャワー接
続継手142とシャワーヘッド150とを連絡するシャ
ワーホース154とを備える。シャワーヘッド150に
は、シャワーヘッド150からの吐水をオン・オフする
シャワー開閉ボタン152が設けられており、このシャ
ワー開閉ボタン152は導電ラインによりシャワー接続
継手142および接続継手44Bを介して制御装置90
に接続されている。
【0037】図11は、カウンタ200を設置した状態
での浴槽用吐水部160の断面を例示する断面図であ
る。図2,図3および図11に示すように、浴槽用吐水
部160は、水路部材161と、この水路部材161の
端部に設けられ本体20の接続継手44Cに接続される
浴槽用吐水口接続継手162と、水路部材161の他端
に設けられ浴槽230の上方に配置される浴槽用吐水口
178と、同じく水路部材161の他端に設けられ浴槽
用吐水口178からの吐水量の設定や吐水のオン・オフ
の操作を行なうバスユニット操作パネル180と、水路
部材161内に収納され浴槽用吐水口接続継手162と
浴槽用吐水口178とを連絡する連絡管170と、水路
部材161内に収納され連絡管170内を流れる混合湯
水の運動エネルギに基づいて発電を行なうと共に連絡管
170内を流れる混合湯水の流速を検出する発電機構1
90とを備える。なお、浴槽用吐水口接続継手162
は、図10に示した信号線168B,168Cの結線が
異なる点および導電ライン群168の種類が異なる点を
除いてシャワー接続継手142と同一の構成をしてい
る。よって、浴槽用吐水口接続継手162についての詳
細な説明は省略する。
【0038】水路部材161には、図2および図11に
示すように、水路部材161を浴室の壁に取り付けるた
めの取付部172が設けられており、ネジ176による
取り付けが可能となっている。バスユニット操作パネル
180は、浴槽用吐水口178からの吐水をオン・オフ
する浴槽用吐水口開閉ボタン182と、浴槽用吐水口1
78からの吐水量を10リットル単位で設定する吐水量
設定ボタン184と、吐水量設定ボタン184を操作す
る毎に変更される設定吐水量Qrを表示する液晶パネル
186とを備える。なお、バスユニット操作パネル18
0は、導電ラインにより浴槽用吐水口接続継手162お
よび接続継手44Cを介して制御装置90に接続されて
いる。
【0039】図12は図13に示す発電機構190の1
2−12線断面図、図13は図12に示す発電機構19
0の13−13線断面図である。図示するように、発電
機構190は、連絡管170に嵌挿される翼車用ハウジ
ング191と、翼車用ハウジング191内に回転自在に
取り付けられた翼車193と、翼車193の回転を翼車
用ハウジング191の外部に伝達する回転軸192と、
回転軸192により伝達される回転に基づいて発電する
発電機194とを備える。なお、図示しないが、翼車用
ハウジング191の発電機194側の壁面には、回転軸
192を嵌挿可能な貫通孔が形成されており、この貫通
孔内で回転軸192は、翼車用ハウジング191内が液
密に保たれるようシールされている。
【0040】発電機194は、例えばDCモータと同一
の構成として構成されており、回転軸192の回転速度
を検出する回転速度センサ195が並設されている。こ
の回転速度センサ195は、導電ラインにより浴槽用吐
水口接続継手162および接続継手44Cを介して制御
装置90に接続されている。
【0041】発電機194の出力端子は、充電ライン1
98およびバッテリ100からの電力を本体20の各部
等に供給する電力供給ライン130によりバッテリ10
0に接続されている。充電ライン198には、発電機1
94と電力供給ライン130との接続を司る接続器19
9が設けられている。この接続器199は、導線ライン
により制御装置90に接続されており、制御装置90に
よる駆動制御を受ける。なお、図示しないが、発電機1
94は、回転軸192の回転数が所定値以上のときに得
られる電力を所定範囲内の直流電圧とする変圧器を内蔵
している。この変圧器によって変圧される所定範囲内の
直流電圧は、バッテリ100の出力電圧以上の電圧と制
御装置90やカラン吐水用電磁弁42A等が動作可能な
最高電圧以下の電圧とにより設定される電圧である。
【0042】図14は、浴槽用吐水口178の動作を例
示する説明図である。図1および図14に示すように、
浴槽用吐水口178は、その取付部179により鉛直方
向を軸として回転自在に浴槽用吐水部160の下部に取
り付けられており、図14の矢印に示すように浴槽用吐
水口178は、未使用時には、浴槽用吐水部160の下
部、すなわちカウンタ200の下部に収納できるように
なっている。
【0043】図15は、湯水混合栓10の各部の電気的
な接続を制御装置90を中心として示すブロック図であ
る。制御装置90は、マイクロコンピュータを中心とし
た論理回路として構成され、詳しくは、予め設定された
制御プログラムに従って所定の演算等を実行するCPU
92と、CPU92で各種演算処理を実行するのに必要
な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたRO
M93と、同じくCPU92で各種演算処理を実行する
のに必要な各種データが一時的に読み書きされるRAM
94と、カラン・シャワー操作パネル82やバスユニッ
ト操作パネル180等の入力信号やシャワー接続継手1
42,162からの吐水の形態の信号などを入力する入
力処理回路95と、カラン吐水用電磁弁42A等の各電
磁弁やカラン・シャワー操作パネル82,接続器199
等へ駆動信号を出力する出力処理回路と、バッテリ10
0からの電力を所定の定電圧として各部に電源として供
給する定電圧回路とを備える。
【0044】カウンタ200は、樹脂(例えば、ポリフ
ェニレンスルフィドやポリアリレート,ポリエーテルイ
ミド,ポリスルホン,ポリエーテルケトン,ポリイミ
ド,ふっ素樹脂,液晶プラスチック等のエンジニアリン
グプラスチック等)により、本体20の上面を覆うよう
に(図2参照)、かつ浴槽用吐水部160をほぼ収納す
るように(図2および図11参照)射出一体成形で形成
されている。カウンタ200の上面は、継ぎ目がない平
坦な形状をしており、浴室用キャビネット5の小物など
を載置可能なカウンタとして使用できるようになってい
る。
【0045】次に、こうして構成される各部の組み付け
る様子について説明する。図16ないし図19は、湯水
混合栓10の取り付けの様子を例示する説明図である。
まず、図16に示すように、浴室に配管された給湯管と
給水管とに湯側取付金具16と水側取付金具18とを取
り付ける。次に、図17に示すように、湯側取付金具1
6および水側取付金具18に本体20を取り付ける。続
いて、この本体20の接続継手44Bにシャワー部14
0のシャワー接続継手142を接続してシャワー部14
0を取り付け、本体20の接続継手44Cに浴槽用吐水
部160の浴槽用吐水口接続継手162を接続すると共
に水路部材161を取付部172のネジ176により浴
室の壁に固定する(図18)。そして、本体20および
浴槽用吐水部160を覆うようにカウンタ200を取り
付けて湯水混合栓10を完成する(図19)。なお、下
部カバー132は、カウンタ200を取り付けた後に取
り付けられるようになっている。こうして組み付けられ
た湯水混合栓10の上方に、キャビネット210を取り
付ければ、図1に示す浴室用キャビネット5が完成す
る。
【0046】次に、こうして構成された湯水混合栓10
の動作について説明する。図20は、制御装置90によ
り実行される吐水制御ルーチンを例示するフローチャー
トである。この吐水制御ルーチンは、カラン・シャワー
操作パネル82のカラン開閉ボタン84やシャワー開閉
ボタン86,バスユニット操作パネル180の浴槽用吐
水口開閉ボタン182およびシャワーヘッド150のシ
ャワー開閉ボタン152のいずれかが押されたときに実
行される。
【0047】いずれかの開閉ボタンが押されて吐水制御
ルーチンが実行されると、CPU92は、まず各接続継
手44B,44Cに接続された各吐水部材(シャワー部
140および浴槽用吐水部160)の吐水口の吐水の形
態を、各接続継手44B,44Cから入力処理回路95
を介して入力する(ステップS100)。吐水部材の吐
水の形態は、図9および図10を用いて説明したよう
に、吐水部材が接続された接続継手44B,44Cの信
号線58B,58Cの信号レベルの組み合わせにより識
別することができる。
【0048】各吐水部材の吐水口の吐水の形態を認識し
たら、この吐水の形態と、押された開閉ボタンの吐水の
形態とに基づいて吐水を開始あるいは停止しようとする
吐水口を判定すると共に(ステップS102)、駆動す
る電磁弁を判定する(ステップS104)。
【0049】例えば、カラン・シャワー操作パネル82
のシャワー開閉ボタン86が押されると、各接続継手4
4B,44Cから入力される信号線58B,58Cの信
号レベルに基づいて各接続継手44B,44Cに接続さ
れた吐水部材(シャワー部140や浴槽用吐水部160
等)の吐水口の吐水の形態が判断される。そして、この
吐水の形態の判断に基づいて接続継手44Bに接続され
ている吐水部材(シャワー部140)の吐水口がシャワ
ー開閉ボタン86に対応する吐水口であると判定し、接
続継手44Bに至る管路に設けられた第一分岐水路電磁
弁42Bが駆動する電磁弁であると判定する。
【0050】シャワー部140のシャワーヘッド150
に設けられたシャワー開閉ボタン152が押されると、
接続継手44Bの導電ライン群58を介してシャワー開
閉ボタン152の操作が制御装置90に入力され、本ル
ーチンが起動される。シャワー開閉ボタン152の操作
は、制御装置90ではシャワー開閉ボタン86が押され
たときと同様に吐水の形態がシャワーである吐水口から
の吐水の開始あるいは停止の操作と認識されるから、シ
ャワー開閉ボタン86が押されたときと同一の処理がな
される。
【0051】浴槽用吐水部160に設けられたバスユニ
ット操作パネル180の浴槽用吐水口開閉ボタン182
が押されると、接続継手44Cの導電ライン群58を介
して浴槽用吐水口開閉ボタン182の操作が制御装置9
0に入力され、本ルーチンが起動される。この場合、浴
槽用吐水口開閉ボタン182の操作は、制御装置90で
は吐水の形態が浴槽用である吐水口からの吐水の開始あ
るいは停止の操作と認識されるから、吐水の形態の認識
が異なる点を除いて上述のシャワー開閉ボタン86が押
されたときと同様に処理される。すなわち接続継手44
Cに接続されている吐水部材(浴槽用吐水部160)の
吐水口が浴槽用吐水口開閉ボタン182に対応する吐水
口であると判定し、接続継手44Cに至る管路に設けら
れた第二分岐水路電磁弁42Cが駆動する電磁弁である
と判定する。
【0052】次に、駆動する電磁弁の開閉状態を調べて
吐水を開始あるいは停止しようとする吐水口が現在吐水
中であるか否かを判断する(ステップS106)。カラ
ン吐水用電磁弁42A等の各電磁弁は、上述したよう
に、実施例では常時閉の電磁弁であり、オンのとき、即
ち電圧を作用させているときのみが開であるから、電磁
弁へ電圧を作用させているか否かを調べることにより、
その電磁弁の開閉状態を判断することができる。
【0053】駆動する電磁弁の開閉状態を調べ、電磁弁
が閉のときには、吐水の開始であると判断して、出力処
理回路96から押された開閉ボタンとステップS104
で判定された電磁弁に駆動信号を出力し、押された開閉
ボタンを点灯すると共に(ステップS108)、電磁弁
を開弁して(ステップS110)、本ルーチンを終了す
る。一方、電磁弁が開のときには、吐水の停止であると
判断して、出力処理回路96から押された開閉ボタンと
ステップS104で判定された電磁弁に駆動信号を出力
し、押された開閉ボタンを消灯すると共に(ステップS
112)、電磁弁を閉弁して(ステップS114)、本
ルーチンを終了する。
【0054】こうして、カラン・シャワー操作パネル8
2やバスユニット操作パネル180等の開閉ボタンが押
されることにより、各開閉ボタンに対応した吐水口から
の吐水の開始あるいは停止がなされる。
【0055】次に、バスユニット操作パネル180の吐
水量設定ボタン184により浴槽用吐水口178からの
吐水量を設定した際の定量止水の処理について、図21
に示す定量止水処理ルーチンに基づき説明する。本ルー
チンは、バスユニット操作パネル180の浴槽用吐水口
開閉ボタン182が押され、浴槽用吐水口開閉ボタン1
82が押されたことにより駆動される電磁弁が開状態の
ときに所定時間毎(例えば、100msec毎)に繰り
返し実行される。
【0056】本ルーチンが実行されると、CPU92
は、まず発電機194に取り付けられた回転速度センサ
195により検出される回転軸192の回転数N、即ち
翼車193の回転数Nを入力処理回路95を介して読み
込む処理を実行する(ステップS120)。読み込んだ
翼車193の回転数Nと、予めROM93に記憶してい
る翼車193の回転数Nと連絡管170内を流れる混合
湯水の流量Qtとの関係を示す二元マップ(図示せず)
とから、連絡管170内の混合湯水の流量Qtを求める
(ステップS122)。そして、求めた流量Qtに基づ
いて浴槽用吐水口開閉ボタン182を押して吐水を開始
してからの積算流量Qsを算出する(ステップS12
4)。なお、積算流量Qsは、浴槽用吐水口開閉ボタン
182が押される毎に値0が代入される。
【0057】次に、算出した積算流量Qsと、吐水量設
定ボタン184により設定された設定吐水量Qrとを比
較し(ステップS126)、積算流量Qsが設定吐水量
Qr以上になったら、出力処理回路96から接続器19
9,バスユニット操作パネル180および浴槽用吐水口
開閉ボタン182を押したことにより開弁駆動された電
磁弁(第二分岐水路電磁弁42C)に駆動信号を出力し
て、接続器199をオフとして発電機194とバッテリ
100との接続を遮断すると共に(ステップS12
8)、浴槽用吐水口開閉ボタン182を消灯し(ステッ
プS130)、第二分岐水路電磁弁42Cを閉弁して
(ステップS132)、本ルーチンを終了する。なお、
ステップS128で接続器199により発電機194と
バッテリ100との接続を遮断するのは、浴槽用吐水口
178から吐水をしている状態では、後述する充電制御
ルーチンに基づきバッテリ100を充電しているから、
吐水を停止する際にバッテリ100の充電を停止するた
めである。
【0058】こうして実施例の湯水混合栓10では、浴
槽用吐水口178からの吐水量が吐水量設定ボタン18
4により設定した設定吐水量Qrとなったときに吐水を
終了することができる。なお、積算流量Qsが設定吐水
量Qr以上になる前に浴槽用吐水口開閉ボタン182が
押されると、上述した吐水制御ルーチンが実行され、浴
槽用吐水口178からの吐水が停止される。
【0059】次に、水路部材161内に取り付けられた
発電機194によって得られる電力によりバッテリ10
0を充電する際の制御について図22に示す充電制御ル
ーチンに基づき説明する。本ルーチンは、定量止水処理
ルーチンと同様に、バスユニット操作パネル180の浴
槽用吐水口開閉ボタン182が押され、浴槽用吐水口開
閉ボタン182が押されたことにより駆動される電磁弁
が開状態のときに所定時間毎(例えば、100msec
毎)に繰り返し実行される。
【0060】本ルーチンが実行されると、CPU92
は、まず回転速度センサ195により検出される回転軸
192の回転数Nを入力処理回路95を介して読み込む
処理を実行する(ステップS140)。次に、充電判定
フラグFの値を調べると共に(ステップS142)、読
み込んだ回転数Nを所定値Nrと比較する(ステップS
144,S154)。ここで、充電判定フラグFは、現
在充電中であるか否かを現わすフラグであり、本ルーチ
ンの後段の処理(ステップS146,S156)で値0
または値1に設定されるものである。実施例では、充電
判定フラグFが値1のときが充電中である。また、所定
値Nrは、発電機194によりバッテリ100を充電す
るのに十分な電力が得られる最小の回転数以上の値とし
て設定されるものである。
【0061】充電判定フラグFが値0で、回転数Nが所
定値Nr以上のときには、充電可能な状態になったと判
断して、充電判定フラグFに値1をセットすると共に
(ステップS146)、出力処理回路96を介して接続
器199に駆動信号を出力し、接続器199をオンとし
て(ステップS148)、本ルーチンを終了する。接続
器199がオンとされると、充電ライン198により発
電機194とバッテリ100とが接続されてバッテリ1
00の充電が開始される。充電判定フラグFが値0で、
回転数Nが所定値Nr未満のときには、まだ充電できな
い状態にあると判断して、このまま本ルーチンを終了す
る。
【0062】充電判定フラグFが値1で、回転数Nが所
定値Nr未満のときには、充電不能な状態になったと判
断して、充電判定フラグFに値0をセットすると共に
(ステップS156)、出力処理回路96を介して接続
器199に駆動信号を出力し、接続器199をオフとし
て(ステップS148)、本ルーチンを終了する。接続
器199がオフとされると、充電ライン198により発
電機194とバッテリ100との接続が遮断されてバッ
テリ100の充電が停止される。充電判定フラグFが値
1で、回転数Nが所定値Nr以上のときには、このまま
充電を続行すると判断して本ルーチンを終了する。
【0063】以上説明した実施例の湯水混合栓10によ
れば、混合弁22により混合された混合湯水を本体20
に設けられた吐水口であるカラン80とは異なる吐水口
である浴槽用吐水部160の浴槽用吐水口178から吐
水することができる。したがって、浴槽の上部に配管さ
れていない場合でも、浴室の配管工事をすることなく浴
槽用吐水口を設けることができる。しかも、本体20お
よび浴槽用吐水部160をカウンタ200で覆ったの
で、配管が露出することなくデザイン的に優れると共
に、カウンタ200の上面に石鹸やシャンプー等の小物
を載置することができる。さらにカウンタ200を備え
ることにより、外表面をシンプルな形状として、掃除し
易いものとすることができる。
【0064】また、実施例の湯水混合栓10によれば、
カラン吐水用電磁弁42A等の各電磁弁の駆動に必要な
電力や制御装置90の電源をバッテリ100から得るか
ら、浴室内の商用電源の配線工事を行なう必要がない。
実施例の湯水混合栓10によれば、浴槽用吐水部160
に発電機194を備え、発電機194により生じる電力
でバッテリ100を充電するから、バッテリ100の交
換時期を遅らせることができ、場合によってはバッテリ
100の交換を不要とすることもできる。実施例の湯水
混合栓10によれば、翼車193の回転軸192を回転
速度センサ195により検出して連絡管170内の流量
Qtを算出するから、浴槽用吐水口178からの吐水量
が設定吐水量Qrになったときに吐水を停止するといっ
た定量止水を行なうことができる。
【0065】実施例の湯水混合栓10によれば、各接続
継手44B,44Cに接続された吐水部材の接続継手
(シャワー接続継手142や浴槽用吐水口接続継手16
2)からの信号により、各接続継手44B,44Cに接
続された吐水部材の吐水口の吐水の形態を識別するか
ら、押された開閉ボタンに対応する吐水口から的確に吐
水することができる。したがって、図1に示す浴室の配
置と異なる配置、例えば図1の浴槽と洗い場とを逆に配
置した浴室に湯水混合栓10を設置する場合のように、
本体20の接続継手44Bに浴槽用吐水部160を接続
し、接続継手44Cにシャワー部140を接続しても、
各吐水部材の吐水口の吐水の形態を的確に判断すること
ができ、押された開閉ボタンに対応する吐水口から的確
に吐水することができる。すなわち本体20の接続継手
44B,44Cに吐水の形態が異なる吐水部材を接続し
ても的確に吐水することができる。
【0066】実施例の湯水混合栓10によれば、まず、
図23に示すように、浴槽用吐水部160を接続せずカ
ウンタ200に代えて長さの短いカウンタ200Bを備
える湯水混合栓10Bとして使用し、その後、本体20
に浴槽用吐水部160を接続しカウンタ200で覆うと
いった使用形態の選択性の高い湯水混合栓とすることが
できる。
【0067】実施例の湯水混合栓10によれば、本体2
0と浴槽用吐水部160とを覆うカウンタ200を備え
るから、形状,模様,色彩等が異なるカウンタ200を
各種用意することにより、使用者の好みに応じたデザイ
ンの湯水混合栓10を容易に設置することができる。
【0068】実施例の湯水混合栓10によれば、未使用
時には、浴槽用吐水口178を浴槽用吐水部160に収
納することができる。この結果、浴槽230を覆う風呂
蓋の開閉時に浴槽用吐水口178が邪魔することがな
く、風呂蓋を置くこともできる。また、浴槽230への
出入りに身体の一部をぶつけるといった不都合や、入浴
中に水滴が垂れるといった不都合を防止することができ
る。したがって、入浴スタイルも限定されることがな
い。
【0069】実施例の湯水混合栓10では、本体20の
接続継手44Cに浴槽用吐水部160を接続したが、本
体20の取り付け位置から浴槽までの距離が大きい場合
には、図24に示すように、本体20と浴槽用吐水部1
60とに延長部材250を介在させる構成としてもよ
い。この場合、延長部材250の接続端には、浴槽用吐
水口接続継手162と同様な構成の接続継手と接続継手
44Cと同一の接続継手が設けられている。この延長部
材250を介在させる場合、カウンタ200に代えて、
その長手方向が延長部材250の長さ分だけ長いカウン
タ200Cを用いる。このように長さの異なる延長部材
250とカウンタ200Cを複数用意すれば、本体20
の取り付け位置と浴槽との距離が如何なる距離であって
も湯水混合栓10をとりつけることができる。また、長
さの異なる延長部材250を用意するのに代えて、長さ
の異なる浴槽用吐水部160を複数用意する構成として
もよい。
【0070】実施例の湯水混合栓10では、本体20の
カラン・シャワー操作パネル82に、カラン80からの
吐水をオン・オフするカラン開閉ボタン84と、シャワ
ーヘッド150からの吐水をオン・オフするシャワー開
閉ボタン86とを配置したが、図25に示す操作パネル
82Bのように、カラン開閉ボタン84Bおよびシャワ
ー開閉ボタン86Bに加えて、浴槽用吐水部160の浴
槽用吐水口178からの吐水をオン・オフする浴槽用吐
水口開閉ボタン182Bと、設定吐水量Qrを10リッ
トル単位で設定する吐水量設定ボタン184Bと、吐水
量設定ボタン184Bを操作する毎に変更される設定吐
水量Qrを表示する液晶パネル186Bとを配置する構
成としてもよい。こうすれば、本体20の操作パネル8
2Bで浴槽用吐水口178からの吐水のオン・オフを指
示することができる。
【0071】実施例の湯水混合栓10では、洗い場に配
管された給湯管および給水管に本体20を取り付け、浴
槽用吐水部160により浴槽に吐水可能な構成とした
が、浴槽の上部に配管された給湯管および給水管に本体
20Dを取り付け、この本体20Dの接続継手44Bに
洗い場に延びる浴槽用吐水部160と同様な吐水部材を
接続する構成としてもよい。この場合、本体20Dに設
けられている吐水口を浴槽用吐水口とし、吐水部材に設
けられる吐水口をカランとして各吐水口の吐水の形態を
設定すると共に、吐水部材に設けられる操作パネルにカ
ランや浴槽用吐水口からの吐水をオン・オフする開閉ボ
タンを設けるのが好ましい。この構成とすれば、浴槽の
上部にのみ配管されている場合でも、配管工事なしに洗
い場での混合湯水の吐水が可能になる。
【0072】実施例の湯水混合栓10では、本体20お
よび浴槽用吐水部160を覆うカウンタ200の上面全
体を石鹸やシャンプーなどの小物を載置可能に形成した
が、カウンタの一部を浴槽の出入りに使用者が体を支え
るための手すりとして形成する構成としてもよい。例え
ば、図26および図27に示すように、カウンタ270
の浴槽近傍の一部に握り部272を形成する。こうすれ
ば、使用者は、浴槽の出入りの安定性をより増すことが
できる。
【0073】実施例の湯水混合栓10では、浴槽用吐水
部160に発電機194を備えたが、発電機194を備
えない構成としてもよい。この場合、発電機194に取
り付けた回転速度センサ195に代えて回転軸192の
回転数を検出するセンサを設ければ、このセンサの検出
信号に基づいて浴槽用吐水口178からの吐水を定量止
水することができる。また、湯水混合栓10では、回転
速度センサ195の検出信号に基づいて浴槽用吐水口1
78からの吐水を定量止水したが、他の定量止水の機
構、例えば、連絡管170にカムの回動により開閉する
開閉弁と、このカムのカム軸に回転軸192の回転を伝
達する機構とを設け、浴槽用吐水口開閉ボタン182が
押されると同時にカム軸を所定の回転位置まで回転させ
ることにより連絡管170に設けられた開閉弁を開弁
し、回転軸192の回転によりカム軸を回転させて閉弁
する構成等としてもよい。あるいは、浴槽用吐水口17
8の吐水を定量止水しない構成としても差し支えない。
【0074】実施例の湯水混合栓10では、本体20と
浴槽用吐水部160とを覆う部材としカウンタ200を
備えたが、カウンタ200を備えず、本体20の外表面
および浴槽用吐水部160の外表面をカウンタとして形
成する構成としてもよい。また、実施例の湯水混合栓1
0では、本体20と浴槽用吐水部160とを覆うカウン
タ200を一体成形したが、2あるいは3以上の部材に
よりカウンタ200を形成する構成としてもよい。実施
例の湯水混合栓10では、カウンタ200の上面全体を
平坦として石鹸やシャンプーなどの載置台として使用可
能としたが、カウンタ200の一部を載置台として使用
し得るよう形成してもよい。
【0075】実施例の湯水混合栓10では、本体20や
浴槽用吐水部160に必要な電力をバッテリ100によ
り供給したが、バッテリ100を備えず商用電源から供
給する構成としてもよい。このように、十分な電力の供
給が定常的に可能な場合、ハンドル40を回転させるこ
とにより付勢力調節部材38を介してバイアスバネ34
の予荷重を調節し、混合湯水の温度を調節する構成に代
えて、付勢力調節部材38を駆動するモータと混合湯水
の設定温度を入力する入力ボタンとを設け、設定温度を
入力することにより付勢力調節部材38の位置をモータ
で駆動する構成としてもよい。この場合、更に混合弁2
2の下流側に混合湯水の温度を検出する温度センサを設
け、この温度センサによって検出される温度に基づいて
付勢力調節部材38の位置をフィードバック制御するも
のとしてもよい。
【0076】実施例の湯水混合栓10では、浴槽用吐水
口178を取付部179において鉛直方向を軸として回
転自在に浴槽用吐水部160の下部に取り付け、未使用
時には浴槽用吐水口178が浴槽用吐水部160に収納
されるように構成したが、図28(a)に示すように、
浴槽用吐水口178Aを取付部179Aにより水平方向
を軸として回転自在に浴槽用吐水部160に取り付け、
図28(a)中の矢印に示すように、未使用時には浴槽
用吐水口178Aが浴槽用吐水部160の鉛直下方に収
納されるよう構成してもよい。また、図28(b)の浴
槽用吐水口178Bや図28(c)の浴槽用吐水口17
8Cおよび図28(d)の浴槽用吐水口178Dのよう
に、浴槽用吐水口を伸縮するよう構成し、未使用時に
は、浴槽用吐水口を縮めて浴槽用吐水部160の下部に
収納されるよう構成してもよい。
【0077】実施例の湯水混合栓10では、形状記憶合
金からなる感温バネ36を用いて混合湯水の温度を設定
温度で一定となるようにしたが、ワックスサーモを用い
て混合湯水の温度を設定温度で一定となるようにしても
よい。
【0078】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である湯水混合栓10を備え
る浴室用キャビネット5の概略を例示する斜視図であ
る。
【図2】湯水混合栓10の構成の概略を例示する分解斜
視図である。
【図3】湯水混合栓10の構成の概略を例示するブロッ
ク図である。
【図4】混合弁22の構造の概略を例示する説明図であ
る。
【図5】接続継手44Bの外観を示す平面図である。
【図6】図5の接続継手44Bの6−6線断面とシャワ
ー部140のシャワー接続継手142の断面を示す断面
図である。
【図7】接続継手44Bとシャワー接続継手142とを
接続した状態を示す断面図である。
【図8】接続継手44Bとシャワー接続継手142との
接続を解除する際の様子を示す説明図である。
【図9】接続継手44Bのソケット部56とシャワー接
続継手142のプラグ部146とにより接続される信号
線の一部の接続の様子を例示する説明図である。
【図10】接続継手44Bのソケット部56と浴槽用吐
水口接続継手162のプラグ部166とにより接続され
る信号線の一部の接続の様子を例示する説明図である。
【図11】カウンタ200を設置した状態でのカウンタ
200および浴槽用吐水部160の断面図である。
【図12】発電機構190の縦断面図である。
【図13】図12に示す発電機構190の13−13線
断面図である。
【図14】浴槽用吐水口178の動作を例示する説明図
である。
【図15】湯水混合栓10の各部の電気的な接続を制御
装置90を中心として示すブロック図である。
【図16】湯水混合栓10の取り付けの様子を例示する
説明図である。
【図17】湯水混合栓10の取り付けの様子を例示する
説明図である。
【図18】湯水混合栓10の取り付けの様子を例示する
説明図である。
【図19】湯水混合栓10の取り付けの様子を例示する
説明図である。
【図20】制御装置90により実行される吐水制御ルー
チンを例示するフローチャートである。
【図21】制御装置90により実行される定量止水処理
ルーチンを例示するフローチャートである。
【図22】制御装置90により実行される充電制御ルー
チンを例示するフローチャートである。
【図23】湯水混合栓10の変形例である湯水混合栓1
0Bを例示する斜視図である。
【図24】湯水混合栓10の変形例である湯水混合栓1
0Cを例示する分解斜視図である。
【図25】カラン・シャワー操作パネル82の変形例で
ある操作パネル82Bを例示する説明図である。
【図26】湯水混合栓10の変形例である湯水混合栓1
0Dを例示する斜視図である。
【図27】カウンタ270を設置した状態でのカウンタ
270および水路部材161Dの断面図である。
【図28】実施例の浴槽用吐水口178の変形例を列挙
した説明図である。
【符号の説明】
5…浴室用キャビネット 10…湯水混合栓 10B〜10D…湯水混合栓 16…湯側取付金具 16B,18B…止水栓 18…水側取付金具 18B…止水栓 18C…調圧部 18D…連絡管 20…本体 22…混合弁 24…混合弁ハウジング 26…湯側ポート 28…水側ポート 30…混合室 32…可動弁体 33…連絡孔 34…バイアスバネ 36…感温バネ 38…付勢力調節部材 40…ハンドル 41…主水路 41B…第一分岐水路 41C…第二分岐水路 42A…カラン吐水用電磁弁 42B…第一分岐水路電磁弁 42C…第二分岐水路電磁弁 44B,44C…接続継手 46…継手ハウジング 48…供給流路 50…接続室 52…弁座 54…軸ガイド 56…ソケット部 58…導電ライン群 58A〜58D…信号線 60…弁部材 62…弁体 64…軸 66…バネ 68…カップ 70…Vパッキン 72…下部固定リング 74…固定部材 75…爪部 76…上部固定リング 78…着脱リング 78A…鍔部 78B…ガイド部 80…カラン 82…カラン・シャワー操作パネル 84…カラン開閉ボタン 86…シャワー開閉ボタン 90…制御装置 92…CPU 93…ROM 94…RAM 95…入力処理回路 96…出力処理回路 100…バッテリ 130…電力供給ライン 132…下部カバー 140…シャワー部 142…シャワー接続継手 143…挿入部 144…先端部 146…プラグ部 148…導電ライン群 148A〜148D…信号線 150…シャワーヘッド 152…シャワー開閉ボタン 154…シャワーホース 160…浴槽用吐水部 161…水路部材 162…浴槽用吐水口接続継手 166…プラグ部 168…導電ライン群 168B,168C…信号線 170…連絡管 172…取付部 176…ネジ 178…浴槽用吐水口 179…取付部 180…バスユニット操作パネル 182…開閉ボタン 184…吐水量設定ボタン 186…液晶パネル 190…発電機構 191…翼車用ハウジング 192…回転軸 193…翼車 194…発電機 195…回転速度センサ 198…充電ライン 199…接続器 200…カウンタ 210…キャビネット 212…平面鏡 214,216…小物棚 218…照明装置 220…シャワーヘッド取付具 230…浴槽 250…延長部材 270…カウンタ 272…握り部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水の混合比を調節する混合弁と、該混
    合弁により混合された混合湯水を吐水する第1の吐水口
    とを備えた湯水混合栓であって、 前記混合弁から前記第1の吐水口に至る主水路から分岐
    し第2の吐水口から前記混合湯水を吐水する分岐水路を
    有し、外表面の少なくとも一部に載置部を形成してなる
    水路部材を備える湯水混合栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湯水混合栓であって、 前記第1の吐水口は、浴室の洗い場に配置されたカラン
    であり、 前記第2の吐水口は、前記浴室に設置された浴槽の上方
    に配置され、該浴槽に吐水する浴槽用吐水口である湯水
    混合栓。
  3. 【請求項3】 前記第2の吐水口は、前記水路部材に収
    納自在に取り付けてなる請求項2記載の湯水混合栓。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の湯水混合栓であって、 前記第1の吐水口は、浴室に設置された浴槽の上方に配
    置され、該浴槽に吐水する浴槽用吐水口であり、 前記第2の吐水口は、前記浴室の洗い場に配置されたカ
    ランである湯水混合栓。
  5. 【請求項5】 前記主水路に設けられ、開弁してから該
    主水路を通過する前記混合湯水が第1の所定量になった
    ときに閉弁して前記第1の吐水口からの吐水を停止する
    第1定量止水弁を備える請求項1ないし4いずれか記載
    の湯水混合栓。
  6. 【請求項6】 前記分岐水路に設けられ、開弁してから
    該分岐水路を通過する前記混合湯水が第2の所定量にな
    ったときに閉弁して前記第2の吐水口からの吐水を停止
    する第2定量止水弁を備える請求項1ないし5いずれか
    記載の湯水混合栓。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか記載の湯水混
    合栓であって、 前記水路部材は、 前記分岐水路を形成する分岐水路部材と、 該分岐水路部材を収納し、前記載置部が形成された分岐
    水路収納部材とからなる湯水混合栓。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の湯水混合栓であって、 前記分岐水路収納部材は、前記分岐水路部材に加え前記
    混合弁と前記主水路とを収納する部材である湯水混合
    栓。
  9. 【請求項9】 前記分岐水路収納部材は、前記載置部と
    して外表面の上面全体を平坦に形成してなる請求項7ま
    たは8記載の湯水混合栓。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9いずれか記載の湯水
    混合水栓であって、 前記水路部材は、前記載置部に加えて手すり部を形成し
    てなる湯水混合栓。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8いずれか記載の湯水
    混合水栓であって、 前記水路部材は、前記載置部に代えて手すり部を形成し
    てなる湯水混合栓。
  12. 【請求項12】 前記第1の吐水口近傍に該第1の吐水
    口および/または前記第2の吐水口からの吐水を操作す
    る第1の操作部を備える請求項1ないし11いずれか記
    載の湯水混合栓。
  13. 【請求項13】 前記第2の吐水口近傍に該第2の吐水
    口および/または前記第1の吐水口からの吐水を操作す
    る第2の操作部を備える請求項1ないし12いずれか記
    載の湯水混合栓。
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