JPH09142468A - プルトップ付缶詰缶 - Google Patents
プルトップ付缶詰缶Info
- Publication number
- JPH09142468A JPH09142468A JP33246395A JP33246395A JPH09142468A JP H09142468 A JPH09142468 A JP H09142468A JP 33246395 A JP33246395 A JP 33246395A JP 33246395 A JP33246395 A JP 33246395A JP H09142468 A JPH09142468 A JP H09142468A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pull
- opening
- opening direction
- breaking
- burrs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プルトップ付缶詰缶を開口する際、破断部
に形成されるバリを潰すことにより、手や口を切りにく
い安全な缶詰缶を提供する。 【構成】 上蓋(10)の平坦部に板厚弱の深さで開
口方向(A)に凹座のプルトップ部(10b)をプレス
成形する。凹座の根元には、板厚が半分程度にくびれた
破断ガイド形状(10c)が形成され、破断方向(B)
を開口方向(A)に対し大きくずらすことができる。プ
ルトップ部(10b)は、開口方向に対し上蓋外枠部
(10a)に干渉部(10a2)を有するため、互いの
破断部エッジをこすり合せながら開口し、破断部に形成
されるバリ(10a1,10b1)は潰され丸くなる。
に形成されるバリを潰すことにより、手や口を切りにく
い安全な缶詰缶を提供する。 【構成】 上蓋(10)の平坦部に板厚弱の深さで開
口方向(A)に凹座のプルトップ部(10b)をプレス
成形する。凹座の根元には、板厚が半分程度にくびれた
破断ガイド形状(10c)が形成され、破断方向(B)
を開口方向(A)に対し大きくずらすことができる。プ
ルトップ部(10b)は、開口方向に対し上蓋外枠部
(10a)に干渉部(10a2)を有するため、互いの
破断部エッジをこすり合せながら開口し、破断部に形成
されるバリ(10a1,10b1)は潰され丸くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプルトップ付缶詰缶に係
り、特にプルトップ開口時に開口部のバリが潰され安全
な缶詰缶に関するものである。
り、特にプルトップ開口時に開口部のバリが潰され安全
な缶詰缶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、プルトップ付缶詰缶の開口前の
上蓋断面図である。上蓋(1)の平坦部上面にV字断面
のスコア部(1c)がプレス成形されている。図7は、
プルトップ部(1b)を開口方向(A)に引張り上げス
コア部(1c)で破断した状態を示す断面図である。ス
コア部(1c)の破断方向(B)は、プルトップ部(1
b)の開口方向(A)と同方向で、開口後の上蓋外枠部
(1a)およびプルトップ部(1b)の開口部のエッヂ
には、バリ(1a1,1b1)が破断時に形成される。
上蓋断面図である。上蓋(1)の平坦部上面にV字断面
のスコア部(1c)がプレス成形されている。図7は、
プルトップ部(1b)を開口方向(A)に引張り上げス
コア部(1c)で破断した状態を示す断面図である。ス
コア部(1c)の破断方向(B)は、プルトップ部(1
b)の開口方向(A)と同方向で、開口後の上蓋外枠部
(1a)およびプルトップ部(1b)の開口部のエッヂ
には、バリ(1a1,1b1)が破断時に形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造において
は、破断部のエッヂにバリが残るため、開口時および空
缶回収時に手を切り易い。又、開口部に直接口を付けて
内容物を飲む場合、口を切り易い。
は、破断部のエッヂにバリが残るため、開口時および空
缶回収時に手を切り易い。又、開口部に直接口を付けて
内容物を飲む場合、口を切り易い。
【0004】
【課題を解決するための手段】プルトップ付缶詰缶の上
蓋プルトップの開口線に垂直な断面内において、プルト
ップの破断方向と開口方向をずらすことにより、プルト
ップ部と上蓋外枠部が破断ガイド部にてプルトップ開口
方向に重なり部を有し、かつ上記重なり部がプルトップ
開口時に干渉する方向にプルトップ開口方向を定めたこ
とを特徴とする。
蓋プルトップの開口線に垂直な断面内において、プルト
ップの破断方向と開口方向をずらすことにより、プルト
ップ部と上蓋外枠部が破断ガイド部にてプルトップ開口
方向に重なり部を有し、かつ上記重なり部がプルトップ
開口時に干渉する方向にプルトップ開口方向を定めたこ
とを特徴とする。
【0005】
【発明の作用・効果】このようなプルトップ付缶詰缶に
あっては、上蓋外枠部とプルトップ部の開口部エッヂが
破断の際、互いに干渉しこすり合いながら開口するた
め、開口部の破断とバリ潰しが同時かつ連続的に完了す
る。こうしてエッヂに残るバリが潰されることにより、
プルトップ開口時および空缶回収時に手を切りにくい。
又、開口部に直接口を付けて内容物を飲む場合も口を切
りにくい。
あっては、上蓋外枠部とプルトップ部の開口部エッヂが
破断の際、互いに干渉しこすり合いながら開口するた
め、開口部の破断とバリ潰しが同時かつ連続的に完了す
る。こうしてエッヂに残るバリが潰されることにより、
プルトップ開口時および空缶回収時に手を切りにくい。
又、開口部に直接口を付けて内容物を飲む場合も口を切
りにくい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。
する。
【0007】図3は、開口前のプルトップ付缶詰缶の全
体斜視図で、二点鎖線は開口後を示す。プルトップ部
(10b)は、破断ガイド形状(10c)がプルタブ
(30)の反対側で跡切れておりプルトップ部(10
b)は開口後も上蓋(10)に残される。図1は、図3
のI−I断面図を示す。上蓋(10)の平坦部には、板
厚弱の深さで開口方向(A)に凹座のプルトップ部(1
0b)がプレス成形されている。凹座の根元には、板厚
が半分程度にくびれた破断ガイド形状(10c)が形成
されているため、図示する破断方向(B)に破断が促さ
れる。図2は、図1における破断ガイド形状(10c)
の拡大断面図で、プルトップ部(10b)が破断した状
態を示し、二点鎖線は破断前のプルトップ部(10b)
を示す。プルトップ部(10b)を開口方向(A)に引
抜く場合、上蓋外枠部(10a)は干渉部(10a2)
を有する。これによりプルトップ部(10b)を開口す
るためには、プルトップ部(10b)及び上蓋外枠部
(10a)を弾性変形もしくは塑性変形させ互いのエッ
ヂをこすり合わせながら干渉部(10a2)を乗越える
必要がある。そのため開口の際、破断部に形成されたバ
リ(10a1,10b1)は潰され丸くなる。図4は、
図3のII−II断面図を示す。プルタブ(30)は、
かしめ部(10b3)によりプルトップ部(10b)に
固定され指を通すリング部(30a)を有す。又、先端
部(30b)は、破断ガイド形状(10c)の近傍の上
蓋外枠部(10a)の上部に位置する。図5は、リング
部(30a)に指を引掛け引上げ方向(C)にプルタブ
(30)を起こし、缶を開け始めた状態を示す断面図で
ある。プルタブ(30)は、挺子の原理で先端部(30
b)を支点としプルトップ部(10b)のかしめ部(1
0b3)を持上げ、かしめ部(10b3)近傍の破断ガ
イド形状(10c)の一部を破断する。プルトップ部
(10b)全体の開口は、リング部(30a)に指を通
し引張り上げれば完了する。空缶はプルトップ部(10
b)を缶内に押込んだ形で回収される。
体斜視図で、二点鎖線は開口後を示す。プルトップ部
(10b)は、破断ガイド形状(10c)がプルタブ
(30)の反対側で跡切れておりプルトップ部(10
b)は開口後も上蓋(10)に残される。図1は、図3
のI−I断面図を示す。上蓋(10)の平坦部には、板
厚弱の深さで開口方向(A)に凹座のプルトップ部(1
0b)がプレス成形されている。凹座の根元には、板厚
が半分程度にくびれた破断ガイド形状(10c)が形成
されているため、図示する破断方向(B)に破断が促さ
れる。図2は、図1における破断ガイド形状(10c)
の拡大断面図で、プルトップ部(10b)が破断した状
態を示し、二点鎖線は破断前のプルトップ部(10b)
を示す。プルトップ部(10b)を開口方向(A)に引
抜く場合、上蓋外枠部(10a)は干渉部(10a2)
を有する。これによりプルトップ部(10b)を開口す
るためには、プルトップ部(10b)及び上蓋外枠部
(10a)を弾性変形もしくは塑性変形させ互いのエッ
ヂをこすり合わせながら干渉部(10a2)を乗越える
必要がある。そのため開口の際、破断部に形成されたバ
リ(10a1,10b1)は潰され丸くなる。図4は、
図3のII−II断面図を示す。プルタブ(30)は、
かしめ部(10b3)によりプルトップ部(10b)に
固定され指を通すリング部(30a)を有す。又、先端
部(30b)は、破断ガイド形状(10c)の近傍の上
蓋外枠部(10a)の上部に位置する。図5は、リング
部(30a)に指を引掛け引上げ方向(C)にプルタブ
(30)を起こし、缶を開け始めた状態を示す断面図で
ある。プルタブ(30)は、挺子の原理で先端部(30
b)を支点としプルトップ部(10b)のかしめ部(1
0b3)を持上げ、かしめ部(10b3)近傍の破断ガ
イド形状(10c)の一部を破断する。プルトップ部
(10b)全体の開口は、リング部(30a)に指を通
し引張り上げれば完了する。空缶はプルトップ部(10
b)を缶内に押込んだ形で回収される。
【0008】このようなプルトップ付缶詰缶にあって
は、プルトップ部(10b)及び上蓋外枠部(10a)
の破断部に形成されるバリ(10a1,10b1)が潰
されて丸くなるため缶開口時に手を切りにくい。又、本
実施例に示すようにプルトップ部(10b)を非分離式
とし上蓋(10)の上部に残した状態であっても安全に
内容物を取り出せる。そして非分離式としたことでプル
トップ部(10b)が単独で捨てられることなく空缶回
収が可能となり、プルトップ部(10b)が缶内に押込
まれて回収されるため、回収作業者が怪我をすることも
ない。
は、プルトップ部(10b)及び上蓋外枠部(10a)
の破断部に形成されるバリ(10a1,10b1)が潰
されて丸くなるため缶開口時に手を切りにくい。又、本
実施例に示すようにプルトップ部(10b)を非分離式
とし上蓋(10)の上部に残した状態であっても安全に
内容物を取り出せる。そして非分離式としたことでプル
トップ部(10b)が単独で捨てられることなく空缶回
収が可能となり、プルトップ部(10b)が缶内に押込
まれて回収されるため、回収作業者が怪我をすることも
ない。
【0009】本実施例の他に、図示しないがジュース缶
やコンビーフ缶等にも幅広く応用可能である。ジュース
缶に応用する場合、通常プルトップ部を下に押込んで開
口するため、実施例のプルトップ部の凹座と開口方向を
逆にして従来のプルタブ構造を採用すればよい。こうす
れば幼児が開口部にうっかり舌を入れても舌を切りにく
い。又、実施例のようにプルトップ部の上開きを採用し
ても、露出したプルトップ部で口や鼻を切ることはな
い。プルトップ部の上開きは、上蓋上面にフィルムを貼
りつけ開口時にプルトップ部といっしょに捲り上げる構
造にすれば、飲み口の衛生対策も可能である。コンビー
フ缶に代表され缶側部の中央部で帯状に巻取り缶本体を
上下に分断する缶に応用すれば、破断部のエッヂが外に
露出した状態で空缶回収しても作業者が怪我をしにく
い。
やコンビーフ缶等にも幅広く応用可能である。ジュース
缶に応用する場合、通常プルトップ部を下に押込んで開
口するため、実施例のプルトップ部の凹座と開口方向を
逆にして従来のプルタブ構造を採用すればよい。こうす
れば幼児が開口部にうっかり舌を入れても舌を切りにく
い。又、実施例のようにプルトップ部の上開きを採用し
ても、露出したプルトップ部で口や鼻を切ることはな
い。プルトップ部の上開きは、上蓋上面にフィルムを貼
りつけ開口時にプルトップ部といっしょに捲り上げる構
造にすれば、飲み口の衛生対策も可能である。コンビー
フ缶に代表され缶側部の中央部で帯状に巻取り缶本体を
上下に分断する缶に応用すれば、破断部のエッヂが外に
露出した状態で空缶回収しても作業者が怪我をしにく
い。
【0010】
【図1】 本発明の一実施例であるプルトップ付缶詰缶
の開口前を示す図3のI−I断面図である。
の開口前を示す図3のI−I断面図である。
【図2】 図1においてプルトップ部の破断ガイド形状
を破断させた状態を示す拡大断面図である。
を破断させた状態を示す拡大断面図である。
【図3】 本発明の一実施例であるプルトップ付缶詰缶
の全体斜視図である。
の全体斜視図である。
【図4】 図3のII−II断面図でプルトップ部の開
口前を示す。
口前を示す。
【図5】 図4のプルタブを起こし缶を開け始めた状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】 従来のプルトップ付缶詰缶の開口前を示す断
面図である。
面図である。
【図7】 図6においてプルトップ部を破断させた状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【0011】
A:開口方向, B:破断方向, C:引上げ方
向,10:上蓋, 10a:上蓋外枠部, 10
b:プルトップ部,10c:破断ガイド形状, 10
a1,10b1:バリ,10a2:干渉部, 10b
3:かしめ部, 20:缶本体,30:プルタブ,
30a:リング部, 30b:先端部
向,10:上蓋, 10a:上蓋外枠部, 10
b:プルトップ部,10c:破断ガイド形状, 10
a1,10b1:バリ,10a2:干渉部, 10b
3:かしめ部, 20:缶本体,30:プルタブ,
30a:リング部, 30b:先端部
Claims (1)
- 【請求項1】 上蓋プルトップの開口線に垂直な断面内
において、プルトップの破断方向と開口方向をずらすこ
とにより、プルトップ部と上蓋外枠部が破断ガイド部に
てプルトップ開口方向に重なり部を有し、かつ上記重な
り部がプルトップ開口時に干渉する方向にプルトップ開
口方向を定めたプルトップ付缶詰缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33246395A JPH09142468A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | プルトップ付缶詰缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33246395A JPH09142468A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | プルトップ付缶詰缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09142468A true JPH09142468A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18255262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33246395A Pending JPH09142468A (ja) | 1995-11-15 | 1995-11-15 | プルトップ付缶詰缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09142468A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006097869A1 (en) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Domenico Colombo | A lid equipped with opening means for foodstuff metal containers |
JP2011026006A (ja) * | 2009-06-28 | 2011-02-10 | Nihon Tetra Pak Kk | 液体食品用容器のストロー用開口装置 |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP33246395A patent/JPH09142468A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006097869A1 (en) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Domenico Colombo | A lid equipped with opening means for foodstuff metal containers |
JP2011026006A (ja) * | 2009-06-28 | 2011-02-10 | Nihon Tetra Pak Kk | 液体食品用容器のストロー用開口装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9511411B2 (en) | Tab for a closure and process for making such tab | |
JPS6333804Y2 (ja) | ||
CA1178905A (en) | Proof of purchase for cans | |
US4211335A (en) | Fracture resistant retained lever tab and method of manufacture | |
US4096967A (en) | Ecological easy-open can end | |
JPH05162750A (ja) | 缶の引裂片蓋 | |
EP1034054B1 (en) | Container-end tab and method of manufacturing same | |
US3757989A (en) | Can end with inseparable tear strip | |
US4511299A (en) | Pull-tab forming method | |
US4759464A (en) | Safe opening container lid | |
US4701090A (en) | Method of manufacture of a can end with a push in vent tab and main tab | |
US3870001A (en) | Can end with inseparable tear strip | |
JP2002145263A (ja) | 安全端付き開口容易缶蓋及びその製造方法 | |
JPH09142468A (ja) | プルトップ付缶詰缶 | |
EP0158711A2 (en) | A container lid having a safe open edge | |
JPH05178346A (ja) | ステイオンタブおよびその製造方法 | |
JP2000128167A (ja) | ステイオンタブらくらく蓋開けの構造 | |
JP3682999B2 (ja) | ステイオンタブ式缶蓋 | |
JP5475556B2 (ja) | 缶蓋及びそのタブの製造方法 | |
US4781303A (en) | Container with a non-removable opening tab apparatus | |
CN215205904U (zh) | 一种防划伤易拉盖 | |
JPH01308744A (ja) | タブ不分離型容易開放缶蓋 | |
JP3004948U (ja) | 開口容易缶蓋 | |
JPS6264441A (ja) | 容器蓋における裂開部の形成方法 | |
JPH01182246A (ja) | タブ不分離型イージーオープン缶蓋 |